JP2982563B2 - Midi編集装置 - Google Patents

Midi編集装置

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JP2982563B2 JP5160084A JP16008493A JP2982563B2 JP 2982563 B2 JP2982563 B2 JP 2982563B2 JP 5160084 A JP5160084 A JP 5160084A JP 16008493 A JP16008493 A JP 16008493A JP 2982563 B2 JP2982563 B2 JP 2982563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号記録媒体
のサブコード領域にMIDIデータを記録するMIDI
編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、CDのオーディオマスターは、P
CMプロセッサを用いてVTR用磁気テープやMO(光
磁気ディスク)、HD(ハードディスク)などに記録さ
れた形でCDのマスタリング工程に持ち込まれる。一
方、MIDIデータは、スタンダードMIDIファイル
の形式が最も一般的である。従って、CD+MIDIの
オーサリング(ディスク作成のための編集作業)を行う
には、スタンダードMIDIファイルを時間軸上のイメ
ージに展開したCDサブコードファイルに変換する方法
が最も都合が良い。
【0003】また、ファイル ツー ファイル(file T
o file)形式だと、MIDIラインに乗っていない情
報、すなわちEIAJ(日本電子機械工業会)の定めた
CD+MIDI運用基準に明記されている多重書きメッ
セージや、オールノートオフメッセージを用いた代用メ
ッセージ(ステータス情報)の追加など、オフラインの
処理が可能となるが、従来はリアルタイムでMIDIを
サブコードに変換しなければならなかったため、これら
の処理を行うことができなかった。
【0004】ここで、時間情報上に展開したCDサブコ
ードファイルとは、曲の先頭のパックからシーケンシャ
ルに実際のサブコードデータで埋めていく形式のファイ
ルである。実際のCDのサブコードは6ビットなので、
上位2ビット分は00で埋めて8ビットで表現する。こ
のようにすることで、CDのカッティング時には、オー
ディオデータをCDのメインデータ領域に書き込みなが
ら、同時にサブコードファイルよりCDの1フレーム毎
に1バイトずつ(上位2ビットは無視)、パックデータ
を順次CDにサブコードとして書き込むことができ、従
来より市場で販売されているCDグラフィックスを用い
たカラオケ装置においては、この方法でディスクをカッ
ティングしている。
【0005】ところで、MIDIシーケンサは、フロッ
ピーディスクやCD−ROM、ICカードなどの記録メ
ディアにファイル形式で記述されたMIDIシーケンス
情報を時間軸上に展開するもので、パーソナルコンピュ
ータのアプリケーションソフトウエア形式のものや、専
用のハードウエアで実現したものもある。通常、これら
のファイルはシーケンスファイルと呼ばれ、各シーケン
サ毎に固有のフォーマットで記述されている。
【0006】このファイルをどのシーケンサでも読み書
きできるように定めたフォーマットが、スタンダードM
IDIファイルで、近年、このフォーマットに対応した
シーケンサが増えている。また、このスタンダードMI
DIファイルでは、通常、MIDIメッセージの発生時
刻を拍数をベースとし、そのときに発生すべきMIDI
メッセージと共に記述するようになっている。拍数がベ
ースであるということは、これを時間軸に展開する場合
にテンポ情報が必要となる。これがないと、どの程度の
速さで演奏情報を時間軸上に展開すべきなのかが、シー
ケンサ側でわからないためである。
【0007】テンポ情報は、スタンダードMIDIファ
イル上で記述され、四分音符毎に何マイクロ秒といった
形式で表現される。従って、最も細かくテンポが規定さ
れている場合には、四分音符毎にテンポが変化すること
になる。この記述では、テンポ情報はマイクロ秒単位の
分解能を持つため、1つの四分音符につき、最大プラス
マイナス0.5 マイクロ秒の誤差を持つ。例えば1曲の長
さを5分、1拍に付き四分音符1個として、テンポが通
常の120拍/分(1秒あたり四分音符が2拍)とする
と、1曲あたりの総四分音符数は、5 ×120=600 個であ
る。従って、前述のように四分音符毎にテンポが変化す
る曲では、実時間に対して最大0.5 ×600 =300 マイク
ロ秒程度の誤差がある。
【0008】ところで、CD+MIDIでは、オーディ
