JP2975532B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
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- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Description
読み出し専用の半導体装置(ROM)半導体記憶装置お
よびその製造方法に関する。
Mは製造段階でマスクパターンに応じてデータが書き込
まれ、各メモリセルの基本構成が、1ビット1トランジ
スタからなるので他の書換可能なメモリに比べ1ビット
当たりの占有面積が小さく、大容量、大量生産に適した
特徴を持っている。この特徴を活かし、近年、固定デー
タを大量に扱うOA機器およびゲームを中心としたマス
クROMの応用分野において、製品の高機能化・高性能
化のため、大容量化、高速化、および製品サイクルの関
係から短納期の要望が強く、このような要求に対応すべ
く、開発が進められている。
が本格的な量産体制に入り、16メガビットについても
立ち上がりつつある。さらに、32メガビットについて
は、開発の終盤を迎えつつある。基本構成が1ビット1
トランジスタからなるマスクROMのメモリセルは、メ
モリセルサイズ、動作速度、TAT(Turn Aro
und Time)を考慮した上で、現在製品化されて
いる2メガビット以上の大容量ROMにおいては、図4
0に示すようなNOR型フラットメモリセル方式のもの
(第1の従来例)と、図43に示すようなNAND型方
式のもの(第2の従来例)の2種類がある。
第1の従来例は、NOR型フラットメモリセル方式のも
ので、1ビット当たりのコンタクト数を減らして(コン
タクトレス構造)メモリセル面積を大幅に削減し集積度
を上げるために、図40乃至図42の如く、ビット線と
なるN+型拡散層1を形成し、その後ワード線となるポ
リサイドゲート2をそれに直交するように形成したもの
である。各メモリセルについては、ポリサイドゲート2
とN+型拡散層1の交差部がソース・ドレイン3とな
り、近接する一対のソース・ドレイン3同士の間のスペ
ース部にチャネル(活性領域)4が形成される。かかる
構成では、各メモリセルのゲート長は近接するN+型拡
散層1同士の間のスペース長で規定され、ゲート幅はポ
リサイドゲート2の幅で規定される。第1の従来例にお
いては、データ書き込み作業(プログラム注入工程)を
ゲート電極形成後に行うため、ゲート電極形成後のメモ
リセル中間品を準備さえしておけば、どのようなデータ
書き込みにも比較的短納期の対応が可能となる。
第2の従来例は、NAND型方式のROMである。図4
3乃至図45中の11はビット線となるN+型拡散層、
12はワード線となるポリサイドゲート、13はソース
・ドレイン、14はチャネルである。第2の従来例で
は、複数個のメモリセルを縦積みにして、N+型拡散層
11(ビット線)に対しNANDを形成しており、微細
加工、プロセス技術により、ゲート長を縮小し、さらに
メモリセル16段積みとすることにより、高集積化を図
っている。N+型拡散層11(ビット線)に対しメモリ
セル16段積みにしているため、メモリセルの読み出し
電流が小さく、高速化、低電圧化を図るには、回路設計
に工夫が必要となる。なお、第2の従来例では、データ
書き込み工程がポリサイドゲート12の形成前に行われ
るため、データ書き込み工程後の工程が増し、故に第1
の従来例に比べて短納期対応は困難である。
半導体記憶装置(シーケンシャルアクセスメモリ)の概
略を示す平面図である。図46中のWLはワード線、B
Lはビット線、DXcはワード線WLのデコード用のX
アドレスデコーダ、DYcはビット線BLのデコード用
のYアドレスデコーダ、Dcは各アドレスデコーダDX
c,DYc内でワード線WLまたはビット線BLを選択
するための素子、PLはプリデコード線である。また、
図47は第3の従来例の半導体記憶装置のデコーダ部周
辺の概略を示す回路図である。図47中のDc01,D
c02,・・・はデコーダ部、Pd01,・・・はプリ
デコーダ部、PL01,PL02,PL03はプリデコ
ード線、Cntはカウンタ、Lαはデコーダ部Dc0
1,Dc02,・・・とプリデコード線PL01,PL
02,PL03とを結線する配線である。
カウンタCntの出力をプリデコーダ部Pd01,・・
・とデコーダ部Dc01,Dc02,・・・の2段階で
デコードして、ビット線BLおよびワード線WLに接続
されたいずれかのメモリセルを選択している。すなわ
ち、プリデコーダ部Pd01,・・・で一旦デコードし
た信号を図47のようにプリデコード線PL01,PL
02,PL03でメモリセルアレイのX方向(ワード線
WL)およびY方向(ビット線BL)に通し、それぞれ
XアドレスデコーダDXcおよびYアドレスデコーダD
Ycで再度デコードしてから最終的にワード線WLおよ
びビット線BLに選択信号を送信している。そして、第
3の従来例ではワード線WLおよびビット線BLとプリ
デコード線PL01,PL02,PL03とは、図47
の如く、複数のプリデコード線PL01,PL02,P
L03を母線とする多重バス方式で接続されている。
イの概略を図52に示す。通常、データの読み出し時に
は、横方向に1段のブロックの組が選択される。図52
において、例えば、ブロック(0,0),ブロック
(1,0)…の1段部分が選択されてデータの読み出し
を行う。第4の従来例のメモリセルアレイのブロック構
成を図53に、同じくメモリセルの種類を判断するため
の基準値を設定するリファレンス回路(リファレンス用
トランジスタアレイ)構成を図54に夫々示す。図53
中のm0〜m7はメモリセルトランジスタ、n0〜n9
は前記メモリセルトランジスタm0〜m7の各ソース・
ドレインに接続するノード、m8〜m17はブロック選
択トランジスタ、201はアルミニウム製等の主ビット
線、202はアルミニウム製等の仮想GND線、203
は拡散層からなるローカルビット線、BWL0はブロッ
ク選択トランジスタm8〜m12にゲート入力するブロ
ック選択用ワード線、BWL1は同じく前記ブロック選
択トランジスタm13〜m17にゲート入力するブロッ
ク選択用ワード線、SWL0〜SWLnは各メモリセル
トランジスタ選択用スイッチングワード線である。ま
た、図54中のMAはメモリセルアレイ、SAは差動型
センスアンプ、RAはリファレンス用トランジスタミニ
アレイである。
ルトランジスタのデータを読む場合、BWL0を
“H”,BWL1を“L”,SWLnを“H”,他のS
WLを“L”に設定する。このとき、主ビット線201
から仮想GND線202までの電流径路を考えると、ま
ず(1)主ビット線201から、(2)メモリセルトラ
ンジスタm10、(3)ノードn7、(4)メモリセル
トランジスタm5、(5)ノードn6、(6)メモリセ
ルトランジスタm9を経て、(7)仮想GND線202
に電流が流れ込む。そして、第4の従来例では、リファ
レンス用トランジスタミニアレイRAをメモリセルアレ
イMAの外部に配置していた。
1の従来例および第2の従来例のメモリセルでは、図4
8に示すように、いずれも、データ読み出しの対象とな
る1個のメモリセル、すなわち1トランジスタのソース
/ドレイン間に電流が流れるか否かによって、データが
“0”であるか“1”であるかを判定している。つま
り、従来のメモリセルでは、メモリセル1個で1ビット
のデータに対応していた。なお、図48中の(0)はオ
ン時に電流が流れないメモリセルの場合、(i)はオン
時に電流が流れるメモリセルの場合を夫々示している。
プサイズを小さくしようとすると限界があり、特に例え
ば32メガビットのROMではチップ面積のほぼ90%
がメモリセルアレイで占められているため、同程度の微
細化技術で、格段にチップサイズを小さくする、いいか
えると、従来例と同面積でデータ集積度を高めるために
は、このメモリセルの構成自体を変える必要がある。
いても、第1の従来例および第2の従来例と同様、デー
タ読み出しの対象となる1個のメモリセル、すなわち1
トランジスタのソース/ドレイン間に電流が流れるか否
かによって、データが“0”であるか“1”であるかを
判定している。かかる構成で大容量ROMを実現するた
めには、第1の従来例および第2の従来例と同様、製造
プロセスの微細化を進めないかぎり、格段のチップサイ
ズの縮小は望めない。
に関しては上記各従来例と同程度でありながら、ROM
のチップサイズを小さくしてデータ集積度を高め得る半
導体記憶装置およびその製造方法を提供することを目的
とする。
リセルm5を読み出す場合を考える。このとき、ワード
線は、BWL0とSWLnを“H”に、他のワード線S
WL0…,BWL1を“L”に設定することで、メモリ
セルm5が選択される。
線202までの電流径路を考えると、主ビット線201
→m10→n7→m5→n6→m9→仮想GND線20
2といった電流経路が発生する。
ジスタの場合、主ビット線から→m11→n8→m6→
n7という径路ができる。また、m4が“ON”トラン
ジスタの場合、n6→m4→n5→m8→仮想GNDと
いう径路ができる。このように、ターゲットとなるメモ
リセルm5の両隣のトランジスタm4,m6のプログラ
ム状態が“ON”であるか“OFF”であるかによっ
て、第4の従来例では、主ビット線201から仮想GN
