JP2983009B2 - ディスク・ドライブ装置及びこれの制御方法 - Google Patents

ディスク・ドライブ装置及びこれの制御方法

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JP2983009B2
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    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6011Control of flying height

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  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハード・ディスク
・ドライブ装置が置かれている雰囲気の気圧の検出値に
基づいて、ハード・ディスク・ドライブ装置の動作を制
御する方法及びこの気圧の検出値に基づいて動作を制御
できるハード・ディスク・ドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハード・ディスク・ドライブ装置には少
なくとも1つの磁気記録ディスクが含まれ、そしてデー
タは磁気記録ディスクの両面に記録される。このため、
各記録面に1つの読み取り/書き込みヘッドが設けられ
ている。2枚の記録ディスクに対して4つの読み取り/
書き込みヘッドが使用される場合について説明すると、
読み取り/書き込みヘッドは4つのヘッド支持アームの
それぞれの前端に装着され、そして4つの読み取り/書
き込みヘッドが2枚の記録ディスクの4つの記録面上に
おける半径方向の同じ位置をアドレスするように、4つ
のヘッド支持アームのそれぞれの後端は互いに連結され
ている。このようにして全ての読み取り/書き込みヘッ
ドはあたかもシリンダを描くように4つの記録面上の同
じ半径方向の位置をアドレスし、従って、この半径方向
の位置はシリンダと呼ばれている。
【0003】従来のハード・ディスク・ドライブ装置
は、パワー・オフ期間の間、ヘッド・スライダ・アセン
ブリが磁気記録ディスクのうち最も内側の記録シリンダ
の内側の非記録領域即ち休止領域に着陸され、そして磁
気記録ディスクが回転されると、この休止領域の表面か
ら離陸されるコンタクト・スタート・ストップ方式を使
用してきた。信頼度の高い離陸を実現するために、ディ
スクの表面は粗面化されねばならない。表面を粗面化す
る理由は、もしも記録表面が滑らかであると、原子間力
によりヘッド/スライダ・アセンブリが記録面に吸着
し、これによりヘッド/スライダ・アセンブリが離陸で
きなくなるからである。
【0004】磁気記録ディスクの直径が小さくなるにつ
れて、記録密度を増大しそしてS/N比を改善するため
の数多くの努力がなされてきた。
【0005】記録密度を増大しそしてS/N比を改善す
るために、ヘッド/スライダ・アセンブリ即ちこのヘッ
ド/スライダ・アセンブリとディスクの記録面との間の
スペースが減少されてきた。しかしながら、記録面が粗
面化されている磁気記録ディスクでは、ヘッド/スライ
ダ・アセンブリが粗面化表面の頂部に接触しがちなため
にヘッド/スライダ・アセンブリの飛行高さを減少する
ことが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1(A)及び(B)
に示すように、傾斜素子2が磁気記録ディスク1の周辺
に装着されているロード/アンロード方式を使用するハ
ード・ディスク・ドライブ装置が開発されてきた。傾斜
素子2の表面は傾斜されており、そして図1(B)に示
すように、ヘッド支持アーム4が枢着点5を中心にして
図1(A)で見て時計方向に回転される時に、ヘッド支
持アーム4の前端部3が傾斜素子2の傾斜面上に係合
し、そして矢印6の方向でこの傾斜素子2の休止位置ま
で移動する。読み取り/書き込み動作が開始されると、
磁気記録ディスク1はモータ(図示せず)により回転さ
れ、そしてヘッド支持アーム4は休止位置から矢印8の
方向に磁気記録ディスク1の所望のシリンダの上空の位
置まで移動されてこのシリンダにデータを書き込み又は
データを読み出す。
【0007】磁気記録ディスク1の回転速度(RPM)
は、ヘッド支持アーム4のヘッド/スライダ・アセンブ
リ7を磁気記録ディスク1の表面上で飛行させる適切な
圧力のエア・ベアリングを発生させるように設計されて
いる。
【0008】このようにして、ヘッド/スライダ・アセ
ンブリ7はディスク1の表面に着陸せず、この結果コン
タクト・スタート/ストップ方式で使用されたディスク
の表面の粗面を除去するように研磨されることができ、
読み取り/書き込みモード及びエラー回復モードにおけ
る飛行高さは、コンタクト・スタート/ストップ方式に
おける飛行高さに比べて減少されることができる。
【0009】図2を参照して、読み取り/書き込みモー
ド及びエラー回復モードにおけるヘッド/スライダ・ア
