JP2983755B2 - 電磁ポンプ給湯の自動呼び水方法およびその給湯装置 - Google Patents

電磁ポンプ給湯の自動呼び水方法およびその給湯装置

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JP2983755B2 JP4091612A JP9161292A JP2983755B2 JP 2983755 B2 JP2983755 B2 JP 2983755B2 JP 4091612 A JP4091612 A JP 4091612A JP 9161292 A JP9161292 A JP 9161292A JP 2983755 B2 JP2983755 B2 JP 2983755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造装置の電磁ポンプに
溶湯を呼び水する自動呼び水方法およびその給湯装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁ポンプの呼び水方法として
は、たとえば図4に示すような加圧式溶湯保温炉100
を用いるものが知られている(特公平2−30788号
公報参照)。すなわち、電磁ポンプ101のダクト10
2内に溶湯103を呼び水するために、溶湯保温炉10
0の加圧室104を加圧し、この加圧室104と連通す
る供給室105内の湯面を吸込み口106より上位まで
押し上げ、吸込管107を通じてダクト102内に溶湯
103を呼び水するようになっている。そして、電磁ポ
ンプ101のコイル108を励磁することによって吐出
管109を通じて溶湯103をダイカストマシン110
に一定量給湯する。
【0003】また、供給室105内の湯面を定湯面に保
持するために、湯面センサ111によって湯面を検出
し、吸排気系112の吸気弁113を制御して加圧室1
04の圧力を制御している。また、溶湯103を排湯す
るときは、排気弁114を開いて加圧室104の圧力を
開放し供給室105内の湯面を吸込み口106の下方ま
で下降させている。
【0004】また、他の呼び水方法としては、電磁ポン
プ全体を耐溶湯材の容器に収納して浸漬する浸漬形ポン
プもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した加圧
式溶湯保温炉100を用いる場合には、気密性のある密
閉炉と加圧空気の圧力制御など複雑な高度技術を必要と
し、装置の保守に多くの費用を要する。
【0006】また、浸漬形ポンプを用いる場合、溶湯保
温炉は開放形の一般炉でよいが、ポンプ全体を溶湯に浸
漬するので、湯漏れのない耐溶湯材料容器の製作に問題
がある。
【0007】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、湯
面より上位にある電磁ポンプに自動的に呼び水をして定
湯面を保持し得る電磁ポンプの呼び水方法およびその給
湯装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、溶湯保温炉内の湯面より上位に
設けた電磁ポンプのダクトに溶湯を呼び水する電磁ポン
プ給湯の自動呼び水方法において、前記溶湯に下端部を
浸漬したダクトの外周に設けた電磁ポンプのコイルをコ
イル昇降手段によって上方に移動させると共に、前記保
温炉を保温炉昇降手段によって上昇させて、前記ダクト
が浸漬する溶湯の湯面を給湯時の電磁ポンプのコイルの
位置まで上昇させ、前記ダクトの下端部に設けたチェッ
ク弁を開いて前記ダクト内に溶湯をその湯面まで浸漬さ
せて前記チェック弁を閉塞し、次に、前記保温炉および
コイルを下降させて、給湯時の湯面に保持するとともに
前記コイルを給湯時の位置に保持して呼び水工程を完了
することを特徴とする。
【0009】また、溶湯保温炉内の溶湯面より上位に設
けた電磁ポンプにより溶湯を給湯する電磁ポンプ給湯装
置において、前記保温炉内の溶湯に下端部を浸漬した不
動のフレームに取着して立設した電磁ポンプのダクト
と、該ダクトの下端部に設けたチェック弁と、該チェッ
ク弁を強制的に開く開弁手段と、前記ダクト外周に配置
される電磁ポンプのコイルと、該コイルを前記ダクトに
沿って昇降させるコイル昇降手段と、前記コイルあるい
は不動のフレームに取着した湯面センサと、該湯面セン
サによる検出値に基づいて前記保温炉の昇降位置を変化
させることにより溶湯を定湯面制御する定湯面制御手段
を備えた保温炉昇降手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明にあっては、溶湯保温炉およびコイルを
