JP2980346B2 - 農園芸作物の生育活性化剤及び除草剤による薬害の軽減方法 - Google Patents
農園芸作物の生育活性化剤及び除草剤による薬害の軽減方法Info
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- JP2980346B2 JP2980346B2 JP2153870A JP15387090A JP2980346B2 JP 2980346 B2 JP2980346 B2 JP 2980346B2 JP 2153870 A JP2153870 A JP 2153870A JP 15387090 A JP15387090 A JP 15387090A JP 2980346 B2 JP2980346 B2 JP 2980346B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水溶性ビタミンK3誘導体を有効成分として含
有することを特徴とする農園芸作物の生育活性化剤及び
これを利用する農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方
法に関するものである。
有することを特徴とする農園芸作物の生育活性化剤及び
これを利用する農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方
法に関するものである。
本発明の農園芸作物の生育活性化剤は、通常、農薬と
同様な剤形、例えば粉剤、粒剤、水和剤、液剤等に製剤
化して農園芸作物の種子処理、茎葉散布、土壌処理等の
方法で施用することにより農園芸作物の生育を良好に
し、特に、除草剤による薬害を著しく軽減する特徴を有
するものである。
同様な剤形、例えば粉剤、粒剤、水和剤、液剤等に製剤
化して農園芸作物の種子処理、茎葉散布、土壌処理等の
方法で施用することにより農園芸作物の生育を良好に
し、特に、除草剤による薬害を著しく軽減する特徴を有
するものである。
ビタミンK3は一般名メナジオンと称され、低プロトロ
ンビン症の改善を目的とする医薬品として周知の化合物
であり、これに水溶性置換基を導入した水溶性ビタミン
K3誘導体も多数知られている。例えばメナジオン亜硫酸
水素ナトリウム、メナジオン亜硫酸水素カリウム、メナ
ジオン亜硫酸水素カルシウム、メナジオン亜硫酸水素マ
グネシウム、メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノ
ール、メナジオールジリン酸エステルテトラナトリウ
ム、メナジオールジ硫酸エステルジナトリウム、メナジ
オールジ硫酸エステルジカリウム、メナジオールジアセ
テート、メナジオールジニコチン酸エステル塩酸塩、メ
ナジオールビス(トリメチルアンモニウムアセテート)
ジクロライド、メナジオールビスグルコシド、4−アミ
ノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−1−ナフトール塩酸塩、及び1,4−ジアミ
ノ−2−メチルナフタレン塩酸塩等が公知である。
ンビン症の改善を目的とする医薬品として周知の化合物
であり、これに水溶性置換基を導入した水溶性ビタミン
K3誘導体も多数知られている。例えばメナジオン亜硫酸
水素ナトリウム、メナジオン亜硫酸水素カリウム、メナ
ジオン亜硫酸水素カルシウム、メナジオン亜硫酸水素マ
グネシウム、メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノ
ール、メナジオールジリン酸エステルテトラナトリウ
ム、メナジオールジ硫酸エステルジナトリウム、メナジ
オールジ硫酸エステルジカリウム、メナジオールジアセ
テート、メナジオールジニコチン酸エステル塩酸塩、メ
ナジオールビス(トリメチルアンモニウムアセテート)
ジクロライド、メナジオールビスグルコシド、4−アミ
ノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−1−ナフトール塩酸塩、及び1,4−ジアミ
ノ−2−メチルナフタレン塩酸塩等が公知である。
すなわち、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、メナジ
オン亜硫酸水素カリウム、メナジオン亜硫酸水素カルシ
ウム及びメナジオン亜硫酸水素マグネシウムはMoore,J.
