JP2983337B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JP2983337B2
JP2983337B2 JP18621091A JP18621091A JP2983337B2 JP 2983337 B2 JP2983337 B2 JP 2983337B2 JP 18621091 A JP18621091 A JP 18621091A JP 18621091 A JP18621091 A JP 18621091A JP 2983337 B2 JP2983337 B2 JP 2983337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用として好適に実
施され、降雨状態に適した払拭間隔でワイパブレードを
駆動するワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】雨滴センサの出力に基づいてワイパ動作
を制御する、いわゆるオートワイパ制御装置は、雨滴セ
ンサの出力を積算し、その積算値が予め定める閾値以上
となると、ワイパブレードの払拭動作を開始させる。
【0003】このようなオートワイパ制御装置の感度調
整は、典型的な従来技術では、閾値電圧を発生する分圧
抵抗回路に可変抵抗を用い、この可変抵抗の抵抗値を変
化することによって実現されている。また他の従来技術
では、前記雨滴センサからのパルスをマイクロコンピュ
ータで計数し、その計数値をレベル弁別する閾値パルス
数を増減することによって、前記感度調整が実現されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
閾値レベルを変化することによって検出感度を決定して
いる。一方、雨滴センサの検知範囲は、フロントガラス
の面積に比べて極めて狭く、したがって同じ降雨状態で
あっても、ばらつきが生じてしまう。さらに降雨状態は
刻一刻と変化する。
【0005】したがって上述のように閾値を調整するだ
けでは、操作者である運転者の感覚として、払拭間隔の
明らかな改善を認識することはできず、運転者の意志を
正確に反映することは困難である。
【0006】本発明の目的は、操作者の意志を正確に反
映した感度調整を行うことができるワイパ制御装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、降雨状態を検
出する雨滴センサと、被払拭面上に付着した雨滴を除去
するワイパブレードを、前記被払拭面上で往復変位駆動
する駆動手段と、操作者によって操作される感度調整手
段と、前記雨滴センサからの出力を予め定める判定期間
毎に積算し、その積算値が予め定める閾値以上になった
時点と、ワイパブレードの前回の払拭動作終了後から予
め定める間欠時間が経過した時点とのいずれか早い方の
時点で、前記駆動手段にワイパブレードを駆動すべきこ
とを表す駆動信号を出力し、かつ前記判定期間の開始時
点から積算値が閾値以上になるまでの時間と、前記判定
期間が経過した時点における積算値との少なくともいず
れか1つに基づいて、前記間欠時間を更新してゆく制御
手段とを含み、前記制御手段は、前記感度調整手段の出
力に基づいて前記間欠時間を調整するようにしたことを
特徴とするワイパ制御装置である。
【0008】また本発明は、降雨状態を検出する雨滴セ
ンサと、被払拭面上に付着した雨滴を除去するワイパブ
レードを、前記被払拭面上で往復変位駆動する駆動手段
と、操作者によって操作される感度調整手段と、前記雨
滴センサからの出力を予め定める判定期間毎に積算し、
その積算値が予め定める閾値以上になった時点と、ワイ
パブレードの前回の払拭動作終了後から予め定める間欠
時間が経過した時点とのいずれか早い方の時点で、前記
駆動手段にワイパブレードを駆動すべきことを表す駆動
信号を出力し、かつ判定期間の開始時点から積算値が閾
値以上になるまでの時間と、判定期間が経過した時点に
おける積算値との少なくともいずれか1つに基づいて、
前記間欠時間を更新してゆく制御手段とを含み、前記制
