JP2987888B2 - 制振材料 - Google Patents

制振材料

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機器や構造物等の被加振体に伝達される振動
もしくは震動(以下、振動と略)エネルギーを吸収する
制振機能を備える制振材料に係り、特に、建築、車両、
OA機器等、あらゆる分野の産業機器や構造物及びスポー
ツ製品などに適用することにより、極めて優れた制振効
果を発揮する制振材料に関する。
[従来の技術] 機器や構造物等に加わる地震等による振動を減少させ
るものとして、制振装置が従来より知られている。制振
装置は、それを構成する素材のエネルギー吸収能力を利
用して、振動エネルギーを吸収するものである。従来の
制振装置は、鉛等の金属、その他に現れる塑性効果を利
用したものと、オイル等の粘性効果を利用したものとに
大別される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の制振装置において、塑性効果を利用したもので
は、その変形が小さい領域では、弾性変形となるため、
制振効果が殆ど現れないという問題がある。
一方、オイル等の粘性効果を利用した制振装置では、
大きな制振効果を得るためには、装置を大型化せざるを
得ず、その上、オイルの取扱いや、製品としての成型加
工が難しいなどの問題点がある。しかも、長期使用時の
維持、保全のための作業が煩雑で、保守管理が容易では
ないという欠点もある。
本発明は、前記従来の問題点を解決し、 できるだけ大きな制振効果を保つ材料で構成され その材料の制振効果を最大限に発現させる構造であ
って、 成型加工が簡単 取扱いが簡単 このため、大幅なコストダウンが図れるという理想
的な制振装置を構成することができる制振材料を提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の制振材料は、少なくとも2つの重合体ブロッ
クを含む熱可塑性エラストマー3〜30重量%を含む歴青
組成物よりなり、その25℃、1Hz、10%変形時の動的損
失正接tanδが0.5以上であることを特徴とする。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の制振材料を構成する歴青組成物につい
て説明する。本発明に係る歴青組成物を構成する少なく
とも2つの重合体ブロックを含む熱可塑性エラストマー
とは、少なくとも下記I及びIIの重合体ブロックを含む
ものであることが望ましい。
I Tm(融点)が40℃より高い結晶性重合体ブロック II Tg(ガラス転移温度)が0℃以下である無定形重合
体ブロック また、熱可塑性エラストマー中の上記I、IIの重合体
ブロックの割合は、結晶性重合体ブロックと無定形重合
体ブロックとの重量比が10:90〜80:20の範囲にあること
が望ましい。
本発明においては、特に、熱可塑性エラストマーを構
成する結晶性重合体ブロックのTmが60〜165℃で、無定
形重合体ブロックのTgが−15〜−100℃であって、結晶
性重合体ブロックと無定形重合体ブロックとの重量比が
15:85〜60:40であること、とりわけ、熱可塑性エラスト
マーを構成する結晶性重合体ブロックのTmが70〜140℃
で、無定形重合体ブロックのTgが−20〜−100℃以下で
あって、結晶性重合体ブロックと無定形重合体ブロック
との重量比が25:75〜50:50であることが望ましい。
本発明においては、上述のような熱可塑性エラストマ
ーであれば、任意のものを用いることができるが、好ま
しくは、熱可塑性エラストマーを構成する結晶性重合体
ブロックがポリブタジエンの水素化されたブロックであ
り、無定形重合体ブロックがビニルアレン(例えばスチ
レン)と1,3−ブタジエンとの不規則共重合体の水素化
されたブロックであることが望ましい。なお、結晶性重
合体ブロックは、ポリブタジエンの水素化されたブロッ
クのみで構成されることが望ましいが、上記特性の範囲
内において、少量(例えば、20重量%以下)の1,3−ブ
タジエンを含んでいても良い。また、無定形重合体ブロ
ックとして、上記水素化された不規則共重合体のブロッ
クの代わりに、他の無定形重合体ブロックを使用するこ
ともできる。例えば、水素化前に35〜95重量%の1,2−
微細構造を有するポリブタジエンの水素化ブロック、ポ
リイソプレンの水素化ブロック、イソプレン/ブタジエ
ンの水素化ブロック等の無定形重合体ブロックを用いる
ことができる。本発明に係る熱可塑性エラストマーは、
熱可塑性エラストマーの要求特性に悪影響を与えない限
り、上記の結晶性重合体ブロック及び無定形重合体ブロ
ック以外の他の重合体ブロックを含んでいても良い。
本発明に特に好適な熱可塑性エラストマーは、次のよ
うな水素化された二ブロック共重合体である。即ち、水
素化前に30%より少ない1,2−微細構造を含むポリブタ
ジエンの水素化ブロック20〜70重量%と、5〜50重量%
