JP2980598B2 - 回転電機点検装置および回転電機点検方法 - Google Patents

回転電機点検装置および回転電機点検方法

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JP2980598B2 JP27230298A JP27230298A JP2980598B2 JP 2980598 B2 JP2980598 B2 JP 2980598B2 JP 27230298 A JP27230298 A JP 27230298A JP 27230298 A JP27230298 A JP 27230298A JP 2980598 B2 JP2980598 B2 JP 2980598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機点検装
置および回転電機点検方法に係り、特に固定子体内から
回転子体が取り外されている状態での固定子巻線静電容
量測定等の点検に適したプローブ及びその操作手段を備
えた構成に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転電機には固定子巻線を水で
冷却するタイプのものが知られている。このタイプの回
転電機の一例を図11〜図13に示す。
【0003】図11に示す回転電機は、固定子枠101
に取り付けた固定子鉄心102内に固定子巻線(図中で
は、例えば上下2つの固定子巻線103a、103b)
を挿入固定して成る固定子104を含む固定子体120
と、この固定子体120に非接触で対向して配置される
回転子121、その保持環122、及び回転シャフト1
23を含む回転子体130とを備えている。
【0004】この内、固定子巻線103は、図12及び
図13に示すように、複数本の素線105…105を束
ね、その外側を絶縁テープやエポキシ樹脂などの絶縁層
106で被覆し、その各素線105の両端部にクリップ
107を取り付けたものである。各素線105には、冷
却水が通流可能な中空穴108…108が設けられ、こ
の中空穴108がクリップ107の注水口または排水口
109、109を介して絶縁接続管(図示しない)およ
び固定子枠101の外部の冷却水管110に連絡されて
いる。そこで、冷却水管110からの冷却水が絶縁接続
管からクリップ107の注入口109を介して中空穴1
08に供給されると共に、その冷却水がクリップ107
の排出口109から絶縁接続管を介して冷却水管110
に排出される。
【0005】このように冷却水の通水路を成す各素線1
05、クリップ107、及び絶縁接続管は、通常、ろう
付けによる方法で接続し、そのろう付け接続部の外側を
上記と同様の絶縁層106で被覆している。この絶縁層
106で被覆したろう付け接続部においては、そこから
冷却水が漏洩する事態を防止するために、厳重に品質管
理した上で各種の漏洩確認試験を行い、その信頼性を確
保している。また、長年の運転による振動、ヒートサイ
クル、腐食などによりろう付け接続部の一部が剥離した
り、孔食が生じたりしてその部分から冷却水が漏洩する
ことがあるため、通常、定期点検時にはコイル内加圧や
真空ドロップ試験を行って圧力変化を調べ、非漏洩状態
であることを確認している。
【0006】しかしながら、各素線105とクリップ1
05との接続部から冷却水が漏れた場合には、毛細管現
象により絶縁テープを巻いた部分の絶縁層106内を伝
わって冷却水が浸透し、特に冷却水浸透が固定子鉄心1
02まで進行すると、固定子巻線103と大地間の地絡
という不都合な事態が生じる可能性があった。このた
め、絶縁層106内への冷却水浸透には十分に注意し、
できるだけ早い時期に調査することが重要とされてい
る。
【0007】そこで、このような調査法として、絶縁層
106と冷却水との比誘電率の違いに着目し、測定素子
を固定子巻線の測定位置P、P(図11参照)に当てて
静電容量を計測することにより、冷却水の漏洩によって
絶縁層が吸湿して腐食している固定子巻線の特定を行う
検査法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】冷却水の漏洩によって
絶縁層が吸湿して腐食している固定子巻線の特定を行う
検査法にあっては、測定素子を当てる固定子巻線の測定
位置が回転電機内の比較的奥くまった所にあり、そのま
まの状態では手が届かないため、回転子体を固定子体か