D線202までの系全体の抵抗値が大きく異なり、見か
け上のメモリセルのON電流値がこれにともなって変動
する。したがって、メモリセルアレイの外に設けられた
リファレンス回路にてメモリセルデータをリファレンス
する際に、電流誤差が生じるという課題があった。
データをリファレンス回路でリファレンスする際に、メ
モリセルに至る電流経路の抵抗による電流誤差を補正し
得る半導体記憶装置およびその製造方法を提供すること
をも目的とする。
導体記憶装置では、図47の如く、メモリセルアレイと
同じ長さのプリデコード線PL(PL01,PL02,
PL03)を駆動し、ワード線WL、ビット線BLの数
だけのデコーダ部Dc01,Dc02,・・・が必要で
ある。このため、大容量化が進むにつれプリデコード線
PL(PL01,PL02,PL03)が長くなり、本
数が増えるにしたがって図46中のWx,Wyが増大し
て各アドレスデコーダDXc,DYcの面積が増大す
る。なお、図47では、プリデコーダ部Pd01,・・
・を3個に限定し、カウンタからのデータを2ビットに
限定して図示しているため、各プリデコード線PL0
1,PL02,PL03内の配線は4本で済み、プリデ
コード線PL全体で12本で済む。また、図47の如
く、デコーダ部Dc01,Dc02,・・・とプリデコ
ード線PL01,PL02,PL03とを結線する配線
Lαの個数は、多重バス方式のため26個である。しか
し、例えば実際の約16メガ(224)ビット等に適用す
る場合、プリデコード線PL全体で28本が個必要とな
る。さらに、前記配線Lαの個数はXアドレスデコーダ
DXcで211、YアドレスデコーダでDYcで213程度
となるため、1本当たりのプリデコード線PL01,P
L02,PL03の長さは大とならざるを得ない。プリ
デコード線PL(PL01,PL02,PL03)が長
くなることにより、処理速度が低下し、さらに消費電流
が増大するという問題がある。また面積が増大するため
チップ価格が増大する。
レイの周辺回路のレイアウト面積を小さくして、低コス
ト、高速、低消費電流を実現し得るの半導体記憶装置を
提供することをも目的とする。
題解決手段は、ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソー
スおよびドレインを有する複数個のメモリセルが配列さ
れた半導体記憶装置であって、半導体基板と、該半導体
基板の上層部の一部に前記ソースおよび前記ドレインを
形成するための複数の平行な帯状のビット線と、前記半
導体基板の上側で前記メモリセルごとに前記ゲートを形
成するため前記ビット線に直交する方向に形成される複
数の平行な帯状のワード線とを備え、前記ワード線の直
下で前記ソースおよび前記ドレインに挟まれる領域に活
性領域が形成され、近接する前記ワード線の間の領域で
異なるメモリセルの活性領域同士を分離する分離帯が形
成され、複数の前記ワード線の幅は互いに同寸法に設定
され、複数の前記ワード線のうち一部のワード線の幅方
向片側面にサイドウォールが形成され、複数の前記ワー
ド線のうち他の一部のワード線の幅方向両側面にサイド
ウォールが形成され、前記分離帯は、前記ワード線およ
び前記サイドウォールをマスクとしてアイソレーション
注入されて形成され、前記サイドウォールの有無によっ
て一対の前記分離帯に挟まれる活性領域の幅が設定され
る。
記メモリセルは、前記活性領域のしきい値が他のメモリ
セルと異なって設定された第0類のメモリセル、前記活
性領域に第1の抵抗値を有せしめられた第1類のメモリ
セル、および前記活性領域に第2の抵抗値を有せしめら
れた第2類のメモリセルのうちのいずれかに設定され、
前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、前記第2類の
メモリセルの前記サイドウォールは対応する前記ワード
線の幅方向側面の少なくとも片側に形成され、前記第0
類のメモリセル、前記第1類のメモリセル、および前記
第2類のメモリセルが全体として1組となってメモリセ
ルとして用いられる。
記各メモリセルは、前記活性領域のしきい値が他のメモ
リセルと異なって設定された第0類のメモリセル、前記
活性領域に第1の抵抗値を有せしめられた第1類のメモ
リセル、前記活性領域に第2の抵抗値を有せしめられた
第2類のメモリセル、および前記活性領域に第3の抵抗
値を有せしめられた第3類のメモリセルのうちのいずれ
かに設定され、前記第1類のメモリセルに対応する前記
ワード線の幅方向側面は前記サイドウォールが省略さ
れ、前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対
応する前記ワード線の幅方向側面の片側のみに形成さ
れ、前記第3類のメモリセルの前記サイドウォールは対
応する前記ワード線の幅方向側面の両側に形成される。
ート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイン
を有する複数個のメモリセルが配列された半導体記憶装
置であって、前記メモリセルは、前記活性領域のしきい
値が他のメモリセルと異なって設定された第0類のメモ
リセル、前記活性領域に第1の抵抗値を有せしめられた
第1類のメモリセル、および前記活性領域に第2の抵抗
値を有せしめられた第2類のメモリセルのうちのいずれ
かに設定され、前記第0類のメモリセル、前記第1類の
メモリセル、および前記第2類のメモリセルが全体とし
て1組となってメモリセルとして用いられ、前記第1類
のメモリセルの活性領域長と前記第2類のメモリセルの
活性領域長は互いに異なるよう設定される。
導体基板と、該半導体基板の上層部にメモリセルごとに
形成されるソースおよびドレインと、前記メモリセルご
とに前記ソースおよび前記ドレインに挟まれる活性領域
と、少なくとも前記活性領域の上面に形成されるゲート
絶縁膜と、該ゲート絶縁膜の上面で前記活性領域の直上
領域にゲートを形成するための複数の平行な帯状のワー
ド線とを備え、複数の前記ワード線の幅は互いに同寸法
に設定され、複数の前記ワード線のうち一部のワード線
の幅方向片側面にサイドウォールが形成され、複数の前
記ワード線のうち他の一部のワード線の幅方向両側面に
サイドウォールが形成され、前記サイドウォールの有無
によって前記ソースおよび前記ドレインに挟まれる前記
活性領域の長さが設定される。
記メモリセルは、前記活性領域のしきい値が他のメモリ
セルと異なって設定された第0類のメモリセル、前記活
性領域に第1の抵抗値を有せしめられた第1類のメモリ
セル、および前記活性領域に第2の抵抗値を有せしめら
れた第2類のメモリセルのうちのいずれかに設定され、
前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、前記第2類の
メモリセルの前記サイドウォールは対応する前記ワード
線の幅方向側面の少なくとも片側に形成され、前記第0
類のメモリセル、前記第1類のメモリセル、および前記
第2類のメモリセルが全体として1組となってメモリセ
ルとして用いられる。
記各メモリセルは、前記活性領域のしきい値が他のメモ
リセルと異なって設定された第0類のメモリセル、前記
活性領域に第1の抵抗値を有せしめられた第1類のメモ
リセル、前記活性領域に第2の抵抗値を有せしめられた
第2類のメモリセル、および前記活性領域に第3の抵抗
値を有せしめられた第3類のメモリセルのうちのいずれ
かに設定され、前記第1類のメモリセルに対応する前記
ワード線の幅方向側面は前記サイドウォールが省略さ
れ、前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対
応する前記ワード線の幅方向側面の片側のみに形成さ
れ、前記第3類のメモリセルの前記サイドウォールは対
応する前記ワード線の幅方向側面の両側に形成される。
導体基板と、該半導体基板の上層部にメモリセルごとに
形成されるソースおよびドレインと、前記メモリセルご
とに前記ソースおよび前記ドレインに挟まれる活性領域
と、少なくとも前記活性領域の上面に形成されるゲート
絶縁膜と、該ゲート絶縁膜の上面で前記活性領域の直上
領域にゲートを形成するための複数の平行な帯状のワー
ド線とを備え、前記メモリセルは、前記活性領域に第0
のしきい値特性を有せしめられた第0類のメモリセル、
前記活性領域に第1のしきい値特性を有せしめられた第
1類のメモリセル、前記活性領域に第2のしきい値特性
を有せしめられた第2類のメモリセル、および前記活性
領域に第3のしきい値特性を有せしめられた第3類のメ
モリセルのうちのいずれかに設定され、近接する前記ワ
ード線の間の領域で異なるメモリセルの活性領域同士を
分離する分離帯が形成され、前記ワード線の幅方向側面
の少なくとも片側にサイドウォールが形成され、前記分
離帯は、ワード線および前記サイドウォールをマスクと
してアイソレーション注入されて形成される。
ート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイン
を有する複数個のメモリセルが配列された半導体記憶装
置であって、半導体基板と、該半導体基板の上層部の一
部に前記ソースおよび前記ドレインを形成するための複
数の平行な帯状のビット線と、前記半導体基板の上側で
前記メモリセルごとに前記ゲートを形成するため前記ビ
ット線に直交する方向に形成される複数の平行な帯状の
ワード線とを備え、前記ワード線の直下で前記ソースお