センブリ7の飛行高さを説明すると、読み取り/書き込
みモードでは、ヘッド/スライダ・アセンブリ7の飛行
高さは、第1回転速度に維持することにより高さH1に
維持される。もしもハードディスク・ドライブ装置が読
み取りエラー又は書き込みエラーを検出すると、第1回
転速度よりも低い第2回転速度までディスク1の回転速
度を低下して高さH2に維持することによりエラー回復
モードを開始する。この高さH2は、磁気記録ディスク
1の表面上のゴミ又は残留物を払い落とすためにヘッド
/スライダ・アセンブリ7の表面をディスク1の表面に
近づけるように選択されている。
【0010】本発明の発明者により見出された問題点
は、このハード・ディスク・ドライブ装置が組み込まれ
たパーソナル・コンピュータが高高度を飛行中の飛行機
の中で使用されている間にこのハード・ディスク・ドラ
イブ装置がエラー回復モードを開始したときに、磁気記
録ディスク1の表面に対するヘッド/スライダ・アセン
ブリ7の吸着が生じ易いことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、未知の
気圧内で動作されているハード・ディスク・ドライブ装
置を制御する方法が提供される。
【0012】ハード・ディスク・ドライブ装置では、ヘ
ッド支持アームに装着されている読み取り/書き込みヘ
ッドは、回転記録ディスクの表面の上方で飛行し、そし
てヘッド支持アームがヘッド移動手段により記録ディス
クの半径方向に沿って移動され、記録ディスクの複数の
シリンダ位置の1つに読み取り/書き込みヘッドを位置
決めする。
【0013】この方法において、読み取り/書き込み期
間の前のパワー・オン・リセット期間の間にディスク・
ドライブ装置が置かれている未知の気圧の値が検出さ
れ、そして未知の気圧の値が閾値よりも低いか否かを示
す情報がメモリに記憶され、そしてこの記憶された情報
は、読み取り/書き込み期間の間に、読み出されて、読
み取り/書き込み動作のための高さよりも低い高さまで
読み取り/書き込みヘッドの飛行高さを下げる動作を禁
止するか否かを決定する。
【0014】未知の気圧の値は、選択されたシリンダ位
置に読み取り/書き込みヘッドを留めるためにヘッド移
動手段に印加される電流値を検出するステップと、基準
気圧において読み取り/書き込みヘッドをこの選択され
たシリンダ位置に留めるために、ヘッド移動手段に印加
される電流を示す基準電流値と、検出された電流値を比
較し、基準電流値とこの検出された電流値の差の値を発
生するステップと、この差の値を閾値と比較して上記の
情報を発生するステップとにより検出される。
【0015】そしてこの情報が、未知の圧力の検出値が
閾値よりも小さいことを示すときに、読み取り/書き込
みヘッドの飛行高さを下げる動作が禁止される。
【0016】そして、選択されたシリンダ位置とは、最
も外側のシリンダ位置及び最も内側のシリンダ位置のい
ずれかである。
【0017】
【発明の実施の形態】前述の問題点を解決するプロセス
で本発明の発明者により考えられた重要な点は、(1)
読み取り/書き込みモード及びエラー回復モードにおけ
る飛行高さH1及びH2は、地上での気圧で設計されて
いる。そして、飛行高さに対する気圧の減少の影響は、
ハード・ディスク・ドライブ装置における従来の設計で
は考慮されてこなかった。そして(2)ヘッド/スライ
ダ・アセンブリ7及び磁気記録ディスク1の表面の間の
エア・ベアリングの圧力は、(a)ディスク1の回転速
度及び(b)このハード・ディスク・ドライブ装置を含
むパーソナル・コンピュータが置かれている雰囲気の気
圧の値により主に決定されることである。
【0018】そして、本発明の発明者は、エア・ベアリ
ングに対する気圧の影響の分析を行った。
【0019】この分析を図3を参照して説明すると、磁
気記録ディスク1及び枢着点5で枢動されているヘッド
支持アーム4を示す。図3には簡略化のために読み取り
/書き込みヘッド9だけが示されている。複数本の導電
性ワイヤを有するフレキシブル・ケーブル10の一端1
0Aが、ヘッド支持アーム4の後端に接続されている。
これらの導電性ワイヤは、データ信号をヘッド9に印加
し、そして磁気記録ディスク1の半径位置、即ちシリン
ダ位置から読み出された位置信号を読み取り/書き込み
ヘッド9から受け取る。フレキシブル・ケーブル10の
他端10Bは読み取り/書き込み回路12に接続されて
いる。記録ディスク1の半径方向におけるヘッド支持ア
ーム4及び読み取り/書き込みヘッド9の移動は、ヘッ
ド移動手段即ちボイス・コイル・モータ(VCM)11
により制御される。
【0020】図4は、ハード・ディスク・ドライブ装置
に含まれる回路のブロック図である。磁気記録ディスク
1を回転するスピンドル・モータ13及びVCM11
は、VCM/スピンドル・ドライバ14により制御され
る。読み取り/書き込み回路12はハード・ディスク制
御回路15に接続され、そしてこれはまたVCM/スピ
ンドル・ドライバ14に接続されている。メモリ17
が、回路15及び主制御回路16に接続されている。こ