ら引き抜いた状態での検査が一般に行われている。
【0009】
【0010】この検査においては、通常長方形状である
測定素子を直接手で持って固定子巻線に押し当て絶縁層
の静電容量を測定している。
【0011】しかしながら、その押し当て向きによって
は、測定素子の実行面積が変化してしまい、測定データ
にばらつきが生じ測定が必ずしも正確ではないことがあ
った。また、経年変化を調査するためには常に同じ測定
位置に測定素子を位置決めする必要があり、直接手で持
って作業を実施する場合には位置決めに多くの時間を要
していた。また、良好な測定データを得るためには、測
定素子を固定子巻線の曲面部や表面に追従させつつ、一
定の力で押し付けなければならず、この押し付け作業を
限られたスペース内で実施するのは困難であった。
【0012】この発明は、このような従来の問題を改善
するもので、固定子巻線の点検を比較的容易に且つ正確
に実施し、かつ、その点検作業を短時間に終了すること
を、目的とする。
【0013】また、この発明は、回転電機固定子巻線の
点検に適した実用度の高い装置構成を簡素に構築し、比
較的安価に提供することを、別の目的とする。
【0014】また、この発明は、測定素子の押し付け作
業を比較的簡単に且つ正確に実施することを、さらに別
の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る回転電機点検装置は、人
手により把持されうる棒状体と、この棒状体に取り付け
られ回転電機の固定子巻線の点検に用いられるプローブ
とを備え、前記プローブは、前記棒状体の先端に取り付
けられるベース体と、このベース体に取り付けられる少
なくとも1つの伸縮自在の蛇腹部と、この蛇腹部に取り
付けられる測定素子とを有することを特徴とする。
【0016】請求項2記載に係る発明では、請求項1記
載の点検装置において、前記測定素子は、前記固定子巻
線の絶縁層の静電容量を測定するものであることを特徴
とする。
【0017】
【0018】請求項3記載に係る発明では、人手により
把持されうる棒状体と、この棒状体に取り付けられ回転
電機の固定子巻線の点検に用いられるプローブとを備
え、前記プローブは、前記棒状体の先端に設けた関節に
より揺動自在に保持されるものであることを特徴とす
る。
【0019】請求項4記載の発明に係る回転電機点検方
法では、請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転電機
点検装置を用いて回転電機の点検を行うことを特徴とす
る。
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る回転電機点
検装置及び回転電機点検方法の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)この発明の第1の実
施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0023】図1に示す回転電機点検装置は、固定子巻
線の静電容量測定装置に適用したもので、静電容量測定
用の測定素子1aを回転子体130を引き抜いた状態で
固定子体120間の間隙から固定子巻線103の測定位
置P(図11参照)に位置決めするもので、測定素子1
aが配置されるプローブ1と、このプローブ1を支持す
る持ち運び自在の棒状体90とを備えている。
【0024】プローブ1は、図2に示すように、ボディ
を成すベース2を有し、このベース2の軸方向を挟む2
つの側面に当該軸方向に直交する方向に沿って伸縮自在
の蛇腹部3a、3bが取り付けられ、この2つの蛇腹部
3a、3bの夫々の外板に取り付けたクッション4a、
4bを介してベース2の側面の一方に滑り止め部5が、
その他方に円形状の測定素子1aが取り付けられてい
る。ベース2の内部には、2つの蛇腹部3a、3bの気
室に空間的に連絡される空気通路6が設けられ、この空
気通路6がベース2に取り付けた空気配管7を介して図
示しない空気圧回路(空気圧源)に接続されている。
【0025】このプローブ1は、例えば固定子巻線10
3の測定位置P(図11参照)への誘導時などの非測定
時には、ベース2内に蛇腹部3a、3bを収納すると共
に、固定子巻線103の測定時には、図3(a)に示す
ように、空気圧回路から空気配管7を介してベース2の
空気通路6に空気を送り込み、蛇腹部3a、3bを膨脹