よび前記ドレインに挟まれる領域に活性領域が形成さ
れ、前記メモリセルは、前記活性領域に第0のしきい値
特性を有せしめられた第0類のメモリセル、前記活性領
域に第1のしきい値特性を有せしめられた第1類のメモ
リセル、前記活性領域に第2のしきい値特性を有せしめ
られた第2類のメモリセル、および前記活性領域に第3
のしきい値特性を有せしめられた第3類のメモリセルの
うちのいずれかに設定され、近接する前記ワード線の間
の領域で異なるメモリセルの活性領域同士を分離する分
離帯が形成され、前記ワード線の幅方向側面の少なくと
も片側にサイドウォールが形成され、前記分離帯は、ワ
ード線および前記サイドウォールをマスクとしてアイソ
レーション注入されて形成される。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域の特性の違いにより少なくと
も第0類乃至第2類の三種類のメモリセルを配列する半
導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板の上
面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程
と、半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに前記
ソースおよび前記ドレインを形成するための複数の平行
な帯状のビット線を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜
の上面に前記メモリセルごとに前記ゲートを形成するた
めの複数の平行な帯状のワード線を前記ビット線に直交
する方向に選択的に形成する工程と、複数の前記ワード
線のうち前記第2類のメモリセルのワード線の幅方向側
面の少なくとも片側に選択的にサイドウォールを形成す
る工程と、前記ワード線および前記サイドウォールをマ
スクとして前記半導体基板のセル分離領域にアイソレー
ション注入を行う工程と、複数の前記メモリセルのうち
第0類のメモリセルのみの半導体基板にプログラム注入
して前記活性領域のしきい値を他のメモリセルと異なる
値に設定する工程とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域の特性の違いにより第0類乃
至第3類の四種類のメモリセルを配列する半導体記憶装
置の製造方法であって、前記半導体基板の上面の少なく
とも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体
基板の上層部の一部にメモリセルごとに前記ソースおよ
び前記ドレインを形成するための複数の平行な帯状のビ
ット線を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜の上面に前
記メモリセルごとに前記ゲートを形成するための複数の
平行な帯状のワード線を前記ビット線に直交する方向に
選択的に形成する工程と、複数の前記ワード線のうち前
記第3類のメモリセルのワード線の幅方向側面の両側に
選択的にサイドウォールを形成し、かつ前記第2類のメ
モリセルのワード線の幅方向側面の片側のみに選択的に
サイドウォールを形成する工程と、前記ワード線および
前記サイドウォールをマスクとして前記半導体基板のセ
ル分離領域にアイソレーション注入を行う工程と、複数
の前記メモリセルのうち第0類のメモリセルのみの半導
体基板にプログラム注入して前記活性領域のしきい値を
他のメモリセルと異なる値に設定する工程とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域のしきい値特性の違いにより
少なくとも第0類乃至第2類の三種類のメモリセルを配
列する半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体
基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成
する工程と、半導体基板の上層部の一部にメモリセルご
とに選択的に前記ソースおよび前記ドレインを形成する
工程と、前記ゲート絶縁膜の上面で前記ソースおよび前
記ドレインに挟まれる前記活性領域の直上領域にゲート
を形成するための複数の平行な帯状のワード線を形成す
る工程と、前記ワード線をマスクとして前記半導体基板
のセル分離領域にアイソレーション注入を行う工程と、
少なくとも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログ
ラム注入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する
工程とを備え、該しきい値特性を設定する工程は、前記
第2類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモリセ
ルおよび前記第1類のメモリセルの前記各半導体基板に
プログラム注入する工程と、前記第1類のメモリセルお
よび前記第2類のメモリセルをマスクして前記第0類の
メモリセルの前記半導体基板にさらにプログラム注入す
る工程とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域のしきい値特性の違いにより
第0類乃至第3類の四種類のメモリセルを配列する半導
体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板の上面
の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程
と、半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに選択
的に前記ソースおよび前記ドレインを形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜の上面で前記ソースおよび前記ドレイ
ンに挟まれる前記活性領域の直上領域にゲートを形成す
るための複数の平行な帯状のワード線を形成する工程
と、前記ワード線をマスクとして前記半導体基板のセル
分離領域にアイソレーション注入を行う工程と、少なく
とも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログラム注
入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する工程と
を備え、該しきい値特性を設定する工程は、前記第3類
のメモリセルをマスクして前記第0類のメモリセル、前
記第1類のメモリセルおよび前記第2類のメモリセルの
みの前記各半導体基板にプログラム注入する工程と、前
記第2類のメモリセルおよび前記第3類のメモリセルを
マスクして前記第0類のメモリセルおよび前記第1類の
メモリセルのみの前記各半導体基板にさらにプログラム
注入する工程と、前記第1類のメモリセル、前記第2類
のメモリセルおよび前記第3類のメモリセルをマスクし
て前記第0類のメモリセルのみの前記半導体基板にさら
にプログラム注入する工程とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域の特性の違いにより少なくと
も第0類乃至第2類の三種類のメモリセルを配列する半
導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板の上
面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲート
を形成するための複数の平行な帯状のワード線を形成す
る工程と、複数の前記ワード線のうち前記第2類のメモ
リセルのワード線の幅方向側面の少なくとも片側に選択
的にサイドウォールを形成する工程と、前記ワード線お
よび前記サイドウォールをマスクとして前記半導体基板
の上層部の一部に不純物拡散を行いメモリセルごとにソ
ースおよびドレインを形成する工程と、複数の前記メモ
リセルのうち第0類のメモリセルのみの半導体基板にプ
ログラム注入して前記活性領域のしきい値を他のメモリ
セルと異なる値に設定する工程とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域の特性の違いにより第0類乃
至第3類の四種類のメモリセルを配列する半導体記憶装
置の製造方法であって、前記半導体基板の上面の少なく
とも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲ
ート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲートを形成する
ための複数の平行な帯状のワード線を形成する工程と、
複数の前記ワード線のうち前記第3類のメモリセルのワ
ード線の幅方向側面の両側に選択的にサイドウォールを
形成し、かつ前記第2類のメモリセルのワード線の幅方
向側面の片側のみに選択的にサイドウォールを形成する
工程と、前記ワード線および前記サイドウォールをマス
クとして前記半導体基板の上層部の一部に不純物拡散を
行いメモリセルごとにソースおよびドレインを形成する
工程と、複数の前記メモリセルのうち第0類のメモリセ
ルのみの半導体基板にプログラム注入して前記活性領域
のしきい値を他のメモリセルと異なる値に設定する工程
とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域のしきい値特性の違いにより
少なくとも第0類乃至第2類の三種類のメモリセルを配
列する半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体
基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごと
にゲートを形成するための複数の平行な帯状のワード線
を形成する工程と、前記ワード線をマスクとして前記半
導体基板の上層部の一部に不純物拡散を行いメモリセル
ごとにソースおよびドレインを形成する工程と、少なく
とも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログラム注
入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する工程と
を備え、該しきい値特性を設定する工程は、前記第2類
のメモリセルをマスクして前記第0類のメモリセルおよ
び前記第1類のメモリセルの前記各半導体基板にプログ
ラム注入する工程と、前記第1類のメモリセルおよび前
記第2類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモリ
セルの前記半導体基板にさらにプログラム注入する工程
とを備える。
ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソースおよびドレイ
ンを有しかつ前記活性領域のしきい値特性の違いにより
第0類乃至第3類の四種類のメモリセルを配列する半導
体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板の上面
の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲート
を形成するための複数の平行な帯状のワード線を形成す
る工程と、前記ワード線をマスクとして前記半導体基板
の上層部の一部に不純物拡散を行いメモリセルごとにソ
ースおよびドレインを形成する工程と、少なくとも一部
のメモリセルの前記半導体基板にプログラム注入して前
記各活性領域のしきい値特性を設定する工程とを備え、
該しきい値特性を設定する工程は、前記第3類のメモリ
セルをマスクして前記第0類のメモリセル、前記第1類
のメモリセルおよび前記第2類のメモリセルのみの前記
各半導体基板にプログラム注入する工程と、前記第2類
のメモリセルおよび前記第3類のメモリセルをマスクし
て前記第0類のメモリセルおよび前記第1類のメモリセ
ルのみの前記各半導体基板にさらにプログラム注入する
工程と、前記第1類のメモリセル、前記第2類のメモリ
セルおよび前記第3類のメモリセルをマスクして前記第
0類のメモリセルのみの前記半導体基板にさらにプログ
ラム注入する工程とを備える。
前記各メモリセルに接続される前記ワード線ごとに設け
られ前記各メモリセルの種類を判断するための基準値を
設定するリファレンス素子と、該リファレンス素子およ
び前記各メモリセルの電流または電圧を比較する比較回
路とをさらに備える。
前記ビット線に電流を供給する主ビット線が設けられ、
該主ビット線から前記ビット線を通じて各メモリセルま
で電流を供給する複数のメモリセル用電流経路が形成さ
れ、前記ワード線ごとに設けられた複数個の前記リファ
レンス素子に接続されるリファレンス用ビット線が形成
され、前記主ビット線から前記リファレンス用ビット線
を通じて各メモリセルまで電流を供給するリファレンス
用電流経路が形成され、一の前記メモリセル当たりの前
記メモリセル用電流経路の個数は、一の前記リファレン
ス素子当たりの前記リファレンス用電流経路の個数より
大とされる。
前記ビット線に電流を供給する主ビット線が設けられ、
該主ビット線から前記ビット線を通じて各メモリセルま
で電流を供給するメモリセル用電流経路が形成され、前
記ワード線ごとに設けられた複数個の前記リファレンス
素子に接続されるリファレンス用ビット線が形成され、
前記主ビット線から前記リファレンス用ビット線を通じ
て各メモリセルまで電流を供給するリファレンス用電流
経路が形成され、一の前記メモリセル当たりの前記メモ
リセル用電流経路と、一の前記リファレンス素子当たり
の前記リファレンス用電流経路とは、互いに同一個数か
つ同一形状に形成され、前記各メモリセル用電流経路に
は前記メモリセルのいずれかのブロックを選択するメモ
リセル用ブロック選択トランジスタが接続され、前記各
リファレンス用電流経路には前記リファレンス素子のい
ずれかのブロックを選択するリファレンス用ブロック選
択トランジスタが接続され、前記各電流経路当たりのブ
ロック選択トランジスタの個数は互いに同数に設定され
る。
係る半導体記憶装置では、一部のワード線の側部にサイ
ドウォールを選択的に形成するだけで活性領域幅を設定
でき、これにより、第1類のメモリセルと第2類のメモ
リセルの両チャネル抵抗値を互いに異なるよう設定でき
るので、容易な方法でチャネル抵抗値を正確に設定でき
る。
は、第1類のメモリセルと第2類のメモリセルの両チャ
ネル抵抗値を互いに異なるよう設定するに当たって、両
活性領域の長さを互いに異ならせるだけでよいため、両
メモリセルのチャネル抵抗値を正確に設定でき、読み出
し時の誤動作を防止できる。特に本発明の請求項5、請
求項6および請求項7に係る半導体記憶装置では、一部
のワード線の側部にサイドウォールを選択的に形成する
だけで活性領域長を設定しているので、容易な方法でチ
ャネル抵抗値を正確に設定できる。
係る半導体記憶装置では、読み出し時に、外部のセンス
回路でメモリセルを流れる電流値を検出し、このときの
活性領域のしきい値およびチャネル抵抗値を判定する。
そして、判定した活性領域のしきい値およびチャネル抵
抗値の組み合わせから、対象となるメモリセルが第0
類、第1類、第2類および第3類のいずれのメモリセル
であるかを判定する。そうすると、メモリセルの記憶デ
ータを四値化でき、従来例のような二値のメモリセルと
同面積で従来例における二ビット分のデータ集積度を有
せしめることができ、面積効率をほぼ二倍に高めること
ができる。
導体記憶装置では、読み出し時に、外部のセンス回路で
メモリセルを流れる電流値を検出し、このときの活性領
域のしきい値を判定する。そして、判定した活性領域の
しきい値から、対象となるメモリセルが第0類、第1
類、第2類および第3類のいずれのメモリセルであるか
を判定する。そうすると、メモリセルの記憶データを四
値化でき、従来例のような二値のメモリセルと同面積で
従来例における二ビット分のデータ集積度を有せしめる
ことができ、面積効率をほぼ二倍に高めることができ
る。
14および請求項16に係る半導体記憶装置の製造方法
では、記憶データが三値以上に多値化されたメモリセル
を容易に製造でき、データ集積度が極めて高い半導体記
憶装置を製造できる。
15および請求項17に係る半導体記憶装置の製造方法
では、記憶データが四値化されたメモリセルを容易に製
造でき、データ集積度が極めて高い半導体記憶装置を製
造できる。
は、まず比較回路にて各メモリセルトランジスタの電流
値(または電圧値)とリファレンス素子の電流値(また
は電圧値)とを比較して、各メモリセルトランジスタの
種類を判定する。この際、メモリセルトランジスタの配
置によって、主ビット線からの電流経路の距離が異な
る。そして、電流経路の距離が大になると経路内に抵抗
が発生し、電気的特性に誤差が生じてしまい、電流経路
の短いメモリセルトランジスタと同一の基準で比較する
ことは困難になる。ここで、メモリセルトランジスタを
多種類に設定する多値ROMの場合、各メモリセルトラ
ンジスタのしきい値の差を判断する際には良好な精度を
要求されるが、上記の理由から精度良い判断が困難とな
るおそれがある。しかしながら、複数のリファレンス素
子のうち個々のリファレンス素子を各メモリセルトラン
ジスタと同一のワード線に接続しているので、各メモリ
セルトランジスタについて、主ビット線からの電流経路
の距離がほぼ同一のリファレンス素子が存在することに
なり、互いに対応するメモリセルトランジスタとリファ
レンス素子の電流値(または電圧値)を比較すること
で、電流経路の距離差に基づく電気的特性のばらつきを
吸収できる。
は、一のメモリセル当たりのメモリセル用電流経路の個
数を、一のリファレンス素子当たりのリファレンス用電
流経路の個数より大としているので、各メモリセルトラ
ンジスタに至る電圧降下をリファレンス素子に至る電圧
降下より低く抑えることができる。したがって、各メモ
リセルトランジスタの端子電位を可及的に高く維持で
き、隣合うメモリセルトランジスタ等からの他の電流経
路からの漏れ電流を低減でき、電気的特性の精度を保ち
得る。
は、一のメモリセル当たりのメモリセル用電流経路の個
数を、一のリファレンス素子当たりのリファレンス用電
流経路の個数に等しく設定し、各メモリセル用電流経路
および各リファレンス用電流経路に互いに同数のブロッ
ク選択トランジスタを接続しているので、メモリセル
と、該メモリセルに対応するリファレンス素子に電流を
流す際、電流経路に生じる抵抗値は常に同値となり、し
たがって、両素子に流れる電流値の差を可及的に縮小で
きる。したがって、各メモリセルの種類判断精度を可及
的に向上できる。
を示す平面図、図2は同じくそのA−A断面図、図3は
