JP2986419B2 - 燃料注入装置 - Google Patents

燃料注入装置

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JP2986419B2
JP2986419B2 JP9040961A JP4096197A JP2986419B2 JP 2986419 B2 JP2986419 B2 JP 2986419B2 JP 9040961 A JP9040961 A JP 9040961A JP 4096197 A JP4096197 A JP 4096197A JP 2986419 B2 JP2986419 B2 JP 2986419B2
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    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B67D7/06Details or accessories
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J37/00Arrangements of fuel supply lines, taps, or the like, on motor cycles or engine-assisted cycles
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レース用オート
バイ等へ給油する場合に使用する燃料注入装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】実開平3−27869号には、オートバ
イの燃料タンクへ給油するための燃料注入装置が示され
ている。
【0003】この装置は、ほぼ同径の燃料専用ノズルと
空気抜き専用ノズルの2本のノズルを備え、これらをそ
れぞれ別々に燃料タンクに設けられた注入口内へ挿入す
ると、各ノズル先端に設けられたバルブが注入口の周囲
へ当接されてノズルと注入口の間隙を塞ぐと同時にバル
ブを開いて燃料専用ノズルから給油し、空気抜き専用ノ
ズルから空気を抜き出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、空気抜き専用ノズルがほぼ燃料専用ノズルと同径
であるから、より給油時間を短縮しようとすれば燃料専
用ノズルの径を太くする必要があるが、これには自ずか
ら制約があるため、従来程度の径のノズルを用いてより
給油時間を短縮できることが望まれる。
【0005】また、従来はのものは、給油タンクと、空
気抜き専用ノズル及び燃料専用ノズルの間をそれぞれが
別々の長い給油ホースと空気用ホースで接続していたた
め、これらを部分的にでも一体化することにより装置全
体の小型化や軽量化を実現することも望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る燃料注入装置は、給油タンクとこれに接
続された給油ノズルとを備え、給油ノズルを燃料タンク
の注入口から内部へ差し込むとともにこの注入口と給油
ノズルとの間を塞いだ状態で燃料を注入するようにした
燃料注入装置において、前記燃料タンクの注入口を複数
設け、これに対応して前記給油ノズルも複数設けるとと
もに、これら複数の給油ノズルのうち少なくともいずれ
か一つを、燃料供給通路と空気抜き通路とを一体に設け
た空気抜き兼用ノズルとし、他の給油ノズルを燃料専用
ノズルにしたことを特徴とする。
【0007】このとき、注入口を複数設け、これに対応
して給油ノズルも複数設けるとともに、これら複数の給
油ノズルのうち少なくともいずれか一つを、前記燃料供
給通路と空気抜き通路とを一体に設けた空気抜き兼用ノ
ズルとし、他の給油ノズルを燃料専用ノズルにすること
もできる。
【0008】さらに、この空気抜き兼用ノズルは空気抜
き用開口部と燃料吐出口を備えるとともに、空気抜き用
開口部の下端を、燃料吐出口の下端よりも上方へ配設す
ることができる。
【0009】また、前記燃料タンクが、その底部を後方
へ向かって下方傾斜させることにより後部に下方へ突出
する膨出部と、燃料タンク内に設けられ一端が注入口へ