の回路16は、VCM/スピンドル・ドライバ14、ハ
ード・ディスク制御回路15及びメモリ17を制御す
る。
【0021】再び、図3を参照すると、フレキシブル・
ケーブル10の他端10Bは読み取り/書き込み回路1
2に固定されているので、一端10Aはヘッド支持アー
ム4の後端に力を加える。このヘッド支持アーム4の後
端に加えられるフレキシブル・ケーブル10の力は、V
CM11が附勢されない時に、このフレキシブル・ケー
ブル10の力が、ヘッド支持アーム4の読み取り/書き
込みヘッド9を半径方向のホーム・シリンダ位置”6”
即ち磁気記録ディスク1の中心線13上に位置決めする
ように調整されている。
【0022】言い換えるならば、VCM11が附勢され
ない時に、フレキシブル・ケーブル10は、ヘッド9を
ホーム・シリンダ位置”6”に位置決めするようなバイ
アス力をヘッド支持アーム4に加える。このように、V
CM11が附勢されない状態では、読み取り/書き込み
ヘッド9はフレキシブル・ケーブル10により加えられ
る力によりホーム・シリンダ位置”6”に留められる。
そして、VCM11は、ヘッド9をホーム・シリンダ位
置”6”から任意のシリンダ位置例えば最も外側のシリ
ンダ位置”12”及び最も内側のシリンダ位置”0”に
移動させるように附勢される。
【0023】VCMスピンドル・ドライバ14によりV
CM11に印加される電流の値は、図5において曲線1
及び曲線2として示されている。縦軸は、VCM11に
印加される電流の値IVCMの値を示し、そして横軸は磁
気記録ディスク1の半径に沿った半径方向位置を示す。
図を簡略化するために、わずか13個のシリンダ位置”
0”乃至”12だけが示されている。
【0024】上述のように、VCM11に印加される電
流値が”0”値に等しいとき、ヘッド9は、フレキシブ
ル・ケーブル10のバイアス力によりホーム・シリンダ
位置”6”に位置決めされる。
【0025】曲線1は、地上における基準気圧の元で、
ヘッド支持アーム4を移動させるに必要な電流を示す。
曲線1の値は表としてハード・ディスク・ドライブ装置
の出荷時にメモリ17に記憶される。
【0026】曲線2は、主制御回路16により検出され
た値の一例を示す。曲線2の値は、高高度を飛行中の飛
行機内で即ち基準気圧よりも低い気圧の中で検出された
ものと仮定する。図4に示す主制御装置16は本発明に
従い、POR(PowerOn Reset)の間に曲
線2の値を検出する。PORは、操作者によるパワー・
オンの時から読み取り/書き込み動作の開始時までの期
間である。このPORの間に、本発明に従う動作及び他
の診断動作等が行われる。
【0027】図6は、磁気記録ディスク1が矢印14の
方向に回転していることにより発生されるエア・ベアリ
ングの圧力により維持されるヘッド9の飛行高さ即ちヘ
ッド9とディスク1の表面の間の間隔(スペース)を示
す。エア・ベアリングの圧力は気圧の関数であることに
注目されたい。このエア・ベアリングに基づき、ヘッド
/スライダ・アセンブリ7をディスク1の表面に対して
引きずるようにするドラグ力(引きずり力)FDRAGが発
生されること、そしてこのドラグ力FDRAGは、このハー
ド・ディスク・ドライブ装置が置かれている雰囲気の気
圧に依存して変動することに注目されたい。ディスク1
の回転(RPM)が一定に保たれている場合、気圧が減
少するにつれて、ヘッド/スライダ・アセンブリ7の飛
行高さは減少し、その結果エラー回復モードの間にヘッ
ド/スライダ・アセンブリ7が磁気記録ディスク1の表
面に吸着する危険性が増大する。
【0028】再び図3を参照すると、ヘッド9がホーム
・シリンダ位置”6”即ち中心線13に位置決めされる
と、ドラグ力FDRAGは、ホーム・シリンダ位置”6”の
シリンダに対する接線である中心線13に平行である。
ヘッド9がホーム・シリンダ位置”6”から移動される
につれて、横方向ベクトルF2=FDRAGcosθが発生
される。最も外側のシリンダ位置”12”及び最も内側
のシリンダ位置”0”において、横方向ベクトルは最大
値となる。図を簡単にするために、最も外側のシリンダ
位置”12”における横方向ベクトルF2だけが示され
ている。この横方向ベクトルF2は、ヘッド支持アーム
4をホーム・シリンダ位置”6”に向けて戻そうとす
る。
【0029】ヘッド支持アーム4をホーム・シリンダ位
置”6”に戻そうとする他の力はフレキシブル・ケーブ
ル10により発生される。ヘッド支持アーム4が外側シ
リンダ位置”12”に向けて移動されると、フレキシブ
ル・ケーブル10は図3の点線10’で示されるように
曲げられ、そしてヘッド支持アーム4をホーム・シリン
ダ位置”6”に戻そうとする力F1を発生する。
【0030】従って、ヘッド9が外側のシリンダ位置”
12”に位置決めされているときにヘッド支持アーム4
をホーム・シリンダ位置”6”に戻そうとする力F
RETURNは次式により表される。 基準気圧において、ヘッド支持アーム4、従ってヘッド
9を外側シリンダ位置”12”に留めるためには、電流
