JP2980848B2 - 真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置及びその制御方法 - Google Patents

真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置及びその制御方法

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JP2980848B2
JP2980848B2 JP8216443A JP21644396A JP2980848B2 JP 2980848 B2 JP2980848 B2 JP 2980848B2 JP 8216443 A JP8216443 A JP 8216443A JP 21644396 A JP21644396 A JP 21644396A JP 2980848 B2 JP2980848 B2 JP 2980848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空掃除機用ごみ
センサのセンシング状態を検出し、これを適切に制御す
ることにより、真空掃除機が最適の状態で動作できるよ
うにしたごみセンサの異常検出装置、及びその制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の技術による真空掃除機用
ごみセンサの異常検出装置のブロック図であり、図7
は、従来の技術による真空掃除機用ごみセンサの異常検
出方法を行うためのフローチャートである。
【0003】従来の真空掃除機用ごみセンサの異常検出
装置は、図6に示すように、可変抵抗VR1により調節
された電流に応じて光信号を発生させ、その発生された
光信号の収光量に応じてゴミ感知信号を発生させる発光
ダイオード11a、及びフォトトランジスタ11bから
成るごみセンサ11と、ごみセンサ11の出力信号に応
じてゴミ信号を生成して出力するゴミ信号生成部12
と、ゴミ信号生成部12からゴミ信号を入力して駆動部
(図示せず)を制御するマイコン13と、マイコン13
の出力信号によりごみセンサ11の発光ダイオード11
aの動作を制御するスイッチング部14とから構成され
ている。
【0004】このように構成された従来技術の真空掃除
機用ごみセンサの異常検出装置の動作を説明すれば、次
の通りである。まず、ゴミを感知する以前に、ゴミ信号
生成部12の基準電圧を決定するために、可変抵抗VR
1を調整して、ごみセンサ11内の発光ダイオード11
aに流れる電流を調節して固定させる。
【0005】即ち、発光ダイオード11aに流れる電流
Iは、
【0006】
【数1】 である。なお、式の簡略化のため、スイッチング部14
のスイッチング素子Q1のコレクタ−エミッタ間の電圧
Vccは無視するものとする。そして、発光ダイオード
11aに流れる電流を可変抵抗VR1で調節してフォト
トランジスタ11bの電圧をセットする。
【0007】次に、上記のように構成された真空掃除機
用ごみセンサの異常検出装置を用いた異常検出方法を図
7のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0008】まず、ごみセンサ11の発光ダイオードの
11a電流をセットした状態で、真空掃除機を動作させ
ると、マイコン13は、内部ポートを初期化した後(S
100)、出力ポート(OUT)を介して周波数が
“f”のパルス波形をスイッチング部14に出力する
(S101)。スイッチング部14は、マイコン13か
ら出力されるパルス波形の上昇エッジ(Edge)でスイッチ
ング素子Q1 をターンオン(turn-on) し、下降エッジで
前記スイッチング素子Q1 をターンオフ(turn-off)す
る。
【0009】スイッチング素子Q1 がターンオンされる
と、ごみセンサ11内の発光ダイオード11aには可変
抵抗VR1により調節された電流が流れて光信号を発生
する。スイッチング素子Q1 がターンオフされると、発
光ダイオード11aに流れる電流は遮断される。
【0010】ここで、ごみセンサ11内の発光ダイオー
ド11aから発生された光信号はゴミの有無に応じてフ
ォトトランジスタ11bに収光される。ゴミのない状態
であれば、ごみセンサ11内の発光ダイオード11aか
