JP2983388B2 - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用、特に歯科治療
用レーザハンドピースから照射されるレーザ出力を計測
するレーザ出力測定装置を備えたレーザ治療装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザハンドピースは、従来から、生体
組織の蒸散、切開、凝固、止血等を目的として使用さ
れ、医療効果を上げている。これら軟質組織を対象にし
た治療装置では、炭酸ガスレーザやNd:YAGレーザ
が使用されてきた。
【0003】近年、Er:YAGレーザやHFレーザが
生体の歯牙等の硬質組織の有するOH基に作用して蒸散
させることが知られるようになり、歯科の分野において
はEr:YAGレーザを用いてレーザハンドピースから
レーザを歯牙に照射して、歯牙の窩洞形成、歯根管の形
成と治療、歯石の除去等に利用されつつある。
【0004】本出願人らは、既にEr:YAGレーザを
利用した接触型の歯牙形整治療用ハンドピースに関し
て、レーザ発生装置からの導光用レーザファイバーにハ
ンドピース先端に着脱されるプローブレーザファイバー
が、透光性遮蔽体で隔離して導光可能に接続され、プロ
ーブのレーザファイバーとファイバー保護管との間隙を
通水路としたハンドピースを提案した(特願平3−33
9763)。
【0005】レーザ治療に際しては、ハンドピース先端
部から照射されるレーザ出力が治療目的や治療部位に適
当なエネルギーの範囲内にあるか否か知る必要があり、
このために、例えば、レーザ発生装置に設けたレーザ出
力測定装置が知られている。レーザ出力測定装置、通称
キャリブレーションポートは、レーザ発生装置などの外
面に開口して、ハンドピースの先側を挿入する測定孔が
設けられ、その測定孔の内部には、ハンドピース先側か
ら照射されたレーザ光出力を電気信号に変換するレーザ
検出素子が固定され、レーザ出力を測定表示するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】接触型レーザハンドピ
ースでは、レーザ発生装置から、ハンドピース本体にま
で導光用レーザファイバーで伝送し、ハンドピースの先
端に別体の治療照射用のチップ又はファイバープローブ
を上記導光用ファイバーと光学的接続可能に装着され
て、治療に使用されるが、チップやプローブは互換性を
備えて、種々の形状寸法のものが治療目的部位に適用す
るように選択使用され、従って照射レーザ光の分散・集
束の状態もプローブごとに異なっている。
【0007】Er:YAGレーザやHFレーザを導光す
るフッ化物ファイバーは、大気からの吸湿により透光率
が低下するおそれがあり、従って、導光用のフッ化ファ
イバーには、別途防湿構造が施されている。そして、レ
ーザハンドピース先端には照射用のチップ若しくはファ
イバープローブがレーザハンドピースに着脱自在に接続
される。従来よりレーザ発生装置のレーザ発生出力や導
光用ファイバーの伝送損失には経時変化があり、この変
化を定期的にレーザ出力測定装置により測定している
が、治療中にあっては、チップやファイバープローブの
先端に生体の炭化物等が付着することなどにより同じ種
類のチップやファイバープローブであってもレーザ照射
出力が異なるという問題があった。
【0008】また、測定時には、レーザ出力検出素子の
受光面に正確にレーザ光を照射する必要があり、測定孔
に挿入されてハンドピース先端から照射されるレーザ光
の照射角度や受光面までの照射距離が変動すれば、出力
測定の誤差となる。測定孔内周面は、ハンドピース外周
面と直接又は位置付け部材を介して間接に嵌合されて、
レーザ光のレーザ出力検出素子受光面に対する正確な位
置付けが可能のようにされているが、出力測定誤差は、
ハンドピースの挿入不完全など人為的ミスによるものが
大きかった。
【0009】レーザ出力測定装置のレーザ出力検出素子
には、焦電体素子等が利用されるが、その受光面に塵埃
や水滴が付着すると、検出誤差の原因となり、また赤外
光であるレーザによって加熱されて、塵埃や液状物が固
着し、時には発熱して焦電体素子の機能が失われる虞れ
があった。レーザ治療装置が設置される診療室内の塵埃
や液滴が、侵入しないように測定孔の防塵対策を採る必
要がある。
【0010】特に、レーザハンドピースのプローブある
いはチップの先端より、目的治療部位に注水して、レー
ザ照射中の照射部位又はその周辺の生体組織の冷却や、
