JP2006186873A - 無線装置および送信出力変更方法 - Google Patents

無線装置および送信出力変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】事前調整を必要とせず、かつ、歪み補償性能を劣化させることなく、高精度に送信出力レベルの変更を可能にする。
【解決手段】ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部11と、ベースバンド信号により高周波信号を変調する変調器23と、変調された高周波信号を所定の送信出力レベルまで増幅する増幅器25とを備える無線装置であって、前記ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値の増減により前記送信出力レベルを可変させる制御部12を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線装置における送信出力制御技術に関する。
従来、線形送信を行うデジタル無線においては、可変利得アンプなど制御電圧変更や減衰器などの切替えにより利得を増減させ、電力増幅器に入力する信号レベルを変えることを送信出力変更手段としている。
また、フィードバックループを形成している場合においては、フィードバックレベルを増減させるなどが知られている。非線形送信のFM無線などの場合は、電力増幅器のゲートバイアス電圧を増減することにより、利得・消費電流を同時に変化させるなどが一般的である。
図6は、従来の無線装置を示すブロック図であり、利得可変アンプの利得を手動ボリュームで増減させる場合を示す。同図において、演算・制御部10は、ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部11を備える。また、無線部20は、ベースバンド信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ21と、ベースバンド信号に誤差信号を加算する加算器22と、高周波信号を生成する発振器27と、高周波信号をベースバンド信号で変調する変調器23と、送出系の利得を設定する可変利得アンプ24と、高周波信号を所定の電力に増幅してアンテナ28に供給する増幅器25と、フィードバック信号を生成する検出部26とを備える。
また、フィードバック回路30は、フィードバック信号を所定の振幅に増幅する可変利得アンプ34と、高周波信号からベースバンド信号を復調する復調器33と、ベースバンド信号からフードバック信号を減算する減算器31と、ベースバンド信号の誤差成分を増幅する誤差増幅器32とを備える。また、手動操作部50は、送信出力指示手段である手動ボリューム51,52を備える。
図7は、可変利得アンプ24,34の特性図を示す。図6において、アンテナ28から送出するパワーを減少させる場合、送出系の可変利得アンプ24の利得を減少させ、帰還系の可変利得アンプ34の利得を増加させるように調整する。この調整は、アンテナ28に接続されるパワーメーターを見ながら手動にて行う。
図8は、図6に示した無線部20の送信出力を変更する制御フローを示す。この場合は、手動操作部50の手動ボリューム51,52を調整して(ステップS81)、送出系の可変利得アンプ24、および帰還系の可変利得アンプ34の利得電圧を調整し(ステップS82)、アンテナ28から出力する送信出力を変更する(ステップS83)。
このように、従来の無線装置において送信出力を変更するための手順は、所望の送信出力になるように、無線装置をパワーメーター等の測定器に接続し、可変利得アンプ24,34の利得制御電圧調整用のボリューム51,52を増減させる。従って、演算による送信出力制御を行うことができない。
図9は、従来の無線装置のブロック図であり、可変利得アンプを自動制御する場合を示す。同図に示すように、演算・制御部10は、ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部11と、無線部20に利得変更を指示する制御部12と、制御部12に送信出力変更通知を行うスイッチ検出部13とを備える。
また、手動操作部40は、切替スイッチなどの送信出力変更指示手段である送信出力調整スイッチ41を備え、主制御装置42は、送信出力変更指示手段である制御部43を備える。
また、無線部20は、ベースバンド信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ21と、ベースバンド信号に誤差信号を加算する加算器22と、高周波信号を生成する発振器27と、高周波信号をベースバンド信号で変調する変調器23と、送出系の利得を設定する可変利得アンプ24と、高周波信号を所定の電力に増幅してアンテナ28に供給する増幅器25と、フィードバック信号を生成する検出部26とを備える。