させて滑り止め部5及び測定素子1aを互いに反対方向
に移動させることにより、測定素子1aを固定子巻線1
03の表面(測定位置P)に押し付ける。この滑り止め
部5及び測定素子1aの押付力は、空気圧回路の空気圧
を調整することで一定に保たれる。この押付状態で測定
が終了すると、このプローブ1は、図3(b)に示すよ
うに、空気圧回路により上記と逆の経路で吸気して蛇腹
部3a、3bを収縮させることにより、ベース2内に収
納する。
【0026】棒状体90は、図1に示すように、プロー
ブ1を支持するロッド91と、このロッド91の後端側
に配置されるグリップ92と、ロッド91の軸方向の適
宜位置に調整可能に嵌め込まれる板状の位置ガイド93
と、ロッド91の後端側に接続されるチューブ94とを
備え、プローブ1の空気通路がロッド内の図示しない空
気通路、チューブ94を介して別途の空気圧回路(図示
しない)に接続されている。また、グリップ92の適宜
位置には、遠隔操作用の操作ボタン95、95が設けら
れ、この操作ボタン95、95が空気圧回路に電気的に
接続されている。
【0027】ここで、この実施形態の全体の作用を説明
する。
【0028】まず、回転電機の固定子巻線103の点検
時に、従来と同様に回転子体130を撤去したとする。
この撤去に際し、固定子巻線103の測定位置に基づい
て位置ガイド93の軸方向の位置を予め調整しておく
(図中のH方向参照)。そこで、測定者が片手HAでグ
リップ92を握ったまま、プローブ1をスロット間に挿
入する。
【0029】次いで、位置ガイド93が固定子巻線に当
たると、その位置で操作ボタン95により空気圧回路
(供給回路)を作動させて、チューブ94、ロッド91
を介してプローブ1内の空気通路に空気を送り込み、ベ
ース2の両側の蛇腹3a、3bを膨脹させる(図中のJ
方向参照)。そこで、固定子巻線の表面(測定位置)に
測定素子1aを押し当てて静電容量の測定を開始する。
【0030】この測定が終了すると、操作ボタン95に
より空気圧回路(吸気回路)を作動させて、上記と逆の
空気経路で蛇腹3a、3bを収縮させる。
【0031】従って、この実施の形態によれば、回転子
体を固定子体から引き抜いて実施する従来と同様の点検
時において、測定素子を固定子巻線の一定深さの位置に
正確に且つ比較的容易に位置決めでき、その測定素子を
一定力で固定子巻線の表面に押し当てることができるた
め、押し付けに関する作業性を大幅に改善できる。
【0032】(第2の実施の形態)この実施の形態に係
る固定子巻線の静電容量測定装置は、上記構成に加え、
測定素子の測定器(図示しない)にデータ解析装置を接
続したものである。このデータ解析装置は、例えばパー
ソナルコンピュータ等で構成され、測定素子の測定器か
らの静電容量の測定データを受けたときに、あらかじめ
設定された静電容量評価用アルゴリズムを実行すること
により、その測定データの解析・評価を行うようになっ
ている。
【0033】このような装置の測定方法では、プローブ
を目標とする固定子巻線の隙間に向けて誘導し、位置決
めする。そこで、プローブの蛇腹部を収縮させることに
より、測定素子と固定子巻線とが互いに非接触となる状
態に調整する。そして、この非接触状態での両者間の空
気中の静電容量を固定子巻線の初期状態に関する初期値
として測定素子で測定し、これを測定器を介してデータ
解析装置に転送する。
【0034】次いで、プローブの蛇腹部を膨張させるこ
とにより、測定素子を固定子巻線に接触させ、その状態
で静電容量を測定させ、これを上記と同様に測定素子の
測定器を介してデータ解析装置に転送する。
【0035】従って、この実施の形態によれば、固定子
巻線の静電容量測定に際し、測定素子と固定子巻線との
非接触状態での静電容量を初期値として測定するように
したため、複数の固定子巻線のそれぞれの測定前の初期
状態を把握・評価でき、測定データの精度とその信頼性
を一層高める利点がある。
【0036】(第3の実施の形態)図4に示す固定子巻
線の静電容量測定装置は、前述の各実施の形態の少なく
とも1つの装置構成(説明省略)に加え、測定素子1a
に放電回路78及びその動作等を制御するコントローラ
79を接続したものである。ここで、放電回路78は、
例えばコントローラ79からの放電要求に関する指令を
受けたときに測定素子1aとその図示しない測定器の静
電容量入力端子との間の接続ケーブルを一時的にグラン
