JP2986927B2 - 溶融金属容器等の内張り施工方法 - Google Patents
溶融金属容器等の内張り施工方法Info
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Description
鉄分野の溶融金属容器等の内張り施工方法に関する。
施工では、不定形耐火物の粉粒をミキサ−内で予め水や
バインダ−を添加して混練し、この混練物をシュ−トを
介したり、バケットコンベヤ−や圧送ポンプを利用した
りして所定の内張り施工部に流し込んでいた。
内張り施工する場合、作業床が平坦で広ければ問題は生
じないが、作業床に凹凸面があったり、広いスペ−スが
なかったり、また天井クレ−ンが届かない場所では、施
工に非常に手間がかかるものであった。また、搬送機器
の移動に危険を伴ったり、さらに施工機器を使用した後
の混練物の清掃に手間がかかり、特に廃水処理に問題が
生じるものであった。
は、施工現場から離れた位置に設置されたホッパーか
ら、圧力気体によって輸送管内を圧送した加液未処理の
不定形耐火材の鋳込み施工方法が提案されている。しか
し、圧送空気や高圧水の流量や圧力調整が容易でなく、
均一な品質を得ることは容易でなかった。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、不定
形耐火物の粉粒を定量供給する材料定量供給装置と、上
記粉粒を充填する材料圧送装置と、上記粉粒を定量的に
圧送するための流量制御付きの定圧定量空気供給装置
と、一定量の水を供給する定圧定量水供給装置で構成し
て、上記材料圧送装置に定圧定量空気供給装置をホース
を介して接続し、材料圧送装置に所定長さの耐摩耗性の
搬送ホースを接続してその先端部にウオーターリング部
を接続するとともに、ウオーターリング部に定圧定量水
供給装置を高圧水ホースを介して接続し、上記ウオータ
ーリング部に、放射状のスパイラル仕切りを内設して、
その前部にスパイラル状の混合羽根を内設したノズルを
取着し、材料定量供給装置から定量の粉粒を材料圧送装
置に供給して、定圧定量空気供給装置で定流量の空気を
圧送して定流量の粉粒を搬送ホースでウオーターリング
部に搬送し、定圧定量水供給装置で定流量の高圧水を圧
送してウオーターリング部で定流量の粉粒に加水してノ
ズル部で均一状に混合し、ノズル先を溶融金属容器等の
所定部に対向して所定の内張り施工部に流し込むととも
に、バイブレーターで振動を加えて充填することを特徴
とする溶融金属容器等の内張り施工方法を提供するにあ
る。
扱いやすい場所に設置した材料供給装置から搬送ホース
を介して不定形耐火物の粉粒を簡単に施工場所へ圧送で
きるとともに、定圧定量水供給装置から高圧水ホースを
介してウオーターリング部に一定量の水を供給できる。
そして、ウオーターリング部に内設したスパイラル仕切
りで均一に加水し、さらにノズル部に内設したスパイラ
ル状の混合羽根で均一に混合して内張り施工部に流し込
み、バイブレーターで振動を加えることによって、簡単
にかつ均一な品質の流し込み充填施工ができる。
る。第1図以下は、本発明の一実施例である。本発明の
溶融金属容器等の内張り施工方法は、第1図のようにキ
ャスタブル耐火物の不定形耐火物の粉粒を充填した材料
圧送装置1に耐摩耗性のゴムホ−スの搬送ホ−ス2を所
定の長さにわたって接続し、高炉樋のような溶融金属容
器3の内張り施工部に先端を対向できるようにしてい
る。材料圧送装置1には、図のように不定形耐火物の原
料を投入自在とした材料定量供給装置4で耐火物の粉粒
を所定量供給するようにしており、また流量制御付きの
定圧定量空気供給装置5を接続して、上記した搬送ホ−
ス2に装填する耐火物の粉粒を定量的に円滑に圧送でき
るようにしている。
にウオ−タ−リング部6を接続し、ウオ−タ−リング部
6に高圧水ホ−ス7を介して定圧定量水供給装置8を接
続して一定量の水を供給できるようにし、搬送ホ−ス2
で圧送されてくる耐火物の粉粒を加水し、必要により適
量のバインダ−を添加して、先端部に取着のノズル9で
均一に混合して内張り施工部に流し込めるようにしてい
る。
のように円筒体10のセラミックスを内張りした内部に
スパイラル仕切り11を放射状に配設していて、外周部
に接続した水供給弁12を介して一定の高圧水を流入し
て耐火物の粉粒を均一に加水できるようにしている。
は、第4図のようにハブ型のセラミックス製のノズル9
を装着していて、ノズル9に内設したスパイラル状の混
合羽根14によって、耐火物の粉粒と水とを均一に混合
できるようにしている。
し込み施工部には棒状のバイブレ−タ−13を投入し
て、流し込んだ流し込み施工材に振動を加えてチクソト
ロピ−効果を発揮するようにし、脱気および骨材のマト
リックスの密着化がはかれるようにしている。
ス2で圧送して、その先端部で加水して内張り施工部に
流し込めるため、搬送ホース2や高圧水ホース7を所定
の長さとして内張り施工部に配設するだけで、材料圧送
装置1や定圧定量水供給装置8等の設備を配置しやすい
場所に設置できて、容易に流し込み施工できる。そのた
め、流し込み施工が簡単に行えて、施工後の後始末もウ
オーターリング部6をノズル9部の水洗浄だけで容易に
かつ短時間に行える。また余分な材料を無駄に廃棄する
こともなくなる。
−タ−13で振動を加えるため、流し込み施工材の脱気
や骨材のマトリックスの密着化がはかれて、品質のよい
施工体を施工できる。
体の耐火物の粉粒を搬送ホ−スで圧送し、硬化剤を水に