接続し他端側が湾曲して前記膨出部内へ延出する給油ダ
クトを備えるものとし、前記給油ノズルをこの燃料タン
クに対して用いるようにすることもできる。
【0010】
【発明の効果】給油ノズルに燃料供給通路と空気抜き通
路を一体化したので、装置全体の小型化や軽量化に効果
が大となり、給油時の作業性が向上する。
【0011】また、複数の給油ノズルを使用するもので
あるが、そのううち少なくとも一本を空気抜き兼用ノズ
ルにすればよいので、他の給油ノズルは全て燃料専用ノ
ズルとなるから、単位時間当たりの燃料注入量を増加で
き、給油時間を大幅に短縮できる。
【0012】そのうえ、空気抜き兼用ノズルに設けられ
た空気抜き用開口部の下端を、燃料吐出口の下端よりも
上方へ配設すれば、注入終了のタイミングを空気抜き兼
用ノズルから燃料が逆流する時点で判断している関係
上、この判断を早すぎないようにして、十分量の燃料を
確実に給油できる。
【0013】さらに、燃料タンクの底部を後方へ向かっ
て下方傾斜させることにより後部に下方へ突出する膨出
部を設けるとともに、燃料タンク内に設けられる給油ダ
クトを、注入口から膨出部へ向かって湾曲させればスム
ーズに燃料を膨出部へ導くことができ、泡立ちにあまり
影響されずに給油できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は給油開始直前におけるレー
ス用オートバイの燃料タンクを断面で示す図、図2は燃
料注入装置の外観正面図、図3は同側面図、図4は給油
ノズル部分に関する図6の4−4線にほぼ沿った断面
図、図5は図6における5−5線に相当する空気抜き兼
用ノズル及びその近傍部分の拡大断面図、図6は図2の
6−6線断面図、図7は図6の7−7線に沿う補助バル
ブ部分近傍の要部断面図である。
【0015】まず、図1において、この燃料タンクT
は、頂部1にほぼ同径の2つの注入口2,3が前後に設
けられ、これらの注入口2,3の各開口部には口金4、
5が取付けられている。
【0016】燃料タンクTの底部には、底板6が後方へ
向かって下方傾斜することにより後部に膨出部7が形成
され、この膨出部7は後方行くにしたがって下方へ長く
突出しており、その最下部7aには図示省略の燃料供給
口が取付けられ、ここからやはり図示省略のエンジンへ
燃料が供給されている。
【0017】一方、前側の口金4には給油ダクト8の上
端部8aが注入位置規制リング9を介して接続され、そ
の下端側は底板6に沿って湾曲しながら後方へ延び、下
端部8bは膨出部7の最下部7aの近傍へ達している。
【0018】なお、給油ダクト8は略L字状に成形され
た上半分部8cと、その後方延出部8dの後端部へ接続
された湾曲ホース8eで構成されている。
【0019】注入口2及び注入口3には、それぞれ燃料
注入装置10の燃料専用ノズル11及び空気抜き兼用ノ
ズル12が差し込まれ、注入口2側では、燃料専用ノズ
ル11より給油ダクト8を介して膨出部7へ燃料のみが
注入される。
【0020】一方、注入口3側では、空気抜き兼用ノズ
ル12の一部からの燃料の注入と同時に、燃料タンクT
内の空気が、空気抜き通路25から外部へ排出される。
【0021】燃料注入装置10は、図2及び図3に明ら
かなように、燃料が加圧して収容されている可動式の給
油タンク13と、その下部14から下方へ延出する2本
のホース15、16を介して接続された燃料専用ノズル
11及び空気抜き兼用ノズル12を給油ノズルとして備
えている。
【0022】燃料専用ノズル11及び空気抜き兼用ノズ
ル12は、それぞれ外周部にバルブ17、18が摺動自
在に設けられ、かつ連結プレート19に対して燃料専用
ノズル11及び空気抜き兼用ノズル12は所定間隔で固
定されている。
【0023】連結プレート19の両端部には、給油時に
手に持って全体を押し下げるためのグリップ20が取付
けられ、給油タンク13の側面対称位置には、上下方向
へ延びるグリップバー21が設けられ、さらにこのグリ
ップバー21の一方側に沿って空気パイプ22が設けら
れている。
【0024】空気パイプ22は、給油タンク13の頂部
から下方へ向かい、屈曲部23が給油タンク13の下部
14内へ入り、ホース(後述)を介して空気抜き兼用ノ