また、フィードバック回路30は、フィードバック信号を所定の振幅に増幅する可変利得アンプ34と、高周波信号からベースバンド信号を復調する復調器33と、ベースバンド信号からフードバック信号を減算する減算器31と、ベースバンド信号の誤差成分を増幅する誤差増幅器32とを備える。
更に、無線部20は、演算・制御部10の制御部12から供給される利得変更指示をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ29を備え、D/Aコンバータ29は、利得可変アンプ24,34に対して利得電圧変更信号を供給する。
図10は、図9に示した無線装置の送信出力制御フローを示す。この場合は、手動操作部40または主制御装置42から送信出力変更通知が行われ(ステップS101)、演算・制御部10の制御部12においてパワーモード(1〜N)の決定が行われる(ステップS102)。
次に、D/Aコンバータ29においてパワーモード(1〜N)に対応するアナログ電圧を生成して(ステップS103)、可変利得アンプ24,34の利得を変更し(ステップS104)、アンテナ28から送出する送信出力を変更する(ステップS105)。
このように、無線装置の送信出力を変更する場合、あらかじめ送信出力モード(パワーモード)が定められており(1〜N)、各モードに応じて利得可変アンプ24,34の利得制御電圧が調整されている。無線装置はパワーモードが指示されると、メモリに格納されている利得制御電圧値(データ1〜N)から、モードに応じた値を読出し、D/Aコンバータ29にデータ設定を行うのみである。従って、演算による制御はなく、パワーモード指示を契機とした読出し・設定の制御のみが行われる。
図11は、従来の無線装置において減衰器切替により送信出力を可変する場合のブロック図を示す。同図に示すように、無線部20は、ベースバンド信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ21と、ベースバンド信号に誤差信号を加算する加算器22と、高周波信号を生成する発振器27と、高周波信号をベースバンド信号で変調する変調器23と、送出系の利得を設定する切替式の減衰器35と、高周波信号を所定の電力に増幅してアンテナ28に供給する増幅器25と、フィードバック信号を生成する検出部26と、フィードバック信号を所定の振幅に設定する切替式の減衰器36と、高周波信号からベースバンド信号を復調する復調器33と、ベースバンド信号からフードバック信号を減算する減算器31と、ベースバンド信号の誤差成分を増幅する誤差増幅器32とを備える。なお、演算・制御部10、操作部40および主制御装置42は、図9の場合と同様である。
図12は、図11に示した無線装置の減衰器35,36の切替時における特性図である。図11に示した回路例において、アンテナ28から送出するパワーを減少させる場合、送出系の減衰器35の減衰を増加させ、帰還系の減衰器36の減衰は低下させる。
図13は、図11に示した無線装置の制御フローを示す。この場合は、手動操作部40または主制御装置42から送信出力変更通知が行われ(ステップS131)、演算・制御部10の制御部12においてパワーモード(1〜N)の決定が行われる(ステップS132)。次に、減衰器35,36がパワーモード(1〜N)に対応する減衰量(ATT1〜N)に切替えられ(ステップS133)、アンテナ28から送出される送信出力が変更される(ステップS134)。
このように、無線装置の送信出力を変更する場合、あらかじめ送信出力モード(パワーモード)が定められており(1〜N)、各モード数および各モードの送信出力に応じて減衰器35,36(ATT1〜N)が用意されている。無線装置はパワーモードが指示されると、モードに応じた減衰器35,36を選択するために切替信号を出力し、減衰器35,36の切替を行うのみである。従って、演算による制御はなく、パワーモード指示を契機とした減衰器35,36の切替制御のみが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−148659号公報
しかしながら、上記従来の無線装置にあっては、無線部20は非線形特性を有するため、送信電力を可変するたびに調整が必要となる。すなわち、デジタル無線の場合、利得可変アンプ24,34による送信出力変更は、用いるデバイスの利得にバラツキがあるため、出力モード数に相当する個別の調整が必要であり、工数が高くなる。
