JP2986049B2 - メモリ・アクセス・システム - Google Patents

メモリ・アクセス・システム

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JP2986049B2
JP2986049B2 JP6097353A JP9735394A JP2986049B2 JP 2986049 B2 JP2986049 B2 JP 2986049B2 JP 6097353 A JP6097353 A JP 6097353A JP 9735394 A JP9735394 A JP 9735394A JP 2986049 B2 JP2986049 B2 JP 2986049B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理コンピュータ・
システムに関し、特に、主メモリがダイナミック・ラン
ダム・アクセス・モジュール(DRAM)により実施さ
れるコンピュータ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本願はB.W.Curranによる1990年8
月31日出願の係属中の米国特許出願第576253
号"Method and Apparatus for Memory Row Redrive wit
hPrevious Row Address Store and Compare" (これは
1993年3月29日出願の米国特許出願第03954
9号として継続される)に部分的に関連する。
【0003】これらの係属中の出願は本願の出願人であ
るIBMにより所有される。
【0004】これらの係属中の出願で述べられる説明
は、本願において参照される。
【0005】用語解説:本明細書において使用される特
定の用語の意味について次に示す。 DRAM ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
・モジュール RAS 行アドレス・ストローブ CAS 列アドレス・ストローブ PMC プロセッサ・メモリ制御装置 BSM 基本記憶モジュール BMC 基本メモリ制御装置 MSA 主記憶配列 CPU 中央処理ユニット ROW_ADD 行アドレス COMP-RECOMP コンプリメント−再コンプリメント HAMT ハードウェア支援メモリ・テスタ FSFS フェッチ−ストア−フェッチ−ストア・マク
ロ UE ECCによる訂正不能エラー ECC エラー訂正(及び検出)コード DPL フェッチ・バッファを含むデータ・パス論理 DW 64ビット・データ及び8ECCチェック・ビッ
トを含むダブル・ワード QW 互いに連結された2つのダブル・ワードを含むク
ワッド・ワード Double Line 16QWを含むデータ・ブロック
【0006】次に従来の技術について述べる。今日、プ
ロセッサ・メモリ制御装置(PMC)が存在し、これは
行及び列アドレスを単一のバス上にマルチプレクスし、
主メモリ(以降では基本記憶モジュールまたはBSMと
称する)により要求されるクリティカルな行及び列アド
レス・ストローブ(RAS及びCAS)・シーケンスを
生成する。
【0007】従来特許:RAS及びCASシーケンスを
生成するメモリ・アクセス・システムが、Morris Cohen
による米国特許第4701843号"REFRESH SYSTEM FO
R A PAGEADDRESSABLE MEMORY" に述べられている。他の
ページ・アドレス可能メモリにはインテル社のリップル
モード(Ripplemode)が含まれる。他のページ・モード
特許として、米国特許第4803621号、同第480
7622号、同第4839796号、同第482332
4号、及び同第4623986号がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3のCohen 特許は、
Brian Curranの関連する過去の出願以前における従来技
術の幾つかの欠点を示している。ページ・モードにおい
て、RASストローブは、順次アクセスの行アドレスの
変更が検出されるまで、活動状態またはロウを維持す
る。問題はいつ次のアクセスが発生するかを予測できな
い点であり、DRAMへのRAS信号は漠然と活動状態
を維持しなければならず、更にRASが活動状態の時に
は相当な電力が消費される。従来技術の別の問題は、次
のアクセスが同一ページに対するものであるかどうかが
予測できない点である。そうでない場合、RASを非活
動化し、RASプリチャージ時間を守り、新たな行アド
レスに対しRASを再活動化するために、相当な待ち時
間が要求される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、本明細書にお
いて以降単純化のためにK19と呼ぶことにするB.W.
