JP2980282B1 - 水中部で施工する橋脚鋼板巻補強工事に於ける締切り工法 - Google Patents

水中部で施工する橋脚鋼板巻補強工事に於ける締切り工法

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Abstract

【要約】 【解決課題】水中部で施工する橋脚鋼板巻補強工事に於
いて、締切り工を能率良く、且つ、確実に実施すること
のできる橋脚鋼板巻補強工事に於ける締切り工法を提供
する。 【解決手段】橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施工するに
際し、橋脚(1A)上部の梁に設けた吊金具から吊下し
たチェーンブロックにより、1段目の鋼製円筒枠を既設
ケーソンの上に設置し、次いで1段目の鋼製円筒枠上に
2段目の鋼製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に3段目の
鋼製円筒枠と吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接続部に止
水シールを施してボルトにより相互に連結し、1段目の
鋼製円筒枠(2)の外側に設けた仮壁(3)と1段目の
鋼製円筒枠(2)との間に水中コンクリート(5)を打
設して、1段目の鋼製円筒枠2と既設ケーソン(1B)
との間を水中コンクリート(5)により塞ぎ、水中コン
リクート(5)が固化したら鋼製円筒枠(2)内の水替
えを行う橋脚鋼板巻補強工事に於ける締切り工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋脚鋼板巻補強工
事を水中部で施工するに際しての締切り工法に関する。
【0002】
【従来の技術】先の関西大地震の際には、高架式高速道
路等に大きな被害を受け橋脚に鋼板を巻く耐震補強工事
が各所で実施されている。
【0003】その際、橋脚が陸上に在る場合は、そのま
まで橋脚に鋼板を巻く補強工事が実施できるが、橋脚が
河川等の水中に在る場合は、橋脚回りを締切り、水替し
た後、橋脚鋼板巻補強工事を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水中部で施
工する橋脚鋼板巻補強工事に於いて、締切り工を能率良
く、且つ、確実に実施することのできる橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、橋脚鋼
板巻補強工事を水中部で施工するに際し、橋脚下の既設
ケーソンの径が、橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円
筒枠の径よりも大きいものである場合は、橋脚上部の梁
に設けた吊金具から吊下したチェーンブロックにより、
1段目の鋼製円筒枠を既設ケーソンの上に設置し、次い
で1段目の鋼製円筒枠上に2段目の鋼製円筒枠、2段目
の鋼製円筒枠上に3段目の鋼製円筒枠を吊り降ろして、
各鋼製円筒枠の接続部に止水シールを施してボルトによ
り相互に連結し、橋脚を取り囲んで締切りを行う前記鋼
製円筒枠の外周に鋼製外円筒枠を設置し、その鋼製外円
筒枠と更に外周に設けた仮壁との間にズレ止め材を施
し、鋼製外円筒枠と1段目の鋼製円筒枠との間に水中コ
ンクリートを打設して、1段目の鋼製円筒枠と既設ケー
ソンとの間を水中コンクリートにより塞ぎ、水中コンク
リートが固化したら鋼製円筒枠内の水替えを行うことを
特徴とする水中部で施工するようになっている。
【0007】また本発明によれば、橋脚鋼板巻補強工事
を水中部で施工するに際し、橋脚下の既設ケーソンの径
が、橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の径より
も小さいものである場合は、既設ケーソンの外周部を浚
渫し、橋脚上部の梁に設けた吊金具から吊下したチェー
ンブロックにより、1段目の鋼製円筒枠を浚渫した既設
ケーソンの外周の地盤に設置し、次いで1段目の鋼製円
筒枠上に2段目の鋼製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に