また、減衰器35,36などの切替えによる場合は、出力モード数に相当する減衰器35,36およびスイッチが必要となり、回路の大型化・コストアップとなる。また、フィードバックレベルを増減する手段では、ベースバンド誤差抽出においてバランスが崩れ、歪み補償性能の劣化が問題となる。
本発明は、事前調整を必要とせず、かつ、歪み補償性能を劣化させることなく、高精度に送信出力レベルの変更が可能な無線装置および送信出力変更方法を提供することを目的としている。
本発明の無線装置は、ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部と、前記ベースバンド信号により高周波信号を変調する変調器と、変調された前記高周波信号を所定の送信出力レベルまで増幅する増幅器とを備える無線装置であって、前記ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値の増減により前記送信出力レベルを可変させる制御部を備える。
上記構成によれば、ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値を増減させて送信出力レベルを可変させるので、従来問題であった調整工数の増加や、回路の大型化および部品のコストアップはなく、かつ、送信出力レベル変化量を簡単な演算で算出可能となり、簡単かつ高精度にレベル変更を行うことが出来る。
本発明において、前記増幅器は、所定の利得を有する線形増幅器である。
本発明において、前記制御部に対して前記送信出力レベルの変更指示を行う送信出力調整スイッチを備える。
本発明において、前記制御部は、外部からの指令信号により前記送信出力レベルを可変させる。本発明において、前記指令信号は、基地局から送信される下り送信電力を下げる指示である。
本発明において、前記ベースバンド信号の歪みを補償するカーティシアン・フィードバックループ方式歪み補償回路を備える。この構成によれば、ベースバンド信号の歪みを補償するカーティシアン・フィードバックループ方式歪み補償回路を備えるので、信号バランスが崩れることなく(歪み補償性能を劣化させることなく)、送信出力レベルを変化させることが出来る。
本発明において、前記増幅器の利得を切替可能な減衰器を備える。この構成によれば、スケールファクタによるレベル変更と減衰器切替とを併用することにより、広ダイナミックレンジでのレベル変更が可能となる。また、この場合は、デジタル的にレベル変更するため再現性が高く、容易に元に戻すことができる。
本発明の送信出力変更方法は、ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部と、前記ベースバンド信号により高周波信号を変調する変調器と、変調された前記高周波信号を所定の送信出力レベルまで増幅する増幅器とを備える無線装置における送信出力変更方法であって、前記ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値を増減させることにより、前記送信出力レベルを可変させることを特徴とする。
本発明によれば、特に事前調整を必要とせず、かつ、回路規模を大きくすること無く、高精度に送信出力レベルの変更が可能となる。また、歪み補償性能を劣化させることなく、送信出力レベルの変更が可能となる。
図1は、本発明の実施形態にかかる送信出力変更手段を有する無線装置のブロック図を示す。同図に示すように、演算・制御部10は、ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部11と、ベースバンド生成部11に対してベースバンド振幅制御を行う制御部12と、制御部12に送信出力変更通知を行うスイッチ検出部13とを備える。
また、手動操作部40は、ロータリースイッチなどの送信出力変更指示手段(1)である送信出力調整スイッチ41を備え、主制御装置42は、送信出力変更指示手段(2)である制御部43を備える。
また、無線部20は、振幅制御されたベースバンド信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ21と、ベースバンド信号に誤差信号を加算する加算器22と、高周波信号を生成する発振器27と、高周波信号をベースバンド信号で変調する変調器23と、送出系の利得を設定する可変利得アンプ24と、高周波信号を所定の電力に増幅してアンテナ28に供給する増幅器25と、フィードバック信号を生成する検出部26とを備える。
また、フィードバック回路30は、フィードバック信号を所定の振幅に増幅する可変利得アンプ34と、高周波信号からベースバンド信号を復調する復調器33と、ベースバンド信号からフードバック信号を減算する減算器31と、ベースバンド信号の誤差成分を増幅する誤差増幅器32とを備える。
