JP2982923B2 - ファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理方法

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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光カード
などの情報記録媒体に記録されたファイル情報を管理す
るためのファイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体としては、磁気を用
いて記録および再生を行うフロッピーディスクおよび磁
気ハードディスク、光を用いて記録及び再生を行うカー
ド状光学的情報記録媒体(以下、光カードと称する)お
よびディスク状光学的情報記録媒体(以下、光ディスク
と称する)などが知られている。これらの情報記録媒体
には、大容量のデータを格納するためにデータをブロッ
クごとに管理する補助データ、いわゆるディレクトリが
用いられている。ディレクトリには通常、ファイル名、
ファイル長、先頭データトラック番号等のファイル情報
を書き込み、データ部のファイル管理を行っている。上
記光カード、特に消去不可能な追記式光カードは寸法が
クレジットカード程度の大きさであっても大容量の記録
容量を持っている。これだけの大容量の情報を管理する
ためには、ディレクトリによる情報の管理手法が必要と
なってくる。
【0003】図10はその光カードの一例を示す概略的
平面図である。光カード1は、データ記録領域10と、
ディレクトリ記録領域20とを有している。データ記録
領域10には、複数のデータがデータトラック101
102 ,…,10n として記録される。一方、ディレク
トリ記録領域20には、上記複数のデータの管理を行な
うための複数のディレクトリが、セクタ201 ,20
2 ,203 ,…,20nとして記録される。データは、
データ記録領域10の未記録部に、既に記録されたデー
タに引き続いてE方向に順次追加記録される。一方、デ
ィレクトリは、ディレクトリ記録領域20の未記録部
に、既に記録されたディレクトリに引き続いてD方向に
順次追加記録される。一連のデータは一まとめにしてフ
ァイルとして取り扱われ、各々のファイルに対してディ
レクトリが付与される。通常ディレクトリは、対応する
データのファイル名および先頭トラック番号等のアドレ
ス情報を含んでいる。
【0004】上記のように多量のデータをファイル管理
する場合に、所望のファイルを容易に検索できるように
するために、不要となったファイルを消去することが望
ましい。しかしながら、通常の光カードのような追記型
の記録媒体においては、このように一旦記録したデータ
を物理的に消去することは出来なかった。
【0005】そこで、ディレクトリを用いて、不要なデ
ータを論理的に消去する方法が特開昭63−69072
号公報、及び特開昭63−91888号公報で提案され
ている。以下、この方法を図11を用いて説明する。図
11において、21〜25はディレクトリ部、21a〜
24aはデータ部である。ディレクトリ部21〜24の
ディレクトリ1〜4には、それぞれデータ部21a〜2
4aのファイル1〜4のディレクトリ情報が書かれてい
る。いま、ファイル3が不要になったとするとこのファ
イル3が不要であるということを示す消去ディレクトリ
3をディレクトリ部25に書き込む。該消去ディレクト
リ3には、そのディレクトリ自身が消去ディレクトリで
あるという情報、消去したいファイルのディレクトリが
どれであるかという情報が書かれている。この場合に
は、消去したいファイルのディレクトリとしてディレク
トリ3の情報が書かれており、これによりファイル3が
論理的に消去されたことになる。また、光カードの再生
を行う場合には、情報記録再生装置によって、ディレク
トリ部21〜25が再生され、情報記録再生装置に接続
されたホストコンピュータ内のメモリ、または補助記憶
装置にディレクトリ部のディレクトリ情報の全て又は必
要となる一部分、ここではディレクトリ部21〜25の
ディレクトリ情報が読み込まれる。次に、ホストコンピ
ュータは読み込んだディレクトリ情報から消去ディレク
トリ3で示されたディレクトリ3を取り除き、ディレク
トリ1,2,4を読み込む。以後、このディレクトリ
1,2,4を使いファイル管理を行う。
【0006】上記方法によれば、実際には消去すること
のできないファイルについての消去ディレクトリを新た
