JP2983076B2 - 流体振動型流量センサ - Google Patents

流体振動型流量センサ

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JP2983076B2
JP2983076B2 JP3136900A JP13690091A JP2983076B2 JP 2983076 B2 JP2983076 B2 JP 2983076B2 JP 3136900 A JP3136900 A JP 3136900A JP 13690091 A JP13690091 A JP 13690091A JP 2983076 B2 JP2983076 B2 JP 2983076B2
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flow sensor
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flow
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稔彦 伊藤
長継 池田
征洋 新美
隆英 馬場
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフルィディック発振素子
を用いた流体(例えば圧縮空気)振動型流量センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】ノズルの下流にターゲットを有するフル
ィディック発振素子を用いた流体振動型流量計が特開昭
57−66313号公報で公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の流量計では、
フルィディック発振素子のメータ定数は発振素子の形状
寸法で定まるが、個々の流量計毎の製作誤差によりメー
タ定数がばらつき、数%オーダの器差を要求される用途
では、希望の精度が得られないという問題点があった。
【0004】個々に相異なるメータ定数をマイコンを用
いて補正する方法も、特開平3−44512号公報で公
知であるが、この方法では、圧縮空気を利用する産業機
械分野では設置場所の電気ノイズ環境が悪いため、電気
的な外部ノイズで補正データが破壊されると、大きな計
測誤差を生じるという問題点があった。
【0005】そこで本発明は上記従来技術の問題点を解
消できる流体振動型流量計(以下流体振動型流量センサ
という)を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体振動型流量センサは、フルィディック
発振素子(9)のノズル(3)の下流に配置したターゲ
ット(7)の基部(7a)を、流れ方向に移動可能に、
流路本体(1)の底部(a)に取付けたことを特徴とす
る。
【0007】ターゲット(7)の基部(7a)と流路本
体(1)の底部(1a)に、ターゲット(7)の流れ方
向に対する向きを定めるための互いに嵌合する嵌合部
(7b)(1b)をそれぞれ設けると効果的である。
【0008】
【作用】ターゲットを流れ方向に移動させて、ノズルか
らターゲットまでの距離を変え、一定のメータ定数にな
るようにフルィディック発振素子の発振周波数を調整で
きる。
【0009】
【実施例】図1〜図3の実施例において、1は流量計の
流路本体で、入口2、ノズル3、側壁4a、4b、フィ
ードバックループ5a、5b、出口6が一体的に形成さ
れている。
【0010】7はターゲットで、その基部がねじ8によ
り本体1の底面に図2の左右へ移動可能に装着されてい
る。ノズル3、側壁4a、4b、フィードバックループ
5a、5b及びターゲット7は、周知のフルィディック
発振素子9を構成している。
【0011】10は本体1の上面に固定した蓋、11は
蓋10に取付けた電子回路基盤、12はカバー、13a
と13bはターゲット7の左右両側の対称位置で、ター
ゲット7と側壁4a、4bとの間の流路に配設された熱
式流路センサでサーミスタや白金薄膜抵抗素子等を用い
る。
【0012】熱式流速センサ13aは、図3に示すよう
に、蓋10から下方に突出する短い柱10aの下端に取
付けられている。13a’は熱式流速センサ13aのリ
ードである。
【0013】なお、他方の熱式流速センサ13bも、同
様に蓋10から下方に突出する別の柱の下端に取付けら
れている。入口2から圧縮空気が入り、ノズル3から下
流に噴出する主噴流(メインジェット)はフルィディッ
ク発振素子9の流体振動により、図1(b)に示すよう
に、ターゲット7の左右に矢印A、Bに示すように交互
に偏流する。
【0014】すると、この主噴流が交互に熱式流速セン
サ13aと13bに強く当たるため、その電気抵抗が変
化し、流体移動に応じた電気信号に変換される。この電
気信号は、図8に示すように、アナログ増幅回路14で
