JP2987843B2 - サーマルヘッド用金属基板の固定法 - Google Patents
サーマルヘッド用金属基板の固定法Info
- Publication number
- JP2987843B2 JP2987843B2 JP10159389A JP10159389A JP2987843B2 JP 2987843 B2 JP2987843 B2 JP 2987843B2 JP 10159389 A JP10159389 A JP 10159389A JP 10159389 A JP10159389 A JP 10159389A JP 2987843 B2 JP2987843 B2 JP 2987843B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal substrate
- thermal head
- fixing
- heat
- fixing method
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビジネスグラフィック機器やコンピュータ
などのOA端末機器に使用される熱転写プリンタに使用さ
れ、インクフィルムと呼ばれる転写フィルムに塗布され
ている転写インクを加熱して溶融させ、被転写用紙など
の上に転写するためのサーマルヘッドに関し、特にサー
マルヘッドに使用される金属基板を放熱フィンに固定す
る方法に関する。
などのOA端末機器に使用される熱転写プリンタに使用さ
れ、インクフィルムと呼ばれる転写フィルムに塗布され
ている転写インクを加熱して溶融させ、被転写用紙など
の上に転写するためのサーマルヘッドに関し、特にサー
マルヘッドに使用される金属基板を放熱フィンに固定す
る方法に関する。
[従来の技術] 第4図および第5図に示すように、従来サーマルヘッ
ド用金属基板1を放熱フィン3に固定する方法として
は、両者の間に接着剤又は両面粘着テープなどに接着層
2を介在させて固定していた。
ド用金属基板1を放熱フィン3に固定する方法として
は、両者の間に接着剤又は両面粘着テープなどに接着層
2を介在させて固定していた。
[発明が解決しようとする課題] サーマルヘッドは発熱抵抗体を発熱させることによ
り、インキを溶融させたり感熱紙を発色させたりする
が、発熱過程でサーマルヘッド自身も温度上昇するため
プリント速度を早くできないので蓄熱を迅速に放熱フィ
ンから逃がす必要がある。
り、インキを溶融させたり感熱紙を発色させたりする
が、発熱過程でサーマルヘッド自身も温度上昇するため
プリント速度を早くできないので蓄熱を迅速に放熱フィ
ンから逃がす必要がある。
然るに、接着層2が存在することにより、 1)接着剤又は両面粘着テープは何れも熱伝導が悪いた
め金属基板が蓄熱し易い、 2)接着剤又は両面粘着テープは粘着の際空気を巻き込
んで熱伝導が悪く、しかも巻き込み状態が不均一で一様
な熱伝導が得られなくなり易いという欠点があった。
め金属基板が蓄熱し易い、 2)接着剤又は両面粘着テープは粘着の際空気を巻き込
んで熱伝導が悪く、しかも巻き込み状態が不均一で一様
な熱伝導が得られなくなり易いという欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、サーマルヘッド用金属基板に複数個の取付
穴を加工し、放熱フィンには前記の取付穴に対応する位
置にタップ立てを行ない、金属基板を放熱フィンとの間
に熱伝導性のパテを充填してネジで締め付けることによ
り金属基板を放熱フィンに強固に取り付ける。
穴を加工し、放熱フィンには前記の取付穴に対応する位
置にタップ立てを行ない、金属基板を放熱フィンとの間
に熱伝導性のパテを充填してネジで締め付けることによ
り金属基板を放熱フィンに強固に取り付ける。
[作用] この固定法により良好で安定した熱伝導が得られ、金
属基板の蓄熱を迅速に放熱フィンから逃がすことができ
る。
属基板の蓄熱を迅速に放熱フィンから逃がすことができ
る。
[実施例] 本発明の好適実施例である第1図および第2図に示す
ように、サーマルヘッド用金属基板1の長手方向中心軸
線の両端部近くに2個の皿もみ穴5を明け、放熱フィン
3の上面の皿もみ穴5に対応する位置にタップ穴6を明
けて、基板1と放熱フィン3との間に熱伝導性パテ8を
充填し、皿ビス7で締め付ける。
ように、サーマルヘッド用金属基板1の長手方向中心軸
線の両端部近くに2個の皿もみ穴5を明け、放熱フィン
3の上面の皿もみ穴5に対応する位置にタップ穴6を明
けて、基板1と放熱フィン3との間に熱伝導性パテ8を
充填し、皿ビス7で締め付ける。
この実施例では取付穴5は左右両側に各1個合計2個
としたが、必要に応じ増加し又位置も四隅など適宜の位
置に選定する。
としたが、必要に応じ増加し又位置も四隅など適宜の位
置に選定する。
第3図は放熱フィン3′の上表面に長手方向に立ち上
がる直線状のガイド9を設けた別の実施例であり、この