I1がVCM11に印加されねばならない。即ち、電流
I1により発生された力は、合計の力FRETURNと平衡す
る。
【0031】VCM11に印加される電流の値をどのよ
うにして調べるかについて説明すると、ヘッド9が外側
シリンダ位置”12”に位置決めされているとする。こ
のために、主制御回路16は、「ヘッド9をシリンダ位
置”12”に位置決めせよ」ということを示すコマンド
をハード・ディスク制御回路15に送る。ハード・ディ
スク制御回路15はVCM/スピンドル・ドライバ14
を制御して、VCM11への電流の値を徐々に増大して
ヘッド支持アーム4をホーム・シリンダ位置”6”から
外側シリンダ位置”12”に移動する。
【0032】ヘッド9が、記録面のシリンダ位置”
1”、”2”、”3”、・・・、”12”を横切るにつ
れて、このシリンダ位置を示す信号がヘッド9により検
出され、そしてこの位置信号は読み取り/書き込み回路
12により解読されて、ハード・ディスク制御回路15
を介して主制御回路16に送られる。また、VCM11
に印加される電流の値を表す値が主制御回路16に供給
されている。このようにして、主制御回路16は、曲線
1の値、即ち基準気圧において各シリンダ位置”
0”、”1”、”2”、”3”、・・・”6”、・・
・”11”及び”12”にヘッド9を位置決めするのに
必要なVCM11への印加電流の値を知ることができ
る。
【0033】この曲線1の値の測定は、ハード・ディス
ク・ドライブ装置の出荷前に地上の基準気圧の元に置か
れて行われ、そしてこの曲線1の値は、基準値としてメ
モリ17に記憶される。
【0034】この記憶された曲線1の値は、このハード
・ディスク・ドライブ装置を有するパーソナル・コンピ
ュータのPOR期間に主制御回路16により検出された
曲線2の値と比較される。曲線2について説明すると、
パーソナル・コンピュータが高高度を飛行中の飛行機の
中即ち低下された気圧の元で動作されているとする。こ
の場合、気圧の低下に基づいて次のような現象が生じ
る。ヘッド9を外側のシリンダ位置”12”に位置決め
する例を使用してこの現象について説明する。
【0035】気圧の値が低下されているので、シリンダ
位置”12”におけるヘッド/スライダ・アセンブリ7
とディスク1の表面との間のエア・ベアリングの圧力は
低下されている。エア・ベアリングの圧力が低下してい
るので、ヘッド/スライダ・アセンブリ7の飛行高さが
減少され、その結果図3に示したドラグ力FDRAGが大き
くなる。ドラグ力FDRAGが増大するので、横方向のベク
トルF2=F1+FDRAGcosθが増大され、その結果
ヘッド/スライダ・アセンブリ7はシリンダ位置”1
2”からホーム・シリンダ位置”6”に向けて引っ張ら
れる。このヘッド9のシリンダ位置”12”からの逸脱
は望ましくないので、主制御回路16は、VCM11に
印加する電流の値を増大してヘッド9をシリンダ位置”
12”に留める。既に説明したように、主制御回路6は
この増大した電流の値を知ることができる。即ち、主制
御回路16は、この増大した電流値を検出することがで
きる。そしてシリンダ位置”12”におけるこの増大し
た検出電流の値は図5の曲線I2として示されている。
【0036】主制御回路16は、POR期間にディスク
1のシリンダ位置”0”、”1”、”2”、・・・”
6”、・・・”12”のそれぞれの位置における電流を
検出し、そしてこれらの値を曲線2としてメモリ17に
記憶し、そして曲線1の値と比較する。図5は、シリン
ダ位置”12”における曲線1の値と曲線2の値との比
較を示し、そして値 △IVCMはシリンダ位置”12”に
おけるこれらの曲線1の値と曲線2の値との間の差を表
す。
【0037】エラー回復動作を開始させることができる
か否かを知るためには、この差の値△IVCMから実際の
気圧の値を得ること即ち見出すことが望ましい。このた
め、このハード・ディスク・ドライブ装置の出荷の前
に、図7に示すような曲線3の値がメモリ17に記憶さ
れている。曲線3の値は、気圧が地上の基準気圧から予
期される最低の気圧まで減少されるときに、ヘッド9を
シリンダ位置”12”に留めるの必要なVCM11への
印加電流を測定してそして上述のようにして値△IVCM
を得ることにより測定される。曲線3上の気圧の値及び
差の値 △IVCMはシリンダ位置”12”における変換表
としてメモリ17に記憶される。
【0038】そして図7に示すように気圧の閾値PTH
設定される。この閾値PTHはエラー回復動作を禁止する
値を表す。検出された差の値△IVCM が閾値VTHに等し
いならば、気圧は閾値PTHに等しい。もしも検出された
差の値△IVCM に対応する圧力の値が閾値PTHよりも小
さいならば、エラー回復動作は禁止される。このエラー
回復動作を禁止する理由は、閾値PTHよりも低い圧力の
元ではヘッド/スライダ・アセンブリ7が磁気記憶ディ
スク1の表面に吸着する危険性が増大するからである。
【0039】シリンダ位置”12”における曲線1の値
と曲線2の値の間の差を表す値△IVCMが,気圧を検出