のビニルアレン(例えばスチレン)と50〜95重量%のブ
タジエン(水素化前に5〜80%の1,2−微細構造を含
む)とを含む不規則共重合体の水素化ブロック30〜80重
量%とからなるものである。これらの水素化された二ブ
ロック共重合体は、粘度の測定によって決定される平均
分子量が15,000〜1,000,000、好ましくは20,000〜500,0
00であり、不飽和度が水素化前のもとの不飽和度の20%
以下、好ましくは10%以下であることが望ましい。
このような水素化された二ブロック共重合体は、まず
公知のブロック重合法を用いて水素化されていない二ブ
ロック共重合体を製造し、次いで公知の水素化法及び公
知の水素化触媒を使用して水素化を行なうことにより製
造することができる。
本発明に係る歴青組成物は、このような熱可塑性エラ
ストマーと歴青とを主成分とするものであるが、本発明
において、歴青とは、一般に天然産又は加熱によって得
られたもの、或いはその両方の組み合わせによって生じ
た炭化水素の混合物を指し、その非金属性の誘導体を含
有していても良い。また、その形態は、ガス状、液状、
半固体状又は固体状であり、通常、二硫化炭素に可溶で
ある。本発明においては、これらのうち液状、半固体状
又は固体状の歴青を使用することができる。工業的に
は、歴青としては一般にアスファルト、タール及びピッ
チが挙げられる。本発明に好適な歴青材料は次の通りで
ある。
アスファルト 石油アスファルト (i) ストレート還元アスファルト(常圧又は減圧還
元によるもの、或いはプロパン等の溶媒による沈殿によ
るもの) (ii) 石油原料のクラッキング操作の残渣等の熱アス
ファルト (iii) 空気ブローン・アスファルト(ストレート・
ブローン又は触媒ブローン) 天然アスファルト (i) 鉱物含量5重量%以下のアスファルト(ギルソ
ナイト、グラファマイト及びグランス・ピッチのような
アスファルタイト、或いは、バーミュデ(Bermudez)湖
産及び他の天然沈積物) (ii) 鉱物含量5重量%以上のアスファルト(ロック
・アスファルト、或いは、トリニダッド(Trinidad)産
及び他の天然沈積物) タール及びその誘導体 コークス炉から得られるコールタール残渣 (i) 舗装用のRT(道路用タール)級等のフロート級
まで還元されたコールタール (ii) 軟化点級まで還元されたコールタール・ピッチ 水性ガス、木材、泥炭、骨、頁岩、ロジン及び脂肪
酸タールからの乾留残渣 本発明においては、これらのうち、特に石油系及び天
然産のアスファルトが望ましく、とりわけ石油系のもの
が好適である。石油系のアスファルトの中では熱アスフ
ァルトが最も好ましい。
このような歴青材料は、アスファルト材料を種々のゴ
ムと配合する公知の方法により、熱可塑性エラストマー
と配合することができる。熱可塑性エラストマーを歴青
材料と配合する好適な方法は、高剪断混合装置を用い
て、熱可塑性エラストマーを予熱した歴青材料の中に攪
拌して混入し、熱可塑性エラストマーを粉砕して小さな
粒子として高温の歴青材料の中に分散させる方法であ
る。
なお、本発明において、前記熱可塑性エラストマー及
び歴青材料は、各々単独で用いても、2種以上をブレン
ドして用いても良い。
本発明に係る歴青組成物において、前記熱可塑性エラ
ストマーは、熱可塑性エラストマーと上記歴青材料との
和に対する重量比で3〜30重量%とするが、より好適に
は5〜20重量%である。この割合が3重量%未満では効
果がなく、30重量%を超えるとゴム状態となり、いずれ
も好ましくない。
なお、本発明に係る歴青組成物は、熱可塑性エラスト
マー及び歴青材料の他に、必要に応じて、各種充填剤、
粘着付与剤、滑剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、低分
子量ポリマー、オイル等、ゴム材料に一般的な配合剤を
混合することにより、目的に応じた硬さ、制振特性、耐
久性を付与することができる。特に長期間に亙り所定の
性能を維持するために上記の歴青組成物に適切な老化防
止剤、重合禁止剤、スコーチ防止剤等の安定剤を加える
ことは有効である。
これらの添加剤としては、例えば次のようなものが望
ましい。
充填剤:クレー、珪藻土、カーボンブラック、シリ
カ、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、金属酸化物、マイカ、グラファイト、水酸化
アルミニウム等の鱗片状無機充填剤、各種の金属粉、木
片、ガラス粉、セラミックス粉、粒状ないし粉末ポリマ
ー等の粒状ないし粉体状固体充填剤、その他各種の天然
又は人工の短繊維、長繊維(例えば、ワラ、毛、ガラス
ファイバー、金属ファイバー、その他各種のポリマーフ
ァイバー等)等のゴム用あるいは樹脂用充填剤。更に、
中空ないしポーラスな粒子も適している。
軟化剤:アロマティック系、ナフテン系、パラフィ
ン系等の各種ゴム用あるいは樹脂用軟化剤。
可塑剤:フタル酸エステル、フタル酸混基エステ
