JP2978276B2 - 漂白剤組成物 - Google Patents
漂白剤組成物Info
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- JP2978276B2 JP2978276B2 JP3099929A JP9992991A JP2978276B2 JP 2978276 B2 JP2978276 B2 JP 2978276B2 JP 3099929 A JP3099929 A JP 3099929A JP 9992991 A JP9992991 A JP 9992991A JP 2978276 B2 JP2978276 B2 JP 2978276B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は漂白剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】現在、過炭酸ソーダを主成
分とする酸素系漂白剤が多数上市されいてる。これらの
酸素系漂白剤は色柄物に使え、匂いも塩素系漂白剤に比
べ良いことから衣料用漂白剤としてはかなり普及してい
る。しかし、特に台所等のハードな汚れに対しては十分
な漂白力とはいえない。
分とする酸素系漂白剤が多数上市されいてる。これらの
酸素系漂白剤は色柄物に使え、匂いも塩素系漂白剤に比
べ良いことから衣料用漂白剤としてはかなり普及してい
る。しかし、特に台所等のハードな汚れに対しては十分
な漂白力とはいえない。
【０００３】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは更
に漂白力の優れた漂白剤組成物を得るべく鋭意研究した
結果、無機過酸化物、アニオン及び／又はノニオン界面
活性剤、テトラアセチルエチレンジアミン（以下、TAED
と略記する）及び／又はグルコースペンタアセテート
（以下、GPACと略記する）、ヒドロキシアクリル酸重合
体及び特定範囲の分子量を持つポリアクリル酸塩を特定
の比率で配合することにより、漂白力の良好な漂白剤組
成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
に漂白力の優れた漂白剤組成物を得るべく鋭意研究した
結果、無機過酸化物、アニオン及び／又はノニオン界面
活性剤、テトラアセチルエチレンジアミン（以下、TAED
と略記する）及び／又はグルコースペンタアセテート
（以下、GPACと略記する）、ヒドロキシアクリル酸重合
体及び特定範囲の分子量を持つポリアクリル酸塩を特定
の比率で配合することにより、漂白力の良好な漂白剤組
成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【０００４】すなわち本発明は、下記 (a)〜(e) 成分 (a) 過炭酸塩又は過硼酸塩 30〜95重量％ (b) アニオン界面活性剤及び／又はノニオン界面活性剤 0.5〜５重量％ (c) TAED及び／又はGPAC 0.5〜30重量％ (d) ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸又はその塩或いは
そのポリラクトンより選ばれた少なくとも１種のヒドロ
キシアクリル酸重合体(e) 分子量が1000〜200000のポリ
アクリル酸を含有してなり、 (d)成分と(e) 成分の合計
が 0.1〜５重量％、 (d)／(e) 重量比が１／50〜４／１
の範囲にある漂白剤組成物を提供するものである。
そのポリラクトンより選ばれた少なくとも１種のヒドロ
キシアクリル酸重合体(e) 分子量が1000〜200000のポリ
アクリル酸を含有してなり、 (d)成分と(e) 成分の合計
が 0.1〜５重量％、 (d)／(e) 重量比が１／50〜４／１
の範囲にある漂白剤組成物を提供するものである。
【０００５】漂白基剤となる(a) 過炭酸塩又は過硼酸塩
としては過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム１水塩、
過硼酸ナトリウム４水塩等が挙げられ、その配合率は組
成物中に30〜95重量％、好ましくは60〜80重量％であ
る。
としては過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム１水塩、
過硼酸ナトリウム４水塩等が挙げられ、その配合率は組
成物中に30〜95重量％、好ましくは60〜80重量％であ
る。
【０００６】本発明に用いられる(b) アニオン界面活性
剤としては、平均炭素数10〜18のアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、平均炭素数10〜22のアルキル硫酸エステル
塩、平均鎖長12〜18のオレフィンスルホン酸塩、平均鎖
長10〜18のα−スルホ脂肪酸エステル塩、平均鎖長10〜
22の高級脂肪酸塩等が挙げられる。