ら発生された光信号がそのままフォトトランジスタ11
bに収光されるため、マイコン13の出力ポートから出
力されたパルスと同一のパルスの電圧がゴミ信号生成部
12に入力される。ゴミ信号生成部12は、入力された
電圧により周波数が“f”のパルスを生成して、これを
マイコン13の入力ポート(In)に印加する。
【0011】一方、ごみセンサ11内の発光ダイオード
11aに短絡が発生するか、或いは汚染がひどくなっ
て、その機能が発揮できなくなれば、電源電圧Vccが
そのままゴミ信号生成部12に入力され、ゴミ信号生成
部12は、0Vのパルスをマイコン13の入力ポート
(In)に出力する。
【0012】マイコン13は、入力ポート(In)に入
力される信号を検出し(S102)、この信号が出力ポ
ート(Out)から出力された“f”の周波数のパルス
と同一の波形であるかどうかを判断する(S103)。
そして、入力ポート(In)に入力される波形が、出力
ポートから出力された“f”の周波数のパルスと同一で
あると判断した場合は、正常な動作であるとして正常動
作ルーチンを行う(S104)。
【0013】一方、入力ポート(In)に0Vが入力さ
れると、ごみセンサ11の異常動作と判断し、液晶表示
部(図示せず)又は発光ダイオード(図示せず)にごみ
センサの異常動作状態を表示して使用者に知らせる(S
105)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置では、真
空掃除機の組立工程上において、ごみセンサのフォトト
ランジスタの出力電圧を設定するために、作業者が可変
抵抗をいちいち手動により調節しなければならず、作業
者に多大な労力を強いる結果になるという問題点があっ
た。
【0015】又、作業者が可変抵抗を手作業で調節する
ため、フォトトランジスタの出力電圧の正確性も低下す
る。
【0016】さらに、真空掃除機を長時間にわたって使
用すると、ごみセンサが汚染されてセンシング感度が低
下するため、正確なゴミ量の測定が不可能になり、汚染
程度に応じた最適の清掃を行うことができないという問
題点もあった。
【0017】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するためのものであり、ごみセンサの異常動作を
検出して、それに基づく適切な制御を行うことにより、
最適の状態での掃除が可能な真空掃除機用ごみセンサの
異常検出装置及びその制御方法を提供することを目的と
している。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、ごみセンサを備
えた真空掃除機において、前記ごみセンサの多段階の感
度に対応する電圧調節信号を出力し、前記真空掃除機の
システム全体を制御するマイコンと、前記マイコンから
の電圧調節信号を入力し、この信号をアナログ電圧信号
に変換するディジタル/アナログ変換部と、前記マイコ
ンからの電圧調節信号を入力し、前記ディジタル/アナ
ログ変換部の出力電圧が可変されるように調節する電圧
調節部と、前記電圧調節部の出力電圧により調節される
前記ディジタル/アナログ変換部の出力電圧を増幅し、
この増幅された電圧を前記ごみセンサに対して出力する
電圧フォロアと、前記ごみセンサの多段階の感度に相応
するゴミ量の感知信号を前記マイコンに出力するゴミ信
号生成部と、を含んで成ることを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明おいて、前記電圧調節部は、第1のスイッチング素子
(Q2 )及び第2のスイッチング素子(Q3 )を有して
おり、前記第1のスイッチング素子(Q2 )のベース及
びコレクタにはそれぞれ抵抗(R4),(R3)が接続
されると共に、第2のスイッチング素子(Q3 )のベー
ス及びコレクタにはそれぞれ抵抗(R6),(R5)が
接続されている、ことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記電圧調節部は、オペ・アンプ及びスイ
ッチから成る直列接続体を複数個並列接続することによ
り形成されるものである、ことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、発光ダイオード及
びフォトトランジスタを有するごみセンサを備えた真空