御手段は、感度調整手段の出力に基づいて、前記判定期
間を更新するようにしたことを特徴とするワイパ制御装
置である。
【0009】
【作用】本発明に従えば、制御手段は、雨滴センサから
の出力を予め定める判定期間毎に積算し、その積算値が
予め定める閾値以上になった時点と、ワイパブレードの
前回の払拭動作終了後から予め定める間欠時間が経過し
た時点とのいずれか早い方の時点で、駆動手段に駆動信
号を出力する。駆動手段は、前記駆動信号に応答して、
ワイパブレードをフロントガラスなどの被払拭面上で往
復変位駆動して、前記被払拭面上に付着した雨滴などを
除去する。
【0010】一方、前記間欠時間は、判定期間の開始時
点から前記積算値が閾値以上になるまでの時間と、前記
判定期間が経過した時点の積算値との少なくともいずれ
か1つに基づいて更新される。すなわち、たとえば前記
積算値が前記判定期間の80%以内で前記閾値以上とな
ったときには間欠時間は短く変更され、これに対して前
記間欠時間を経過した時点で、積算値が閾値の1/2未
満であるときには間欠時間は長く変更される。
【0011】さらに感度調整は、操作者が感度調整手段
に、たとえば感度を高く設定するように入力したときに
は、制御手段が前記間欠時間を短く設定することによっ
て実現される。すなわち、同じ降雨状態であっても、間
欠時間が短くなると、払拭間隔が短くなり、操作者にと
って、検出感度が高くなったのと等価となる。
【0012】あるいは前記感度調整は、操作者が感度調
整手段に、たとえば感度を高く設定するように入力した
ときには、制御手段が前記判定期間を長く設定すること
によって実現される。すなわち、同じ降雨状態であって
も、判定期間が長くなると、積算値が閾値を上まわる割
合が高くなり、操作者にとって、検出感度が高くなった
のと等価となる。
【0013】このように間欠時間と判定期間とを分離
し、これらの間欠時間または判定期間を変更することに
よって、降雨状態のばらつきの影響を受けることなく、
操作者の意志を正確に反映した感度調整を行う。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のワイパ制御装置
1の電気的構成を示すブロック図である。このワイパ制
御装置1は、車載用として用いられ、オートワイパスイ
ッチ2を導通することによって、制御回路3が雨滴セン
サ4からの出力に応答して、駆動手段であるワイパモー
タ5を駆動制御し、図示しないワイパブレードをフロン
トガラス上で往復変位させて払拭動作を行わせる、いわ
ゆるオートワイパ制御装置である。
【0015】前記雨滴センサ4は、たとえば一対の受発
光素子を備え、これらの受発光素子によって形成される
光経路を雨滴が通過することによる受光レベルの変化に
基づいて、降雨量を検出する光学式の雨滴センサであ
る。この雨滴センサ4の出力は、前記制御回路3に入力
され、波形整形回路11で矩形波パルスに整形された
後、マイクロコンピュータなどで実現される処理回路1
2に入力される。また、前記オートワイパスイッチ2の
出力は、波形整形回路13で、いわゆるチャタリングな
どの雑音成分が除去された後、前記処理回路12に入力
される。
【0016】前記処理回路12をはじめ、この制御回路
3内の各回路へは、電源ラインL2から定電圧回路29
を介して、バッテリ23からの電力が供給される。処理
回路12は、定電圧回路29から電力が供給されてお
り、かつオートワイパスイッチ2が導通されているとき
には、予め定める判定期間W0毎に前記雨滴センサ4の
出力を積算し、その積算値M1が予め定める閾値RP以
上となった時点と、ワイパブレードの前回の払拭動作終
了後から予め定める間欠時間WOTを経過した時点との
いずれか早い方の時点で、ワイパモータ5を駆動する。
【0017】前記間欠時間WOTは、表1で示されるよ
うに、たとえば長、中、短の3つのモードに選択可能で
あり、また各モード毎に7つのステップが設定されてい
る。したがって、たとえば中モードに設定されている状
態で、第1ステップに選択されたときには、ワイパモー