Am.Chem.Soc.,63,2049(1941)記載の方法により、メナ
ジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノールはスペイン特
許第337091号明細書記載の方法により、メナジオールジ
リン酸エステルテトラナトリウム、メナジオールジ硫酸
エステルジナトリウム及びメナジオールジ硫酸エステル
ジカリウムはFieser,J.Am.Chem.Soc.,62,228(1940)に
記載の方法により、メナジオールアセテートはSah et a
l.,Ber.,73,762(1940)に記載の方法により、メナジオ
ールジニコチン酸エステル塩酸塩は米国特許第2428253
号明細書に記載の方法により、メナジオールビス(トリ
メチルアンモニウムアセテート)ジクロライドは米国特
許第2372655号明細書に記載の方法により、メナジオー
ルビスグルコシドは米国特許第2366890号明細書に記載
の方法により、4−アミノ−2−メチル−1−ナフトー
ル塩酸塩はSah et al.,Ber.,74,552(1941)に記載の方
法により、4−アミノ−3−メチル−1−ナフトール塩
酸塩はBaker ,al.et J.Am.Chem.Soc.,64,2659(1942)
に記載の方法により、1,4−ジアミノ−2−メチルナフ
タレン塩酸塩はH.Veldstra et al.,Rec.Trav.Chim.,62,
75(1943)に記載の方法によりそれぞれ製造することが
できる。
オン亜硫酸水素カリウム、メナジオン亜硫酸水素カルシ
ウム及びメナジオン亜硫酸水素マグネシウムはMoore,J.
Am.Chem.Soc.,63,2049(1941)記載の方法により、メナ
ジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノールはスペイン特
許第337091号明細書記載の方法により、メナジオールジ
リン酸エステルテトラナトリウム、メナジオールジ硫酸
エステルジナトリウム及びメナジオールジ硫酸エステル
ジカリウムはFieser,J.Am.Chem.Soc.,62,228(1940)に
記載の方法により、メナジオールアセテートはSah et a
l.,Ber.,73,762(1940)に記載の方法により、メナジオ
ールジニコチン酸エステル塩酸塩は米国特許第2428253
号明細書に記載の方法により、メナジオールビス(トリ
メチルアンモニウムアセテート)ジクロライドは米国特
許第2372655号明細書に記載の方法により、メナジオー
ルビスグルコシドは米国特許第2366890号明細書に記載
の方法により、4−アミノ−2−メチル−1−ナフトー
ル塩酸塩はSah et al.,Ber.,74,552(1941)に記載の方
法により、4−アミノ−3−メチル−1−ナフトール塩
酸塩はBaker ,al.et J.Am.Chem.Soc.,64,2659(1942)
に記載の方法により、1,4−ジアミノ−2−メチルナフ
タレン塩酸塩はH.Veldstra et al.,Rec.Trav.Chim.,62,
75(1943)に記載の方法によりそれぞれ製造することが
できる。
農園芸作物の除草剤による薬害を軽減する作用を有す
る公知の化合物としては、例えば、トウモロコシの除草
剤であるエブタム(EPTC)に対するN,N−ジアリル−2,3
−ジクロロアセトアミド[Weed Science 21.(4)292
(1973)]や、アラクロールによるソルガム初生葉の出
葉の阻害と葉のゆがみの軽減作用を有する1,8−ナフタ
リックアンハイドライド[Weed Science 22.(1)86
(1974)]やN−メチル−N−(3,4−ジクロロフェニ
ルカルバモイル)グリシンに対するポリメチレンジアミ
ン[特許公報昭59−18361号]や、3アリルオキシ−1,2
−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシドに対する4
−メチルスルホニルオキシフェニル−N−メチルチオー
ルカーバメート[特許公報昭58−28843号]等が知られ
ている。
る公知の化合物としては、例えば、トウモロコシの除草
剤であるエブタム(EPTC)に対するN,N−ジアリル−2,3
−ジクロロアセトアミド[Weed Science 21.(4)292
(1973)]や、アラクロールによるソルガム初生葉の出
葉の阻害と葉のゆがみの軽減作用を有する1,8−ナフタ
