JP2976380B2 - Ｘ線回折用ゴニオメータ - Google Patents
Ｘ線回折用ゴニオメータInfo
- Publication number
- JP2976380B2 JP2976380B2 JP1326693A JP32669389A JP2976380B2 JP 2976380 B2 JP2976380 B2 JP 2976380B2 JP 1326693 A JP1326693 A JP 1326693A JP 32669389 A JP32669389 A JP 32669389A JP 2976380 B2 JP2976380 B2 JP 2976380B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- link
- fixed
- ray
- goniometer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はＸ線回折用のゴニオメータに関する。
（従来の技術） Ｘ線回折用のゴニオメータは通常垂直軸を中心に構成
され、Ｘ線源に対して試料台とＸ線検出器とを試料台を
中心として試料台の回転に対してＸ線検出器が２倍角だ
け回転するように試料台とＸ線検出器とを連動させてあ
る。しかしこのゴニオメータでは試料面が垂直となるた
め液体とか粉末の試料が扱い難い。
され、Ｘ線源に対して試料台とＸ線検出器とを試料台を
中心として試料台の回転に対してＸ線検出器が２倍角だ
け回転するように試料台とＸ線検出器とを連動させてあ
る。しかしこのゴニオメータでは試料面が垂直となるた
め液体とか粉末の試料が扱い難い。
このため試料面を水平に保持できる水平軸型のゴニオ
メータが提供されている。この型のゴニオメータは第３
図に示すように、試料面Ｓを水平にして試料を固定的保
持する試料台と試料台を中心に水平軸によって回動する
Ｘ線源ＸとＸ線検出器Ｄとよりなっている。所がＸ線源
には高電圧ケーブルとターゲット冷却用給排水管が接続
されている上、それ自身かなり大きく重い物であるか
ら、そのような物を水平軸によって回動させるために、
ゴニオメータを全体として頑丈な構造物としなければな
らない。
メータが提供されている。この型のゴニオメータは第３
図に示すように、試料面Ｓを水平にして試料を固定的保
持する試料台と試料台を中心に水平軸によって回動する
Ｘ線源ＸとＸ線検出器Ｄとよりなっている。所がＸ線源
には高電圧ケーブルとターゲット冷却用給排水管が接続
されている上、それ自身かなり大きく重い物であるか
ら、そのような物を水平軸によって回動させるために、
ゴニオメータを全体として頑丈な構造物としなければな
らない。
（発明が解決しようとする課題） 本発明は試料面を水平に保持できる水平軸型のＸ線回
折用ゴニオメータを軽量小型化しようとするものであ
る。
折用ゴニオメータを軽量小型化しようとするものであ
る。
（課題を解決するための手段） 本体に回動可能に軸止された腕に、その腕の軸止端側
で、その腕の延びている方向にＸ線放射方向を向けて、
固定されたＸ線源と、この腕の回動平面と平行に本体か
ら一方向に延びているガイドと、このガイドに沿って摺
動する滑子と、この滑子に軸止され、上記腕の回動平面
と平行な面内で回動可能であって上記腕と同長のリンク
と、上記腕とこのリンクを結合し、これらの腕とリンク
に対し回動可能なピンに固定された試料台と、上記リン
クの滑子側の端部に、上記ピンの方向に向けて固定され
たＸ線検出器と、上記腕の回動にかかわらず上記本体に
対して上記試料台を一方向に向ける機構とでＸ線回折用
ゴニオメータを構成した。
で、その腕の延びている方向にＸ線放射方向を向けて、
固定されたＸ線源と、この腕の回動平面と平行に本体か
ら一方向に延びているガイドと、このガイドに沿って摺
動する滑子と、この滑子に軸止され、上記腕の回動平面
と平行な面内で回動可能であって上記腕と同長のリンク
と、上記腕とこのリンクを結合し、これらの腕とリンク
に対し回動可能なピンに固定された試料台と、上記リン
クの滑子側の端部に、上記ピンの方向に向けて固定され
たＸ線検出器と、上記腕の回動にかかわらず上記本体に
対して上記試料台を一方向に向ける機構とでＸ線回折用
ゴニオメータを構成した。
（作用） 上記構成によるとＸ線源とガイドとは固定部となる。
腕とリンクとで二等辺三角形が形成され、その底辺の一
端がＸ線源に固定され、他端がガイド上を摺動するの
で、腕とリンクの結合点に位置する試料から見てＸ線源
とＸ線検出器とは同距離にあり、試料を中心に互いに反
対方向に同じ角度だけ回動するので、ゴニオメータの条