同じくそのB−B断面図である。本実施例の半導体記憶
装置は、複数個のメモリセルが配列された不揮発性のN
OR型フラットセル方式の半導体記憶装置(ROM)で
あって、チャネル幅制御としきい値制御を組み合わせて
四値のメモリセルを実現したものである。図1乃至図3
中のM0〜M3はメモリセル、21はSi等からなるp
型半導体基板、22はメモリセルごとにゲートを構成す
るためのポリサイド等からなるワード線、23はSi酸
化膜等からなるゲート絶縁膜、24はp型半導体基板の
上層部の一部で構成されるチャネル(活性領域)、2
5,26は前記メモリセルごとにソースおよびドレイン
を構成するためのn+型拡散層としてのビット線、27
は近接する前記ワード線22の間の領域で異なるメモリ
セルの前記チャネル24同士を分離する分離帯(アイソ
レーション領域)、28は層間絶縁膜、29はメタル配
線、31はSi酸化膜またはSi窒化膜等の表面保護膜
(パッシベーション)、32は複数のワード線22のう
ち一部のワード線22の幅方向側面の少なくとも片側に
形成されるサイドウォールである。
の上面で前記ビット線25,26に直交する方向に延び
た帯状に形成され、複数本が平行に形成される。該複数
のワード線22の幅は、該ワード線22の形成後の中間
製品を標準化するため、互いに同寸法に設定される。前
記チャネル24は前記ワード線22の直下で前記ビット
線25,26に挟まれる領域に形成される。前記ビット
線25,26は帯状に形成され、複数本が平行に配置さ
れる。前記分離帯27は前記ワード線22およびサイド
ウォール32をマスクとしてアイソレーション注入され
て形成される。
ント型で構成されている。そして、前記メモリセルM0
〜M3のうち、メモリセルM0(第0類のメモリセル)
のチャネル24のしきい値は他のメモリセルM1〜M3
より大幅に高く設定されている。また、メモリセルM1
(第1類のメモリセル)のチャネル24の抵抗値(チャ
ネル抵抗値)は相対的に大きく(第1の抵抗値)設定さ
れ、メモリセルM2(第2類のメモリセル)のチャネル
抵抗値は中程度(第2の抵抗値)に設定され、さらにメ
モリセルM3(第3類のメモリセル)のチャネル抵抗値
は相対的に小さく(第3の抵抗値)設定されている。な
お、メモリセルM0(第0類のメモリセル)のチャネル
抵抗値は第1の抵抗値と同様に大きく設定されている。
かかるチャネル抵抗値の違いは、夫々のチャネル24の
幅(チャネル幅)を違えることで設定する。すなわち、
チャネル幅が大きければチャネル抵抗値は低減され、逆
にチャネル幅が小さければチャネル抵抗値は増大され
る。上記チャネル幅は、前記ワード線22の幅方向側面
にサイドウォール32が形成されるか否かによって設定
される。すなわち、前記サイドウォール32の有無によ
って、ワード線22と前記分離帯27との重なり量が異
なってくるが、前記分離帯27では外部機器により当該
ワード線22が選択されても電流が流れないため、チャ
ネルがサイドウォール32の幅だけ広がることになる。
に対応するワード線22の幅方向側面はサイドウォール
が省略されることで、そのチャネル幅は小さく設定さ
れ、故にチャネル抵抗値は大に設定される。前記第2類
のメモリセルM2のサイドウォール32は対応するワー
ド線22の幅方向側面の片側のみに形成されることで、
そのチャネル幅は中程度に設定され、故にチャネル抵抗
値は中程度に設定される。前記第3類のメモリセルM3
のサイドウォール32は対応するワード線22の幅方向
側面の両側に形成されることで、そのチャネル幅は大き
く設定され、故にチャネル抵抗値は小に設定される。
イドウォール32を形成するもの(第3類のメモリセル
M3)、片側に形成するもの(第2類のメモリセルM
2)、形成しないもの(第1類のメモリセルM1および
第0類のメモリセルM0)の三種類を形成し、さらにサ
イドウォールを形成しないもののうちの一方(第0類の
メモリセルM0)のチャネル24にプログラム注入して
そのチャネルしきい値を高く設定することで、下記のよ
うに四種類のメモリセルトランジスタを構成できる。
小,しきい値=高い(トランジスタはONしない) 第1類のメモリセルM1:チャネル幅=小、しきい値=
エンハンスメント 第2類のメモリセルM2:チャネル幅=中、しきい値=
エンハンスメント 第3類のメモリセルM3:チャネル幅=大、しきい値=
エンハンスメント。
の如く、ビット線選択トランジスタ35を介して外部の
センス回路36に接続されている。一般に、ROMデー
タの読み出しはセンス回路が用いられるが、本実施例で
使用するセンス回路36もメモリセルM0〜M3を流れ
る電流値を検出するものである点で既存のものと全く変
わりがない。すなわち、該センス回路36は、選択され
たメモリセルのオン電流値がどの範囲に入っているかを
検出し、3次元データ{(A),(B),(C)}に変
換するものである。ただし、該センス回路36は、3種
の電流値を判別できるしきい値、すなわち、図6中の
(0)と(i)の間、(i)と(ii)の間、(ii)
と(iii)の間に夫々設定されたしきい値を有してい
る。ここで、図5は前記メモリセルM0〜M3で構成さ
れるメモリセルアレイの内部回路図、図6は前記各メモ
リセルM0〜M3のワード線22(ゲート)に所定の電
圧を印加しかつ所定のドレイン電圧を印加した場合に流
れる電流値(オン電流値)を示したものである。図6の
ように、各メモリセルM0〜M3のオン電流値は(0)
〜(iii)というように異なって設定される。該セン
ス回路36は、図4の如く、前記3次元データ
{(A),(B),(C)}に夫々対応する3ビットの
出力線を介して判定回路37に接続される。該判定回路
37は、図7の如く、前記センス回路36からの3次元
データ{(A),(B),(C)}に基づいて、選択さ
れたメモリセルが第0類から第3類のいずれのメモリセ
ルM0〜M3であるかを判定し、前記3次元データ
{(A),(B),(C)}を2ビットのデータ(,
)に変換する機能を有する。
ト線選択トランジスタ35等の周辺トランジスタを示す
図であって、図8は平面図、図9は図8のC−C断面
図、図10は同じくそのD−D断面図である。該周辺ト
ランジスタは、前記各メモリセルM0〜M3を形成する
のと同一のp型半導体基板21の上面に形成される。図
8乃至図10中の40aはLOCOSフィールド酸化
膜、40bはソースおよびドレインを形成するn+型拡
散層、40cはゲート絶縁膜、40dはゲート、40e
はソースおよびドレインをLDD構造とするためのn-
型拡散領域、40fはサイドウォール、40gは層間絶
縁膜、40hはメタル配線、40iはSi酸化膜または
Si窒化膜等の表面保護膜(パッシベーション)、40
jはコンタクト領域である。なお、図4中のMAはメモ
リセルアレイである。
使用時には、ワード線22を通じて読み出し対象となる
メモリセルM0〜M3のワード線22(ゲート)に所定
の電圧を印加すると同時に、ビット線選択トランジスタ
35のゲート40dに所定の電圧を印加して当該メモリ
セルM0〜M3のビット線25,26をセンス回路36
に電気的に接続する。このとき、各メモリセルM0〜M
3のオン電流値は、図6に示すようになる。すなわち、
第0類のメモリセルM0の場合、チャネル24のしきい
値が高いため、トランジスタはオンせず、故に電流値は
(0)=0のままである。第1類のメモリセルM1の場
合、チャネル抵抗値が高いためにオン電流値(i)は低
くなる。第2類のメモリセルM2の場合、チャネル抵抗
値は中程度であるためにオン電流値(ii)は中程度と
なる。第3類のメモリセルM3の場合、チャネル抵抗値
は低いためにオン電流値(iii)は高くなる。そし
て、センス回路36にて、上記メモリセルM0〜M3の
オン電流値がどの範囲に入っているかを検出し、図7の
如く、3次元データ{(A),(B),(C)}に変換
する。具体的には、第0類のメモリセルM0の場合は
{(A),(B),(C)}={”H”,”H”,”
H”}とし、第1類のメモリセルM1の場合は{”
L”,”H”,”H”}とし、第2類のメモリセルM2
の場合は{”L”,”L”,”H”}とし、第3類のメ
モリセルM3の場合は{”L”,”L”,”L”}とす
る。該データ{(A),(B),(C)}は判定回路3
7に送信される。判定回路37は、センス回路36から
の3次元データ{(A),(B),(C)}を2ビット
のデータ(,)に変換する。具体的には、図7の如
く、{(A),(B),(C)}={”H”,”
H”,”H”}の場合(すなわち第0類のメモリセルM
0が選択された場合)は(,)=(H,H)とし、
{”L”,”H”,”H”}の場合(すなわち第1類の
メモリセルM1が選択された場合)は(,)=
(H,L)とし、{”L”,”L”,”H”}の場合
(すなわち第2類のメモリセルM2が選択された場合)
は(,)=(L,H)とし、{”L”,”L”,”
L”}の場合(すなわち第3類のメモリセルM3が選択
された場合)は(,)=(L,L)とする。
々単独で2ビットデータ(,)としての多値特性を
有しているので、従来例では1個のメモリセルトランジ
スタで1ビットデータに対応するのに比べて、セルアレ
イのメモリセルトランジスタ数を従来の1/2に減らす
ことができるため、セルアレイ部分だけを見ればその面
積を半減できる。言い変えれば、従来例と同じ面積で二
倍の記憶容量を有せしめることが可能となる。したがっ
