JP2982966B2 - 苗植機における車輪の上下装置 - Google Patents

苗植機における車輪の上下装置

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JP2982966B2 JP1258102A JP25810289A JP2982966B2 JP 2982966 B2 JP2982966 B2 JP 2982966B2 JP 1258102 A JP1258102 A JP 1258102A JP 25810289 A JP25810289 A JP 25810289A JP 2982966 B2 JP2982966 B2 JP 2982966B2
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伸 渡部
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、畑地で用いられる苗植機に用いるもの
で、畝の高さに応じて車輪を上下させ、もって畝の山頂
と苗植装置の間を一定に保って苗の植付深さの均一化を
図るものである。
(従来の技術) 走行車体に畝の山頂を滑走したり転動したりする感知
板や感知ローラを上下に移動出来るように設け、畝の高
さの変動によるこれらの感知具の上下で車輪を上下さ
せ、もって畝の山頂と苗植装置との間隔を一定に保つも
のがすでに提案され、実用化もされている。
(発明が解決しようとする問題点) この苗植装置が用いられる畑地の土質には、いろいろ
な種類があるうえ、乾湿の差もはなはだしく、土質によ
っては、その土が感知板の滑走面および感知ローラの外
周にたちどころに付着し、1mの使用にもたえられない場
合がある。
(問題を解決するための手段) この発明は、上記の問題点を解決するため、苗植装置
2を有する走行車体1と、畝の谷間を通る車輪4,5を走
行車体1に対して上下させる車輪上下装置3と、走行車
体1の前進で畝の山頂を滑走して畝の高さの変動で走行
車体1に対して上下に移動する感知板25を備え、この感
知板25と車輪上下装置3とは感知板25が上下に移動する
とその信号で車輪4,5が上下して苗植装置2と畝の山頂
との間が一定に保たれるように連結され、感知板25の滑
走面にはシートやフィルムがゆるく取付けられているこ
とを特徴とする苗植機における車輪の上下装置とした。
(作用と効果) このように構成された苗植機は、これを畑地で運転す
ると、車輪4,5が畝の谷間を通って走行車体1が前進
し、その前進で感知板25が畝の山頂を滑走する。そし
て、畝の高さに変動があると、この感知板25が走行車体
1に対して上下に移動するが、この移動を受けて車輪上
下装置3が車輪4,5を上下に移動させ、畝の山頂と走行
車体1との間隔を一定に保つ。すなわち、走行車体1に
は苗植装置2が設けられ、苗植装置2は畝の山頂に苗を
連続して植付けるが、山頂との間が一定に保たれている
ので、苗の植付深さが均一化する。
ここに、感知板25の滑走面にはシートやフィルム31が
ゆるく取付けられ、そのシートやフィルム31の面が畝の
山頂に接触して滑走するが、その面の滑らかさで、土の
付着が少く、また、土が少し付着すると、抵抗が大きく
なってこのシートやフィルム31が伸び、この伸びによっ
て、付着していた土が落される。従って、付着した土が
大きく溜ることがないので、連続作業が可能となった。
また、旋回その他のために感知板25を地面から引き上
げると、シートやフィルム31の形状が変化して、付着し
ていた土を落下させる。
(実施例) つぎに、図面に示すこの発明の実施例を説明する。
走行車体1には、上部に苗植装置2並びに車輪上下装
置3で上下に移動する一対の駆動車輪4および一対の遊
動車輪5が設けられている。すなわち、走行車体1の前
部の両側に一対のチエンケース6の上端部が横軸7を中
心に回動するように取付けられ、このチエンケース6は
斜後下に伸びてその下端の車軸8に駆動車輪4が固定さ
れている。横軸7の中央には前部のエンジン9で駆動さ
れる上部軸10があり、この上部軸10にチエンケース6内
で固定された歯車11と車軸8に固定された歯車12とにチ
エン13が掛け回されて、駆動車輪4がエンジン9でドラ
イブされるようになっている。
走行車体1の後部の両側にも、一対の支持腕14が横軸
15の回りに回動するように設けられ、斜後下に伸びたこ
の支持腕14の下端の車軸16に遊動輪5が回転自在に設け
られている。
車輪上下装置3は、つぎのように構成される。すなわ
ち、シリンダ17からピストン18が後に伸び、その先に横
杆19の中央が回動出来るように取付けられ、左右のチエ
ンケース6から上に突出されたそれぞれのアーム20の先
がそれぞれのロッド21で前記の横杆19の両端に接続され
る。一対の支持腕14もそれぞれ上に突出するアーム22を
備え、これらのアーム22の先と横杆19の両端とがそれぞ
れのロッド23とばね24とで接続される。
感知板25は、一定の巾の板が、横から見て、斜後下に
傾斜したのち、下端が上向の円弧に曲げられて出来、中
央の上部に支板26が固定されている。先端が人為的に上
下されるレバー27の先にこの支板26の中間が横軸回りに