方法は金属基板1の位置決めを容易に確実に行なうのに
好適である。
がる直線状のガイド9を設けた別の実施例であり、この
方法は金属基板1の位置決めを容易に確実に行なうのに
好適である。
[発明の効果] 上記の通り機械加工は極めて簡単で、ネジによる取付
固定作業も容易で確実であり、熱伝導性パテも従来の接
着剤、両面粘着テープに比較して作業にバラツキが小さ
いので、金属基板から放熱フィンへの熱伝導は良好で、
サーマルヘッドの蓄熱が解消され、高速プリントが可能
である。
固定作業も容易で確実であり、熱伝導性パテも従来の接
着剤、両面粘着テープに比較して作業にバラツキが小さ
いので、金属基板から放熱フィンへの熱伝導は良好で、
サーマルヘッドの蓄熱が解消され、高速プリントが可能
である。
第1図は本発明の固定方法により金属基板を放熱フィン
に固定したサーマルヘッドの正面図、 第2図は第1図のII−II断面図、 第3図は本発明の放熱フィンにガイドを有するサーマル
ヘッドの正面図、 第4図は従来の固定方法により金属基板を放熱フィンに
固定したサーマルヘッドの側面図、 第5図は第4図のV−V断面図である。 符号の説明 1……金属基板、2……接着層 3……放熱フィン、4……発熱抵抗体 5……取付穴、6……タップ穴 7……取付ネジ、8……パテ 9……ガイド
に固定したサーマルヘッドの正面図、 第2図は第1図のII−II断面図、 第3図は本発明の放熱フィンにガイドを有するサーマル
ヘッドの正面図、 第4図は従来の固定方法により金属基板を放熱フィンに
固定したサーマルヘッドの側面図、 第5図は第4図のV−V断面図である。 符号の説明 1……金属基板、2……接着層 3……放熱フィン、4……発熱抵抗体 5……取付穴、6……タップ穴 7……取付ネジ、8……パテ 9……ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/335 H05K 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】サーマルヘッド用金属基板を放熱フィンを
固定する方法において、前記金属基板の長手方向の両端
近くに複数個の取付穴を設け、前記金属基板と前記放熱
フィンとの間に熱伝導パテを充填し、ネジで締め付ける
ことにより、強固に放熱フィンに固定し、良好で安定し
た熱伝導が得られるようにしたことを特徴とするサーマ
ルヘッド用金属基板の固定法。 - 【請求項2】請求項1に記載のサーマルヘッド用金属基
板の固定法において、前記放熱フィンの長手方向の一方
の端部に直角に立ち上がる直線状のガイドを設けたこと
を特徴とするサーマルヘッド用金属基板の固定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10159389A JP2987843B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | サーマルヘッド用金属基板の固定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10159389A JP2987843B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | サーマルヘッド用金属基板の固定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02281966A JPH02281966A (ja) | 1990-11-19 |
JP2987843B2 true JP2987843B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=14304682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10159389A Expired - Lifetime JP2987843B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | サーマルヘッド用金属基板の固定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987843B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP10159389A patent/JP2987843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02281966A (ja) | 1990-11-19 |
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Legal Events
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