JP2979783B2 - 半導体記憶回路装置 - Google Patents

半導体記憶回路装置

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JP2979783B2
JP2979783B2 JP3271638A JP27163891A JP2979783B2 JP 2979783 B2 JP2979783 B2 JP 2979783B2 JP 3271638 A JP3271638 A JP 3271638A JP 27163891 A JP27163891 A JP 27163891A JP 2979783 B2 JP2979783 B2 JP 2979783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶回路装置に関
し、特にメモリセルのデータを瞬時にクリアできるフラ
ッシュクリア(Flash Clear)機能を持った
半導体記憶回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを始めとする情報処理装置
は大きく分けて中央演算装置(CPU)、主記憶装置
(メインメモリ)、キャッシュメモリにより構成されて
いる。この中でキャッシュメモリは使用頻度の高いデー
タをメインメモリより呼び出してあらかじめ蓄えてお
き、CPUとのデータのやりとりを高速化する役目をも
っている。このキャッシュメモリの使用法が情報処理装
置の高機能化の上で重要となってきている。近年情報処
理装置においては並列処理機能、多重処理機能など高機
能化が進んでいるが、データ処理動作(タスク)の多様
化によりキャッシュメモリにおいても古いタスクでのデ
ータ内容を瞬時にクリアして新しいタスクに備える必要
が生じてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキュッ
シュメモリではタスク変更によるキャッシュメモリのク
リア動作をする場合、通常のセル選択、データ書込みが
セル毎にシーケンシャルに実行されるため、クリア時間
が大きくなっていた。例えば、アドレスアクセスタイム
10nS、書込みパルス幅10nSの性能を持つ16K
ビットのメモリの場合、全ビットのクリアを完了するの
に10μS(10×10-6秒)以上の時間がかかり、シ
ステムの高性能化に障害となっていた。
【0004】本発明の目的は、古いタスクでのデータ内
容を瞬時にクリアして新しいタスクに備えることが出来
るキャッシュメモリを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶回路
装置は、第1および第2の縦型バイポーラトランジスタ
のコレクタ領域とベース領域とを相互にたすきがけに接
続してなるフリップフロップ回路と、前記第1の縦型バ
イポーラトランジスタに結合する負荷トランジスタとな
る第1の横型バイポーラトランジスタと、前記第2の縦
型バイポーラトランジスタに結合する負荷トランジスタ
となる第2の横型バイポーラトランジスタとを有し、第
1導電型の半導体基体上の第2導電型の半導体層にこれ
らのバイポーラトランジスタを形成し、前記半導体層の
表面から内部に形成された第1導電型の第1および第2
の不純物領域をそれぞれ前記第1および第2の横型バイ
ポーラトランジスタのエミッタ領域とした半導体記憶回
路装置において、前記第1の不純物領域と前記半導体層
と前記半導体基体とからなり前記第1の横型バイポーラ
トランジスタに寄生する寄生縦型バイポーラトランジス
タの電流利得を、前記第2の不純物領域と前記半導体層
と前記半導体基体とからなり前記第2の横型バイポーラ
トランジスタに寄生する寄生縦型バイポーラトランジス
タの電流利得よりも大きくして構成されている。
【0006】また前記第2導電型の半導体層で前記第1
および第2の縦型バイポーラトランジスタのコレクタ領
域および前記第1および第2の横型バイポーラトランジ
スタのベースを形成し、前記半導体層の表面から内部に
形成された第1導電型の第30不純物領域を前記第1の
縦型バイポーラトランジスタのベース領域および第1の
横型バイポーラトランジスタのコレクタ領域とし、前記
半導体層の表面から内部に形成された第1導電型の第4
の不純物領域を前記第2の縦型バイポーラトランジスタ
のベース領域および第2の横型バイポーラトランジスタ