タ5は高速の連続動作状態とされ、第2ステップに選択
されたときには低速の連続動作状態とされ、第3ステッ
プに選択されたときには1.5秒の間欠動作状態とさ
れ、以下、第4ステップで3秒、第5ステップで6秒、
第6ステップで12秒、最長の第7ステップで24秒の
間欠動作状態とされる。
【0018】
【表1】
【0019】前記各モードは、操作者である運転者によ
って操作される感度調整ボリウム35の設定値に基づい
て、本発明の一実施例では、以下のようにして切換えら
れる。前記処理回路12は、前記感度調整ボリウム35
の設定値を読込むために、出力端子P3から検査パルス
発生回路36へ起動パルスを出力する。前記検査パルス
発生回路36は、前記起動パルスに応答してラインL1
1に検査パルスを出力する。前記検査パルスは、入力回
路37を介して感度調整ボリウム35に与えられ、前記
入力回路37からは、感度調整ボリウム35の設定値に
対応した電圧レベルの出力がラインL12を介して処理
回路12へ導出される。
【0020】前記検査パルス発生回路36は、抵抗R1
1〜R13と、トランジスタTr11とを含んで構成さ
れており、前記起動パルスは抵抗R11を介してトラン
ジスタTr11のベースに与えられる。トランジスタT
r11のベースはまた、プルアップ用の抵抗R12を介
してハイレベルの電源ラインVccに接続されており、
またトランジスタTr11のエミッタも前記電源ライン
Vccに接続されている。トランジスタTr11のコレ
クタから出力される前記検査パルスは、抵抗R13から
前記入力回路37の抵抗R14を介して、前記感度調整
ボリウム35の一方の端子に与えられる。
【0021】入力回路37は、抵抗R14〜R16と、
コンデンサC11と、トランジスタTr12とを含んで
構成されている。感度調整ボリウム35の他方の端子は
接地されており、また直列に接続される感度調整ボリウ
ム35および前記抵抗R14と並列に、コンデンサC1
1が介在されている。コンデンサC11の出力電圧は、
抵抗R15を介してトランジスタTr12のベースに与
えられる。このトランジスタTr12のコレクタは、プ
ルアップ用の抵抗R16を介して前記電源ラインVcc
に接続されるとともに、前記ラインL12を介して処理
回路12に接続され、またエミッタは接地されている。
【0022】したがって、図2(1)で示される処理回
路12の出力端子P3から導出された起動パルスに応答
して、検査パルス発生回路36からは図2(2)で示さ
れる検査パルスが出力される。前記検査パルスに応答し
て、コンデンサC11は図2(3)で示されるように出
力電圧を導出し、これによってトランジスタTr12の
コレクタから処理回路12へは図2(4)で示されるパ
ルスが出力される。
【0023】この図2において、感度調整ボリウム35
の抵抗値が高いときには、時刻t1〜t2間で示される
ように、図2(3)で示されるコンデンサC11の出力
電圧は、図2(2)で示されるハイレベルの検査パルス
に応答して速やかに立上がり、前記検査パルスの出力が
停止された後には、前記出力電圧は緩やかに低下してゆ
く。したがって図2(4)で示される処理回路12への
出力パルスのパルス幅W1は長くなる。
【0024】これに対して、感度調整ボリウム35の抵
抗値が低いときには、時刻t3〜t4間で示されるよう
に、図2(3)で示されるコンデンサC11の出力電圧
は、前記検査パルスに応答して緩やかに立上がり、速や
かに立下がる。したがって図2(4)で示される処理回
路12への出力パルスのパルス幅W1は短くなってしま
う。このようにして、処理回路12は、前記出力端子P
3から出力した起動パルスに応答して、入力回路37か
ら入力されるパルスのパルス幅W1に基づいて、前記間
欠時間WOTのモードを設定する。
【0025】一方、前記各ステップは、前記積算値M1
が閾値RP以上となったときには、判定期間W0の開始
時点から、その積算値M1が閾値RP以上になるまでの
時間WCTに基づいて設定される。さらにまた、前記判
定期間W0が経過しても積算値M1が閾値RP未満であ
