JPH07131927A - 計器用変圧器の2次短絡保護装置 - Google Patents

計器用変圧器の2次短絡保護装置

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JPH07131927A
JPH07131927A JP27451393A JP27451393A JPH07131927A JP H07131927 A JPH07131927 A JP H07131927A JP 27451393 A JP27451393 A JP 27451393A JP 27451393 A JP27451393 A JP 27451393A JP H07131927 A JPH07131927 A JP H07131927A
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JP
Japan
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protection switch
voltage
short
command
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27451393A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Kawabuchi
芳樹 川渕
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒューズを用いることなく、2次短絡時に過電
流が流れて巻線が焼損するのを防止することができる計
器用変圧器の2次短絡保護装置を提供する。 【構成】計器用変圧器VTの2次巻線w2 と2次負担L
との間に保護スイッチ1を挿入し、保護スイッチ1の両
端に過電流抑制インピーダンス2を並列接続する。2次
負担Lの両端の電圧を検出して、電圧の検出値が設定値
以上になったときにオン指令を発生する電圧検出器3を
設け、このオン指令を保護スイッチ1に与えることによ
り、保護スイッチ1をオン状態に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計器用変圧器の2次短
絡時に流れる短絡電流を抑制して巻線の焼損を防止する
2次短絡保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、計器用変圧器VTの
1次巻線w1 の入力端子U,V間に電源Pを接続して電
圧を測定している状態で、2次側に短絡事故が生じる
と、過大な短絡電流が流れて巻線を焼損するおそれがあ
る。そこで従来は、図示のように計器用変圧器VTの2
次巻線w2 と、出力端子u,v間に接続された2次負担
Lとの間にヒューズFを挿入して、過大な短絡電流が流
れたときに該ヒューズを溶断させることにより、巻線の
保護を図るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2の計器用変圧器に
おいては、2次側で短絡が生じて2次側に過大な短絡電
流が流れると、ヒューズFが溶断するため、巻線を保護
することができる。
【0004】しかしながら、図2のようにヒューズを用
いた場合には、2次側の短絡事故が除去された後、ヒュ
ーズFが設置された場所に出向いてその交換を行う必要
があるため、省力化を図る時代の趨勢に適合しないとい
う問題もあった。
【0005】本発明の目的は、2次側で短絡事故が生じ
た際に過大な短絡電流が流れるのを防ぐとともに、事故
が除去された後は自動的に元の状態に復帰させることが
できるようにした計器用変圧器の2次短絡保護装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、計器
用変圧器の2次巻線と2次負担との間に、保護スイッチ
を挿入するとともに、該保護スイッチと並列に過電流抑
制インピーダンスを接続する。保護スイッチとしては、
過電流が流れたときにそれを検知して自動的にオフ状態
になり、オン指令が与えられたときに自動的にオン状態
になるスイッチを用いる。
【0007】また2次負担に対して並列に電圧検出器を
接続し、短絡事故が除去されて2次負担の両端の電圧が
回復したときに該電圧検出器から保護スイッチにオン指
令を与えて、保護スイッチを自動的にオン状態に復帰さ
せる。
【0008】
【作用】上記のように構成すると、2次回路で短絡事故
が生じたときに保護スイッチが自動的にオフ状態になっ
て過電流抑制インピーダンスが2次回路に挿入されるた
め、2次短絡時に2次回路に流れる電流を抑制すること
ができ、2次巻線が焼損するのを防ぐことができる。ま