リックアンハイドライド[Weed Science 22.(1)86
(1974)]やN−メチル−N−(3,4−ジクロロフェニ
ルカルバモイル)グリシンに対するポリメチレンジアミ
ン[特許公報昭59−18361号]や、3アリルオキシ−1,2
−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシドに対する4
−メチルスルホニルオキシフェニル−N−メチルチオー
ルカーバメート[特許公報昭58−28843号]等が知られ
ている。
しかしながら、水溶性ビタミンK3誘導体が農園芸作物
の生育を良好にし、除草剤による薬害を著しく軽減する
作用を有することは全く知られていない。
の生育を良好にし、除草剤による薬害を著しく軽減する
作用を有することは全く知られていない。
近年、種々の除草剤が開発され、農園芸の各種分野で
除草作業が著しく省力化されて来たことはまことに好ま
しいことであるが、一方で好ましからざる副作用である
薬害が発生し、栽培目的の農園芸作物に多大の被害をも
たらすことが時として起っている。
除草作業が著しく省力化されて来たことはまことに好ま
しいことであるが、一方で好ましからざる副作用である
薬害が発生し、栽培目的の農園芸作物に多大の被害をも
たらすことが時として起っている。
そこで、本発明者等は、種々の除草剤に対してそれら
の除草効果を弱めること無く薬害を軽減する作用を有す
る化合物を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、水溶性ビ
タミンK3誘導体にこの作用があることを見出し、さらに
引続き研究の結果、水溶性ビタミンK3誘導体には除草剤
による薬害の軽減作用のみでなく、単独に施用した場合
でも農園芸作物の生育を著しく良好にする作用を有する
という予想外の事実を見出し本発明を完成するに至っ
た。
の除草効果を弱めること無く薬害を軽減する作用を有す
る化合物を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、水溶性ビ
タミンK3誘導体にこの作用があることを見出し、さらに
引続き研究の結果、水溶性ビタミンK3誘導体には除草剤
による薬害の軽減作用のみでなく、単独に施用した場合
でも農園芸作物の生育を著しく良好にする作用を有する
という予想外の事実を見出し本発明を完成するに至っ
た。
本発明は(イ)水溶性ビタミンK3誘導体を有効成分と
して含有することを特徴とする農園芸作物の生育活性化
剤及び(ロ)除草剤を施用して農園芸作物を栽培する
際、該除草剤の施用前、施用後又は施用と同時に農園芸
作物に水溶性ビタミンK3誘導体を有効成分として含有す
る農園芸作物の生育活性化剤を施用することを特徴とす
る農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方法に関するも
のである。
して含有することを特徴とする農園芸作物の生育活性化
剤及び(ロ)除草剤を施用して農園芸作物を栽培する
際、該除草剤の施用前、施用後又は施用と同時に農園芸
作物に水溶性ビタミンK3誘導体を有効成分として含有す
る農園芸作物の生育活性化剤を施用することを特徴とす
る農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方法に関するも
のである。
本発明で用いる水溶性ビタミンK3誘導体は化合物自体
いずれも公知であり、その具体例としては例えばメナジ
オン亜硫酸水素ナトリウム、メナジオン亜硫酸水素カリ
ウム、メナジオン亜硫酸水素カルシウム、メナジオン亜
硫酸水素マグネシウム、メナジオン亜硫酸水素ジメチル
ピリミジノール、メナジオールジリン酸エステルテトラ
ナトリウム、メナジオールジ硫酸エステルジナトリウ
ム、メナジオールジ硫酸エステルジカリウム、メナジオ
ールジアセテート、メナジオールジニコチン酸エステル
塩酸塩、メナジオールビス(トリメチルアンモニウムア
セテート)ジクロライド、メナジオールビスグルコシ
ド、4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−1−ナフトール塩酸塩、及び
1,4−ジアミノ−2−メチルナフタレン塩酸塩等が挙げ
られ、これらの化合物は前述の文献に記載されている方
法に従って容易に製造することが出来る。
いずれも公知であり、その具体例としては例えばメナジ
オン亜硫酸水素ナトリウム、メナジオン亜硫酸水素カリ
ウム、メナジオン亜硫酸水素カルシウム、メナジオン亜
