JPH02285919A - ディジタルリレー装置 - Google Patents

ディジタルリレー装置

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JPH02285919A
JPH02285919A JP1103685A JP10368589A JPH02285919A JP H02285919 A JPH02285919 A JP H02285919A JP 1103685 A JP1103685 A JP 1103685A JP 10368589 A JP10368589 A JP 10368589A JP H02285919 A JPH02285919 A JP H02285919A
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JP
Japan
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inspection
output
digital relay
digital
trip
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JP1103685A
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Hitoshi Kato
等 加藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は一般にディジタルリレー装置に関し、特に例え
ば、電力系統の電圧・電流を、適当な周期でサンプリン
グし、量子化されたディジタル量に変換し、これを予め
用意されたプログラムで計算処理して、系統事故の有無
を判断する複数のディジタルリレーを具備したディジタ
ルリレー装置に関する。
(従来の技術) 第4図は、上述した複数のディジタルリレーを具備した
従来のディジタルリレー装置の全体的な構成図である。
第4図において、電源設備1は、遮断器5が接続されて
いる配電線21、母線22及び遮断器6が接続されてい
る配電線23を通して負荷(図示しない)に対して所定
の電力を供給するものである。電源設備1と遮断器5と
の間の配電線21には、計器用変流器CT2が配設され
ており、この計器用変流器CT2は、配電線21を流れ
る電流を測定してディジタルリレー7に出力するように
なっている。母線22には計器用変圧器PT4が接続さ
れており、この計器用変圧器PT4は、母線22側の電
圧を測定して前記ディジタルリレー7及びディジタルリ
レー8に出力するようになっている。更に、配電線23
の遮断器6が接続されている部位よりも負荷寄りの部位
には、計器用変流器CT3が配設されており、この計器
用変流器CT3は、配電線23を流れる電流を測定して
ディジタルリレー8に出力するようになっている。前記
遮断器5の開/閉動作は、ディジタルリレー7によって
、又前記遮断器6の開/閉動作は、ディジタルリレー8
によって夫々制御されるようになっている。
第5図は、上述したディジタルリレー7.8の内部構成
(即ち、機能構成)を示したブロック図である。ディジ
タルリレー7及びディジタルリレー8は、互いの構成が
同一であるので、以下説明の都合上、ディジタルリレー
7について詳述することとする。第5図において、アナ
ログ・ディジタル変換器(以下、「A/D変換器」とい
う)9は、計器用変流器CT2の二次側、計器用変圧器
PT4の二次側より夫々入力される電流測定値i、電圧
測定値V等のアナログ量をディジタル量に変換して演算
装置10の入力データ検出部10bに出力する。
補助リレーA1補助リレーB、補助リレーCは、ディジ
タルリレー7の110部を構成している。
補助リレーAは、トリップ信号を外部(即ち、遮断器5
側)へと出力するために設けられているもので、演算装
置10のトリップ処理部10cからの出力信号又は演算
装置10の点検処理部10dからの出力信号によって閉
成動作して、外部に対しく即ち、遮断器5に対し)トリ
ップ出力するようになっている。又、補助リレーAは、
前記トリップ処理部10cからの出力信号又は点検処理
部10dからの出力信号によって開成動作したときに点
検処理部10dに所定の信号を出力するようになってい
る。
補助リレーBは、トリップロック信号を外部へと出力す
るために設けられているもので、前記点検処理部10d
からの出力信号によって開成動作して、外部に対しく即
