JP2978730B2 - 半導体装置用ヒートシンク装置 - Google Patents

半導体装置用ヒートシンク装置

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JP2978730B2 JP6324570A JP32457094A JP2978730B2 JP 2978730 B2 JP2978730 B2 JP 2978730B2 JP 6324570 A JP6324570 A JP 6324570A JP 32457094 A JP32457094 A JP 32457094A JP 2978730 B2 JP2978730 B2 JP 2978730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICチップやLSIチ
ップを搭載する半導体装置に用いるヒートシンク装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の高度な半導体素子は、ゲート当り
のスピードと電力積が逐次減少しているが、それととも
に、微細加工技術の発達により、ゲート当りの占有面積
も次第に減少してきている。このため、半導体チップは
高速化と高集積化の傾向が進んでいる。一方、半導体チ
ップを保護してその信頼性を向上させるために、半導体
チップを搭載するパッケージも、半導体チップのボンデ
ンィング技術の導入等によって、一層高度な実装技術が
必要な状況になってきている。
【0003】このような状況により、近年のコンピュー
タ装置等においては、装置の処理能力や信頼性の向上の
ため、LSI化された半導体素子や、高密度で小型のL
SIチップを搭載するための各種の半導体用パッケージ
が採用されるようになってきている。
【0004】このように半導体素子の集積化の度合が大
きくなると、半導体素子の消費電力も大きくなり、従っ
てその発熱量も多くなる。このため、消費電力の大きな
LSIチップは、プラスチック製のボードよりも熱伝導
率の大きなセラミック製のボードに搭載してパッケージ
とするが、ボードからの放熱のみでは、LSIチップの
冷却が不充分な場合がある。
【0005】このため、上述のような高速かつ高集積の
LSIチップを搭載した半導体用パッケージは、LSI
チップの発熱を冷却するため、放熱効率の高いアルミニ
ウムまたは銅で形成したヒートシンクをLSIチップの
上面に搭載し、熱伝導性の優れたはんだや接着剤によっ
て固着して、LSIチップの発熱をヒートシンクを介し
て放熱するようにしている。更に、最近は、このような
ヒートシンクの上に冷却用のファンを直接搭載すること
により、ヒートシンクの冷却能力を更に向上させるよう
にしたものも出現している。
【0006】図4はこのような従来の半導体装置用ヒー
トシンク装置の一例を示す斜視図である。
【0007】図4において、平行に配設された複数個の
放熱用のフィン21は、放熱効率の高いアルミニウムま
たは銅で形成されている。このフィン21の上に軸流フ
ァン22が搭載されており、軸流ファン22は、上方か
ら吸気して下方に送風するように設置されている。従っ
て軸流ファン22から送風された空気は、フィン21に
垂直に衝突してフィン21を冷却する構成となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
半導体装置用ヒートシンク装置は、フィンの配列方向と
軸流ファンからの送風方向とが直交しているため、放熱
効率が低く、従って充分な冷却効果が得られないという
欠点を有しており、このため、高速・高密度のLSIチ
ップを搭載した半導体装置は、LSIチップの温度上昇
によって動作速度が低下するという問題が発生してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置用ヒ
ートシンク装置は、板状の複数個のフィンを平行に配設
するか、またはピン状の複数個のフィンを格子状に配設
し、上面にフィンカバーを設けて両端面の空気流入口と
空気流出口とを除いて密封状態としたフィン群と、前記
フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心ファン
と、前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記
遠心ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィン
カバーとを有する送風用ファン部とを備えるものであ
り、特に、回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファンを
有する送風用ファン部を備えるものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】本発明は、複数個のフィンの間隔が狭くな
っても充分に空気が流通できるように、軸流ファンの代
りに遠心ファンを使用し、空気が外部に漏れないように
フィン部および遠心ファンにカバーを設けることによ
り、ヒートシンク装置の小型化と放熱性能の向上とを達
成することができるようにしたものである。
【0012】図1は図2の実施例のA−A線断面図、図
2は本発明の第一の実施例を示す斜視図である。
【0013】図1および図2において、アルミニウム製
の板状の複数個のフィン1は、底部6の上に平行に配列
されており、それらの上部にはフィンカバー4が設けら
れている。フィン1の上方(図1)は空気流入口であ
り、下方(図1)は空気流出口である。従ってフィン1
およびフィンカバー4で構成されるフィン群は、底部6
と左右両端のフィン1とフィンカバー4とによって、空
