JP2984517B2 - 周波数変換装置 - Google Patents
周波数変換装置Info
- Publication number
- JP2984517B2 JP2984517B2 JP5147165A JP14716593A JP2984517B2 JP 2984517 B2 JP2984517 B2 JP 2984517B2 JP 5147165 A JP5147165 A JP 5147165A JP 14716593 A JP14716593 A JP 14716593A JP 2984517 B2 JP2984517 B2 JP 2984517B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- signal
- variable
- output
- local oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transmitters (AREA)
Description
し、特に中間周波数(IF)信号を高周波(RF)信号
に、あるいはRF信号をIF信号に変換する周波数変換
装置に関するものである。
された従来の周波数変換装置であり、図において、1は
可変減衰器、4は高周波増幅器、7は高周波増幅器4の
近傍の温度を計測する温度センサ、8は加算器、10は
送信周波数変換装置、11はバイアス電流制御回路、1
2は折線近似回路である。
換装置10から出力されるVCO制御電圧を、折線近似
回路12に入力し、この折線近似回路12の出力と、温
度センサ7の出力とを加算器8により加算して、バイア
ス電流制御回路11を介して可変減衰器1を制御する。
記VCO制御電圧は、図8に示すように、送信周波数変
換装置10のRF出力周波数にほぼ比例しており、折線
近似回路12では、送信周波数変換装置10と高周波増
幅回路4とによる周波数特性を、可変減衰器1によって
平坦化するための補正減衰量の近似値を出力する。
への利得を、周囲温度、及びRF出力周波数の変化に対
して、一定に保つことが可能である。
に構成されているが、送信周波数変換装置は安定した特
性を得ることがむつかしく、特性がばらつく。この送信
周波数変換装置を構成するVCOの特性バラツキによ
り、VCO制御電圧のバラツキが発生し、このため、可
変減衰器による補正値に誤差を生じることとなる。ま
た、折線近似回路を使用しているため近似誤差が発生す
る。
量が大きい時、周波数特性が大きくなるのでIF帯域内
の周波数特性が劣化する場合があるが、上記従来例の周
波数変換装置ではIF帯域の周波数特性の劣化について
は補償することはできず、また、これがために利得を大
幅に変えることもできないという欠点があった。さら
に、変換周波数に応じてIF帯域の周波数特性が劣化す
る場合があり、温度に応じてIF帯域の周波数特性が劣
化する場合があった。
ためになされたもので、IF帯域の周波数特性の改善を
行うことが可能であり、IF帯域の周波数特性を劣化さ
せることなしに装置利得を大幅に可変とすることのでき
る周波数変換装置を提供することを目的とする。
換装置は、局部発信器及びミキサを用いてIF信号、R
F信号間の変換を行う周波数変換装置であって、IF帯
域内の周波数特性を補 償する可変等化器と、この可変等
化器を制御する制御回路とを備えて構成され、制御回路
は、局部発振器の出力周波数、温度センサの出力信号又
は可変減衰器の減衰量に基づき可変等化器を制御する。
IF信号を局部発信器の出力信号と混合してRF信号を
生成するミキサと、このRF信号を増幅する高周波増幅
器からなる周波数変換装置であって、IF帯域内の周波
数特性を補償する可変等化器と、この可変等化器を制御
する制御回路とを備えて構成され、制御回路は、局部発
振器の出力周波数、温度センサの出力信号又は可変減衰
器の減衰量に基づき可変等化器を制御する。
衰量に基づき可変等化器の補正量を決定するから、可変
減衰器の減衰量に応じて変化するIF帯域内の周波数特
性の改善を行うことが可能であり、IF帯域の周波数特
性を劣化させることなしに装置利得を大幅に可変とする
ことが可能となる。また、局部発振器の出力周波数、温
度センサの出力信号に基づき、可変等化器の補正量を決
定するから、局所発振器の出力周波数、周波数変換装置
内の温度に応じて変化するIF帯域内の周波数特性の改
善を行うことが可能となる。
はこの発明の一実施例による周波数変換装置を示し、図
において、1はIF入力端子からの信号を入力する可変
減衰器、2はその出力を増幅する増幅器、3はその出力
を一方の入力とするミキサ、4は該ミキサ3の出力を増
幅し、RF出力端子にその増幅した信号を出力する高周
波増幅器、5は上記ミキサ3の他方の入力に局部発振信
号を加える局部発振器、6は該局部発振器5に出力周波
数設定信号を与える制御回路、7は本周波数変換装置内
に設けられた温度センサ、8は、上記制御回路6から上
記可変減衰器1に対し与えられる,装置全体の変換利得
を所望の値となるよう設定するための信号と、上記温度
センサ7からの温度検出信号とを加算し、その出力を上
記可変減衰器1に加える加算器であり、このように上記
制御回路6は、上記可変減衰器1と上記局部発振器5と
を制御するものである。
て、制御回路6は、局部発振器5の出力周波数の設定を
行い、装置の変換周波数を設定するとともに、加算器8
を介して可変減衰器1に制御電圧を出力し、装置全体の
変換利得を所望の値となるよう設定する。つまり、装置
のRF出力周波数は、局部発振器5の出力周波数により
決定され、装置全体の変換利得は、上記可変減衰器1へ
の制御電圧により決定される。即ち、高周波増幅器4の
周波数特性に対する補正減衰量を、局部発振器5の出力
周波数に対応したパラメータとして、制御回路6に、図
5に示すようなテーブルの形で保持しておき、制御回路
6は、局部発振器5の出力周波数の設定と共に、可変減
衰器1に対して、局部発振器5の出力周波数と、例え
ば、リモート制御装置等から設定される装置の変換利得
設定値とに対応した補正減衰量を可変減衰器1へ出力す
る。この出力は、加算器8に入力され、温度センサ7の