3段目の鋼製円筒枠を吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接
続部に止水シールを施してボルトにより相互に連結し、
既設ケーソンの外周と1段目の鋼製円筒枠との間に水中
コンクリートを打設して、1段目の鋼製円筒枠と既設ケ
ーソンとの間を水中コンクリートにより塞ぎ、水中コン
クリートが固化したら鋼製円筒枠内の水替えを行うこと
もできる。
【0008】また本発明によれば、橋脚鋼板巻補強工事
を水中部で施工するに際し、橋脚下の既設ケーソンの径
が、橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の径より
も小さいものである場合は、既設ケーソンの外周部を浚
渫し、橋脚上部の梁に設けた吊金具から吊下したチェー
ンブロックにより、1段目の鋼製円筒枠を浚渫した既設
ケーソンの外周の地盤に設置し、次いで1段目の鋼製円
筒枠上に2段目の鋼製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に
3段目の鋼製円筒枠を吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接
続部に止水シールを施してボルトにより相互に連結し、
1段目の鋼製円筒枠の内側に設けた仮壁と1段目の鋼製
円筒枠との間に水中コンクリートを打設して、1段目の
鋼製円筒枠と既設ケーソンとの間を水中コンクリートに
より塞ぎ、水中コンクリートが固化したら鋼製円筒枠内
の水替えを行うこともできる。また、本発明によれば、
橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施工するに際し、橋脚下
の既設ケーソンの径が、橋脚を取り囲んで締切りを行う
鋼製円筒枠の径よりも小さいものである場合は、ゴム板
の一端部を1段目の鋼製円筒枠の下端部に固定し、その
ゴム板の他端部に番線を連結してゴム板の他端を上方に
引上げた状態で1段目の鋼製円筒枠を設置し、ゴム板に
より水中コンクリートの回り込みを防止する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】本発明によれば、橋脚を取り囲んで締切り
を行う鋼製円筒枠と既設ケーソンとの間は水中コンクリ
ートにより塞がら、また各鋼製円筒枠の接続部は止水シ
ールにより止水され、鋼製円筒枠内に水が侵入するのを
確実に防止し、鋼製円筒枠内の水替えを行うこで、橋脚
鋼板巻補強工事のドライ施工が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、橋脚鋼板巻補強
工事を水中部で施工するに際し、橋脚下の既設ケーソン
の径が、橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の径
よりも大きいものである場合の例を示し、1Aは橋脚、
1Bは橋脚下の既設ケーソンで河床下の地盤に打設され
ており、また橋脚上部には梁1C(図3)が設けられて
いる。既設ケーソン1Bの上に、橋脚1Aを取り囲んで
締切りを行う詳細を後述する補強リングで補強された鋼
製円筒枠2を1段目、2段目、・・・と順次上方へ最高
水位上に達するまで設置する。1段目の鋼製円筒枠2を
設置する際には、ジャッキ4で補強リングを位置調整す
る。
【0014】そして、1段目の鋼製円筒枠2の外側に設
けた仮壁3と1段目の鋼製円筒枠2との間に水中コンク
リート5を打設して、1段目の鋼製円筒枠2と既設ケー
ソン1Bとの間を水中コンクリート5により塞ぐ。水中
コンリクート5が固化したら鋼製円筒枠2内の水替えを
行う。
【0015】図3及び図4は、図1及び図2の場合とほ
ぼ同じの場合であるが、橋脚1Aを取り囲んで締切りを
行う鋼製円筒枠が簡単な構造の鋼製円筒枠2aからなる
場合である。
【0016】図5及び図6は、既設ケーソン1Bの径
が、橋脚1Aを取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠2の
径よりも一層大きい場合の施工例を示し、橋脚1Aを取
り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠2の1段目の外周に鋼
製外円筒枠6を設置し、その外円筒枠6と更に外周に設
けた仮壁3との間にズレ止め材7を設置する。
【0017】そして、1段目の鋼製円筒枠2の外側に設
置した鋼製外円筒枠6と1段目の鋼製円筒枠2との間に
水中コンクリート5を打設して、1段目の鋼製円筒枠2
と既設ケーソン1Bとの間を水中コンクリート5により
塞ぐ。水中コンリクート5が固化したら鋼製円筒枠2内
の水替えを行う。
【0018】図7は、橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施
工するに際し、橋脚下の既設ケーソンの径が、橋脚を取
り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも小さいもの
である場合の例を示し、既設ケーソン1Bの外周部を浚
渫Sし、浚渫した既設ケーソン1Bの外周の地盤に、橋
脚1Aを取り囲んで締切りを行う詳細を後述する補強リ
ングで補強された鋼製円筒枠2を1段目、2段目、・・
・と順次上方へ最高水位上に達するまで設置する。1段
目の鋼製円筒枠2を設置する際には、ジャッキ4で補強
リングを位置調整する。
【0019】そして、既設ケーソン1Bの外周と1段目
の鋼製円筒枠2との間に水中コンクリート5を打設し
て、1段目の鋼製円筒枠2と既設ケーソン1Bとの間を
水中コンクリート5により塞ぐ。水中コンクリート5が
固化したら鋼製円筒枠2内の水替えを行う。
【0020】図8及び図9は、橋脚鋼板巻補強工事を水
中部で施工するに際し、橋脚下の既設ケーソンの径が、
橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも小
さいものである場合の他の例を示し、既設ケーソンの外
周部を浚渫Sし、浚渫した既設ケーソン1Bの外周の地
盤に、橋脚1Aを取り囲んで鋼製円筒枠2aを1段目、
2段目、・・・と順次上方へ最高水位上に達するまで設
置する。
【0021】そして、1段目の鋼製円筒枠2aの内側に
設けた仮壁3と1段目の鋼製円筒枠2aとの間に水中コ
ンクリート5を打設して、1段目の鋼製円筒枠2aと既
設ケーソン1Bとの間を水中コンクリート5により塞
ぎ、水中コンクリート5が固化したら鋼製円筒枠2a内
の水替えを行う。
【0022】図7に示す実施例、及び図8、9に示す実
施例の橋脚下の既設ケーソンの径が、橋脚を取り囲んで
締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも小さいものである場
合、水中コンクリートを打設する時、地盤の不陸や軟弱
なためコンクリートが周囲に逃げロスが多くなる。ロス
防止のためゴム板を使用する。
【0023】即ち、図10及び図11に於いて、ゴム板
8の一端部を1段目の鋼製円筒枠2の下端部に、タップ
ネジと長孔により取付け位置調整可能にネジ固定9し、
そのゴム板8の他端部に番線10を連結して、ゴム板8
の他端を上方に引上げた状態で1段目の鋼製円筒枠2を
設置し、ゴム板8により水中コンクリート5の回り込み
を防止する。
【0024】図12乃至図14には、橋脚を取り囲んで
締切りを行う鋼製円筒枠の詳細を示し、図12に於い
て、鋼製円筒枠は4分割され、接続端部にフランジ21
が溶接されており、止水シール22及びゴムパッキン2
3を介装してボルト24により連結されて鋼製円筒枠2
とされる。
【0025】鋼製円筒枠2の内側に補強リング25が施
され、補強リング25も4分割されており、接続端部に
フランジ26が溶接され、ボルト24により連結され、
更に、図14に示す長孔27aが形成された繋ぎ板27
とボルト24によりフランジ面でも連結されている。
【0026】図13に於いて、円筒枠に組立られた鋼製
円筒枠2の接続端部にはフランジ21が溶接されてお
り、止水シール22及びゴムパッキン23を介装してボ
ルト24により連結される。
【0027】次ぎに、図15乃至図17を参照して、橋
脚を取り囲んで締切りを行う鋼製円筒枠の設置方法につ
いて説明する。
【0028】図15に於いて、Kは鋼板巻補強工事を行
う橋脚が立設する河川であり、矢印は川の流れ方向を示
す。11はクレーン船、12は台船であり、鋼製円筒
枠、材料が仮置13されている。
【0029】図16及び図17に於いて、梁1Cに吊金
具14を取付ける(S−1)。そして、玉掛けワイヤ1
5の取付け、チェーンブロック16の取付けを行う。次
いで、台船配置(Sー2)。そして、工場製作材料搬入
を行う。次いで、組立開始(Sー3)。次いで、鋼製円
筒枠の1段目2Aを設置(Sー4)。その時、水中コン
クリート廻り込み防止用ゴム板の取付けを行う。次い
で、鋼製円筒枠の2段目2Bを設置(Sー5)。その
時、シール材を介装する。次いで、鋼製円筒枠の3段目
2Cを設置(Sー6)。その時、シール材を介装する。
そして、水中コンクリートを打設する。水中コンクリー
トの固化後、鋼製円筒枠内部の水替を行う。完成(Sー
7)。
【0030】図18内至図23は、吊金具の各形式のも
のを示し、14aは片持形式のその1、14bは片持形
式のその2、14cは跨座形式、14dは特殊形式のも
のを示す。梁の形状との関係等を考慮して適宜のものを
選定する。
【0031】
【発明の効果】本発明は、橋脚を取り囲んで鋼製円筒枠
を設け、その鋼製円筒枠と既設ケーソンとの間を水中コ
ンクリートにより塞ぎ、また各鋼製円筒枠の連結部を止
水シールにより止水するものであるので、鋼製円筒枠内
に水が侵入するのを確実に防止し、鋼製円筒枠内の水替
えを行うこで、橋脚鋼板巻補強工事をドライ施工で行う
ことができる。
【0032】また、橋脚を取り囲んで締切りを行う鋼製
円筒枠の設置は、橋脚上部の梁に設けた吊金具から吊下
したチェーンブロックで吊り下げて行うものであるの
で、能率良く、且つ、低コストで実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中部で施工する橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法の第1実施例を示し、図2のB
ーB線断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明に係る水中部で施工する橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法の第2実施例を示す正面図。
【図4】同平面図。
【図5】本発明に係る水中部で施工する橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法の第3実施例を示す正面図。
【図6】同平面図。
【図7】本発明に係る水中部で施工する橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法の第4実施例を示す正面図。
【図8】本発明に係る水中部で施工する橋脚鋼板巻補強
工事に於ける締切り工法の第5実施例を示す正面図。
【図9】同平面図。
【図10】コンクリートの逃げ防止のゴム板を使用した
施工例の正面図。
【図11】図10のA部の詳細図。
【図12】鋼製円筒枠の詳細平面図。
【図13】鋼製円筒枠の詳細断面図で、図1のロ部の拡
大図。
【図14】図12のaーa線矢視図。
【図15】鋼製円筒枠の設置に於いて、クレーン船と台
船との関係を示す説明図。
【図16】鋼製円筒枠の設置の態様を示す正面図。
【図17】鋼製円筒枠の設置の態様を示す行程図。
【図18】吊金具の使用状態の第1の例を示す正面図。
【図19】吊金具の使用状態の第2の例を示す正面図。
【図20】吊金具の使用状態の第3の例を示す正面図。
【図21】図18及び図19のAーA線矢視図。
【図22】図20のB−B線矢視図。
【図23】吊金具の他の例を示す正面図。
【符号の説明】
1A・・・橋脚 1B・・・既設ケーソン 1C・・・梁 2・・・鋼製円筒枠 3・・・仮壁 4・・・ジャッキ 5・・・水中コンクリート 6・・・鋼製外円筒枠 7・・・ズレ止め 8・・・ゴム板 9・・・タップネジ 10・・・番線 11・・・クレーン船 12・・・台船 13・・・仮置場 14・・・吊金具 15・・・玉掛ワイヤ 16・・・チェーンブロック 21・・・フランジ 22・・・止水シール 23・・・ゴムパッキン 24・・・ボルト 25・・・補強リング 26・・・フランジ 27・・・繋ぎ板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施工する
    に際し、橋脚下の既設ケーソンの径が、橋脚を取り囲ん
