JP2977007B2 - バルブの弁棒冷却構造 - Google Patents

バルブの弁棒冷却構造

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JP2977007B2 JP6115784A JP11578494A JP2977007B2 JP 2977007 B2 JP2977007 B2 JP 2977007B2 JP 6115784 A JP6115784 A JP 6115784A JP 11578494 A JP11578494 A JP 11578494A JP 2977007 B2 JP2977007 B2 JP 2977007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温流体の制御に使用
するバルブの弁棒冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高温流体の制御に使用するバルブ
の弁棒冷却構造としては、例えば図3に示すようなもの
がある。図3において、バタフライバルブ1の弁箱2の
内部には弁棒3の軸心廻りに回転する弁体4を配置して
おり、弁体4は弁棒3を挿入するための弁体ボス4aと
弁箱内流路を開閉する弁体プレート4bを備えている。
弁箱2の両側部に設けた左右一対の弁箱ボス5はそれぞ
れ軸受6を介して弁棒3を回転自在に支承しており、弁
棒3は中空軸をなして中空部7が冷却流体(空気または
水)8の流路を形成し、中空部7の一側開口が冷却流体
8の導入口7aをなすとともに、他側開口が冷却流体8
の排出口7bをなしている。
【0003】この構成においては、導入口7aから中空
部7に流入する冷却流体8が弁棒3を冷却して後に、排
出口7bから系外に流出する。また、他の弁棒冷却構造
としては、図4〜図5に示すように、弁棒3の中空部1
1の途中を軸心方向の中間位置において中央壁部12で
仕切り、双方の中空部11にそれぞれ冷却流体導入管1
3を挿入し、冷却流体導入管13の管壁面に複数の噴出
孔14を形成するものもある。
【0004】この構成において、冷却流体導入管13を
通して供給する冷却流体8は噴出孔14から中空部11
内に流出し、弁棒3を冷却した後に、中空部11の排出
口11aから系外に流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示す構
成においては、導入口7aにおける冷却流体8の温度と
排出口7bにおける冷却流体8の温度との差が極端に大
きく、弁棒3に均一な冷却効果を与えることができなか
った。また、排出口7bの側における弁棒3の温度が高
くなり、対応する軸受6が加熱されるので、軸受6は摩
耗の進行が早まるとともに、強度的に弱くなって寿命が
低下する問題があった。
【0006】また、図4〜図5に示す構成においては、
中空部11の両側の排出口11aにおける冷却流体8の
温度の差はなくなり、弁棒3の両側に均一な冷却効果を
与えることができるが、双方の中空部11の排出口11
aにおける冷却空気8の温度は高いので、弁棒3の両側
部における温度は高く、軸受6は熱による影響を受けて
寿命が低下する問題があった。
【0007】本発明は上記した課題を解決するもので、
弁棒の両側部が高温化することを防止して軸受の加熱を
防止することができるバルブの弁棒冷却構造を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のバルブの弁棒冷却構造は、弁箱内に弁棒に
よって軸支する弁体を弁棒の軸心廻りに回転自在に配置
し、弁棒の両側部を軸受を介して弁箱ボスで回転自在に
支承するバルブにおいて、弁棒を中空軸に形成するとと
もに、弁棒の中空部に軸心方向において中央壁部を境と
する一対の室を分割形成し、各室の軸心方向において軸
受より内側の位置に仕切板を設けて各室に内側小室と外
側小室を分割形成し、内側小室に管壁に複数の噴出孔を
有する冷却流体導入管を同心状に嵌装するとともに、冷
却流体導入管の周囲に冷却流体拡散流路を形成し、外側
小室に冷却流体排出管を同心状に嵌装するとともに、冷
却流体排出管の周囲に冷却流体供給流路を形成し、冷却
流体供給流路と冷却流体導入管とを仕切板を貫通する流
入連絡管によって連通し、冷却流体拡散流路と冷却流体
排出管とを仕切板を貫通する排出連絡管によって連通し
た構成としたものである。
【0009】
【作用】上記した構成により、弁棒の両端における中空
部の開口から外側小室に流入する冷却流体は、冷却流体
供給流路を通って導入連絡管から内側小室の冷却流体導
入管に流入し、噴出孔から冷却流体拡散流路に噴出して
弁棒を内部から冷却する。冷却流体拡散流路を流れる冷
却流体は排出連絡管を通って冷却流体排出管に流入し、
冷却流体排出管を通って系外に流れ出る。
【0010】したがって、弁棒の弁体に対応する部位、
つまり内側小室において、噴出孔から弁棒の半径方向に
噴出する冷却流体は早い流速で弁棒の中空部の内周面に
吹き付けるので、弁棒を効率良く冷却することができ
る。
【0011】一方、弁棒の軸受に対応する部位、つまり
外側小室においては、系外から冷却流体供給流路に新た
に流入する低温の冷却流体が冷却流体排出管を流れる高
温の冷却流体の周囲を流れるので、低温の冷却流体によ
って弁棒の軸受に対応する部位を効率良く冷却すること
