JP3090497B2 - 流体振動型流量センサ - Google Patents

流体振動型流量センサ

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JP3090497B2
JP3090497B2 JP03136901A JP13690191A JP3090497B2 JP 3090497 B2 JP3090497 B2 JP 3090497B2 JP 03136901 A JP03136901 A JP 03136901A JP 13690191 A JP13690191 A JP 13690191A JP 3090497 B2 JP3090497 B2 JP 3090497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体(例えば圧縮空気)
振動型流量センサに関する。
【0002】
【従来の技術】フルィディツク発振素子の流体振動が流
量に比例することから、その流体振動を検出して流量を
計測する流体振動型流量計が公知である。
【0003】例えば、実開平1−58117号公報の流
体振動型流量計は、絞り部の下流側にターゲットを配
し、更にこのターゲットの両側に側壁を配した流体振動
型流量計において、ターゲットの下流側に流体振動検出
端を配置すると共にこの流体振動検出端の前面であって
流れの方向に対して対称位置に流体振動検出孔を設け、
この検出孔と振動検出センサ間を導圧管にて連通し、流
体振動による圧力変動を電気信号に変換している。この
電気信号の周波数が流量に比例することから流量を計測
する。
【0004】又、特開昭57−66313号公報の装置
は、フルィディツク発振素子を用いたフルィディツク流
量計において、ノズル(絞り部)下流の管路の拡大部の
中央部に柱状のターゲットを位置させ、流体発振に応じ
てターゲットに生じる変形や変位を検出するための検出
装置をターゲットの一部に設けたものである。
【0005】更に又、特開昭58−41315号公報の
フルィディック流量計は、フルィディツク発振素子のフ
ィードバックループにサーミスタ或いは圧電素子利用の
センサを設けて流体振動を検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気を利用する産
業機械分野では、利用する圧縮空気の流量を計測する流
量計(流量センサともいう)として、タービン式のよう
な回転部分のない流体振動型流量計の実用化が望まれて
いる。
【0007】ところが、この種の産業機械は、流量計を
取り付ける場所の振動が大きく、圧縮空気の圧力が1〜
7kgf/cm2 で、流体振動型流量計の流体振動の脈
動圧が水柱0.01mm程度の微少圧力変動であること
から、上記従来技術のうち、実開平1−58117号公
報の流量計では、外乱振動によるノイズが、流体振動に
よる信号と同じ程度のレベルで圧力センサに発生し、い
わゆるS/Nが低下して実用にならないという問題点が
あった。
【0008】又、上記従来技術のうち、特開昭57−6
6313号公報の流量計は、ターゲットの構造が複雑と
なるばかりでなく、前記第1の従来技術と同様に、外乱
振動によるS/Nの悪さから、実用にならないという問
題点があった。
【0009】更に又、上記第3の従来技術では、フィー
ドバックループにセンサを設けて流体振動を検出してお
り、しかも、フィードバックループを流れる流体の流量
は主流路を流れる主噴流の1割以下の量であるため、や
はりS/Nが低下するばかりでなく、センサとして圧電
素子を用いた場合には、上記第1と第2の従来技術の場
合と同様に、外乱振動によるS/Nの低下も避けられな
いという問題点があった。
【0010】そこで、本発明は、このような従来技術の
問題点を解消して、外乱振動の大きい産業機械で圧縮空
気の流量計測が確実にできる流体振動型流量センサを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体振動型流量センサは、フルィディツク
発振素子(9)のノズル(3)の下流に設けられたター
ゲット(7)の左右両側の対称位置で、かつノズル
(3)から噴出する主噴流が通る位置に二つの熱式流速
検出部材(13a)(13b)を配設したことを特徴と
する。
【0012】
【作用】流量に比例した周波数でフルィディツク発振素
子(9)が発振し、ノズル(3)から噴出する主噴流は
流体振動に応じてターゲット(7)の左右に交互に偏流
する。従って、この主噴流は、二つの熱式流速検出部材
に交互に強い流れとなって当り、電気信号に変換され
る。
【0013】両熱式流速検出部材の信号を差動増幅する
ことで大きな信号を得る。
【0014】