Curranによる米国特許出願第576253号"Method an
d Apparatus forMemory Row Redrive with Previous Ro
w Address Store and Compare" (1990年8月31
日出願)の単純化バージョンである。図4で表されるBr
ian W.Curranの過去の出願と同様、本発明のRAS信
号は、活動状態に保持するのとは対象的に、続くアクセ
ス以前に活動状態に移行する。最初に幾つかの基本概念
について要約し、次に本発明の詳細について述べること
にする。
【0010】典型的なメモリ制御装置である基本メモリ
制御装置からBSMへのインタフェース・シーケンスが
図2に示される。こうしたインタフェース・シーケンス
を生成する基本総称ハードウェアが図1に示される。
【0011】図1及び図2を参照すると、特定の基本制
御装置のハードウェア及び動作タイミング波形が示され
る。プロセッサのフェッチ及びストア要求は、プロセッ
サ・メモリ制御装置(PMC)10内の優先論理11に
より優先順位付けされる。任意のオペレーションが選択
される時、優先論理11は活動ステータスを配列開始ラ
イン上に提供する。この配列開始活動信号は、行を選択
するために選択ゲート15に供給され、次に列アドレス
が行/列アドレス・ラッチ17にゲートされる。この特
定のシステムにおける行アドレスは、配列オペレーショ
ン(またはアクセス)の第1サイクルで選択され、列ア
ドレスはアクセスの第5サイクルの直前で選択される。
配列開始信号はまた、カウンタである配列タイマ19を
活動化する。配列タイマ19は活動状態の配列開始ステ
ータスを受信すると、カウント1に初期化される。クロ
ック19aが配列タイマ19に入力され、各サイクルに
おいてカウンタを増分する。配列タイマ19の出力はタ
イミング論理18に供給され、これはアクセスの第1サ
イクルの間にアドレス有効を即時提供する。そしてカウ
ンタが4サイクル乃至11サイクルの間、活動状態の行
アドレス・ストローブ(RAS)信号(ロウ・レベル)
をBSMカード20上のRASラッチ23に提供する。
また、ほぼ6サイクル目に、CAS信号(列アドレス・
ストローブ)がメモリ・カード20上のCASラッチ2
2に提供される。メモリ・カード制御論理20aは行/
列アドレス・ラッチ21、CASラッチ22及びRAS
ラッチ23を含む。また、タイミング論理18は、カウ
ンタが5サイクル目に達した時に、アドレス有効信号を
提供する。論理18からのアドレス有効信号は、メモリ
・カード20内のラッチ21をゲートし、それによりイ
ンタフェースを介してカード行/列アドレス・ラッチ2
1に供給される行及び列アドレスをラッチする。メモリ
・カード制御論理20aの1部であるラッチ21におけ
る行/列アドレスは、DRAMをアドレスするために、
DRAM制御ラッチ23からのRAS信号及びDRAM
制御ラッチ22からのCAS信号と一緒に送られる。D
RAMはメモリ・カード20上の複数のメモリ・チップ
から構成され、アドレス及びRASストローブ信号及び
CASストローブ信号を受信する。これらは図2に示さ
れるように、メモリ読出しオペレーション及び書込みオ
ペレーションの間にシーケンスされる。こうした背景を
前提として、本発明に関連して使用される従来の出願を
調査することにする。
【0012】B.W.CurrenによるK19出願すなわち米
国特許出願第576253号"Method and Apparatus fo
r Memory Row Redrive with Previous Row AddressStor
e and Compare"(1990年8月31日出願)で述べら
れる実施例によれば、データを記憶するメモリ手段によ
り、改良されたメモリ・アクセス・システムが提供さ
れ、該メモリ手段は複数の記憶ロケーションを含み、各
ロケーションは複数の第1のアドレスの1つ及びそれに
続く複数の第2のアドレスの1つにより指定される。指
定のロケーションのデータをアクセスするための制御手
段は、第1のアドレス及び第1のストローブ信号、及び
それに続く第2のアドレス及び第2のストローブ信号に
より提供される。第1のストローブ信号は、次のアクセ