た短絡事故が除去されて2次負担の両端の電圧が回復す
ると、電圧検出器がそれを検知して保護スイッチにオン
指令を与えるため、保護スイッチが自動的にオン状態に
復帰して正常状態に復帰する。従って短絡事故が生じた
ときに部品の交換を行う必要がなく、省力化を図ること
ができる。またヒューズを用いた場合には、その保守点
検を行う際に現場まで出向く必要があったが、上記のよ
うに構成すると、保護スイッチや電圧検出器の両端から
試験用の端子を引き出しておくことにより、遠隔操作で
点検を行うことができるため、保守点検を容易にするこ
とができる。
【0009】またヒューズを用いた場合には、その外観
を見ただけでは異常の有無を確認することが困難であ
り、保守点検の信頼性を高めることが困難であったが、
上記のように構成すると、保護スイッチ及び電圧検出器
の動作を確認することにより、保護装置が正常であるか
否かを容易に確認することができるため、信頼性を高め
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
においてVTは1次巻線w1 及び2次巻線w2 を有する
計器用変圧器、Pは1次巻線w1 の入力端子U,V間に
接続された電源、Lは出力端子u,v間に接続された2
次負担である。本実施例では、2次巻線w2 と2次負担
Lとの間に保護スイッチ1が挿入され、保護スイッチ1
の両端に過電流抑制インピーダンス2が並列接続されて
いる。2次負担Lに対して並列に電圧検出器3が接続さ
れ、電圧検出器3から保護スイッチ1にオン指令Vonが
与えられている。
【0011】保護スイッチ1は、2次側で短絡事故が生
じて過電流が流れたときにそれを検知してオフ状態にな
り、オン指令Vonが与えられたときにオン状態に復帰す
るスイッチで、2次電流を検出する電流検出部と、該電
流検出部の出力が設定値に達したときにオフ状態にな
り、オン指令が与えられたときにオン状態に復帰するス
イッチ手段とにより構成される。スイッチ手段はオンオ
フ制御が可能なものであればよく、リレーや、トランジ
スタ等の無接点スイッチをこのスイッチ手段として用い
ることができる。電流検出部は2次電流を検出して、そ
の検出値が設定値に達したときにスイッチ手段をオフ状
態にするための信号を発生するものであればよく、この
電流検出部としては、過電流リレーや変流器等、適宜の
ものを用いることができる。また2次電流を直接検出す
る代りに、2次電流により発生する熱を検知するように
したものでもよい。
【0012】過電流抑制インピーダンス2は抵抗やリア
クトルからなるもので、そのインピーダンスは、2次負
担Lのインピーダンスの0.3 〜3 倍程度に設定する。過
電流抑制インピーダンスの下限値は、計器用変圧器VT
の熱的な耐量(許容される発熱量)により決まるもの
で、計器用変圧器VTの熱的な耐量に余裕があれば、さ
らに低いインピーダンスを過電流抑制インピーダンスと
して用いてもよい。
【0013】電圧検出器3は、2次負担の両端の電圧と
保護スイッチ1の状態とを検出して、2次負担の両端の
電圧が設定値以上あって、保護スイッチ1がオフ状態に
あるときにオン指令Vonを発生する。この場合の設定値
は、2次短絡が除去された状態で計器用変圧器VTから
過電流抑制インピーダンス2を通して2次負担に通電を
行った場合に2次負担Lの両端に生じる電圧に等しい
か、または該電圧よりも僅かに低い値に設定する。電圧
検出器3としては例えば電圧検出リレーを用いることが
できる。
【0014】上記の実施例において、2次負担Lのイン
ピーダンスをZB 、過電流抑制インピーダンス2のイン
ピーダンスをZa [=(0.3 〜3 )ZB ]、計器用変圧
器VTの2次電圧をV2 とすると、2次短絡が生じてい
な状態でVTから過電流抑制インピーダンス2を通して
2次負担Lに通電を行った場合に2次負担Lの両端に生
じる電圧VL は下記の式により与えられる。
【0015】 VL =ZB ・V2 /(Za +ZB ) =ZB ・V2 /{(0.3 〜3 )ZB +ZB } =(0.77〜0.25)V2 上記の実施例において、2次負担L側で短絡事故が生じ
ると、計器用変圧器VTの2次コイルに短絡電流が流れ
るため、保護スイッチ1がオフ状態になる。保護スイッ
チ1がオフ状態になると、過電流抑制インピーダンス2
が2次巻線w2と2次負担Lとの間に挿入されるため、
2次巻線w2 を流れる電流が抑制され、2次巻線w2 の
焼損が防止される。短絡事故が継続している間は2次負
担Lの両端の電圧がほぼ零であるため、保護スイッチ1
がオフ状態にあっても電圧検出器3はオン指令を発生し
ない。
【0016】短絡事故が除去されると、2次負担Lの両