ズル12内の空気抜き通路25へ接続されている。
【0025】図4に明らかなように、燃料専用ノズル1
1の先端部側面には燃料吐出口30が形成され、これを
バルブ17の内筒31が覆っている。
【0026】バルブ17は、内筒31とその外周側へ2
重壁をなす外筒32を備え、注入時には内筒31の先端
部外周が口金4の内周面に密接し、外筒32の先端面は
注入口2の口金4の上面へ当接する位置にある(図5の
拡大部参照)。
【0027】内筒31と外筒32は一体になって、燃料
専用ノズル11の外周上を摺動自在であり、最下方へ移
動したバルブ閉位置において、その上部内周側に設けら
れたリング33が燃料専用ノズル11の外周に形成され
たクリック溝34へ係合するようになっている(同
上)。
【0028】バルブ17は上方移動時、すなわちバルブ
開のとき、その上部が固定筒35内へ入り込むようにな
っており、この固定筒35と外筒32の間に弾装された
リターンスプリング36により閉方向へ付勢されてい
る。
【0029】燃料専用ノズル11の先端部には山形断面
のキャップ部材37が嵌合され、この斜面によって先端
部側面に形成された燃料吐出口30へ燃料をスムーズに
流すようになっている。
【0030】燃料専用ノズル11の上端部が嵌合するホ
ース15の上部には、下部14の底部へ突出形成された
ジョイントパイプ39が嵌合している。
【0031】空気抜き兼用ノズル12側もバルブ18を
除きほぼ同様構造をなしているので、燃料専用ノズル1
1側と共通部には同一符号を付して説明を省略する。
【0032】但し、空気抜き兼用ノズル12の先端部は
キャップ部材37の仕切壁38で3つに仕切られ(図6
参照)、この区画に対応して先端部側面の3ヶ所に形成
された開口部のうち、一つが空気抜き用開口40をな
し、他は燃料吐出口30をなしている。
【0033】この空気抜き用開口40には空気抜き通路
25が連通し、燃料吐出口30には燃料通路28が連通
することにより、空気抜き兼用ノズル12の内部は、そ
の通路断面積の略1/3をなす空気抜き通路25と、略
2/3をなす燃料通路28に分離されている。
【0034】空気抜き兼用ノズル12の上端部が嵌合す
るホース16の上部には、燃料専用ノズル11側のジョ
イントパイプ39と同様に下部14から下方へ突出する
ジョイントパイプ42が嵌合している。
【0035】図5にも明らかなように、下部14内には
ジョイントパイプ42と連通するフランジパイプ43が
その下端部を下部14の底面上へ当接して溶接され、か
つ上部にフランジ部44が設けられている。
【0036】このフランジ部44上にはバルブ筒45が
重ねられ、さらにその上に重ねられた押さえプレート4
6をボルト47でフランジ部44と締結することによ
り、バルブ筒45を挟んで3部材が一体に固定された補
助バルブ用ハウジング部48になっている。
【0037】この補助バルブ用ハウジング部48の内部
には、給油タンク13内部の燃料をジョイントパイプ4
2から空気抜き兼用ノズル12の内部に設けられている
燃料通路28へ連通する補助バルブ通路49が形成され
ている。
【0038】フランジパイプ43の側面には、空気パイ
プ22のうち、給油タンク13の下部14を貫通して延
びる屈曲部23の端部が貫通し、ここでホース24の上
端部に接続している。
【0039】空気抜き通路25は、円筒状の上部26と
略扇形断面に形成された下部27からなり、上部26は
ホース24の下端部と接続し、下部27は、キャップ部
材37の仕切壁38で仕切られた空気抜き用開口40に
連通する区画内に形成されている。
【0040】図5乃至7に明らかなように、バルブ筒4
5内にはその内側に形成された補助バルブ通路49を開
閉する補助バルブ50が設けられ、この補助バルブ50
はフラットバルブ状をなし、これを一体回動させるため
の回動軸51がバルブ筒45を貫通して側方へ突出され
ている。
【0041】この回動軸51の突出端にリングプレート
52の一端が連結され、このリングプレート52の他端
には長穴53が形成され、この長穴53を介してボルト
54によりロッド55の上端が連結されている。
【0042】図7の破線状態aはロッド55が下方へ下
がりリングプレート52が時計回りに回動して給油タン