所定ストローク上昇して湯面を上昇させ、ダクトを給湯
時(コイル下降状態)の電磁ポンプのコイル位置まで溶
湯内に浸漬させ、チェック弁を開いてダクト内に溶湯を
流入させる。
【0011】チェック弁は溶湯のヘッド差により開いて
ダクト内に溶湯を流入させるが、場合によっては開弁手
段で強制的に開いてもよい。
【0012】次に保温炉昇降手段およびコイル昇降手段
によって保温炉およびコイルを給湯位置まで下降させ、
自動呼び水工程を完了する。
【0013】そして、コイルに通電して給湯を開始し、
定量給湯した後電磁ポンプを停止して給湯工程を完了す
る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電磁ポンプ給
湯装置の概念構成を示している。ここではダイカストマ
シンに用いられる給湯装置を例にとって、以下詳細に説
明する。
【0015】図中、1は金型装置、2は金型装置に連結
される射出スリーブ、3は射出スリーブ2内に挿入され
る射出プランジャである。金型装置1は横方向に型締め
されるもので、射出スリーブ2が縦方向に配置され、射
出プランジャ3によって溶湯が金型装置1内に縦方向に
圧入される。
【0016】給湯装置は、開放型の溶湯保温炉5と、保
温炉5の上位に配置される電磁ポンプ9と、を備えてい
る。電磁ポンプ9は、図示しない不動のフレームに取着
された縦置きのダクト4と、ダクト4外周に配置される
コイル10と、ダクト4内に配置されるコア12と、か
ら構成されている。コア12は磁性材の芯を有する耐溶
湯材のカプセルで、ダクト4に支持されている。また、
ダクト4の下端部は保温炉5内の溶湯6に浸漬され、そ
の下端部にチェック弁7が設けられている。このチェッ
ク弁7は、ダクト4内への溶湯6の流入を許容し、溶湯
6の下方への流出を防止するものである。このチェック
弁7は、ダクト4下端部に設けた弁座71に接離自在に
設けられる弁体としてのボール72によって構成されて
いる。
【0017】8はチェック弁7を強制的に開く開弁手段
としての弁棒等の開弁用アクチュエータである。この開
弁用アクチュエータ8は、前記ボール72を押し上げる
ことでチェック弁7を強制的に開き、開弁用アクチュエ
ータ8を下降させることによりボール72の自重でチェ
ック弁7を閉塞させるようになっている。
【0018】チェック弁7のボール72としては、アル
ミニウム溶湯では窒化珪素等のセラミックスボールが使
用でき、マグネシウム溶湯ではクローム鋼ボールが使用
できる。もちろん、チェック弁7の弁体はボール形に限
定するものではなく、他の形式にしてもよい。
【0019】また、電磁ポンプ9のコイル10は、コイ
ル昇降手段としてのコイル昇降アクチュエータ11(詳
細は不図示)によって支持されており、前記ダクト4に
沿って昇降自在になっている。
【0020】一方、保温炉5は保温炉昇降手段としての
保温炉昇降装置14によって昇降自在に支持されてい
る。この保温炉昇降装置14は、電動機15で駆動され
るめねじ付歯車を有する歯車箱16と、ねじ軸17と、
このねじ軸17を支持する複数の軸受18,19と、定
湯面制御装置21とを備え、ベース20で保温炉5を支
持する構成となっている。もっとも、保温炉5を昇降自
在に支持できる構成であればよく、図示の構成に限定し
ない。
【0021】また、保温炉5には、溶湯6の湯面を検出
する湯面センサ13が設けられている。この湯面センサ
13はコイル10あるいはダクト4を支持する不動のフ
レームに取着されている。
【0022】そして、この湯面センサ13からの検出信
号を定湯面制御装置21に入力し、この検出データに基
づいて保温炉5の昇降位置を変化させて湯面が一定にな
るように制御するようになっている。
【0023】次に本発明を操作工程順に説明する。
【0024】図2(a) 〜(e) はその工程順を図示してい
る。すなわち、同図(a) は呼び水直前の状態であり、同
図(b) は呼び水工程を示し、溶湯保温炉昇降装置14お
よびコイル昇降アクチュエータ11でコイル10をスト
ロークS上昇して湯面を上昇し、給湯時(コイル10下
降状態)の電磁ポンプ9のコイル位置まで浸漬させチェ
ック弁7を開いて前記ダクト4内に溶湯6を流入させ
る。
【0025】チェック弁7は溶湯6のヘッド差H1によ
り開き溶湯6を流入させるが、場合によっては開弁用ア
クチュエータ8で強制的に開いてもよい。
【0026】次に保温炉昇降装置14およびコイル昇降
アクチュエータ11によって保温炉5およびコイル10
を下降させ、図2(c) の状態に保持して自動呼び水工程
