JP2986941B2 - 偏向マグネツト - Google Patents

偏向マグネツト

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JP2986941B2 JP5576691A JP5576691A JP2986941B2 JP 2986941 B2 JP2986941 B2 JP 2986941B2 JP 5576691 A JP5576691 A JP 5576691A JP 5576691 A JP5576691 A JP 5576691A JP 2986941 B2 JP2986941 B2 JP 2986941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏向マグネツトに係り、
特に工業用電子蓄積リング用に好適な偏向マグネツトに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子蓄積リング用偏向マグネツト
として、例えば特開昭62−169306号公報に記載
のものが知られ、これを図2に示している。図2におい
て上下に2分割されて構成されたものを対向配置した偏
向コイル3内には、真空になされて断熱層となつた空間
部6を介して真空容器2が配置されている。偏向コイル
3の外周部にはカラー4を介してシールド鉄心5が配置
され、このようにして偏向マグネツト1が構成されてい
る。この偏向マグネツト1は、荷電粒子を蓄積するため
に真空容器2内の軌道に沿つて均一な磁場を生じさせる
ように構成しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら良好な磁
場均一度を得るには、巻線導体を所定の位置に巻回して
偏向コイルを構成する必要があるが、巻線導体が不整列
になり易く端面が変形したり、また上下方向に分割され
た偏向コイル間に偏りが生じて非対称になり、所定の位
置に巻線導体を固定するのが難しかつた。このため磁場
は、軌道方向および軌道に直交する軌道面の径方向にお
ける均一度が低下してしまい、結局、軌道に沿つて所定
の磁場の強さを有する軌道面を狭くして、荷電粒子の蓄
積量を低下させていた。
【0004】本発明の目的とするところは、軌道方向お
よび軌道に直交する軌道面の径方向における磁場均一度
を向上した偏向マグネツトを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による第一番目の
発明は上記目的を達成するために、巻枠の外周弧状面の
周方向に配置したポールスぺーサと巻線導体間および巻
線導体間の対向部に嵌合部を構成したことを特徴とす
る。
【0006】また本発明の第二番目の発明は、巻枠の外
周弧状面にシート状部材を固定し、このシート状部材に
よつて巻線導体を支持固定したことを特徴とする。
【0007】また本発明の第三番目の発明は、巻枠の外
周弧状面に多数のビスを設け、内部に巻線導体を収納し
たU字状ケースを上記ビスに溶着したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の第一番目の発明は上述の如く嵌合部を
有しているため、巻線導体の配置に際して、この嵌合を
完成させながら行なうことができるので、軌道に直交す
る軌道面の径方向への巻線導体の突出を防止して、所定
位置に精度良く保持させることができ、これによつて軌
道方向および軌道に直交する軌道面の径方向における磁
場の均一度を向上させることができる。
【0009】また本発明の第二および第三番目の発明
は、上述したように巻枠へ巻線導体を固定するようにし
たため、軌道に直交する軌道面の径方向への突出を防止
すると共に、蛇行変形も防止して巻線導体を所定位置に
強制的に保持させ、第一番目の発明と同様の効果を得る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
【0011】図1は図2に示した偏向マグネツトにおけ
る偏向コイル3の上半分に相当する部分を拡大して示す
斜視図で、非磁性材から成る巻枠7の外周弧状面8に、
ポールスぺーサ10と、超電導導体から成る巻線導体1
5が配置されて構成されている。より詳細には巻枠7の
外周弧状面8の中間部にはポールスぺーサ10がボルト
11によつて固定されており、このポールスぺーサ10
は外周弧状面8の周方向に1対の凹部9a,9bを有し
ている。ポールスぺーサ10の側方に配置される複数の
巻線導体15はほぼ同一構造であり、ポールスぺーサ1
0との反対向側には凹部9a,9bと同様の凹部13が
形成され、またポールスぺーサ10との対向部には凸部
14が形成されている。この凸部14は、絶縁材12a
