JP2987515B2 - テーププレーヤにおけるキャプスタン軸の調整装置 - Google Patents

テーププレーヤにおけるキャプスタン軸の調整装置

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JP2987515B2
JP2987515B2 JP2273327A JP27332790A JP2987515B2 JP 2987515 B2 JP2987515 B2 JP 2987515B2 JP 2273327 A JP2273327 A JP 2273327A JP 27332790 A JP27332790 A JP 27332790A JP 2987515 B2 JP2987515 B2 JP 2987515B2
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環 大橋
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Chuunaa Kk
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、テーププレーヤにおけるキャプスタン軸の垂
直度を調整する調整装置に関する。
従来の技術 一般に、オートリバース式テーププレーヤにおいて、
基板に存在する反りや歪みにより或いは基板に対するキ
ャプスタン軸の加締め加工時における誤差によりキャプ
スタン軸に多少とも傾きが生じたとき、またキャプスタ
ン軸の軸受部における間隙によってピンチローラが圧接
したときに生じるキャプスタン軸の傾きにより、テープ
の正送時と逆送時との間で、走行路が高さ方向で大きく
変化して、テープに損傷を与えたり、或いはアジマス調
整が不能となる惧れがあった。
そのため、従来、基板のキャプスタン軸を支持した部
分を、切込みにより遊離状に形成すると共に、その自由
端部に当接面を切り起しにより傾斜状に設け、この当接
面と対峙するように基板に設けた支持片にねじ部材を螺
合し、このねじ部材を回動操作してその先端を前記当接
面に圧接することにより遊離状部分の傾きを可変して、
キャプスタン軸の垂直度を調整可能とした調整装置は例
えば実開昭59−60754号公報において公知である。
発明が解決しようとする課題 ところが上記した従来公知の構成によれば、キャプス
タン軸を支持した部分を切込みにより遊離状に形成して
いるので、それ丈基板の強度を弱めるばかりでなく、耐
振動性を著しく損ない、従って特に振動に対する対策が
要求される車載用のテーププレーヤにおける調整装置と
しては不向きであり、また調整方向が一方に限定される
ので、調整機能も劣るなどの欠陥があった。
そこで、本願は上記した従来のものの欠陥を改善する
ことを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本願は上記した目的を達成するために、キャプスタン
軸を起立した基板上に、キャプスタン軸との距離を異に
して対峙する一対の支杆間に、これらを連結してそれら
の間隔を広狭に可変することにより、基板に撓みを与え
てキャプスタン軸の垂直度を調整する調整手段を設けた
ことを特徴とするものであり、上記における調整手段と
しては、ターンバックル機構から成る場合、螺旋方向を
異にする一対のねじ部を両端に有し、このねじ部を一対
の支杆に夫々螺合した外部回転操作可能な軸杆から成る
場合、螺旋方向を同一にし、かつ、螺旋ピッチを異にす
る一対のねじ部を両端に有し、このねじ部を一対の支杆
に夫々螺合した外部回転操作可能な軸杆から成る場合、
一方の支杆に一端が係止され、他端に嵌合孔を有した作
動板と、他方の支杆に回転可能に取り付けられ、かつ、
前記嵌合孔に嵌合する偏心カムとから成る場合があり、
また好ましくは、一対の支杆をテープの走行方向で対峙
するものであり、かつ、外部回動操作可能な操作部は、
軸杆の一端に設けられる。
作用 しかして、調整手段により、左右一対の支杆上端の間
隔を開くように調整するときは、基板はキャプスタン軸
の位置で、左右非対称の凸状に撓み、また左右一対の支
杆上端の間隔を狭くするように調整するときは、基板は
左右非対称の凹状に撓み、この撓みによって基板の反り
や歪み或いは加締め加工によるキャプスタン軸の傾きな
どが矯正されてキャプスタン軸の垂直度は調整される。
