JPH1168485A - 周波数変換装置および通信装置 - Google Patents

周波数変換装置および通信装置

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JPH1168485A
JPH1168485A JP23062597A JP23062597A JPH1168485A JP H1168485 A JPH1168485 A JP H1168485A JP 23062597 A JP23062597 A JP 23062597A JP 23062597 A JP23062597 A JP 23062597A JP H1168485 A JPH1168485 A JP H1168485A
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JP
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variable gain
amplifier
gain amplifier
mixer
control signal
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JP23062597A
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Hajime Toyoshima
元 豊嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数変換装置の低歪み、低雑音化を目的と
する。 【解決手段】 ミクサの前部と後部に可変利得増幅器を
設ける構成とし、各可変利得増幅器の利得を同時に可変
するとともに、低温時にミクサの前部に設けた可変利得
増幅器の利得をミクサの後部に設けた可変利得増幅器の
利得よりも小さく設定し、合わせて所望の設定利得を得
るとともに、高温時には2つの可変利得増幅器の設定利
得が同じかまたは、ミクサの前部に設けた可変利得増幅
器の利得の方を大きくすることにより、低温時に3次混
変調ひずみが少なく、かつ高温時に低雑音な周波数変換
装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマイクロ波帯で使
用する周波数変換装置の利得制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は周波数変換装置全体の利得を温度
に対して一定となるようにするために用いられている従
来の構成例である。図において1は入力端子、2は出力
端子、3は局部発信波入力端子、4は低雑音増幅器、5
はミクサ、24は可変利得増幅器、25は可変利得増幅
器用制御信号入力端子である。なお、一般にはミクサと
低雑音増幅器や可変利得増幅器の間にはフィルタやアイ
ソレータが挿入されるが、ここでは省略している。
【0003】次に動作について説明する。図9に示す従
来の周波数変換装置においては、入力端子1より入力し
た信号は低雑音増幅器4で低雑音増幅され、ミクサ5に
て周波数変換されたのち、可変利得増幅器24および増
幅器8にて増幅され出力端子2より出力される。ここ
で、可変利得増幅器24が無かった場合、この周波数変
換装置は図10(a)に示すように、温度に対し利得が
変動する特性を有する。そこで、この温度変動を補正す
る目的で、可変利得増幅器24に設け、図10(b)に
示すように、図10(a)の温度特性を打ち消すような
特性にて可変利得増幅器24を制御することにより、図
10(c)に示すように、使用されるどの温度でも、周
波数変換装置全体の利得を一定とすることができる。ま
た、ここではこの可変利得増幅器は、可変可能な範囲を
広くするため2段構成としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ミクサから出
力される不要スプリアスレベルはダイオードミクサに比
べ、FETミクサを用いた方が少なくなるが、従来の周
波数変換装置では、FETミクサを用いた場合、ダイオ
ードミクサなどに比較し、同じ入力レベルでは3次混変
調ひずみが大きくなるという問題がある。特に、定電流
動作させたFETミクサは温度を低くしていった場合に
3次混変調ひずみが増加する。そのため、ミクサへの入
力レベルを低くし、ミクサで発生する3次混変調ひずみ
を少なくする必要があるが、ミクサへの入力レベルを低
くするために低雑音増幅器の利得を小さくすると、入力
端子1から周波数変換装置側を見た雑音が、ミクサやミ
クサの後段の雑音まで影響してしまい、低雑音な周波数
変換装置を作るのが困難であった。
【0005】また、一般にマイクロ波帯で使用されるG
aAs FETは温度を低くするにしたがい利得が増加
する特性をもち、そのため、温度を低くしていくとミク
サへの入力レベルが増加し、さらに3次混変調ひずみが
