JP2980792B2 - 柱とコンクリートスラブとの接合工法 - Google Patents

柱とコンクリートスラブとの接合工法

Info

Publication number
JP2980792B2
JP2980792B2 JP5162035A JP16203593A JP2980792B2 JP 2980792 B2 JP2980792 B2 JP 2980792B2 JP 5162035 A JP5162035 A JP 5162035A JP 16203593 A JP16203593 A JP 16203593A JP 2980792 B2 JP2980792 B2 JP 2980792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
grout
splice sleeve
concrete
slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5162035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0718739A (ja
Inventor
隆 上西
芳尚 林
孝徳 起橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumuragumi KK
Original Assignee
Okumuragumi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumuragumi KK filed Critical Okumuragumi KK
Priority to JP5162035A priority Critical patent/JP2980792B2/ja
Publication of JPH0718739A publication Critical patent/JPH0718739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2980792B2 publication Critical patent/JP2980792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下端部に配置されるス
プライススリーブとこのスプライススリーブに中途まで
挿通された柱主筋とがコンクリート内に埋設されてなる
プレキャストコンクリート製柱および、この種のプレキ
ャストコンクリート製柱とコンクリートスラブとの接合
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプレキャストコンクリート製柱
とコンクリートスラブとの接合工法はたとえば特公平4
−52815号に開示されている。この特許公報に開示
された接合工法によれば、下端部に配置されるスプライ
ススリーブとこのスプライススリーブに中途まで挿通さ
れた柱主筋とがフープ筋と共にコンクリート内に埋設さ
れてなるプレキャストコンクリート製柱(以下、単に柱
と言う)を、コンクリートスラブ(以下、単にスラブと言
う)上に設置されたレベラー上に、スラブ面から突出し
た下階の柱主筋を上記スプライススリーブに差し込んで
建て込むと共に、その下端の周囲にグラウト用型枠を設
置して柱・スラブ間の間隙外周を上記型枠で囲んだ後、
上記柱・スラブ間の間隙および各スプライススリーブ内
にモルタルを注入して、柱底面とスラブ面および上下の
柱主筋を接合するようにしている。
【0003】この接合工法においては、モルタルは、上
記グラウト用型枠に設けられたグラウト注入口から注入
されると共に、過注入されたモルタルは、各スプライス
スリーブに連通する上下2つのグラウト排出口から排出
されるようになっており、下部グラウト排出口からのモ
ルタルの排出によって、柱・スラブ間の間隙にモルタル
が充填されたことを、また上部グラウト排出口からのモ
ルタルの排出によってスプライススリーブ内にモルタル
が充填されたことを確認できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
接合方法では、プレキャストコンクリート製柱とスラブ
面の間隙を20mm以上と大きくするのが普通であり、そ
の場合、使用するモルタル量が多くなって不経済であ
る。その上、柱とスラブ面との間隙がこのように大きい
と、その間隙のシールに手間がかかるという問題もあ
る。ところが、逆に、上記従来の接合方法のまま柱とス
ラブ面の間隙を狭くしようとすると、グラウト用型枠に
グラウト注入口を設けるのが困難となる。しかも、間隙
が狭いと、その分グラウト注入口の径が小さくなるた
め、モルタル注入が困難となる。
【0005】さらに、上記従来の接合方法によれば、グ
ラウト注入口は柱の側端部に位置しているため、各スプ
ライススリーブにモルタルを均一高さで充填することが
できない。その結果、あるスプライススリーブはすでに
充填されてモルタルが排出口から排出されているのに、
他のスプライススリーブは未だ完全に充填されていない
ため、モルタルの注入を続けなければならないという事
態が生じる。つまり、モルタルの排出量が不必要に多く
なり、不経済である。
【0006】また、上記従来の接合方法によれば、グラ
ウト注入口がグラウト排出口よりも下方に設けられてい
るため、注入完了後、全グラウト排出口に栓をした後に
グラウト注入口からグラウト注入管を切り離さないと、
