JP2978730B2 - 半導体装置用ヒートシンク装置 - Google Patents
半導体装置用ヒートシンク装置Info
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Description
ップを搭載する半導体装置に用いるヒートシンク装置に
関する。
のスピードと電力積が逐次減少しているが、それととも
に、微細加工技術の発達により、ゲート当りの占有面積
も次第に減少してきている。このため、半導体チップは
高速化と高集積化の傾向が進んでいる。一方、半導体チ
ップを保護してその信頼性を向上させるために、半導体
チップを搭載するパッケージも、半導体チップのボンデ
ンィング技術の導入等によって、一層高度な実装技術が
必要な状況になってきている。
タ装置等においては、装置の処理能力や信頼性の向上の
ため、LSI化された半導体素子や、高密度で小型のL
SIチップを搭載するための各種の半導体用パッケージ
が採用されるようになってきている。
きくなると、半導体素子の消費電力も大きくなり、従っ
てその発熱量も多くなる。このため、消費電力の大きな
LSIチップは、プラスチック製のボードよりも熱伝導
率の大きなセラミック製のボードに搭載してパッケージ
とするが、ボードからの放熱のみでは、LSIチップの
冷却が不充分な場合がある。
LSIチップを搭載した半導体用パッケージは、LSI
チップの発熱を冷却するため、放熱効率の高いアルミニ
ウムまたは銅で形成したヒートシンクをLSIチップの
上面に搭載し、熱伝導性の優れたはんだや接着剤によっ
て固着して、LSIチップの発熱をヒートシンクを介し
て放熱するようにしている。更に、最近は、このような
ヒートシンクの上に冷却用のファンを直接搭載すること
により、ヒートシンクの冷却能力を更に向上させるよう
にしたものも出現している。
トシンク装置の一例を示す斜視図である。
放熱用のフィン21は、放熱効率の高いアルミニウムま
たは銅で形成されている。このフィン21の上に軸流フ
ァン22が搭載されており、軸流ファン22は、上方か
ら吸気して下方に送風するように設置されている。従っ
て軸流ファン22から送風された空気は、フィン21に
垂直に衝突してフィン21を冷却する構成となってい
る。
半導体装置用ヒートシンク装置は、フィンの配列方向と
軸流ファンからの送風方向とが直交しているため、放熱
効率が低く、従って充分な冷却効果が得られないという
欠点を有しており、このため、高速・高密度のLSIチ
ップを搭載した半導体装置は、LSIチップの温度上昇
によって動作速度が低下するという問題が発生してい
る。
ートシンク装置は、板状の複数個のフィンを平行に配設
するか、またはピン状の複数個のフィンを格子状に配設
し、上面にフィンカバーを設けて両端面の空気流入口と
空気流出口とを除いて密封状態としたフィン群と、前記
フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心ファン
と、前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記
遠心ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィン
カバーとを有する送風用ファン部とを備えるものであ
り、特に、回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファンを
有する送風用ファン部を備えるものである。
て説明する。
っても充分に空気が流通できるように、軸流ファンの代
りに遠心ファンを使用し、空気が外部に漏れないように
フィン部および遠心ファンにカバーを設けることによ
り、ヒートシンク装置の小型化と放熱性能の向上とを達
成することができるようにしたものである。
2は本発明の第一の実施例を示す斜視図である。
の板状の複数個のフィン1は、底部6の上に平行に配列
されており、それらの上部にはフィンカバー4が設けら
れている。フィン1の上方(図1)は空気流入口であ
り、下方(図1)は空気流出口である。従ってフィン1
およびフィンカバー4で構成されるフィン群は、底部6
と左右両端のフィン1とフィンカバー4とによって、空
気流入口および空気流出口以外が密封された構造となっ
ている。
いる遠心ファン2は、内蔵するモータ(図示省略)によ
って回転し、回転軸7の近傍から空気を吸入し、外周部
に設けてある羽根8によってフィン群の空気流入口の方
に送風する。遠心ファン2の周囲および上下両面にはフ
ァンカバー3が設けられており、ファンカバー3の周囲
部の両端は、フィン群の左右両端のフィン1の上端面に
密着されている。また、ファンカバー3の上面の遠心フ
ァン2の回転軸7の近傍には、空気吸入口5が設けられ
ている。従って遠心ファン2は、空気吸入口5を除いた
部分がファンカバー3によって密封されており、空気吸
入口5から吸入しう空気を効率よくフィン群の空気流入
口の方に送り出すことができる。従って、フィン1の間
隔が狭くなっても、充分に空気を流通させることができ
るため、所望の冷却効果が得られる。
導体装置と従来のヒートシンク装置を使用した半導体装
置との熱抵抗を実験によって比較した結果では、本実施
例のヒートシンク装置を使用した半導体装置において
は、遠心ファンのモータを定格電圧で回転させた場合の
熱抵抗は1.6℃/Wであったが、従来のヒートシンク
装置を使用した半導体装置においては、熱抵抗は2.0
℃/Wであった。
で、図1に相当する位置の断面図である。
施例の複数個の板状のフィン1の代りに長方形(または
正方形または円形または楕円形)の断面のピン型のフィ
ン11を格子状に配列したものであり、遠心ファン12
およびファンカバー13の構成および作用は、図1の実
施例のそれぞれ対応する部分の構成および作用と同じで
ある。
例と同じである。
ニウムで形成したものであるが、アルミニウムの代りに
銅その他の熱伝導率の良い材料を使用することができ