するために使用されたが、曲線2の傾斜が曲線1の傾斜
と比較されることができる。この比較を図5を参照して
説明すると、3つの点A、B及びCにより規定される三
角形と、3つの点C、D及びEにより規定される三角形
が示されている。点B及びCの間の距離及び点D及びE
の間の距離は、△Xに等しい。点C及びEの間の長さ
を、△IVCMREFと呼ぶ。曲線2の傾斜Kは次式により表
される。 K=△IVCM/△X そして曲線1の傾斜KREFは次式により表される。 KREF=△IVCMREF/△X Kの値がKREFに等しいとき、気圧の検出値は地上の基
準気圧に等しい。KREF+αの時に、気圧が閾値PTH
なり、そして検出されたKの値をこのKREF+αの値と
比較する。
【0040】図8は、本発明に従ってパワー・オン・リ
セット(POR)期間に行われるハード・ディスク・ド
ライブ装置の動作のフロー・チャートである。ブロック
81においてパワー・オン・リセット期間が開始され、
そしてハード・ディスク・ドライブ装置の主制御回路1
6はパーソナル・コンピュータのCPUからこのPOR
の開始を知らされる。動作はブロック82に進み、そし
てここで主制御回路16は、ディスク1の各シリンダ位
置”0”、”1”、”3”、・・・、”6”、・・・”
12”におけるVCM11への電流の値を検出し、そし
てこれらを曲線2としてメモリ17に記憶する。動作は
ブロック83に進み、そしてここで主制御回路16は、
シリンダ位置”12”における曲線1の値と曲線2の値
とを比較し、これらの差の値を表す△IVCMを発生す
る。そして動作はブロック84に進み、そしてここで主
制御回路16は、図7の曲線3、即ち変換表に基づいて
差の値△IVCMから実際の気圧の値を見出す。動作はブ
ロック85に進み、主制御回路16は、実際の気圧を表
す検出値が図7の閾値PTHよりも低いか否かを調べる。
気圧の検出値に依存して、この気圧の検出値が閾値PTH
よりも低いか否かを示す情報、例えばフラグ1又はフラ
グ0がPOR期間にメモリ17に記憶される。もしも検
出された気圧の値が図7に示す閾値PTHよりも低いなら
ば、ブロック86において、例えばフラグ1のような情
報がメモリ17に記憶され、そしてもしも検出された気
圧の値が図7に示す閾値PTHよりも高いならば、ブロッ
ク87において、例えばフラグ0のような情報がメモリ
17に記憶される。そして、POR期間の動作はブロッ
ク88で終了する。
【0041】このPOR期間の終了後に行われる読み取
り/書き込み期間の間に、主制御回路16は、図9に示
されるブロック91乃至96の動作を行う。動作はブロ
ック91で開始され、そして動作はブロック92に進
み、そしてここで主制御回路16は、読み取り/書き込
みエラーが検出されたか否かを調べる。もしもブロック
92の答えがノーであるならば、動作はブロック96に
進んで終了される。もしもブロック92の答えがイエス
であるならば、動作はブロック93に進み、そしてここ
でメモり17に記憶されているフラグが調べられる。フ
ラグが”1”に等しいならば、即ち検出された気圧の値
が閾値PTHよりも低いならば、動作はブロック94に進
み、そしてエラー回復動作が禁止される。そして、動作
はブロック96で終了される。もしもフラグが”0”で
あるならば、即ち検出された気圧の値が閾値PTHよりも
高いならば、動作はブロック95に進み、そしてエラー
回復動作が行われる。そして、動作はブロック96にお
いて終了される。
【0042】
【発明の効果】本発明は、ハード・ディスク・ドライブ
装置が組み込まれたパーソナル・コンピュータが高高度
を飛行中の飛行機の中で使用されている間に又はパーソ
ナル・コンピュータがエア・ベアリングの浮力の低下を
引き起こす高温雰囲気で使用されている間に、このハー
ド・ディスク・ドライブ装置がエラー回復モードを開始
したときに、磁気記録ディスク1の表面に対するヘッド
/スライダ・アセンブリ7の吸着が生じないようにす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハード・ディスク・ドライブ装置のロード/ア
ンロード動作を示す図。
【図2】読み取り/書き込み動作の時のヘッドの飛行高
さを示す図。
【図3】ヘッド支持アームに生じる種々な力を示す図。
【図4】ハード・ディスク・ドライブ装置のブロック
図。
【図5】VCMに印加される電流を示す図。
【図6】ドラグ力FDRAGを示す図。
【図7】差の値△IVCM 及び気圧を示す図。
【図8】本発明に従ってPOR期間の間に行われる動作
のフロー・チャートを示す図。
【図9】本発明に従って読み取り/書き込み期間の間に
行われるPOR期間の間の動作のフロー・チャートを示
す図。
【符号の説明】