件を満足しており、Ｘ線源が位置固定だから、Ｘ線源を
動かす構造に比し、全体が軽量小型化される。
腕とリンクとで二等辺三角形が形成され、その底辺の一
端がＸ線源に固定され、他端がガイド上を摺動するの
で、腕とリンクの結合点に位置する試料から見てＸ線源
とＸ線検出器とは同距離にあり、試料を中心に互いに反
対方向に同じ角度だけ回動するので、ゴニオメータの条
件を満足しており、Ｘ線源が位置固定だから、Ｘ線源を
動かす構造に比し、全体が軽量小型化される。
（実施例） 第１図に本発明ゴニオメータの正面図を示し、第２図
に平面図を示す。１は装置本体で、０点を中心に水平軸
により回動可能に腕２が取付けられており、この腕に中
心線が０点を通るようにＸ線管球３が取付けられてい
る。従ってＸ線管球の中心０点より右方へ水平にガイド
４が延びている。５はこのガイド上を摺動する滑子であ
り、この滑子と上記腕２とを腕２と同長のリンク６が連
結しており、このリンクの滑子５側の端にＸ線検出器７
が固定されている。腕２とリンク６との連点に回動可能
に試料台８が取付けられている。試料台８にはプーリ81
が固定されており、滑子５から突設されているリンク結
合ピンに固定されたプーリ51とは同径で両者間に鋼ベル
ト９が掛けてあり、両プーリとベルト９との間には滑り
がないようにしてある。このため試料台８は滑子５がガ
イド４上を左右に移動しても常に空間的に一定方向を向
いており、この試料台に水平な切欠があって、そこに表
面を水平にして試料が設置できるようにしてある。Ｘ線
検出器７はリンク６に取付けられているので、常に試料
の方を向いている。試料台８を一定方向に向けておく機
構は製図機械に用いられている機構と同じであり、プー
リの代わりに腕とし、ベルトの代わりに腕と腕を連結す
るリンクを用いてもよく、試料台と摺動子５とを連結す
る代わりに試料台と０点を中心として本体との間に同様
を機構を設けてもよい。
に平面図を示す。１は装置本体で、０点を中心に水平軸
により回動可能に腕２が取付けられており、この腕に中
心線が０点を通るようにＸ線管球３が取付けられてい
る。従ってＸ線管球の中心０点より右方へ水平にガイド
４が延びている。５はこのガイド上を摺動する滑子であ
り、この滑子と上記腕２とを腕２と同長のリンク６が連
結しており、このリンクの滑子５側の端にＸ線検出器７
が固定されている。腕２とリンク６との連点に回動可能
に試料台８が取付けられている。試料台８にはプーリ81
が固定されており、滑子５から突設されているリンク結
合ピンに固定されたプーリ51とは同径で両者間に鋼ベル
ト９が掛けてあり、両プーリとベルト９との間には滑り
がないようにしてある。このため試料台８は滑子５がガ
イド４上を左右に移動しても常に空間的に一定方向を向
いており、この試料台に水平な切欠があって、そこに表
面を水平にして試料が設置できるようにしてある。Ｘ線
検出器７はリンク６に取付けられているので、常に試料
の方を向いている。試料台８を一定方向に向けておく機
構は製図機械に用いられている機構と同じであり、プー
リの代わりに腕とし、ベルトの代わりに腕と腕を連結す
るリンクを用いてもよく、試料台と摺動子５とを連結す
る代わりに試料台と０点を中心として本体との間に同様
を機構を設けてもよい。
（発明の効果） 本発明によればＸ線源は向きは変えるが移動せず、Ｘ
線検出器は水平に移動するだけであり、試料が円弧運動
をするが、試料は軽量であるから、装置を動かすのに大
きな力は不要であり、重量部分が移動しないので、装置
全体が軽量小型にでき、第３図の従来例のようにＸ線源
とＸ線検出器とを反対向きに回動させるような機構が不
要で、リンク６の摺動端を摺動させるだけで、リンク機
構で全体が所定の位置関係を保って動くので、また、Ｘ
線源と試料台を結ぶ腕、および、試料台とＸ線検出器を
結ぶリンクが一つの平面に平行な面内で動くので機構的
にも簡単となる。
線検出器は水平に移動するだけであり、試料が円弧運動
をするが、試料は軽量であるから、装置を動かすのに大
きな力は不要であり、重量部分が移動しないので、装置
全体が軽量小型にでき、第３図の従来例のようにＸ線源
とＸ線検出器とを反対向きに回動させるような機構が不
要で、リンク６の摺動端を摺動させるだけで、リンク機
構で全体が所定の位置関係を保って動くので、また、Ｘ
線源と試料台を結ぶ腕、および、試料台とＸ線検出器を
結ぶリンクが一つの平面に平行な面内で動くので機構的
にも簡単となる。
第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は同じく平