スプライススリーブ内のモルタルが圧力差によって漏出
してしまい、モルタルの付着に不備が生じる。
【0007】さらに、グラウト排出口は柱側面に設けら
れているため、グラウト排出口から排出されたモルタル
が柱側面を伝って下方に流れるため、柱側面が汚れてし
まうという欠点もある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の従来の柱
とコンクリートスラブとの接合方法における不都合を解
消して、プレキャストコンクリート製柱とスラブ面との
間隙を狭くしてグラウト材の使用量を減らすことができ
ると共に、排出されたグラウト材で柱側面を汚すことの
ない柱とコンクリートスラブとの接合工法ならびにこの
接合工法に使用されるプレキャストコンクリート製柱を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1の柱とプレキャストコンクリート
製柱は、下端部に配置されるスプライススリーブとこの
スプライススリーブに中途まで挿通された柱主筋とがコ
ンクリート内に埋設されてなるプレキャストコンクリー
ト製柱をコンクリートスラブに接合する工法において、
上記プレキャストコンクリート製柱に、柱側面から柱底
面まで延びるグラウト材注入用の貫通孔と、各スプライ
ススリーブの上端部に連通する孔とを予め設けておき、
まず、スラブ面から突出した下階の柱主筋を上記スプラ
イススリーブ内に差し込んで、上記プレキャストコンク
リート製柱を上記スラブ面から間隙をあけて建て込み、
次に、上記プレキャストコンクリート製柱の下端周囲に
上記間隙を囲むようにグラウト用型枠を設置し、次に、
上記貫通孔の入口より、上記間隙および上記スプライス
スリーブ内にグラウト材を注入し、過注入したグラウト
材を、上記孔内に上記柱側面から突出させて挿入した排
出管から排出することを特徴としている。
【0010】請求項2の柱とコンクリートスラブとの接
合工法においては、注入されたグラウト材が硬化した
後、上記排出管の少なくとも上記柱側面から突出してい
る部分は除去される。
【0011】一方、請求項3に記載の本発明のプレキャ
ストコンクリート製柱は、下端部に配置されるスプライ
ススリーブとこのスプライススリーブに中途まで挿通さ
れた柱主筋とがコンクリート内に埋設されてなるプレキ
ャストコンクリート製柱において、上記下端部には各ス
プライススリーブの上端部に連通する孔が設けられてお
り、上記孔には柱側面から外方へ突出するように排出管
が除去可能に挿入されることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の柱とコンクリートスラブとの接合工法
においては、プレキャストコンクリート製柱に、柱側面
から柱内部を通って柱底面まで延びるグラウト材注入用
の貫通孔を設けるので、グラウト用型枠にグラウト注入
口を設ける必要がなく、したがって、柱底面とスラブ面
との間の間隙を必要最低限まで狭くできるので、グラウ
ト材の使用量が少量で済み、経済的である。
【0013】また、本発明の柱とコンクリートスラブと
の接合工法および本発明のプレキャストコンクリート製
柱においては、排出管が柱側面から外方へ突出して設け
られるため、この排出管から排出されたグラウト材は柱
側面を伝わることなく、下方のスラブ面に落下する。し
たがって、排出管からのグラウト材で柱側面が汚される
ことがない。また、排出管はグラウト材の注入作業開始
までに上記孔に取り付ければよいので、柱側面に排出管
のない状態でプレキャストコンクリート製柱を搬送する
ことができ便利である。そして、グラウト材の注入が完
了し、グラウト材が硬化すると、上記排出管の全部ある
いは少なくとも柱側面から突出した部分が除去される。
したがって柱側面の平坦性が維持される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
【0015】図1は本発明の一実施例であるプレキャス
トコンクリート製柱(以下、単に柱と言う。)1の縦断面
図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1の柱1の
底面図である。また、図4、図6はそれぞれ本実施例の
柱1の下端部を図3のIV−IV線、VI−VI線に沿って切断
した拡大縦断面図である。
【0016】この柱1は、図1,2,3,4,6に示すよう
に、柱下端部に配設される複数のスプライススリーブ1
1とこれらスプライススリーブ11にそれぞれ中途まで
挿通された柱主筋12とが、これらの周囲に巻回された
剪断補強筋すなわちフープ筋13と共に、コンクリート
14内に埋設されてなるものである。
【0017】各スプライススリーブ11は、その上端部
に、グラウト材を排出するためのグラウト排出口15を
有する。このグラウト排出口15は、図1,図3,図4か
ら分かるように、柱側面1aから外側に突出している。
これは、グラウト排出口15から排出されたグラウト材
が柱側面1aを伝って流れて壁面を汚すことのないよう
にするためである。後述するように、上記柱側面1aか
ら突出したグラウト排出口15は最初から柱1に設けた
ものではなく、現場にて除去可能に取り付けたものであ
る。また、スプライススリーブ11の内周面には、図4
に示すように、複数の突起11aが設けられており、こ
れによって、内部に充填されるグラウト材との付着面積
を大きくしている。
【0018】このグラウト排出口15は、たとえば、図