1・・・磁気記録ディスク 4・・・ヘッド支持アーム 5・・・枢着点 7・・・ヘッド/スライダ・アセンブリ 9・・・ヘッド 10・・・フレキシブル・ケーブル 11・・・VCM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 眞司 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 米田 勲 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (56)参考文献 特開 平5−325396(JP,A) 特開 平6−12809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 21/21 G11B 23/50

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド支持アームに装着されている読み取
    り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方で
    飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手段
    により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動され、
    上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上記読
    み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・ドラ
    イブ装置を制御する方法であって、 読み取り/書き込み期間の前のパワー・オン・リセット
    期間の間に上記ディスク・ドライブ装置が置かれている
    未知の気圧の値を検出するステップと、 上記未知の気圧の値が閾値よりも低いか否かを示す情報
    を記憶するステップと、 上記読み取り/書き込み期間の間に、上記情報をアクセ
    スし、読み取り/書き込み動作のための高さよりも低い
    高さまで上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高さを下
    げる動作を禁止するか否かを決定するステップとを含む
    ディスク・ドライブ装置を制御する方法。
  2. 【請求項2】上記検出するステップは、 選択されたシリンダ位置に上記読み取り/書き込みヘッ
    ドを留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出するステップと、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生するステップと、 上記差の値を閾値と比較して上記情報を発生するステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク
    ・ドライブ装置を制御する方法。
  3. 【請求項3】上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高さ
    を下げる動作を禁止するか否かを決定するステップは、
    上記未知の気圧の検出値が上記閾値よりも低いことを上
    記情報が示す時に上記飛行高さを下げる動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスク・ドライブ
    装置を制御する方法。
  4. 【請求項4】上記ヘッド移動手段が附勢されないとき
    に、上記読み取り/書き込みヘッドは最も内側のシリン
    ダ位置と最も外側のシリンダ位置との間のホーム・シリ
    ンダ位置にバイアスされ、そして上記選択されたシリン
    ダ位置は、上記最も内側のシリンダ位置又は上記最も外
    側のシリンダ位置であることを特徴とする請求項2に記
    載のディスク・ドライブ装置を制御する方法。
  5. 【請求項5】ヘッド支持アームに装着されている読み取
    り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方で
    飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手段
    により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動され、
    上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上記読
    み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・ドラ
    イブ装置を制御する方法であって、 上記読み取り/書き込みヘッドを選択されたシリンダ位
    置に留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出するステップと、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生するステップと、 上記差の値が閾値を超える時に上記読み取り/書き込み
    ヘッドの飛行高さを下げる動作を禁止するステップとを