オトラックとMIDIトラック(正確には、MIDIト
ラックに書かれたMIDIデータを再生してMIDI音
源に供給して得た楽音音声)が曲の最初から最後まで正
確に同期する必要があるが、人間の聴覚上、2つの音源
の発生する音声の時間差は、それぞれの音を両耳により
位置差(すなわち音の定位)で検知しない限り、およそ
10ミリ秒以下の時間差は認識できないため、ファイル
フォーマット自体の分解能は聴覚上全く問題ないもので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のシー
ケンサでは、これほどの精度でテンポマップを作成して
はない。例えば、あるシーケンサでは、テンポの時間軸
上の最小分解能が500 μsec (0.5msec)であり、また、
用いるシーケンサによって処理可能な時間軸上のの分解
能が異なるため、あるシーケンサAによって作成された
スタンダードMIDIファイルを他のシーケンサBで読
み取った場合、正確に1曲の最後の1音までシーケンサ
AとBの演奏時間が同一タイミングで終了するとは限ら
ない。
【0010】当然のことながら、これはタイミング生成
に用いるクロックも異なるし、テンポデータをスタンダ
ードMIDIファイルから読み取った後の処理計算方法
がシーケンサによって異なるからである。また、スタン
ダードMIDIファイル上のテンポデータを四分音符毎
に段階的に変化させるのではなく、時間軸上でリニアに
又は、曲線的に四分音符より更に細くテンポを変化させ
るような機能を持つシーケンサもある。この場合には、
その変化率はシーケンサによって異なるため、ファイル
に記述されたそれぞれのMIDIメッセージを正確な時
間位置に合わせることができない。
【0011】仮に、この誤差がある範囲内に収まるよう
にしたとしても、その最小時間軸分解能はシーケンサ毎
に異なるため、CD+MIDIオーサリングツールに於
て、スタンダードMIDIファイルが作成されたシーケ
ンサ毎に対応した処理シーケンスを作成しなければなら
ない。ところが、現存するMIDIシーケンサはPDS
(Public Domain Soft)からプロ用のツールまで、対応
するパソコンも考慮すると、多くのアプリケーションが
存在し、これらの全シーケンサに対応することは難しい
上、対応が可能だとしてもソフトウエアが複雑になり、
編集作業も繁雑になる。
【0012】一方、CD+MIDIでは、MIDIデー
タをパック単位で記録する。パックは1秒間に300パ
ックの割合でCD上に記録される。従って、スタンダー
ドMIDIファイルで記述されたMIDIシーケンサフ
ァイルをサブコードに変換する際には、1つ1つのテン
ポ情報より1拍毎に時間をマイクロ秒単位で正確に時間
軸上に展開し、これらを再度パックの記録レート、すな
わち300 Hz(3.33333msec)毎に区切り、パックデータ
に変換しなければならない。また、従来例においては、
MIDIラインに乗っていない情報、すなわちEIAJ
で定めたCD+MIDI運用基準に明記されている多重
書きメッセージや、オールノートオフメッセージを用い
た代用メッセージ(ステータス情報)の追加などの処理
が行えない。
【0013】本発明は上述した点に鑑みなされたもの
で、MIDIシーケンスを記録したファイルからMID
Iデータを得てCDのサブコードデータを作成する際に
データ変換を行いやすくすることができるMIDI編集
装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる本発明
のMIDI編集装置は、オーディオ信号がフレーム単位
で連続して記録されると共に、サブコードが記録される
デジタル記録媒体にMIDI信号を記録するにあたっ
て、時間的に変化するテンポ情報を有するMIDI信号
をMIDIシーケンスの再生によって得るMIDI信号
再生手段と、再生された前記時間的に変化するテンポ情
報を有するMIDI信号中のテンポ情報を、前記サブコ
ードの記録レートの有理数倍のただ一つの値に固定し
て、かつ、前記再生された前記時間的に変化するテンポ
情報を有するMIDI信号の演奏の速さを変えないよう
に前記MIDI信号を変換して記録するMIDI信号記
録手段とを、有するものである。なお、本発明におい
て、かかる再生されたMIDI信号中のテンポ情報を所
定のフォーマットのデジタル記録媒体のサブコードの記
録レートの有理数倍の一定値に固定して、かつ再生され
たMIDI信号の演奏の速さを変えずにMIDI信号を
変換することをMIDI信号のリサンプリングという。
【0015】請求項2にかかる本発明のMIDI編集装
置は、上記請求項1にかかる各手段に加えて、前記変換
を行う際に、時間情報を用いて前記MIDI信号再生手
段と前記MIDI信号記録手段とを同期させる手段を更