にディレクトリ部に設けることにより、前記ファイルを
消去したものとして扱うことが可能となる。また、上記
消去ディレクトリを用いる事により、任意のファイルの
データの更新及びファイル名の変更が可能になる。デー
タを更新する場合には、消去ディレクトリを記録後に更
新後のデータ及びファイル名は同じで、更新後のデータ
のアドレス情報を示すディレクトリを記録すればよい。
ファイル名を変更する場合は、消去ディレクトリを記録
後、ファイル名のみ異なり、先頭データトラック番号等
のアドレス情報は同一の新たなディレクトリを記録すれ
ば良い。これは、ファイルの属性等を変更する場合にも
応用が可能である。
【0007】一方、特開平1−258288号公報に
は、任意のファイルにデータをアペンドする方法が提案
されている。この方法はディレクトリ情報中にファイル
データの追加を示すフラグ(アペンドフラグ)を設ける
ものである。ここで、ファイルにデータを追加する場合
には、追加すべきデータを別ファイルとして記録する。
そして、ディレクトリ記録領域に追加データファイル
(部分ファイル)を管理するディレクトリを、アペンド
フラグをインクリメントして記録する。これによって、
ファイル名が同一でアペンドフラグが異なるファイル
は、アペンドフラグの番号順に分割記録された1つのフ
ァイルとして取扱われる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】上記のように複数
個の部分ファイルに分割されたファイルのファイル名を
変更する場合には、まず消去ディレクトリを記録し、そ
の後新しいファイル名を含むディレクトリを各部分ファ
イルに対応する個数記録する必要がある。ところで、光
カードはクレジットカードと同一サイズで持ちはこびに
便利な為、例えば毎日の血圧測定値を記録する等、デー
タの追加を行う応用への期待は大きい。このような応用
に用いられた光カードのファイル名を上記のような方法
で変更しようとすると、数十〜数百個のディレクトリを
記録する必要が生じる可能性がある。この場合、ファイ
ル名の変更に多大な時間を要するばかりでなく、多くの
ディレクトリを記録する分、データの記録容量が減少し
てしまうという問題があった。
【0009】本発明の目的は、少量の追加記録で短時間
にディレクトリのファイル名を変更することの出来るフ
ァイル管理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、情報記録媒体に記録されたファイル情報をディレク
トリ情報によって管理するファイル管理方法において、
前記記録媒体のディレクトリ部に、そのディレクトリ自
身がファイル名の変更を示すディレクトリであることを
示す情報、及び変更したいファイル名を含む第1のディ
レクトリと、変更後のファイル名を含む第2のディレク
トリとを追加記録することを特徴とするファイル管理方
法が提供される。
【0011】
【作用】本発明によれば、記録媒体のディレクトリ部
に、そのディレクトリ自身がファイル名の変更を示すデ
ィレクトリであることを示す情報、及び変更したいファ
イル名を含む第1のディレクトリと変更後のファイル名
を含む第2のディレクトリとを追加記録することによ
り、少ないディレクトリの記録回数で、しかも短時間
で、また消去、書替えが不可能な媒体であっても、ファ
イル名の変更を行えるようにしたものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図3は本発明の方法を実行する情
報記録再生装置の構成例を示すブロック図である。この
装置は、図10のような光カード1に情報の記録および
再生を行うものである。
【0013】図3において、ドライブ31は、ホストコ
ンピュータ32に接続され、これらの間でデータおよび
記録/再生の指令信号がやり取りされる。光カード1へ
の記録/再生は光ヘッド43によって行われる。光ヘッ
ド43内には、光カード1に光ビームを照射するレーザ
ーダイオードなどから成る光源38、および、光カード
1によって反射された光ビームを検出する光検出器39
が設けられている。光源38から発した光ビームは、不
図示の対物レンズによって光カード上に集光される。そ
して、この対物レンズは、光ヘッド43に内蔵されたオ
ートフォーカシング(AT)アクチュエータ40および
オートトラッキング(AT)アクチュエータ41によっ
て、光ビームの光軸方向および光軸に垂直な方向にそれ