掃除機用ごみセンサの異常検出制御方法において、前記
フォトトランジスタの出力電圧を基準電圧として設定
し、その後にこのフォトトランジスタの出力電圧を検出
する第1の段階と、前記検出したフォトトランジスタの
出力電圧が最大値又は最小値のいずれかである場合に、
前記ごみセンサが異常であると判断してその異常を表示
する第2の段階と、前記検出したフォトトランジスタの
出力電圧が最大値及び最小値間の中間値である場合に、
所定の基準電圧からこの中間値を減算する第3の段階
と、前記減算の結果に基いて、前記ごみセンサの発光ダ
イオードの光電流値を増減させて前記フォトトランジス
タの出力電圧を調整する第4の段階と、を含んで成るこ
とを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記第2の段階は、前記ごみセンサのフォ
トトランジスタの出力電圧が最大値である場合に、前記
発光ダイオードが短絡していると判断し、また、前記ご
みセンサのフォトトランジスタの出力電圧が最小値であ
る場合に、このフォトトランジスタが短絡していると判
断し、これらの異常内容を表示するものである、ことを
特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記第4の段階は、前記第3の段階の減算
による減算値が正数である場合に、前記ごみセンサの発
光ダイオードを良好と判断してフォトトランジスタの出
力電圧が基準電圧と同一になるように発光ダイオードの
光電流値を減少させ、また、前記第3の段階の減算によ
る減算値が負数である場合に、前記ごみセンサの発光ダ
イオードを汚染状態にあると判断してフォトトランジス
タの出力電圧が基準電圧と同一になるように発光ダイオ
ードの光電流値を増加させるものである、ことを特徴と
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は第一の実施形態に係る真空掃除機
用ごみセンサの異常検出装置の構成図であり、図2は図
1におけるマイコンの出力電圧とノードC,Dの電位と
の対応関係を示す表である。
【0025】図1に示すように、第1の実施形態に係る
真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置は、ごみセンサ
34と、ごみセンサ34の多段階の感度に相応する電圧
調節信号を出力し、掃除機のシステム全体を制御するマ
イコン30と、マイコン30からの電圧調節信号をアナ
ログ電圧に変換するディジタル/アナログ変換部(以
下、D/A変換部という。)31と、マイコン30から
の電圧調節信号を入力し、D/A変換部31のアナログ
電圧が可変されるように調節を行う電圧調節部32と、
電圧調節部32の出力電流を増幅してこれをごみセンサ
34に出力する電圧フォロア33と、ごみセンサ34の
多段階の感度に相応するゴミ量感知信号をマイコン30
に出力するゴミ信号生成部35と、から構成されてい
る。
【0026】D/A変換部31は、第1乃至第4の電圧
分配部31a〜31dから成り、第1の分配部31aは
分配抵抗R8,R9、第2の分配部31bは分配抵抗R
10,R11、第3分配部31cは分配抵抗R12,R
13、第4分配部31dは分配抵抗R14,R15をそ
れぞれ有している。
【0027】電圧調節部32は、第1のスイッチング素
子Q2 及び第2のスイッチング素子Q3 を有しており、
第1のスイッチング素子Q2 のベース及びコレクタには
それぞれ抵抗R4,R3が接続され、第2のスイッチン
グ素子Q3 のベース及びコレクタにはそれぞれ抵抗R
6,R5が接続されている。
【0028】次に、図1の動作を図3のフローチャート
を参照しつつ説明する。まず、電源が供給されると、マ
イコン30は、入力ポート(IN1,IN2)及び出力
ポート(OUT1〜OUT6)を初期化する(S20
0)。そして、ごみセンサ34の異常の有無を検出する
ために出力ポート(OUT1,OUT2)の出力信号を
図2(b)に示すような値で出力する。これと同時に、
出力ポート(OUT3〜OUT6)の出力信号を図2
(a)に示すような値で出力して、D/A変換部31に
4ビットディジタル信号として出力する。D/A変換部
31は、入力した4ビットディジタル信号をアナログ信
号に変換してこれを電圧調節部32に出力する。