を完了する。
【0027】次いで、図2(d) に示すように、コイル1
0に通電して給湯を開始し、射出スリーブ2に定量給湯
し電磁ポンプ9を停止して給湯工程を完了する。
【0028】最後に、図2(e) のように、射出工程を開
始し、給湯口2aを射出プランジャ3で閉塞すると同時
に開弁用アクチュエータ8によりボール72を押し上げ
てチェック弁7を開き、ダクト4内の溶湯6を排出する
ことによって空間Aを形成して湯切り工程を行う。
【0029】この場合、電磁ポンプ9を逆転状態にして
強制排出としてもよい。またダクト4内の湯面Bを保持
するためにヘッド差H2を保持する励磁電流をコイル1
0に供給し、湯面Bを保持後、前記開弁用アクチュエー
タ8を下降してチェック弁7を閉じ、電磁ポンプ9の励
磁を停止して次回の給湯に備えて待機する。
【0030】図3は本発明の他の実施例の構成図であ
り、図1の実施例が縦形射出で射出スリーブ2が縦方向
に装着されているのに対し、図3は射出スリーブ2が横
方向に装着されている横形射出機の場合を示している。
【0031】なお、図1と同一の構成部分については同
一符号を付し説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、溶湯保温炉を電磁ポンプのコイルと共に昇降さ
せるだけで、自動的に電磁ポンプのダクト内に呼び水を
することができる。
【0033】また、溶湯保温炉の湯面センサを設けてお
くことにより定湯面保持ができ、給湯量を一定に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の電磁ポンプ給湯装置の一実施例
の概略構成図である。
【図2】図2は本発明の電磁ポンプ給湯の自動呼び水工
程順を説明するための工程図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例の電磁ポンプ給湯装
置の構成図である。
【図4】図4は従来の電磁ポンプ給湯装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 金型装置 2 射出スリーブ 3 射出プランジャ 4 電磁ポンプダクト 5 保温炉 6 溶湯 7 チェック弁 8 開弁用アクチュエータ 9 電磁ポンプ 10 コイル 11 コイル昇降アクチュエータ 12 コア 14 保温炉昇降装置 15 電動機 16 歯車箱 17 ねじ軸 18,19 軸受 20 ベース 21 定湯面制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶湯保温炉内の湯面より上位に設けた電
    磁ポンプのダクトに溶湯を呼び水する電磁ポンプ給湯の
    自動呼び水方法において、 前記溶湯に下端部を浸漬したダクトの外周に設けた電磁
    ポンプのコイルをコイル昇降手段によって上方に移動さ
    せると共に、前記保温炉を保温炉昇降手段によって上昇
    させて、前記ダクトが浸漬する溶湯の湯面を給湯時の電
    磁ポンプのコイルの位置まで上昇させ、前記ダクトの下
    端部に設けたチェック弁を開いて前記ダクト内に溶湯を
    その湯面まで浸漬させて前記チェック弁を閉塞し、 次に、前記保温炉およびコイルを下降させて、給湯時の
    湯面に保持するとともに前記コイルを給湯時の位置に保
    持して呼び水工程を完了することを特徴とする電磁ポン
    プの自動呼び水方法。
  2. 【請求項2】 溶湯保温炉内の溶湯面より上位に設けた
    電磁ポンプにより溶湯を給湯する電磁ポンプ給湯装置に
    おいて、 前記保温炉内の溶湯に下端部を浸漬した不動のフレーム
    に取着して立設した電磁ポンプのダクトと、 該ダクトの下端部に設けたチェック弁と、 該チェック弁を強制的に開く開弁手段と、 前記ダクト外周に配置される電磁ポンプのコイルと、 該コイルを前記ダクトに沿って昇降させるコイル昇降手
    段と、 前記コイルあるいは不動のフレームに取着した湯面セン
    サと、 該湯面センサによる検出値に基づいて前記保温炉の昇降
    位置を変化させることにより溶湯を定湯面制御する定湯
    面制御手段を備えた保温炉昇降手段と、を具備すること
    を特徴とする電磁ポンプ給湯装置。
JP4091612A 1992-03-17 1992-03-17 電磁ポンプ給湯の自動呼び水方法およびその給湯装置 Expired - Fee Related JP2983755B2 (ja)

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