ぞれ移動される。AT/AF制御回路34は、光検出器
39の出力から周知の方法でフォーカシングエラー信号
およびトラッキングエラー信号を検出する。そしてAT
/AF制御回路34は、これらのエラー信号にしたがっ
てAFアクチュエータ40およびATアクチュエータ4
1を駆動し、AFサーボおよびATサーボを行う。光カ
ード1は、カード送りモータ37によって、図3に示す
トラックの長手方向に平行な矢印LおよびFで示す方向
に往復移動される。また、光ヘッド43は、ヘッド駆動
モータ36によって、Yで示すようなトラックを横切る
方向に移動される。
【0014】マイクロプロセッシングユニット(MP
U)33は、情報の記録時に、ホストコンピュータ32
から送られてきた情報をモデム回路35に入力する。モ
デム回路35は、入力された情報に応じた信号で光源3
8から発する光ビームを変調する。カード送りモータ3
7によって往復移動されている光カード1のトラックは
この変調された光ビームで走査され、情報が記録され
る。情報の再生時には、光源38は一定の強度の光ビー
ムを発し、この光ビームで、情報が記録されたトラック
が走査される。そして、記録された情報に応じて変調を
受けた反射光が、光検出器39で受光される。光検出器
39の出力は、モデム回路35に送られ、信号が復調さ
れる。復調された信号は、MPU33を通してホストコ
ンピュータ32に送られる。メモリ42には、光カード
1のディレクトリ記録領域に記録されたディレクトリ情
報が記憶される。MPU33は、メモリ42に記憶され
たディレクトリ情報を基に、ヘッド駆動モータ36を制
御し、所望のトラックに光ヘッド43をアクセスさせ
る。
【0015】次に、上記の装置を用いた記録/再生の過
程を説明する。あるファイルを記録する場合、まず、M
PU33はホストコンピュータ32からの記録指令にし
たがって、光ヘッド43を光カード1のデータ記録領域
10の未記録部分にアクセスさせる。次に、ホストコン
ピュータ32から送られてくるデータをモデム回路35
に送り、光源38から変調された光ビームを出射させ
る。そして、光カード1をカード送りモータ37で往復
運動させながら、トラック上を変調された光ビームで走
査し、一連のデータ(ファイル)を記録する。次に、M
PU33は光ヘッド43を光カードのディレクトリ記録
領域20の未記録部分にアクセスさせる。そして、デー
タ記録と同様に変調光ビームで光カードを走査すること
によって、データ記録領域に記録したファイルに対応す
るディレクトリをこのディレクトリ記録領域に書き込
む。ここで、書き込まれるディレクトリには、ホストコ
ンピュータ32より入力された上記ファイルのファイル
名と、このファイルが記録されたデータ記録領域10中
の位置を示すアドレス情報が含まれている。ファイルの
記録のたびに、上記の動作が繰り返され、光カード1に
複数のファイルとそれに対応した複数のディレクトリが
記録される。
【0016】上記のように記録されたファイルの検索お
よびデータ再生を行う場合には、MPU33は、まず、
光ヘッド43を光カード1のディレクトリ記録領域20
にアクセスさせる。そして、光ヘッド43によって、こ
の領域に記録されたディレクトリを全て読み出し、メモ
リ42に記憶する。メモリ42に記憶されたディレクト
リのファイル名は、MPU33を通してホストコンピュ
ータ32に送られ、ホストコンピュータ32の不図示の
表示素子には、これらのファイル名のリストが表示され
る。使用者は表示されたファイル名を基に、所望のファ
イルの再生を、不図示のキーボードによって指示する。
ホストコンピュータ32より再生の指示が入力される
と、MPU33は、メモリ42に記憶されたディレクト
リより、指示されたファイルのアドレス情報を読み出
す。そして、読み出したアドレス情報に示されるデータ
記憶領域中の位置に、光ヘッド43をアクセスさせる。
光ヘッド43は、前述した再生動作によって、記録され
たデータを読み出し、モデム回路35及びMPU33を
介して、ホストコンピュータ32にデータを送る。
【0017】次に、上記の装置を用いて、ファイル名の
変更を行う本発明の方法を図1及び図2を用いて説明す
る。図1及び図2は、媒体に記録された情報の様子を模
式的に表した図で、各枠内の記載は情報の内容を示す。
図1はファイル名変更前の状態を示し、301〜305
はディレクトリ部、301a〜305aはデータ部であ
る。また、A,B,Cはファイル名、カッコ内の数字は
アペンドフラグを示している。この例では、ファイル名