ち、遮断器5に対し)トリップ信号を出力するようにな
っている。
補助リレーCは、閉成することにより、前記点検処理部
10dにより補助リレーBを介して外部にトリップロッ
ク信号が出力され、このトリップロック信号によって生
成されたトリップロック出力のアンサーバック信号を、
前記点検処理部10dに出力するようになっている。
演算装置10は、前記入力データ検出部10bを始め、
整定値データ保持部10a、)リップ処理部10c及び
点検処理部10dを有している。
整定値データ保持部10aは、動作値として所定の整定
値データを予め保持している。入力データ検出部10b
は、整定値データ保持部10aによって保持されている
整定値データ(即ち、ディジタルリレーの運用に際して
選定された適正値データ)と、A/D変換器9から出力
された電流測定値データ、電圧測定値データとを比較し
、該比較の結果に応じてトリップ処理部10C1点検処
理部10dに所定の信号を出力するようになっている。
即ち、前記A/D変換器9を介して与えられる入力デー
タが、前記整定値データよりも大きく、電力系統に事故
が発生したと判断したときには、点検処理部10dから
の出力により点検処理部10dがディジタルリレー7に
関する一連の自動点検処理動作を実行中でないことを確
認した後点検処理部10dにロック信号(点検処理動作
禁止の信号)を出力するとともに、トリップ処理部10
cに対してはトリップ処理指令信号を出力する。点検処
理部10dは、ディジタルリレー7(或いはディジタル
リレー8)によるディジタルリレー自身の保守、自動点
検処理動作を容易にするために演算装置10内に設けら
れているもので、点検起動タイマ11から出力される動
作指令信号により最も重要な前記110部の自動点検を
一定周期(例えば、1日に1回)毎に実行する。点検処
理部10dによる前記110部の自動点検は、前記入力
データ検出部10bが、A/D変換器9からの出力デー
タが整定値データ保持部10aによって保持されている
整定値データよりも小さい(即ち、電力系統において事
故が発生していない)ことを確認した後に、点検起動タ
イマ11から出力される動作指令信号により開始される
ようになっている。点検処理部10dによる上記110
部を始めとする各部の自動点検は、まず、トリップ処理
部10cによる一連のトリップ処理動作を規制すべくト
リップ処理部10cに対してロック信号を出力し、次い
で補助リレーB、  Cを開成状態として外部(即ち、
遮断器5)に遮断器トリップロック信号を出力するとと
もに、この遮断器トリップロック信号の出力に起因して
外部(即ち、遮断器5)から与えられるトリップロック
出力アンサーバック信号を入力し、更に補助リレーAを
開成状態として点検時の遮断器トリップ信号を遮断器5
に対して出力することによって行なわれる。
トリップ処理部10cは、入力データ検出部10bによ
って制御されて補助リレーAを開成状態とするとともに
、補助リレーAを介して外部に遮断器トリップ信号を出
力するようになっている。
次に、第5図にて図示した構成の動作について、主に第
6図にて図示するフローチャートを併用しながら説明す
る。
A/D変換器9から、前述した電流測定値データ、電圧
測定値データが出力されると、人力データ検出部10b
は前記データを読込んで(ステップ101)、この読込
んだデータと整定値データ保持部10aに保持されてい
る整定値データとを比較演算し、前記読込んだデータと
整定値データとのいずれが大きいか判断する(ステップ
102)。ステップ102において、整定値データの方
が大きいと判断すると、点検起動タイマ11がON状態
となり、点検起動タイマ11から動作指令信号が出力さ
れたことを点検処理部10dからの出力によって確認し
たときには(ステップ103)、点検処理部10dをし
てトリップ処理部10cにより遮断器トリップ信号の出
力をロックせしめるべくトリップ処理部10cにロック
信号を出力せしめるとともに補助リレーBを介して外部
に遮断器5のトリップをロックするためのトリップロッ
ク信号を出力させる(ステップ104)。ステップ10
4において点検処理部10dからトリップロック信号を
出力させると、このトリップロック信号の出力に起因す
るトリップロック出力のアンサーバック信号が補助リレ
ーCを介して与えられていることを点検処理部10dか
らの出力により確認しくステップ105)、点検処理部
10dが点検動作を行なっているときに出力することに