面図、第３図は従来例の正面図である。 １……装置本体、２……腕、３……Ｘ線管球、４……ガ
イド、５……摺動子、６……リンク、７……Ｘ線検出
器、８……試料台、51,81……プーリ、９……ベルト。
面図、第３図は従来例の正面図である。 １……装置本体、２……腕、３……Ｘ線管球、４……ガ
イド、５……摺動子、６……リンク、７……Ｘ線検出
器、８……試料台、51,81……プーリ、９……ベルト。
Claims (1)
- 【請求項１】本体に回動可能に軸止された腕に、その腕
の軸止端側で、その腕の延びている方向にＸ線放射方向
を向けて、固定されたＸ線源と、この腕の回動平面と平
行に本体から一方向に延びているガイドと、このガイド
に沿って摺動する滑子と、この滑子に軸止され、上記腕
の回動平面と平行な面内で回動可能であって上記腕と同
長のリンクと、上記腕とこのリンクを結合し、これらの
腕とリンクに対し回動可能なピンに固定された試料台
と、上記リンクの滑子側の端部に、上記ピンの方向に向
けて固定されたＸ線検出器と、上記腕の回動にかかわら
ず上記本体に対して上記試料台を一方向に向ける機構と
よりなるＸ線回折用ゴニオメータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1326693A JP2976380B2 (ja) | 1989-12-16 | 1989-12-16 | Ｘ線回折用ゴニオメータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1326693A JP2976380B2 (ja) | 1989-12-16 | 1989-12-16 | Ｘ線回折用ゴニオメータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03186743A JPH03186743A (ja) | 1991-08-14 |
| JP2976380B2 true JP2976380B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=18190610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1326693A Expired - Lifetime JP2976380B2 (ja) | 1989-12-16 | 1989-12-16 | Ｘ線回折用ゴニオメータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2976380B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008020108B3 (de) * | 2008-04-22 | 2010-01-14 | Bruker Axs Gmbh | Röntgendiffraktometer zum mechanisch korrelierten Verfahren von Quelle, Detektor und Probenposition |
| CN116592802A (zh) * | 2023-05-17 | 2023-08-15 | 丹东奥龙射线仪器集团有限公司 | X射线衍射测角仪动力传动与测角装置及其角度控制方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5710440A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-20 | Nippon X Sen Kk | X-ray diffraction goniometer |
-
1989
- 1989-12-16 JP JP1326693A patent/JP2976380B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03186743A (ja) | 1991-08-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20040106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
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Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116 |
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