JP2987486B2 - レリーフ模様付き陶磁器の成形方法及び成形型並びに陶磁器製品 - Google Patents

レリーフ模様付き陶磁器の成形方法及び成形型並びに陶磁器製品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可塑性を有する陶磁器
原料と、泥漿状の陶磁器原料とを併用して成形を行うこ
とを特徴とするレリーフ模様付き陶磁器の成形方法及び
成形型並びに陶磁器製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レリーフ模様付きの陶磁器を、泥
漿注入法で作る場合には、石膏製の成形型の成形面に、
レリーフ模様を形成させる凹部を設けていた。又、可塑
性のある原料を用いて、ろくろ成形やたたら成形等を行
う場合には、成形品が乾かないうち、その表面に坏土を
盛り付けて浮彫模様を形成させるか、彫刻を施す方法が
採られて来た。そして、可塑性原料を用いて成形する場
合には、周知の合成樹脂の成形技術に習って、緻密なレ
リーフ模様の転写性が極めて優れたシリコーンゴムを使
って、型を作ることも行われて来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、泥漿注入法
の場合には、成形そのものは極めて能率的に行えるもの
の、成形型に充填した泥漿中の水分を、吸水性のある型
材に吸い取らせないと脱型出来ない。その為、精密成形
用の型材としてシリコーンゴムが如何に優れていても、
泥漿の注入成形に利用することは出来なかった。そし
て、石膏で作った成形型では、型材の性質上、例えば、
レース編物の様な精緻な凹凸形状を備えたレリーフ模様
を形成させることは不可能である。そこで、本発明の目
的は、精密成形性が極めて優れたシリコーンゴム等を成
形用割型の一部に用いた、泥漿注入法によるレリーフ模
様付き陶磁器の成形方法及び成形型並びに陶磁器製品を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるレリーフ模様付き陶磁器の成形方法
は、複数の部分型を組合わせた割型を用い、レリーフ模
様の形成を受け持つ部分型は、その成形面をシリコーン
ゴム等の精密成形性に優れた型材で構成して、この成形
面にレリーフ模様形成用の凹部を設け、その他の部分型
は、石膏等の吸水性の優れた型材で構成し、前記凹部に
可塑性を有する陶磁器原料を充填したうえ、前記割型を
組合わせて形成された成形キャビティに泥漿状の陶磁器
原料を注入し、吸水性型材に水分を吸収させたうえ、脱
型する成形工程を含む構成とした。そして、前記両陶磁
器原料の一方又は双方に、任意の色彩の顔料を配合する
とよい。又、本発明によるレリーフ模様付き陶磁器の成
形型は、割型を構成する各部分型のうち、レリーフ模様
の形成を受け持つ部分型は、その成形面をシリコーンゴ
ム等の離型性の優れた型材で構成すると共に、レリーフ
模様形成用の凹部を設け、その他の部分型は、石膏等の
吸水性材料で作ると共に、泥漿状陶磁器原料の注入口を
設ける構成とした。更に、本発明の成形方法によって作
られる陶磁器製品には、周知の陶磁器製品の他に、照明
器具用のランプシェード乃至はステンドグラス代用品が
含まれる。
【0005】
【作用】割型を構成する複数の部分型のうち、レリーフ
模様形成用の凹部を設ける部分型の成形面は、精密成形
性の優れたシンコーンゴム等で形成し、レリーフ模様を
形成させない他の部分型は、吸水性の優れた石膏等の型
材で構成している。この成形型を使って成形するには、
予め、前記凹部に可塑性を有する陶磁器原料を、指先や
ヘラ等を使って充填てから、割型を組立て、成形キャビ
ティに泥漿状の陶磁器原料を注入したうえ、所定時間放
置すれば、泥漿中の水分は吸水性のある型材に吸い取ら
れる。そこで脱型すると、極めて精緻なレリーフ模様を
備えた成形品が得られる。可塑性原料及び泥漿状原料の
片方又は双方に、任意の色彩の顔料等を配合して置け
ば、焼き上げて完成した陶磁器は、色彩的にも独特の美
観を呈する。
【0006】
【実施例】以下に、本発明を、額皿や菓子器等と用いる
に好適した磁器製の皿を製作する場合に適用した一実施
例に就いて、図面を参照しながら説明する。図4にその
縦断面を示した、深めの皿Aの表側には、その周壁にレ
ース編物を模したレリーフ模様aを設け、底面には風景
画様のレリーフ模様bを設けている。
【0007】皿Aを形成させる為の、図1に示したこの
実施例の成形型10は、上型1と下型2との2つの部分
型を組合わせて構成された割型である。皿Aの表面側を
成形させる上型1は、シリコーンゴムから成る表層部1
Aと、石膏製のベース部1Bとを合体させた形態を備え
ている。表層部1Aの成形面には、レリーフ模様a及び
bを夫々成形させる為の凹部cを設けている。
【0008】下型1を作るには、周知のシリコーンゴム
型と、石膏型との、夫々の製法を組合わせ行えば容易に
作れる。そして、凹部cを形成させる為の原型として
は、レース編物の現物と、木板や粘土板等に所望のレリ
ーフ模様を彫ったもの等を用いればよい。表層部1Aと
ベース部1Bとの境界面には、アンカーとなる係合用凹
凸dを複数箇所に設ける等すれば、必要な接合強度を確
保出来る。
【0009】一方、皿Aの下面側を形成させる石膏製の
上型2には、成形型10の成形キャビティeに泥漿状の
磁器原料を注入する為の、注入口2aを設けている。
【0010】次に、成形型10を用いて、皿Aを成形す
る手順を説明する。先ず、上型2を取外した下型1の成
形面の凹部cに、可塑性を備える磁器原料(坏土)を指
先やヘラ等を使って、気泡が混入しない様に注意しなが
ら充填する(図2参照)。必要に応じて、坏土には所望
の色彩の顔料等を配合するとよい。