なっている点検時の遮断器トリップ信号を補助リレーA
を介して外部に出力させる(ステップ106)。ステッ
プ106にて点検処理部10dから出力させた点検時の
遮断器トリップ信号に起因するトリップ出力のアンサー
バック信号が、補助リレーCを介して与えられているこ
とを点検処理部10dからの出力により確認すると点検
処理部10dをして補助リレーをリセット状態(即ち、
開成状態)にせしめる(ステップ107)。点検処理部
10dが予め設定されている時間Tが経過したことを、
例えば、前記点検起動タイマ11から出力される信号に
よって確認し、この確認結果を入力データ検出部10b
lZffl力すると(ステップ108)、点検処理部1
0dを制御してステップ104にて補助リレーBを介し
て外部に出力していたトリップロック信号をリセットさ
せる(ステップ109)。即ち、前記点検処理部10d
によるステップ104〜ステツプ109に到る一連の点
検処理動作が終了することとなる。ここで、ステップ1
08にて示した時間Tは、ステップ106において出力
した遮断器5へのトリップ信号の出力タイミングと、ス
テップ109におけるステップ104にて出力したトリ
ップロック信号のリセットのタイミングとがラップしな
いようにするためのもので、前記両信号の出力タイミン
グのラップによる遮断器5のミストリップを防止するた
めに設定されている。
一方、ステップ102において、入力データの方が整定
値データよりも大きいと判断したときには、ステップ1
10に移行する。入力データ検出部10bは、点検処理
部10dが前述したステップ104〜ステツプ109に
て示す一連の点検処理動作を実行中であるか否かを点検
処理部10dからの出力信号によって判断しくステップ
110)、点検処理部10dが点検処理動作を実行して
いないと判断したときには、ステップ113に移行する
。即ち、トリップ処理部10cに出力することによって
、トリップ処理部10cをして一連のトリップ処理動作
(即ち、補助リレーAを閉成することによって、遮断器
5にトリップ信号を出力して遮断器5をトリップ状態と
する)を行なわしめる(ステップ113、ステップ11
4)。
ステップ110において、点検処理部10dが前記一連
の点検処理動作を実行中であると認識すると、点検処理
部10dをしてそのまま点検処理動作を実行させ(ステ
ップ111)、点検処理部10dからの出力信号によっ
て前記点検処理動作が終了したことを確認したときには
(ステップ112)、ステップ113、ステップ114
にて示した処理動作に移行することとなる。
以上説明した内容から明らかなように、第4図、第5図
にて図示したディジタルリレー7(或いはディジタルリ
レー8)は、電力系統に多様な事故が発生したときのト
リップ処理と、点検起動タイマ11によるディジタルリ
レー7(8)自身の点検処理との2つの機能を有してお
り、必要に応じて上記2種の処理が各々実行されている
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したごとき構成のディジタルリレー7、
ディジタルリレー8を具備した従来のディジタルリレー
装置にあっては、ディジタルリレー7又はディジタルリ
レー8によるディジタルリレー自身の自動点検中に、例
えば、第4図の配電線21の遮断器5と母線22との間
のF点にて短絡事故が発生すると、この短絡事故に起因
して電源段R1より配電線21に事故電流■が流れ、計
器用変流器CT2は、この事故電流Iにより前記短絡事
故を検知して事故電流iを出力し、又、計器用変圧器P
T4は、前記短絡事故を検知して事故電圧Vを出力する
。上記事故電流iは、ディジタルリレー7に入力され、
又、上記事故電圧Vは、ディジタルリレー7及びディジ
タルリレー8に人力される。
しかしながら、上記計器用変流器CT2からの事故電流
iの出力と上記計器用変圧器PT4からの事故電圧Vの
出力とによってディジタルリレー7又はディジタルリレ
ー8が前記F点での短絡事故を認識したとしても、前記
従来のディジタルリレー装置においては、第6図にて示
したフローチャートを参照して明らかなように、一連の
ディジタルリレー自身の自動点検処理の動作が終了しな
い限り遮断器5のトリップ処理が実行されないようにな
っている。そのため、遮断器5をトリップすることによ
って行なわれる電力系統の保護遮断が遅れることとなり
、最悪の場合には健全な上位系統の保護装置がトリップ