増幅されたあと、分周回路15で分周され、出力増幅回
路16で増幅されて、単位流量出力パルス、例えば1リ
ットル/パルスの出力パルスに変換される。
【0015】ターゲット7は流路本体1とは別体に形成
され、図4に示すように、全体がほぼL字形で、その基
部7の下面には、図4、図5に示すように、下方に突出
した(平面形状がほぼ)長方形の嵌合部7bが一体的に
形成されている。7cは基部7bに明けた、左右方向、
即ち流れ方向に長い小判形の取付孔である。
【0016】流路本体1の底部1aには前記ターゲット
7の嵌合部7bが嵌入するための左右方向(流れ方向)
に長い小判型の浅い凹状の嵌合部16が図6、図7のよ
うに形成され、さらに、その中央部に雌ねじ1cが刻設
されている。
【0017】ターゲット7の嵌合部7bを流路本体1の
嵌合部1bに嵌入し、ねじ8を取付孔7cに通して雌ね
じ1cに螺合して締めることで、ターゲット7の向きを
合わせて、その基部7aを流路本体1の底部1aに装着
する。そして取付孔7cが左右に長い小判形で、かつ嵌
合部7bと1bがやはり左右方向(流れ方向)に長い形
をしているので、ターゲット7の向きを定めたまま、そ
の固定位置を流れ方向に調整できる。
【0018】こうして、ターゲットの向きを変えること
なく平行移動して、ノズル3とターゲット7の距離L
(図1(b)参照)を調整し、メータ定数を変える。距
離Lを変更したときの流量対器差特性の例を図9に示
す。一定の距離Lのときの器差特性が同図の曲線イであ
ったのが、距離Lを1mm大きくすると曲線ロのように
平行移動した。
【0019】図10には、距離Lを0.5mmおきに変
化させたときの器差の変化を示す。。
【0020】
【発明の効果】本発明の流体振動型流量センサは、上述
のように構成されているので、流体本体をダイカスト等
で製造するときに生じる寸法誤差によるメータ定数のば
らつきを、ターゲットの位置調整で吸収して、精度の良
い流体振動型流量センサの量産が可能になった。
【0021】又、メータ定数の基になる流体振動の周波
数をターゲットの位置調整という機械的な調整で行うた
め、従来のマイコンによる電気的な補正のように、電気
ノイズによる不測の事故が避けられ、信頼性の高い流量
計が量産できる。
【0022】更に又、ターゲットの基部と流路本体の底
部に、ターゲットの向きを定める嵌合部を設けたもので
は、ターゲットの位置調整のときに、ターゲットの向き
が流れ方向に対して、所定の向きのまま保たれるので、
器差曲線の勾配を変化させることなく、平行移動させら
れるため、調整作業が確実、簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の蓋を外した平面図、
(b)はその要部拡大図。
【図2】本発明の実施例の、判の半分を取外した平面
図。
【図3】本発明の実施例の一部縦断正面図。
【図4】本発明の実施例に用いるターゲットの正面図。
【図5】図4のターゲットの下面図。
【図6】本発明の実施例に用いる流路本体の一部を拡大
した平面図。
【図7】図6のA−A断面。
【図8】本発明の実施例に用いる電気回路のブロック
図。
【図9】流量対器差特性線図。
【図10】距離L対器差特性線図。
【符号の説明】
1 流路本体 1a 底部 3 ノズル 7 ターゲット 7a 基部 7b 嵌合部 9 フルィディック発振素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 隆英 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70 号 愛知時計電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルィディック発振素子(9)のノズル
    (3)の下流に配置したターゲット(7)の基部(7
    a)を、流れ方向に移動可能に、流路本体(1)の底部
    (a)に取付けたことを特徴とする流体振動型流量セン
    サ。
  2. 【請求項2】 ターゲット(7)の基部(7a)と流路
    本体(1)の底部(1a)に、ターゲット(7)の流れ
    方向に対する向きを定めるための互いに嵌合する嵌合部
    (7b)(1b)をそれぞれ設けたことを特徴とする請
    求項1の流体振動型流量センサ。
JP3136900A 1991-06-10 1991-06-10 流体振動型流量センサ Expired - Lifetime JP2983076B2 (ja)

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JPH05332797A JPH05332797A (ja) 1993-12-14
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