添付してスラリ−状として搬送ホ−スの先端のノズル部
で混合して流し込み施工することもできる。また、硬化
剤や薬液をタンクロ−リ−から高圧水ホ−スを介してウ
オ−タ−リング部に供給して流し込み施工するなど、本
発明の趣旨の範囲で適宜に実用的な態様が実施できる。
施工について説明したが、転炉、脱ガス槽、タンディッ
シュ、その他の内張り施工を必要とする容器についても
適用することができる。
量供給装置、材料圧送装置、定圧定量空気供給装置、定
圧定量水供給装置を所定の取り扱いやすい場所に設置す
るだけで、搬送機の移動に危険を伴うことなく、またバ
ケットコンベヤーや圧送ポンプ等の機械を使用しなくて
も、不定形耐火物の粉粒を定量的に施工場所へ圧送し、
品質よく流し込み施工ができる。そして、上記装置間に
所要のホースを接続することで不定形耐火物の粉粒を搬
送ホースを介して定量に圧送することができ、さらに定
圧定量水供給装置で一定量の水を供給できて、搬送ホー
スで圧送されてくる耐火物の粉粒をウオーターリング部
で加水することができる。特に、一定の高圧水を加水し
た不定形耐火物の粉粒をウオーターリング部に内設した
スパイラル仕切りによって均一に加水でき、上記加水し
た粉粒をさらにノズルに内設したスパイラル状の混合羽
根によって均一状に混合できる。このように所定の長さ
の搬送ホースの先端のノズル先を所要の内張り施工部に
対向して配設することによって、所定の混合比とした流
し込み耐火物を流し込み施工できるとともに、バイブレ
ーターで流し込み施工材を加振して良好な施工体を施工
することができる。また、搬送ホースの先端部で耐火物
の粉粒を加水するので、施工後の後始末が簡単であり、
耐火物を無駄に廃棄することなく、廃水処理による公害
の発生も防止できる。
溶融金属容器 4…ウオ−タ−リング部 7…高圧水ホ−ス 9…
ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】 不定形耐火物の粉粒を定量供給する材料
定量供給装置と、上記粉粒を充填する材料圧送装置と、
上記粉粒を定量的に圧送するための流量制御付きの定圧
定量空気供給装置と、一定量の水を供給する定圧定量水
供給装置で構成して、 上記材料圧送装置に定圧定量空気供給装置をホースを介
して接続し、材料圧送装置に所定長さの耐摩耗性の搬送
ホースを接続してその先端部にウオーターリング部を接
続するとともに、ウオーターリング部に定圧定量水供給
装置を高圧水ホースを介して接続し、 上記ウオーターリング部に放射状のスパイラル仕切りを
内設して、その前部にスパイラル状の混合羽根を内設し
たノズルを取着し、 材料定量供給装置から定量の粉粒を材料圧送装置に供給
して、定圧定量空気供給装置で定流量の空気を圧送して
定流量の粉粒を搬送ホースでウオーターリング部に搬送
し、定圧定量水供給装置で定流量の高圧水を圧送してウ
オーターリング部で定流量の粉粒に加水してノズル部で
均一状に混合し、ノズル先を溶融金属容器等の所定部に
対向して 所定の内張り施工部に流し込むとともに、バイ
ブレーターで振動を加えて充填することを特徴とする溶
融金属容器等の内張り施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410494A JP2986927B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 溶融金属容器等の内張り施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2410494A JP2986927B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 溶融金属容器等の内張り施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04214188A JPH04214188A (ja) | 1992-08-05 |
JP2986927B2 true JP2986927B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=18519654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410494A Expired - Lifetime JP2986927B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 溶融金属容器等の内張り施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2986927B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302362A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-31 | Shinagawa Refract Co Ltd | 不定形耐火物及びその施工方法 |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP2410494A patent/JP2986927B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04214188A (ja) | 1992-08-05 |
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