を介在してポールスぺーサ10の凹部9a,9b内に嵌
合され、扇状のポールスぺーサ10に沿つて扇状の巻線
導体15が配置されていく。この巻線導体15の凹部1
3には隣り合う巻線導体の凸部が絶縁材12bを介在さ
せて上述の場合と同様に嵌合されている。両絶縁材12
a,12bは軌道方向に所定長を有すると共に同方向に
間隔をおいて離散的に複数設けられているが、外周弧状
面8の周方向の同じ位置に配置されている。また絶縁材
12a,12bが存在する巻線導体15の下部と外周弧
状面8間には絶縁材12cが介在されており、この絶縁
材12cの軌道方向の長さは絶縁材12a,12bの同
方向長さと同じである。このようにして絶縁材12a,
12b,12cが配置されていない部分に間隙16が形
成され、この間隙16は巻線導体15を冷却する冷媒の
通路として用いられるように、偏向コイル3全体は巻枠
7を容器壁の一部として構成された図示しない液体ヘリ
ウム容器内に収納されている。
【0012】このように巻枠7の周方向において、ポー
ルスぺーサ10とこれに隣接する巻線導体15の対向部
に凹部9a,9bと凸部14から成る嵌合部を形成し、
また巻線導体15間に凹部13と凸部14から成る嵌合
部を形成したため、ポールスぺーサ10に対向する巻線
導体15は、嵌合部を利用しながらポールスぺーサ10
に沿つて配置することができ、蛇行して不整列になるこ
とを防止することができ、また他の巻線導体15も凹部
13と凸部14の嵌合部を利用して配置することができ
るので蛇行して不整列になることがない。また、この理
由で偏向コイル3の上半分と下半分の対称性が向上し、
軌道方向および軌道に直交する軌道面の径方向における
磁場の均一化を図ることができる。
【0013】図9は偏向マグネツトの軌道に直交する軌
道面に沿つた磁場分布を示すもので、上述した実施例に
おける磁場分布ΔBと、従来の磁場分布Bを比較して示
している。同図から分かるように本実施例による磁場分
布ΔBの方が、従来の磁場分布Bよりも実線で示す理想
的磁場分布線ΔAに対して近づいており、軌道方向の磁
場分布の均一度が向上する。
【0014】図3は本発明の他の実施例による偏向コイ
ルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0015】この実施例ではポールスぺーサ10と巻線
導体15間および各巻線導体15間に絶縁材18を介在
させ、絶縁材18の一方の対向面側は粗状面による接触
とし、他方の対向面側は嵌合により連結としたことを特
徴としている。つまり、ポールスぺーサ10と絶縁材1
8間はそれぞれの対向部に形成した粗状面19によつて
接触させている。一方、絶縁材18の反ポールスぺーサ
側には凸部20が形成されており、この凸部20と対向
する巻線導体15の対向部には凸部20に嵌合する凹部
21が形成されている。外周弧状面8の周方向における
巻線導体15の反対側には同一構造の絶縁材18が新た
に配置されており、この絶縁材18と巻線導体15間は
それぞれの対向部に形成した粗状面19による接触連結
であり、また絶縁材18の他方側に形成した凸部20に
は隣接する巻線導体15の凹部21が嵌合されている。
また各巻線導体15の下部と巻枠7間には先述の絶縁材
12cが配置されている。
【0016】このように巻線導体15は必要数に応じて
設け、それらの間に絶縁材18を設け、この絶縁材18
の一方は粗面による連結とし、他方は嵌合による連結と
することにより、巻線導体15の曲率が小さい偏向マグ
ネツトであつても、特にコイルエンド部で巻線導体15
の剛性を先の実施例よりも低減して、同様の効果を得る
ことができる。
【0017】図4は本発明の他の実施例による偏向コイ
ルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0018】この実施例における巻枠7の外周弧状面8
には、その周方向にポールスぺーサ10と複数の巻線導
体15が配置されており、周方向におけるそれらのそれ
ぞれの対向部に凹部22,23が形成されている。この
凹部22,23を除く各対向部には絶縁紙24を介在さ
せ、凹部22,23内に絶縁被覆したステンレス鋼から
成る芯線25を嵌合させている。また各巻線導体15の
下部と巻枠7間には先述の絶縁材12cが軌道方向に所
定長さを有して離散的に配置されている。
【0019】このようにポールスぺーサ10と巻線導体
15の対向部、また各巻線導体15の対向部にそれぞれ
凹部22,23を形成し、この凹部22,23内に芯線
25を介在させるようにすると、図3の実施例のように
外周弧状面8の周方向に所定の寸法を必要とする絶縁材
18を省略することができるので、その分だけ周方向に