実施例 以下図面にもとづいて本願の実施例を詳述すると、第
1図は調整手段としてターンバックル機構を用い、か
つ、左右位置のキャプスタン軸に対し夫々調整装置を設
けて成る場合の正面図を示しており、基板(1)上に
は、磁気ヘッド(2)を有したヘッドプレート(3)
と、その左右に位置して下端が軸受(4)a,(4)bに
よって支承された一対のキャプスタン軸(5)a,(5)
bと、一対の支軸(6)a,(6)bに回動自在に枢着さ
れ、遊端部に弾線(7)により相対的に対応するキャプ
スタン軸(5)a,(5)bと圧接するピンチローラ
(8)a,(8)bを有した一対のブラケット(9)a,
(9)bとが夫々装備されており、キャプスタン軸
(5)a,(5)bの下端には、フライホイール(10)a,
(10)b及びこれと一体の駆動歯車(11)a,(11)bが
夫々軸着してあり、このような構成のテーププレーヤは
周知である。
本願は上記した従来構成のテーププレーヤにおいて、
キャプスタン軸(5)a及び(5)bの各左右外側位置
に支杆(15),(15)′をキャプスタン軸の中心Pから
の距離l,l′が異なるように、夫々立設し、それらの上
端部に一対の軸杆(16),(16)′の各基端を取付片
(17),(17)′を介して垂直可能に取り付けると共
に、各軸杆(16),(16)′の遊端部に形成した螺旋方
向を異にするねじ部(18),(18)′を、螺旋方向を異
にするねじ孔を両端部に有した好ましくは外周を多角形
とした軸筒(19)に螺合して成るものである。
しかして、軸筒(19)を回動操作すると、左右一対の
支杆(15),(15)′の上端部が広狭に可変して、その
軸芯が傾き、この傾きによって基板(1)に強制的に撓
みが付与される。
即ち左右一対の支杆(15),(15)′の上端間隔を広
くなるように軸筒(19)を回動操作するときは、第2図
で示すように、基板(1)はキャプスタン軸(5)bの
位置で非対称に凸状に撓み、また左右一対の支杆(1
5),(15)′の上端の間隔が狭くなるように軸筒(1
9)を回動操作するときは、第3図で示すように、基板
(1)はキャプスタン軸(5)bの位置で非対称に凹状
に撓み、この撓みによって、基板(1)に反りや歪みが
存在するときは、その反りや歪みが強制的に矯正され、
かつ、キャプスタン軸(5),(5)′に加締め加工時
の傾きが存在するときは、基板(1)の撓みにより垂直
状に修正され、さらにキャプスタン軸(5),(5)′
の軸受部に存在する間隙によって、ピンチローラ
(8),(8)′の圧接時に生じるキャプスタン軸
(5),(5)′の傾きに抗する向きに基板(1)を予
め撓ませておくことにより軽減することができてキャプ
スタン軸(5)a,(5)bの垂直度の調整に有効であ
る。
第4図は調整手段の第2実施例を示しており、この構
成は、単一の軸杆(21)の両端部に螺旋方向を異にする
ねじ部(20),(20)′を夫々設けて、このねじ部(2
0),(20)′を左右位置の支杆(15),(15)′の上
端部に夫々螺合し、かつ、軸杆(21)の一端に工具など
を係合して外部操作する回動操作部(23)を設けて成る
ものであり、回動操作部(23)の回動により、支杆(1
5),(15)′の上端部間の間隔が広狭に可変される。
第5図は、調整手段の第3実施例を示しており、この
構成は、単一の軸杆(25)の両端部に螺旋方向を同一に
し、かつ、螺旋ピッチを異にしたねじ部(26),(2
6)′を左右位置の支杆(15),(15)′の上端部に夫
々螺合し、かつ、一端に回動操作部(27)を設けて成る
ものであり、この構成によれば、軸杆の1回転により、
左右ねじ部の螺旋ピッチの差に相当して、支杆(15),
(15)′の上端部間の間隔が広狭に可変されるので、微
小な調整が可能となる。
第6図A,Bは調整手段の第4実施例を示しており、こ
の構成は、他方の支杆(15)′の上端部に、取付片(3
0)を介して一端部を取り付けた長尺な作動板(31)の
他端部に嵌合孔(32)を形成し、かつ、一方の支杆(1
5)の上端に、上面に回動操作部(33)を有した偏心カ
ム(34)の下面に突設したねじ軸(35)を螺合して、偏
心カム(34)を嵌合孔(32)に嵌合して成るものであ
り、この構成によれば、工具などにより回動操作部(3
3)を回動すると、偏心カム(34)によって、左右の支
杆(15),(15)′の上端部の間隔が広狭に調整され、