のコレクタ領域として構成してもよい。
【0007】また前記第1および第2の縦型バイポーラ
トランジスタをNPN型バイポーラトランジスタで、前
記第1および第2の横型バイポーラトランジスタをPN
P型バイポーラトランジスタでそれぞれ構成してもよ
い。
【0008】また前記第2の横型バイポーラトランジス
タの前記第2の不純物領域の下部には第2導電型低抵抗
埋込層が延在し、前記第1の横型バイポーラトランジス
タの前記第1の不純物領域の下部には第2導電型低抵抗
埋込層が延在しない構成でもよい。
【0009】また前記第1の横型バイポーラトランジス
タの前記第1の不純物領域の深さが前記第2の横型バイ
ポーラトランジスタの前記第2の不純物領域の深さより
も深く形成されて構成されてもよい。
【0010】また前記第1の横型バイポーラトランジス
タの前記第1の不純物領域および前記第2の横型バイポ
ーラトランジスタの前記第2の不純物領域の下部に第2
導電型低抵抗埋込層が延在し、前記第1の横型バイポー
ラトランジスタの前記第1の不純物領域の深さが前記第
2の横型バイポーラトランジスタの前記第2の不純物領
域の深さよりも深く形成されて構成されてもよい。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の第一の実施例の半導体記憶
回路装置の主要部、すなわち、メモリセルを構成するフ
リップフロップ回路の第1の縦型NPNトランジスタと
第1の横型PNP負荷トランジスタの断面図である。図
2は図1と対をなす第2の縦型NPNトランジスタと第
2の横型PNP負荷トランジスタの断面図である。
【0013】図1ではP型拡散層13とN型エピタキシ
ャル層14とP型拡散層15とで第1の横型PNP負荷
トランジスタQP1のエミッタ、ベース、コレクタがそれ
ぞれ形成され、N型拡散層16,17とP型拡散層15
とN型エピタキシャル層14とで第1の縦型NPNトラ
ンジスタQN1のエミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ
形成されている。第1の縦型NPNトランジスタQN1
形成される領域下にあるP型基板11の上面部分にはN
型低抵抗埋込層12が設けられているが、第1の横型P
NP負荷トランジスタQP1のエミッタが形成されるP型
拡散層13の直下まではこの埋込層12が延在していな
い。この横型PNP負荷トランジスタQP1と縦型NPN
トランジスタQN1とでメモリセルの片側を構成する。
【0014】図2ではP型拡散層23とN型エピタキシ
ャル層24とP型拡散層25とで第2の横型PNP負荷
トランジスタQP2のエミッタ、ベース、コレクタがそれ
ぞれ形成され、N型拡散層26,27とP型拡散層25
とN型エピタキシャル層24とで第2の縦型NPNトラ
ンジスタQN2のエミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ
形成されている。P型基板21上には、第2の縦型NP
NトランジスタQN2が形成される領域下から第2の横型
PNP負荷トランジスタQP2が形成される領域に延在し
てN型低抵抗埋込層22が設けられている。この横型P
NP負荷トランジスタQP2と縦型NPNトランジスタQ
N2とでメモリセルのもう一方の片側を構成する。
【0015】このメモリセルにおいて、図1ではP型拡
散層13、N型エピタキシャ層14、P型基板11をそ
れぞれエミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型P
NPトランジスタQP3が形成され、図2ではP型拡散層
23、N型エピタキシャル層24、P型基板21をそれ
ぞれエミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型PN
PトランジスタQP4が形成される。第1の横型PNP負
荷トランジスタQP1に寄生する縦型PNPトランジスタ
P3の電流利得は、第1の横型PNP負荷トランジスタ
P1のP型拡散層13の直下にN型低抵抗埋込層12が
存在しないから、第2の横型PNP負荷トランジスタQ
P2に寄生する縦型PNPトランジスタQP4の電流利得よ
り大きくなる。
【0016】本発明によるフラッシュクリア機能を持つ
ランダムアクセスメモリの回路結線図である図3と、こ
の図3の回路の主要部における電流・電圧状態を示す図
