JP2982519B2 - 近端漏話キャンセラ - Google Patents
近端漏話キャンセラInfo
- Publication number
- JP2982519B2 JP2982519B2 JP4302112A JP30211292A JP2982519B2 JP 2982519 B2 JP2982519 B2 JP 2982519B2 JP 4302112 A JP4302112 A JP 4302112A JP 30211292 A JP30211292 A JP 30211292A JP 2982519 B2 JP2982519 B2 JP 2982519B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- end crosstalk
- adaptive filters
- correlation
- pseudo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル交換機の近端
漏話キャンセラに関し、特に複数個の隣接ケーブルから
の漏話のうち相関係数の高い近端漏話を選択して一括し
て消去できる近端漏話キャンセラに関する。
漏話キャンセラに関し、特に複数個の隣接ケーブルから
の漏話のうち相関係数の高い近端漏話を選択して一括し
て消去できる近端漏話キャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の近端漏話キャンセラーは図2に示
すように、漏話を受ける被漏話ケーブル13に対してN
本の近端漏話を与える隣接ケーブルからの送出信号を入
力する隣接ケーブル送出信号入力部11と、擬似的にケ
ーブル間の漏洩の伝達係数を生成するN個の適応フィル
タ12−1〜12−Nと、被漏話ケーブル13に入力さ
れる近端漏話を含む実信号18と擬似信号16−1〜1
6−Nとをそれぞれ減算する減算器14−1〜14−N
とから構成される。なお適応フィルタ12−1〜12−
Nはあらかじめトレーニングにより近端漏話を消去する
ように帰還される誤差信号15−1〜15−Nを基に調
整される。
すように、漏話を受ける被漏話ケーブル13に対してN
本の近端漏話を与える隣接ケーブルからの送出信号を入
力する隣接ケーブル送出信号入力部11と、擬似的にケ
ーブル間の漏洩の伝達係数を生成するN個の適応フィル
タ12−1〜12−Nと、被漏話ケーブル13に入力さ
れる近端漏話を含む実信号18と擬似信号16−1〜1
6−Nとをそれぞれ減算する減算器14−1〜14−N
とから構成される。なお適応フィルタ12−1〜12−
Nはあらかじめトレーニングにより近端漏話を消去する
ように帰還される誤差信号15−1〜15−Nを基に調
整される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の近端漏話キ
ャンセラは多心(例えば50個)ケーブルの場合に、1
個の被漏話ケーブルに対して49個の隣接ケーブルがあ
るので、高価で調整工数も要する適応フィルタ,減算器
を49個設けなければならない。かつ、他の被漏話ケー
ブルを対象とすると、同様に多数の適応フィルタ,減算
器を設けることになり、膨大な費用と調整工数となる欠
点があった。
ャンセラは多心(例えば50個)ケーブルの場合に、1
個の被漏話ケーブルに対して49個の隣接ケーブルがあ
るので、高価で調整工数も要する適応フィルタ,減算器
を49個設けなければならない。かつ、他の被漏話ケー
ブルを対象とすると、同様に多数の適応フィルタ,減算
器を設けることになり、膨大な費用と調整工数となる欠
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の近端漏話キャン
セラは、複数の隣接ケーブルとの送出信号をそれぞれ入
力して消去すべき近端漏話の擬似信号を生成する適応フ
ィルタと、被漏話ケーブルに入力される近端漏話を含む
実信号から前記適応フィルタからの擬似信号を減算する
減算器とを有する近端漏話キャンセラーにおいて、前記
適応フィルタのそれぞれの擬似信号同志の相関を演算し
定められたしきい値以上の相関を有する少なくとも2個
以上の適応フィルタのうちの1個を利用して対応する減
算器に擬似信号を送り近端漏話を消去する手段を有す
る。
セラは、複数の隣接ケーブルとの送出信号をそれぞれ入
力して消去すべき近端漏話の擬似信号を生成する適応フ
ィルタと、被漏話ケーブルに入力される近端漏話を含む
実信号から前記適応フィルタからの擬似信号を減算する
減算器とを有する近端漏話キャンセラーにおいて、前記
適応フィルタのそれぞれの擬似信号同志の相関を演算し
定められたしきい値以上の相関を有する少なくとも2個
以上の適応フィルタのうちの1個を利用して対応する減
算器に擬似信号を送り近端漏話を消去する手段を有す
る。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0006】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図1の実施例は、従来の隣接ケーブル送出信号入力
部11と、被漏話ケーブル13に対して、後述する本発
明によるインパルス応答格納メモリ1、相関係数演算器
2、信号選択器3、入力信号選択加算回路4を追加し、
従来例より少ない個数のM(M<N)個の適応フィルタ
12−1〜12−Mと、対応するM個の演算器14−1
〜14−Mから構成されている。
る。図1の実施例は、従来の隣接ケーブル送出信号入力
部11と、被漏話ケーブル13に対して、後述する本発
明によるインパルス応答格納メモリ1、相関係数演算器
2、信号選択器3、入力信号選択加算回路4を追加し、
従来例より少ない個数のM(M<N)個の適応フィルタ
12−1〜12−Mと、対応するM個の演算器14−1
〜14−Mから構成されている。
【0007】次に本実施例の動作を説明する。最初に例
えば49個の隣接ケーブルから被漏洩ケーブル13への
伝達係数を設定した適応フィルタを帰還される誤差信号
を基にトレーニングを行い、インパルス応答データ1−
1〜1−Mのトレーニング結果をインパルス応答格納メ
モリ1に格納する。次にこの49個のインパルス応答デ
ータ同志の相関を相関係数演算器2により演算する。信
号選択器3はこの演算結果により、例えば隣接ケーブル
1,2,3〜Nのうち、あらかじめ定められた相関係数
以上の相関の強いケーブルを選択してグループ化し、最
終的にM個のグループにまとめてこのM個の隣接ケーブ
ルの選択信号を送る。入力信号選択加算回路4はこの選
択信号を受けて、49個の入力信号を相関の強いケーブ
ル同志の入力信号をまとめて加算し、M個(例えば10
個)の出力信号とする。このM個の出力信号はそれぞれ
対応する適応フィルタ12−1〜12−Mに入力され、
擬似近端漏話信号16−1〜16−Mを出力する。減算