【0029】例えば、マイコン30の出力ポートOUT
3〜OUT6からそれぞれ出力される信号を、図2
(a)に示すように、0V,5V,0V,0Vとする
と、D/A変換部31の第1,第3,第4の電圧分配部
31a,31c,31dの入力電圧は0Vになり、第2
の電圧分配部31bのみが分配抵抗R10,R11に入
力電圧5Vを分圧し、アナログ電圧として出力する。そ
して、D/A変換部31の第2の電圧分配部31bから
出力されるアナログ電圧(Dノード電圧)は1.2Vに
なり、マイコン30の出力ポート(OUT1,OUT
2)の出力信号が、図2(b)に示すように、OUT1
が0V、OUT2が0Vであれば、Cノード電圧は第2
の電圧分配部から分配される電圧となり、これが電圧フ
ォロア33に入力される。電圧フォロア33は、入力電
圧を演算増幅器(OP1)の非反転端子(+)に出力
し、反転端子(−)にフィードバックされる電圧を出力
して加算することにより増幅させた電圧VBをごみセン
サ34内の発光ダイオード34aに出力する。
【0030】ここで、電圧フォロア33から出力されて
ごみセンサ34内の発光ダイオード34aに流れる電流
を調節する電圧VBの値は1.2Vである。この値は、
ごみセンサ34の動作が最適になるように実験を行うこ
とにより得られた実験結果値である。なお、D/A変換
部31内の抵抗相対比は下記の表1に示すようになる。 <表1> R7=R5 R3=(1/2)*R5 R8=R10=R12=R14=R15 R9=R11=R13 R9=(1/2)*R8電圧フォロア 33から出力される電圧VBによりごみセ
ンサ34の発光ダイオード34aに流れる電流(I)
は、
【0031】
【数2】 である。
【0032】ごみセンサ34の発光ダイオード34a
は、これに流れる電流により光信号を発生し、その光信
号により動作されてフォトトランジスタ34bが電圧V
A を出力する。フォトトランジスタ34bの出力電圧V
A は、ゴミ信号生成部35に基準電圧として入力され
る。ゴミ信号生成部35は、入力される基準電圧に基づ
くパルスを発生し、これをマイコン30の入力ポート
(IN1)に出力する。マイコン30はこのパルスに基
づきゴミの流入の有無を判断する。
【0033】又、マイコン30は、アナログ/ディジタ
ル入力ポート(以下、A/D入力ポートという。)(I
N2)に入力されるフォトトランジスタ34bの出力電
圧VA を判読して(S201)、ごみセンサ34の異常
の有無を判別する。この判別は、判読されたフォトトラ
ンジスタ34bの出力電圧VA が最大値(5V)又は最
小値(0V)のいずれであるのかにより行う(S20
2)。そして、出力電圧VA が最大値又は最小値であれ
ば、ごみセンサ34に異常があると見なし(S20
3)、表示部(図示せず)にごみセンサ34の異常を表
示する(S204)。この場合、フォトトランジスタ3
4bの出力電圧VA が最大値(5V)であれば、ごみセ
ンサ34の発光ダイオード34aが短絡されたと判断
し、最小値(0V)であれば、フォトトランジスタ34
bが短絡されたと判断する。
【0034】一方、ステップS202で、フォトトラン
ジスタ34bの出力電圧VA が最大値又は最小値ではな
く、0Vと5Vとの間の中間値である場合には、ごみセ
ンサ34の動作を正常と見なし、基準電圧(Vref )か
らフォトトランジスタ34bの出力電圧VA を減算し、
この減算値が0より大きい値であるかどうかを判断する
(S205)。
【0035】ステップS205で、減算値が0より大き
い正数(+値)であれば、ごみセンサ34の発光ダイオ
ード34aを良好な状態にあると見なし(S206)、
ごみセンサ34を最適の状態にするために、フォトトラ
ンジスタ34bの出力電圧VA が基準電圧(Vref )に
なるまで発光ダイオード34aの光電流値を減少させる
(S207)。
【0036】この時、発光ダイオード34aに流れる電
流(I)は、
【0037】
【数3】 となる。そして、マイコン30の出力ポート(OUT1
〜OUT6)は、VB が1.2V以上になるように、図
2(a),(b)に基づき調整される。
【0038】一方、ステップS205で、減算値が0よ
り小さな負数(−値)であれば、ごみセンサ34の発光
ダイオード34aを汚染されたと見なし(S208)、
ごみセンサ34を最適の状態にするためにフォトトラン