ド端子に短絡させる動作を行う。
【0037】この測定装置では、静電容量測定の実施前
にコントローラ79から放電回路78に測定素子1aの
放電要求指令を出力することにより、放電回路78を動
作させて、前回の測定で測定素子1aに帯電している電
荷を接続ケーブルを介して放電させるようになってい
る。
【0038】従って、この実施の形態によれば、固定子
巻線の静電容量測定に際し、測定前に測定素子に帯電し
ている電荷を放電させるようにしたため、複数の固定子
巻線のそれぞれを少なくとも帯電電荷に関しては殆ど同
一条件で測定でき、測定データの精度を一層高める利点
がある。
【0039】(第4の実施の形態)回転電機には、一般
にその運転電圧が20kv程度と非常に高いため、鉄心
端部近傍での固定子巻線の電界強度を和らげる処理(コ
ロナ防止)が施され、特に鉄心端部から数10mmに至
る部分に低抵抗コロナ防止処置が施されている。従っ
て、このような低抵抗コロナ防止部の静電容量を測定し
ても、固定子巻線の点検で必要とされる正確な値は殆ど
期待できない。
【0040】そこで、この実施の形態では、固定子巻線
の静電容量測定に際し、その測定位置として、コロナ防
止部を外し、好ましくは鉄心端部から機外へでた部分、
特に固定子巻線の直線部から曲面部分にかかる近傍位置
を使用する。このようにコロナ防止部を外した位置を測
定位置とすれば、複数の固定子巻線を少なくとも低抵抗
コロナ防止処置の影響に関しては殆ど同一条件で測定で
き、測定データの精度を一層高める利点がある。
【0041】(第5の実施の形態)回転電機は、一般に
多くの漂遊静電容量を発生し、または発生している環境
下に設置されている。従って、固定子巻線の静電容量測
定に際し、漂遊静電容量の影響を無視することは得策で
はない。
【0042】そこで、この実施の形態では、固定子巻線
の静電容量測定条件として、発生している漂遊静電容量
を除去可能な測定素子と、その計測リード線に重畳され
る漂遊静電容量の影響を補正可能な交流式の測定器とを
採用し、測定周波数に関しては、測定する静電容量値が
小さく、商用周波数近傍やあまり高い周波数では発振し
やすいため、外部漂遊静電容量が小さい1kHz近傍に
設定した。
【0043】このように外部漂遊静電容量の影響を受け
にくい測定条件を構築したため、固定子巻線の静電容量
測定に際し、漂遊静電容量による測定誤差を低減し、よ
り一層正確な測定結果を得ることが可能となる。
【0044】(第6の実施の形態)この実施の形態に係
る静電容量測定装置は、前述の各実施の形態の少なくと
も1つと同様の装置構成に加え、測定素子と固定子巻線
との接触部の表面状態を検査する表面状態検査システム
(図示しない)を備えている。このシステムは、プロー
ブの蛇腹部を膨張させて測定素子を固定子巻線に接触さ
せて静電容量を測定するときに、図示しない計測器を用
いて抵抗値を同時に計算し、その抵抗値を用いて測定素
子と固定子巻線との接触状態を判断し、その接触部の表
面状態を検査するようになっている。
【0045】このシステムでは、計算される抵抗値が予
め設定された範囲内の値であれば、測定素子が固定子巻
線に正確に接触しており、抵抗値が無限大に近い値であ
れば、測定素子が固定子巻線に正確に接触しておらず、
言い換えると固定子巻線の表面に凹凸等が存在している
又はその可能性が高いと判断する。
【0046】従って、この実施形態によれば、固定子巻
線の静電容量測定に際し、その測定前に目視不可能な場
所の接触部分の表面状態を把握することが可能となり、
表面状態の悪い場所での測定を事前に回避し、測定値の
信頼性を一層高める利点がある。
【0047】なお、この実施の形態の応用例として、測
定素子が固定子巻線に正確に接触可能な所望の測定位置
を自動で探知するシステムを採用してもよい。このシス
テムは、例えば、上述の抵抗値を測定する計測器に加
え、その抵抗値を用いた判断結果に応じて所望の測定位
置でプローブを位置決めするものである。
【0048】(第7の実施の形態)図5に示す静電容量
測定装置は、測定素子1aを銅箔で構成し、この銅箔を
クッション4の一方の面に張り付け、その他方の面を覆
うように銅箔で構成したガード80を張り付け、そのガ
ード80の背面側にエポキシ系樹脂等の絶縁材で構成し
た絶縁板81を設け、この絶縁板81を介して測定素子
1aを前述と同様のプローブ1に取り付けたものであ