図2は、本実施形態の無線装置において、送信出力変更指示から出力が変更されるまでの制御フローを示す。手動操作部40における手動スイッチまたは主制御装置42からの信号が供給されると(ステップS21)、演算・制御部10の制御部12において、演算によるスケールファクタが決定される(ステップS22)。そして、スケールファクタの変更および切替タイミング制御が行われ(ステップS23)、無線部20のD/Aコンバータ21の出力であるベースバンド振幅が変更される(ステップS24)。これにより、アンテナ28から出力する送信出力が変更される(ステップS25)。
この場合、送信出力変化量[単位:dB]とベースバンド振幅の関係は式1で表わせる。
ΔPOW=20×LOG(α/β)[dB] ・・・ 式1
ただし、ΔPOW:出力変化量、α:変更後のベースバンド振幅、β:変更前のベースバンド振幅、α=κ×β、κ:スケールファクタである。
例えば、送信出力を1dBアップさせる場合のスケールファクタを演算で求める場合、現在のベースバンド振幅β=500mVppとすると、式1より、1dB出力を増加させるための振幅αは、ΔPOW=20×LOG(α/β)[dB]のΔPOWに1を代入して、
1=20×LOG(α/500) ・・・ 式2
となる。
次に、式2をαについて解くと、
α=500×101/20=561[mVpp] ・・・ 式3
が求まり、変更後のベースバンド振幅α=κ×β=560mVppとなる。したがって、スケールファクタκは1.12となる。
このように、本実施形態の無線装置では、無線部20の利得を一定にして線形増幅を維持し、D/Aコンバータ21により生成される送出系ベースバンド信号の振幅レベルを決定する係数(スケールファクタ)の値を増減させることにより、アンテナ28から送信される送信出力レベルを可変させる。
この手段によれば、従来問題であった調整工数アップや、回路の大型化・部品コストアップはなく、かつ、送信出力レベル変化量を簡単な演算で算出可能となり、簡単かつ高精度にレベル変更を行うことが出来る。
図3は、本実施形態の無線装置で使用されるカーティシアン・フィードバック方式の送信歪み補償回路37を説明するための図である。同図に示すように、送信歪み補償回路37は、D/Aコンバータ21から送出系ベースバンドBtが供給される加算器22と、送出系ベースバンドBtと帰還系ベースバンドBfとが供給される減算器31と、送出系ベースバンドBtと帰還系ベースバンドBfの誤差を増幅して誤差ベースバンド信号Beを出力する誤差増幅器32とを備える。加算器22から最終ベースバンド信号Boが出力される。
図4は、歪み補償回路37における送信出力変更時のベースバンド波形を示す。同図において、(a)送信出力が減少時のベースバンド、(b)送信出力が通常時のベースバンド、(c)送信出力が増加時のベースバンドのそれぞれについて、送出系ベースバンドBt、帰還系ベースバンドBf、誤差抽出回路入力ベースバンド、誤差ベースバンド信号Be、誤差合成回路入力ベースバンド、最終ベースバンド信号Boを示す。歪み補償回路37の送信出力変更時のベースバンド波形は、誤差信号が最小となるように閉ループ回路が動作する。
このように本実施形態の無線装置において、スケールファクタによる出力レベルの変更は、カーティシアン・フィードバックループによる歪み補償回路37の送出系ベースバンドBtの振幅を変化させるため、信号バランスが崩れることなく(歪み補償性能を劣化させることなく)、送信出力レベルを変化させることが出来る。
なお、スケールファクタによる変更のみでは、可変可能な出力レベルのダイナミックレンジがあまり広くない。従って、既知の減衰器切替と併用することで、広ダイナミックレンジでのレベル変更が可能となる。この場合は、デジタル的にレベル変更するため、再現性が高く、容易に元に戻すことができる。
図5は、ロータリースイッチによる送信出力変更指示の実施例を示す。図5(a)は、ロータリースイッチの状態と送信出力変更指示の対応例であり、図5(b)は、ロータリースイッチの外観図を示す。本実施形態の無線装置に設けられるロータリースイッチ(4ビット)において、「送出系ベースバンド信号スケールファクタ」を設定する。
このように本実施形態の無線装置において、送信出力のレベル変更指示手段は、ロータリースイッチ等の手動切替や、相手局・制御局などからの指令信号により行われる。また、無線装置が通信中であっても、スケールファクタをスロットまたはフレームタイミングを考慮し変化させることも容易に行うことができ、通信に影響を与えることなく送信出力が変更可能である。