て、各微細化に関しては従来例と同程度でありながら、
ROMのチップサイズを格段に小さくしてデータ集積度
を高めることができ、低コスト化および大容量化が可能
となる。具体的には、例えば32メガビットのROMの
場合、従来約32メガ個のメモリセルが必要であったの
に対し、本発明では、約16メガ個のメモリセルで良い
ことになる。
る。図11、図13、図15、図17および図19はメ
モリセルアレイの製造工程を示す断面図、図12、図1
4、図16、図18および図20は周辺トランジスタの
製造工程を示す断面図である。まず、p型半導体基板2
1の上面の周囲部に、周辺回路のアイソレーション領域
となるLOCOSフィールド酸化膜40aを形成する。
そして、図11および図12の如く、CVD法等にてゲ
ート絶縁膜23,40cを形成し、p型半導体基板21
の上面の一部をマスキンクし、各メモリセルのp型半導
体基板21の上層部の一部にn+不純物の注入を行い、
これを拡散してビット線25,26(ソースおよびドレ
イン)を形成する。なお、ビット線25,26の形成は
ゲート絶縁膜23の形成の前に行ってもよい。
サイド等を用いたCVD法にて、ワード線22(ゲー
ト)および周辺トランジスタのゲート40dを積層した
後、さらにワード線22およびゲート40dの上面等に
Si酸化膜41およびSi窒化膜42をリソグラフィー
処理にて形順次成する。そして、図13および図14の
如く、Si酸化膜41およびSi窒化膜42をエッチン
グ除去した後、周辺トランジスタの所定領域にP(リ
ン)等のn-型不純物を注入して拡散しn-型拡散領域4
0eを形成する。そして、CVD法にて酸化膜を積層し
た後、全面異方性エッチング処理を施して全メモリセル
M0〜M3のワード線22および周囲トランジスタのゲ
ート40dの幅方向側面の両側にサイドウォール32,
40fを形成する。該サイドウォール32,40fは、
例えばCVD酸化膜あるいはポリシリコン等を用いて形
成する。なお、ここまでの製造工程は、各メモリセルの
種類が如何なるものであっても共通しているため、各メ
モリセルの種類の決定前に予め中間製品として大量に生
産しておくことが可能である。また、前記サイドウォー
ル32は、ビット線選択用等の周辺トランジスタのLD
D構成用等のサイドウォール40fと同時に形成すれ
ば、製造工程上での工程追加等を防止できる。
のメモリセルM2の約半分、第3類のメモリセルM3の
全部および周囲トランジスタの全部をフォトレジスト4
3で被覆し(フォトリソグラフィー工程)、図15およ
び図16の如く、所定のサイドウォール32,40fを
残す。その後、フォトレジスト43をエッチング除去す
る。
るメモリセルの間に、ボロン(B)あるいはBF2等の
不純物をイオン注入し、分離帯27を形成する。ここ
で、ワード線22とサイドウォール32が注入マスクと
なり、分離帯27と、ワード線22との重なり量がサイ
ドウォール32の幅だけずれてくる。これによって、各
メモリセルM0〜M3のチャネル幅を調整できる。
ルM0を除く全領域にレジスト44を形成し、プログラ
ム注入によって第0類のメモリセルM0のチャネル24
のしきい値を十分高く設定する。そして、層間絶縁膜2
8,40g、メタル配線29,40hおよび表面保護膜
31,40iを形成して、図1乃至図3に示す半導体記
憶装置が形成される。
び周囲トランジスタの全部のゲートにサイドウォール3
2,40fを形成する工程までを、ROMの設計に拘ら
ずに標準的な中間製品として予め大量生産しておき、後
工程においてチャネル抵抗値およびチャネルしきい値を
違えているので、初期段階から各メモリセルの特性を変
えるのに比べて、ROMの設計後の製造期間を大幅に短
縮できる。
置を示す図である。本実施例の半導体記憶装置(RO
M)は、四値のメモリセルを有する不揮発性のNOR型
フラットセル方式のものである点は第1の実施例と同様
であるが、チャネルの電気的特性をしきい値の違いのみ
によって達成している点で第1の実施例と異なる。図2
1中のM0〜M3はメモリセル、51はSi等からなる
p型半導体基板、52はメモリセルごとにゲートを構成
するためのポリサイド等からなるワード線、53はSi
酸化膜等からなるゲート絶縁膜、54はp型半導体基板
の上層部の一部で構成されるチャネル(活性領域)、5
7は近接する前記ワード線52の間の領域で異なるメモ
リセルの前記チャネル54同士を分離する分離帯(アイ
ソレーション領域)、58は層間絶縁膜、61はSi酸
化膜またはSi窒化膜等の表面保護膜(パッシベーショ
ン)、62は各ワード線52の幅方向側面の両側に形成
されるサイドウォールである。
実施例と同様、図示しないビット線に直交する方向に形
成される。前記チャネル54は前記ワード線52の直下
でビット線に挟まれる領域に形成される。そして、該各
チャネル54のしきい値は、プログラム注入の注入量を
調整することで夫々設定される。具体的には、各メモリ
セルM0〜M3のしきい値は下記のように設定される。
極めて高い(トランジスタはONしない) 第1類のメモリセルM1:しきい値D1=やや高い 第2類のメモリセルM2:しきい値D2=やや低い 第3類のメモリセルM3:しきい値D3=極めて低い。
のチャネル54のしきい値を変えていることで、上記の
ように四種類のメモリセルトランジスタを構成できる。
よび前記サイドウォール62をマスクとしてアイソレー
ション注入されて形成される。これにより、分離帯57
の幅を狭めることができる。すなわち、各メモリセルM
0〜M3のチャネル幅を広げることができ、チャネル抵
抗値を容易に低減でき、電流効率を増すことで各メモリ
セルM0〜M3のしきい値特性の差を明確にできる。
線25,26は、図4に示した第1の実施例と同様、ビ
ット線選択トランジスタ35を介して外部のセンス回路
36に接続されている。該センス回路36は、該
{(A),(B),(C)}に夫々対応する3ビットの
出力線を介して判定回路37に接続される。なお、前記
ビット線選択トランジスタ35、前記センス回路36お
よび前記判定回路37の構成は第1の実施例と夫々同様
であるため、その説明は省略する。
使用時には、ワード線52を通じて読み出し対象となる
メモリセルM0〜M3のワード線52(ゲート)に所定
の電圧を印加すると同時に、ビット線選択トランジスタ
35のゲート40dに所定の電圧を印加して当該メモリ
セルM0〜M3のビット線25,26をセンス回路36
に電気的に接続する。このとき、各メモリセルM0〜M
3のオン電流値は、図6に示した第1の実施例と同様に
なる。すなわち、第0類のメモリセルM0の場合、チャ
ネル54のしきい値D0は極めて高いため、上記電圧に
よってはオンせず、オン電流値(0)は0となる。第1
類のメモリセルM1の場合はしきい値D1はやや高いた
め、オン電流値(i)は低くなる。第2類のメモリセル
M2の場合はしきい値D2はやや低いため、オン電流値
(ii)はやや高くなる。第3類のメモリセルM3の場
合はしきい値D3は極めて低いため、オン電流値(ii
i)は極めて高くなる。そして、センス回路36にて、
上記メモリセルM0〜M3のチャネル54のしきい値が
どの範囲に入っているかを検出し、図7に示した第1の
実施例と同様、3次元データ{(A),(B),
(C)}に変換する。具体的には、第0類のメモリセル
M0の場合は{(A),(B),(C)}={”
H”,”H”,”H”}とし、第1類のメモリセルM1
の場合は{”L”,”H”,”H”}とし、第2類のメ
モリセルM2の場合は{”L”,”L”,”H”}と
し、第3類のメモリセルM3の場合は{”L”,”
L”,”L”}とする。該データ{(A),(B),
(C)}は判定回路37に送信される。判定回路37
は、センス回路36からの3次元データ{(A),
(B),(C)}を2ビットのデータ(,)に変換
する。具体的には、図7に示した第1の実施例と同様、
{(A),(B),(C)}={”H”,”H”,”
H”}の場合(すなわち第0類のメモリセルM0が選択
された場合)は(,)=(H,H)とし、{”
L”,”H”,”H”}の場合(すなわち第1類のメモ
リセルM1が選択された場合)は(,)=(H,
L)とし、{”L”,”L”,”H”}の場合(すなわ
ち第2類のメモリセルM2が選択された場合)は(,
)=(L,H)とし、{”L”,”L”,”L”}の
場合(すなわち第3類のメモリセルM3が選択された場
合)は(,)=(L,L)とする。
々単独で2ビットデータ(,)としての特性を有し
ているので、第1の実施例と同様、各微細化に関しては
従来例と同程度でありながら、ROMのチップサイズを
小さくしてデータ集積度を高めることができる。
る。まず、第1の実施例と同様の手順にしたがって、p
型半導体基板51の上面の周囲部に、周辺回路のアイソ
レーション領域となるLOCOSフィールド酸化膜を形
成する。そして、CVD法等にてゲート絶縁膜53、ビ
ット線、ワード線52(ゲート)および周辺トランジス
タのゲートを順次形成した後、周辺トランジスタについ
てLDD注入を行ってn-型拡散領域を形成し、全面異
方性エッチング処理を施して全メモリセルM0〜M3の
ワード線52および周囲トランジスタのゲートの幅方向
側面の両側にサイドウォール62を形成する。その後、
分離帯57の領域に、B+,BF2 +等のアイソレーショ
ン注入を行う。
みフォトレジスト63にてマスキングを施した後、他の
メモリセルM0〜M2のしきい値を上げるため、メモリ