巻線導体15のターン数を増加させることができる。
【0020】図5は本発明の更に異なる実施例による偏
向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0021】この実施例は図3で説明したポールスぺー
サ10と巻線導体15間、また各巻線導体15間に、嵌
合部をもつ絶縁材18を介在させた方式における変形例
を示している。この実施例におけるポールスぺーサ10
は、巻線導体15との対応部側に断面半円状の凸部26
を軌道方向に連続して有し、またポールスぺーサ10に
対向する巻線導体15は、絶縁紙24で外周を包んで成
りポールスぺーサ10との対向面に断面半円状の凸部2
7を軌道方向に連続して有している。これら両者間に介
在された絶縁材18は、ポールスぺーサ10と巻線導体
15との対向面にそれぞれ凸部26,27に嵌合する凹
部28,29を有している。隣接する巻線導体15間も
同様の構成となつており、間に絶縁材18を介在させて
いる。またポールスぺーサ10と絶縁材18の間には絶
縁紙24を介在させている。
【0022】この実施例によれば、先の実施例と同様
に、ポールスぺーサ10の凸部26に絶縁材18の凹部
28を嵌合させた後、絶縁材18の凹部29に巻線導体
15の凸部27を嵌合させて巻線導体15の飛び出しを
防止しながら、巻線導体15を所定の位置に配置するこ
とができるので、磁場の均一性を向上させることができ
る。
【0023】また上述した各実施例から分かるように、
ポールスぺーサ10と巻線導体15間は絶縁紙24や絶
縁材18等の絶縁手段によつて絶縁されると共に、それ
らの対向部に嵌合部を構成すれば良く、この嵌合部は種
々の構成および形状を採ることができる。
【0024】図6は本発明の更に異なる実施例による偏
向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0025】先の実施例においてはポールスぺーサ10
と巻線導体15間および各巻線導体15間に嵌合部を構
成したが、本実施例では巻線導体15を巻枠7へ固定す
る固定手段を用いている。すなわち、巻枠7の外周弧状
面8には各巻線導体15に対応する位置で軌道方向に連
続した固定溝30を形成すると共に、後述する固定キー
31を固定溝30へ嵌入しねじ32によつて固定できる
ようねじ穴が形成されている。先ず、ポールスぺーサ1
0に近い固定溝30内に軌道方向に所定幅を持つ絶縁シ
ート33の一端を置き、その上から固定溝30へ嵌合し
た固定キー31を配置し、この状態でねじ32を締め付
けて固定キー31を固定溝30内に固定する。この状態
でポールスぺーサ10側の巻線導体15を配置すると共
に、この巻線導体15を先の絶縁シート33で反時計方
向に一回巻き付ける。次いで、ポールスぺーサ10から
二番目の固定溝30に絶縁シート33が入るように次の
固定キー31を絶縁シート33の上方から固定溝30に
嵌入し、ねじ32で固定キー31を固定する。この固定
キー31の上に二番目の巻線導体15を載せ、この二番
目の巻線導体15を絶縁シート33で時計方向にほぼ半
周包むようにした後、三番目の固定溝30に別の固定キ
ー31をねじ止めする。この状態で三番目の巻線導体1
5をこの固定キー31の上に載せ、この巻線導体15を
絶縁シート33で反時計方向に巻回し、四番目の固定キ
ー31で四番目の固定溝30に固定する。巻枠7の周方
向に上述の作業を繰返し全ての巻線導体15を絶縁シー
ト33でほぼ半周ずつ包んだ後、巻枠7の突起ガイド板
34と最後の巻線導体15間に図示しない絶縁スぺーサ
を差し込み、この絶縁スぺーサによつて絶縁シート33
の最終端を挟持して固定する。
【0026】この作業は軌道方向に所定幅を持つ1つの
絶縁シートに注目して述べたが、軌道方向には複数の絶
縁シートが設けられ、軌道方向に奇数番目となる絶縁紙
は上述の場合と同じ仕方でほぼS字状に蛇行して巻回さ
れている。一方、軌道方向の偶数番目となる絶縁シート
35は巻回の仕方が異なる。つまり、絶縁シート35の
ポールスぺーサ10側の端は、一番目の固定溝30内に
固定キー31によつて挟持するように固定し、一番目の
巻線導体15を時計方向にほぼ半周した後、二番目の巻
線導体15に対して反時計方向にほぼ半周巻回されてい
る。その後、絶縁シート35を三番目の固定溝30内に
位置させ、これに嵌入した固定キー31によつて固定し
ている。このように軌道方向に配置した二枚の絶縁シー
ト33,35をそれぞれS字状に蛇行して配置すること
によつて各巻線導体15を両絶縁シート33,35で包
囲して固定することができる。
【0027】この実施例によれば、巻線導体15に嵌合
部形成のために凹凸部を設けないで済む。また巻線導体