増大するという問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、低温時に3次混変調ひずみが少
なく、かつ高温時に低雑音な周波数変換装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる周波
数変換装置は、ミクサの前部と後部に可変利得増幅器を
設ける構成とし、各可変利得増幅器の利得を可変すると
ともに、低温時にミクサの前部に設けた可変利得増幅器
の利得をミクサの後部に設けた可変利得増幅器の利得よ
りも小さく設定し、合わせて所望の設定利得を得るとと
もに、高温時には2つの可変利得増幅器の設定利得が同
じかまたは、ミクサの前部に設けた可変利得増幅器の利
得の方を大きくする構成とする。
【0008】第2の発明に係わる周波数変換装置は、第
1の発明の周波数変換装置において、各可変利得増幅器
の利得制御を1つの制御信号にて同時に行う構成とす
る。
【0009】第3の発明に係わる周波数変換装置は、第
2の発明の周波数変換装置において、各可変利得増幅器
に電圧制御型を用い、1つの制御用電圧を抵抗を用いた
分圧回路で分圧して各可変利得増幅器を同時に制御する
構成とする。
【0010】第4の発明に係わる周波数変換装置は、第
2の発明の周波数変換装置において、各可変利得増幅器
にディジタル制御型を用い、制御信号の各ビットと各可
変利得増幅器の制御信号入力端子との接続を2つの可変
利得増幅器で1ビット以上ずらすことにより、1つの制
御信号でかつ少ないビットにて2つの可変利得増幅器の
利得を同時にかつ利得変化量を別々に制御する構成とす
る。
【0011】第5の発明に係わる周波数変換装置は、第
1〜第4の発明の周波数変換装置において、同一制御信
号に対する利得設定可能範囲が広い可変利得増幅器と、
狭い可変利得増幅器をそれぞれに用いた構成とする。
【0012】第6の発明に係わる周波数変換を必要とす
る通信装置は、第1〜第5の発明の周波数変換装置を用
いる構成とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す周
波数変換装置の構成であり、図1において、6は第1の
可変利得増幅器、7は第2の可変利得増幅器、9は第1
の利得可変増幅器用制御信号入力端子、10は第2の利
得可変増幅器用制御信号入力端子である。また、第1の
可変利得増幅器6と第2の可変利得増幅器7は特性がほ
ぼ同じものを用いることとする。
【0014】なお、図1において、一般にはミクサと低
雑音増幅器や可変利得増幅器の間にはフィルタやアイソ
レータが挿入されるが、ここでは省略している。
【0015】次に動作を説明する。入力端子1より入力
した信号は低雑音増幅器4で低雑音増幅され、第1の可
変利得増幅器6にて増幅されたのちミクサ5に入力す
る。ミクサ5にて周波数変換されたのち、第2の可変利
得増幅器7および増幅器8にて増幅され、出力端子2よ
り出力される。
【0016】また、第1の可変利得増幅器6および第2
の可変利得増幅器7は低雑音増幅器4、ミクサ5、増幅
器8の利得の温度変動を吸収するように設けるもので、
使用されるどの温度でも、周波数変換装置全体の利得が
一定になるように可変利得が設定される。
【0017】図2にそれぞれの可変利得増幅器の温度に
対する設定利得の一例を示す。温度を感知するサーミス
タを用いた制御回路等により、温度が低くなるに従い、
第1の利得可変増幅器6の設定利得を第2の可変利得増
幅器7の設定利得より小さくし、第1の可変利得増幅器
6の利得と第2の可変利得増幅器7の利得を合わせて所
望の設定利得とすることにより、温度が低くなるに従
い、ミクサ5に入力する信号レベルを小さくでき、ミク
サで発生する3次混変調ひずみを少なくすることができ
るとともに、周波数変換装置全体の利得は一定に保つこ
とができる。また、温度により利得を制御するために、
サーミスタ等を使用し、温度に対して利得を設定できる
ような回路を用いるのが一般的である。
【0018】ここで、一般にFETを用いた利得可変増
幅器は設定利得を低くすると雑音指数が悪化するが、温
度が低くなるに従い低雑音増幅器4の利得が増加すると
ともに、低雑音増幅器4の雑音指数が良くなる。さら
に、ミクサなどの雑音指数も良くなるため、周波数変換
装置全体の雑音指数はシステムに影響を与えるほど劣化
しない。
【0019】一方、一般に高い温度になるほど低雑音増
幅器の利得は低下するとともに、ミクサやミクサの後段
に設けた増幅器などの雑音が増加するため、周波数変換
装置全体の雑音指数は増加する。しかし、図1に示すよ
うに低雑音増幅器4とミクサ5の間に利得可変増幅器6
を設け、高い温度になるほど利得を高くすることによ
り、入力端子1から、ミクサ5までの利得を高くするこ
とが出来るため、周波数変換装置全体の雑音指数は改善
される。
【0020】このように図1のような構成とし、各可変
利得増幅器の利得を同時に可変するとともに、低い温度
になるに従いミクサの前部に設けた可変利得増幅器の利
得をミクサの後部に設けた可変利得増幅器の利得よりも