るときには、前記判定期間W0経過時点での積算値M1
に基づいて、前記各ステップが設定される。
【0026】すなわち、たとえば判定期間W0の80%
である時間WUP以内で、前記積算値M1が閾値RP以
上となると、前記間欠時間WOTのステップは1段階だ
け短く設定され、間欠時間は短く変更される。これに対
して、前記判定期間W0が経過した時点で、前記積算値
M1が前記閾値RPの1/2である値MDNに満たない
ときには、間欠時間WOTのステップを1段階だけ長く
変更する。このようなステップ変更の閾値は、図3で示
される。上述のような間欠時間WOTの更新動作と、前
記雨滴センサ4の出力の積算動作とを行うことによっ
て、オートワイパ制御が実現される。
【0027】処理回路12は、ワイパモータ5を低速駆
動するときには、出力端子P2からラインL3に駆動信
号を出力する。この駆動信号は、抵抗R3とバイアス用
の抵抗R4とを介して、トランジスタTr2のベースに
与えられる。トランジスタTr2のエミッタは接地さ
れ、コレクタはリレー26のリレーコイル27を介して
前記電源ラインL2に接続される。
【0028】一方、前記リレー26のリレースイッチ2
8は2つの個別接点28a,28bを備えており、一方
の個別接点28bは前記電源ラインL2に接続され、他
方の個別接点28aはラインL4を介してカムスイッチ
30の共通接点30cに接続されている。また、リレー
21のリレースイッチ24の共通接点24cはリレース
イッチ28の共通接点28cと接続され、個別接点24
aはワイパモータ5の低速用電源入力端子5aに接続さ
れている。
【0029】処理回路12はまた、ワイパモータ5を高
速で連続駆動するときには、出力端子P1,P2からラ
インL1,L3に駆動信号を出力する。ラインL1の駆
動信号は抵抗R1,R2を介してトランジスタTr1の
ベースに入力され、またラインL3の駆動信号は前記抵
抗R3,R4を介してトランジスタTr2のベースに入
力される。
【0030】前記トランジスタTr1のエミッタは接地
されており、コレクタはリレー21のリレーコイル22
を介して前記電源ラインL2に接続されている。リレー
21のリレースイッチ24の一方の個別接点24bは、
ワイパモータ5の高速用電源入力端子5bに接続されて
いる。
【0031】前記ワイパモータ5に関連して、カムスイ
ッチ30が設けられており、このカムスイッチ30は前
記ワイパブレードが初期位置にある状態では個別接点3
0aに導通しており、ワイパモータ5が起動されてワイ
パブレードが払拭動作を開始し、前記初期位置から離れ
た時点で個別接点30bに導通し、ワイパブレードが払
拭動作を終了して再び前記初期位置に復帰した時点で個
別接点30aに導通する。
【0032】個別接点30aは、ワイパモータ5の接地
端子5cとともに接地されており、個別接点30bは、
前記電源ラインL2に接続されている。また共通接点3
0cは、ラインL4を介して前記リレースイッチ28の
個別接点28aに接続されるとともに、この共通接点3
0cの電位は、ラインL5から信号処理回路31を介し
て、前記処理回路12で検出されている。処理回路12
は、検出された前記共通接点30cの電位から、ワイパ
ブレードが払拭動作中であるか否かを判定する。
【0033】したがって処理回路12は、ワイパモータ
5を低速で駆動するときには、出力端子P2から前記ラ
インL3に駆動信号を出力する。これによってトランジ
スタTr2が導通し、リレーコイル27が励磁されてリ
レースイッチ28の接点28b,28c間が導通する。
したがって、前記電源ラインL2を介するバッテリ23
からの電力は、これらの接点28b,28cからリレー
スイッチ24の接点24c,24aを介して、ワイパモ
ータ5の低速用電源入力端子5aに供給される。
【0034】こうしてワイパモータ5が起動されてカム
スイッチ30が個別接点30aから個別接点30bに切
換わり、その後ワイパブレードが初期位置に復帰する
と、カムスイッチ30が個別接点30bから再び個別接