ク13からの燃料供給を断つフラットバルブ50の全閉
状態であり、ロッド55が上方へ上がると仮想線のよう
にリングプレート52が反時計回りに回動し、やがて仮
想線bで示すフラットバルブ50が全開状態になり、燃
料が燃料供給通路28へ供給される。
【0043】ロッド55は上下方向へ延び、中間部を連
結プレート19によって上下動自在に支持された後、そ
の下端部はアジャストナット56を介して当接部57に
なっている。この当接部57は、下端部が各給油ノズル
(11,12)を注入口2,3内へ押し下げたとき、燃
料タンクTの頂部へ当接してリンクプレート52を押し
上げるためのものである。
【0044】当接部57の位置は、バルブ18が全開と
なるとき同時にフラットバルブ50を全開にできるタイ
ミングに調節される。なお、当接部57が燃料タンク側
へ非接触のときは、ロッド55がリターンスプリング5
9によって下がり、リングプレート52もフラットバル
ブ50を全閉状態にするように回動している。
【0045】次に、本実施形態の作用を説明する。燃料
専用ノズル11及び空気抜き兼用ノズル12の各先端を
注入口2,3の各口金4,5へ一致させ、グリップ20
を持って燃料注入装置10を押し下げると、バルブ17
及び18の各外筒32の先端が口金4及び口金5の上面
に当接し、かつ各内筒31の先端外周が各口金4,5の
内周面へ密接する。
【0046】この状態でさらに燃料注入装置10を押し
下げると、燃料専用ノズル11及び空気抜き兼用ノズル
12の各先端は注入口2,3から燃料タンクTの内部へ
差し込まれるとともに、各バルブ17,18はそれぞれ
リターンスプリング36に抗して押し上げられて開状態
となる。
【0047】これにより、燃料専用ノズル11側では、
給油タンク13内の燃料が燃料専用ノズル11の燃料吐
出口30を通して給油ダクト8内へ注入される。
【0048】一方、空気抜き兼用ノズル12側では、バ
ルブ18が開になると同時に、当接部57が燃料タンク
側との接触により押し上げられて補助バルブ50を開に
するため、空気抜き兼用ノズル12の燃料吐出口30か
らも、燃料タンク内へ燃料が注入される。
【0049】このとき、燃料タンク内へ給油することに
伴って燃料タンク内の液面により押し上げられる空気
は、空気抜き用開口40から空気抜き通路25及び空気
パイプ22を通って、給油タンク13の頂部内へ戻され
る。
【0050】このため、スムーズに給油できるととも
に、単位時間の給油量は、燃料専用ノズル11全体と空
気抜き兼用ノズル12の通路断面積に略2/3を用いる
ので、従来と比べて著しく増加し、給油時間を大幅に短
縮できる。
【0051】しかも、燃料専用ノズル11及び空気抜き
兼用ノズル12の各径をほぼ同径でかつ従来と同程度に
したままでよいので、特に給油ノズルを太くすることな
しに給油時間の短縮が可能になる。
【0052】そのうえ、注入口2及び注入口3の各径を
従来と同程度にしたままでよいから、既存の燃料タンク
に対してそのまま使用でき、燃料タンク側に対して注入
口の口径変更を強いることもない。
【0053】また、従来のように、給油用ノズルに接続
した給油ホースと空気抜き用ノズルに接続した空気用ホ
ースを別々に設ける必要がないので、全体を小型かつ軽
量にできる。
【0054】さらに、燃料タンクの底部を後方へ行くほ
ど下方へ膨出するように形成してあるが、この膨出部7
へ達するように給油ダクト8を湾曲させたので、主たる
燃料注入側である燃料専用ノズル11側の燃料を膨出部
7の最下部へ導くため、注入量の多い燃料専用ノズル1
1側の泡立ちの影響を少なくしてスムーズな給油が可能
である。
【0055】但し、空気抜き兼用ノズル12側にも、そ
の先端に形成された開口部のうち、空気抜き用開口40
を除いて燃料吐出口30部分のみに接続するような給油
ダクトを設けることもできる。
【0056】図8は、別形態における図3に相当する図
である。この例では空気抜き兼用ノズル12の先端側に
形成された開口部のうち、空気抜き用開口40のみが燃
料吐出口30よりも寸法Hだけ高い位置に形成されてい
る点が相違し、その他の部分は前形態と一致するので、
共通部には同一符号を付して説明を省略する。
【0057】このようにすると、注入終了のタイミング