小さく設定するとともに、高い温度になるに従い2つの
可変利得増幅器の設定利得が同じかまたは、ミクサの前
部にもうけた可変利得増幅器の利得の方を大きくするこ
とにより、低温時に3次混変調ひずみが少なく、かつ高
温時に低雑音な周波数変換装置を実現できる。
【0021】また、ここでは周波数変換装置全体の利得
がどの温度でも一定になるように可変利得を設定した
が、温度に対しある傾斜をもつような利得に可変利得を
制御しても構わない。
【0022】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す周波数変換装置の構成であり、11は制御信
号入力端子、12は制御信号分配器であり、図5に示し
た従来例および図1に示した実施の形態1と同一ないし
は相当部分には同一符号を付している。
【0023】信号が入力し、周波数変換され出力される
までは実施の形態1と同様の動作を行う。
【0024】ここで、制御信号分配器12に例えば、図
4に示すようにオペアンプaを使用することにより第1
の可変利得増幅器6と第2の可変利得増幅器7の制御信
号を別々の信号に変換、分配する事ができ、制御信号入
力端子11に入力した可変利得増幅器制御信号は制御信
号分配器12によりそれぞれの可変利得増幅器用制御信
号に変換され、それぞれの可変利得増幅器を所望の利得
に設定する。
【0025】このように1つの制御信号で同時に2つの
可変利得増幅器を別々の利得に制御することにより、温
度を感知し制御信号を作り出す複雑な制御用回路が1つ
ですみ小型になるとともに、実施の形態1と同様に2つ
の可変利得増幅器のそれぞれの利得を制御することによ
り、低温時に3次混変調ひずみが少なく、高温時に低雑
音な周波数変換装置を得ることができる。
【0026】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す周波数変換装置の構成であり、図において1
3は第1の電圧制御型可変利得増幅器、14は第2の電
圧制御型可変利得増幅器、15は分圧回路、16は第1
の抵抗、17は第2の抵抗であり、図7に示した従来
例、図1および図3に示した実施の形態1と同一ないし
は相当部分には同一符号を付している。
【0027】信号が入力し、周波数変換され出力される
までは実施の形態1と同様の動作である。
【0028】制御信号入力端子11に入力した制御信号
電圧は分圧回路15内の第1の抵抗16および第2の抵
抗17により分圧され、その分圧された電圧により各可
変利得増幅器13、14の利得が設定される。
【0029】ここで、第1の抵抗16および、第2の抵
抗17の抵抗値により分圧の比を自由に設定できるとと
もに、可変利得増幅器の設定電圧を自由に設定すること
が出来る。このため、低温時に第1の電圧制御型可変利
得増幅器13の利得を第2の電圧制御型可変利得増幅器
14の利得よりも小さく設定することも可能となる。
【0030】このように1つの制御電圧を抵抗を用いて
分圧し、同時に2つの電圧制御型可変利得増幅器を制御
することにより、複雑な制御回路が1つですみ制御用回
路が小型になるとともに、制御信号分配回路も小型な抵
抗を用いて構成することにより小型になり、かつ、実施
の形態1と同様に2つの可変利得増幅器のそれぞれの利
得を制御することにより、低温時に3次混変調ひずみが
少なく、高温時に低雑音な周波数変換装置を得ることが
できる。
【0031】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4を示す周波数変換装置の構成であり、図において1
8は第1のディジタル制御型可変利得増幅器、19は第
2のディジタル制御型可変利得増幅器であり、図7に示
した従来例および図1,図3,図5に示した実施の形態
と同一ないしは相当部分には同一符号を付している。
【0032】信号が入力し、周波数変換され出力される
までは実施の形態1と同様の動作である。
【0033】ここで制御信号が3ビットの時を考える
と、制御信号入力端子11に入力した制御信号は第2の
ディジタル制御型可変利得増幅器19に、制御信号の下
位ビットは下位ビット入力端子に、中位ビットは中位ビ
ット入力端子に、上位ビットは上位ビット入力端子に入
力する。一方、上記制御信号を並列分配し、第1のディ
ジタル制御型可変利得増幅器18に、その制御信号の下
位ビットを中位ビット入力端子に、中位ビットを上位ビ
ット入力端子に、上位ビットは使用しないか、下位ビッ
ト入力端子に入力する。
【0034】このように制御信号を1ビット以上ずらし
て入力することにより、1つの制御信号で第1のディジ
タル制御可変利得増幅器18の利得の変化の割合を第2
のディジタル制御型可変利得増幅器19の利得の変化の
割合よりも大きくすることができる、このため低温時に
第1のディジタル制御型可変利得増幅器18の利得を第
2のディジタル制御型可変利得増幅器19の利得よりも
小さく設定し、かつ、高温時には2つの可変利得増幅器