照射歯牙の蒸散促進などを目的とするような注水型のハ
ンドピースにおいては、測定のためレーザハンドピース
先端を測定孔に挿入した状態で、誤って通水されてレー
ザ出力検出素子を浸す危険性があった。また、レーザ検
出素子は、測定中にハンドピースから空気や水滴が吹き
付けられると、冷却されて、測定誤差が大きくなると言
う問題もあった。
【0011】本発明の目的は、上記の諸問題に鑑み、レ
ーザハンドピース先端部における導光用レーザファイバ
ーの出射端面から出射レーザ出力の測定を標準化して、
測定誤差を低減することとし、又、レーザ出力検出素子
の受光面への粉塵水滴付着・空気吹付けなどの外乱を排
除して、測定機能の低下を防止して測定誤差を低減する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明のレー
ザ治療装置は、レーザ発生装置に接続された導光用レー
ザファイバーの出射端がハンドピース本体内で導光可能
に且つ着脱可能に照射用のチップ若しくはフアイバープ
ローブと接続されて成るレーザ治療用ハンドピースのレ
ーザ出力測定装置を備えたレーザ治療装置であって、当
該レーザハンドピースの先端には、上記照射用のチップ
若しくはファイバープローブに代えて、計測用標準プロ
ーブが装着され、上記レーザ出力測定装置が、上記レー
ザハンドピースを挿嵌する測定孔と、この測定孔に配置
されたレーザ出力検出素子によりレーザハンドピースか
らの照射レーザの出力を測定する測定制御部と、この測
定孔に挿嵌されたハンドピース先端部の計測用標準プロ
ーブを検出する標準プローブ検出手段とから成り、当該
標準プローブ検出手段の作動出力により上記レーザハン
ドピースからレーザ照射し、レーザ出力を測定するよう
にしたことを特徴としている。
【0013】標準プローブの標準レーザファイバーは、
レーザ光の透過率を一定に保持し、その出射端面からレ
ーザ出力検出素子受光面へのレーザ光の照射を一定にし
得るから、レーザ測定出力にプローブによる誤差が除去
されて、導光用レーザファイバーの出射端面からレーザ
光の出力を測定する。そこで測定値からレーザ発振器出
力や導光用レーザファイバー減衰量を知り、それらの経
時変化を知ることができる。また、ハンドピース先端部
の当該標準プローブの検出手段が作動するまで、ハンド
ピースからレーザは照射されないから、人為的な操作ミ
スが回避でき、従って、レーザ出力測定値の信頼性が高
くなる。
【0014】本発明は、上記レーザ出力測定装置には、
上記測定孔の当該開口部を開閉する蓋部と当該蓋部の開
動によって作動する蓋開動検出器とが設けられ、当該蓋
開動検出器の作動出力によって、上記測定制御部がハン
ドピースの先端に給水及び/若しくは給気する管路の遮
断弁を閉止するものである。
【0015】レーザ出力測定装置の不使用時には、測定
孔は蓋部で閉止できるから、外部の塵埃や液滴はレーザ
検出素子に付着することがなく、また、使用の際に蓋部
をあけるので、ハンドピースの先端に給水及び/若しく
は給気する管路の遮断弁を閉止して、水滴がレーザ検出
素子にかかることなく、従って、これら異物による測定
出力の外乱を除去する。
【0016】本発明のレーザ治療装置のレーザ出力測定
装置には、上記測定孔と上記レーザハンドピースとの間
に、挿入孔と外周面が嵌合し、かつハンドピースと内周
面が嵌合して、着脱可能に介装される照射位置決め用筒
体が設けられ、当該筒体を洗浄・滅菌可能にしたものが
好ましく採用される。位置決め用筒体は、レーザ検出素
子に対するレーザハンドピースの位置を固定するもので
あるが、同時に、レーザハンドピースを上記測定孔と接
触させずに隔離するから、出力測定に際しても測定孔か
らハンドピースが汚染されず、病原菌等の付着伝染を予
防する。
【0017】特に、本発明のレーザ治療装置のレーザ出
力測定装置は、導光用レーザファイバーに2.94μm
波長のEr:YAGレーザあるいは3μmの波長のHF
レーザ光を導光するフッ化物系ファイバーを使用するレ
ーザハンドピースのレーザ出力の測定に使用される。レ
ーザ出力の測定により、フッ化物系ファイバーの吸湿に
よる透過率の低下やファイバー折損を知ることができ
る。
【0018】
【実施例】本発明のレーザ治療装置のレーザ出力測定装
置の実施例を、図面に基づき以下に説明する。
【0019】図1は、レーザ治療装置の外観図である
が、レーザ発生装置1内に固定されたEr:YAGレー
ザ発振器(不図示)にコネクター部93で接続されたフ