セルM0〜M2の上からB(ボロン)等を用いてプログ
ラム注入を行なう。
3についてフォトレジスト64にてマスキングを施した
後、他のメモリセルM0,M1のしきい値を上げるた
め、これらの各メモリセルM0,M1の半導体基板51
上にB(ボロン)等を用いてプログラム注入を行なう。
みにプログラム注入を行なって、しきい値の異なる四種
類のメモリセルトランジスタを形成する。この後は、一
般的なMOS工程によってメタル配線を形成する。そし
て、層間絶縁膜58、メタル配線および表面保護膜61
を形成して、図21に示す半導体記憶装置が形成され
る。
実施例の半導体記憶装置を示す平面図、図26は図25
のE−E断面図、図27は同じくF−F断面図、図28
はメモリセルアレイの内部回路図である。本実施例は、
チャネル長制御としきい値制御を組み合わせて四値のメ
モリセルを実現した点で第1の実施例と同様であるが、
NAND型方式の構造である点で第1の実施例と異な
る。図25乃至図27中のM0〜M3はメモリセル、7
1はSi等からなるp型半導体基板、72はメモリセル
ごとにゲートを構成するためのポリサイド等からなるワ
ード線、73はSi酸化膜等からなるゲート絶縁膜、7
4はp型半導体基板の上層部の一部で構成されるチャネ
ル(活性領域)、75,76はn+型拡散層として前記
メモリセルごとに形成されるソースおよびドレイン、7
7は近接する前記ワード線72の間の領域で異なるメモ
リセルの前記チャネル74同士を分離する分離帯(LO
COS酸化膜)、78は層間絶縁膜、81はSi酸化膜
またはSi窒化膜等の表面保護膜(パッシベーショ
ン)、82は複数のワード線72のうち一部のワード線
72の幅方向側面の少なくとも片側に形成されるサイド
ウォールである。前記全ワード線72の幅は同寸法に設
定される。
前記ソースおよびドレイン75,76は前記ワード線7
2および前記サイドウォール82をマスクとして形成さ
れる。したがって、前記サイドウォール82の有無によ
って前記ソースおよびドレイン75,76に挟まれる前
記チャネル74の長さ(チャネル長)が設定される。
ャネル74はエンハンスメント型とされている。また他
のメモリセルM1〜M3はデプレッション型とされてい
る。また、第1類のメモリセルM1のチャネル抵抗値は
相対的に大きく(第1の抵抗値)設定され、第2類のメ
モリセルM2のチャネル抵抗値は中程度(第2の抵抗
値)に設定され、さらに第3類のメモリセルM3のチャ
ネル抵抗値は相対的に小さく(第3の抵抗値)設定され
ている。なお、第0類のメモリセルM0のチャネル抵抗
値は第1の抵抗値と同様に大きく設定されている。かか
るチャネル抵抗値の違いは、夫々のチャネル長を違える
ことで設定される。すなわち、チャネル長が大きければ
チャネル抵抗値は増大され、逆にチャネル長が小さけれ
ばチャネル抵抗値は低減される。上記チャネル長は、前
記ワード線72の幅方向側面にサイドウォール82が形
成されるか否かによって設定される。すなわち、前記サ
イドウォール82の有無によって、ワード線72と前記
ソースおよびドレイン75,76との重なり量が異な
り、故にチャネル74がサイドウォール82の幅だけ長
くなることになる。
に対応するワード線72の幅方向側面の両側にサイドウ
ォール82が形成されることで、そのチャネル長は大き
く設定され、故にチャネル抵抗値は大に設定される。前
記第2類のメモリセルM2のサイドウォール82は対応
するワード線72の幅方向側面の片側のみに形成される
ことで、そのチャネル長は中程度に設定され、故にチャ
ネル抵抗値は中程度に設定される。前記第3類のメモリ
セルM3のサイドウォール82は対応するワード線72
の幅方向側面に省略されることで、そのチャネル長は小
さく設定され、故にチャネル抵抗値は小に設定される。
なお、前記第0類のメモリセルM0に対応するワード線
72の幅方向側面には、第1類のメモリセルM1と同様
にその両側にサイドウォール82が形成され、故にその
チャネル長は大きく設定され、チャネル抵抗値は大に設
定される。
イドウォール82を形成するもの(第1類のメモリセル
M1および第0類のメモリセルM0)、片側に形成する
もの(第2類のメモリセルM2)、形成しないもの(第
3類のメモリセルM3)の三種類を形成し、さらにサイ
ドウォールを両側に形成するもののうちの一方(第0類
のメモリセルM0)のチャネル74にプログラム注入し
てそのチャネルしきい値を高く設定することで、下記の
ように四種類のメモリセルトランジスタを構成できる。
長、しきい値=エンハンスメント 第1類のメモリセルM1:チャネル長=長、しきい値=
デプレッション 第2類のメモリセルM2:チャネル長=中、しきい値=
デプレッション 第3類のメモリセルM3:チャネル長=短、しきい値=
デプレッション。
で二ビット分のデータ(四値)を記憶できる。
様、まず全てのメモリセルM0〜M3のワード線72の
側面にサイドウォール82を形成した後、必要な部分に
フォトレジスト等でマスクを形成し、第3類のメモリセ
ルM3の両側および第2類のメモリセルM2の片側のサ
イドウォールを選択的にエッチング除去すればよい。本
実施例によっても、第1の実施例と同様の効果を奏し得
る。
実施例の半導体記憶装置を示す断面図である。本実施例
は、チャネルの電気的特性をしきい値の違いのみによっ
て達成している点で第2の実施例と同様であるが、NA
ND型方式である点で第2の実施例と異なる。図29中
のM0〜M3はメモリセル、91はSi等からなるp型
半導体基板、92はメモリセルごとにゲートを構成する
ためのポリサイド等からなるワード線、93はSi酸化
膜等からなるゲート絶縁膜、94はp型半導体基板の上
層部の一部で構成されるチャネル(活性領域)、95,
96はn+型拡散層として前記メモリセルごとに形成さ
れるソースおよびドレイン、98は層間絶縁膜、99は
Si酸化膜またはSi窒化膜等の表面保護膜(パッシベ
ーション)である。
下で前記ソースおよびドレイン95,96に挟まれる領
域に形成される。そして、該各チャネル94のしきい値
は、プログラム注入の注入量を調整することで夫々設定
される。具体的には、各メモリセルM0〜M3のしきい
値は下記のように設定される。
エンハンスメント 第1類のメモリセルM1:しきい値D1=高いデプレッ
ション 第2類のメモリセルM2:しきい値D2=中程度のデプ
レッション 第3類のメモリセルM3:しきい値D3=低いデプレッ
ション。
モリセルトランジスタで二ビット分のデータ(四値)を
記憶できる。
の実施例よりもさらにセルの微細化を行う場合に上記の
ように四値のメモリセルアレイを構成しようとすると、
例えば図15のように第2類のメモリセルM2のサイド
ウォール32をワード線22の幅方向側面の片側のみに
形成する工程で、第2類のメモリセルM2の中間部まで
正確にフォトレジストを形成するのが困難となるおそれ
がある。本実施例の半導体記憶装置は、かかる困難性に
鑑み、三値のメモリセルアレイで構成されるものであ
る。本実施例の半導体記憶装置(ROM)はNOR型フ
ラットセル方式のものであって、具体的には、メモリセ
ルアレイが、図30の如く、チャネル24のしきい値が
他のメモリセルM1,M2と異なって設定された第0類
のメモリセルM0と、サイドウォールが全く形成されな
い(すなわちチャネル抵抗値が高い)第1類のメモリセ
ルM1と、両側にサイドウォール32が形成される第2
類のメモリセルM2の三種類のメモリセルで構成され
る。なお、本実施例はNOR型フラットセル方式を採用
しているため、第0類のメモリセルM0にはサイドウォ
ールが形成されていない。これにより、図15に示した
第1の実施例のようにメモリセル(図15中のM2)の
中間部まで正確にフォトレジストを形成する必要がなく
なる。その他の構成は第1の実施例と同様であり、同一
機能を有する部材には同一符号を付している。
読み出し方法を説明する。図31に1個のメモリセルで
三値記憶させる場合の出力データ例(オン電流値)、図
32にメモリセルアレイの読み出し回路(センス回路
等)のブロック図を示す。本実施例では、図32の如
く、2個のメモリセルMa,Mbを選択し、各メモリセ
ルMa,Mbのオン電流値をセンス回路36a,36b
で検出し、判定回路37での判定により3ビットデータ
を読み出す。具体的には、図31の如く、各メモリセル
Ma,Mbのオン電流値は、図31の(0)(i)(i
i)のように互いに異なる。そして、図33の如く、メ
モリセルMaの類が第0類(M0)であるときセンス回
路36aの出力信号{(A),(B)}は{”H”,”
H”}となり、メモリセルMaの類が第1類(M1)で
あるとき前記出力信号{(A),(B)}は{”
L”,”H”}となり、メモリセルMaの類が第2類
(M2)であるとき前記出力信号{(A),(B)}は
{”L”,”L”}となる。同様に、メモリセルMbの
類が第0類(M0)であるときセンス回路36bの出力
信号{(C),(D)}は{”H”,”H”}となり、
メモリセルMbの類が第1類(M1)であるとき前記出
力信号{(C),(D)}は{”L”,”H”}とな
り、メモリセルMbの類が第2類(M2)であるとき前
記出力信号{(C),(D)}は{”L”,”L”}と
なる。
a,36bの出力信号{(A),(B),(C),
(D)}に基づいて、判定回路37は3ビットのデータ
(,,)に変換する。具体的には、図33の如
く、{(A),(B),(C),(D)}={”
