JPH0216432Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気記録再生装置に関するものであ
る。

従来例の構成とその問題点 従来よりカセツトの磁気テープを巻装したリー
ルを駆動するリール台にはその回転面に反射板を
設け、それに対向する側に光センサーを配置し、
リール台の回転情報を検出し、磁気記録再生装置
の全体のシステムの中で、例えばテープのカウン
ター表示等に利用して来た。

第１図はその一例を示すものである。第１図に
於てリール台１はシヤーシ４に植設されたリール
軸５のまわりに回転可能に装着される。３は光セ
ンサー２を有するプリント基板３であり、シヤー
シ４上にネジ６にて取付けられている。

シヤーシ４の裏面にはリールモータ７がネジ７
ａ，７ｂにて取付けられ、リールモータ軸７ｃに
はリールモータ７の駆動力を伝達するためのリー
ルモータプーリ８が圧入されている。このような
構成に於てはリールモータ７とプリント基板３と
が別々にシヤーシ４に取付けるようになつている
ため、装置の小型化に限界があり、また組立工数
が増加するという欠点があつた。

考案の目的 本考案はこのような欠点を除去したものであ
り、装置の小型化、組立工数の低減を目的とす
る。

考案の構成 本考案はモータホルダの腕部に回転検出素子を
設け、リールモータを両リール台の間に設けるこ
とにより、量産性に適した小型の磁気記録再生装
置を提供するものである。

実施例の説明 以下本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。

第２図は本考案の一実施例である磁気記録再生
装置のリールモータホルダー付近の斜視図であ
る。

第２図に於て、１０はビス１０ｂ，１０ｃにて
リールモータホルダー１２に取付けられているリ
ールモータである。

１３ａ，１３ｂは光センサーでハンダ付により
プリント基板１４に取付けられている。この光セ
ンサー１３ａ，１３ｂは発光ダイオードとフオト
トランジスタをそれぞれ発光素子、受光素子とし
て１つのパツケージにおさめたものであり、本実
施例に於ては光センサー１３ａにて１組、光セン
サー１３ｂにて１組の発光、受光部を持つもので
ある。

前記プリント基板１４はリールモーターホルダ
ー１２のプリント板取付部１２ａ，１２ｂにネジ
止めされている。第５図においてリールモータホ
ルダー１２のシヤシー取付部１２ｄ，１２ｃはボ
ス３１，３２を経てネジによつてシヤシー３０に
取付けられている。

第３図はリールモーターホルダー１２の腕部に
形成された光センサーホルダー部１２ｅの要部斜
視図である。光センサー１３はその外周部とほぼ
等しい形状を有する光センサーホルダー部１２ｅ
によつて保持されている。光センサーホルダー部
１２ｆについても同様である。リールモーター１
０の駆動力はリールモータープーリ１１を経てア
イドラ２２、リール台２０もしくはリール台２１
に伝達される。リール台２０，２１の裏面には略
円板状の反射板（図示せず）が取付けられてお
り、光センサ１３ａ，１３ａとは対向した配置に
なつている。

第４図に於て、アイドラー２２は、アイドラー
運転機構（図示せず）によりリールモータプーリ
１１と接触又は非接触状態に切換えられる。

このように、リールモータホルダー１２に一体
に光センサーのガイド及びホルダー部を設けたた
めリール台駆動系の小型化が可能になる。尚、本
実施例に於てはリールモータホルダー１２を金属
薄板の曲げ加工によつて構成したが、樹脂成型加
工等によつても同様に実現する事ができる。

考案の効果 以上のように本考案によれば、装置の小型化、
組立工数の低減が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気記録再生装置の要部斜視
図、第２図は本考案の一実施例である磁気記録再
生装置の要部斜視図、第３図は同装置のモータホ
ルダの要部斜視図、第４図は同装置の要部平面
図、第５図は同装置の側断面図である。 １……リール台、２……光センサ、３……プリ
ント基板、４，３０……シヤーシ、５……リール
軸、６……ネジ、７……リールモータ、７ａ，７
ｂ……ネジ、７ｃ……リールモータ軸、８……リ
ールモータープーリ、１０……リールモーター、
１０ｂ，１０ｃ……ビス、１１……リールモータ
ープーリ、１２……リールモーターホルダー、１
２ａ，１２ｂ……プリント板取付部、１２ｃ，１
２ｄ……シヤシー取付部、１２ｅ，１２ｆ……光
センサーホルダー部、１３ａ，１３ｂ……光セン
サー、１４……プリント基板、２０，２１……リ
ール台、２２……アイドラ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁気テープを巻取る巻取りリール台と、前記磁
   気テープを供給する供給リール台と、前記巻取り
   リール台と前記供給リール台との間に配設され、
   前記巻取りリール台を駆動するためのリールモー
   タと、前記両リール台の下にまで延在する腕部を
   有し、前記リールモータを基板に固定するための
   モータホルダとを備え、前記両リール台の回転を
   検出するための回転検出素子を前記モータホルダ
   の腕部に配設したことを特徴とする磁気記録再生
   装置。