ができ、内側小室において弁棒の熱を吸収した高温の冷
却流体を弁棒に接触させることなく排出することができ
る。
【0012】依って、弁棒ならびに各部品における温度
分布を均一化することにより、局部的な強度低下や熱応
力を緩和するとともに、軸受の温度を低く抑えて軸受の
延命を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図2において、バタフライバルブ21の
弁箱22の内部には、弁棒23の軸心廻りに回転する弁
体24を配置しており、弁体24は弁棒23を挿入する
ための弁体ボス24aと弁箱内流路を開閉する弁体プレ
ート24bを備えている。弁箱22の両側部に設けた左
右一対の弁箱ボス25はそれぞれ軸受26を介して弁棒
23を回転自在に支承しており、弁棒23は中空軸をな
している。
【0014】弁棒23の中空部は中央壁部23aを境と
して軸心方向において一対の室27,27に分割してお
り、各室27は軸受26よりも軸心方向において内側に
位置する仕切板28によって内側小室27aと外側小室
27bに分割している。内側小室17aには冷却流体導
入管29を同心状に嵌装しており、冷却流体導入管29
は管壁に複数の噴出孔29aを有している。冷却流体導
入管29の周囲は冷却流体拡散流路30をなしている。
【0015】外側小室27bには冷却流体排出管31を
同心状に嵌装しており、冷却流体排出管31の周囲は冷
却流体供給流路32をなしている。仕切板28を貫通す
る複数の流入連絡管33は冷却流体供給流路32と冷却
流体導入管29とを連通しており、仕切板28を貫通す
る複数の排出連絡管34は冷却流体拡散流路30と冷却
流体排出管31とを連通している。
【0016】以下、上記構成における作用を説明する。
弁棒23の両端において、外側小室27bに流入する冷
却流体(水ないし空気)Fは、冷却流体供給流路32を
通って導入連絡管33から内側小室27aの冷却流体導
入管29に流入し、噴出孔29aから冷却流体拡散流路
30に噴出して弁棒23を内部から冷却する。
【0017】このとき、弁棒23の弁体24に対応する
部位、つまり内側小室27aにおいては、噴出孔29a
から弁棒23の半径方向に噴出する冷却流体Fが早い流
速で弁棒23の中空部の内周面に吹き付けるので、弁棒
23を効率良く冷却することができる。
【0018】冷却流体拡散流路30を流れる冷却流体F
は排出連絡管34を通って冷却流体排出管31に流入
し、冷却流体排出管31を通って系外に流れ出る。この
とき、弁棒23の軸受26に対応する部位、つまり外側
小室27bにおいては、系外から冷却流体供給流路32
に新たに流入する低温の冷却流体Fが、冷却流体排出管
31を流れる高温の冷却流体Fの周囲を流れるので、低
温の冷却流体Fによって弁棒23の軸受26に対応する
部位を効率良く冷却することができ、内側小室27aに
おいて弁棒23の熱を吸収した高温の冷却流体Fを弁棒
23に接触させることなく排出することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、噴出
孔から噴出する冷却流体を早い流速で弁棒の内周面に吹
き付けるとともに、弁棒内における冷却流体の流れを仕
切板を境として弁棒の径方向において反転させることに
より、弁棒ならびに各部品における温度分布を均一化し
て局部的な強度低下や熱応力を緩和することができ、軸
受の温度を低く抑えて軸受の延命を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバルブの弁棒冷却構
造を示す断面図である。
【図2】図1におけるA部の拡大断面図である。
【図3】従来のバルブの弁棒冷却構造を示す断面図であ
る。
【図4】従来のバルブの弁棒冷却構造を示す断面図であ
る。
【図5】図4におけるB部の拡大断面図である。
【符号の説明】
22 弁箱 23 弁棒 23a 中央壁部 24 弁体 26 軸受 27 室 28 仕切板 29 冷却流体導入管 29a 噴出孔 30 冷却流体拡散流路 31 冷却流体排出管 32 冷却流体供給流路 33 流入連絡管 34 排出連絡管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に弁棒によって軸支する弁体を弁
    棒の軸心廻りに回転自在に配置し、弁棒の両側部を軸受
    を介して弁箱ボスで回転自在に支承するバルブにおい
    て、弁棒を中空軸に形成するとともに、弁棒の中空部に
    軸心方向において中央壁部を境とする一対の室を分割形
    成し、各室の軸心方向において軸受より内側の位置に仕
    切板を設けて各室に内側小室と外側小室を分割形成し、
    内側小室に管壁に複数の噴出孔を有する冷却流体導入管
    を同心状に嵌装するとともに、冷却流体導入管の周囲に
    冷却流体拡散流路を形成し、外側小室に冷却流体排出管
    を同心状に嵌装するとともに、冷却流体排出管の周囲に
    冷却流体供給流路を形成し、冷却流体供給流路と冷却流
    体導入管とを仕切板を貫通する流入連絡管によって連通
    し、冷却流体拡散流路と冷却流体排出管とを仕切板を貫
    通する排出連絡管によって連通したことを特徴とするバ
    ルブの弁棒冷却構造。
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