4とを参照して本発明の実施例の動作を説明する。
【0017】この実施例において、メモリのフラッシュ
クリア制御回路は電流切換型回路で構成される。トラン
ジスタQ3 のベースはフラッシュクリア制御端子VC
抵抗Rを介して最低電位(VEE)とに接続されてい
る。トランジスタQ4 のベースはリファレンス電位VR
に接続されトランジスタQ4 のコレクタはワードボトム
線(WB0 〜WBl )に接続されいる。この電流切換型
回路には定電流IEEが流れる。
【0018】通常のメモリのホールド状態においてはフ
ラッシュクリア制御端子VC はオープン状態である。ト
ランジスタQ3 のベースは抵抗Rを介して最低電位(V
EE)に接続され、トランジスタQ4 のベースはリファ
レンス電位VR に接続されているため、トランジスタQ
3 はオフしトランジスタQ4 がオンする。したがってワ
ードボトム線(WB0 〜WBl )を介してホールド電流
H の(l+1)×(m+1)倍の電流が流れ、メモリ
セルMCに書込まれたデータをホールドする。
【0019】次にフラッシュクリアを行うには、フラッ
シュクリア制御端子VC を高レベル(たとえば−0.8
V)にする。それに応答して、トランジスタQ3 がオ
ン、トランジスタQ4 がオフし、ホールド電流IH は遮
断される。これによりメモリセルMCの書込み情報が不
明確になる。すなわちフリップフロップ回路を構成する
対トランジスタが両方ともオンとオフの中間状態を示
す。
【0020】フラシュクリア前のメモリセルMCの状態
が第1の縦型NPNトランジスタQN1がオフで第2の縦
型NPNトランジスタQN2がオンの場合、フラシュクリ
アにより両トランジスタが中間状態になるが、第1の横
型PNP負荷トランジスタQP1に寄生する縦型PNPト
ランジスタQP3のゲインが第2の横型PNP負荷トラン
ジスタQP2に寄生する縦型トランジスタQP4のゲイン大
きいため第1の横型PNP負荷トランジスタQP1のエミ
ッタ電流、ひいては第2の縦型NPNトランジスタQN2
を流れるベースおよびコレクタ電流が減少することにな
る。
【0021】この状態では第2の縦型NPNトランジス
タQN2はオンからオフへ傾き第1の縦型NPNトランジ
スタQN1はオフからオンへ傾くことになり、その後フラ
ッシュクリア制御端子VC をオープンに戻すとトランジ
スタQ4 がオンをしてホールド電流IH を安定に流し第
1の縦型NPNトランジスタQN1がオン、第2の縦型N
PNトランジスタQN2がオフの安定状態が得られる。こ
れによって、全セルが同時にフラッシュクリア(たとえ
ば0レベルの同一データ)されたことになる。
【0022】図4はフラッシュクリア制御端子VC とホ
ールド電流IH およびメモリセルの状態を示したタイミ
ングチャートである。フラッシュクリア制御端子VC
入力信号が入ったあとホールド電流IH が遮断され、メ
モリセルは中間レベルを示すが負荷トランジスタの不均
衡により0レベルへと傾きかける。その後ホールド電流
H が再び流れメモリセルの状態は急速に0レベルへと
移行する。
【0023】上述の第一の実施例ではフラッシュクリア
制御回路のトランジスタQ4 のコレクタ端子に全ワード
ボトム線(WB0 〜WBl )を共通に接続しているが、
フラッシュクリア制御回路を複数個用いワードボトム毎
にトランジスタQ4 のコレクタに接続するグループに分
けてもよい。
【0024】また、図1においては酸化膜絶縁層18に
より、図2においては酸化膜絶縁層28により複数のメ
モリセル間で電気的な絶縁がなされる。図3のように、
ワード線を(l+1)本のワードトップ線(WT0 〜W
l )と(l+1)本のワードボトム線(WB0 〜WB
l )とし、ディジット線(D0 〜Dm )を(m+1)本
として(l+1)×(m+1)のアレー状にキャッシュ
メモリを構成できる。
【0025】図5は本発明の第二の実施例の半導体記憶
回路装置の主要部、すなわち、メモリセルを構成するフ
リップフロップ回路の第1の縦型NPNトランジスタと
第1の横型PNP負荷トランジスタの断面図である。図
5に示した主要部と対をなす第2の縦型NPNトランジ
スタと第2の横型PNP負荷トランジスタは図2に示し
た第一の実施例の場合と同じに構成する。
【0026】図5に示したとおり、本発明の第二の実施
例ではP型拡散層53とN型エピタキシャル層54とP