また、本実施形態の無線装置によれば、無線部20を線形特性に設定する調整をした後は、無線部20の設定を変化させることとなく、ベースバンド生成部11の振幅調整により送信電力を可変することができる。
従来、ベースバンド生成部11を最大C/Nに設定するため、ベースバンド生成部11を調整することはしておらず、送信電力の調整は専ら無線部20を対象とするものであった。しかし、無線部20は非線形特性を有するため、無線部20の設定を変えると、その都度調整が必要となる。一方、ベースバンド生成部11を常に最大C/Nで使用する必要はなく、運用上ある程度の範囲で利得を変えることが可能である。
特に、利得を上げていったときの歪は後段の無線部20の帰還制御により収束させることができる。ベースバンド生成部11は線形特性を有するため、ベースバンド生成部11を調整しても、全体のバランスは維持されるため、無線部20を調整したときに必要なバランス調整は不要となる。これにより、基地局から下り送信電力を下げる指示を受けた場合に、電力制御を容易に行うことができる。
本発明の無線装置および送信出力変更方法は、特に事前調整を必要とせず、かつ、回路規模を大きくすること無く、高精度に送信出力レベルの変更が可能となり、また、歪み補償性能を劣化させることなく、送信出力レベルの変更が可能となるという効果を有し、無線装置における送信出力制御技術等として有用である。
本発明の実施形態の無線装置を示すブロック図。 本実施形態の無線装置において送信出力変更指示から出力が変更されるまでの制御フローを示す図。 本実施形態の無線装置で使用されるカーティシアン・フィードバック方式の送信歪み補償回路を説明するための図。 歪み補償回路における送信出力変更時のベースバンド波形を示す図。 ロータリースイッチによる送信出力変更指示の例を示す図。 従来の無線装置を示すブロック図。 従来の無線装置における可変利得アンプの特性を示す図。 従来の無線部の送信出力を変更する制御フローを示す図。 従来の無線装置を示すブロック図。 従来の無線装置の送信出力制御フローを示す図。 従来の無線装置を示すブロック図。 従来の無線装置における減衰器の切替時における特性を示す図。 従来の無線装置の制御フローを示す図。
符号の説明
10 演算・制御部
11 ベースバンド生成部
12,43 制御部
13 スイッチ検出部
20 無線部
21,29 D/Aコンバータ
22 加算器
23 変調器
24 可変利得アンプ(送出系)
25 増幅部
26 フィードバック検出部
27 高周波発振器
28 アンテナ
30 フィードバック回路
31 減算器
32 誤差増幅器
33 復調器
34 可変利得アンプ(帰還系)
35,36 減衰器
40,50 手動操作部
41 送信出力調整スイッチ
42 主制御装置
51,52 手動ボリューム

Claims (8)

  1. ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部と、前記ベースバンド信号により高周波信号を変調する変調器と、変調された前記高周波信号を所定の送信出力レベルまで増幅する増幅器とを備える無線装置であって、
    前記ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値の増減により前記送信出力レベルを可変させる制御部を備える無線装置。
  2. 請求項1記載の無線装置であって、
    前記増幅器は、所定の利得を有する線形増幅器である無線装置。
  3. 請求項1記載の無線装置であって、
    前記制御部に対して前記送信出力レベルの変更指示を行う送信出力調整スイッチを備える無線装置。
  4. 請求項1記載の無線装置であって、
    前記制御部は、外部からの指令信号により前記送信出力レベルを可変させる無線装置。
  5. 請求項4記載の無線装置であって、
    前記指令信号は基地局から送信される下り送信電力を下げる指示である無線装置。
  6. 請求項1記載の無線装置であって、
    前記ベースバンド信号の歪みを補償するカーティシアン・フィードバックループ方式歪み補償回路を備える無線装置。
  7. 請求項1記載の無線装置であって、
    前記増幅器の利得を切替可能な減衰器を備える無線装置。
  8. ベースバンド信号を生成するベースバンド生成部と、前記ベースバンド信号により高周波信号を変調する変調器と、変調された前記高周波信号を所定の送信出力レベルまで増幅する増幅器とを備える無線装置における送信出力変更方法であって、
    前記ベースバンド信号の振幅レベルを決定するスケールファクタの値の増減により前記送信出力レベルを可変させる送信出力変更方法。
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