スの開始以前に非活動状態に移行する。メモリ手段は、
第1のストローブ信号が非活動状態に移行する時、自動
的に第2のアドレスから前回の第1のアドレスに再度切
替わる。制御手段は更に各アクセスに際し第1のアドレ
スを記憶し、次の第1のアドレスを前回の第1のアドレ
スと比較する手段を含む。一致が存在する場合、制御は
メモリに対し第1のストローブ信号を活動化し、前回の
第1のアドレスがメモリをアクセスすることを許可す
る。一致が存在しない場合、制御は新たな第1のアドレ
ス及び第1のストローブ信号によりメモリをアクセスす
る。
【0013】更に、以降で簡単な説明を伴いリストされ
る刊行物及び特許が存在することを述べておく。
【0014】データ・ページが多数のMSA(主記憶配
列)に跨って広がり、多くのCPUが、接近して続く異
なる行アドレスのキャストアウトを同一のMSAに対し
同時に実行するコンピュータ・システムでは、前回行ア
ドレスと同一の現在行アドレスを有する機会は僅かであ
る。こうした高度インタリーブド・メモリ・システムで
は、本発明の再駆動は、共通の行アドレス・シーケンス
を保証するマクロ・タイプの特殊コマンドにより実施さ
れる。これらのマクロ・オペレーション・コマンドに対
する特定の設計は、ハードウェアの簡素化に通じる。再
駆動概念のこの態様は、再駆動を単純化し、説明される
実施例における回路の簡素化を可能とする。
【0015】これらの改良が、次に示す実施例の中で詳
細に述べられる。本発明の利点及び特徴をより理解する
ために、以下の説明及び図を参照されたい。
【0016】
【実施例】実施例について詳細に述べる前に、前述の米
国特許出願第576253号に記載される図について説
明する。
【0017】図3を参照すると、この従来出願によるメ
モリ行再駆動システムが表され、ここでは図1に関連し
て述べられるハードウェアに加え、メモリ制御装置10
内に、前回行アドレス・ラッチ50、ANDゲート5
3、セレクタ55及び比較回路51が含まれる。セレク
タ55は、通常、カウント"1"を配列タイマ19に提供
する。行アドレス比較回路51は、現在行アドレス及び
レジスタ50から前回行アドレスを受信するように接続
される。ラッチ50は現在行アドレスを受信し、配列開
始信号が活動状態の時に、このアドレスをラッチする。
前回行ラッチ50の出力は、現在行アドレスを前回行ア
ドレスと比較するために、比較回路51に提供される。
比較回路51の出力はゲート53で配列開始信号と論理
積され、1よりも大きいカウント値をセレクタ55から
配列タイマ19に選択またはプリロードし、メモリ・ア
クセス・サイクルをスキップさせる。この従来出願にお
いて述べられる実施例では、回路51において一致が発
生し、配列開始信号が活動状態になると、ANDゲート
53の出力により、セレクタ55からカウント値4が配
列タイマ19にロードされ、タイミング論理18からの
RAS信号の即時生成を可能とする。
【0018】メモリ・カード制御論理20aには選択ゲ
ート25、前回行アドレス・レジスタ27、RASエッ
ジ検出論理29及びフリップ・フロップ素子31が追加
される。行/列アドレス・ラッチ21の出力は、選択ゲ
ート25の"0"入力に送信され、選択ゲート25は、通
常、行/列アドレス・ラッチ21からの出力をDRAM
にゲートする。行/列アドレス・ラッチ21からの行出
力は前回行アドレス・レジスタ27にも供給され、前回
行アドレス・レジスタ27はRASの立下りエッジによ
りゲートされる時に(ロウ・レベルが活動状態)、前回
行アドレスをラッチする。BSMは更にRASの立下り
エッジを検出するRASエッジ検出論理29を含み、こ
れはレジスタ27において行アドレスをラッチするため
の許可ゲートを提供する。検出論理29はまたRASの
立上りエッジを検出し、フリップ・フロップ31にセッ
ト信号を提供する。フリップ・フロップ31のセット状
態は選択ゲート25に切替え制御信号を提供し、セレク
タ25の"1"入力を介して、前回行アドレス・レジスタ
27からDRAMに前回行アドレスを駆動する。図4に
おいて、RASの非活動化に際し、前回行アドレスがD
RAMに即時送信される様子が示される。タイミング論
