JP2980146B2 - カラー継手付き複合管の成形方法 - Google Patents

カラー継手付き複合管の成形方法

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JP2980146B2
JP2980146B2 JP21203593A JP21203593A JP2980146B2 JP 2980146 B2 JP2980146 B2 JP 2980146B2 JP 21203593 A JP21203593 A JP 21203593A JP 21203593 A JP21203593 A JP 21203593A JP 2980146 B2 JP2980146 B2 JP 2980146B2
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繁 梅田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば中間を樹脂モ
ルタル層とし、内外をFRP層とした複合管で、かつ一
端にカラー継手を取り付けてなるカラー継手付き複合
管、特に外径の小さいカラー継手付き複合管の成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカラー継手付き複合管の
成形は、たとえば図7〜図10に示す方法で行われてい
た。すなわち図7に示す複合管30は、FRP内層31と中
間の樹脂モルタル層32とFRP外層33との積層構造に成
形されている。そして図8に示すように、複合管30の一
端を、そのFRP外層33の全てと樹脂モルタル層32の中
間位置までとを削り込みにより除去34して、この一端に
長い目の小径筒部35を形成するとともに、複合管30の他
端を同様に削り込みにより除去36して、この他端に短い
目の小径筒部37を形成している。次いで図9に示すよう
に、削り込みにより露出した樹脂モルタル層32の上から
FRP外層33の端部上に亘ってFRP追加外層38を積層
(またはワインディング)している。
【0003】そして図10に示すように、このFRP追加
外層38などの表面を研磨処理することで、前述した長い
目の小径筒部35の部分を挿口部39に形成している。また
前述した短い目の小径筒部37の部分では、そのFRP追
加外層38の外面にカラー固定用弾性体40を外嵌固定する
とともに、このカラー固定用弾性体40の外面にカラー継
手41を外嵌固定し、さらに、このカラー継手41の突出端
部の内面に、挿口部39の外面に当接自在な止水ゴム輪42
を内嵌固定することで、受口部43に形成している。以上
によりカラー継手41の外径41Dを管本体外径30Dに等径
状としたカラー継手付き複合管を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、カラー継手41を取り付けるため、ならびに挿口部
39を形成するために、複合管30の両端は、かなり(管厚
の半分位)の位置にまで削り込みによる除去34,36を行
わなければならず、また削り込みによりFRP外層33が
なくなるためFRP追加外層38も積層しなければなら
ず、製作は非常に手間を要することになる。
【0005】本発明の目的とするところは、削り込みや
FRP層の追加積層などを行うことなくカラー継手付き
複合管を得られ、さらに多量生産も容易に行えるカラー
継手付き複合管の成形方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明のカラー継手付き複合管の成形方法は、芯金の
上にFRP内層を形成し、このFRP内層の上に樹脂モ
ルタル内層を積層し、この樹脂モルタル内層の上に、両
端部を欠如して樹脂モルタル外層を積層し、欠如により
露出している樹脂モルタル内層の上から樹脂モルタル外
層の上に亘ってFRP外層を積層して、両端が小径筒部
の積層管体を成形し、この積層管体を芯金に対して相対
的に抜出したのち、この積層管体の一端の小径筒部にカ
ラー継手を取り付けるとともに、他端の小径筒部を挿口
部としている。
【0007】また本第2発明のカラー継手付き複合管の
成形方法は、芯金の上にFRP内層を形成し、このFR
P内層の上に樹脂モルタル内層を積層し、この樹脂モル
タル内層の上に、両端部と中間部とを欠如して樹脂モル
タル外層を積層し、欠如により露出している樹脂モルタ
ル内層の上から樹脂モルタル外層の上に亘ってFRP外
層を積層して、両端部と中間部とが小径筒部の積層管体
を成形し、この積層管体を芯金に対して相対的に抜出し
たのち、中間小径筒部の中間位置を輪切り切断して両端
部が小径筒部の複数の短尺積層管体とし、これら短尺積
層管体の一端の小径筒部にカラー継手を取り付けるとと
もに、他端の小径筒部を挿口部としている。
【0008】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、FRP内
層と中間の樹脂モルタル層とFRP外層とからなり、両
端に小径筒部を有する積層管体を成形し得、そして一端
の小径筒部にカラー継手を取り付けることでカラー継手
付き複合管を得られる。このカラー継手付き複合管は、
その一端のカラー継手に対して他端の挿口部を差し込む
ことで接続し得る。
【0009】また上記した本第2発明の構成によると、
中間に成形した中間小径筒部を輪切り切断することによ
って、複数本の短尺積層管体を得られ、そして短尺積層
管体の一端の小径筒部にカラー継手を取り付けることで
カラー継手付き複合管を得られる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。なお、この実施例ではフィラメントワイ
ンディング法により成形している。
【0011】図1において、筒状の芯金(型)1は、水
平状の横軸心2の周りで強制回転自在に構成されてい
る。まず芯金1を回転させながら、この芯金1の上にF
RP内層10が形成される。このFRP内層10の形成は、
樹脂槽3に通すことで樹脂液が含浸されたガラスロービ
ング4を、芯金1の上に巻き付けたのち、樹脂液を硬化
させることで行われる。
【0012】次いで図2に示すように、FRP内層10の
上に樹脂モルタル内層11が積層される。この樹脂モルタ
ル内層11の積層は、押し出し口金5から帯状に押し出さ
れる断面が長方形の樹脂モルタル6を、その側縁を相当
接させながらFRP内層10の上に巻き付けることで行わ
れる。
【0013】そして図3に示すように、この樹脂モルタ
ル内層11の上に、両端部と中間部とを欠如して樹脂モル
タル外層12が積層される。この樹脂モルタル外層12の積
層は、前述した樹脂モルタル内層11の積層と同様にして
行われ、その際に所定箇所において積層を中断すること
で、両端部と中間部とに樹脂モルタル外層12の欠如部1
3,14,15をそれぞれ所定の長さで形成し得る。
【0014】次いで図4に示すように、欠如により露出
している樹脂モルタル内層11の上から樹脂モルタル外層
12の上に亘ってFRP外層16を積層し、以て両端部と中
間部とが小径筒部17,18,19の積層管体20を成形し得
る。ここでFRP外層16の積層は、前述と同様に樹脂槽
3に通すことで樹脂液が含浸されたガラスロービング4
を巻き付けることで行われる。また小径筒部17,18,19
は、一端の小径筒部17が短尺であり、また他端の小径筒
部19が長尺であり、そして中間の小径筒部18が両小径筒
部17,19を合計した長さとしている。
【0015】このようにして成形された積層管体20は、
芯金1に対して相対的に抜出(脱型)される。そして積
層管体20は図5に示すように、中間小径筒部18の中間の
所定位置を輪切り切断している。その際に中間小径筒部
18は、短尺の小径筒部17と長尺の小径筒部19が生じるよ
うに切断され、以て両端が小径筒部17,19の一対(複
数)の短尺積層管体21が得られる。
【0016】この短尺積層管体21は、長尺の小径筒部19
により挿口部22が形成される。また図6に示すように、
短尺の小径筒部17の外面に、リング状のカラー固定用弾
性体23を外嵌し接着などにより固定するとともに、この
カラー固定用弾性体23の外面に筒状のカラー継手24を外
嵌し接着などにより固定している。ここでカラー継手24
は、小径筒部17の端面から外方へ所定長さに突出してお
り、その突出端部の内面に、挿口部22の外面に当接自在
な止水ゴム輪25を内嵌固定している。
【0017】これにより、一端を受口部26に形成し、か
つ他端を挿口部22に形成したカラー継手付き複合管27を
成形し得る。その際にカラー継手付き複合管27は、前記
カラー継手24の外径24Dを、管本体外径27Dに対して等
径状に、すなわち24D≒27D(等径も含む)に形成して
いる。
【0018】上述のようにして得られたカラー継手付き
複合管27の接続は、その受口部26(カラー継手24)に対
して挿口部22を差し込むことで行われ、その際に挿口部
22の外面に止水ゴム輪25が当接される。そしてカラー継
手外径24Dが管本体外径27Dに対して等径状であること
から、たとえばトンネル、老朽管、シールドなど他物の
孔部に対するカラー継手付き複合管27の挿入は、これら