点30aに切換わり、処理回路12は前記駆動信号の出
力を停止する。これによって、ワイパモータ5の低速用
電源入力端子5aには、接点30a,30c、リレース
イッチ28の接点28a,28c、およびリレースイッ
チ24の接点24c,24bを介してブレーキ電流が流
れ、ワイパモータ5は停止する。
【0035】また処理回路12は、ワイパモータ5を高
速で駆動するときには、出力端子P1,P2から駆動信
号を出力し、これによってトランジスタTr1,Tr2
が導通し、リレーコイル22,27がともに励磁され
て、リレースイッチ24は個別接点24bに導通し、リ
レースイッチ28は個別接点28bに導通する。これに
よって、前記バッテリ23からの電力は、リレースイッ
チ28,24を介して、前記ワイパモータ5の高速用電
源入力端子5bに供給される。
【0036】処理回路12は、カムスイッチ30の出力
電圧レベルから、ワイパブレードが前記初期位置に復帰
したか否かを検出しており、該初期位置に復帰するま
で、出力端子P1,P2から前記駆動信号を導出し続け
る。このようにして、ワイパモータ5を低速と高速とで
駆動することができる。
【0037】また処理回路12内にはタイマ32,33
が内蔵されており、タイマ32は、前記出力端子P2か
らの駆動信号の出力が停止された時点で計時動作を開始
し、前記間欠時間WOTの計時を行う。このタイマ32
には、前記時間WOT経過毎に、最新の間欠時間WOT
がセットされる。またタイマ33は、前記判定期間W0
を繰返し計時する。
【0038】図4は、本発明の一実施例のオートワイパ
制御動作を説明するためのフローチャートである。オー
トワイパスイッチ2が導通されるとステップn1へ移
り、後述するフラグF1〜F3や前記積算値M1の初期
化、および間欠時間WOTの初期値設定などの初期化処
理が行われる。
【0039】ステップn2では、雨滴センサ4の出力信
号が積算される。ステップn3では、判定期間W0が開
始されてからの時間を計時する前記タイマ33のカウン
ト値WCT1が1だけ加算されて更新され、カウント動
作が行われる。ステップn4では、前記積算値M1が前
記閾値RP以上となったか否かが判断され、そうである
ときにはステップn5に移る。
【0040】ステップn5では、前記積算値M1が閾値
RP以上となるまでのタイマ33のカウント値WCT1
が、前記判定期間W0の80%である時間WUP以内で
あるか以下かが判断され、そうであるときにはステップ
n6で、間欠時間WOTのステップを減少するためのフ
ラグF1が1にセットされるとともに、前記ステップを
保持するためのフラグF2と、上昇するためのフラグF
3とが零にリセットされる。また前記ステップn5にお
いて、前記カウント値WCT1が前記時間WUPを超え
ているときにはステップn7に移り、前記フラグF2が
1にセットされるとともに、フラグF1,F3が零にリ
セットされる。
【0041】こうしてステップn6,n7でフラグF1
〜F3のセットが終了してからステップn8に移り、セ
ットされたフラグに対応した間欠時間WOTのステップ
が選択される。ステップn9では前記積算値M1が零に
リセットされ、ステップn10ではカウント値WCT2
が零にリセットされる。
【0042】前記ステップn10からはステップn11
に移り、前記ステップn8および後述するステップn2
6で選択される間欠時間WOTのステップと、後述する
ステップn34〜n36で選択されるモードとに対応し
て、次回の間欠時間WOTがセットされる。
【0043】ステップn12では、処理回路12の前記
端子P1,P2から駆動信号が出力され、ワイパモータ
5が起動される。ステップn13では、カムスイッチ3
0の共通接点30cが個別接点30bに切換わったか否
か、すなわちワイパブレードが初期位置を離れて払拭動
作を開始したか否かが判断され、払拭動作を開始すると
ステップn14に移る。ステップn14では、前記カム
スイッチ30の共通接点30cが個別接点30aに切換
わったか否か、すなわち前記払拭動作が終了したか否か
が判断され、払拭動作が終了するとステップn15に移