理18はアドレス有効信号を、行/列アドレス・ラッチ
21及びフリップ・フロップ31の両者に提供し、これ
らをリセットする。RASエッジ検出論理が立上りエッ
ジを検出する時、フリップ・フロップ31及び前回行ア
ドレスがゲートされる。
【0019】図3に示されるシステムのタイミング・シ
ーケンスは、図4のタイミング図を使用して説明され
る。優先論理11はフェッチまたはストア要求を検出す
ると、配列開始信号を選択ゲート15に提供し、初期行
アドレスを制御装置10の行/列アドレス・ラッチ17
にゲートする。行アドレスはまた前回行アドレス・ラッ
チ50にもゲートされる。RAS検出論理29はカウン
ト4においてRAS立下りエッジを検出すると、前回行
アドレス・レジスタ27にゲート信号を提供し、それに
よりラッチ21に存在する行アドレスが前回行アドレス
・レジスタ27にロードされる。初期行アドレスの後に
は列アドレスが続き、これもセレクタ15を介して、行
/列アドレス・ラッチ17にゲートされる。前回行が存
在しなかった場合、比較回路51において一致は発生せ
ず、前述のように、通常カウント1がセレクタ・ゲート
55において選択され、配列タイマ19に提供される。
タイミング論理18が次にBSM論理20のラッチ23
に活動状態RAS信号(ロウ・レベル)を提供し、前述
のようにRAS信号がDRAMに提供される。タイミン
グ論理から供給されるアドレス有効信号は、行アドレス
をラッチ21にゲートし、またフリップ・フロップ31
をリセットする。フリップ・フロップ31は次にセレク
タ25を、"0"入力におけるアドレスをDRAMに接続
する通常の位置にゲートする。アドレス有効信号はその
後、数サイクル非活動状態となる。前述のように、カウ
ント5の直前に、列アドレスがセレクタ15を介して選
択され、制御装置10の行/列アドレス・ラッチ17に
ラッチされ、カウント5にて、アドレス有効信号の活動
化により、BSM論理のラッチ21にラッチされる。列
アドレスに続き、タイミング・カウント11において、
タイミング論理18からのRASストローブがハイまた
は非活動状態となる。これはRASエッジ検出論理29
により検出され、検出論理29はフリップ・フロップ3
1にセット信号を提供し、それにより前回行アドレスが
レジスタ27からDRAMにゲートされる。次のアクセ
スに関連する行アドレスが次に前回行アドレス・レジス
タ・ラッチ50と比較され、比較回路51において一致
が発生し、配列開始信号が活動状態になると、ANDゲ
ート53が制御信号をセレクタ55に提供し、配列タイ
マ19のカウンタがカウント1ではなくカウント4に進
められる。その後、行が一致する限り、RASストロー
ブが即時活動化される。なぜなら、前回行アドレスが既
にDRAMの入力に持続維持されているからである。次
のアドレス有効信号が各アクセスにおいて発生する場
合、フリップ・フロップ31がリセットされ、選択スイ
ッチを"0"入力位置に接続するように戻し、ゲート21
においてラッチされた列アドレスを受信する。比較回路
51において一致が発生せず、配列開始信号が活動状態
の場合、通常カウントの1が配列タイマ19にロードさ
れる。システムはカウントを強制的に進めずに、現在行
アドレスをBSMにゲートする本来の形式で動作する。
タイマ論理18はクロック・サイクル4乃至11の間で
RASストローブを提供し、CASストローブはほぼカ
ウント6で、またアドレス有効パルスはカウント1及び
5で提供される。
【0020】本発明について更に詳細に述べることにす
る。我々は従来図と同一の要素を示すことにより再駆動
の改良を説明するが、COMP-RECOMP コマンド・シーケン
スの説明が追加される。オペレーションはダブル・ライ
ン基本で実行される。ダブル・ラインは16QW(クワ
ッド・ワード)として定義され、各QWは2つのダブル
・ワード(DW)を含む。各DWはBSMから入来し、
QW転送をサポートするために、2つのBSMが同時に
動作しなければならない。
【0021】考慮されなければならない2つの特殊コマ
ンドが存在することが明らかにされよう。図5はCOMP-R
ECOMP コマンド・マクロを示し、これは4つの原子的に