ッ化物系の導光用レーザファイバー8(図4(B))
が、外装チューブ92内に挿通されて、レーザハンドピ
ース9の先側に固定され、その導光用レーザファイバー
8は、レーザハンドピース9の先端部に着脱可能に装着
された治療照射用プローブ91と、導光可能に接続され
ている。また、治療照射用プローブ91から患部注水用
の給水管路95が、レーザハンドピース9と外装チュー
ブ92を経由して、給水装置(不図示)に給水遮断弁V
wを介して接続されている。
【0020】本発明のレーザ治療装置のレーザ出力測定
装置は、本例においては、上記レーザ発生装置1に装備
されており、図1のレーザ発生装置1の側板10にレー
ザハンドピース9の挿通可能な位置にキャリブレーショ
ンポート20が設けられ、装置内部には、後述の測定制
御部44が備えられている。
【0021】図2は、キャリブレーションポート20を
含めたレーザ出力測定装置の部分断面図であるが、上記
側板10を貫通して中空状の筒体21が固定されて、当
該筒体21の中空部2が測定孔2とされ、装置内部に
は、中空部2の軸心方向の先方の反射鏡41を介在させ
てレーザ出力検出素子4としての焦電体素子が固定され
ている。
【0022】上記測定孔2の入口側開口部22には、固
定軸31に枢支された蓋部3が回動可能に取り付けら
れ、また、軸31には蓋部3の回動と一体に回動するカ
ム33が取着されている。カム面33に一端面531が
当接する作動杵53が、測定孔2の筒体21に測定孔2
と平行に設けた貫通小孔24を摺動可能に挿通し、その
他端面532にスイッチ作動片52が当接するように蓋
開動検出用マイクロスイッチ51が装置内部に固定され
ている。作動杵53は、圧縮コイルバネ34により一端
面531方向に常時付勢されている。
【0023】図3は、蓋部3を開けて、測定孔2にレー
ザハンドピース9の先側を挿通した状態での装置断面図
であるが、レーザハンドピース9は位置決め用筒体6に
内挿されて、その位置決め用筒体6が測定孔2に嵌挿さ
れて、ハンドピース9の中心軸が測定孔2の中心軸と一
致され、また、位置決め用筒体6の後部拡縁61の側面
611が、測定孔2の開口部22周縁の突出部221に
当接して、ハンドピース9とレーザ出力検出素子4との
相対位置が決められる。
【0024】図4(B)は、本測定装置による測定に利
用されるレーザハンドピースの一例で、後部にはレーザ
発生装置からの導光用レーザファイバー8が固定され、
その出射端からの2.94μm波長のレーザ光が、透光
性隔離板82を透過して、治療用プローブ91のレーザ
ファイバーの入射端面に導光される。本図では、治療用
プローブ91に代えて、図4(A)に示した構造の測定
用標準プローブ7が装着されて、標準レーザファイバー
73の入射端面74にレーザ光が入射される。また、レ
ーザハンドピース9には、治療用プローブの先端部から
注水するための給水管路95が接続され、給水弁(不図
示)を介して、給水源に接続されている。
【0025】レーザハンドピースの先端には、図4
(A)に示すような大径部71を形成した標準ファイバ
ー72とを備えた測定用標準プローブが装着され、従っ
て、図3において標準プローブ7のファイバー出射端面
72とレーザ検出素子4の間のレーザ光の距離と軸芯位
置が正確に定められる。
【0026】図3において、位置決め用筒体6の先端と
反射鏡41との間には、ハンドピース先端に装着された
標準プローブ7の大径部71に作動片57が接触する位
置に標準プローブ検出マイクロスイッチ56(SW1)
が固定されている。ハンドピース9が測定孔2の適性位
置に装着されると、標準プローブ7の大径部71が作動
片57に接触し、この位置でレーザ光を照射すると、照
射レーザ光は、光軸上前方の反射鏡41で反射されて、
レーザ検出素子4に照射され、レーザ検出素子4から正
規のレーザ測定出力を得ることができるようににされて
いる。
【0027】図5は、レーザ出力測定装置とレーザ治療
装置との間の制御系統図を示しているが、蓋開動検出マ
イクロスイッチ51(SW1)の信号Aによって、測定
制御部44は、給水管路95の電磁式給水弁Vを開閉操
作し、また標準プローブ検出マイクロスイッチ56(S
W2)の信号Bによって、測定制御部44がレーザ制御
部12を経由して、レーザ発生装置からのレーザ照射・
停止又は起動の準備を指令するようにされている。
【0028】以下図3及び図5において、本装置の使用
に際しては先ず、蓋部3の開けると開動に連動して蓋開
動検出用スイッチ51が作動し、給水管路95の給水遮