処理が必要な系統の保護装置よりも先に動作してしまい
、電力系統全体としての保護協調態勢が崩れ、電力系統
全体が停止してしまうおそれがあった。
従って本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目
的は、いずれかのディジタルリレーが自動点検動作を実
行しているときに、この自動点検動作実行中のディジタ
ルリレーの171J御対象たるMK器が接続されている
系統の部位に何らかの事故が発生しても、待機状態にあ
るディジタルリレーが前記事故を検知して前記自動点検
動作中のディジタルリレーを瞬時にして電力系統の保護
動作に切り換え、事故を検知した時点で直ちに電力系統
の保護を行なうことが可能なディジタルリレー装置を提
供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に係るディジタルリレ
ー装置は、電力系統の複数個所にそれぞれ設けられ、事
故検出時該当する個所に設けられた対応する遮断器にト
リップ指令を与えるディジタルリレーと、これらディジ
タルリレー毎に設けられ対応するディジタルリレーが事
故を検出していないことを条件に点検指令を生じ、かつ
対応する遮断器にトリップロック出力を与える点検処理
手段と、前記ディジタルリレー毎に設けられ、対応する
ディジタルリレーが事故を検出したことにより、近くに
位置する他のディジタルリレーへの点検中止出力を生じ
る点検中止出力手段と、各ディジタルリレー毎に設けら
れ他のディジタルリレーからの点検中止出力が入力され
ることにより、前記トリップロック出力をリセットする
トリップロックリセット手段とを備えた構成としたもの
である。
(作 用) 上述した構成において、電力系統の複数個所にそれぞれ
設けられたディジタルリレーは、事故検出時該当する個
所に設けられた対応する遮断器にトリップ指令を与え、
前記ディジタルリレー毎に設けられた点検処理手段は、
対応するディジタルリレーが事故を検出していないこと
を条件に点検指令を生せしめるとともに対応する遮断器
にトリップロック出力を与え、前記ディジタルリレー毎
に設けられた点検中止出力手段は、ディジタルリレーが
事故を検出したことにより近くに位置する他のディジタ
ルリレーへの点検中止出力を生ぜしめ、各ディジタルリ
レー毎に設けられたトリップロックリセット手段は、他
のディジタルリレーからの点検中止出力が入力されるこ
とにより、前記点検処理手段からのトリップロック出力
リセットをするものである。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図は、本発明の一実施例に従うディジタルリレー装
置の全体的な構成図である。第1図にて図示した本発明
の一実施例に従うディジタルリレー装置の構成は、前記
第4図にて図示した従来技術に従うディジタルリレー装
置の構成に、史に2個のディジタルリレー点検中止接点
D al、 D a2を、ディジタルリレー7.8間に
接続することとした以外は、前記従来技術に従うディジ
タルリレー装置の構成と同一である。よって、第1図に
おいて前記第4図にて図示したものと同一物には、同一
符号を付してそれらの説明を省略する。
第2図は、前記第1図にて図示したディジタルリレー7
.8の内部構成(即ち、機能構成)を示したブロック図
である。第2図にて図示した本発明の一実施例に従うデ
ィジタルリレー装置が具備しているディジタルリレー7
.8の構成は、前記第5図にて図示した従来技術に従う
ディジタルリレー7.8の構成に、前記第1図にて図示
したディジタルリレー点検中止接点D al、 D a
2に対応する補助リレーD1補助リレーEを110部に
配設することとした以外は、前記従来技術に従うディジ
タルリレー7.8の構成と同一である。よって、第2図
において、前記第5図にて図示したものと同一物には同
一符号を付してそれらの説明を省略する。なお、ディジ
タルリレー7及びディジタルリレー8は、互いの構成が
同一であるので、以下ディジタルリレー7についてのみ
説明し、ディジタルリレー8に関する説明は省略する。
第2図において、入力データ検出部10bは、A/D変
換器9から与えられる入力データと、整定値データ保持
部10aに保持されている整定値データとを比較演算し
、この比較演算の結果、入力データが整定値データより
も大きかったときに電力系統に事故が発生したものと判
断して、トリップ処理部10cをして遮断器トリップ信