回動するように取付けられ、弁28のスプール29とこの支
板26の上端がロッド30で連結されている。この弁28は、
スプール29の出没でポンプ(図示省略)とシリンダ17と
の油路を開閉するように出来ている。
この感知板25の上端には、ビニールその他の合成樹脂
のフィルム31が着脱自在に取付けられる。このフィルム
31は、カーテンのようにぶら下げても良く、下端は中央
部をゆるくふくまらせて感知板25の下端に取付けても良
い。フィルム31に代えて、織物或は表面をプラスチック
でコーティングした織物を用いることが出来る。
苗植装置2は、苗載台32と植付杆33を備えている。苗
載台32は、底がベルト34で作られて、ベルト34の上に載
せた苗を、第1図において、右に送り出しながら紙面に
直交する方向に往復する。植付杆33は、一対の長い板で
出来、第2伝動ケース35の先に取付けられ、この第2伝
動ケース35は回転する第1伝動ケース36の先でさらに回
転するように作られ、第1伝動ケース36が上下に向った
ときに第2伝動ケース35がこれと直線状になり、この第
1伝動ケース36が横向のときに第2伝動ケース35が折り
たたまれたような状態にあり、植付杆33の下端が細長い
長円の軌跡を画いて運動する。
このように構成された苗植機は、相前後する駆動車輪
4と遊動車輪5を畝の同じ谷に入れてエンジン9を始動
する。すると、そのエンジン9の動力は、それぞれの上
部軸10、歯車11、チエン13および歯車12をこの順序に伝
わって車軸8が駆動車輪4を回し、走行車体1が前進す
る。そして、ベルト34が一定の間隔で間欠的に回って上
の苗を後に送り、苗載台32が左右に往復し、植付杆33が
上下するので、その植付杆33は、上で苗載台32上の一株
分の苗をつかみ、つづいて下降し、この苗を畝の山頂部
に挿し込んだのち、この苗を離して上昇し、これを繰り
返して行って苗植作業を行う。
ここに、畝の高さに変動があって、苗植機が例えば畝
の低い所に来ると、畝の山頂を滑走していた感知板25
は、後端が下る。すると、支板26の上端がロッド30を引
いてスプール29を後に引き、弁28が油路を開いて圧力油
がシリンダ17の右側に送られ、ピストン18が左に動き、
横杆19の両端がそれぞれロッド21,23を左に動かし、そ
れぞれのアーム20およびアーム22が左に回り、チエンケ
ース6および支持腕14の後端が上り、駆動車輪4および
遊動車輪5が上る。このようにして車輪4,5が上ると、
感知板25は畝の山頂で押し上げられて正常な姿となり、
以上の動きが止る。また、苗植機が畝の高い所に来たと
きは、これとは逆に作動する。
そして、感知板25は、畝の山頂を滑走していて、土質
によっては土が付着するが、その滑走面には、先が止め
られたフィルム31があって、これのフィルム31が地面に
接触している。このフィルムは、表面が滑らかに出来て
いるから、比較的土が付きにくく、もしも付くと、滑走
するために抵抗が大きくなるので引き伸ばされ、この引
き伸ばされることで土が離れる。
第3図のように感知板25にプラスチックの板38を取付
けたもの、第4図のように感知板25に植毛材39を張付け
たものおよび感知板25を高密度ポリエチレンで作ったも
のなど、種々のものを試みた。すべてが鉄板で作ったも
のより効果的ではあったが、この発明にかかるものは格
段の効果があった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した苗植機の一部を切除した側面
図、第2図はその一部の拡大した側面図、第3図および
第4図はこの発明との比較図である。なお、図中の符号
は、つぎの通り。 1……走行車体、2……苗植装置 3……車輪上下装置、4……駆動車輪 5……遊動車輪、25……感知板 31……フィルム
フロントページの続き 合議体 審判長 木原 裕 審判官 佐藤 昭喜 審判官 鈴木 寛治 (56)参考文献 特開 平1−160417(JP,A) 実開 平1−60618(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/02 A01C 13/00 A01B 63/114

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗植装置2を有する走行車体1と、畝の谷
    間を通る車輪4,5を走行車体1に対して上下させる車輪
    上下装置3と、走行車体1の前進で畝の山頂を滑走して
    畝の高さの変動で走行車体1に対して上下に移動する感
    知板25を備え、この感知板25と車輪上下装置3とは感知
    板25が上下に移動するとその信号で車輪4,5が上下して
    苗植装置2と畝の山頂との間が一定に保たれるように連
    結され、感知板25の滑走面にはシートやフィルムがゆる
    く取付けられていることを特徴とする苗植機における車
    輪の上下装置。
JP1258102A 1989-10-02 1989-10-02 苗植機における車輪の上下装置 Expired - Fee Related JP2982966B2 (ja)

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