の設定利得が同じかまたは、第1のディジタル制御型可
変利得増幅器18の利得の方を大きく設定することが可
能となり、制御用回路が小型で、かつ、低温時に3次混
変調ひずみが少なく、高温時に低雑音な周波数変換装置
を得ることができる。
【0035】また、実施の形態4では制御信号が3ビッ
トの時を考えたが、2ビット以上なら何ビットでも良
い。さらに、実施の形態4では制御を1ビットずらす構
成としたが、所望の特性が得るために、何ビットずらし
てもかまわない。
【0036】実施の形態5.図7(a)(b)はこの発
明の実施の形態4を示す周波数変換装置の構成および、
可変利得増幅器の制御信号に対する設定利得の一例であ
る。図9に示した従来例、図1、図3、図5および図6
に示した実施の形態と同一ないしは相当部分には同一符
号を付している。
【0037】同一制御信号に対し、ミクサ5の前部に設
ける第1の可変利得増幅器6の利得の変化量が、ミクサ
5の後部に設ける第2の可変利得増幅器7の利得の変化
量よりも大きな増幅器を用い、2つの利得可変増幅器を
同一の制御信号にて同時に可変させることにより、低い
温度になるほど第1の可変利得増幅器6の利得を第2の
利得可変増幅器7の利得よりも小さくなるように設定
し、かつ、高い温度になるに従い2つの可変利得増幅器
の設定利得が同じかまたは、第1の可変利得増幅器の利
得の方を大きくすることにより、低温時に3次混変調ひ
ずみが少なく、かつ高温時に低雑音な周波数変換装置を
実現できる。
【0038】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6を示すもので、実施の形態1から実施の形態5まで
に示したいづれかの周波数変換装置を用いた通信用受信
機である。図8は例えば衛星通信システムに用いられる
中継器を例にとったもので、中継器に入力した受信波は
低雑音増幅器20にて低雑音増幅され、実施の形態1か
ら実施の形態5までいずれかに示した周波数変換装置2
1に入力する。この周波数変換装置21では低温時に3
次混変調ひずみが少なく、高温時には低雑音にて周波数
変換される。周波数変換装置より出力された受信波は、
前置増幅器22、電力増幅器23にて増幅され出力波と
なり中継器より出力される。このように、低温時に3次
混変調ひずみが少なく、かつ高温時に低雑音な周波数変
換装置を用いることにより、雑音が少なく、かつ不要波
の少ない信号を中継器より送り出すことができる。
【0039】
【発明の効果】第1の発明に係わる周波数変換装置にお
いては、ミクサの前部と後部に可変利得増幅器を設ける
構成とし、各可変利得増幅器の利得を同時に可変すると
ともに、低温時にミクサの前部に設けた可変利得増幅器
の利得をミクサの後部に設けた可変利得増幅器の利得よ
りも小さく設定し、合わせて所望の設定利得を得るとと
もに、高温時には2つの可変利得増幅器の設定利得が同
じかまたは、ミクサの前部に設けた可変利得増幅器の利
得の方を大きくすることにより、低温時に3次混変調ひ
ずみが少なく、かつ高温時に低雑音な周波数変換装置を
得られる効果がある。
【0040】第2の発明に係わる周波数変換装置におい
ては、第1の発明の周波数変換装置において各可変利得
増幅器の利得制御を1つの制御信号にて同時に行う構成
としたことにより制御用回路が小型で、かつ、低温時に
3次混変調ひずみが少なく、高温時に低雑音な周波数変
換装置を得られる効果がある。
【0041】第3の発明に係わる周波数変換装置におい
ては、第2の発明の周波数変換装置において、各可変利
得増幅器に電圧制御型を用い、1つの制御信号電圧を抵
抗を用いた分圧回路で分圧して各可変利得増幅器を同時
に制御する構成としたことにより、制御用回路が小型
で、かつ、低温時に3次混変調ひずみが少なく、高温時
に低雑音な周波数変換装置を得られる効果がある。
【0042】第4の発明に係わる周波数変換装置におい
ては、第2の発明の周波数変換装置において、各可変利
得増幅器にディジタル制御型を用い、制御信号のビット
の接続を1ビット以上ずらすことにより、1つの制御信
号でかつ少ないビットにて2つの可変利得増幅器の利得
を別々に制御する構成とすることにより、制御用回路が
小型で、かつ、低温時に3次混変調ひずみが少なく、高
温時に低雑音な周波数変換装置を得られる効果がある。
【0043】第5の発明に係わる周波数変換装置におい
ては、第1の発明から第4の発明の周波数変換装置にお
いて、同一制御信号に対する利得設定可能範囲が広い可
変利得増幅器と、狭い可変利得増幅器をそれぞれに用い
たことを構成とすることにより、低温時に3次混変調ひ
ずみが少なく、高温時に低雑音な周波数変換装置を得ら
れる効果がある。
【0044】第6の発明に係わる通信装置においては、
第1の発明から第5の発明までいずれかに記載の周波数
変換装置を用いることにより、低温時に3次混変調ひず
みが少なく、高温時に低雑音な周波数変換を必要とする
