JP2987139B1 - 静電気の発生を抑制する方法 - Google Patents

静電気の発生を抑制する方法

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JP2987139B1 JP25184398A JP25184398A JP2987139B1 JP 2987139 B1 JP2987139 B1 JP 2987139B1 JP 25184398 A JP25184398 A JP 25184398A JP 25184398 A JP25184398 A JP 25184398A JP 2987139 B1 JP2987139 B1 JP 2987139B1
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裕俊 木元
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Abstract

【要約】 【課題】 静電気の発生を防止する。 【解決手段】 直流電源1に接続するテレビ受像機2の
電源コード3の一部に、発振器5およびコイル部6を有
する電圧変調手段4を挿入することにより、直流電源1
よりの電圧が微弱に変調されてテレビ受像機2に供給さ
れ、パネルに発生する静電気が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器での静電
気の発生を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器、例えば、テレビ受像機のよう
な映像機器、ファクシミリのような情報通信機器、パー
ソナルコンピュータのような電子機器においては、静電
気の発生は避けられない現象である。
【0003】例えば、テレビ受像機の場合について説明
すると、画像の表示に使用するブラウン管を光輝させる
ために、蛍光部と対極との間に約20,000ボルト
の電圧印加されているので、アノードには電子が吸引
されている。一方、ブラウン管の前面には、板状のガラ
スからなるパネルが取り付けられているので、このパネ
ルが他の電極を構成しているアノードとの間で一種のコ
ンデンサーを形成し、パネルの表面に反対の電荷が帯電
して静電気を発生する。このように電気機器に静電気が
発生すると、電気的な悪影響が発生したり、あるいは異
常音を発生して放電したりするので好ましくない。
【0004】従来の電気機器においては、静電気の発生
を防止するために、静電気が発生しやすい場所、例えば
パネルの表面に、帯電防止剤を塗布して導電性の皮膜を
形成することにより、帯電した電荷を逸散させるように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気機器のよう
に、静電気が発生しやすい部分に帯電防止剤を塗布して
導電性の皮膜を形成した場合にあっては、帯電防止機能
が経年変化により劣化し易く、静電気の発生を確実に防
止し難いという問題点があった。
【0006】本発明は、電気機器において常に安定して
静電気の発生を抑制することができる方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の静電気の発生を抑制する方法において
は、電源より機器本体に供給される電圧を微弱に変調さ
せることとしている。
【0008】そして、このようにすることにより、電気
機器に発生する静電気の量を少なくすることができる。
【0009】
【発明実施の形態】本発明の静電気の発生を抑制する方
は、電源よりの電圧を、誘導起電力を発生させる手段
により微弱に変調させて電気機器に供給するものであ
る。
【0010】そして、電圧を微弱に変調させた電力が電
気機器に供給されることにより、静電気の発生を著しく
減少させることができる。電圧を微弱に変調させた電力
を供給することにより、静電気の発生が抑制される作用
については明確ではないが、静電気の発生を著しく減少
することを確認している。電圧を変調する度合いは−1
00デシベル以下ぐらいの微弱な変調で充分である。
【0011】電圧を変調させるために用いる誘導起電力
発生手段としては、電源が直流の場合は、外部励起によ
り誘導起電力を発生させる手段を用いて変調する必要が
あり、電源が交流の場合は、上記の手段を用いて変調す
ることもできるが、自己誘電により誘導起電力を発生さ
る手段を用いて変調させることができる。また、外部
励起あるいは自己誘導により誘導起電力を発生させて電
圧を変調させる場合、コイルの巻き回数は1〜200回
ぐらいが効果的であることを確認している。
【0012】このように誘導起電力を発生させることに
よる作用については明確ではないが、推測としては、電
源から供給される電力の電圧波形は、滑らかな直線状ま
たは正弦曲線状になっているが、発生する誘導起電力に
より変調された電圧波形は、微弱に上下方向に複雑に変