る。ステップn15では、前記駆動信号の出力が停止さ
れ、ワイパモータ5が停止された後、前記ステップn2
に戻る。
【0044】前記ステップn4において積算値M1が閾
値RP未満であるときにはステップn21に移り、タイ
マ32のカウント値WCT2が1だけ加算されてカウン
ト動作が行われ、ステップn22では、前記カウント値
WCT1が前記判定期間W0に到達したか否かが判断さ
れ、そうであるときにはステップn23に移る。
【0045】ステップn23では、積算値M1が前記閾
値RPの1/2である値MDN未満であるか否かが判断
され、そうであるときにはステップn24に移り、前記
フラグF3が1にセットされるとともに、フラグF1,
F2が零にリセットされ、そうでないときにはステップ
n25で、前記フラグF2が1にセットされるととも
に、フラグF1,F3が零にリセットされる。
【0046】その後ステップn26〜n28では、前記
ステップn8〜n10と同様に、間欠時間WOTのステ
ップ選択と、積算値M1およびカウント値WCT1のク
リアが行われ、ステップn29に移る。また前記ステッ
プn22において、カウント値WCT1が判定期間W0
に到達していないときには、直接ステップn29に移
る。ステップn29では、前記カウント値WCT2が間
欠時間WOT以上となったか否かが判断され、そうであ
るときには前記ステップn10に移って、カウント値W
CT2の零リセットとともに、ワイパブレードの払拭動
作が行われ、そうでないときにはステップn31に移
る。
【0047】ステップn31では、前記検査パルス発生
回路36から検査パルスが出力され、ステップn32で
は、検査パルスに応答した入力回路37からのパルスの
パルス幅W1が、予め定める閾値W11以上であるか否
かが判断され、そうであるときにはステップn34に移
り、前記間欠時間WOTのモードは短モードに設定され
た後、ステップn2に戻る。
【0048】ステップn32において、パルス幅W1が
閾値W11未満であるときにはステップn33に移り、
前記パルス幅W1が、前記閾値W11よりも小さい閾値
W12以上であるか否かが判断され、そうであるときに
はステップn35に移って中モードに設定され、そうで
ないときにはステップn36で長モードに設定された
後、ステップn2に戻る。
【0049】図5は、本発明の他の実施例のオートワイ
パ制御動作を説明するためのフローチャートである。注
目すべきは、この実施例では、前記間欠時間WOTは複
数のモードに区分されておらず、したがってたとえば前
記表1における中モードと同一の値に設定されている。
したがって、前記積算値M1が閾値RP以上となった時
点でのカウント値WCT1、または判定期間W0が経過
した時点での積算値M1に基づいてステップ選択のみが
行われる。このため、判定期間W0を表2で示されるよ
うに、前記間欠時間WOTと同様に、複数のモードとス
テップとに分割し、ステップ選択は前記間欠時間WOT
のステップ選択に対応して行われ、さらに感度調整ボリ
ウム35の操作に応答してモード選択が行われ、こうし
て雨滴の検出感度の調整が行われる。
【0050】
【表2】
【0051】すなわち、前記表2で示されるように、同
じステップが選択されていても、短モードより中モー
ド、中モードより長モードとなるに従って、前記判定期
間W0は長くなる。これによって、雨滴センサ4からの
雨滴パルスのサンプリング期間が長くなることになり、
同じ降雨状態であっても、積算値M1が閾値RP以上と
なる割合が多くなり、間欠時間WOTのステップは低い
ステップが選択されることになる。したがって、雨滴検
出感度を高く設定したことと等価となり、このようにし
て感度調整ボリウム35の設定値に対応して雨滴検出感
度を調整することができる。
【0052】したがって、オートワイパスイッチ2が導
通されるとステップm1へ移り、後述するフラグF1〜
F4や、前記積算値M1の初期化および間欠時間WOT
の初期値設定などの初期化処理が行われる。ステップm
2では、雨滴センサ4の出力信号が積算される。ステッ