結合されるマクロ・コマンド、すなわち00110 Fetch Re
try I(F)、00010 StoreRetry I(S)、00111 Fetch R
etry II(F)、及び00011 Store Retry II(S)のグル
ープである。COMP-RECOMPはECCが訂正を失敗したU
Eベクトル・バッファを確定するために使用される。
【0022】図6はHAMT SCRUBEコマンド・マクロを示
し、これは4つの原子的に結合されたマクロ・コマン
ド、すなわち01010 Fetch Scrub I(F)、00010 Store
RetryI(S)、01011 Fetch Scrub II(F)及び00011 St
ore Retry II(S)のグループである。HAMT SCRUBマク
ロはハード・エラーの発生を検出するために使用され
る。発生回数はカウンタにより、メモリの "ダーティ
(dirty)"・レベルの測定として記録される(1ビット
位置につき1回)。メモリ内のソフト・エラーについて
もこれらのステップにより訂正可能である。
【0023】どちらのマクロにおいても、フェッチ/ス
トア・マクロ・オペレーションが原子的に結合されたグ
ループが含まれ、4つのステップすなわちFSFSを含
む。アルゴリズム的には、最初のフェッチ(F)により
使用される行アドレスが、続くストア(S)及びフェッ
チ(F)・ステップにより再使用されなければならな
い。行アドレスの再使用はコマンドの定義により保証さ
れているため、トラップ及び比較のために使用されるハ
ードウェアが取り除かれ、再駆動のためのハードウェア
が著しく簡素化される。
【0024】次に図5のCOMP-RECOMPマクロ・オペレー
ションについて述べる。これはマクロとして発行される
4つの原子的に結合されるステップを含む。
【0025】ステップ1:PMCがプロセッサから"Fet
ch Retry I" コマンドを受信する。PMCは次にフェッ
チ(F)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論
理が活動状態になるように、データ・パス論理(DP
L)を条件付けする。BSMは最後にデータ・ブロック
を返却するが、これは1度に1ダブル・ワード(DW)
を合計16回送る。各DWに対し、ECCがUEを検出
する時、1にセットされる1UEビットが存在する。こ
れらの16DWはDPLの1部であるフェッチ・バッフ
ァにロードされる。
【0026】ステップ2:PMCがプロセッサから"Sto
re Retry I" コマンドを受信する。PMCは次にストア
(S)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が非活動状態になるように、データ・パス論理(DP
L)を条件付けする。BSMは最後にフェッチ・バッフ
ァからデータ・ブロックを受信するが、これは1度に1
ダブル・ワード(DW)を合計16回受信する。UEビ
ットがオンのDWに対しては、データがBSMに記憶さ
れる以前に、データ反転が実施される。
【0027】ステップ3:PMCがプロセッサから"Fet
ch Retry II"コマンドを受信する。PMCは次にフェッ
チ(F)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論
理が活動状態になるように、データ・パス論理(DP
L)を条件付けする。BSMは最後にデータ・ブロック
を返却するが、これは1度に1ダブル・ワード(DW)
を合計16回送る。UEビットがオンの各DWに対して
は、ECC論理により訂正され、フェッチ・バッファに
ロードされる以前に、データ反転が実施される。
【0028】ステップ4:PMCがプロセッサから"Sto
re Retry II"コマンドを受信する。PMCは次にストア
(S)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が活動状態になるように、データ・パス論理(DPL)
を条件付けする。BSMは最後にフェッチ・バッファか
らデータ・ブロックを受信するが、これは1度に1ダブ
ル・ワード(DW)を合計16回受信する。全ての16