出力と加算され、可変減衰器1へ入力される。
しないので、以上の動作により、装置の変換利得の設定
値、及び変換周波数によらず、温度特性、及び周波数特
性を改善することができる。また、大幅な減衰量の設定
に対する非直線性を見込んだ設定を事前に行うことがで
きるので、周波数特性を劣化させずに、装置利得を大幅
に可変させることができる。
は、局部発振器への出力周波数設定信号と、温度センサ
の出力信号とを利用し、これらの入力に応じて制御回路
により、可変減衰器を制御して、装置の利得の温度特
性、及び周波数特性を補償する構成としたので、局部発
振器への周波数設定信号と、温度センサの出力信号とを
用いて、該制御回路により、可変減衰器への外部からの
補正量を決定することにより、VCOの特性バラツキに
影響されずに、装置の利得の温度変動、及び周波数特性
の改善を行うことが可能であり、かつ周波数特性を劣化
させることなしに、装置利得を大幅に可変とすることが
可能な周波数変換装置を得ることができる。
示す図である。図2において、温度センサ7の出力は制
御回路6に入力されており、本実施例2は、実施例1に
おける加算器8の役割を、この制御回路6により行うも
のである。
局部発振器5の出力周波数f1,……fn と、装置の変換
利得設定値,即ち図1の入力から出力までの全体の変換
利得G1,……Gn に対応した補正減衰量のテーブルを、
適当なステップの温度t1,t2,t3,…毎に保持してお
き、局部発振器5の出力周波数、装置の変換利得設定
値、及び温度センサ7からの温度データ入力値に対し
て、このテーブルから対応した補正減衰量を取り出し
て、可変減衰器1へ出力するようにする。
うな効果が得られる。即ち、図1の実施例1のように、
温度センサ7の出力をそのまま可変減衰器1の制御信号
として使用する場合、温度センサ7と可変減衰器1の両
者の特性を考慮して最適な補償となるようにする必要が
あり、センサ7出力部に折線近似回路,または何らかの
変換回路が必要になる。しかるに、図2の実施例2で
は、センサ7出力も制御回路6に取り込んでいるので、
あらかじめセンサ7の出力特性データを記憶しておくこ
とにより、自由に最適な制御信号を作り、可変減衰器1
を制御することができる。従って、より高精度かつ柔軟
性のある補償を行うことができることとなる。ここで、
温度センサ7と可変減衰器1の特性の合わせ込みは、C
PUのS/W(ソフトウエア)等により自由自在に設定
することができるものである。
す。図3において、9は可変減衰器1の出力に接続され
た,外部制御が可能な可変等化器である。その他の構成
は、図2と同様であるが、図3ではさらに、制御回路6
により可変等化器9を制御するものである。
施例2と同様、図7に示すような補正減衰量のテーブル
と、さらに図6に示すように、局部発振器5の出力周波
数f1,……fn と、可変減衰器1の減衰量L1,……Ln
に対応した可変等化器9の補正等化量を、図7と同様
に、適当な温度毎に保持しておく。
1と可変等化器9とを制御することにより、可変減衰器
1の減衰量に対応したIF帯域の周波数特性、温度に対
応したIF帯域の周波数特性及び変換周波数に対応した
IF帯域の周波数特性等を改善することができる。この
制御回路は、局部発振器への周波数設定信号と、温度セ
ンサの出力信号を用いて、可変減衰器及び可変等化器の
補正量を決定するから、IF帯域の周波数特性の改善を
行うことが可能であり、IF帯域の周波数特性を劣化さ
せることなしに装置利得を大幅に可変とすることが可能
となる。この様に、本発明は、周波数変換装置におい
て、上記可変減衰器の出力を入力とする可変等化器を備
え、上記局部発振器の出力周波数,周囲温度,及び上記
可変減衰器の減衰量に応じて、上記可変等化器を制御す
るようにしたものである。
施例1,2と同様の効果を得ることができる。なお、上
記実施例1〜3では、送信周波数変換装置の場合につい
て示したが、本発明は、受信周波数変換装置等の周波数
変換を行う装置全般に適用できる。また、ミキサが複数
ある構成であってもよく、可変減衰器,可変等化器の位
置も他の位置に設けてもよい。
発振器の出力周波数、温度センサの出力信号又は可変減
衰器の減衰量に基づき可変等化器を制御するように構成
したので、IF帯域内の周波数特性を改善することがで
きる周波数変換装置が得られる効果がある。また、装置
を安価にでき、かつ性能のよいものを得られる効果があ
る。
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
ける可変減衰器の補正減衰量テーブルの一例を示す図。
ける可変等化器の補正等化量テーブルの一例を示す図。
ける可変減衰器の補正減衰量テーブルの一例を示す図。
波数と、VCO,RF出力,折線回路出力との関係を示
す図。
Claims (6)
- 【請求項1】局部発信器及びミキサを用いてIF信号、
RF信号間の変換を行う周波数変換装置において、局部
発振器は出力周波数が可変な発振器として構成され、I
F帯域内の周波数特性を補償する可変等化器と、この出
力周波数に基づき可変等化器を制御する制御回路とを備
えたことを特徴とする周波数変換装置。 - 【請求項2】局部発信器及びミキサを用いてIF信号、
RF信号間の変換を行う周波数変換装置において、この
周波数変換装置内に設けられた温度センサと、IF帯域
内の周波数特性を補償する可変等化器と、上記温度セン
サの出力信号に基づき可変等化器を制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする周波数変換装置。 - 【請求項3】局部発信器及びミキサを用いてIF信号、
RF信号間の変換を行う周波数変換装置において、IF
信号を減衰させる可変減衰器と、IF帯域内の周波数特
性を補償する可変等化器と、上記可変減衰器の減衰量に
基づき可変等化器を制御する制御回路とを備えたことを
特徴とする周波数変換装置。 - 【請求項4】出力周波数が可変の局部発振器と、IF信
号を局部発信器の出力信号と混合してRF信号を生成す
るミキサと、このRF信号を増幅する高周波増幅器から
なる周波数変換装置において、IF帯域内の周波数特性