断弁Vwと給気管路96の給気遮断弁VA を閉止して、
ハンドピース9への給水給気を遮断する。
【0029】次に、ハンドピース9に標準プローブ7を
装着して、位置決め用筒体6と共に測定孔2に挿通する
と、適正位置で大径部71が標準プローブ検出マイクロ
スイッチ56の作動片57を押して、マイクロスイッチ
56を作動させ、マイクロスイッチ56の出力信号Bに
よって、測定制御部44は、キャリブレーション・モー
ドのスタート信号を与え、測定開始スイッチによりレー
ザ発振器11の起動を開始して、レーザ出力の測定を開
始することができる。もし、ハンドピース9の挿通が不
完全で、大径部71が当該作動片57と接触係合してい
ない状態では、キャリブレーション・モードのスタート
信号が与えられないので、レーザ発振器11は起動せ
ず、測定のためのレーザは照射されない。従って、挿通
不足・位置決め不備による測定誤差の発生を事前に回避
することになる。
【0030】測定の終了の際には、測定開始スイッチを
解除してレーザ発振器11を停止させる。もし、測定中
にハンドピース9を引き抜けば、標準プローブ検出マイ
クロスイッチ56(SW2 )の作動片57は、大径部7
1に係合しなくなり、マイクロスイッチ56(SW2 )
の出力信号Bによって測定制御部44がレーザ発振器1
1を停止させる。
【0031】測定終了後に、ハンドピース9を引き抜け
ば、蓋部3をもって測定孔2を密閉して、同時に蓋開動
検出マイクロスイッチ51の作動が解除されて、制御部
44にハンドピース9の遮断弁Vw、VA の禁止条件を
解除するために、ハンドピース9は給水給気可能の状態
に復する。そこでハンドピースを、測定用標準プローブ
から治療用のプローブに交換して、必要ならばレーザ出
力測定値を参考にしてレーザ発振器の発振出力を調整し
直し、その後の治療に利用することができる。また、本
発明の導光用ファイバーとして用いるフッ化物ファイバ
ーの材料としてAlF3 −ZrF4 系フッ化物ファイバ
ーが最適であるが、ZBLAN,ZBLA,ZBANY
等のZrF4 −BaF2 系フッ化物ファイバーでも良
い。
【0032】また、位置決め用筒体6は、測定孔2とも
ハンドピース9とも分離して、単独に滅菌・洗浄する。
洗浄後は、次の測定に繰り返し使用される。
【0033】図6は、他の標準プローブ検出手段を備え
た実施例を示すが、標準プローブ7の先端にはリング状
の永久磁石711が取着され、 プローブ検出手段とし
て、装置内に磁気スイッチ561が固定されている。標
準プローブ7の近接により磁気スイッチ561が作動
し、上述のように、その作動出力をもって測定制御部4
4がレーザ発振器11を制御する。 永久磁石と磁気ス
イッチに代えて、特定の反射率を有する反射体と光電ス
イッチを設けても同様の目的が達成される。
【0034】
【発明の効果】本発明のレーザ治療装置のレーザ出力測
定装置は、レーザハンドピースとレーザ出力検出素子に
対する位置決めを正確にし、治療用プローブに代えて測
定専用の標準プローブを使用するので、治療用プローブ
に依存せず、導光用レーザファイバー出射端面でのレー
ザ出力を正確に計測することができる。
【0035】標準プローブの挿入を検出する検出手段の
作動を測定開始条件とするので、レーザハンドピースの
測定孔装着の人為的ミスを排除できる。
【0036】測定孔に蓋部を設けたので、レーザ出力検
出素子の受光面の粉塵・水滴の付着を防止し、検出素子
を保護するので、出力計測値に変動誤差を少なくするこ
とができる。
【0037】以上により、レーザハンドピースに送り込
むレーザ出力を正確に知ることができ、治療用プローブ
のレーザ特性を予め予想して、治療目的・部位に適した
レーザ照射出力を適格に把握・調整できるのでレーザ治
療の効果の再現性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ治療装置の概略図。
【図2】レーザ出力測定装置のキャリブレーションポー
トの部分断面図。
【図3】レーザハンドピースを測定孔に挿嵌した状態で
のキャリブレーションポートの部分断面図。
【図4】測定用標準プローブ(A)と、標準プローブを
装着したレーザハンドピース断面図。
【図5】レーザ治療装置の制御系統図。
【図6】他の実施例に係るレーザハンドピースを測定孔
に挿嵌した状態でのキャリブレーションポートの部分断
面図。
【符号の説明】