硫酸水素マグネシウム、メナジオン亜硫酸水素ジメチル
ピリミジノール、メナジオールジリン酸エステルテトラ
ナトリウム、メナジオールジ硫酸エステルジナトリウ
ム、メナジオールジ硫酸エステルジカリウム、メナジオ
ールジアセテート、メナジオールジニコチン酸エステル
塩酸塩、メナジオールビス(トリメチルアンモニウムア
セテート)ジクロライド、メナジオールビスグルコシ
ド、4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−1−ナフトール塩酸塩、及び
1,4−ジアミノ−2−メチルナフタレン塩酸塩等が挙げ
られ、これらの化合物は前述の文献に記載されている方
法に従って容易に製造することが出来る。
これらの水溶性ビタミンK3誘導体を本発明の農園芸作
物の生育活性化剤として実際に用いる場合は、化合物を
そのままで使用することも出来るが、通常農薬製剤に用
いられる適当な個体担体、液体担体、乳化分散剤等を用
いて粉剤、乳剤、水和剤、液剤、油剤、噴霧剤等の任意
の剤型にして適用する。
物の生育活性化剤として実際に用いる場合は、化合物を
そのままで使用することも出来るが、通常農薬製剤に用
いられる適当な個体担体、液体担体、乳化分散剤等を用
いて粉剤、乳剤、水和剤、液剤、油剤、噴霧剤等の任意
の剤型にして適用する。
さらに、使用目的に応じて他の無機塩、無機肥料、有
機肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等を含有させ、又は併
用することもできる。
機肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等を含有させ、又は併
用することもできる。
本発明の生育活性化剤の使用態様としては、適当な希
釈剤を用いて粉衣剤を作り、種子を粉衣あるいはコーテ
ィングする方法、水等の希釈剤に溶解した薬液に種子を
浸漬する方法、除草剤を使用する前または後に、本発明
の生育活性化剤を土壌または農園芸作物に施用する方法
或いは除草剤と本発明の生育活性化剤との混合物を施用
する方法等が挙げられる。
釈剤を用いて粉衣剤を作り、種子を粉衣あるいはコーテ
ィングする方法、水等の希釈剤に溶解した薬液に種子を
浸漬する方法、除草剤を使用する前または後に、本発明
の生育活性化剤を土壌または農園芸作物に施用する方法
或いは除草剤と本発明の生育活性化剤との混合物を施用
する方法等が挙げられる。
これらの使用態様における本発明の生育活性化剤の使
用量は対象作物、施用時期、施用場所、雑草の生育状況
などによって変更すべきものであり、一概には論じられ
ない。
用量は対象作物、施用時期、施用場所、雑草の生育状況
などによって変更すべきものであり、一概には論じられ
ない。
ただし、通常粉衣する場合には作物の種子重量に対
し、本発明の有効成分化合物として0.0001〜0.1%、好
ましくは0.001〜0.05%を使用する。種子を浸漬する場
合には有効成分化合物の濃度として0.1〜1000ppm、好ま
しくは1〜1000ppmの濃度の希釈液に種子を1秒〜72時
間浸漬する。除草剤を使用する前後に土壌または作物に
施用する場合には10aあたり1〜1000g使用する。除草剤
と混合する場合にはモル比を除草剤1に対して本発明化
合物を0.01〜10、好ましくは0.1〜2になるように混合
するのが適当である。
し、本発明の有効成分化合物として0.0001〜0.1%、好
ましくは0.001〜0.05%を使用する。種子を浸漬する場
合には有効成分化合物の濃度として0.1〜1000ppm、好ま
しくは1〜1000ppmの濃度の希釈液に種子を1秒〜72時
間浸漬する。除草剤を使用する前後に土壌または作物に
施用する場合には10aあたり1〜1000g使用する。除草剤
と混合する場合にはモル比を除草剤1に対して本発明化
合物を0.01〜10、好ましくは0.1〜2になるように混合
するのが適当である。
上述のようにして本発明の生育活性化剤を施用して栽
培した農園芸作物は非常に良好な生育を示し、且つ、各
種、広汎な除草剤による薬害が著しく軽減される。
培した農園芸作物は非常に良好な生育を示し、且つ、各
種、広汎な除草剤による薬害が著しく軽減される。
薬害が軽減される除草剤の具体例としては、例えばス
タム、ブタクロール、プラクロール、ナブロパミド、ナ
ブロアニリド等の酸アミド系除草剤、2,4−D、MCP、MC
PP等のフェノキシ系除草剤、NIP、MO、エックスゴーニ