プm3では、前記タイマ33のカウント値WCT1が1
だけ加算されて更新され、カウント動作が行われる。ス
テップm4では、前記カウント値WCT1が前記判定期
間W0に到達したか否かが判断され、そうでないときに
はステップm5に移る。
【0053】ステップm5では、積算値M1が閾値RP
以上となったか否かが判断され、そうでないときにはス
テップm6に移る。ステップm6では、タイマ32のカ
ウント値WCT2が1だけ加算されて更新され、カウン
ト動作が行われる。ステップm7では、前記カウント値
WCT2が後述するようにして設定される間欠時間WO
T以上となったか否かが判断され、そうでないときには
前記ステップm2に戻り、間欠時間が経過するとステッ
プm8に移り、カウント値WCT2が零にリセツトされ
る。
【0054】ステップm11では、後述するステップm
22,m24,m26でセットされるフラグに対応して
次回の間欠時間WOTがセットされる。ステップm12
ではワイパモータ5が起動され、ステップm13でワイ
パブレードが払拭動作を開始したか否かが判断され、払
拭動作を開始するとステップm14に移る。ステップm
14では、前記払拭動作が終了したか否かが判断され、
払拭動作が終了するとステップm15に移り、ワイパモ
ータ5が停止された後、前記ステップm2に戻る。
【0055】前記ステップm4において、カウント値W
CT1が判定期間W0以上であるときにはステップm2
1に移り、積算値M1が値MDN未満であるか否かが判
断され、そうであるときにはステップm22で、前記フ
ラグF3が1にセットされるとともに、フラグF1,F
2が0にリセツトされる。
【0056】また、前記ステップm5において、積算値
M1が閾値RP以上であるときにはステップm23に移
り、払拭動作を行うべきことを表す制御要求フラグF4
が1にセットされる。ステップm24では、前記カウン
ト値WCT1が時間WUP以内であるか否かが判断さ
れ、そうであるときにはステップm25で、フラグF1
が1にセットされるとともに、フラグF2,F3が0に
リセットされる。
【0057】さらにまた、前記ステップm21において
積算値M1が値MDN以上であるとき、およびステップ
m24においてカウント値WCT1が時間WUPを超え
ているときにはステップm26に移り、フラグF2が1
にセットされるとともに、フラグF1,F3が0にリセ
ツトされる。こうして、ステップm22,m25,m2
6で設定されたフラグF1〜F3に対応して、前記ステ
ップm11において間欠時間WOTのステップが選択さ
れて、該間欠時間WOTがセットされる。
【0058】前記ステップm22,m25,m26から
はステップm31に移り、検査パルス発生回路36から
検査パルスが出力され、ステップm32ではその検査パ
ルスに応答した入力回路37からのパルスのパルス幅W
1が前記閾値W11以上であるか否かが判断され、そう
であるときにはステップm34に移り、判定期間W0の
モードは長モードに設定された後、ステップm41に移
る。また、ステップm32においてパルス幅W1が閾値
W11未満であるときには、ステップm33でパルス幅
W1が閾値W12以上であるか否かが判断され、そうで
あるときにはステップm35に移って中モードに設定さ
れ、そうでないときにはステップm36で短モードに設
定された後、ステップm41に移る。
【0059】ステップm41では、前記ステップm34
〜m36で設定されたモード、およびステップm11で
設定されたステップに基づいて次回の判定期間W0がセ
ットされる。ステップm42では積算値M1が0にリセ
ットされ、さらにステップm43ではカウント値WCT
1が0にセットされる。その後、ステップm44で前記
制御要求フラグF4が1にセットされているときには、
前記ステップm11以降の処理に移り、間欠時間WOT
のセットとともに払拭動作が行われ、そうでないときに
は前記ステップm2に戻る。
【0060】このように本発明に従うワイパ制御装置1
では、感度調整ボリウム35の操作に応答して、間欠時