号を出力せしめるべくトリップ処理部10cに指令出力
する。これとともに、入力データ検出部10bは、他方
のディジタルリレー(即ち、ディジタルリレー8)の自
動点検動作を停止せしめるべく、前記補助リレーD1補
助リレーDと連動するディジタルリレー点検中止接点 
Daを閉成せしめ、補助リレーD1ディジタルリレー点
検中止接点Daを介して自動点検中止指令信号を出力す
る。点検処理部10dは、入力データ検出部10bから
の出力によって制御される。点検処理部10dは、入力
データ検出部10bからの出力に基づいてディジタルリ
レー7の自動点検動作を行なっているときに、ディジタ
ルリレー点検中止接点Da2及びディジタルリレー点検
中止接点Da2と連動する補助リレーEを介してディジ
タルリレー8側の人力データ検出部10bから自動点検
中止指令信号が出力されたことを認識したときには、こ
の自動点検中止指令信号に基づいてディジタルリレー7
自身の自動点検を中止するようになっている。
次に、第2図にて図示した構成の動作について、主に第
3図にて図示するフローチャートを併用しながら説明す
る。第3図にて図示したフローチャートは、前記第6図
にて図示したフローチャートに自動点検処理動作実行中
でないディジタルリレー8から出力された自動点検中止
指令信号によって直ちに一連のトリップ処理が実行され
るステップが追加されたこと以外は、前記第6図にて図
示したフローチャートと同一である。よって、第3図に
おいて、前記第6図にて図示したものと同一ステップに
は同一符号を付してそれらの説明を省略する。
第3図において、入力データ検出部10bが点検処理部
10dからの出力に基づいて点検処理部10dがディジ
タルリレー7の自動点検処理動作を実施していると判断
したときには(ステップ110)、ディジタルリレー8
の入力データ検出部10bからディジタルリレー点検中
止接点Da2、補助リレーEを介して自動点検中止指令
信号が出力されているか否かをチエツクする(ステップ
115)。ステップ115において、ディジタルリレー
8から自動点検中止指令信号が出力されていると判断す
ると、点検処理部10dは、ディジタルリレー7側の入
力データ検出部10bの制御下でこの自動点検中止指令
信号に基づいて、ステップ104〜ステツプ109に至
る一連の自動点検処理動作を中止しくステップ116)
、予め設定されている時間Tが経過したことを、例えば
、前記点検起動タイマ11から出力される信号によって
確認すると(ステップ117)、ステップ118に移行
する。点検処理部10dは、ディジタルリレー7側の入
力データ検出部10bの制御下で、補助リレーBを介し
て出力していた遮断器トリップロック信号の出力をリセ
ットしくステップ118)、次いでトリップ処理部10
cを制御することにより開成状態となった補助リレーA
を介して遮断器トリップ信号を出力し、一連のトリップ
処理動作を実行することとなる(ステップ113、ステ
ップ114)。
以上説明した内容から明らかなように、本発明。
に従う一実施例によれば、第1図にて図示した電力系統
のF点にて短絡事故が発生すると、ディジタルリレー7
が自動点検処理動作を行なっている最中であっても、デ
ィジタルリレー8は計器用変圧器PT4を介して人力さ
れる事故電圧Vにより、前記電力系統のF点に発生した
短絡事故を検知してディジタルリレー7に対して自動点
検中止指令信号を出力し、この自動点検中止指令信号に
よってディジタルリレー7は直ちに前記自動点検処理動
作を中止するとともに直ちにトリップ処理を実行するこ
ととしたので、一方のディジタルリレー7が自動点検処
理動作を行なっているときに、前記F点に短絡事故が発
生した場合には他方のディジタルリレー8によって前記
一方のディジタルリレーの自動点検処理動作が中止せし
められ、瞬時にして前記一方のディジタルリレー7によ
る遮断器らに対するトリップ出力が可能となった。
なお、本実施例において、ディジタルリレー7゜8が具
備する演算装置10は、整定値データ保持部10aを始
め、人力データ検出部10b、トリップ処理部10 c
 s点検処理部10dを有しており、これら各部は、い
ずれもソフトウェアによって各々の機能が演算装置10
内部に実現されるようになっているものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、電力系統の複数
個所にそれぞれ設けられたディジタルリレーは、事故検