DWに対し、データ反転は実施されない。この最終ステ
ップでは、以前にUEであったものが訂正され、UEフ
リー・データがメモリに記憶される。
【0029】図6のHAMT SCRUBマクロ・オペレーション
について次に述べる。これはマクロとして発行される4
つの原子的に結合されるステップを含む。これはHAM
T(ハードウェア支援メモリ・テスタ)がソフト・エラ
ーをスクラブ(scrub)し、ハード・エラーの存在を検
出するために使用する。これはCOMP-RECOPMアルゴリズ
ムと同様な特性を有する。
【0030】ステップ1:PMCがHAMTから"Fetch
Scrub I" コマンドを受信する。PMCは次にフェッチ
(F)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が非活動状態になるように、データ・パス論理(DP
L)を条件付けする。BSMは最後にデータ・ブロック
を返却するが、これは1度に1ダブル・ワード(DW)
を合計16回送る。これらの16DWはDPLの1部で
あるフェッチ・バッファにロードされる。
【0031】ステップ2:PMCがHAMTから"Store
Retry I" コマンドを受信する。PMCは次にストア
(S)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が非活動状態になるように、データ・パス論理(DP
L)を条件付けする。データがBSMに記憶される以前
に、データ反転が実施される。フェッチ・バッファ内の
データはそのままの状態を維持する。
【0032】ステップ3:PMCがHAMTから"Fetch
Scrub II"コマンドを受信する。PMCは次にフェッチ
(F)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が非活動状態で、データ反転がオンとなるになるよう
に、データ・パス論理(DPL)を条件付けする。BS
Mから返却されるデータは、フェッチ・バッファに記憶
される元のデータと比較される。比較はDW単位にもと
づき、1度に1DWが実行される。比較はまたビット単
位に実行される。任意のビット位置における不一致は、
ハード・エラー・カウンタを1増分する。
【0033】ステップ4:PMCがHAMTから"Store
Retry II"コマンドを受信する。PMCは次にストア
(S)・コマンドをBSMに発行し、同時にECC論理
が活動状態になるように、データ・パス論理(DPL)
を条件付けする。BSMは最後にフェッチ・バッファか
らデータ・ブロックを受信するが、これは1度に1ダブ
ル・ワード(DW)を合計16回受信する。全ての16
DWに対し、データ反転は実施されない。この最終ステ
ップでは、以前にソフト・エラーであったものが訂正さ
れ、ハード・エラーがカウンタにより記録される。
【0034】本発明の再駆動が4つのステップのコマン
ドのいずれかまたは全てに対してのみ実施される場合、
図3のアドレス・トラッピング50及び比較機構51、
ANDゲート53が排除可能である。特殊コード検出器
またはデコーダ60が図3に追加される。それによりハ
ードウェアは図7に示される構成に単純化される。同一
ラベルを有する他の論理コンポーネントは、図3の場合
と同じ機能を実行する。コマンド・コード(CMD_CODE)
・レジスタ62は図7にだけ示され、図1及び図3では
省略される。なぜなら、これらの説明には関係しないか
らである。コマンド・コードはアドレスと一緒に要求の
基本パラメータを形成する。コマンド・コード・レジス
タは優先論理11がその配列開始信号を活動化するまで
参照されない。
【0035】特殊コード検出器60が特殊マクロ・コマ
ンド・コードの到来を検出し、優先論理11が配列開始
信号を活動化すると、制御装置10は行再駆動基準が満
足されたことを知り、セレクタ55は1よりも大きな数
(実施例では4)を配列タイマ19にロードし、全ての
続くタイミング・シーケンスはK19の従来技術で述べ
られた場合に従う。本実施例においてコマンド・コード
が(00010)、(00011)、(00111)または(01011)の
どれかに等しい時、特殊コード検出器60の"Yes"信号