剤としては、平均炭素数10〜18のアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、平均炭素数10〜22のアルキル硫酸エステル
塩、平均鎖長12〜18のオレフィンスルホン酸塩、平均鎖
長10〜18のα−スルホ脂肪酸エステル塩、平均鎖長10〜
22の高級脂肪酸塩等が挙げられる。
【０００７】また、もう一方の(b) 成分であるノニオン
界面活性剤としては、平均炭素数10〜18のアルキル基又
はアルケニル基を有し、１〜20モルのエチレンオキサイ
ドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル又は
ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、平均炭素数６
〜12のアルキル基を有し、１〜20モルのエチレンオキサ
イドを付加したポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル等が挙げられる。通常これらのノニオン界面活性
剤はＨＬＢが８〜18、好ましくは 8.5〜13のものが使用
される。
界面活性剤としては、平均炭素数10〜18のアルキル基又
はアルケニル基を有し、１〜20モルのエチレンオキサイ
ドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル又は
ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、平均炭素数６
〜12のアルキル基を有し、１〜20モルのエチレンオキサ
イドを付加したポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル等が挙げられる。通常これらのノニオン界面活性
剤はＨＬＢが８〜18、好ましくは 8.5〜13のものが使用
される。
【０００８】上記界面活性剤は組成物中に0.5 〜５重量
％配合される。
％配合される。
【０００９】漂白活性化剤である(c) TAED及び／又はGP
ACは、耐ケーキング性及び漂白基剤共存下での貯蔵安定
性をよくするために、融点が40〜80℃のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル又はカルボキシメチルセルロース
を結合剤として用いた造粒物として使用するのが好まし
い。なかでもポリオキシエチレン（平均付加モル数35〜
100 ）アルキル (C8〜C22)エーテルを結合剤として使用
した造粒物が溶解性もよく好ましい。TAED及び／又はGP
ACの造粒は、TAED及び／又はGPACを40〜98重量部及び結
合剤を２〜15重量部、更に必要に応じて他の造粒助剤等
を攪拌転動造粒機或いは押出造粒機に供給して行われ
る。造粒物の粒径は 125μ〜３mm、好ましくは 350μ〜
1.5 mmの粒子が90％以上になるように調整するのがよ
い。TAED及び／又はGPACの配合率は組成物中に0.5〜30
重量％、好ましくは１〜20重量％である。
ACは、耐ケーキング性及び漂白基剤共存下での貯蔵安定
性をよくするために、融点が40〜80℃のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル又はカルボキシメチルセルロース
を結合剤として用いた造粒物として使用するのが好まし
い。なかでもポリオキシエチレン（平均付加モル数35〜
100 ）アルキル (C8〜C22)エーテルを結合剤として使用
した造粒物が溶解性もよく好ましい。TAED及び／又はGP
ACの造粒は、TAED及び／又はGPACを40〜98重量部及び結
合剤を２〜15重量部、更に必要に応じて他の造粒助剤等
を攪拌転動造粒機或いは押出造粒機に供給して行われ
る。造粒物の粒径は 125μ〜３mm、好ましくは 350μ〜
1.5 mmの粒子が90％以上になるように調整するのがよ
い。TAED及び／又はGPACの配合率は組成物中に0.5〜30
重量％、好ましくは１〜20重量％である。
【００１０】本発明に用いられる(d) 成分であるポリ−
α−ヒドロキシアクリル酸又はその塩或いはそのポリラ
クトンより選ばれた少なくとも１種のヒドロキシアクリ
ル酸重合体は水溶性でキレート作用を示す化合物であ
り、本発明に用いるには平均分子量が1000〜1000000 、
好ましくは2000〜800000のものが挙げられる。また、塩
としてはナトリウム塩が好ましい。
α−ヒドロキシアクリル酸又はその塩或いはそのポリラ
クトンより選ばれた少なくとも１種のヒドロキシアクリ
ル酸重合体は水溶性でキレート作用を示す化合物であ
り、本発明に用いるには平均分子量が1000〜1000000 、
好ましくは2000〜800000のものが挙げられる。また、塩
としてはナトリウム塩が好ましい。
【００１１】(e) 成分であるポリアクリル酸塩は、例え
ばナトリウム塩が挙げられ、分子量は1000〜200000、好
ましくは2000〜100000、更に好ましくは4000〜２万であ
る。
ばナトリウム塩が挙げられ、分子量は1000〜200000、好