ジスタ34bの出力電圧VAが基準電圧(Vref )にな
るまで発光ダイオード34aの光電流値を増加させる
(S209)。
【0039】この時、発光ダイオード34aに流れる電
流(I)は、
【0040】
【数4】 となる。そして、マイコン30の出力ポート(OUT1
〜OUT6)は、VB が1.2V未満になるように、図
2(a),(b)に基づき調整される。
【0041】次いで、ステップS207又はステップS
209における発光ダイオード34aの光電流値(I)
の調節により基準電圧(Vref )とフォトトランジスタ
出力電圧(VA )が同一であるかどうかを判断し(S2
10)、これら2つの電圧が同一であれば、正常動作ル
ーチンを行う(S211)。
【0042】図4は、本発明に係る真空掃除機用ごみセ
ンサの異常検出装置の回路を、回路シミュレーションツ
ールを用いて検証した結果得られた波形である。この場
合、マイコン30の出力ポート(OUT1,OUT2)
からはそれぞれ0V,0Vの信号が出力されているもの
とする。
【0043】図5は、本発明の第2の実施形態の構成を
示すブロック図である。この第2の実施形態では、マイ
コン30、D/A変換部31、電圧フォロア33、ごみ
センサ34、ゴミ信号生成部35の構成は第1の実施形
態と同一であるが、電圧調節部32は、オペ・アンプ3
2a,32b,32c,32dとスイッチS1,S2,
S3,S4とから構成されている。
【0044】電圧調節部32は、マイコン30の出力ポ
ート(OUT1,OUT2)の出力信号により動作さ
れ、D/A変換部31からのアナログ電圧を調節して、
これを電圧フォロア33に出力する。即ち、マイコン3
0の出力ポート(OUT1,OUT2)の出力信号がそ
れぞれ0V,5Vであれば、電圧調節部32のオペ・ア
ンプ32bとスイッチS2が動作する。
【0045】上記のように構成されて動作する第2の実
施形態による真空掃除機用ごみセンサの異常検出を行う
ための方法は、前記の図3に示すフローチャートにした
がって行われる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ごみセ
ンサのフォトトランジスタ出力電圧がマイコンで自動調
節されるため、ごみセンサの電圧セッティングによる作
業者の組立作業を容易にし、作業者の負担する労力を軽
減できるという効果が得られる。
【0047】又、掃除を始める前に常にごみセンサの状
態を自動的に確認して最適の条件下でごみセンサを動作
させるため、ゴミ測定の信頼度を向上させることができ
るという効果もある。
【0048】さらに、使用者が掃除機を長期間にわたっ
て使用する時にも汚染物によるごみセンサの感度の低下
に対し自動的に対処が行われるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る真空掃除機用ご
みセンサの異常検出装置の構成図。
【図2】図1におけるマイコンの出力電圧とノードC,
Dの電位との対応関係を示す図表。
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】第1の実施形態に係る装置の回路を検証した結
果得られた波形を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る真空掃除機用ご
みセンサの異常検出装置の構成図。
【図6】従来の真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置
の構成図。
【図7】図6の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
30 マイコン 31 ディジタル/アナログ変換部 31a〜31d 第1乃至第4の電圧分配部 32 電圧調節部 Q2,Q3 スイッチング素子 33 電圧フォロア 34 ごみセンサ 34a 発光ダイオード 34b フォトトランジスタ 35 ゴミ信号生成部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ごみセンサを備えた真空掃除機において、 前記ごみセンサの多段階の感度に対応する電圧調節信号
    を出力し、前記真空掃除機のシステム全体を制御するマ
    イコンと、 前記マイコンからの電圧調節信号を入力し、この信号を