【0011】充填し終えたら、レリーフ模様と皿本体と
の境目がボケない様に、凹部c以外の成形面に付着して
いる磁器原料をスポンジ等を使って完全に拭い取る。も
っとも、レリーフ模様の周縁部やその他の部分にボカシ
模様効果を生じさせたい場合には、意図的に付着させて
置いてもよい。
【0012】次いで、下型1に上型2を被せて成形型1
0を組立て、可塑性を備えた磁器原料と略同じ組成の泥
漿状の磁器原料を、注入口2aから成形キャビティeに
注入する(図3参照)。注入を終えた成形型10は、そ
のまま所定時間放置すれば、泥漿中の水分が石膏製の上
型2に吸い取られ、且つ、凹部cに充填した磁器原料も
幾分か脱水されて、レリーフ模様部分a,bと、皿の本
体部分とが完全に合体する。そこで、成形品を容易に脱
型することが出来る。
【0013】成形品は、乾燥した後、釉薬は掛けずにそ
のまま焼成すれば、図4にその縦断面をほ示した様レリ
ーフ模様a,b付きの所望の皿Aが完成する。もっと
も、好みにって釉薬を掛けるのは自由である。
【0014】図5に、皿に設けるレリーフ模様a,bの
具体例を、作図の便宜上、部分的に示した。仮想線は、
レリーフ模様が連続していること示している。この様に
して作られるレリーフ模様付き陶磁器の形状は皿に限ら
れず、レリーフ模様は、勿論、成形製品の外側面にも形
成出来る。又、磁器の場合は適度の透光性を備えるの
で、その魅力的な装飾効果を存分に生かすべく、例え
ば、照明器具用のランプシェード、ステンドグラス代用
品等の新規な陶磁器製品を作ることが出来る。又、花
器、飾り箱、各種の飲用カップ類等々としても、斬新な
装飾効果を備えた新製品を、工夫次第で様々に開拓出来
る。
【0015】尚、上記構成に於いて、細部の構成は適宜
に変更しても、本発明の目的は達成される。例えば、レ
リーフ模様部分a,bの外観や感触をより良くしたり、
或は、汚れ難くする為に、可塑性を有する陶磁器原料に
は、泥漿状の陶磁器原料との満足な接合が損なわれない
限りに於いて、釉薬その他の補助原料を配合するとよ
い。そして、割型10は、成形製品の形状に応じて、2
以上の部分に分割して作成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるレリーフ模様付き陶磁器及びその成形型、並び
に陶磁器製品は、以下に列挙した如き実用上に優れた効
果を奏する。 (a) 泥漿状の陶磁器原料を、石膏だけで作られた成
形型に注入する従来技術では不可能だった、例えば、レ
ース編物を模した様な精緻なレリーフ模様を付けられ
る。 (b) 成形品の一部にレリーフ模様を形成させる作業
は、従来の“ろくろ”や“たたら”技法等で作った成形
品の表面に坏土を盛付けるのとは異なって、成形型の凹
部に坏土を押込むだけで足りるので、初心者でも極めて
容易に行える。 (c) 成形工程の生産性は、泥漿の鋳込成形法と同様
に極めて高い。 (d) 新鮮な装飾性を備えた照明用のランプシェード
や、ステンドグラス代用品等を、極めて安価に作れる。 (e) 陶磁器製のレース人形を作る場合、その素材と
なる高価なレース編物は、焼成工程で焼失してしまう
が、その様な不経済さは全く無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、成形型を下型
と上型に分割して示す縦断面図である。
【図2】同上、下型の成形面に設けた凹部に可塑性を有
する磁器原料を充填した状態の縦断面図である。
【図3】同上、下型に上型を被せて、成形キャビティ内
に泥漿状の磁器原料を注入した状態の縦断面図である。
【図4】同上、完成した磁器製品の縦断面図である。
【図5】皿状の磁器製品に設けたレリーフ模様の一例を
示す、平面図である。
【符号の説明】
10 成形型 1 下型 1A 表層部 1B ベース部 2 上型 2a 注入口 a,b レリーフ模様 c 凹部 d 係合用凹凸 e 成形キャビティ A 皿(磁器製品)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部分型を組合わせた割型を用い、
    レリーフ模様の形成を受け持つ部分型は、その成形面を
    シリコーンゴム等の精密成形性に優れた型材で構成し
    て、この成形面にレリーフ模様形成用の凹部を設け、そ
    の他の部分型は、石膏等の吸水性の優れた型材で構成
    し、 前記凹部に可塑性を有する陶磁器原料を充填したうえ、
    前記割型を組合わせて形成された成形キャビティに泥漿
    状の陶磁器原料を注入し、吸水性型材に水分を吸収させ
    たうえ脱型する成形工程を含むことを特徴とするレリー
    フ模様付き陶磁器の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記両陶磁器原料の片方又は双方に、任
    意の色彩の顔料等を配合したことを特徴とする請求項1
    記載のレリーフ模様付き陶磁器の成形方法。
  3. 【請求項3】 割型を構成する各部分型のうち、レリー
    フ模様の形成を受け持つ部分型は、その成形面をシリコ
    ーンゴム等の離型性の優れた型材で構成すると共に、レ
    リーフ模様形成用の凹部を設け、その他の部分型は、石
    膏等の吸水性材料で作ると共に、泥漿状陶磁器原料の注
    入口を設けたことを特徴とするレリーフ模様付き陶磁器
    の成形型。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の成形方法によって作ら
    れ、照明器具用のランプシェード乃至はステンドグラス
    代用品として用いることを特徴とする陶磁器製品。
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