【実施例】図1〜図3の実施例において、1は流量計の
本体で、入口2、ノズル3、側壁4a、4b、フィード
バックループ5a、5b、出口6が一体的に形成されて
いる。
【0015】7はターゲットで、その基部がねじ8によ
り本体1の底面に固定されている。ノズル3、側壁4
a、4b、フィードバックループ5a、5b及びターゲ
ット7は、周知のフルィディツク発振素子9を構成して
いる。
【0016】10は本体1の上面に固定した蓋、11は
蓋10に取付けた電子回路基板、12はカバー、13a
と13bはターゲット7の左右両側の対称位置で、ター
ゲット7と側壁4a、4bとの間の流路に配設された熱
式流速検出部材で、サーミスタや白金薄膜抵抗素子を用
いる。
【0017】熱式流速検出部材13aは、図1(b)に
示すように、蓋10から下方に突出する短かい柱10a
の下端に取付けられている。13a′は熱式流速検出部
材13aのリードである。
【0018】なお、他方の熱式流速検出部材13bも、
同様に蓋10から下方に突出する別の柱の下端に取付け
られている。熱式流速検出部材13aと13bは、図4
に示すように、比較抵抗14a、14bとそれぞれ直列
に接続されてブリッジ回路を構成しており、直列接続の
両端15と16に電源電圧が供給されて、両熱式流速検
出部材13aと13bが電流で加熱される。
【0019】図1〜図3の入口2から圧縮空気が入り、
ノズル3から下流に噴出する主噴流(メインジェット)
は、フルィディツク発振素子9の流体振動により、図1
(b)に示すように、ターゲット7の左右に矢印A、B
に示すように交互に偏流する。
【0020】すると、この主噴流が交互に熱式流体検出
部材13aと13bに強く当るため、その電気抵抗が変
化し、両検出部材13aと13bの抵抗変化を加算した
電気信号Sが図4のブリッジの接続点17と18の間に
発生する。
【0021】流体振動の周波数が72.5Hzのときの
信号波形を図5に示す。又、このときの信号をスペクト
ラムアナランザで周波数分析した結果を図6に示すが、
S/Nの良いことが明らかである。
【0022】因みに、前記第3の従来技術のように、フ
ィードバックループ5a、5bに熱式流速検出部材を配
置して流体振動を検出することを試みたところ、図7,
図8に示すように、上記本願の実施例に比較して、特に
低減のノイズが多く、S/Nの悪い結果となった。
【0023】
【発明の効果】本発明の流体振動型流量センサは、上述
のように構成されているので、ノズルから下流に流れる
主噴流が、ターゲットの左右両側にそれぞれ配置された
熱式流速検出部材に交互に当るため、検出部材の検出感
度が大きく、しかも外部振動の悪影響を受けない。従っ
て、S/Nの良い信号が得られ、産業機械分野において
も信頼性の高い、可動部のない流量センサを実現でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例における熱式流速検出
部材の配置を説明するための平面図で、流量センサの蓋
を取外した状態の図。 (b)は主噴流の流れを説明する要部拡大平面図。
【図2】本発明の実施例の平面図で、蓋の半分を取外し
た状態を示す。
【図3】本発明の実施例の一部縦断正面図。
【図4】本発明の実施例の電気回路の要部。
【図5】本発明の実施例の信号波形を示す線図。
【図6】図5の信号の周波数分析結果を示す線図。
【図7】従来技術の一例の信号波形を示す線図。
【図8】図7の信号の周波数分析結果を示す線図。
【符号の説明】
3 ノズル 7 ターゲット 9 フルィディツク発振素子 13a、13b 熱式流速検出部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 隆英 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70 号 愛知時計電機株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−88114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルィディツク発振素子(9)のノズル
    (3)の下流に設けられたターゲット(7)の左右両側
    の対称位置で、かつノズル(3)から噴出する主噴流が
    通る位置に二つの熱式流速検出部材(13a)(13
    b)を配設したことを特徴とする流体振動型流量セン
    サ。
  2. 【請求項2】 二つの熱式流速検出部材(13a)(1
    3b)の信号を差動増幅する電気回路を具備した請求項
    1の流体振動型流量センサ。
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