間WOTのモード切換え、または判定期間W0のモード
切換えによって感度調整を行うので、降雨状態のばらつ
きなどによる影響を受けることなく、運転者が充分に知
覚することができる程度に払拭間隔を変化することがで
き、運転者の意志を正確に反映した感度調整を行うこと
ができる。
【0061】なお、感度調整手段として、前記ボリウム
35に代えて、たとえばスイッチなどの他の手段が用い
られてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、間欠時間
と判定期間とを分離し、これらの間欠時間または判定期
間を感度調整手段の出力に基づいて変更することによっ
て感度調整を行うので、降雨状態のばらつきなどによる
影響を受けることなく、操作者が充分に知覚することが
できる程度に払拭間隔を変化することができ、操作者の
意志を正確に反映した感度調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のワイパ制御装置1の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】感度調整ボリウム35の設定値の読込み動作を
説明するための波形図である。
【図3】間欠時間WOTのステップ変更の閾値を示す図
である。
【図4】本発明の一実施例のオートワイパ制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例のオートワイパ制御動作を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ワイパ制御装置 2 オートワイパスイッチ 3 制御回路 4 雨滴センサ 5 ワイパモータ 12 処理回路 32,33 タイマ 35 感度調整ボリウム 36 検査パルス発生回路 37 入力回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降雨状態を検出する雨滴センサと、 被払拭面上に付着した雨滴を除去するワイパブレード
    を、前記被払拭面上で往復変位駆動する駆動手段と、 操作者によって操作される感度調整手段と、 前記雨滴センサからの出力を予め定める判定期間毎に積
    算し、その積算値が予め定める閾値以上になった時点
    と、ワイパブレードの前回の払拭動作終了後から予め定
    める間欠時間が経過した時点とのいずれか早い方の時点
    で、前記駆動手段にワイパブレードを駆動すべきことを
    表す駆動信号を出力し、かつ前記判定期間の開始時点か
    ら積算値が閾値以上になるまでの時間と、前記判定期間
    が経過した時点における積算値との少なくともいずれか
    1つに基づいて、前記間欠時間を更新してゆく制御手段
    とを含み、 前記制御手段は、前記感度調整手段の出力に基づいて前
    記間欠時間を調整するようにしたことを特徴とするワイ
    パ制御装置。
  2. 【請求項2】 降雨状態を検出する雨滴センサと、 被払拭面上に付着した雨滴を除去するワイパブレード
    を、前記被払拭面上で往復変位駆動する駆動手段と、 操作者によって操作される感度調整手段と、 前記雨滴センサからの出力を予め定める判定期間毎に積
    算し、その積算値が予め定める閾値以上になった時点
    と、ワイパブレードの前回の払拭動作終了後から予め定
    める間欠時間が経過した時点とのいずれか早い方の時点
    で、前記駆動手段にワイパブレードを駆動すべきことを
    表す駆動信号を出力し、かつ判定期間の開始時点から積
    算値が閾値以上になるまでの時間と、判定期間が経過し
    た時点における積算値との少なくともいずれか1つに基
    づいて、前記間欠時間を更新してゆく制御手段とを含
    み、 前記制御手段は、感度調整手段の出力に基づいて、前記
    判定期間を更新するようにしたことを特徴とするワイパ
    制御装置。
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