に有するものである。
【0016】請求項1にかかるMIDI編集装置は、M
IDI信号再生手段によってMIDIシーケンスから再
生された時間的に変化するテンポ情報を有するMIDI
信号中のテンポ情報を、MIDI信号記録手段により、
あらかじめ所定フォーマットのデジタル記録媒体のサブ
コードの記録レートの有理数倍のただ一つのテンポに固
定して、そのテンポで変換することにより、デジタル信
号記録媒体に記録すべきサブコードデータを作成する際
のデータ変換を行い易くすることができる。
【0017】また、請求項2にかかるMIDI編集装置
では、前記変換を行う際に、時間情報を用いて前記MI
DI信号再生手段と前記MIDI信号記録手段とを同期
させることにより、変換時の同期ずれを防止することが
できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をCD+MIDIに適用した場
合の実施例を図に基づいて説明する。 第1実施例 図1は本発明の第1実施例に係るMIDI編集装置を示
す構成図である。図1において、1は後述するMIDI
信号再生部となるMIDIシーケンサにより作成された
スタンダードMIDIファイルで、CDのサブコードに
記録すべきMIDIデータが格納されている。前記スタ
ンダードMIDIファイル1を作成したのと同一の又は
互換性を有するMIDIシーケンサからなるMIDI信
号再生部2は、スタンダードMIDIファイル1を再生
しMIDI信号として出力する。
【0019】また、MIDIシーケンサからなるMID
I信号記録部3は、前記MIDI信号再生部2で再生さ
れたMIDI信号を記録する。4はMIDI信号記録部
3で記録したMIDIデータをスタンダードMIDIフ
ァイル(SMF)1に変換して記録媒体に保存するスタ
ンダードMIDIファイル変換部(以下、スタンダード
MIDIファイル変換部をSMF変換部と称す)、5は
SMF変換部4で作成したスタンダードMIDIファイ
ルをCDのサブコードファイルに変換するサブコード変
換部、6はCD+MIDIディスクのカッティングを行
うCDカッティング装置である。前記スタンダードMI
DIファイル1及びSMF変換部4は、特にスタンダー
ドMIDIファイルのフォーマットでなくても実施可能
である。
【0020】次に、図1に示す構成の動作について説明
する。図1の構成において、MIDI信号再生部2のM
IDIシーケンサで作成したスタンダードMIDIファ
イル1は、そのMIDIシーケンサで再生する限り、必
ず同一タイミングとなるので、作成者の意図通りのタイ
ミングで再生される。そして、MIDI信号再生部2の
MIDIシーケンサで再生したMIDIデータを、MI
DI信号記録部3のMIDIシーケンサによりテンポマ
ップを一定にした状態でMIDIデータのリサンプリン
グが行われる。ここで、MIDIデータのリサンプリン
グを行うMIDI信号記録部3のMIDIシーケンサに
おいて、一定とするテンポマップのレートを以下に記す
ような方法で設定すると、スタンダードMIDIファイ
ル1上のMIDIデータをそのままパックファイルに変
換することができる。
【0021】仮にスタンダードMIDIファイルが1拍
当たり480Tick の分解能で記録が行われているとする
と、CDパックの周期、すなわち記録レートは、300(パ
ック/秒)であるから、テンポは1分間に37.5拍とする
と、480(Tick/Quarter-note)×37.5(Quarter-note/分)=
300(パック/ 秒) ×60( 秒/ 分) となり、1パックあた
り1Tickとなる(Quarter-note: 四分音符)。このため、
スタンダードMIDIファイル1上の1Tick毎にパック
データに変換すれば良いことになる。こうすることによ
り、データ変換が簡単に行えると同時に、スタンダード
MIDIファイル1上の各MIDIメッセージの開始位
置が、各パックの先頭位置と一致するため、2つのパッ
ク間にまたがってしまうMIDIメッセージをかなり減
らすことができる。
【0022】すなわち、スタンダードMIDIファイル
上では、通常、完結したMIDIメッセージを1Tick毎
にファイル上に記述するため、このように、常にパック
単位で完結したMIDIメッセージをパック内に書き込
むことで、CD+MIDI運用基準で決められたパック
内でのMIDIメッセージ完結の規則に対応できる。ま
た、CD+MIDI運用基準上ではシステムエクスクル
ーシブメッセージなどのように、パック内で完結しない
場合もあるが、発生頻度としては少ないため、例外処理
で対応できる。
【0023】上述したようにしてMIDI信号記録部3
により記録されたMIDIデータはSMF変換部4によ