出時該当する個所に設けられた対応する遮断器にトリッ
プ指令を与え、前記ディジタルリレー毎に設けられた点
検処理手段は、対応するディジタルリレーが事故を検出
していないことを条件に点検指令を生せしめるとともに
対応する遮断器にトリップロック出力を与え、前記ディ
ジタルリレー毎に設けられた点検中止出力手段は、ディ
ジタルリレーが事故を検出したことにより近くに位置す
る他のディジタルリレーへの点検中止出力を生ぜしめ、
各ディジタルリレー毎に設けられたトリップロックリセ
ット手段は、他のディジタルリレーからの点検中止出力
が入力されることにより、前記点検処理手段からのトリ
ップロック出力をリセットすることとしたので、いずれ
かのディジタルリレーが自動点検動作を実行していると
きに、この自動点検動作実行中のディジタルリレーの制
御対象たる遮断器が接続されている系統の部位に何らか
の事故が発生しても、待機状態にあるディジタルリレー
が前記事故を検知して前記自動点検動作中のディジタル
リレーを瞬時にして電力系統の保護動作に切り換えるこ
とが可能となり、事故を検知した時点で直ちに電力系統
の保護が行なえるようになった。
1図にて図示したディジタルリレーの内部構成を示した
ブロック図、第3図は、前記第2図にて図示した構成の
動作を示すフローチャート、第4図は、従来技術に従う
ディジタルリレー装置の全体的な構成図、第5図は、前
記第4図にて図示したディジタルリレーの内部構成を示
したブロック図、第6図は、前記第5図にて図示した構
成の動作を示すフローチャートである。
1・・・電源設備、2,3・・・計器用変流器、4・・
・計器用変圧器、5.6・・・遮断器、7.8・・・デ
ィジタルリレー、10・・・演算装置、10b・・・入
力データ検出部、21.23・・・配電線、22・・・
母線、D al。
Da2・・・ディジタルリレー点検中止出力接点。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電力系統の複数個所にそれぞれ設けられ、事故検出時該
    当する個所に設けられた対応する遮断器にトリップ指令
    を与えるディジタルリレーと、これらディジタルリレー
    毎に設けられ対応するディジタルリレーが事故を検出し
    ていないことを条件に点検指令を生じ、かつ対応する遮
    断器にトリップロック出力を与える点検処理手段と、前
    記ディジタルリレー毎に設けられ、対応するディジタル
    リレーが事故を検出したことにより、近くに位置する他
    のディジタルリレーへの点検中止出力を生じる点検中止
    出力手段と、 各ディジタルリレー毎に設けられ他のディジタルリレー
    からの点検中止出力が入力されることにより、前記トリ
    ップロック出力をリセットするトリップロックリセット
    手段と、 を備えたことを特徴とするディジタルリレー装置。
JP1103685A 1989-04-24 1989-04-24 ディジタルリレー装置 Pending JPH02285919A (ja)

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JP1103685A JPH02285919A (ja) 1989-04-24 1989-04-24 ディジタルリレー装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120126626A1 (en) * 2009-08-06 2012-05-24 Sma Solar Technology Ag Device for supplying electrical energy from a plurality of strings of photovoltaic modules to a power grid

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120126626A1 (en) * 2009-08-06 2012-05-24 Sma Solar Technology Ag Device for supplying electrical energy from a plurality of strings of photovoltaic modules to a power grid

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