5の(a)に示すように、スプライススリーブ11に設け
た開口11bに短管15aを嵌合しておき、さらにこの短
管15aに連通すると共に所定の直径を有する排出孔2
2を予めコンクリート14に設け、この排出孔22の直
径と略同じ外径を有する排出管15bを上記排出孔22
に差し込むことによって形成することができる。あるい
は、図5の(b)に示すように、中間に切り込み24が設
けられた排出管15を上記スプライススリーブ11の開
口11bに差し込むことによって形成してもよい。いず
れにしても、上記排出管15b,15の取り付けは作業
現場にて行われる。したがって、柱1は柱側面1aに突
出部分がない状態で搬送される。なお、本実施例では、
上記排出管15bあるいは15は、柱1をスラブ3上に
建て込む前に予め取り付けているが、柱1を建て込んだ
後であってもよく、要はモルタルの注入を開始するまで
に取り付ければよい。また、図5の(a)に示した排出
管15bおよび図5の(b)に示した排出管15の切り
込み24から外側の部分は、グラウト材が硬化した後に
柱から除去される。
【0019】また、柱1の底面1bにはレベル調整用の
ボルト16が4個取り付けられている。これは、スラブ
面3a上に柱1を鉛直に建て込むとともに、スラブ面と
柱底面1bとの間の間隙を所定の大きさになるように調
節するためのものである。なお、本実施例では、レベル
調整用具として、ボルト16を柱底面1bに設けたが、
スラブ面3a上にレベル調整具を設けてもよい。
【0020】ところで、図4、図6に示された柱1は上
記スラブ面3aから間隙Cをあけて建て込まれた直後の
もので、上記スプライススリーブ11内にスラブ面3a
から突出した下階の柱主筋12が差し込まれている。こ
れらの図に示すように、柱1の下端周囲には、上記間隙
Cを囲むように断面L字形のグラウト用型枠17が通気
性材料18を介して設置されている。この通気性材料1
8をグラウト用型枠17の内側に設ける理由は、グラウ
ト材注入時に、柱底面の周辺部分に押し込められた空気
を、通気性材料18を通じて排出して、グラウト材を上
記間隙C内全体に完全に充填できるようにするためであ
る。通気性材料18はこの使用目的に適したものであれ
ば、知られているいかなる材料であってもよく、無数の
小さい穴のあいているものでもよい。
【0021】図6に本発明の主たる特徴である柱側面1
aから柱底面1bまで延びたグラウト材注入用の貫通孔
(以下、グラウト注入孔と言う)20の一実施例を示す。
このグラウト注入孔20は逆L字形状に形成されてい
て、グラウト排出口15よりも上方に設けた1つの入口
つまりグラウト注入口19から柱1の略中心まで延びる
水平部20aと、この水平部20aから下方へと折曲して
柱底面1bの略中央に開く出口21へと続く垂直部20b
とからなる。図よりも明らかなように、上記出口21は
スラブ面3aと柱底面1bとの間の間隙Cに向かって開い
ている。なお、グラウト注入孔20は、図示の逆L字形
状のものに限られるものではなく、柱側面1aに設けた
グラウト注入孔19から柱底面1bに設けた出口21ま
での間を下降する方向に延びていればよく、たとえば折
曲部のない直線状とすることもできる。
【0022】本実施例では、このようにグラウト注入孔
20の出口を柱底面1bの略中央部に設けているので、
グラウト材の充填時に、いずれのスプライススリーブ1
1においても略一様にモルタルが充填されるので、注入
を開始してからほぼ同時にすべてのスプライススリーブ
へのグラウト材の充填を完了することができる。したが
って、各スプライススリーブ11のグラウト排出口15
の高さを揃えておけば、ほぼ同時にすべてのグラウト排
出口15からグラウト材が出てくるので、無駄が少なく
なる。
【0023】また、出口21から間隙Cの略中央に排出
されたグラウト材は、内部の空気を押しやりながら間隙
Cの周辺部つまりグラウト用型枠17の方へと広がって
いくわけであるが、上記グラウト用型枠17の内側には
通気性材料18が設置されているので、間隙C内の空気
をこの通気性材料18によって外部に逃がすことがで
き、したがって、間隙C内部全体にむらなくグラウト材
を充填することができるのである。
【0024】さらに、グラウト注入口19は、従来のよ
うにグラウト用型枠に設けるのではなく、柱側面1aに
設けるので、施工が簡単になる上、上記間隙Cの高さを
決定するのにグラウト注入口の直径を考慮する必要がな
く、間隙Cの高さを必要最低限まで低くすることができ
る。したがって、間隙Cに充填するモルタル量を少なく
できる。
【0025】また、柱側面1aに設けたグラウト注入口
19を、スプライススリーブ13に設けたグラウト排出
口15よりも高い位置に設けているため、その圧力差に
よって、スプライススリーブ内のモルタルはグラウト注
入口19の方へとは逆流しない。したがって、スプライ
ススリーブ11内でのグラウト材の付着の不備は生じな
い。
【0026】次に、上記構成のプレキャストコンクリー
ト製柱1とコンクリートスラブ3との接合工法について
図7を参照して説明する。なお、以下の(a)〜(d)はそれ
ぞれ図7の(a)〜(d)に対応している。
【0027】(a) まず、スラブ面3aの凹凸を測定した
後、柱1の柱底面1bに設けたレベル調整用ボルト16
を伸縮させて、柱底面1bとスラブ面3aとの間隙Cが所
定の高さになるように調整する。
【0028】(b) 次に、下階の柱主筋12に柱1のス
プライススリーブ11を嵌挿させて、柱1をスラブ3上