型拡散層55とで第1の横型PNP負荷トランジスタQ
P1のエミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ形成され、
N型拡散層56,57とP型拡散層55とN型エピタキ
シャル層54とで第1の縦型NPNトランジスタQN1
エミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ形成されてい
る。P型基板51上には、第1の縦型NPNトランジス
タQN1が形成される領域下にN型低抵抗埋込層52が設
けられているが、第1の横型PNP負荷トランジスタQ
P1のエミッタが形成されるP型拡散層53の直下までは
この埋込層52が延在していない。さらに第1の横型P
NP負荷トランジスタQP1のエミッタをなすP型拡散層
53の深さ(図5参照)を、対をなす第2の横型PNP
負荷トランジスタQP2のエミッタをなすP型拡散層23
の深さ(図2参照)より深く形成する。この横型PNP
負荷トランジスタQP1と縦型NPNトランジスタQN1
でメモリセルの片側を構成する。メモリセルのもう一方
の片側は、上述のとおり、図2に示した構成の横型PN
P負荷トランジスタQP2と縦型NPNトランジスタQN2
とで構成する。
【0027】このメモリセルにおいて、P型拡散層5
3、N型エピタキシャ層54、P型基板51をそれぞれ
エミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型PNPト
ランジスタQP3が形成され(図5参照)、P型拡散層2
3、N型エピタキシャル層24、P型基板21をそれぞ
れエミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型PNP
トランジスタQP4が形成される(図2参照)。
【0028】図5に示されるとおり、第1の横型PNP
負荷トランジスタQP1のP型拡散層53の直下にはN型
低抵抗埋込層52が存在しない。一方、図2に示される
とおり、P型拡散層23の直下にN型低抵抗埋込層22
が存在し、さらに第1の横型PNP負荷トランジスタQ
P1のエミッタをなすP型拡散層53の深さを、対をなす
第2の横型PNP負荷トランジスタQP2のエミッタをな
すP型拡散層23の深さより深く形成するため、第1の
横型PNP負荷トランジスタQP1に寄生する縦型PNP
トランジスタQP3の電流利得は、第2の横型PNP負荷
トランジスタQP2に寄生する縦型PNPトランジスタQ
P4の電流利得より大きくなる。
【0029】図6は本発明の第三の実施例の半導体記憶
回路装置の主要部、すなわち、メモリセルを構成するフ
リップフロップ回路の第1の縦型NPNトランジスタと
第1の横型PNP負荷トランジスタの断面図である。図
6に示した主要部と対をなす第2の縦型NPNトランジ
スタと第2の横型PNP負荷トランジスタを図2に示し
た第一の実施例の場合と同じに構成する。
【0030】図6に示したとおり、本発明の第三の実施
例ではP型拡散層63とN型エピタキシャル層64とP
型拡散層65とで第1の横型PNP負荷トランジスタQ
P1のエミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ形成され、
N型拡散層66,67とP型拡散層65とN型エピタキ
シャル層64とで第1の縦型NPNトランジスタQN1
エミッタ、ベース、コレクタがそれぞれ形成されてい
る。P型基板61上には、第1の縦型NPNトランジス
タQN1が形成される領域下から第1の横型PNP負荷ト
ランジスタQP1が形成される領域に延在してN型低抵抗
埋込層62が設けられている。
【0031】さらに第1の横型PNP負荷トランジスタ
P1のエミッタをなすP型拡散層63の深さ(図6参
照)を、対をなす第2の横型PNP負荷トランジスタQ
P2のエミッタをなすP型拡散層23の深さ(図2参照)
より深く形成する。この横型PNP負荷トランジスタQ
P1と縦型NPNトランジスタQN1とでメモリセルの片側
を構成する。メモリセルのもう一方の片側は、上述のと
おり、図2に示した構成の横型PNP負荷トランジスタ
P2と縦型NPNトランジスタQN2とで構成する。
【0032】このメモリセルにおいて、P型拡散層6
3、N型エピタキシャ層64、P型基板61をそれぞれ
エミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型PNPト