15を巻枠7へ順次固定しながら作業できるので、作業
中に先行して配置した巻線導体15にたわみが生じるこ
とがなく、従つて巻線導体15の配列精度が一層向上し
て対称性の良い偏向コイルが得られる。
【0028】図7は本発明の他の実施例による偏向コイ
ルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0029】この実施例においても巻枠7の外周弧状面
に、各巻線導体15に対応して固定溝30を形成し、こ
の固定溝30に嵌合する固定キー31をねじ32によつ
て固定できるようにしている。巻線作業は、先ずポール
スぺーサ10側の固定溝30へ軌道方向に所定幅を有す
る金属シート板36の中間部を位置させて固定キー31
によつて固定する。次いで巻線導体15を固定キー31
の上に載せ、図示の如く金属シート板36で巻線導体1
5を包囲し、端部37をハンダなどで溶着している。
【0030】この実施例によれば、巻線導体15の剛性
が強くても金属シート板36で巻線導体15を強固に整
形して固定でき、また図6および図7に示す実施例では
軌道方向に所定長を有した絶縁シート33,35や金属
シート板36等のシート状部材を巻枠7に固定し、この
シート状部材によつて巻線導体15を包囲して固定した
ため、先の実施例のようにポールスぺーサ10や巻線導
体15に嵌合部用の凹凸部を形成する必要がない。
【0031】図8は本発明の更に異なる実施例による偏
向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【0032】この実施例における巻枠7の外周弧状面8
には複数のビス41を螺合させて設けている。一方、巻
線導体15はポールスぺーサ10側から一つ置きに軌道
方向に所定長を有するU字状ケース38内に収納し、U
字状ケース38の開口側を巻枠7の外周弧状面8に接触
させ、この状態でU字状ケース38とこれに対向する位
置のビス41間をハンダ39で接続している。U字状ケ
ース38内に収納された巻線導体15間に配置される他
の巻線導体15は、図示の如くU字状ケースを備えてお
らず、両側に配置されたU字状ケース38間に挟持して
固定されている。このU字状ケース38は、外周弧状面
8の任意の周方向の同一位置において一つ置きに配置さ
れており、このような配置は軌道方向に所定距離隔てら
れた他の周方向位置においても同様である。しかも、U
字状ケース38が配置された周上にはステンレス製のバ
インド板40が設けられ、U字状ケース38とバインド
板40間を溶接している。このバインド板40に対応す
る位置のU字状ケース38およびポールスぺーサ10に
は切欠きが形成され、この切欠き内にバインド板40が
嵌入されている。
【0033】この実施例によれば、各巻線導体15をU
字状ケース38によつて強固に、また正確な位置に整列
よく固定することができ、磁場分布の均一度を一層向上
することができる。
【0034】尚、図8に示した実施例において、U字状
ケース38内には、1ターンの巻線導体15を配置して
も良いし、数ターンの巻線導体を配置しても良い。また
上述の各実施例における巻線導体15は超電導導体でも
常電導導体でも良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、巻
枠の周方向におけるポールスぺーサと巻線導体間および
巻線導体間に嵌合部を形成したり、あるいは巻枠に固定
したシート状部材によつて巻線導体を包囲したり、もし
くは巻線導体を収納した断面U字状のケースを巻枠に溶
接して固定したため、巻線導体が軌道と直交する軌道面
の径方向に飛び出したり、蛇行変形したりすることがな
く整列させることができ、従つて軌道方向および軌道に
直交する軌道面の径方向における磁場の均一度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による偏向マグネツトの偏向
コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図2】本発明を適用する電子蓄積リング用偏向マグネ
ツトの部分断面斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例による偏向マグネツトの偏
向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施例による偏向マグネツト
の偏向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施例による偏向マグネツト
の偏向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施例による偏向マグネツト