微小調整に有効である。
第7図は、調整手段の第5実施例を示しており、この
構成は、一方の支杆(15)の上端部に、鍔片(36)を介
して回動方向には自由で、軸方向で固定となるように単
一の軸杆(37)の一端を挿通し、その他端に設けたねじ
部(38)を、他方の支杆(15)′の上端部に螺合し、か
つ、一端に回動操作部(39)を設けて成るものであり、
この構成によれば、回動操作部(39)を回動することに
より、一対の支杆(15),(15)′の上端部間隔が広狭
に調整される。なお上記したいづれの実施例も、左右の
支杆(15),(15)′を左右のキャプスタン軸(5)a
乃至(5)bの外側位置にテープの走行方向に沿って夫
々立設した場合を示している。
発明の効果 以上のように、本願によれば、キャプスタン軸を備え
た基板を、そのキャプスタン軸の位置で非対称となるよ
うに、凹状に或いは凸状に強制的に撓ませる構成である
から、キャプスタン軸の垂直度の調整に極めて有効であ
ると共に、調整操作も容易であり、また基板を強制的に
撓ませることから、これを薄い板材から構成してもよ
く、特に請求項4及び5記載の構成によれば、微小な調
整が可能であり、また請求項7記載の構成によれば、軸
杆を、その軸方向即ち側方位置から回動操作することが
できるので、テーププレーヤの組立て後における調整も
可能であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は左右一対の
キャプスタン軸に調整装置を夫々備えた正面図、第2,3
図は調整時の状態を示す正面図、第4図は第2実施例の
正面図、第5図は第3実施例の正面図、第6図はA,Bは
第4実施例の正面図及び部分上面図、第7図は第5実施
例の正面図である。 図中、(1)は基板、(2)は磁気ヘッド、(5)a,
(5)bはキャプスタン軸、(8)a,(8)bはピンチ
ローラ、(15),(15)′は支杆、(16),(16)′,
(21),(25),(37)は軸杆、(17),(17)′,
(30)は取付片、(18),(18)′,(22),(2
2)′,(26),(26)′,(38)はねじ部、(19)は
軸筒、(23),(27),(33),(39)は回動操作部、
(31)は作動板、(32)は嵌合孔、(34)は扁心カムで
ある。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャプスタン軸を起立した基板上に、キャ
    プスタン軸との距離を異にして対峙する一対の支杆間
    に、これらを連結してそれらの間隔を広狭に可変するこ
    とにより、基板に撓みを与えてキャプスタン軸の垂直度
    を調整する調整手段を設けたことを特徴とするテーププ
    レーヤにおけるキャプスタン軸の調整装置。
  2. 【請求項2】調整手段が、ターンバックル機構から成る
    請求項1記載のテーププレーヤにおけるキャプスタン軸
    の調整装置。
  3. 【請求項3】調整手段が、螺旋方向を異にする一対のね
    じ部を両端に有し、このねじ部を一対の支杆に夫々螺合
    した外部回転操作可能な軸杆から成る請求項1記載のテ
    ーププレーヤにおけるキャプスタン軸の調整装置。
  4. 【請求項4】調整手段が、螺旋方向を同一にし、かつ、
    螺旋ピッチを異にする一対のねじ部を両端に有し、この
    ねじ部を一対の支杆に夫々螺合した外部回転操作可能な
    軸杆から成る請求項1記載のテーププレーヤにおけるキ
    ャプスタン軸の調整装置。
  5. 【請求項5】調整手段が、一方の支杆に一端が係止さ
    れ、他端に嵌合孔を有した作動板と、他方の支杆に回転
    可能に取り付けられ、かつ、前記嵌合孔に嵌合する偏心
    カムとから成る請求項1記載のテーププレーヤにおける
    キャプスタン軸の調整装置。
  6. 【請求項6】一対の支杆をテープの走行方向で対峙する
    ように設けて成る請求項1乃至5のいづれか1項記載の
    テーププレーヤにおけるキャプスタン軸の調整装置。
  7. 【請求項7】軸杆の一端に、外部回転操作可能な操作部
    を設けて成る請求項3または4記載のテーププレーヤに
    おけるキャプスタン軸の調整装置。
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