64が活動状態となる。Yesライン64の活動化は、配
列タイマ19をカウント1からカウント3にスキップ
し、K19従来技術に述べられたRASセットアップ時
間を排除する。第1ステップに対応するコード、すなわ
ち (00110)もしくは(01010)または任意の他のコー
ドは、特殊コード検出器60の"No"ライン66を活動化
し、値1を配列タイマ19にロードする。Yesライン6
4及びNoライン66は、図3のANDゲート53がライ
ン・ラベル "RASの即時活動化" で示されるラインに
よりセレクタ55を制御する場合と同様に、セレクタ5
5を制御する。
【0036】これまで本発明の好適な実施例について述
べてきたが、当業者においては、本発明の範囲に含まれ
る様々な改良及び変更を実施することができよう。
【0037】本発明に関連して以下の事項について開示
する。 (1)データを記憶するための、各々が行アドレス及び
列アドレスにより指定される複数の記憶ロケーションを
有するメモリ手段と、システム・タイミングを制御し、
上記メモリ手段に上記行アドレス及び行アドレス・スト
ローブ(RAS)信号及びそれに続く上記列アドレス及
び列アドレス・ストローブ(CAS)信号を提供するこ
とにより、特定のロケーションの上記データをアクセス
する、上記メモリ手段に接続される制御手段とを含み、
上記RAS信号は続くアクセス以前に非活動状態に移行
し、上記制御手段に対し、フェッチ/ストア・マクロ・
オペレーション・コマンドの原子的に結合されたグルー
プを含むマクロ・オペレーション・コマンド・セットが
提供され、第1の上記結合コマンドだけがマクロ・オペ
レーションの1部として行アドレスを提供され、コマン
ド・シーケンスの各コマンドに対し、制御手段がメモリ
に行アドレスを提供する必要のない、メモリ・アクセス
・システム。 (2)第1ステップにおいて行アドレスを提供される上
記マクロ・オペレーション・コマンドが上記メモリ手段
により再使用されるメモリ・アクセス・システムであっ
て、上記メモリ手段が第1ステップの行アドレスを保存
し、マクロの第1ステップの間の最後にアクセスされた
行アドレスがメモリ手段により認識される時、続くコマ
ンドに対し、上記CAS信号の上記提供の後に、制御手
段に上記メモリ手段への上記行アドレスの提供を要求す
ることなく、マクロの続くステップの間に上記保存され
た行アドレスを利用する(1)記載のメモリ・アクセス
・システム。 (3)上記制御手段がマクロ・オペレーションの第1の
行アドレスを検出するデコーダを含む(2)記載のメモ
リ・アクセス・システム。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイナミック・ランダム・アクセス・モジュール(DR
AM)をアドレスする時のメモリ・アクセスが改良され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のインタフェース・シーケンスを生成する
ために使用される基本制御装置ハードウェアを示す図で
ある。
【図2】基本メモリ制御装置のタイミング図である。
【図3】K19によるメモリ行再駆動を示す図である。
【図4】図3によるシステムのオペレーション波形を表
す図である。
【図5】CPUにより使用されるUEを確定するCOM
P−RECOMPアルゴリズムを表す図である。
【図6】HAMTにより使用されるソフト・エラーを確
定するCOMP−RECOMPアルゴリズムを表す図で
ある。
【図7】図3の単純化バージョンである本発明の実施例
を表す図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ・メモリ制御装置(PMC) 11 優先論理 17、21 行/列アドレス・ラッチ 18 タイミング論理 19 配列タイマ 25、55 セレクタ 27 前回行アドレス・レジスタ 29 RASエッジ検出論理 31 フリップ・フロップ素子 50 前回行アドレス・ラッチ 51 比較回路、比較機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン・ウィリアム・カーラン アメリカ合衆国12477、ニューヨーク州 