を空気抜き兼用ノズル12から燃料が逆流する時点で判
断している関係上、この判断を早すぎないようにして、
十分量の燃料を確実に給油できる。
【0058】図9は、さらに別の形態に係る燃料注入装
置全体の外観を示す図である。この例では給油タンク6
0は上方にこていされており、その底部から一本の集合
ホース61が下方へ延出し、三又ジョイント62で燃料
専用側分岐ホース63と空気抜き側分岐ホース64へ分
岐される。
【0059】燃料専用側分岐ホース63の各下部は、前
側と同様の燃料専用ノズル11へ接続され、空気抜き側
分岐ホース64の下部は、バルブ筒65、ジョイント部
68及び先端パイプ69を介して前実施形態と同様の空
気抜き兼用ノズル12へ接続されている。
【0060】バルブ筒65内には前実施形態の補助バル
ブと同様構造又は同様機能の適宜構造をした燃料注入開
始バルブが設けられ、その下側のジョイント部68には
空気抜き用のジョイントパイプ66が設けられている。
【0061】ジョイントパイプ66の一端でジョイント
部68及び先端パイプ69内にある部分は、前実施形態
同様にホース並びに空気抜き通路を介して空気抜き兼用
ノズル12先端の空気抜き用開口へ連通し、他端は空気
抜きホース67を介して給油タンク60内へ戻される。
【0062】このようにしても、給油タンク60と三又
ジョイント62の間を一本の集合ホース61にすること
ができるので、小型・軽量化を実現でき、かつ燃料専用
側分岐ホース63側ばかりでなく、空気抜き側分岐ホー
ス64へ分岐した系統からも給油可能であるから前形態
と同様の効果を奏することができる。
【0063】なお、本願発明は、これらの実施形態に限
定されず種々に変形可能であり、例えば、給油ノズル及
び注入口をそれぞれ3つ以上設けることができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料タンクの断面図
【図2】燃料注入装置の外観正面図
【図3】その側面図
【図4】図6の4−4線に沿う給油ノズル部分の拡大断
面図
【図5】図6における5−5線に相当する空気抜き兼用
ノズル及びその近傍部分の拡大断面図
【図6】図2の6−6線拡大断面図
【図7】図6の7−7線に沿う補助バルブ部分の要部断
面図
【図8】別形態に係る給油ノズル部の図3に相当する図
【図9】さらに別形態に係る装置全体の外観斜視図
【符号の説明】
2:注入口、3:注入口、7:膨出部、8:給油ダク
ト、10:燃料注入装置、11:燃料専用ノズル、1
2:空気抜き兼用ノズル、13:給油タンク、17:バ
ルブ、18:バルブ、22:空気パイプ、25:空気抜
き通路、28:燃料通路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油タンクとこれに接続された給油ノズル
    とを備え、給油ノズルを燃料タンクの注入口から内部へ
    差し込むとともにこの注入口と給油ノズルとの間を塞い
    だ状態で燃料を注入するようにした燃料注入装置におい
    て、前記燃料タンクの注入口を複数設け、これに対応して前
    記給油ノズルも複数設けるとともに、これら複数の給油
    ノズルのうち少なくともいずれか一つを、 燃料供給通路
    と空気抜き通路とを一体に設けた空気抜き兼用ノズルと
    し、他の給油ノズルを燃料専用ノズルにしたことを特徴
    とする燃料注入装置。
  2. 【請求項2】前記空気抜き兼用ノズルは空気抜き用開口
    部と燃料吐出口を備えるとともに、空気抜き用開口部の
    下端を、燃料吐出口の下端よりも上方へ配設したことを
    特徴とする請求項に記載した燃料注入装置。
  3. 【請求項3】前記燃料タンクは、その底部を後方へ向か
    って下方傾斜させることにより後部に下方へ突出する膨
    出部と、燃料タンク内に設けられ一端が注入口へ接続
    他端側が湾曲して前記膨出部内へ延出する給油ダクトを
    備えるとともに、前記給油ノズルがこの燃料タンクに対
    して用いられるものであることを特徴とする請求項1に
    記載した燃料注入装置。
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