    アナログ電圧信号に変換するディジタル/アナログ変換
    部と、 前記マイコンからの電圧調節信号を入力し、前記ディジ
    タル/アナログ変換部の出力電圧が可変されるように調
    節する電圧調節部と、 前記電圧調節部の出力電圧により調節される前記ディジ
    タル/アナログ変換部の出力電圧を増幅し、この増幅さ
    れた電圧を前記ごみセンサに対して出力する電圧フォロ
    アと、 前記ごみセンサの多段階の感度に相応するゴミ量の感知
    信号を前記マイコンに出力するゴミ信号生成部と、 を含んで成ることを特徴とする真空掃除機用ごみセンサ
    の異常検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の真空掃除機用ごみセンサの
    異常検出装置において、 前記電圧調節部は、 第1のスイッチング素子(Q2 )及び第2のスイッチン
    グ素子(Q3 )を有しており、前記第1のスイッチング
    素子(Q2 )のベース及びコレクタにはそれぞれ抵抗
    (R4),(R3)が接続されると共に、第2のスイッ
    チング素子(Q3)のベース及びコレクタにはそれぞれ
    抵抗(R6),(R5)が接続されている、 ことを特徴とする真空掃除機用ごみセンサの異常検出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の真空掃除機用ごみセンサの
    異常検出装置において、 前記電圧調節部は、 オペ・アンプ及びスイッチから成る直列接続体を複数個
    並列接続することにより形成されるものである、ことを
    特徴とする真空掃除機用ごみセンサの異常検出装置。
  4. 【請求項4】発光ダイオード及びフォトトランジスタを
    有するごみセンサを備えた真空掃除機用ごみセンサの異
    常検出制御方法において、前記フォトトランジスタの出力電圧を基準電圧として設
    定し、その後にこのフォトトランジスタの出力電圧を検
    出する第1の段階と 、 前記検出したフォトトランジスタの出力電圧が最大値又
    は最小値のいずれかである場合に、前記ごみセンサが異
    常であると判断してその異常を表示する第2の段階と、 前記検出したフォトトランジスタの出力電圧が最大値及
    び最小値間の中間値である場合に、所定の基準電圧から
    この中間値を減算する第3の段階と、 前記減算の結果に基いて、前記ごみセンサの発光ダイオ
    ードの光電流値を増減させて前記フォトトランジスタの
    出力電圧を調整する第4の段階と、 を含んで成ることを特徴とする真空掃除機用ごみセンサ
    の異常検出制御方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の真空掃除機用ごみセンサの
    異常検出制御方法において、 前記第2の段階は、 前記ごみセンサのフォトトランジスタの出力電圧が最大
    値である場合に、前記発光ダイオードが短絡していると
    判断し、また、前記ごみセンサのフォトトランジスタの
    出力電圧が最小値である場合に、このフォトトランジス
    タが短絡していると判断し、これらの異常内容を表示す
    るものである、 ことを特徴とする真空掃除機用ごみセンサの異常検出制
    御方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の真空掃除機用ごみセンサの
    異常検出制御方法において、 前記第4の段階は、 前記第3の段階の減算による減算値が正数である場合
    に、前記ごみセンサの発光ダイオードを良好と判断して
    フォトトランジスタの出力電圧が基準電圧と同一になる
    ように発光ダイオードの光電流値を減少させ、また、前
    記第3の段階の減算による減算値が負数である場合に、
    前記ごみセンサの発光ダイオードを汚染状態にあると判
    断してフォトトランジスタの出力電圧が基準電圧と同一
    になるように発光ダイオードの光電流値を増加させるも
    のである、ことを特徴とする真空掃除機用ごみセンサの
    異常検出制御方法。
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