通信用送受信機を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による周波数変換装
置の構成図である。
【図2】 実施の形態1を説明する可変利得増幅器の設
定利得特性の一例である。
【図3】 この発明の実施の形態2による周波数変換装
置の構成図である。
【図4】 実施の形態2の制御信号分配器の一例であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3による周波数変換装
置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による周波数変換装
置の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による周波数変換装
置の構成図および、実施の形態5で使用する可変利得増
幅器の設定利得特性の一例である。
【図8】 この発明の実施の形態6による周波数変換装
置を必要とする通信用送受信機の構成図である。
【図9】 従来の構成による周波数変換装置の構成図で
ある。
【図10】 温度に対する可変利得増幅器の設定利得と
装置全体の利得の関係を示した図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2 出力端子、3 局部発信波入力端
子、4 低雑音増幅器、5 ミクサ、6 第1の可変利
得増幅器、7 第2の可変利得増幅器、8 増幅器、9
第1の可変利得増幅器用制御信号入力端子、10 第
2の可変利得増幅器用制御信号入力端子、11 制御信
号入力端子、12 制御信号分配器、13第1の電圧制
御型可変利得増幅器、14 第2の電圧制御型可変利得
増幅器、15 分圧回路、16 第1の抵抗、17 第
2の抵抗、18 第1のディジタル制御型可変利得増幅
器、19 第2のディジタル制御型可変利得増幅器、2
0低雑音増幅器、21 周波数変換装置、22 前置増
幅器、23 電力増幅器、24 可変利得増幅器、25
可変利得増幅器用制御信号入力端子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミクサの前部に第1の可変利得増幅器、
    上記ミクサの後部に第2の可変利得増幅器を設けた周波
    数変換装置において、上記第1、第2の可変利得増幅器
    の利得を可変し、上記第1、第2の可変利得増幅器の利
    得を合わせて所定の利得となるように低温時には上記第
    1の可変利得増幅器の利得を上記第2の可変利得増幅器
    の利得よりも小さく設定し、高温時には上記第1、第2
    の可変利得増幅器の設定利得が同じかまたは、上記第1
    の可変利得増幅器の利得の方を大きくしたことを特徴と
    する周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 各可変利得増幅器の利得制御を1つの制
    御信号にて同時に行うことを特徴とする請求項1記載の
    周波数変換装置。
  3. 【請求項3】 各可変利得増幅器に電圧制御型を用い、
    1つの制御信号電圧を抵抗を用いた分圧回路で分圧して
    各可変利得増幅器を同時に制御することを特徴とする請
    求項2記載の周波数変換装置。
  4. 【請求項4】 各可変利得増幅器にディジタル制御型を
    用い、制御信号の各ビットと各可変利得増幅器の制御信
    号入力端子との接続を2つの可変利得増幅器で1ビット
    以上ずらすことにより、1つの制御信号でかつ少ないビ
    ットにて2つの可変利得増幅器の利得を同時にかつ利得
    変化量を別々に制御することを特徴とする請求項2記載
    の周波数変換装置。
  5. 【請求項5】 可変利得増幅器として同一制御信号に対
    する利得設定可能範囲が広い可変利得増幅器と、狭い可
    変利得増幅器をそれぞれに用いたことを特徴とする請求
    項1から請求項4いずれかに記載の周波数変換装置。
  6. 【請求項6】 周波数変換装置を具備した通信装置にお
    いて上記周波数変換装置として請求項1〜請求項5のい
    ずれかに記載の周波数変換装置を用いたことを特徴とす
    る通信装置。
JP23062597A 1997-08-27 1997-08-27 周波数変換装置および通信装置 Pending JPH1168485A (ja)

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JP2007288329A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nec Corp 信号処理回路および信号処理方法
JP2011147167A (ja) * 2011-03-14 2011-07-28 Nec Corp 信号処理回路および信号処理方法

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