ましくは2000〜100000、更に好ましくは4000〜２万であ
る。
【００１２】(d) 成分と(e) 成分は (d)＋(e) が 0.1〜
５重量％、好ましくは 0.5〜4.5 重量％、 (d)／(e) 重
量比が１／50〜４／１、好ましくは１／50〜３／１の範
囲で配合される。
５重量％、好ましくは 0.5〜4.5 重量％、 (d)／(e) 重
量比が１／50〜４／１、好ましくは１／50〜３／１の範
囲で配合される。
【００１３】上記成分のうち、(a) 成分、(b) 成分、
(d)成分及び(e) 成分を造粒（混合、加熱、乾燥）して
粒径 125〜1000μの粒子として配合するのが好ましい。
(d)成分及び(e) 成分を造粒（混合、加熱、乾燥）して
粒径 125〜1000μの粒子として配合するのが好ましい。
【００１４】また、本発明の漂白剤組成物には蛋白質分
解酵素を配合することができるが、従来の過炭酸ソーダ
及び非イオン界面活性剤のみの系より大幅に酵素の安定
性が向上し、特に高湿度下の保存安定性に差が見られ
る。漂白剤組成物はその使用法から湿度の高い所に保存
されるため、この安定性向上は大きな意義がある。本発
明に使用される蛋白質分解酵素としては造粒されたもの
が好ましく、例えばアルカリ性プロテアーゼが挙げられ
る。
解酵素を配合することができるが、従来の過炭酸ソーダ
及び非イオン界面活性剤のみの系より大幅に酵素の安定
性が向上し、特に高湿度下の保存安定性に差が見られ
る。漂白剤組成物はその使用法から湿度の高い所に保存
されるため、この安定性向上は大きな意義がある。本発
明に使用される蛋白質分解酵素としては造粒されたもの
が好ましく、例えばアルカリ性プロテアーゼが挙げられ
る。
【００１５】市販の酵素製品の具体例及び製造業者を挙
げれば、「アルカラーゼ」、「エスペラーゼ」、「サビ
ナーゼ」（デンマーク、コペンハーゲン、ノボ・インダ
ストリー社）、「マクサターゼ−Ｐ」（オランダ、デフ
ルト、ギスト、プロケイデス、ｎ・ｖ社）、「プロテア
ーゼＢ−400 」、「プロテアーゼＢ−4000」、「プロテ
アーゼAp」及び「プロテアーゼAp 100」（スイス、バー
ゼル、シュバイツェリッシェ、フェルメント、Ａ・Ｇ
社）、「GRD プロテアーゼ」（アメリカ、ミズーリ、セ
ントルイス、モンサント、カンパニー社）、「 API−2
1」（昭和電工社）等がある。蛋白質分解酵素の配合量
は0.05〜５重量％が好ましい。
げれば、「アルカラーゼ」、「エスペラーゼ」、「サビ
ナーゼ」（デンマーク、コペンハーゲン、ノボ・インダ
ストリー社）、「マクサターゼ−Ｐ」（オランダ、デフ
ルト、ギスト、プロケイデス、ｎ・ｖ社）、「プロテア
ーゼＢ−400 」、「プロテアーゼＢ−4000」、「プロテ
アーゼAp」及び「プロテアーゼAp 100」（スイス、バー
ゼル、シュバイツェリッシェ、フェルメント、Ａ・Ｇ
社）、「GRD プロテアーゼ」（アメリカ、ミズーリ、セ
ントルイス、モンサント、カンパニー社）、「 API−2
1」（昭和電工社）等がある。蛋白質分解酵素の配合量
は0.05〜５重量％が好ましい。
【００１６】本発明の漂白剤組成物には上記成分の他に
任意に必要に応じて公知の漂白剤成分が配合される。即
ち、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ピロ
リン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ニトリロ
トリ酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナト
リウム等の無機・有機ビルダー成分、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリ
コール等の高分子物質、香料、顔料、蛍光染料等が例示
される。また、本発明の漂白剤組成物は洗浄剤組成物と
併用することもできる。
任意に必要に応じて公知の漂白剤成分が配合される。即
ち、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ピロ
リン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ニトリロ
トリ酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナト
リウム等の無機・有機ビルダー成分、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリ
コール等の高分子物質、香料、顔料、蛍光染料等が例示
される。また、本発明の漂白剤組成物は洗浄剤組成物と
併用することもできる。
【００１７】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００１８】実施例１ 40℃の水に表１の漂白剤を濃度が 0.5重量％になるよう
に溶解し、茶シブのついた湯のみを１時間浸漬する。水