    含むディスク・ドライブ装置を制御する方法。
  6. 【請求項6】上記検出するステップ及び上記差の値を発
    生するステップは通常の読み取り/書き込み期間の前の
    パワー・オン・リセット期間に行われることを特徴とす
    る請求項5に記載のディスク・ドライブ装置を制御する
    方法。
  7. 【請求項7】上記発生された差の値を上記閾値と比較し
    て、上記発生された差の値が上記閾値を越えるか否かを
    示す情報を記憶するステップを含み、 上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高さを下げる動作
    を禁止するか否かを決定するために上記情報を上記読み
    取り/書き込み期間にアクセスすることを特徴とする請
    求項6に記載のディスク・ドライブ装置を制御する方
    法。
  8. 【請求項8】ヘッド支持アームに装着されている読み取
    り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方で
    飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手段
    により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動され、
    上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上記読
    み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・ドラ
    イブ装置が置かれている雰囲気の未知の気圧を検出する
    方法であって、 上記読み取り/書き込みヘッドを選択されたシリンダ位
    置に留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出するステップと、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生するステップと、 上記差の値に基づいて上記未知の気圧を表す値を発生す
    るステップとを含むことを特徴とする未知の気圧を検出
    する方法。
  9. 【請求項9】上記未知の気圧の値を発生するステップ
    は、 上記発生された差の値をアドレスとして使用して変換テ
    ーブルをアクセスするステップと、 上記未知の気圧を表す値を上記変換テーブルから読み出
    すステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の
    未知の気圧を検出する方法。
  10. 【請求項10】上記ヘッド移動手段が附勢されないとき
    に、上記読み取り/書き込みヘッドは最も内側のシリン
    ダ位置と最も外側のシリンダ位置との間のホーム・シリ
    ンダ位置にバイアスされ、そして上記選択されたシリン
    ダ位置は、上記最も内側のシリンダ位置又は上記最も外
    側のシリンダ位置であることを特徴とする請求項9に記
    載の未知の気圧を検出する方法。
  11. 【請求項11】ヘッド支持アームに装着されている読み
    取り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方
    で飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手
    段により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動さ
    れ、上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上
    記読み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・
    ドライブ装置であって、 読み取り/書き込み期間の前のパワー・オン・リセット
    期間の間に上記ディスク・ドライブ装置が置かれている
    未知の気圧の値を検出する手段と、 上記未知の気圧の値が閾値よりも低いか否かを示す情報
    を記憶する手段と、 上記読み取り/書き込み期間の間に、上記情報をアクセ
    スし、読み取り/書き込み動作のための高さよりも低い
    高さまで上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高さを下
    げる動作を禁止するか否かを決定する手段とを含むディ
    スク・ドライブ装置。
  12. 【請求項12】上記検出する手段は、 選択されたシリンダ位置に上記読み取り/書き込みヘッ
    ドを留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出する手段と、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生する手段と、 上記差の値を閾値と比較して上記情報を発生する手段と