の偏向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図7】本発明の更に他の実施例による偏向マグネツト
の偏向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図8】本発明の更に他の実施例による偏向マグネツト
の偏向コイルの上半分を示す部分断面斜視図である。
【図9】偏向マグネツトの磁場分布を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1 偏向マグネツト 3 偏向コイル 7 巻枠 8 外周弧状面 9a 凹部 9b 凹部 10 ポールスぺーサ 12a 絶縁材 12b 絶縁材 13 凹部 14 凸部 15 巻線導体 18 絶縁材 22 凹部 23 凹部 24 絶縁紙 25 芯線 30 固定溝 31 固定キー 33 絶縁シート 35 絶縁シート 36 金属シート板 38 U字状ケース 40 バインド板 41 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝司 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 6/00 ZAA

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内部に荷電粒子の軌道を形成するよ
    う略筒状に成すと共に上記軌道方向に扇形にした巻枠
    と、この巻枠の外周弧状面に上記軌道方向に沿つて配置
    したポールスぺーサと複数の巻線導体とから偏向コイル
    を構成して成る偏向マグネツトにおいて、上記巻枠の周
    方向における上記偏向コイルと上記ポールスぺーサ間お
    よび上記各巻線導体間の対向部に、それぞれ嵌合部を構
    成したことを特徴とする偏向マグネツト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記ポー
    ルスぺーサと上記巻線導体間および上記各巻線導体間に
    絶縁材を介在し、この絶縁材とそれぞれの対向部に嵌合
    部を構成したことを特徴とする偏向マグネツト。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記ポー
    ルスぺーサと上記巻線導体間および上記各巻線導体間に
    絶縁材を介在させ、この絶縁材の一方の対向面を粗面に
    よる連結とし、他方の対向面を嵌合部としたことを特徴
    とする偏向マグネツト。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、上記嵌合
    部は、それぞれの対向面に対向して形成した凹部と、こ
    れら両凹部内に嵌入された芯線とから成ることを特徴と
    する偏向マグネツト。
  5. 【請求項5】 その内部に荷電粒子の軌道を形成するよ
    う略筒状に成すと共に上記軌道方向に扇形にした巻枠
    と、この巻枠の外周弧状面に上記軌道方向に沿つて配置
    したポールスぺーサと複数の巻線導体とから偏向コイル
    を構成して成る偏向マグネツトにおいて、上記巻枠の周
    方向に配置した上記各巻線導体を包囲したシート状部材
    を設け、このシート状部材を上記巻枠の外周弧状面に固
    定したことを特徴とする偏向マグネツト。
  6. 【請求項6】 その内部に荷電粒子の軌道を形成するよ
    う略筒状に成すと共に上記軌道方向に扇形にした巻枠
    と、この巻枠の外周弧状面に上記軌道方向に沿つて配置
    したポールスぺーサと複数の巻線導体とから偏向コイル
    を構成して成る偏向マグネツトにおいて、上記巻枠の周
    方向に配置した上記巻線導体は、断面をU字状に成した
    U字状ケース内に収納したものを離散的に複数設け、上
    記巻枠の外周弧状面に設けた複数のビスに上記U字状ケ
    ースを溶着したことを特徴とする偏向マグネツト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6016058B2 (ja) * 2012-03-27 2016-10-26 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 偏向電磁石コイル設計方法、偏向電磁石コイル設計装置、超電導電磁石の製造方法、加速器の製造方法、及びコイル配置最適化プログラム

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