る。その他の構成については、上記と略同様である。
【0049】この測定装置によれば、測定素子に絶縁板
およびガードを設けたため、測定時に漂遊している静電
容量を遮蔽できると共に、測定素子とガードの間にクッ
ションを取り付けたため、測定素子が固定子巻線の表面
状態に倣うために曲面部に対しても測定素子を一様に押
し当てることができる。
【0050】(第8の実施の形態)図6に示す点検装置
は、プローブ1の両側の蛇腹部3a、3bの外側面に前
述と同様の絶縁体81、ガード80、クッション材4を
介して測定素子1a、1bを取り付け、その両者からの
信号線を測定素子切換回路83を介してコントローラ7
9に接続したものである。切換回路83は、リレー等で
構成され、コントローラ79からの指令に応じて左右の
測定素子1a、1bを互いに切り換え可能となってい
る。
【0051】この装置の動作を説明すると、プローブ1
を測定位置に移動し、切換回路83を介して一方の測定
素子1aの静電容量を測定する。その後で切換回路83
により他方の測定素子1bの静電容量を測定する。従っ
て、この実施形態によれば、1箇所の測定位置で2箇所
の固定子巻線の静電容量の測定ができ、測定効率を一層
高める利点がある。
【0052】(第9の実施の形態)図7に示す点検装置
のプローブ1は、ベース2を挟む両側のそれぞれに円形
状の2段の蛇腹部3a、3bを軸対称に設け、この内の
一方の二段の蛇腹部3a、3aの外側にクッション4a
を介して滑り止め部5を、その他方の二段の蛇腹部3
b、3bの外側にクッション4bを介して測定素子1a
を取り付け、全体として固定子巻線103からはみ出さ
ずに接触面積の大型化可能な小判形状に形成したもので
ある。
【0053】この点検装置には、上記の複数蛇腹方式の
小判状プローブの採用に伴って、そのプローブ1の固定
子巻線103への誘導および位置決めを円滑に行うため
の種々の要素が付加されている。例えば、プローブ1に
は、ベース2の軸方向の両端部のそれぞれに接触損傷防
止用のプローブガード218、が設けられている。
【0054】このプローブ1による静電容量測定の際に
は、二段の蛇腹部3a、3aは円形状であるため、ほぼ
均一に膨脹して小判型の測定素子1aを固定子巻線10
3に接触可能となっている。
【0055】従って、この実施の形態によれば、測定素
子を固定子巻線からはみ出さずに小判形状に形成して接
触面積が広くなるように大型化したため、測定基準値を
上げてノイズなどの測定誤差の要因を低くし、測定精度
を一層高め、測定に関する作業性を大幅に改善できる。
【0056】また、複数の円形状の蛇腹部を組合せてあ
るため、各蛇腹部に均等に空気圧力を作用させて測定素
子を1つの蛇腹部よりも安定に膨張させることができる
といった利点もある。
【0057】(第10の実施の形態)図8及び図9に示
す点検装置は、前述の第1の実施の形態と同様に回転子
体130を撤去して固定子巻線103を点検する場合に
使用する運搬自在の手動式狭隘部測定装置であり、測定
素子1aを伸縮自在の蛇腹部を介して取り付けた略円形
状のプローブ1と、このプローブ1を支持する持ち運び
自在の自在棒90とを備えている。
【0058】プローブ1の縁部には、固定子巻線103
への挿入時の接触損傷等を防止するためのプローブガー
ド218aが設けられている。また、このプローブ1の
縁部2か所には、複数の自在面を有するナットとそのボ
ルトで構成される周方向位置決め205、205が取り
付けられている。この位置決め205、205は、その
自在面を固定子巻線103の側面部に押し付けて周方向
の距離を一定に保ち、且つ、巻線103の曲面部分に追
従させて周方向の位置決めを行うものである。
【0059】自在棒90には、その長さを伸縮自在に調
整するための伸縮調整ナット206と、そのプローブ1
側に軸方向位置決め203および径方向位置決め204
(図中の符号201はクッションを示す)と、そのグリ
ップ側にプローブ1の膨張収縮に関する操作を行うため
の操作ボタン95およびその表示器291a、291b
とが設けられている。
【0060】ここで、この実施の形態の全体動作を説明
する。
【0061】まず、プローブ1を固定子巻線103に挿
入する前に伸縮調整ナット206および各位置決め20
3〜205を固定子巻線103の所望の測定位置に応じ
て予め調整しておく。例えば、固定子巻線103の大き
さに応じて棒状体90の長さを伸縮調整ナット206で
調整すると共に、軸方向位置決め203の設定寸法は、
鉄心押え300寄りとし、径方向位置決め204の設定
距離は、軸方向位置決め203に連結される棒状体を挟
み込みこんだ状態で固定子巻線103の端部寄りとし、
周方向位置決め205の設定位置は、固定子巻線103
間の測定位置に合わせておく。
【0062】そこで、プローブ1を操作ボタン95で収
縮させ、固定子巻線103の隙間に挿入していく。この
プローブ挿入は、プローブガード218aにより固定子
巻線103との間の引っ掛かり等が回避されるためにス
ムーズに行われ、固定子巻線103に各位置決め203
〜205が接触した時点で終了する。
【0063】このようにプローブ1が位置決めされる
と、操作ボタン95を操作してプローブ1を膨張させ、
それが所定圧力に上昇したことを表示器291a、29
1bの色の変化で確認し、静電容量測定を開始する。こ
の測定が終了すると、再び操作ボタン95を押してプロ
ーブ1を収縮させ、以後、同様の動作を残りの固定子巻
線103に対して実施する。
【0064】従って、この実施の形態によれば、従来と
同様に回転子体を固定子体から抜いて点検する場合で
も、測定素子を固定子巻線の一定深さ及び固定子巻線間
と鉄心端部とから一定距離の同一位置に正確且つ容易に
位置決めでき、作業効率がより一層向上する。
【0065】なお、この実施の形態では円形状のプロー
ブを用いてあるが、この発明はこれに限定されるもので
なく、例えば前述の第9の実施の形態と同様の小判形状
(略円形状)のプローブを採用してもよい。この場合に
は、円形状蛇腹部を複数段組み合わせることで測定素子
の固定子巻線への接触面積を一層広く確保でき、例えば
測定基準値を上げてノイズ等の測定誤差要因の影響を少
なくして測定精度をより一層高める利点もある。
【0066】(第11の実施の形態)図10に示す点検
装置は、運搬自在の手動式狭隘部測定装置であり、プロ
ーブ1と、これを支持する持ち運び自在の測定棒(棒状
体)90を備え、プローブ1を測定棒90の先端部に設
けたジョイント用の球面形状の凸部(プローブ取付部)
90aを介して前後左右方向(図中の矢印参照)に揺動
自在に取り付けたものである。
【0067】プローブ1は、測定素子1aを銅箔200
aで構成し、これをクッション材201の一方の面に張
り付け、そのクッション材201の他方の面に接地用銅
箔200bを介して絶縁板202を取り付け、その板2
02の内部に測定棒90の球面状凸部90aと互いにジ
ョイントを成すように嵌め合い可能な球面状凹部202
aを形成したものである。
【0068】従って、この実施の形態によれば、測定棒
の先端部にプローブを揺動自在にジョイントする構成と
したため、測定棒の位置(姿勢)の制約を受けることな
くプローブを固定子巻線に一層正確に接触させることが
できる。また、クッション材を設けてあるため、固定子
巻線の表面に倣うように測定素子を密着できる利点もあ
る。この効果は、固定子巻線等が複雑に入り組んでいる
場所に測定素子を誘導し、これを固定子巻線に接触させ
る際に最大限に発揮させることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、固定子巻線の点検を比較的容易に且つ正確に実施
し、その点検作業を短時間に終了することができると共
に、実用性が高い点検装置を簡素に構築し、比較的安価
に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の回転電機点検装置の全体構
成を示す概略斜視図。
【図2】プローブの概略断面図。
【図3】(a)及び(b)はプローブの動作を説明する
概略側面図。
【図4】第3の実施の形態の放電回路を備えた装置の要
部を示す概略ブロック図。
【図5】第3の実施の形態の放電回路を備えた装置の要
部を示す概略ブロック図。
【図6】第8の実施の形態の点検装置の要部構成を示す
概略側面図。
【図7】複数蛇腹方式の小判状プローブの要部構成を示
す概略側面図。
【図8】第10の実施の形態の点検装置の全体構成を示
す概略側面図。
【図9】図8中のA−A線に沿って点検装置をみた場合
の概略平面図。
【図10】第11の実施の形態の点検装置の全体構成を
示す概略側面図。
【図11】従来の回転電機の要部構成を示す概略縦断面
図。
【図12】従来の固定子巻線の外観を示す概略斜視図。
【図13】従来の固定子巻線の要部構成を示す概略断面
図。
【符号の説明】
1 プローブ 1a、1b 測定素子 2 ベース 3a、3b 蛇腹部 4a、4b クッション 5 滑り止め部 6 空気通路 7 空気配管 78 放電回路 79 コントローラ 80、80a、80b ガード 81、81a、81b 絶縁板 90 棒状体(自在棒、測定棒) 90a 球面状凸部 91 ロッド 93 位置ガイド 94 チューブ 95 操作ボタン 200a 銅箔 200b 接地用銅箔 201 クッション 202 絶縁板 202a 球面状凹部 203 軸方向位置決め 204 径方向位置決め 205 周方向位置決め 206 伸縮調整ナット 218、218a プローブガード 291a、291b 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗像 正 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 冨樫 法仁 東京都府中市晴見町二丁目24番地の1 東芝エフエーシステムエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 聡 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 水野 末良 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 小林 義賢 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株式会社東芝 浜川崎工場内 (72)発明者 入江 聡 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 財津 克根 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番 地 株式会社東芝 京浜事業所内 (72)発明者 高橋 伸二 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番 地 株式会社東芝 京浜事業所内 (72)発明者 島田 秀行 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (72)発明者 外舘 雅則 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝 エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−18944(JP,A) 特開 昭52−125704(JP,A) 実開 平1−143272(JP,U) 実開 昭63−70268(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 15/02 G01R 31/06 G01R 31/34 H02K 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人手により把持されうる棒状体と、この
    棒状体に取り付けられ回転電機の固定子巻線の点検に用
    いられるプローブとを備え、前記プローブは、前記棒状
    体の先端に取り付けられるベース体と、このベース体に
    取り付けられる少なくとも1つの伸縮自在の蛇腹部と、
    この蛇腹部に取り付けられる測定素子とを有することを
    特徴とする回転電機点検装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の点検装置において、前記
    測定素子は、前記固定子巻線の絶縁層の静電容量を測定
    するものであることを特徴とする回転電機点検装置。
  3. 【請求項3】 人手により把持されうる棒状体と、この
    棒状体に取り付けられ回転電機の固定子巻線の点検に用
    いられるプローブとを備え、前記プローブは、前記棒状
    体の先端に設けた関節により揺動自在に保持されるもの
    であることを特徴とする回転電機点検装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の回
    転電機点検装置を用いて回転電機の点検を行うことを特
    徴とする回転電機点検方法。
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