りスタンダードMIDIファイルに変換して記録媒体に
保存し、このSMF変換部4で作成されたスタンダード
MIDIファイルはサブコード変換部5によりCDのサ
ブコードに変換され、CDカッティング装置6によりC
D+MIDIディスクのカッティングが行われる。
【0024】なお、上述の説明では、パックのレートと
テンポマップのレートとを1対1にしていたが、さら
に、パックのレートの有理数倍のテンポでリサンプルを
行うことも考えられる。なぜなら、MIDIシーケンサ
のようなシーケンスソフトでは、スタンダードMIDI
ファイル上で同一タイミングで発生すべきMIDIメッ
セージが多いと、たとえ同一タイミングで記述されてい
ても、MIDI音源側の処理時間やMIDI信号のシリ
アル伝送という性格上、伝送時に時間的遅延が生じるこ
とがあり、これが時間のズレによる、所謂音楽的な「も
たり」を生じてしまう恐れがあるため、発音に関係する
メッセージを先に伝送するなどして、同一タイミングで
発生するMIDIメッセージの順序を入れ替えることが
ある。
【0025】これがリサンプル時には、複数のタイミン
グが1つのタイミングにリサンプルされることで、その
順序がおかしくなり、本来意図しなかった演奏がなされ
たり、最悪の場合にはMIDI規格に違反してしまうよ
うなデータ順になってしまうことがある。このようなこ
とを防ぐには、出来る限りリサンプルのレートを高く
し、複数のタイミングが1つのタイミングにリサンプル
されることがないようにしなければならない。このよう
なときに、パックのレートの有理数倍のテンポでリサン
プルを行うことで、上述の問題点を解決しつつ、同期ず
れを防ぐことが可能となる。
【0026】第2、第3、第4実施例 図2ないし図4はそれぞれ第2ないし第4実施例を示す
もので、リサンプル時にタイムコードで同期を掛ける場
合の各実施例である。特に、リサンプルする時点で、オ
ーディオデータとMIDIデータが既に同期した状態で
揃っている場合に、リサンプルによって同期が外れてし
まうのを防ぐために、このように同期を掛けておくもの
である。逆に、リサンプルしたMIDIデータで音源を
鳴らしてオーディオ信号を新たに収録する場合には、図
1のようにタイムコード同期を掛けなくてもよい。
【0027】図2に示す第2実施例においては、MID
I信号記録部3のMIDIシーケンサで用いられるSM
PTE(Society of Motion Picture and Television E
ngineers)タイムコードでMIDI信号再生部2と同期
を掛けた状態で、MIDI信号再生部2で再生したMI
DIデータを、MIDI信号記録部3でテンポマップを
一定にした状態でMIDIデータのリサンプリングを行
うことにより、不規則に変化するテンポマップを一定に
することができる。
【0028】また、同様に図3に示す第3実施例におい
ては、MIDI信号再生部2のMIDIシーケンサで用
いられるSMPTEタイムコードでMIDI信号記録部
3と同期を掛けた状態で、MIDI信号再生部2で再生
したMIDIデータをMIDI信号記録部3でテンポマ
ップを一定にした状態でMIDIデータのリサンプリン
グを行うことにより、不規則に変化するテンポマップを
一定にすることができる。
【0029】さらに、図4に示す第4実施例において
は、SMPTEタイムコードを発生するSMPTEタイ
ムコード発生器7を備え、このSMPTEタイムコード
発生器7から発生するSMPTEタイムコードに基づい
てMIDI信号再生部2とMIDI信号記録部3とを同
期を掛けた状態で、MIDI信号再生部2で再生したM
IDIデータを、MIDI信号記録部3でテンポマップ
を一定にした状態でMIDIデータのリサンプリングを
行うことにより、不規則に変化するテンポマップを一定
にすることができる。
【0030】上述した各実施例において、MIDI信号
再生部2のMIDIシーケンサで作成したスタンダード
MIDIファイル1は、ファイルの互換性を持ったシー
ケンサか、あるいはそのMIDIシーケンサで再生する
限り、必ず同一タイミングとなるので、作成者の意図通
りのタイミングで再生される。従って、MIDI信号再
生部2とMIDI信号記録部3の2台のMIDIシーケ
ンサを用い、全体にMIDIシーケンサで用いられるS
MPTEタイムコードで同期を掛けた状態で、一方のM
IDIシーケンサ(MIDI信号再生部2)で再生した
MIDIデータを、他方のMIDIシーケンサ(MID
I信号記録部3)でテンポマップを一定にした状態でM
IDIデータのリサンプリングを行うことにより、不規
則に変化するテンポマップを一定にすることができる。
【0031】上述の内容は既存のMIDIシーケンサを
そのまま利用し、MIDI信号に変換した後にリサンプ