1 レーザ発生装置 2 測定孔 20 キャリブレーションポート 3 測定孔蓋部 4 レーザ出力検出素子 51 蓋開動検出マイクロスイッチ 56 標準プローブ検出用マイクロスイッチ 7 測定用標準プローブ 73 プローブ用レーザファイバー 8 導光用レーザファイバー 9 レーザハンドピース 92 レーザハンドピース先端部
フロントページの続き (72)発明者 中島 貞洋 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホ ーヤ株式会社内 (72)発明者 遠藤 尚志 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホ ーヤ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−54944(JP,A) 特開 昭56−143133(JP,A) 実開 昭62−84456(JP,U) 実開 昭62−74846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 17/36 A61M 5/06 A61B 1/00 - 1/32 A61C 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発生装置に接続された導光用レー
    ザファイバーの出射端がハンドピース本体内で導光可能
    に且つ着脱可能に照射用のチップ若しくはフアイバープ
    ローブと接続されて成るレーザ治療用ハンドピースのレ
    ーザ出力測定装置を備えたレーザ治療装置において、 上記レーザハンドピースの先端には、上記照射用のチッ
    プ若しくはファイバープローブに代えて、計測用標準プ
    ローブが装着され、上記レーザ出力測定装置が、上記レ
    ーザハンドピースを挿嵌する測定孔と、この測定孔に配
    置されたレーザ出力検出素子によりレーザハンドピース
    からの照射レーザの出力を測定する測定制御部と、この
    測定孔に挿嵌されたハンドピース先端部の計測用標準プ
    ローブを検出する標準プローブ検出手段とから成り、 上記標準プローブ検出手段の作動出力により上記レーザ
    ハンドピースからレーザ照射し、レーザ出力を測定する
    ようにしたことを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 計測用標準プローブに径大部を形成し、
    上記標準プローブ検出手段が上記標準プローブの径大部
    を検出する押動スイッチ又は光検出器であることを特徴
    とする請求項1記載のレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】 計測用標準プローブに磁石が取着さ
    れ、、上記標準プローブ検出手段が、磁気スイッチであ
    ることを特徴とする請求項1記載のレーザ治療装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発生装置に接続された導光用レ
    ーザファイバーの出射端がハンドピース本体内で導光可
    能に且つ着脱可能に照射用のチップ若しくはフアイバー
    プローブと接続されて、この照射用チップ若しくはフア
    イバープローブに給水及び/若しくは給気するようにさ
    れて成るレーザ治療用ハンドピースのレーザ出力測定装
    置を備えたレーザ治療装置において、上記レーザ出力測
    定装置が、上記レーザハンドピースを挿嵌する測定孔
    と、この測定孔に配置されたレーザ出力検出素子により
    レーザハンドピースからの照射レーザの出力を測定する
    測定制御部と、上記測定孔の開口部を開閉する蓋部と、
    この蓋部の蓋の開動検出器とから成り、上記蓋開動検出
    器の出力により上記レーザハンドピースへの給水及び/
    若しくは給気を止めることを特徴とするレーザ治療装
    置。
  5. 【請求項5】 上記レーザハンドピースが、導光用レー
    ザファイバーにフッ化物系ファイバーを使用することを
    特徴とする請求項1又は4記載のレーザ治療装置。
  6. 【請求項6】 上記測定孔の内周面に着脱自在に嵌着さ
    れる照射位置決め用筒体が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は4記載のレーザ治療装置。
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