等のジフェニルエーテル系除草剤、サターン、モリネー
ト、マメット、スェップ等のカーバメイト系除草剤、カ
ーメックス、リニュロン、チュパサン、ダイムロン等の
尿素系除草剤、シマジン、シトメリン等のトリアジン系
除草剤、ピラソレート、オキサジアゾン、アシュラム等
のその他除草剤が挙げられる。なお、これらの除草剤は
単なる例示にすぎず、本発明はこれらの除草剤による薬
害の軽減方法のみに限定されるものではない。
タム、ブタクロール、プラクロール、ナブロパミド、ナ
ブロアニリド等の酸アミド系除草剤、2,4−D、MCP、MC
PP等のフェノキシ系除草剤、NIP、MO、エックスゴーニ
等のジフェニルエーテル系除草剤、サターン、モリネー
ト、マメット、スェップ等のカーバメイト系除草剤、カ
ーメックス、リニュロン、チュパサン、ダイムロン等の
尿素系除草剤、シマジン、シトメリン等のトリアジン系
除草剤、ピラソレート、オキサジアゾン、アシュラム等
のその他除草剤が挙げられる。なお、これらの除草剤は
単なる例示にすぎず、本発明はこれらの除草剤による薬
害の軽減方法のみに限定されるものではない。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではな
い。
本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではな
い。
実施例1 メナジオン亜硫酸水素ナトリウム1部及びクレー98部
を充分に混合して粉剤を得た。
を充分に混合して粉剤を得た。
実施例2 4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール塩酸塩5部
及び水95部から液剤を得た。
及び水95部から液剤を得た。
実施例3 メチジオールジアセテート10部、クレー88部及びドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部をよく混合して
水和剤を得た。
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部をよく混合して
水和剤を得た。
実施例4〜9 本発明化合物と各種担体を良く混合して粉剤を得た。
第1表に混合割合をまとめて示す。
第1表に混合割合をまとめて示す。
実施例10 直径5cm高さ5cmの管瓶中に所定量の除草剤及びメナジ
オン亜硫酸水素ナトリウム(MSB)を含有した0.7%寒天
培地を入れ、これに稲(品種:コシヒカリ)の催芽種子
を8粒播種し25℃、3000ルックスの人工気象器内で11日
間生育させた。結果を第2表に示した。なお、除草剤は
粒剤についてはアセトンで抽出(ソックスレー抽出器使
用)し濃縮したものを使用した。
オン亜硫酸水素ナトリウム(MSB)を含有した0.7%寒天
培地を入れ、これに稲(品種:コシヒカリ)の催芽種子
を8粒播種し25℃、3000ルックスの人工気象器内で11日
間生育させた。結果を第2表に示した。なお、除草剤は
粒剤についてはアセトンで抽出(ソックスレー抽出器使
用)し濃縮したものを使用した。
第2表の結果より、MSBは単独で地上部及び地下部の
生育を促進する作用を有していることはもちろんのこ
と、除草剤による薬害に起因する生育抑制を軽減する作
用を有していることが明らかである。
生育を促進する作用を有していることはもちろんのこ
と、除草剤による薬害に起因する生育抑制を軽減する作
用を有していることが明らかである。
実施例11 水稲育苗箱に床上としてクレハ粒状培土を詰め、実施
例1で調製した本発明粉剤30gを均一に混合した。これ
に1箱当たり180gの種子(品種:日本晴)を播種し慣行
の方法で21日間育苗して得られた稚苗を本田に移植し
た。移植後3日目にクサカリンを10aあたり8kg散布し
た。定植後25日後に草丈、生体重及び黄化程度を調査し
第3表の結果を得た。なお、本発明剤を混合しないで育
苗した苗も同様に処理し無処理区とした。
例1で調製した本発明粉剤30gを均一に混合した。これ
に1箱当たり180gの種子(品種:日本晴)を播種し慣行
の方法で21日間育苗して得られた稚苗を本田に移植し
た。移植後3日目にクサカリンを10aあたり8kg散布し
た。定植後25日後に草丈、生体重及び黄化程度を調査し
第3表の結果を得た。なお、本発明剤を混合しないで育
苗した苗も同様に処理し無処理区とした。
第3表の結果より、本発明剤で処理した苗を本田に移
植することにより、黄化現象も認められず生育が順調で