端の電圧が設定値以上になるため、電圧検出器3がオン
指令Vonを発生し、保護スイッチ1をオン状態に復帰さ
せる。
【0017】上記のように構成すると、2次短絡事故が
生じたときに2次巻線に流れる電流を抑制できるため、
2次巻線が焼損するのを防ぐことができる。
【0018】また短絡事故が除去されると、電圧検出器
3がそれを検知して保護スイッチ1にオン指令を与える
ため、保護スイッチ1が自動的にオン状態に復帰して正
常状態に復帰する。従って短絡事故が生じたときに部品
の交換を行う必要がなく、省力化を図ることができる。
【0019】また上記の実施例において、保護スイッチ
1の両端及び電圧検出器3の両端から試験用の端子を引
き出しておいて、遠隔操作により保護スイッチ1をオン
オフ動作させたり、電圧検出器3の出力を読み取ったり
することができるようにしておけば、遠隔操作により保
護スイッチ及び電圧検出器の動作を確認することができ
るため、保護装置が正常であるか否かを容易に確認する
ことができ、保守点検を容易にするとともに、その信頼
性を高めることができる。
【0020】上記の実施例では、2次負担Lの両端の電
圧が設定値以上あって保護スイッチ1がオフ状態にある
ときにのみ電圧検出器3がオン指令を発生するとした
が、保護スイッチ1に常時オン指令を与えておいても差
支えない場合には、2次負担Lの両端の電圧が設定値以
上ある場合に電圧検出器3がオン指令を出力し続けるよ
うにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2次回
路で短絡事故が生じたときに保護スイッチが自動的にオ
フ状態になって過電流抑制インピーダンスが2次回路に
挿入されるようにしたため、2次短絡時に2次回路に流
れる電流を抑制して、2次巻線が焼損するのを防ぐこと
ができる利点がある。
【0022】また本発明によれば、短絡事故が除去され
て2次負担の両端の電圧が回復したときに電圧検出器が
それを検知して保護スイッチにオン指令を与えるように
したため、保護スイッチを自動的にオン状態に復帰させ
ることができる。従って短絡事故が生じたときに部品の
交換を行う必要がなく、省力化を図ることができる利点
がある。
【0023】またヒューズを用いた場合には、その外観
を見ただけでは異常の有無を確認することが困難であ
り、保守点検の信頼性を高めることが困難であったが、
本発明によれば、保護スイッチ及び電圧検出器の動作を
確認することにより、保護装置が正常であるか否かを容
易に確認することができるため、信頼性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した回路図である。
【図2】従来例を示した回路図である。
【符号の説明】
VT 計器用変圧器 L 2次負担 1 保護スイッチ 2 過電流抑制インピーダンス 3 電圧検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器用変圧器の2次巻線と2次負担との
    間に挿入されて、過電流が流れたときに自動的にオフ状
    態になりオン指令が与えられたときに自動的にオン状態
    に復帰する保護スイッチと、 前記保護スイッチに対して並列に接続された過電流抑制
    インピーダンスと、 2次負担に対して並列に接続されて2次負担の両端の電
    圧が回復したときに前記保護スイッチにオン指令を与え
    る電圧検出器とを具備してなる計器用変圧器の2次短絡
    保護装置。
JP27451393A 1993-11-02 1993-11-02 計器用変圧器の2次短絡保護装置 Withdrawn JPH07131927A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8842404B2 (en) 2009-02-06 2014-09-23 Siemens Aktiengesellschaft Short circuit protection device and switchgear assembly having such protection devices
EP3493341A1 (en) * 2017-12-04 2019-06-05 Eaton Intelligent Power Limited Voltage transformer
KR20210008806A (ko) * 2019-07-15 2021-01-25 탑인더스트리(주) 2차측 단자의 소손이 방지된 계기용변성기를 갖는 수배전반

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Effective date: 20010130