に建て込む。
【0029】(c) 次に、レベル調整用ボルト16を上
下させて、柱1の建込み精度つまり鉛直精度を調整す
る。
【0030】(d) 次に、柱1の下端周囲に通気性材料
18を介してグラウト用型枠17を設置する(このとき
の状態は、図4,6に詳細に示している)。その後、グラ
ウト注入口19に図示しないモルタル注入管を差し込ん
でグラウト材の一例としてのモルタルを注入し、間隙C
およびスプライススリーブ11内にモルタルを充填す
る。なお、当業者には明らかなことであるが、グラウト
材としては、モルタルの他、無機質系のもの、及び無機
質系のものに高分子材料を混ぜ込んだもの等が使用され
る。
【0031】グラウト排出口15よりモルタルが柱1の
外に排出されると、グラウト排出口15に栓をして、上
記モルタル注入管をグラウト注入口19から切り離し、
グラウト注入口19に栓をする。そして、モルタルが硬
化した後に、前述したようにグラウト排出管15の少な
くとも突出部分、つまりグラウト排出管15b(図5の
(a)の場合)または15(図5の(b)の場合)の切り込み2
4から外側部分を除去する。
【0032】以上の工程により、柱底面1bとスラブ面
3aおよび上下の柱主筋12,12がそれぞれ接合され、
高品質の柱1とスラブ3との接合が完了する。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明によれ
ば、プレキャストコンクリート製柱に、柱側面から柱内
部を通って柱底面まで延びるグラウト材注入用の貫通孔
をあらかじめ設けておくので、グラウト用型枠にグラウ
ト注入口を設ける必要がなく、したがって、柱底面とス
ラブ面との間の間隙を必要最低限まで狭くできるので、
モルタルの使用量が少量で済み、経済的である。
【0034】また、本発明によれば、グラウト材の注入
時、排出管を柱側面から外方へ突出させているため、排
出管から排出されたグラウト材は柱側面を伝わることな
く、下方のスラブ面に落下する。したがって、排出管か
らのグラウト材で柱側面が汚されることがない。排出管
はグラウト材の注入作業開始までに上記孔に取り付けれ
ばよいので、プレキャストコンクリート製柱の柱側面に
排出管のない状態で搬送することができ便利である。
【0035】また、本発明によれば、注入されたグラウ
ト材が硬化した後、上記排出管の少なくとも上記柱側面
から突出している部分を除去するので、柱側面の平坦性
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプレキャストコンクリート製柱の一
実施例の縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のプレキャストコンクリート製柱の底面
図である。
【図4】 図1のプレキャストコンクリート製柱の下端
部を図3のIV−IV線に沿って切断した拡大縦断面図で、
スプライススリーブ内に下階の柱主筋が嵌挿されている
状態を示した図である。
【図5】 グラウト排出口の形成方法を示した断面図で
ある。
【図6】 図1のプレキャストコンクリート製柱の下端
部を図3のVI−VI線に沿って切断した拡大縦断面図で、
プレキャストコンクリート製柱内に設けられたグラウト
注入用の貫通孔を明示した図である。
【図7】 本発明の柱とコンクリートスラブとの接合工
法を示した工程図である。
【符号の説明】
1…プレキャストコンクリート製柱、1a…柱側面、1b
…柱底面、3…コンクリートスラブ、3a…スラブ面、
11…スプライススリーブ、12…柱主筋、13…フー
プ筋、14…コンクリート、15…グラウト排出口およ
び排出管、15b…排出管、16…レベル調整用ボル
ト、17…グラウト用型枠、18…通気性材料、19…
グラウト注入口、20…グラウト注入用の貫通孔(グラ
ウト注入孔)、20a…グラウト注入孔の水平部、20b
…グラウト注入孔の垂直部、21…出口、22…排出
孔、23…コンクリート欠損部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−89764(JP,A) 特開 昭48−69316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/20 - 1/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に配置されるスプライススリーブ
    とこのスプライススリーブに中途まで挿通された柱主筋
    とがコンクリート内に埋設されてなるプレキャストコン
    クリート製柱をコンクリートスラブに接合する工法にお
    いて、 上記プレキャストコンクリート製柱に、柱側面から柱底
    面まで延びるグラウト材注入用の貫通孔と、各スプライ
    ススリーブの上端部に連通する孔とを予め設けておき、 まず、スラブ面から突出した下階の柱主筋を上記スプラ
    イススリーブ内に差し込んで、上記プレキャストコンク
    リート製柱を上記スラブ面から間隙をあけて建て込み、
    次に、上記プレキャストコンクリート製柱の下端周囲に
    上記間隙を囲むようにグラウト用型枠を設置し、次に、
    上記貫通孔の入口より、上記間隙および上記スプライス
    スリーブ内にグラウト材を注入し、 過注入したグラウト材を、上記孔内に上記柱側面から突
    出させて挿入した排出管から排出することを特徴とする