洗い後、乾燥して下記の評価点に従って評価する。 茶シブ汚れがほとんど残っていない…○ 茶シブ汚れが少しのこっている…△ 茶シブ汚れがほとんど落ちていない…× これらの結果を表１に示す。尚、表１の組成物は、TAED
粉末92重量部にポリオキシエチレン（平均付加モル数5
5)ステアリルエーテル８重量部を加熱混合し、押出し造
粒して粒径400〜700μの造粒物を得て、この造粒物に更
に界面活性剤、ポリアクリル酸ナトリウム（平均分子量
8000）及びポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム
（平均分子量100000）を添加混合し加熱して乾燥させて
得た粒径 250〜500μの範囲にある造粒物に、炭酸ナト
リウム（粒径 250〜500 μ）を混合して得たものであ
る。
に溶解し、茶シブのついた湯のみを１時間浸漬する。水
洗い後、乾燥して下記の評価点に従って評価する。 茶シブ汚れがほとんど残っていない…○ 茶シブ汚れが少しのこっている…△ 茶シブ汚れがほとんど落ちていない…× これらの結果を表１に示す。尚、表１の組成物は、TAED
粉末92重量部にポリオキシエチレン（平均付加モル数5
5)ステアリルエーテル８重量部を加熱混合し、押出し造
粒して粒径400〜700μの造粒物を得て、この造粒物に更
に界面活性剤、ポリアクリル酸ナトリウム（平均分子量
8000）及びポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム
（平均分子量100000）を添加混合し加熱して乾燥させて
得た粒径 250〜500μの範囲にある造粒物に、炭酸ナト
リウム（粒径 250〜500 μ）を混合して得たものであ
る。
【００１９】
【表１】
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C11D 3/20 - 3/395 C11D 7/14 - 7/54 ＷＰＩ／Ｌ（ＱＵＥＳＴＥＬ)
Claims (1)
- 【請求項１】 下記 (a)〜(e) 成分 (a) 過炭酸塩又は過硼酸塩 30〜95重量％ (b) アニオン界面活性剤及び／又はノニオン界面活性剤 0.5〜５重量％ (c) テトラアセチルエチレンジアミン及び／又はグルコースペンタアセテート 0.5〜30重量％ (d) ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸又はその塩或いは
そのポリラクトンより選ばれた少なくとも１種のヒドロ
キシアクリル酸重合体(e) 分子量が1000〜200000のポリ
アクリル酸を含有してなり、 (d)成分と(e) 成分の合計
が 0.1〜５重量％、 (d)／(e) 重量比が１／50〜４／１
の範囲にある漂白剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3099929A JP2978276B2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 漂白剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3099929A JP2978276B2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 漂白剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331299A JPH04331299A (ja) | 1992-11-19 |
| JP2978276B2 true JP2978276B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=14260440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3099929A Expired - Fee Related JP2978276B2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 漂白剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2978276B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4263860B2 (ja) * | 2001-12-06 | 2009-05-13 | ジョンソンディバーシー株式会社 | 粉末漂白洗浄剤組成物 |
-
1991
- 1991-05-01 JP JP3099929A patent/JP2978276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04331299A (ja) | 1992-11-19 |
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