調された電圧波形になっていることに起因し、この複雑
に変調された電圧波形の電力が供給されることが、静電
気の発生を減少させることに大きく影響しているように
思われる。
【0013】さらに、電圧を変調させる誘導起電力発生
手段は、電気機器の入力端子部分、電気機器の電源コー
ドのコンセント部分、あるいは電源コード部分などに取
りつけることができる。
【0014】
【実施例】その実施例を、テレビ受像装置の場合につい
て、図1ないし図3を参照して詳述する。なお、図1は
直流電源、すなわち二次電池を電源として用いた場合の
テレビ受像装置の説明ブロック図、図2は交流電源、す
なわち60ヘルツの商用電源を用いた場合のテレビ受像
装置の説明ブロック図、図3は図1における電圧変調
させる誘導起電力発生手段の変形例を示している。
【0015】図1において、1は直流電源、2はテレビ
受像機、3はテレビ受像機の電源コード、4は電源コー
ド3の一部に挿入して外部励起する誘導起電力発生手段
で、発振器5およびこの発振器5に接続された電源コー
ド3に巻回されるコイル部6とを有している。なお、発
振器5の出力は数mWのもので充分である。
【0016】出力が2mV、100〜10,000ヘル
ツに発振する発振器5に、4回巻回しているコイル部6
を接続した誘導起電力発生手段4を用い、外部から励起
して誘導起電力を発生させることにより、電圧を微弱だ
け変調させた電圧を29インチのテレビ受像機2に供給
した場合、6〜8KVの静電気が発生していたのを50
〜60Vまで減少することができた。
【0017】なお、図3(a)に示すように、発振器5
とコイル部6との間に、自己誘導する変調手段7を挿入
すると静電気の発生を減少させる効果がより好ましいも
のとなり、さらに、図3(b)に示すように、発振器5
の電源と発振器5との間にも自己誘導する変調手段8を
挿入すると静電気の発生はより減少して効果的になるこ
とも確認している。
【0018】また、図2において、9は交流電源、10
は電源コードの3の一部により形成した誘導起電力発生
手段で、コイル状に4回巻回したコイル部11を有して
自己誘導を発生させるようにしている。この誘導起電力
発生手段10を用い、自己誘導して誘導起電力を発生さ
せることにより、電圧を微弱だけ変調させた電力を29
インチのテレビ受像機2に供給した場合も、6〜8KV
の静電気が発生していたのを50〜60Vまで減少させ
ることができた。
【0019】さらに、図1で説明した誘導起電力発生
段4を、図2に示すような交流電源に用いた場合でも同
様な効果が得られる。
【0020】つぎに、図1における誘導起電力発生手段
4の回路の具体例について図4を参照し、また図2にお
ける誘導起電力発生手段10の回路の具体例について図
5を参照してそれぞれ説明する。
【0021】図4において、発振器5としては、UM6
6TのICを使用し、発振器5の電源12としては、
1.5〜3Vの直流電源を使用したところ、発振器5と
電源12の間には7mVA程度の電流が流れ、コイル部
6に誘導起電力が発生して静電気を減少することができ
た。
【0022】また、図5において、コイル部11に、1
〜2MΩの抵抗13を接続したところ、25〜50μA
の電流が流れ、コイル部11に誘導起電力が発生して静
電気を減少させることができた。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、電圧を微弱に変調させた電力を供給することに
より、電気機器に静電気が発生するのを抑制することが
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における静電気の発生を抑制す
る方法を採用したテレビ受像装置の説明ブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例における静電気の発生を抑
制する方法を採用したテレビ受像装置の説明ブロック図
である。
【図3】図1における誘導起電力発生手段の変形例を示
す図である。
【図4】図1における誘導起電力発生手段の具体的回路
図である。
【図5】図2における誘導起電力発生手段の具体的回路
図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 テレビ受像機 4,10 誘導起電力発生手段 9 交流電源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導起電力発生手段により微弱に変調さ
    せた電圧を電気機器に供給して静電気の発生を抑制する
    方法。
JP25184398A 1998-08-21 1998-08-21 静電気の発生を抑制する方法 Expired - Lifetime JP2987139B1 (ja)

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