    柱とコンクリートスラブとの接合工法。
  2. 【請求項2】 注入されたグラウト材が硬化した後、上
    記排出管の少なくとも上記柱側面から突出している部分
    を除去する請求項1に記載の柱とコンクリートスラブと
    の接合工法。
  3. 【請求項3】 下端部に配置されるスプライススリー
    ブとこのスプライススリーブに中途まで挿通された柱主
    筋とがコンクリート内に埋設されてなるプレキャストコ
    ンクリート製柱において、 上記下端部には各スプライススリーブの上端部に連通す
    る孔が設けられており、上記孔には柱側面から外方へ突
    出するように排出管が除去可能に挿入されることを特徴
    とするプレキャストコンクリート製柱。
JP5162035A 1993-06-30 1993-06-30 柱とコンクリートスラブとの接合工法 Expired - Fee Related JP2980792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162035A JP2980792B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 柱とコンクリートスラブとの接合工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162035A JP2980792B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 柱とコンクリートスラブとの接合工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0718739A JPH0718739A (ja) 1995-01-20
JP2980792B2 true JP2980792B2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=15746846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5162035A Expired - Fee Related JP2980792B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 柱とコンクリートスラブとの接合工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2980792B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685916B2 (ja) * 2008-11-21 2011-05-18 和正 山本 緊締具
CN104205156B (zh) 2012-06-29 2018-04-20 株式会社Cas 秤校正履历确认终端,秤校正履历管理系统以及秤校正履历确认方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0718739A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2980792B2 (ja) 柱とコンクリートスラブとの接合工法
JP3043542B2 (ja) 柱とコンクリートスラブとの接合工法
CN112900854A (zh) 一种斜坡底板施工用模板系统及施工方法
JPH0754396A (ja) 柱・梁の接合工法
JP2002327600A (ja) トンネル内監視員通路の擁壁構造及び擁壁構成用部材
JPH0657768A (ja) 擁壁構造とその施工方法
JP3783386B2 (ja) 一柱一杭基礎における柱材と鋼管杭との接合方法および 基礎構造
JP2797967B2 (ja) 逆打ち工法による地下階立上がりコンクリートの打込み工法
CN110670760B (zh) 小型空心砌块钢砼芯柱施工工艺
CN215759192U (zh) 一种竖向后浇带用预制u型挡土墙
JPH10110531A (ja) 鋼管コンクリート柱におけるコンクリート充填方法
JPH0227503B2 (ja)
JPH09177249A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材の接合方法
CN117846156A (zh) 定型化超前止水后浇带盖板
JP3094329B2 (ja) 目地補強筋とこの目地補強筋を用いたブロック建築の施工方法
JPH11141126A (ja) 逆打ち工法における打ち継ぎ部の処理方法
JP3396851B2 (ja) 逆打ちコンクリートの打継ぎ方法及び溝形成型枠並びに打継ぎ部仕切板
CN115126119A (zh) 一种装配式建筑墙板连接结构及施工方法
JPH11131502A (ja) コンクリート製地下室の成形工法
CN113187100A (zh) 预制柱与现浇砼结构套筒倒插式一次灌浆施工方法
KR100298629B1 (ko) 건축물의 계단 시공 방법 및 프리캐스팅 마감재
KR0165582B1 (ko) 자립형 pc벽체 설치공법
JP2023102978A (ja) グラウト注入用型枠とグラウト注入方法
JPH02252861A (ja) コンクリート打設工法
CN118029695A (zh) 墙体连接施工方法及墙体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees