JP2980518B2 - リール台の回転検出装置 - Google Patents

リール台の回転検出装置

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JP2980518B2 JP6134748A JP13474894A JP2980518B2 JP 2980518 B2 JP2980518 B2 JP 2980518B2 JP 6134748 A JP6134748 A JP 6134748A JP 13474894 A JP13474894 A JP 13474894A JP 2980518 B2 JP2980518 B2 JP 2980518B2
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謙二 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRという)等の磁気記録再生装置に用いる
リール台の回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置では、テープ巻
径の状態を検出してリール台を制御するためのリール台
の回転検出装置が数多く考案されている(たとえば、公
開特許公報 昭62−290334号等)。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のリール台
の回転検出装置について説明する。図5は、従来のリー
ル台の回転検出装置の一例を示すものであり、反射型光
センサーを用いた装置である。図6は従来のリール台の
駆動力伝達系を示した断面図である。図5において、リ
ール台21の底面(図5では下面)には、フラット状の
反射面21eが形成されている。この反射面21eには
円状の反射シート22が貼着されている。この反射シー
ト22には、中心点を中心として放射状に所定間隔をも
って白色(反射部)および黒色(非反射部)のパターン
が交互に形成されている。発光素子24はコントロール
回路23に接続されている。この発光素子24はリール
台21の反射シート22に対向し、かつ近接する位置に
配設されている。発光素子24からの光は、所定角度を
もって反射シート22に照射される。この角度は、反射
光が後述する受光素子25で受光されるように設定され
ている。光が反射シート22に照射された場合、反射シ
ート22に形成された白色のパターンでは光を反射する
が、黒色のパターンでは光を吸収して反射を妨げる。つ
まり反射光が発光素子24に近接して配されている受光
素子25で受光されるのは、白色のパターンに照射され
た場合のみである。受光素子25より出力される信号
は、アンプ26によって増幅された後にコントロール回
路23に供給される。コントロール回路23は、リール
台21の回転の有無を検出し、かつリール台21の回転
が停止したとほぼ同時に図示しないクラッチ機構を作動
させる等のコントロールを行う。
【0004】以上の構成において、リール台21が回転
していれば所定周期でもって反射シート22の白色のパ
ターンで反射された光が受光素子25に供給されるの
で、受光素子25より所定周期の周波数信号が出力され
てコントロール回路23に供給される。一方テープ終端
となってリール台21の回転が停止した場合には、コン
トロール回路23に所定周期の周波数信号が供給されな
くなるのでコントロール回路23によってクラッチ機構
が作動される。つまり図6においてアイドラ32が回転
子21aの周面から離反され、フライホイール31の回
転力がリール台21に伝達されなくなる。したがって、
テープ終端となった場合には、リール台21が回転しな
いのでテープに無理な張力が加わる恐れもなくなる。
【0005】なお、図6で示すリール台21において、
21bはフェルト環、21cはリールテーブル、21d
は板バネ、21eは反射面、21fはコイルスプリン
グ、21gはリールハブ、21hはストッパーである。
【0006】また一般的には、テープの早送り/巻戻し
時のテープ終端突入に対するテープ保護とテープの種類
判別の必要性から巻取り側、供給側の各々のリール台に
回転検出装置を構成して各々のリール台の回転を検出す
ることによってテープ巻径状況に応じたリール台の加減
速制御を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の磁気記録再生装置では、テープの巻取り側、
供給側の各々のリール台に回転検出装置が必要なために
直材コスト、部品点数が増えるだけでなく、素子数に応
じた端子の基板へのはんだ付け等の工数も増え、低コス
ト化には不向きであった。また、各々二つのセンサーの
取付精度が必要であり、基板、メカシャーシ、二つのセ
ンサーホルダー等の精度管理が必要であった。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、低コストのリール台の回転検出装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のリール台の回転検出装置は、発光素子と、発
光素子の光を受光可能に配設した第1の受光素子と、第
1の受光素子と位置を異にして発光素子の光を受光可能
に配設した第2の受光素子と、発光素子からの光量を第
1の受光素子に対して周期的に変化させる第1の手段を
有した供給側リール台または第1の手段を有した供給側
リール台の回転に同期する供給側回転体と、発光素子か
らの光量を第2の受光素子に対して周期的に変化させる
第2の手段を有した巻取り側リール台または第2の手段
を有した巻取り側リール台の回転に同期する巻取り側回
転体とで構成し、発光素子と第1、第2の受光素子とを
一体的に保持するホルダーが、供給側リール台または供
給側回転体、および巻取り側リール台または巻取り側回
転体のそれぞれの回転中心軸により位置規制されている
構成とする。
【0010】
【作用】上記構成において、第1の受光素子は、供給側
リール台に同期して周期的に変化した発光素子からの光
量を受光することにより、供給側リール台の回転数が検
出できる。同様に第2の受光素子は、巻取り側リール台
に同期して周期的に変化した発光素子からの光量を受光
することにより、巻取り側リール台の回転数が検出でき
る。したがって、一つの発光素子と二つの受光素子とで
供給側、巻取り側各々のリール台の回転検出が可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明におけるリール台の回転
検出装置の断面図である。図2は、本発明におけるリー
ル台の回転検出装置の平面図である。図3は、本発明に
おけるセンサーホルダーの斜視図である。
【0012】図1において、第1の受光素子6は、発光
素子5の一側方に位置し、発光素子5と所定の空隙部8
を設けて発光素子5の光を受光可能に配設されている。
第2の受光素子7は、第1の受光素子6を配設した側と
略略反対側に発光素子5と所定の空隙部9を設けて発光
素子5の光を受光可能に配設されている。また、発光素
子5と第1の受光素子6と第2の受光素子7とは、図3
に示すセンサーホルダー10に樹脂成型により一体化さ
れるとともに、各々の端子は、下方に配置した基板11
にはんだ付けによって固定されている。さらに、センサ
ーホルダー10上に構成した位置決め穴10a、位置決
め長穴10b(図3参照)がシャーシ12上に植立した
Sリールギア軸13、およびTリールギア軸14と嵌合
することによってセンサーホルダー10が位置規制され
ながら基板11がシャーシ12に固定されている。Sリ
ールギア3は、Sリールギア軸13に回転自在に支持さ
れている。このSリールギア3の外周壁には、発光素子
5からの光を第1の受光素子6に対して透過させる部分
と透過させない部分(図2では各9ヶ所)とを等間隔に
構成したスリット部3aが設けられており、Sリールギ
ア3の回転検出が可能なようにスリット部3aを空隙部
8に配設してSリール台1に構成したギアに噛合してい
る。同様にTリールギア4は、Tリールギア軸14に回
転自在に支持されている。このTリールギア4の外周壁
には、発光素子5からの光を第2の受光素子7に対して
透過させる部分と透過させない部分(図2では各9ヶ
所)とを等間隔に構成したスリット部4aが設けられて
おり、Tリールギア4の回転検出が可能なようにスリッ
ト部4aを空隙部9に配設してTリール台2に構成した
ギアに噛合している。
【0013】以上のように構成された本実施例のリール
台の回転検出装置の動作について以下説明する。キャプ
スタンモータ(図示せず)等の駆動源からの動力は、テ
ープの走行方向(各モード)に応じて選択的にS、Tリ
ールギア3、4に伝達され、Sリール台1、またはTリ
ール台2が所定の方向に回転し、テープ(図示せず)が
駆動される。Sリールギア3、Tリールギア4が回転し
ていれば、発光素子5からの光はスリット部3a、4a
によって所定周期で透過、遮蔽を繰り返しながら第1、
第2の受光素子6、7に供給されるので、第1、第2の
受光素子6、7より所定周期の周波数信号が出力されて
コントロール回路(図示せず)に供給され、Sリール台
1およびTリール台2に対して所定の制御が行われる。
テープの早送り/巻戻し時には、第1、第2の受光素子
6、7からの出力信号を用いてテープの巻径状況に応じ
たSリール台1またはTリール台2の加減速制御が行わ
れる。つまりSリール台1またはTリール台2は、起動
時の増速制御後、通常は所定の速度で制御されるが、テ
ープ終端近傍ではテープ終端突入時にテープに無理な張
力がかからないように減速制御される。また、テープ終
端となってSリール台1および、Tリール台2の回転が
停止した場合には、コントロール回路(図示せず)に所
定周期の周波数信号が供給されなくなるのでコントロー
ル回路(図示せず)によって駆動源の回転が停止され
る。併せて、第1、第2の受光素子6、7の出力信号を
用いてテープ長さ(記録時間)の異なるテープカセット
の種類判別も行う。
【0014】以上のように本実施例によれば、一つの発
光素子と二つの受光素子とで一対のリール台の回転検出
が可能であり、部品点数削減、ならびに発光素子の削減
に伴うはんだ付け作業等の工数削減等優れたリール台の
回転検出装置を実現する。
【0015】なお、本実施例ではSリールギア3および
Tリールギア4の回転を検出する構成としているが、本
発明はこれに限ったものではなく、Sリール台1およ
び、Tリール台2にそれぞれスリット部を設けて、Sリ
ール台1およびTリール台2の回転を検出可能にセンサ
ーホルダー10を配設してもよい(図示せず)。また、
本実施例の回転検出装置は透過型の構成であるが、図4
に示すように反射型で構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明のリール台の回転検出装置は、発光素子と、発光
素子の光を受光可能に配設した第1の受光素子と、第1
の受光素子と位置を異にして発光素子の光を受光可能に
配設した第2の受光素子と、発光素子からの光量を第1
の受光素子に対して周期的に変化させる第1の手段を有
した供給側リール台または第1の手段を有した供給側リ
ール台の回転に同期する供給側回転体と、発光素子から
の光量を第2の受光素子に対して周期的に変化させる第
2の手段を有した巻取り側リール台または第2の手段を
有した巻取り側リール台の回転に同期する巻取り側回転
体とを設けて、発光素子と第1、第2の受光素子とを一
体的に保持するホルダーを供給側リール台または供給側
回転体、および巻取り側リール台または巻取り側回転体
のそれぞれの回転中心軸により位置規制することによ
り、一つの発光素子と二つの受光素子とで一対のリール
台の回転検出が可能であり、部品点数削減、ならびに発
光素子の削減に伴うはんだ付け作業等の工数削減が可能
である。また、センサーホルダーの位置決め精度が向上
するために、スリット部との干渉が防止できるだけでな
く、安定した出力信号を確保することができる。さら
に、発光素子と受光素子間の空隙部を小さくできるため
に、センサー部の小型化に伴うメカニズムのスペース効
率が向上し、設計の自由度が増す等簡単な構成で低コス
ト化が図れる優れたリール台の回転検出装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のリール台の回転検出装
置の断面図
【図2】同リール台の回転検出装置の主要部の平面図
【図3】同リール台の回転検出装置におけるセンサーホ
ルダーの斜視図
【図4】本発明の第2の実施例のリール台の回転検出装
置の要部の斜視図
【図5】従来例のリール台の回転検出装置の構成図
【図6】従来例のリール台駆動力伝達系の断面図
【符号の説明】
1 Sリール台 2 Tリール台 3 Sリールギア 3a スリット部 4 Tリールギア 4a スリット部 5 発光素子 6 第1の受光素子 7 第2の受光素子 8 空隙部 9 空隙部 10 センサーホルダー 10a 位置決め穴 10b 位置決め長穴 11 基板 12 シャーシ 13 Sリールギア軸 14 Tリールギア軸
フロントページの続き (72)発明者 天野 浩己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの発光素子と、 前記発光素子の光を受光可能に配設した第1の受光素子
    と、 前記第1の受光素子と位置を異にして前記発光素子の光
    を受光可能に配設した第2の受光素子と、 前記発光素子からの光量を前記第1の受光素子に対して
    周期的に変化させる第1の手段を有した供給側リール台
    または前記第1の手段を有した前記供給側リール台の回
    転に同期する供給側回転体と、 前記発光素子からの光量を前記第2の受光素子に対して
    周期的に変化させる第2の手段を有した巻取り側リール
    台または前記第2の手段を有した前記巻取り側リール台
    の回転に同期する巻取り側回転体とを具備したリール台
    の回転検出装置。
  2. 【請求項2】 1つの発光素子と第1、第2の受光素子
    とを一体的に保持するホルダーが、前記供給側リール台
    または前記供給側回転体、および前記巻取り側リール台
    または前記巻取り側回転体のそれぞれの回転中心軸によ
    り位置規制されたことを特徴とする請求項1記載のリー
    ル台の回転検出装置。
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