    で締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも大きいものである
    場合は、橋脚上部の梁に設けた吊金具から吊下したチェ
    ーンブロックにより、1段目の鋼製円筒枠を既設ケーソ
    ンの上に設置し、次いで1段目の鋼製円筒枠上に2段目
    の鋼製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に3段目の鋼製円
    筒枠を吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接続部に止水シー
    ルを施してボルトにより相互に連結し、橋脚を取り囲ん
    で締切りを行う前記鋼製円筒枠の外周に鋼製外円筒枠を
    設置し、その鋼製外円筒枠と更に外周に設けた仮壁との
    間にズレ止め材を施し、鋼製外円筒枠と1段目の鋼製円
    筒枠との間に水中コンクリートを打設して、1段目の鋼
    製円筒枠と既設ケーソンとの間を水中コンクリートによ
    り塞ぎ、水中コンクリートが固化したら鋼製円筒枠内の
    水替えを行うことを特徴とする水中部で施工する橋脚鋼
    板巻補強工事に於ける締切り工法。
  2. 【請求項2】 橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施工する
    に際し、橋脚下の既設ケーソンの径が、橋脚を取り囲ん
    で締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも小さいものである
    場合は、既設ケーソンの外周部を浚渫し、橋脚上部の梁
    に設けた吊金具から吊下したチェーンブロックにより、
    1段目の鋼製円筒枠を浚渫した既設ケーソンの外周の地
    盤に設置し、次いで1段目の鋼製円筒枠上に2段目の鋼
    製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に3段目の鋼製円筒枠
    を吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接続部に止水シールを
    施してボルトにより相互に連結し、既設ケーソンの外周
    と1段目の鋼製円筒枠との間に水中コンクリートを打設
    して、1段目の鋼製円筒枠と既設ケーソンとの間を水中
    コンクリートにより塞ぎ、水中コンクリートが固化した
    ら鋼製円筒枠内の水替えを行うことを特徴とする水中部
    で施工する橋脚鋼板巻補強工事に於ける締切り工法。
  3. 【請求項3】 橋脚鋼板巻補強工事を水中部で施工する
    に際し、橋脚下の既設ケーソンの径が、橋脚を取り囲ん
    で締切りを行う鋼製円筒枠の径よりも小さいものである
    場合は、既設ケーソンの外周部を浚渫し、橋脚上部の梁
    に設けた吊金具から吊下したチェーンブロックにより、
    1段目の鋼製円筒枠を浚渫した既設ケーソンの外周の地
    盤に設置し、次いで1段目の鋼製円筒枠上に2段目の鋼
    製円筒枠、2段目の鋼製円筒枠上に3段目の鋼製円筒枠
    を吊り降ろして、各鋼製円筒枠の接続部に止水シールを
    施してボルトにより相互に連結し、1段目の鋼製円筒枠
    の内側に設けた仮壁と1段目の鋼製円筒枠との間に水中
    コンクリートを打設して、1段目の鋼製円筒枠と既設ケ
    ーソンとの間を水中コンクリートにより塞ぎ、水中コン
    クリートが固化したら鋼製円筒枠内の水替えを行うこと
    を特徴とする水中部で施工する橋脚鋼板巻補強工事に於
    ける締切り工法。
  4. 【請求項4】 ゴム板の一端部を1段目の鋼製円筒枠の
    下端部に固定し、そのゴム板の他端部に番線を連結して
    ゴム板の他端を上方に引上げた状態で1段目の鋼製円筒
    枠を設置し、ゴム板により水中コンクリートの回り込み
    を防止するようにしたことを特徴とする請求項2及び請
    求項3に記載の水中部で施工する橋脚鋼板巻補強工事に
    於ける締切り工法。
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