あることが明らかである。
植することにより、黄化現象も認められず生育が順調で
あることが明らかである。
本発明により水溶性ビタミンK3誘導体を有効成分とし
て含有する農園芸作物の生育活性化剤及びこれを利用す
る農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方法が提供され
た。
て含有する農園芸作物の生育活性化剤及びこれを利用す
る農園芸作物の除草剤による薬害の軽減方法が提供され
た。
農園芸作物の除草剤による薬害は、農園芸作業者にと
って、時として、深刻な経済的打撃を受けることがある
が、本発明によりその懸念は大幅に解消された。
って、時として、深刻な経済的打撃を受けることがある
が、本発明によりその懸念は大幅に解消された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 43/40 101 A01N 43/40 101B (56)参考文献 特開 昭62−190101(JP,A) 特開 昭61−215305(JP,A) 特開 昭61−212502(JP,A) 特開 昭60−72802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 33/06 - 43/40 CA(STN) WPI/L(QUESTEL)
Claims (1)
- 【請求項1】メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、メナジ
オン亜硫酸水素カリウム、メナジオン亜硫酸水素カルシ
ウム、メナジオン亜硫酸水素マグネシウム、メナジオン
亜硫酸水素ジメチルピリミジノール、メナジオールジリ
ン酸エステルテトラナトリウム、メナジオールジ硫酸エ
ステルジナトリウム、メナジオールジ硫酸エステルジカ
リウム、メナジオールジアセテート、メナジオールジニ
コチン酸エステル塩酸塩、メナジオールビス(トリメチ
ルアンモニウムアセテート)ジクロライド、メナジオー
ルビスグルコシド、4−アミノ−2−メチル−1−ナフ
トール塩酸塩、4−アミノ−3−メチル−1−ナフトー
ル塩酸塩、及び1,4−ジアミノ−2−メチルナフタレン
塩酸塩から成る群から選ばれる少なくとも1種の化合物
を有効成分として含有することを特徴とする農園芸作物
の除草剤薬害軽減剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153870A JP2980346B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 農園芸作物の生育活性化剤及び除草剤による薬害の軽減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153870A JP2980346B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 農園芸作物の生育活性化剤及び除草剤による薬害の軽減方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446103A JPH0446103A (ja) | 1992-02-17 |
JP2980346B2 true JP2980346B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15571911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2153870A Expired - Fee Related JP2980346B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 農園芸作物の生育活性化剤及び除草剤による薬害の軽減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980346B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3805599B2 (ja) * | 2000-04-10 | 2006-08-02 | 花王株式会社 | 植物活力剤 |
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1990
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