を補償する可変等化器と、上記可変減衰器の減衰量に基
づき可変等化器を制御する制御回路とを備えたことを特
徴とする周波数変換装置。 - 【請求項5】局部発振器と、IF信号を局部発信器の出
力信号と混合してRF信号を生成するミキサと、このR
F信号を増幅する高周波増幅器と、温度センサからなる
周波数変換装置において、 IF帯域内の周波数特性を補償する可変等化器と、上記
温度センサの出力信号に基づき可変等化器を制御する制
御回路とを備えたことを特徴とする周波数変換装置。 - 【請求項6】局部発振器と、IF信号を減衰させる可変
減衰器と、減衰後のIF信号を局部発信器の出力信号と
混合してRF信号を生成するミキサと、このRF信号を
増幅する高周波増幅器からなる周波数変換装置におい
て、 IF帯域内の周波数特性を補償する可変等化器と、上記
可変減衰器の減衰量に基づき可変等化器を制御する制御
回路とを備えたことを特徴とする周波数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147165A JP2984517B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 周波数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147165A JP2984517B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 周波数変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077331A JPH077331A (ja) | 1995-01-10 |
JP2984517B2 true JP2984517B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=15424062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5147165A Expired - Lifetime JP2984517B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 周波数変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984517B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5147165A patent/JP2984517B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH077331A (ja) | 1995-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8369802B2 (en) | Polar modulation transmission apparatus and polar modulation transmission method | |
RU2297714C2 (ru) | Система и способ для калибровки управления мощностью устройства радиосвязи | |
US4602218A (en) | Automatic output control circuitry for RF power amplifiers with wide dynamic range | |
EP0740422B1 (en) | Power control circuit for transmission apparatus | |
EP1201027B1 (en) | Parallel amplifier architecture using digital phase control techniques | |
US6069530A (en) | Apparatus and method for linear power amplification | |
US5266906A (en) | Linear amplifier performing distortion compensation control | |
JP3041805B2 (ja) | 抵抗性結合器および分圧器を有する先行歪ませ等化器 | |
JP5150061B2 (ja) | 信号処理回路 | |
JP2000013163A (ja) | 電力増幅器 | |
JP2984517B2 (ja) | 周波数変換装置 | |
KR100390666B1 (ko) | 가변 이득 전력 증폭기에 이득 제어 신호를 제공하는 방법및 가변 이득 전력 증폭기 출력 시스템 | |
US5812008A (en) | Logarithmic converter | |
GB2259628A (en) | Transmitter power control unit | |
JP2000013254A (ja) | 無線機 | |
JP3915147B2 (ja) | 利得調整回路及び周波数変換回路 | |
JPH0746049A (ja) | 高周波線形電力増幅器 | |
JPH1168485A (ja) | 周波数変換装置および通信装置 | |
JP2003243995A (ja) | 電力制御方法及び送信機 | |
KR20060032287A (ko) | 이동통신 단말기에서의 알에프 송신 전력 보상 장치 및 방법 | |
KR20040013282A (ko) | 감쇄기의 온도보상 회로 및 그 방법 | |
JPS63136704A (ja) | マイクロ波増幅器利得安定化回路 | |
JP2000196354A (ja) | 励振機 | |
JP2006186873A (ja) | 無線装置および送信出力変更方法 | |
JPH11239075A (ja) | Alc回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |