JP2980034B2 - 低消費電力モード用pll回路及びその試験方法 - Google Patents

低消費電力モード用pll回路及びその試験方法

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JP2980034B2
JP2980034B2 JP8233595A JP23359596A JP2980034B2 JP 2980034 B2 JP2980034 B2 JP 2980034B2 JP 8233595 A JP8233595 A JP 8233595A JP 23359596 A JP23359596 A JP 23359596A JP 2980034 B2 JP2980034 B2 JP 2980034B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL(位相同期ル
ープ)回路に関し、特に低消費電力モードを有する演算
装置のPLL回路及びその試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低消費電力モードは、携帯端末等におけ
る消費電力の節減を目的として用いられる。図5は、従
来の低消費電力モードを持つ演算装置に含まれるPLL
回路の構成の一例をブロック図にて示したものである。
【0003】図5を参照して、位相比較器22は、入力
クロック10と分周器セレクタ50の出力信号52の位
相差に比例する位相差分信号24を出力する。フィルタ
26は、位相差分信号24を入力し、入力クロック10
と分周器セレクタ50の出力信号52の位相差に比例す
る電圧信号28を出力する。電圧制御発振器(Voltage
Controlled Oscillator;VCO)30は、電圧信
号28を入力し、電圧信号28の電圧と比例する周波数
を有する内部基本クロック32を生成する。内部基本ク
ロック32は、内部クロックセレクタ54、分周器セレ
クタ50、2分周器34、2の2乗分周器36、2のM
乗分周器38、及び2のN乗分周器40に供給される。
ここで、N>M≧1とされ、2のN乗は最大逓倍率であ
る。
【0004】分周器セレクタ50は、内部基本クロック
32、内部基本クロック32を2分周する2分周器34
の出力信号42、内部基本クロック32を2の2乗分周
する2の2乗分周器36の出力信号44、内部基本クロ
ック32を2のM乗分周する2のM乗分周器38の出力
信号46、及び内部基本クロック32を2のN乗分周す
る2のN乗分周器40の出力信号48を入力し、分周器
セレクタ制御信号60に従って逓倍率に対応する分周比
の分周器の出力信号を選択し、位相比較器22への出力
信号52を出力する。
【0005】内部クロックセレクタ54は、内部基本ク
ロック32、及び2のM乗分周器38の出力信号46を
入力し、内部クロックセレクタ制御信号56に従って低
消費電力モード時以外には内部基本クロック32を、低
消費電力モード時には2のM乗分周器38の出力信号4
6を選択し、内部クロック58を出力する。
【0006】次に、一例として4逓倍動作時の動作を説
明する。説明のために、N=4、M=3とする。
【0007】分周器セレクタ50は、分周器セレクタ制
御信号60に従って内部基本クロック32を4分周する
4分周器36の出力信号44を選択し、信号線52によ
り位相比較器22へ出力する。位相比較器22は、入力
クロック10と分周器セレクタ50の出力信号52の位
相差に比例する位相差分信号24を出力する。フィルタ
26は位相差分信号24を入力し、入力クロック10と
分周器セレクタ50の出力信号52の位相差に比例する
電圧信号28を出力する。VCO30は、電圧信号28
を入力し、電圧信号28の電圧と比例する周波数を有す
る内部基本クロック32を生成する。
【0008】内部基本クロック32は、4分周器36で
4分周され、再び位相比較器22に入力される。このフ
ィードバックループは、入力クロック10と分周器セレ
クタ50の出力信号52の位相差がなくなるように動作
するため、内部基本クロック32は入力クロック10の
4倍の周波数となる。
【0009】また、通常モード時には、内部クロックセ
レクタ54は、内部クロックセレクタ制御信号56に従
って内部基本クロック32を内部クロック58として出
力する。従って、通常モード時には、内部クロック58
は入力クロック10の4倍の周波数となる。
【0010】一方、低消費電力モード時には、内部クロ
ックセレクタ54は、内部クロックセレクタ制御信号5
6に従って8(=23)分周器38の出力信号46を内
部クロック58として出力する。このとき、フィードバ
ックループの動作に変化はなく、内部基本クロック32
の周波数に変化はないため、低消費電力モード時の内部
クロックの周波数は、通常動作時の1/8となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、下記記載の問題点を有している。
【0012】(1)第1の問題点は、低消費電力モード
時に選択される分周器の分周比に対応する逓倍率よりも
低い逓倍率で動作させた場合、正常に、低消費電力モー
ドに入っても、試験装置による試験では、不良品と判断
される可能性がある、ということである。
【0013】この理由を、通常モード時に4逓倍で動作
させた場合を例に以下に説明する。
【0014】図6は、図5のブロック図における各ブロ
ックの出力信号のタイミング波形を示した図である。フ
ィードバックループは入力クロック10と分周器セレク
タ50の出力信号52の位相差がなくなるように動作す
るため、図6に示すように、4分周器36の出力信号4
4(図6(C)参照)の位相は、入力クロック10(図
6(A)参照)と同じ位相の1通りとなるが、4分周器
36の出力信号44が立ち上がりの時の、8分周器38
の出力信号46の位相は、2通りとなる可能性がある
(図6(D)の位相1及び図6(E)の位相2参照)。
【0015】これは、そもそも各分周器の出力信号の位
相は一致しないが、初期状態で各分周器をリセットし、
分周開始の原点を合わせることにより、4分周器36の
出力信号44が立ち上がる時に8分周器38の出力信号
46をトグルさせることは可能となるが、フィードバッ
クループは入力クロック10の立ち上がりと4分周器3
6の出力信号44の立ち上がりを合わせるだけなので、
4分周器36の出力信号44が立ち上がりの時に、8分
周器38の出力信号46が“0”から“1”にトグルす
るか、“1”から“0”にトグルするかまで決定するこ
とはできないためである。
【0016】同様な理由で、16分周器の出力信号の位
相は4通りとなる(図6(F)の位相1〜図6(I)の
位相4参照)。
【0017】このように、逓倍率に対応する分周比より
大きな分周比の分周器の出力信号の位相が1通りではな
いため、低消費電力モード時の内部クロックの位相も1
通りではない。
【0018】しかし、試験装置が演算装置に対して出力
する値及び演算装置の出力と比較する期待値(「テスト
パターン」という)では、内部クロックの位相は1通り
しか記述できないため、テストパターン以外の位相で動
作している場合には、試験装置による試験では不良品
(フェイル)と判断されてしまう。
【0019】(2)第2の問題点は、上記した第1の問
題点を解決するために、低消費電力モード時に選択され
る分周器の分周比に対応する逓倍率で動作させた場合、
試験時に周波数の制限を受ける場合がある、ということ
である。
【0020】その理由は、「1」よりも大きな逓倍率で
動作させる場合、入力クロック10はテストパターン上
では複数行のループを用いるか、必要なパターン長だけ
記述するかのいずれかを選択する。しかし、電流試験も
しくは試験装置のメモリの容量の関係でループを使用す
る必要がある場合がある。ループを使用する場合、試験
装置はループするアドレス、ループする回数等のループ
に関する処理を行ってからテストパターンを出力しなけ
ればならないため、テストパターンをそのまま出力する
時に比べて、試験装置の動作周波数に対して試験周波数
は低くなる。したがって、テストパターン上の入力クロ
ックを基にして演算装置は動作しているので、試験装置
の試験周波数が低くなると演算装置の試験周波数も低く
なる。
【0021】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、通常の動作クロ
ックに対してこのクロックを分周することにより、通常
の動作クロックよりも低い周波数で動作する低消費電力
モードに切り替えた時の動作クロックの位相を1通りと
することで、試験装置による試験を可能にするPLL回
路及び試験方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、その概略として、試験時に入力信号を分
周した信号を位相比較器に供給する手段と、試験時に分
周器群のうち、前記入力信号を分周する分周器の分周比
と同じ分周比の分周器の出力信号を、前記位相比較器に
基準信号として供給する手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0023】また、本発明においては、試験時に、低消
費電力モード時において前記分周器群の中から選択され
る分周器の分周比の所定倍の分周比で分周した入力信号
と、前記電圧制御発振器の出力信号を低消費電力モード
時において前記分周器群の中から選択される分周器の分
周比の前記所定倍の分周比で分周した出力信号と、の位
相を比較する、ことを特徴とする。
【0024】さらに、本発明は、好ましくは、内部基本
クロックを分周する複数の分周器と、該複数の分周器の
出力のうち1つを選択する分周器セレクタと、基準クロ
ックと前記分周器セレクタの出力の位相比較を行う位相
比較器と、を備えてなるPLL回路を含み、該PLL回
路で生成された前記内部基本クロックを動作クロックと
する通常動作モードと、前記内部基本クロックを第1の
分周器により分周したクロックを動作クロックとするこ
とで、通常動作モード時よりも、低い動作周波数で動作
するモード(「低消費電力モード」という)を有する演
算装置において、入力クロックを分周する第2の分周器
と、前記入力クロックと前記第2の分周器の出力のいず
れかを選択し、前記基準クロックとして出力する入力セ
レクタと、を有し、前記低消費電力モードの試験の時に
は、前記入力クロックを前記第2の分周器により分周し
たクロックと、前記内部基本クロックを前記複数の分周
器のうちの、第3の分周器により分周したクロックの位
相比較を行う、ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、試験時には、入力セレクタ(図1の16)は、入力
クロック(図1の10)を2N分周したクロックを位相
比較器(図1の22)に出力し、分周セレクタ(図1の
50)は、内部基本クロック(32)を2N分周したク
ロック(2N分周器の出力)を、位相比較器(図1の2
2)に出力する。PLL回路は、入力クロック(図1の
10)を2N分周したクロックと内部基本クロック(図
1の32)を2N分周したクロックの位相を合わせるこ
とで、2M分周器(N>M≧1)の出力の位相を1通り
にする。低消費電力モード時は内部クロックセレクタ
(図1の54)は2M分周器(図1の38)の出力を内
部クロックとして出力する。
【0026】本発明においては、試験時に、位相比較器
(図1の22)に分周された入力クロックを供給する手
段(図1の12、16および18)と、試験時に、入力
クロックを分周する分周器の分周比と同じ分周比の分周
器の出力信号を位相比較器に供給する手段(図1の50
および60)を有する。位相比較器において、前記低消
費電力モード時に選択される分周器の分周比の2のX乗
倍(Xは正の整数)の分周比で分周された信号の位相を
比較するため、前記低消費電力モード時の内部クロック
の位相を1通りにすることができる。また、入力クロッ
クを分周する分周器を含むため、テストパターンを1件
で記述し、試験装置からは1逓倍として動作させること
で、複数行ループによる試験周波数の低下を回避でき
る。
【0027】上記した本発明の実施の形態についてさら
に詳細に説明すべく、本発明の実施例を図面を参照して
以下に説明する。
【0028】[実施例1]図1は、本発明の第1の実施
例の構成をブロック図にて示したものである。図1を参
照して、入力クロック10は、入力セレクタ16及び2
のN乗分周器12に入力される。入力セレクタ16は、
入力クロック10、及び入力クロック10を2のN乗分
周する2のN乗分周器12の出力信号14を入力し、入
力セレクタ制御信号18に従って、試験時には、2のN
乗分周器12の出力信号14を、試験時以外には、入力
クロック10を入力セレクタ出力信号20として位相比
較器22へ供給する。
【0029】位相比較器22は、入力セレクタ16の出
力信号20と分周器セレクタ50の出力信号52の位相
差に比例する位相差分信号24を出力する。フィルタ2
6は位相差分信号24を入力し、入力セレクタ出力信号
20と分周器セレクタ50の出力信号52の位相差に比
例する電圧信号28を出力する。VCO30は電圧信号
28を入力し、電圧信号28の電圧と比例する周波数を
有する内部基本クロック32を生成する。
【0030】内部基本クロック32は、内部クロックセ
レクタ54、分周器セレクタ50、2分周器34、2の
2乗分周器36、2のM乗分周器38及び2のN乗分周
器40に供給される。ここで、N>M≧1とする。2の
N乗は最大逓倍率である。
【0031】分周器セレクタ50は、内部基本クロック
32、内部基本クロック32を2分周する2分周器34
の出力信号42と、内部基本クロック32を2の2乗分
周する2の2乗分周器36の出力信号44と、内部基本
クロック32を2のM乗分周する2のM乗分周器38の
出力信号46と、及び内部基本クロック32を2のN乗
分周する2のN乗分周器40の出力信号48と、を入力
し、分周器セレクタ制御信号60に従って、試験時以外
には、逓倍率に対応する分周比の分周器の出力信号を選
択し、試験時には、2のN乗分周器40の出力信号48
を選択し、位相比較器22への出力信号52を出力す
る。
【0032】内部クロックセレクタ54は、内部基本ク
ロック32、及び2のM乗分周器38の出力信号46を
入力し、内部クロックセレクタ制御信号56に従って、
低消費電力モード時以外には、内部基本クロック32
を、低消費電力モード時には、2のM乗分周器38の出
力信号46を選択し、内部クロック58を出力する。
【0033】次に、本実施例の動作について具体例とし
て、N=4、M=3の場合について説明する。まず、試
験以外の時の動作について説明する。
【0034】試験以外の時は、入力セレクタ16は、入
力セレクタ制御信号18に従って、入力クロック10を
位相比較器22へ供給する。このとき、図5に示した上
記従来技術の回路と同じ構成となり、上記従来技術と同
様に動作する。
【0035】次に、試験時の動作について説明する。試
験時には、入力セレクタ16は入力セレクタ制御信号1
8に従って、入力クロック10を16分周する16分周
器12の出力信号14を位相比較器22へ供給する。
【0036】したがって、位相比較器22には、入力ク
ロック10を16分周したクロックが入力される。一
方、分周器セレクタ50は、分周器セレクタ制御信号6
0に従って16分周器40の出力信号48を位相比較器
22へ出力する。
【0037】位相比較器22は、入力クロック10を1
6分周したクロックと、内部基本クロック32を16分
周したクロックとの位相差に比例する位相差分信号24
を出力する。フィルタ26は、位相差分信号24を入力
し、入力クロック10を16分周したクロックと内部基
本クロック32を16分周したクロックの位相差に比例
する電圧信号28を出力する。VCO30は、電圧信号
28を入力し、電圧信号28の電圧と比例する周波数を
有する内部基本クロック32を生成する。内部基本クロ
ック32は、16分周器40で16分周され、再び位相
比較器22に入力される。
【0038】このフィードバックループは、入力クロッ
ク10を16分周したクロックと内部基本クロック32
を16分周したクロックの位相差がなくなるように動作
するため、内部基本クロック32は、入力セレクタ出力
信号20の16倍の周波数、入力クロック10と同じ周
波数となる。
【0039】低消費電力モード時には、内部クロックセ
レクタ54は内部クロック制御信号56に従って8分周
器38の出力信号46を内部クロック58として出力す
る。この時、フィードバックループの動作はそのまま
で、内部基本クロック32の周波数に変化はないので、
低消費電力モード時の内部クロック58の周波数は、通
常モード時の1/8となる。
【0040】次に、このPLL回路の試験の方法を説明
するため、N=4、M=3、分周器がライジングエッジ
で動作する場合について、図1の各ブロックの出力信号
のタイミング波形を図2に示す。
【0041】まず、入力クロック10は、1逓倍の時と
同じパターンを供給する。位相比較器22には、入力セ
レクタ制御信号18に従って入力クロック10を16分
周したクロックと、分周器セレクタ制御信号60に従っ
て内部基本クロック32を16分周したクロックが入力
される。フィードバックループは入力クロック10を1
6分周したクロックと内部基本クロック32を16分周
したクロックの位相差をなくすように動作するので、入
力セレクタ1の出力信号20と16分周器40の出力
信号48の位相は同じになり(図2(B)と図2(D)
参照)、入力クロック10と内部基本クロック32の位
相も同じになる(図2(A)と図2(C)参照)。
【0042】初期状態で各分周器をリセットし、分周開
始の原点を合わせることにより、8分周器38の出力信
号46(図2(E)参照)の位相は、16分周器40の
出力信号48がトグルする時に立ち上がりとなる1通り
である。
【0043】同様に、4分周器36の出力信号44(図
2(F)参照)の位相も、8分周器38の出力信号46
がトグルする時に立ち上がりとなる1通り、2分周器3
4の出力信号42(図2(G)参照)の位相も、4分周
器36の出力信号44がトグルする時に立ち上がりとな
る1通り、及び内部基本クロック32の位相も、2分周
器34の出力信号42がトグルする時に立ち上がりとな
る1通りとなる。
【0044】このように、本実施例においては、16分
周器の出力信号で位相を合わせることによって、各分周
器の出力信号の位相を、常に、1通りにすることができ
る。
【0045】この状態になるまで十分時間をとった上
で、低消費電力モードにする。内部クロックセレクタ5
4は、内部クロックセレクタ制御信号56に従って、8
分周器38の出力信号46を内部クロック58として出
力する。
【0046】8分周器の出力信号の位相は常に1通りな
ので内部クロックの位相も常に1通りとなり、試験装置
での試験時に良品も不良品と判断することはなくなる。
【0047】さらに、試験装置からは1逓倍として動作
させるので、テストパターンは1行で記述でき、複数行
のループを使用しないので、ループ使用による試験周波
数の低下を回避できる。
【0048】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
について図面を参照して説明する。図3は、本発明の第
2の実施例の構成をブロック図にて示したものである。
【0049】図3を参照すると、入力クロック10は、
入力セレクタ16及びa×2のX乗分周器62に入力さ
れる。ここで、Xは正の整数である。
【0050】入力セレクタ16は、入力クロック10及
び入力クロック10をa×2のX乗分周するa×2のX
乗分周器62の出力信号64を入力し、入力セレクタ制
御信号18に従って、試験時には、a×2のX乗分周器
62の出力信号64を、試験時以外は、入力クロック1
0を入力セレクタ出力信号20として位相比較器22へ
供給する。
【0051】位相比較器22は、入力セレクタ出力信号
20と分周器セレクタ50の出力信号52の位相差に比
例する位相差分信号24を出力する。フィルタ26は、
位相差分信号24を入力し、入力セレクタ出力信号20
と分周器セレクタ50の出力信号52の位相差に比例す
る電圧信号28を出力する。VCO30は、電圧信号2
8を入力し、電圧信号28の電圧と比例する周波数を有
する内部基本クロック32を生成する。内部基本クロッ
ク32は、内部クロックセレクタ54、分周器セレクタ
50、a分周器66、b分周器68、a×2のX乗分周
器70及びc分周器72に供給される。
【0052】分周器セレクタ50は、内部基本クロック
32、内部基本クロック32をa分周するa分周器66
の出力信号74、内部基本クロック32をb分周するb
分周器68の出力信号76、内部基本クロック32をa
×2のX乗分周するa×2のC乗分周器70の出力信号
78、及び内部基本クロック32をc分周するc分周器
72の出力信号80を入力し、分周器セレクタ制御信号
60に従って、試験時以外には、逓倍率に対応する分周
比の分周器の出力信号を選択し、試験時には、a×2の
X乗分周器70の出力信号78を選択し、位相比較器2
2への出力信号52を出力する。
【0053】内部クロックセレクタ54は、内部基本ク
ロック32及びa分周器66の出力信号74を入力し、
内部クロックセレクタ制御信号56に従って、低消費電
力モード時以外には、内部基本クロック32を、低消費
電力モード時には、a分周器66の出力信号74を選択
し、内部クロック58を出力する。
【0054】図4は、図3に示したブロック図におい
て、a=3、b=5、c=7、X=1の時の各分周器の
出力信号のタイミング波形を示したものである。
【0055】6(=3×21)分周器70の出力信号7
8の立ち上がり時における、3分周器66の出力信号7
4の位相は立ち上がりの1通りである。したがって、入
力クロック10を6分周したクロックと、内部基本クロ
ック32を6分周したクロックの位相を合わせれば、低
消費電力モード時の内部クロックの位相は1通りにな
る。この実施例では、PLLの逓倍率を自由に設定でき
る。
【0056】本発明の第2の実施例は、第1の実施例の
作用効果に加えて、PLLの逓倍率を自由に設定できる
という利点も有する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の効果を奏する。
【0058】(1)本発明の第1の効果は、低消費電力
モード時の内部クロックの位相が1通りとなるため、試
験装置による試験において、良品を不良品と誤判断する
ことをなくし、試験の精度を向上する、ということであ
る。
【0059】その理由は、本発明においては、低消費電
力モード時に選択される分周器の分周比の2のX乗倍
(Xは正の整数)の分周比の分周器の出力信号で位相を
合わせることにより、低消費電力モード時に選択される
分周器の出力信号の位相を1通りにできるようにした、
ことによる。
【0060】(2)本発明の第2の効果は、テストパタ
ーンの複数行ループによる試験装置の試験周波数の低下
を回避できるため、演算装置の試験周波数の低下を回避
できる、ということである。
【0061】その理由は、入力クロックを分周する回路
をPLL回路自体に持たせ、試験装置からは1逓倍とし
て動作させることで、テストパターン上の入力クロック
は1行で記述できるようにした、ことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を説明するための
タイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の動作を説明するための
タイミング図である。
【図5】従来技術の構成を示すブロック図である。
【図6】従来技術の動作を説明するためのタイミング図
である。
【符号の説明】
10 入力クロック 12、40 2のN乗分周器 14 2のN乗分周器12の出力信号 16 入力セレクタ 18 入力セレクタ制御信号 20 入力セレクタ出力信号 22 位相比較器 24 位相差分信号 26 フィルタ 28 電圧信号 30 電圧制御発振器(VCO) 32 内部基本クロック 34 2分周器 36 2の2乗分周器 38 2のM乗分周器 42 2分周器34の出力信号 44 2の2乗分周器36の出力信号 46 2のM乗分周器38の出力信号 48 2のN乗分周器40の出力信号 50 分周器セレクタ 52 分周器セレクタ50の出力信号 54 内部クロックセレクタ 56 内部クロックセレクタ制御信号 58 内部クロック 60 分周器セレクタ制御信号 62、70 a×2のX乗分周器 64 a×2のX乗分周器62の出力信号 66 a分周器 68 b分周器 72 c分周器 74 a分周器66の出力信号 76 b分周器68の出力信号 78 a×2のX乗分周器70の出力信号 80 c分周器80の出力信号

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と基準信号との位相差を比較出力
    する位相比較器と、 前記位相比較器の出力を濾波するフィルタと、 前記フィルタの出力を入力とする電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を共通に入力し、互いに
    異なった分周比で分周する複数の分周器からなる分周器
    群の一つを選択して前記位相比較器に前記基準信号とし
    て供給するPLL回路において、 試験時に、前記入力信号を分周器を介して分周した信号
    を前記位相比較器に供給する手段と、 試験時に前記分周器群のうち、前記入力信号を分周する
    前記分周器の分周比と同じ分周比の分周器を選択してそ
    の出力信号を、前記位相比較器に基準信号として供給す
    る手段と、 を備えたことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】試験時に、低消費電力モード時において前
    記分周器群の中から選択される分周器の分周比の所定倍
    の分周比で分周した入力信号と、前記電圧制御発振器の
    出力信号を低消費電力モード時において前記分周器群の
    中から選択される分周器の分周比の前記所定倍の分周比
    で分周した出力信号と、の位相を比較する、ことを特徴
    とする請求項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】入力信号と基準信号とを入力し位相差を比
    較出力する位相比較器と、 前記位相比較器の出力を入力とするフィルタと、 前記フィルタの出力を入力とする電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を分周する複数の分周器
    からなる分周器群の一を選択して前記位相比較器に前記
    基準信号として入力するPLL回路において、 前記入力信号と前記入力信号を分周器で分周した信号の
    いずれかを選択するセレクタと、前記セレクタの出力を
    入力信号として前記位相比較器に供給する手段と、 を備えたPLL回路の試験方法において、 試験時に、前記セレクタにて前記入力信号を分周した信
    号を前記位相比較器に供給し、前記分周器群のうち、前
    記入力信号を分周する分周器の分周比と同じ分周比の分
    周器の出力信号を、基準信号として前記位相比較器に供
    給する、ことを特徴とするPLL回路の試験方法。
  4. 【請求項4】内部基本クロックを分周する複数の分周器
    と、 該複数の分周器の出力のうち1つを選択する分周器セレ
    クタと、 基準クロックと前記分周器セレクタの出力の位相比較を
    行う位相比較器と、 を備えてなるPLL回路を含み、 該PLL回路で生成された前記内部基本クロックを動作
    クロックとする通常動作モードと、 前記内部基本クロックを第1の分周器により分周したク
    ロックを動作クロックとすることで、通常動作モード時
    よりも、低い動作周波数で動作するモード(「低消費電
    力モード」という)を有する演算装置において、 入力クロックを分周する第2の分周器と、 前記入力クロックと前記第2の分周器の出力のいずれか
    を選択し、前記基準クロックとして出力する入力セレク
    タと、 を有し、 前記低消費電力モードの試験の時には、前記入力クロッ
    クを前記第2の分周器により分周したクロックと、前記
    内部基本クロックを前記複数の分周器のうちの、第3の
    分周器により分周したクロックの位相比較を行い、 前記第2の分周器と前記第3の分周器の分周比は、前記
    第1の分周器の分周比の2のX乗倍(但し、Xは正の整
    数)とする、 ことを特徴とする低消費電力モード用PL
    L回路。
  5. 【請求項5】前記低消費電力モードの試験時は、前記位
    相比較器へ入力する基準クロックとして前記第2の分周
    器の出力を用いることを特徴とする請求項記載の低消
    費電力モード用PLL回路。
  6. 【請求項6】前記低消費電力モードの試験時は、試験装
    置から1逓倍時の入力クロックを入力することを特徴と
    する請求項記載の低消費電力モード用PLL回路。
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