Aのファイルは、最初はデータA(1)であったもの
が、データA(2)、データA(3)として示すよう
に、2回の追加記録が行われている。従って、ファイル
Aのデータは、データ部301a,304a及び305
aに分割記録されている。なお、ファイル名がB,Cの
ファイルについては、データの追加はなされていない。
ここで、ファイル名Aを変更する場合には、図2に示す
ように、ファイル名の変更を示すディレクトリをディレ
クトリ部306に記録する。また、新しいファイル名を
ディレクトリ部307に記録する。ファイル名の変更を
示すディレクトリとしては、そのディレクトリ自身がフ
ァイル名の変更を示すディレクトリであることを示す情
報(R)と、変更したいファイルのファイル名Aを記録
する。また、新しいファイルのファイル名を示すディレ
クトリとしては、そのディレクトリ自身が新しい、即ち
変更後のファイル名を示すディレクトリであることを示
す情報(N)と、変更後のファイル名Dを記録する。こ
のように、ファイル名の変更を示すディレクトリを記録
することによって、目的のファイルのファイル名を所望
のファイル名に変更することができる。
【0018】次に、前述のようにファイル名の変更を示
すディレクトリが記録された光カードを再生するときの
動作について説明する。図4は光カード上に記録されて
いるディレクトリ情報であって、図2のディレクトリの
記録内容と同じである。この光カードを図3で説明した
情報記録再生装置に装着すると、まずディレクトリ部3
01〜307のディレクトリ情報が光ヘッド43で再生
される。そして、MPU33に接続されたメモリ42に
ディレクトリ部のディレクトリ情報の全て、又は必要と
なる一部分(本実施例では、ディレクトリ部301〜3
05)が読込まれる。図5にメモリ42にディレクトリ
部301〜305のディレクトリ情報が読込まれた状態
を示す。
【0019】このようにディレクトリ部の各情報が読込
まれると、ホストコンピュータ32はディレクトリ部3
06,307の情報により、ファイル名Aがファイル名
Dに変更されたことを認識する。これにより、ホストコ
ンピュータ32は図6に示すように、メモリ42に記憶
されたディレクトリ部301,304,305のディレ
クトリ情報のファイル名をDに書替える。従って、該当
するファイル名は全て目的のファイル名に変更でき、ホ
ストコンピュータ32は、以後図6に示すディレクトリ
情報でファイルの管理を行う。
【0020】図7は、本発明に用いるディレクトリのフ
ォーマットの一例を示す概略図である。ここで、ディレ
クトリ49はファイル名部分50、拡張子部51、属性
部52、先頭トラック番号部53、先頭セクタ番号部5
4、ファイルサイズ部55、アペンドフラグ56および
デリートビット57から構成されている。各々の部分
は、1ビット以上のコードデータから成る。アペンドフ
ラグ56は、前述の特開平1−258288号公報に記
載されているように、追加された部分ファイルに対応し
たディレクトリであることを示すものである。また、本
発明においては、アペンドフラグ56には、ファイル名
の変更のためのディレクトリであることを示す情報
(R)および、新しいファイル名を示すディレクトリで
あることを示す情報(N)が記録される。デリートビッ
ト57は前述の特開昭63−69072号及び特開昭6
3−91888号に記載されているように、消去ディレ
クトリを示す情報である。例えば、デリートビットが0
のディレクトリは、通常ディレクトリまたは変更ディレ
クトリを示し、デリートビットが1のディレクトリは、
消去ディレクトリを示す。
【0021】図8は、図7のフォーマットを用いて媒体
のディレクトリ記録領域に記録されたディレクトリの様
子を示す模式図である。本例では、光カードに複数のト
ラックが平行に形成され、各トラックに128バイトの
データを含むセクタが2つ記録される場合を示す。図8
において、No.1のディレクトリはファイル名“AB
C”のデータがNo.1のトラックの第1及び第2セク
タに記録されていることを示す。同様に、No.2のデ
ィレクトリは、ファイル名“DE”のデータがNo.2
のトラックの第1セクタに記録されていることを示す。
また、No.3のディレクトリは、ファイル名“FG
H”の32バイトのデータがNo.2のトラックの第2
セクタに記録されていることを示す。No.4のディレ
クトリはファイル名“DE”のデータを論理的に消去す
ることを示すディレクトリである。このことは、No.