気流入口および空気流出口以外が密封された構造となっ
ている。
【0014】フィン群の空気流入口の近傍に配設されて
いる遠心ファン2は、内蔵するモータ(図示省略)によ
って回転し、回転軸7の近傍から空気を吸入し、外周部
に設けてある羽根8によってフィン群の空気流入口の方
に送風する。遠心ファン2の周囲および上下両面にはフ
ァンカバー3が設けられており、ファンカバー3の周囲
部の両端は、フィン群の左右両端のフィン1の上端面に
密着されている。また、ファンカバー3の上面の遠心フ
ァン2の回転軸7の近傍には、空気吸入口5が設けられ
ている。従って遠心ファン2は、空気吸入口5を除いた
部分がファンカバー3によって密封されており、空気吸
入口5から吸入しう空気を効率よくフィン群の空気流入
口の方に送り出すことができる。従って、フィン1の間
隔が狭くなっても、充分に空気を流通させることができ
るため、所望の冷却効果が得られる。
【0015】本実施例のヒートシンク装置を使用した半
導体装置と従来のヒートシンク装置を使用した半導体装
置との熱抵抗を実験によって比較した結果では、本実施
例のヒートシンク装置を使用した半導体装置において
は、遠心ファンのモータを定格電圧で回転させた場合の
熱抵抗は1.6℃/Wであったが、従来のヒートシンク
装置を使用した半導体装置においては、熱抵抗は2.0
℃/Wであった。
【0016】図3は本発明の第二の実施例を示す断面図
で、図1に相当する位置の断面図である。
【0017】図3に示すように、本実施例は、図1の実
施例の複数個の板状のフィン1の代りに長方形(または
正方形または円形または楕円形)の断面のピン型のフィ
ン11を格子状に配列したものであり、遠心ファン12
およびファンカバー13の構成および作用は、図1の実
施例のそれぞれ対応する部分の構成および作用と同じで
ある。
【0018】本実施例の作用および効果は、図1の実施
例と同じである。
【0019】上述の実施例は、いずれもフィンをアルミ
ニウムで形成したものであるが、アルミニウムの代りに
銅その他の熱伝導率の良い材料を使用することができ
る。また、遠心ファンを回転させるモータを、ヒートシ
ンク装置の外部に設けるようにすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒートシ
ンク装置は、フィン群の空気流入口および空気流出口を
除いてカバーによって密封し、フィン群の空気流入口の
近傍に遠心ファンを設けて空気吸入口を除いた部分をフ
ァンカバーによって密封することにより、放熱効率を向
上させることができるという効果があり、従って高速・
高密度のLSIチップを搭載した半導体装置の性能と信
頼性とを向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例のA−A線断面図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の半導体装置用ヒートシンク装置の一例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1・11・21 フィン 2・12 遠心ファン 3・13 ファンカバー 4 フィンカバー 5 空気吸入口 6 底部 7 回転軸 8 羽根 22 軸流ファン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップを搭載したパッケージの上面
    に搭載された半導体装置用ヒートシンク装置において、 板状の複数個のフィンを平行に配設し、上面にフィンカ
    バーを設けて両端面の空気流入口と空気流出口とを除い
    て密封状態としたフィン群と、 前記フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心フ
    ァンと、 前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記遠心
    ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィンカバ
    ーとを有する送風用ファン部とを備えることによって、
    ヒートシンクの側面側からパッケージに対して平行な方
    向に空気を流出させることを特徴とする半導体装置用ヒ
    ートシンク装置。
  2. 【請求項2】回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファン
    を有する送風用ファン部を備えることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置用ヒートシンク装置。
  3. 【請求項3】半導体チップを搭載したパッケージの上面
    に搭載された半導体装置用ヒートシンク装置において、 ピン状の複数個のフィンを格子状に配設し、上面にフィ
    ンカバーを設けて両端面の空気流入口と空気流出口とを
    除いて密封状態としたフィン群と、 前記フィン群の前記空気流入口の近傍に配置した遠心フ
    ァンと、 前記遠心ファンの周囲および上下両面を密封し前記遠心
    ファンの回転軸の近傍に空気吸入口を設けたフィンカバ
    ーとを有する送風用ファン部とを備えることによって、
    ヒートシンクの側面側からパッケージに対して平行な方
    向に空気を流出させることを特徴とする半導体装置用ヒ
    ートシンク装置。
  4. 【請求項4】回転駆動用のモータを内蔵した遠心ファン
    を有する送風用ファン部を備えることを特徴とする請求
    項3記載の半導体装置用ヒートシンク装置。
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