る。また、遠心ファンを回転させるモータを、ヒートシ
ンク装置の外部に設けるようにすることもできる。
ンク装置は、フィン群の空気流入口および空気流出口を
除いてカバーによって密封し、フィン群の空気流入口の
近傍に遠心ファンを設けて空気吸入口を除いた部分をフ
ァンカバーによって密封することにより、放熱効率を向
上させることができるという効果があり、従って高速・
高密度のLSIチップを搭載した半導体装置の性能と信
頼性とを向上させることができるという効果がある。
示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】半導体チップを搭載したパッケージの上面
に搭載された半導体装置用ヒートシンク装置において、 板状の複数個のフィンを平行に配設し、上面にフィンカ
バーを設けて両端面の空気流入口と空気流出口とを除い
て密封状態としたフィン群と、 前記フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心フ
ァンと、 前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記遠心
ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィンカバ
ーとを有する送風用ファン部とを備えることによって、
ヒートシンクの側面側からパッケージに対して平行な方
向に空気を流出させることを特徴とする半導体装置用ヒ
ートシンク装置。 - 【請求項2】回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファン
を有する送風用ファン部を備えることを特徴とする請求
項1記載の半導体装置用ヒートシンク装置。 - 【請求項3】半導体チップを搭載したパッケージの上面
に搭載された半導体装置用ヒートシンク装置において、 ピン状の複数個のフィンを格子状に配設し、上面にフィ
ンカバーを設けて両端面の空気流入口と空気流出口とを
除いて密封状態としたフィン群と、 前記フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心フ
ァンと、 前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記遠心
ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィンカバ
ーとを有する送風用ファン部とを備えることによって、
ヒートシンクの側面側からパッケージに対して平行な方
向に空気を流出させることを特徴とする半導体装置用ヒ
ートシンク装置。 - 【請求項4】回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファン
を有する送風用ファン部を備えることを特徴とする請求
項3記載の半導体装置用ヒートシンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6324570A JP2978730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 半導体装置用ヒートシンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6324570A JP2978730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 半導体装置用ヒートシンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181260A JPH08181260A (ja) | 1996-07-12 |
JP2978730B2 true JP2978730B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18167293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6324570A Expired - Fee Related JP2978730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 半導体装置用ヒートシンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978730B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015099829A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | ダイキン工業株式会社 | ファン駆動装置 |
KR102332036B1 (ko) * | 2020-05-27 | 2021-11-29 | 주식회사 네오셈 | 풍량 조절장치 및 이를 구비한 반도체 테스트 장비 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3006361B2 (ja) * | 1992-09-30 | 2000-02-07 | 株式会社日立製作所 | ヒ−トシンクおよびそれを用いた電子装置およびその電子装置を用いた電子計算機 |
JP2938704B2 (ja) * | 1993-03-19 | 1999-08-25 | 富士通株式会社 | 集積回路パッケージ |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6324570A patent/JP2978730B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08181260A (ja) | 1996-07-12 |
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