4のディレクトリのデリートビット(DB)が1である
ことから判断される。No.20のディレクトリは、N
o.100のトラックの第1セクタのデータが、ファイ
ル名“ABC”のデータに追加されたことを示すもので
ある。このことは、No.20のディレクトリのアペン
ドフラグが2であることから判断される。同様に、N
o.30のディレクトリはNo.200のトラックの第
1及び第2セクタに記録されたデータが、ファイル名
“ABC”のデータに追加されたことを示すものであ
る。このことは、No.30のディレクトリのアペンド
フラグが3であることから判断される。No.31のデ
ィレクトリは、ファイル名“ABC”が変更されること
を示すものである。このことは、アペンドフラグがRで
あることから判断される。また、No.32のディレク
トリはファイル名が変更されるファイルの新しいファイ
ル名が“IJK”であることを示すものである。このこ
とは、アペンドフラグがNであることから判断される。
【0022】図8のように記録されたディレクトリを、
図3の装置で読み取ったとき、メモリ42に記憶される
情報は、以下の表1に示されるものとなる。
【0023】
【表1】 表1において、ファイル名“IJK”は、“ABC”
を変更したものである。したがって、先頭トラック番
号、先頭セクタ番号およびファイルサイズは、図8のデ
ィレクトリNo.1,No.20,No.30に記録さ
れているものと同一である。また、ファイル名“DE”
は、ディレクトリNo.4の存在によって、メモリ42
から消去されている。
【0024】図9は、図8のアペンドフラグの具体例を
示す模式図である。図9はアペンドフラグを除いて、図
8と全く同一あり、これらの部分の詳細な説明は省略す
る。本例では、アペンドフラグ(AF)が、2ビットの
アペンドビット(AB)と、2ビットの変更ビット(C
B)から成る。図8のディレクトリNo.1,No.2
0,No.30のアペンドフラグ“1”,“2”,
“3”は、図9のABにおいて、それぞれ“01”,
“10”,“11”で表わされる。また、図8のディレ
クトリNo.31,No.32のアペンドフラグ“R”
および“N”は、図9のCBにおいて、それぞれ“0
1”及び“10”で表わされる。
【0025】本発明は、以上説明した実施例の他にも種
々の応用が可能である。例えば、実施例では、変更ディ
レクトリであることを示す情報を、アペンドフラグの一
部としたが、この情報をアペンドフラグとはまったく独
立に設けても良い。また、実施例では、新しいファイル
名を含むディレクトリであることを示す情報(N)をア
ペンドフラグに記録した例を示した。しかしながら、こ
の情報(N)は必ずしも必要ではなく、変更するファイ
ル名を含むディレクトリに引き続いて記録されるディレ
クトリが、新しいファイル名を含むものであると決めて
おけば、情報(N)を記録しなくても構わない。更に、
実施例では光カードを用いた場合を説明したが、本発明
は光ディスク等、他のいかなる媒体にも適用できる。特
に、本発明は書き換え不可能な媒体に適用した場合に有
効である。
【0026】本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない限
りにおいて、上記のような応用例をすべて包含するもの
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録した情報の変更の不可能な記録媒体、即ち消去、書
換えが不可能な記録媒体であっても、また例え何回かの
データの追加がなされ、ファイルを管理するディレクト
リが複数個存在するファイルのファイル名であっても、
2つのディレクトリの記録のみで簡単にファイル名の変
更を行うことができる。そのため、ファイル名の変更に
要する時間が少なくてすむのみならず、少ない情報量で
ファイル名を変更できるため、ディレクトリ情報の占め
る割合が少なく、媒体の情報容量を有効に利用できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイル管理方法を説明するためのフ
ァイル及びディレクトリの構成の模式図である。
【図2】本発明のファイル管理方法を説明するためのフ
ァイル及びディレクトリの構成の模式図である。
【図3】本発明に用いる光カード記録再生装置の構成例
を示すブロック図である。
【図4】本発明のファイル管理方法において、メモリに
記憶されたディレクトリ情報を示す模式図である。
【図5】本発明のファイル管理方法において、メモリに
記憶されたディレクトリ情報を示す模式図である。
【図6】本発明のファイル管理方法において、メモリに
記憶されたディレクトリ情報を示す模式図である。
【図7】本発明に用いる媒体のディレクトリのフォーマ
ットの一実施例を示す模式図である。
【図8】本発明の方法によって記録されたディレクトリ
の例を示す模式図である。
【図9】本発明の方法によって記録されたディレクトリ
の例を示す模式図である。
【図10】本発明に用いることができる光カードの一例
を示す概略平面図である。
【図11】ディレクトリの論理的消去を行う従来の方法
を説明するための模式図である。
【符号の説明】 1 光カード 31 ドライブ 32 ホストコンピュータ 33 MPU 34 AT/AF制御回路 35 モデム回路 42 メモリ 43 光ヘッド 301〜307 ディレクトリ部 301a〜305a データ部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に記録されたファイル情報
    をディレクトリ情報によって、管理するファイル管理方
    法において、前記記録媒体のディレクトリ部に、そのデ
    ィレクトリ自身がファイル名の変更を示すディレクトリ
    であることを示す情報、及び変更したいファイル名を含
    む第1のディレクトリと、変更後のファイル名を含む第
    2のディレクトリとを追加記録することを特徴とするフ
    ァイル管理方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の再生時に、前記追加記録
    されたディレクトリに従って、ファイル管理用の記憶部
    に記憶されたディレクトリ情報の中で該当するファイル
    のファイル名を指示されたファイル名に書替え、この変
    更後のディレクトリ情報に基づいてファイルの管理を行
    うことを特徴とする請求項1のファイル管理方法。
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