ランジスタQP3が形成され(図6参照)、P型拡散層2
3、N型エピタキシャル層24、P型基板21をそれぞ
れエミッタ、ベース、コレクタとなす寄生の縦型PNP
トランジスタQP4が形成される(図2参照)。
【0033】第1の横型PNP負荷トランジスタQP1
エミッタをなすP型拡散層63の深さを(図6参照)、
対をなす第2の横型PNP負荷トランジスタQP2のエミ
ッタをなすP型拡散層23の深さより深く形成するため
(図2参照)、第1の横型PNP負荷トランジスタQP1
に寄生する縦型PNPトランジスタQP3の電流利得は、
第2の横型PNP負荷トランジスタQP2に寄生する縦型
PNPトランジスタQP4の電流利得より大きくなる。
【0034】以上本発明の第二および第三の実施例を説
明したが、これらの実施例の動作は本発明の第一の実施
例と同様であるので説明を省略する。
【0035】また、複数のメモリセル間の電気的絶縁を
第二の実施例では酸化膜絶縁層58(図5)により、第
三の実施例においては酸化膜絶縁層68(図6)により
達成しているが、この電気的絶縁は第一の実施例(図
3)と同様に、ワード線を(l+1)本のワードトップ
線(WT0 〜WTl )と(l+1)本のワードボトム線
(WB0 〜WBl )とし、ディジット線(D0 〜Dm
を(m+1)本として(l+1)×(m+1)のアレー
状にキャッシュメモリを構成することによって達成する
こともできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の半導体記
憶回路装置は、メモリセルを構成する対の負荷トランジ
スタのうち片方の負荷トランジスタの電流利得を、寄生
縦型トランジスタを利用して大きくすることによりメモ
リセルの対のトランジスタ特性を非対称に設定する。そ
の後ホールド電流を一時遮断することによりメモリセル
の全データを同一値にできる。これによりメモリセルの
全セルを同時にフラッシュクリアすることができるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である半導体記憶回路装
置のメモリセルを構成するフリップロップ回路の対トラ
ンジスタと負荷トランジスタの一方の片側の断面図であ
る。
【図2】本発明の第一から第三の実施例の主要部を示す
図1、図5、図6と対をなす他方の片側のトランジスタ
と負荷トランジスタの断面図である。
【図3】本発明によるフラッシュクリア機能を持ったラ
ンダムアクセスメモリの回路結線図である。
【図4】フラッシュクリア制御端子とホールド電流とメ
モリセルの状態とを示したタイミングチャートである。
【図5】本発明の第二の実施例である半導体記憶回路装
置のメモリセルを構成するフリップロップ回路の対トラ
ンジスタと負荷トランジスタの一方の片側の断面図であ
る。
【図6】本発明の第三の実施例である半導体記憶回路装
置のメモリセルを構成するフリップロップ回路の対トラ
ンジスタと負荷トランジスタの一方の片側の断面図であ
る。
【符号の説明】
11,21,51,61 P型基板 12,22,52,62 N型低抵抗埋込層 13,23,53,63 P型拡散層 14,24,54,64 N型エピタキシャル層 15,25,55,65 P型拡散層 16,17,26,27,56,57,66,67
N型拡散層 18,28,58,68 酸化膜絶縁層 QN1 メモリセルを構成する第1の縦型NPNトラン
ジスタ QN2 メモリセルを構成する第2の縦型NPNトラン
ジスタ QP1 メモリセルを構成する第1の横型PNP負荷ト
ランジスタ QP2 メモリセルを構成する第2の横型PNP負荷ト
ランジスタ QP3P1に寄生する縦型PNPトランジスタ QP4P2に寄生する縦型PNPトランジスタ MC メモリセル WT0 0番目のワードトップ線 WB0 0番目のワードボトム線 WTl l番目のワードトップ線 WBl l番目のワードボトム線 VC フラッシュクリア制御端子 VR リファレンス電位 IH ホールド電流 Q3 ,Q4 電流切換型回路用トランジスタ IEE 電流切換型回路の定電流 R 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8229 H01L 21/331 H01L 27/102