ソガティーズ、コットン・ロード 27 (72)発明者 マシュー・アンソニー・クリゴウスキー アメリカ合衆国12533、ニューヨーク州 ホープウェル・ジャンクション、タマラ ック・ドライブ 11 (72)発明者 チン−チェー・ロ アメリカ合衆国12524、ニューヨーク州 フィッシュキル、イースト・セーレム・ ロード 7 (72)発明者 サンディ・ノクチュエット・ルー アメリカ合衆国12590、ニューヨーク州 ワッピンガーズ・フォールズ、ホワイ ト・ゲート・ドライブ 41 (72)発明者 サンジェイ・ビクバイ・パテル アメリカ合衆国27513、ノースカロライ ナ州カリー、ブランプトン・レーン 100−1ディ (72)発明者 ウィリアム・ウ・シェン アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州 ポキプシ、ケラーハウス・ドライブ 18 (56)参考文献 特開 平4−291084(JP,A) 特開 平4−242450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 - 12/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ・アクセス・システムであって、 (a)データを記憶し、各々が行アドレス及び列アドレ
    スにより指定される複数の記憶域を有するメモリ手段
    と、 (b)コマンド・コードから構成される一連のコマンド
    をプロセッサから受け取り、該一連のコマンドに対応す
    るマクロ・オペレーションを実行するメモリ制御装置で
    あって、前記マクロ・オペレーションはマクロ・コード
    から構成され、前記行アドレスの最初のアドレスと前記
    列アドレスの最初のアドレスを受け取り、前記最初の行
    アドレス及び列アドレスを利用する所定の一連のコマン
    ドを実行し、前記最初の行アドレスと列アドレスを前記
    所定の一連のコマンドの最初のコマンド・コードの次の
    コマンド・コードに対する前記マクロ・コードに再使用
    する、メモリ制御装置と、 を含み、前記所定の一連のコマンドが、 前記メモリ手段からデー
    タをフェッチするフェッチ・コマンドと前記メモリ手段
    へデータを記憶する記憶コマンドを含み、 前記メモリ制御装置が、 (1)システム・タイミングを制御するシステム・タイ
    ミング装置と、 (2)前記システム・タイミング装置に接続され、行ア
    ドレス・ストローブ(RAS)と列アドレス・ストロー
    ブ(CAS)を生成し、前記最初の行アドレスと列アド
    レスを使用する、行及び列アドレス・ストローブ生成手
    段と、 (3)前記システム・タイミング装置に接続され、所定
    の状態になった時に前記システム・タイミング装置内に
    所定のカウントをロードするコード検出器と、 を有し、前記コマンド・コードが前記所定の一連のコマンドに対
    応するマクロ・コードと一致した場合に 前記所定の状態
    となり、前記システム・タイミング装置が前記所定のカ
    ウントを利用してカウントを開始し、前記RASが直ち
    に活動化されるメモリ・アクセス・システム。
  2. 【請求項2】前記所定の一連のコマンドの1つをメモリ
    制御装置が制御するまでRASが非アクティブである、
    請求項1記載のメモリ・アクセス・システム。
  3. 【請求項3】前記所定の一連のコマンドが、データ・エ
    ラーを検知し訂正するCOMP−RECOMPコマンド
    を含む、請求項1記載のメモリ・アクセス・システム。
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US08/085,215 US5479640A (en) 1990-08-31 1993-06-30 Memory access system including a memory controller with memory redrive circuitry

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