器14−1〜14−Mは、この擬似近端漏話信号16−
1〜16−Mをそれぞれ入力し、近端漏話を含む実信号
18と減算を行い、すべての近端漏話を消去した受信信
号17を出力する。なお、トレーニング後は不要の適応
フィルタは取り外されM個の適応フィルタと減算器が装
備される。
えば49個の隣接ケーブルから被漏洩ケーブル13への
伝達係数を設定した適応フィルタを帰還される誤差信号
を基にトレーニングを行い、インパルス応答データ1−
1〜1−Mのトレーニング結果をインパルス応答格納メ
モリ1に格納する。次にこの49個のインパルス応答デ
ータ同志の相関を相関係数演算器2により演算する。信
号選択器3はこの演算結果により、例えば隣接ケーブル
1,2,3〜Nのうち、あらかじめ定められた相関係数
以上の相関の強いケーブルを選択してグループ化し、最
終的にM個のグループにまとめてこのM個の隣接ケーブ
ルの選択信号を送る。入力信号選択加算回路4はこの選
択信号を受けて、49個の入力信号を相関の強いケーブ
ル同志の入力信号をまとめて加算し、M個(例えば10
個)の出力信号とする。このM個の出力信号はそれぞれ
対応する適応フィルタ12−1〜12−Mに入力され、
擬似近端漏話信号16−1〜16−Mを出力する。減算
器14−1〜14−Mは、この擬似近端漏話信号16−
1〜16−Mをそれぞれ入力し、近端漏話を含む実信号
18と減算を行い、すべての近端漏話を消去した受信信
号17を出力する。なお、トレーニング後は不要の適応
フィルタは取り外されM個の適応フィルタと減算器が装
備される。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、イパルス
応答格納メモリ、相関係数演算器、信号選択器入力信号
選択加算回路を追加することにより、N個隣接ケーブル
からの近端漏話のうち相関係数の高い近端漏話を選択し
て消去するので、少ない適応フィルタを有効に利用して
近端漏話の抑圧ができるという効果を有する。
応答格納メモリ、相関係数演算器、信号選択器入力信号
選択加算回路を追加することにより、N個隣接ケーブル
からの近端漏話のうち相関係数の高い近端漏話を選択し
て消去するので、少ない適応フィルタを有効に利用して
近端漏話の抑圧ができるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の近端漏話キャンセラのブロック図であ
る。
る。
1 インパルス応答格納メモリ 2 相関係数演算器 3 信号選択器 4 入力信号選択加算回路 11 隣接ケーブル送出信号入力部 12−1〜12−M 適応フィルタ 14−1〜14−M 減算器 15−1〜15−M 誤差信号 16−1〜16−M 擬似近端漏話信号
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の隣接ケーブルの送出信号をそれぞ
れ入力して消去すべき近端漏話の擬似信号を生成する適
応フィルタと、被漏話ケーブルに入力される近端漏話を
含む実信号から前記適応フィルタからの擬似信号を減算
する減算器とを有する近端漏話キャンセラーにおいて、
前記適応フィルタのそれぞれの擬似信号同志の相関を演
算し定められたしきい値以上の相関を有する少なくとも
2個以上の適応フィルタのうちの1個を利用して対応す
る減算器に擬似信号を送り近端漏話を消去する手段を有
することを特徴とする近端漏話キャンセラ。 - 【請求項2】 前記近端漏話を消去する手段が前記それ
ぞれの適応フィルタのインパルス応答の情報を記憶する
格納メモリと、この格納メモリの各適応フィルタのイン
パルス応答同志の相関を演算する相関係数演算器と、こ
の相関係数演算器の相関係数が定められたしきい値以上
の相関を有する少なくとも2個以上の適応フィルタに対
応する隣接ケーブルの送出信号を選択する信号選択器
と、この信号選択器の選択信号により該当する隣接ケー
ブルの送出信号を1つにまとめて加算する入力信号選択
加算回路とを有することを特徴とする請求項1記載の近
端漏話キャンセラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4302112A JP2982519B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 近端漏話キャンセラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4302112A JP2982519B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 近端漏話キャンセラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06152476A JPH06152476A (ja) | 1994-05-31 |
JP2982519B2 true JP2982519B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17905076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4302112A Expired - Lifetime JP2982519B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 近端漏話キャンセラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982519B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9929442D0 (en) | 1999-12-13 | 2000-02-09 | Element 14 Inc | Interference cancellaton equipment |
DE112004001455B4 (de) * | 2003-08-07 | 2020-04-23 | Intersil Americas LLC | Verfahren und System zum Löschen von Übersprechen |
CN102379090B (zh) * | 2009-03-04 | 2015-01-21 | 适应性频谱和信号校正股份有限公司 | Dsl噪声消除 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP4302112A patent/JP2982519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06152476A (ja) | 1994-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990824 |