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の縦型バイポーラトラン
    ジスタのコレクタ領域とベース領域とを相互にたすきが
    けに接続してなるフリップフロップ回路と、前記第1の
    縦型バイポーラトランジスタに結合する負荷トランジス
    タとなる第1の横型バイポーラトランジスタと、前記第
    2の縦型バイポーラトランジスタに結合する負荷トラン
    ジスタとなる第2の横型バイポーラトランジスタとを有
    し、第1導電型の半導体基体上の第2導電型の半導体層
    にこれらのバイポーラトランジスタを形成し、前記半導
    体層の表面から内部に形成された第1導電型の第1およ
    び第2の不純物領域をそれぞれ前記第1および第2の横
    型バイポーラトランジスタのエミッタ領域とした半導体
    記憶回路装置において、前記第1の不純物領域と前記半
    導体層と前記半導体基体とからなり前記第1の横型バイ
    ポーラトランジスタに寄生する寄生縦型バイポーラトラ
    ンジスタの電流利得を、前記第2の不純物領域と前記半
    導体層と前記半導体基体とからなり前記第2の横型バイ
    ポーラトランジスタに寄生する寄生縦型バイポーラトラ
    ンジスタの電流利得よりも大きくしたことを特徴とする
    半導体記憶回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第2導電型の半導体層で前記第1お
    よび第2の縦型バイポーラトランジスタのコレクタ領域
    および前記第1および第2の横型バイポーラトランジス
    タのベースを形成し、前記半導体層の表面から内部に形
    成された第1導電型の第3の不純物領域を前記第1の縦
    型バイポーラトランジスタのベース領域および第1の横
    型バイポーラトランジスタのコレクタ領域とし、前記半
    導体層の表面から内部に形成された第1導電型の第4の
    不純物領域を前記第2の縦型バイポーラトランジスタの
    ベース領域および第2の横型バイポーラトランジスタの
    コレクタ領域としたことを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の縦型バイポーラト
    ランジスタをNPN型バイポーラトランジスタで、前記
    第1および第2の横型バイポーラトランジスタをPNP
    型バイポーラトランジスタでそれぞれ構成することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の半導体記憶回路
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の横型バイポーラトランジスタ
    の前記第2の不純物領域の下部には第2導電型低抵抗埋
    込層が延在し、前記第1の横型バイポーラトランジスタ
    の前記第1の不純物領域の下部には第2導電型低抵抗埋
    込層が延在しないことを特徴とする請求項1、請求項2
    または請求項3記載の半導体記憶回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の横型バイポーラトランジスタ
    の前記第1の不純物領域の深さが前記第2の横型バイポ
    ーラトランジスタの前記第2の不純物領域の深さよりも
    深く形成されていることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3または請求項4記載の半導体記憶回路装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の横型バイポーラトランジスタ
    の前記第1の不純物領域および前記第2の横型バイポー
    ラトランジスタの前記第2の不純物領域の下部に第2導
    電型低抵抗埋込層が延在し、前記第1の横型バイポーラ
    トランジスタの前記第1の不純物領域の深さが前記第2
    の横型バイポーラトランジスタの前記第2の不純物領域
    の深さよりも深く形成されていることを特徴とする請求
    項1、請求項2または請求項3記載の半導体記憶回路装
    置。
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