ル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエステル、脂
肪酸エステル、リン酸エステル、ステアリン酸エステル
等の各種エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、その他
プラスチック用可塑剤又は、フタレート系、アジペート
系、セバケート系、フォスフェート系、ポリエーテル
系、ポリエステル系等のNBR用可塑剤。
粘着付与剤:クマロン樹脂、クマロン−インデン樹
脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化水素、ロジン
誘導体等の各種粘着付与剤(タッキファイヤー)。
オリゴマー:クラウエーテル、含フッ素オリゴマ
ー、ポリブテン、キシレン樹脂、塩化ゴム、ポリエチレ
ンワックス、石油樹脂、ロジンエステルゴム、ポリアル
キレングリコールジアクリレート、液状ゴム(ポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アク
リロニトリルゴム、ポリクロロプレン等)、シリコーン
系オリゴマー、ポリ−α−オレフィン等の各種オリゴマ
ー。
滑剤:パラフィン、ワックス等の炭化水素系滑剤、
高級脂肪酸、オキシ脂肪酸等の脂肪酸系滑剤、脂肪酸ア
ミド、アルキレンビス脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド系
滑剤、脂肪酸低級アルコールエステル、脂肪酸多価アル
コールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステル等のエ
ステル系滑剤、脂肪アルコール、多価アルコール、ポリ
グリコール、ポリグリセロール等のアルコール系滑剤、
金属石鹸、混合系滑剤等の各種滑剤。
また、加硫ゴムや粉細加硫ゴム、ラテックス、エマル
ジョン及び液状ゴムなどの添加も有効である。更に、発
泡剤を添加することにより、軽量化を図ることも可能で
ある。また、硫黄や過酸化物などの架橋剤を加えて耐久
性を向上させることも有効である。
次に、上述の歴青組成物よりなる本発明の制振材料の
特性ないし特性について説明する。
本発明の制振材料は、エネルギー吸収能力(制振性
能)が高いことが不可欠であり、そのための指標とし
て、25℃、1Hz、10%変形時の動的損失正接tanδが0.5
以上、好ましくは0.6以上、更に好ましくは0.7以上であ
ることが挙げられる。
一方、このような制振材料は、振動体の動きに追随し
て変形できることが必要とされ、従って25℃、200mm/mi
nでの静的破断時伸びは50%以上、特に100%以上、とり
わけ200%以上であることが望ましい。
[実施例] 以下に実施例について説明する。
実施例1〜3 第1表に示す配合の歴青組成物について、各々、25
℃、1Hz、10%変形時の動的損失正接tanδ及び25℃、20
0mm/minでの静的破断時伸びEbを調べ、結果を第1表に
示した。
第1表より、本発明に係る歴青組成物は、制振材料と
して優れた特性を備えることが明らかである。
以下、図面を参照して本発明の制振材料を用いた制振
装置について説明する。
本発明の制振材料は、材料単独で振動体に貼り付ける
又は挿入するという一般の制振材としての使い方で用い
ることができる。
また、硬質材の間に制振材料を挟み込んだデバイスと
して用いることもできる。これらのうち、最も簡単な適
用方法は、拘束タイプ制振材や制振鋼板としての使用方
法であるが、より効果的かつ有効な使用方法は、本発明
の制振材料を硬質材の間に挟み、その剪断変形時のエネ
ルギー吸収能力を利用する方法である。
第1図はこのような使用例の基本的なユニットを示す
断面図、第2図は同斜視図であり、第3図は第1図に示
すユニットを複数個重ね合せた制振装置を示す断面図で
ある。図中、1は制振材料、2は板状の硬質材である。
第3図に示す制振装置10は、第1図に示す制振材料1を
板状の硬質材2の間に挟み込んだ制振ユニット3を、複
数個重ね合せ、支持部材4、5で固定したものである。
(なお、第1〜3図及び以下の図において、矢印は振動
の方向を示す。) 第1〜3図に示す例は、板状の硬質材2を用いたもの
であるが、硬質材は板状に限らず、円管体等の他の形
状、或いは、それらと板状体との組み合せであっても良
い。第4図〜第7図は、異なる形態の硬質材を採用した
制振装置の断面斜視図である。第4図に示す制振装置10
Aは、円柱状の硬質材2Aを円管状の硬質材2B内に同心的
に挿入し、両硬質材2A、2B間に制振材料1を充填したも
のである。第5図に示す制振装置10Bは、円柱状の硬質
材2A、円管状の硬質材2B、2B′を同心的に配置し、各硬
質材2A、2B′及び2B′、2B間に制振材料1を充填したも
のである。第6図に示す制振装置10Cは、円管状の硬質
材2B内に、円柱状の硬質材2A′を複数本均等配置にて挿
入し、各硬質材2B、2A′間に制振材料1を充填したもの