外径24D,27Dを基準としてやや大きめの孔部内径に対
して行える。すなわち管本体外面と孔部内面との隙間を
小さくして行える。
【0019】上記実施例では、中間の一箇所に中間小径
筒部18を成形して、輪切り切断によって二本の短尺積層
管体21を得るようにしているが、本第1発明において
は、両端の小径筒部17,19のみ成形して中間小径筒部18
を成形せず、以て積層管体20を一本毎にカラー継手付き
複合管27とする実施例も可能である。
【0020】また上記実施例では、中間の一箇所に中間
小径筒部18を成形して、輪切り切断によって二本の短尺
積層管体21を得るようにしているが、本第2発明におい
ては、中間の複数箇所に中間小径筒部18を成形して、輪
切り切断によって二本以上の短尺積層管体21を得るよう
にした実施例も可能である。
【0021】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、管厚を
大きく削り込んだり、削り込み部分にFRP追加外層も
積層することなく、カラー継手付き複合管を容易に得る
ことができる。
【0022】また上記構成の本第2発明によると、複数
本のカラー継手付き複合管を同時進行で成形することが
でき、多量生産を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー継手付き複合管の成形方法の一
実施例を示し、FRP内層の形成時での要部の断面図で
ある。
【図2】同樹脂モルタル内層の積層時での要部の断面図
である。
【図3】同樹脂モルタル外層の積層時での要部の断面図
である。
【図4】同FRP外層の積層時での要部の断面図であ
る。
【図5】同脱型し切断した時の正面図である。
【図6】同カラー継手を取り付けた時の要部の断面図で
ある。
【図7】従来のカラー継手付き複合管の成形方法を示
し、積層形成した複合管の要部の断面図である。
【図8】同削り込み除去状態での要部の断面図である。
【図9】同FRP追加外層の積層時での要部の断面図で
ある。
【図10】同カラー継手を取り付け時の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 芯金 6 樹脂モルタル 10 FRP内層 11 樹脂モルタル内層 12 樹脂モルタル外層 13 欠如部 14 欠如部 15 欠如部 16 FRP外層 17 短尺の小径筒部 18 中間の小径筒部 19 長尺の小径筒部 20 積層管体 21 短尺積層管体 22 挿口部 23 カラー固定用弾性体 24 カラー継手 25 止水ゴム輪 26 受口部 27 カラー継手付き複合管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−122168(JP,A) 特開 昭53−19382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/00 F16L 9/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金の上にFRP内層を形成し、このF
    RP内層の上に樹脂モルタル内層を積層し、この樹脂モ
    ルタル内層の上に、両端部を欠如して樹脂モルタル外層
    を積層し、欠如により露出している樹脂モルタル内層の
    上から樹脂モルタル外層の上に亘ってFRP外層を積層
    して、両端が小径筒部の積層管体を成形し、この積層管
    体を芯金に対して相対的に抜出したのち、この積層管体
    の一端の小径筒部にカラー継手を取り付けるとともに、
    他端の小径筒部を挿口部としたことを特徴とするカラー
    継手付き複合管の成形方法。
  2. 【請求項2】 芯金の上にFRP内層を形成し、このF
    RP内層の上に樹脂モルタル内層を積層し、この樹脂モ
    ルタル内層の上に、両端部と中間部とを欠如して樹脂モ
    ルタル外層を積層し、欠如により露出している樹脂モル
    タル内層の上から樹脂モルタル外層の上に亘ってFRP
    外層を積層して、両端部と中間部とが小径筒部の積層管
    体を成形し、この積層管体を芯金に対して相対的に抜出
    したのち、中間小径筒部の中間位置を輪切り切断して両
    端部が小径筒部の複数の短尺積層管体とし、これら短尺
    積層管体の一端の小径筒部にカラー継手を取り付けると
    ともに、他端の小径筒部を挿口部としたことを特徴とす
    るカラー継手付き複合管の成形方法。
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