ルするものである。しかし、これでは編集プロセスのリ
サンプル工程で必ず2台のシーケンサ(パソコン)が必
要になる上、作業としても繁雑となる。そこで、この工
程をなくすために、サブコード変換時の時間軸へ自動展
開するソフトリサンプルも考えられる。これは、前述の
スタンダードMIDIファイルのTicks とテンポ情報を
基に、一度時間軸上に変換し、これを基にパックの時間
軸に変換するものである。すなわち、図5のソフトリサ
ンプルの例に示されるように、各MIDIイベントをそ
のテンポ及びイベントの発生時間間隔情報であるデルタ
タイムに基づいて一度時間軸上に変換し、さらに、パッ
クの時間軸に変換することにより、ソフトリサンプルに
よるサブコード変換時の時間軸への自動展開がなされ
る。なお、CDに限らず、DATやデジタルVTRのよ
うな他のデジタル記録媒体のサブコード領域にMIDI
信号を記録することも、もち論上述の方法にて可能であ
る。さらに、本実施例ではTickのレートをパックのレー
トと同一に設定したが、パックのレートの有理数倍にし
ても同様の効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、MIDI信号再生手段によってMID
Iシーケンスから再生された時間的に変化するテンポ情
報を有するMIDI信号を、MIDI信号記録手段によ
り、あらかじめ所定フォーマットのデジタル記録媒体の
サブコードの記録レートの有理数倍のただ一つのテンポ
に固定して、そのテンポで変換することにより、デジタ
ル信号記録媒体に記録すべきサブコードデータを作成す
る際のデータ変換を行い易くすることができるという効
果を奏する。また、請求項2に記載の本発明によれば、
前記変換を行う際に、時間情報を用いて前記MIDI信
号再生手段と前記MIDI信号記録手段とを同期させる
ことにより、変換時の同期ずれを防止することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るMIDI編集装置を
示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るMIDI編集装置を
示す構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るMIDI編集装置を
示す構成図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るMIDI編集装置を
示す構成図である。
【図5】編集プロセスのリサンプル工程におけるソフト
リサンプルの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタンダードMIDIファイル 2 MIDI信号再生部 3 MIDI信号記録部 4 スタンダードMIDIファイル変換部 5 サブコード変換部 6 CDカッティング装置 7 SMPTEタイムコード発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−30384(JP,A) 特開 平6−325560(JP,A) 特開 平4−45498(JP,A) 特開 平6−314483(JP,A) 特開 平6−266352(JP,A) 特公 平7−38107(JP,B2) 特公 平7−9749(JP,B2) 特許2516063(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/00 - 7/12 G11B 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号がフレーム単位で連続し
    て記録されると共に、サブコードが記録されるデジタル
    記録媒体にMIDI信号を記録するにあたって、 時間的に変化するテンポ情報を有するMIDI信号をM
    IDIシーケンスの再生によって得るMIDI信号再生
    手段と、 再生された前記時間的に変化するテンポ情報を有するM
    IDI信号中のテンポ情報を、前記サブコードの記録レ
    ートの有理数倍のただ一つの値に固定して、かつ、前記
    再生された前記時間的に変化するテンポ情報を有するM
    IDI信号の演奏の速さを変えないように前記MIDI
    信号を変換して記録するMIDI信号記録手段とを、 有するMIDI編集装置。
  2. 【請求項2】 前記変換を行う際に、時間情報を用いて
    前記MIDI信号再生手段と前記MIDI信号記録手段
    とを同期させる手段を更に有する請求項1記載のMID
    I編集装置。
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