    を含むことを特徴とする請求項11に記載のディスク・
    ドライブ装置。
  13. 【請求項13】上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高
    さを下げる動作を禁止するか否かを決定する手段は、上
    記未知の気圧の検出値が上記閾値よりも低いことを上記
    情報が示す時に上記飛行高さを下げる動作を禁止するこ
    とを特徴とする請求項12に記載のディスク・ドライブ
    装置。
  14. 【請求項14】上記ヘッド移動手段が附勢されないとき
    に、上記読み取り/書き込みヘッドは最も内側のシリン
    ダ位置と最も外側のシリンダ位置との間のホーム・シリ
    ンダ位置にバイアスされ、そして上記選択されたシリン
    ダ位置は、上記最も内側のシリンダ位置又は上記最も外
    側のシリンダ位置であることを特徴とする請求項12に
    記載のディスク・ドライブ装置。
  15. 【請求項15】ヘッド支持アームに装着されている読み
    取り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方
    で飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手
    段により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動さ
    れ、上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上
    記読み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・
    ドライブ装置であって、 上記読み取り/書き込みヘッドを選択されたシリンダ位
    置に留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出する手段と、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生する手段と、 上記差の値が閾値を超える時に上記読み取り/書き込み
    ヘッドの飛行高さを下げる動作を禁止する手段とを含む
    ディスク・ドライブ装置。
  16. 【請求項16】上記検出する手段及び上記差の値を発生
    する手段の動作は読み取り/書き込み期間の前のパワー
    ・オン・リセット期間に行われることを特徴とする請求
    項15に記載のディスク・ドライブ装置。
  17. 【請求項17】上記発生された差の値を上記閾値と比較
    して、上記発生された差の値が上記閾値を越えるか否か
    を示す情報を記憶する手段を含み、 上記読み取り/書き込みヘッドの飛行高さを下げる動作
    を禁止するか否かを決定するために上記読み取り/書き
    込み期間に上記情報をアクセスすることを特徴とする請
    求項16に記載のディスク・ドライブ装置。
  18. 【請求項18】ヘッド支持アームに装着されている読み
    取り/書き込みヘッドが回転記録ディスクの表面の上方
    で飛行し、そして上記ヘッド支持アームがヘッド移動手
    段により上記記録ディスクの半径方向に沿って移動さ
    れ、上記記録ディスクの複数のシリンダ位置の1つに上
    記読み取り/書き込みヘッドを位置決めするディスク・
    ドライブ装置であって、 上記読み取り/書き込みヘッドを選択されたシリンダ位
    置に留めるために上記ヘッド移動手段に印加される電流
    値を検出する手段と、 基準気圧において上記読み取り/書き込みヘッドを上記
    選択されたシリンダ位置に留めるために上記ヘッド移動
    手段に印加される電流を示す基準電流値と、上記検出さ
    れた電流値を比較し、上記基準電流値と上記検出された
    電流値の差の値を発生する手段と、 上記差の値に基づいて上記未知の気圧を表す値を発生す
    る手段とを含むことを特徴とするディスク・ドライブ装
    置。
  19. 【請求項19】上記未知の気圧の値を発生する手段は、 上記発生された差の値をアドレスとして使用して変換テ
    ーブルをアクセスし、上記未知の気圧を表す値を上記変
    換テーブルから読み出す手段とを含むことを特徴とする
    請求項18に記載のディスク・ドライブ装置。
  20. 【請求項20】上記ヘッド移動手段が附勢されないとき
    に、上記読み取り/書き込みヘッドは最も内側のシリン
    ダ位置と最も外側のシリンダ位置との間のホーム・シリ
    ンダ位置にバイアスされ、そして上記選択されたシリン
    ダ位置は、上記最も内側のシリンダ位置又は上記最も外
    側のシリンダ位置であることを特徴とする請求項19に
    記載のディスク・ドライブ装置。
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