である。第7図に示す制振材料10Dは、円管状の硬質材2
B内に板状の硬質材2′を放射状に挿入配置し、各硬質
材2′、2B間に制振材料1を充填したものである。
また、本発明の制振材料1は、第8図に示す如く、板
状の硬質材2と交互に積層した積層構造体6とし、上下
にフランジ7、8を取り付けた制振装置10Eとして用い
ることもできる。
更に、第9図に示す如く、硬質板2と一般ゴム9との
積層構造体6Aの中心部をくり抜き、この部分に本発明の
制振材料1を充填し、上下にフランジ7、8を取り付け
た制振装置10Fとしても有効に使用することができる。
ところで、現在、多くの注目を浴びている制振工法の
一つとして、ブレース式制振工法がある。この工法は、
建物とりわけ高層ビルの各階の壁や床にブレースを装着
する際、剪断変形により減衰効果(ダンピング効果)を
発揮する制振材を介在させることによって、建物の揺れ
や振動を減衰させようとするものである。本発明の制振
材料は、このブレース式制振工法にも極めて有効であ
る。
第10図にブレース式制振工法の一例を示す。図中、1
1、12は柱、13、14は梁、15はブレースである。第10図
に示す如く、柱11、12と梁13、14にブレース15を装着す
る場合に、上方からのブレースと下方からのブレースの
間に若干の隙間を設け、即ち、板状部15Aと15Bとの間
(矢印の箇所)に隙間を形成し、この隙間に制振材料
(図示せず)を挿入する。建物が揺れる時、各階の上の
梁13と下の梁14は相対変位をもたらすために、板状部15
Aと板状部15Bは互いに相対運動を行ない、この結果、挿
入された制振材は繰り返しの変形を受けるようになる。
従って、挿入された制振材料の減衰効果が大きい程、建
物の揺れを減少する効果を十分に発揮することができる
こととなるため、制振材料として、本発明の制振材料が
極めて好適である。
なお、第1図〜第10図に示す制振装置は、本発明の制
振材料を適用し得る制振装置の一例にすぎず、本発明の
制振材料は、その剪断変形時のエネルギー吸収能力を原
理的に利用するものであれば、どのような形態の制振装
置にも有効に適用することができる。
なお、制振装置に使用する硬質材としては、特に制限
されないが、例えば金属、セラミックス、ガラス、FR
P、プラスチックス、ポリウレタン、高硬度ゴム、木
材、岩石、紙、革等を用いることができる。
本発明の制振材料と上記硬質材とからなる制振装置を
製造する場合、その製造方法は、制振材料と硬質材とを
各々貼り合せる方法、或いは、貼り合せた後加熱して加
熱粘(接)着させる方法でも良いが、本発明の制振材料
の高温時の良流動性を利用した射出成形法が好適であ
る。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の制振材料は極めて制振特
性に優れ、各種の制振装置の制振材料として工業的に極
めて有用である。
本発明の制振材料の利用分野は極めて広く、特に限定
される分野はないが、次の産業分野では特にその有効性
を発揮する。
即ち、高層ビルの制振、中、低層ビルの免震、床振動
や交通振動に対する制振などの建築分野、特に前述の高
層ビルの制振のためのブレース制振工法が挙げられる。
また、自動車、電車、航空機、自転車などの車両用制振
が挙げらる。更に、微振動を嫌う精密機器、クリーンル
ーム、バイオ工場、IC工場などへの適用も有効である。
更にまた、一般のOA機器、産業機器、電気製品、音響機
器などの制振に対しても有効である。その他、シュー
ズ、ラケット、ゴルフクラブ、スキー板などのスポーツ
用品に対しても優れた制振効果を発揮することができ、
極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制振材料を用いた制振ユニットの断面
図、第2図は同斜視図、第3図は本発明の制振材料を用
いた制振装置の一実施例を示す断面図、第4図、第5
図、第6図及び第7図は本発明の制振材料を用いた制振
装置の他の実施例を示す断面斜視図、第8図及び第9図
は本発明の制振材料を用いた制振装置の別の実施例を示
す断面図である。第10図はブレース式制振工法の説明図
である。 1……制振材料、 2,2′,2A、2A′,2B,2B′……硬質材、 10,10A,10B,10C,10D,10E,10F……制振装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 95/00 C08L 53/00 - 53/02 F16F 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの重合体ブロックを含む熱
    可塑性エラストマー3〜30重量%を含む歴青組成物より
    なり、その25℃、1Hz、10%変形時の動的損失正接tanδ
    が0.5以上であることを特徴とする制振材料。
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