L”,”L”,”L”,”L”}の場合(すなわちM
a,MbがいずれもM2の場合)は(,,)=
(L,L,L)とし、{(A),(B),(C),
(D)}={”L”,”L”,”L”,”H”}の場合
(すなわちMaがM2、MbがM1の場合)は(,
,)=(L,L,H)とし、{(A),(B),
(C),(D)}={”L”,”L”,”H”,”
H”}の場合(すなわちMaがM2、MbがM0の場
合)は(,,)=(L,H,L)とし、
{(A),(B),(C),(D)}={”L”,”
H”,”L”,”L”}の場合(すなわちMaがM1、
MbがM2の場合)は(,,)=(L,H,H)
とし、{(A),(B),(C),(D)}={”
L”,”H”,”L”,”H”}の場合(すなわちMa
がM1、MbがM1の場合)は(,,)=(H,
L,L)とし、{(A),(B),(C),(D)}=
{”L”,”H”,”H”,”H”}の場合(すなわち
MaがM1、MbがM0の場合)は(,,)=
(H,L,H)とし、{(A),(B),(C),
(D)}={”H”,”H”,”L”,”L”}の場合
(すなわちMaがM0、MbがM2の場合)は(,
,)=(H,H,L)とし、{(A),(B),
(C),(D)}={”H”,”H”,”L”,”
H”}の場合(すなわちMaがM0、MbがM1の場
合)は(,,)=(H,H,H)とする。なお、
本実施例の場合、一対のセンス回路36a,36bの出
力の組合わせは32=9種類に対して、判定回路37の
出力の組合わせは23=8種であるので、センス回路3
6a,36bの出力の残り一種、すなわち{(A),
(B),(C),(D)}={”H”,”H”,”
H”,”H”}の場合(すなわちMaおよびMbのいず
れもがM0の場合)はエラー検出用データとして用い
る。
ジスタに対して記憶データを多値化することができるた
め、従来例では1個のメモリセルトランジスタで1ビッ
トデータに対応するのに対して、三値のメモリセルの場
合、それぞれ1個のメモリセルトランジスタで1.5ビ
ット分のデータを記憶でき、同じ容量の記憶装置(RO
M)を構成する場合にメモリセルトランジスタ数を従来
の2/3に減らすことができる。したがって、チップサ
イズを格段に小さくでき、低コスト化,大容量化が可能
となる。
る。まず、図11および図13に示した第1の実施例と
同様、p型半導体基板21上にビット線25,26およ
びワード線22を積層した後、全メモリセルM0〜M3
のワード線22の幅方向側面の両側にサイドウォール3
2を形成する。そして、ROMの設計に基づいて、第2
類のメモリセルM2の全領域をフォトレジストで被覆し
(フォトリソグラフィー工程)表面酸化膜をエッチング
除去して、第2類のメモリセルM2のサイドウォール3
2を残す。この際、第1の実施例のように、メモリセル
の中間まで精度良くフォトレジスト被覆を行う必要がな
くなるので、極めて微細なメモリセルアレイにも対応で
きる。しかる後、ワード線22およびサイドウォール3
2を注入マスクとしてボロン(B)あるいはBF2等の
不純物をイオン注入し、分離帯27を形成する。ここ
で、分離帯27と、ワード線22との重なり量がサイド
ウォール32の幅だけずれてくる。これによって、各メ
モリセルM0〜M2のチャネル幅を調整できる。この
後、プログラム注入によって第0類のメモリセルM0の
しきい値を十分高く設定し、層間絶縁膜28、メタル配
線29および表面保護膜31を形成して、図30に示す
半導体記憶装置が形成される。
OM)を、例えばCD−ROM装置の代用として使用す
るためには、大容量、低速かつ低価格であることが必要
となる。なお、特にCD−ROM装置の代用であるた
め、マスクROMはシーケンシャルアクセスで十分機能
を果たす。本発明の第6の実施例の半導体記憶装置は、
上記第1乃至第5の実施例の半導体記憶装置を現実に適
用する際の適用例としてのシーケンシャルアクセスメモ
リ(ROM)であって、図34の如く、複数個のメモリ
セルが縦横に配列されたメモリセルアレイ101と、該
メモリセルアレイ101内の複数個の前記メモリセルが
接続され一方向に並設される複数の接続線102と、該
複数の接続線102を選定するためのアドレスデコーダ
104とを備える。
の実施例乃至第5の実施例のようなROMアレイでもよ
いし、あるいはEPROM、EEPROM、フラッシュ
メモリ、またはRAMのように書き換え可能なメモリア
レイであってもよい。
イ101内の各メモリセルのゲート入力用のワード線
と、ドレイン信号入力用のビット線のいずれをも含み、
該ワード線およびビット線は互いに直交するよう形成さ
れる。該接続線102には、各ビット出力を増幅し前記
各メモリセルへ選択信号を送信するバッファ105が有
せしめられている。
のワード線を選定するための第1のアドレスデコーダ
(Xアドレスデコーダ)と、前記複数のビット線を選定
するための第2のアドレスデコーダ(Yアドレスデコー
ダ)のいずれをも含む。そして、該アドレスデコーダ1
04は、前記各接続線102に対応するフリップフロッ
プFF0〜FF3が列状に配されてなるシフトレジスタ
106と、該シフトレジスタ106の各フリップフロッ
プFF0〜FF3のクロック入力端子(CK)に単一バ
ス方式に接続されるクロック信号入力用の第1の母線1
07(クロック線)と、前記シフトレジスタ106の各
フリップフロップFF0〜FF3のリセット入力端子
(バーR)に単一バス方式に接続されるリセット信号入
力用の第2の母線108(セット・リセット線)とを備
える。また、前記各シフトレジスタ106の各フリップ
フロップFF0〜FF2のデータ出力端子(Q)と、こ
れに隣合うフリップフロップFF1〜FF3のデータ入
力端子(D)とは互いに接続され、さらに、最先端(1
番目)のフリップフロップFF0のデータ入力端子
(D)と最後端のフリップフロップFF3のデータ出力
端子(Q)は互いに接続されている。そして、各フリッ
プフロップFF0〜FF3のデータ入力端子(D)は前
記接続線102のバッファ105に接続されている。こ
のように構成することで、各アドレスデコーダ104の
必要面積は、シフトレジスタ106、第1の母線107
および第2の母線108を形成するに足りる面積で済
み、多重バス方式に配線を張り巡らせていた第3の従来
例に比べて面積を十分に縮小でき、低価格化を達成でき
る。
チップのリセット時には、第2の母線108からリセッ
ト信号を与えてシフトレジスタ106をリセットする。
このとき、メモリセルは非選択の状態である。
は、最先端(1番目)のフリップフロップFF0のデー
タ入力端子(D)に“1”データを入力する。そうする
と、(FF0,FF1,FF2,FF3)のデータ配列
は(1,0,0,0)となり、最先端(1番目)のフリ
ップフロップFF0に対応する接続線102のバッファ
105のみがオンし、他のフリップフロップFF1〜F
F3に対応する接続線102のバッファ105はオフす
る。次に、第1の母線107からクロック信号を送信し
てシフトレジスタ106を動作させると、“1”データ
はシフトレジスタ106を伝搬して後続するフリップフ
ロップに遷移する。この際、最先端(1番目)のフリッ
プフロップFF0のデータ入力端子(D)に“0”デー
タを入力する。そうすると、(FF0,FF1,FF
2,FF3)=(0,1,0,0)となり、2番目のフ
リップフロップFF1に対応する接続線102のバッフ
ァ105のみがオンする。以後、第1の母線107から
クロック信号を送信するごとに最先端(1番目)のフリ
ップフロップFF0のデータ入力端子(D)に“0”デ
ータを入力する。そうすると、(FF0,FF1,FF
2,FF3)は(0,0,1,0)、(0,0,0,
1)と変化し、夫々、フリップフロップFF2,FF3
に対応する接続線102のバッファ105のみが順次オ
ンしていく。その後、セクターアドレスが変わる際に、
再び最先端(1番目)のフリップフロップFF0のデー
タ入力端子(D)に“1”データを入力する。このよう
にして上記作業を繰り返せば、シフトレジスタ106の
各フリップフロップFF0〜FF3の出力はバッファに
より増幅され、接続線102(ワード線またはビット
線)に選択信号を順番に送信していくので、シーケンシ
ャルにメモリセルをアクセスすることができる。
を前述のように縮小しながらも、第3の従来例と同様の
動作を実現でき、面積縮小にて配線数を減らしたことに
より消費電力の低減を図り得、同時に処理速度を向上さ
せ得る。具体的には、例えば2メガワード×16ビット
[=32メガビット]や4メガワード×16ビット[=
64メガビット]の構成で、各部のアクセス時間は、セ
クターアクセスtasが最大2.0μs、セクター内ア
クセスtaaが最大500μs、サイクルタイムtcy
cが最小500μs(2MHz)、チップセレクトアク
セスtceが最大2.0μs、OEアクセスtoeが最
大100μsとなる。なお、CD−ROMのアクセス時
間(シーク時間を除き、連続読み出し時)は6.7μs
/バイト=13.4μs/ワードであり、4倍速CD−
ROMで3.35μs/ワードであるから、CD−RO
Mに比べてアクセス時間を大幅に短縮できる。
半導体記憶装置は第6の実施例と同様のシーケンシャル
アクセスマスクROMであるが、アドレスデコーダ10
4内のシフトレジスタ106の構成が第6の実施例と異
なるものである。
図35の如く、大容量シーケンシャルアクセスマスクR
OMであって、前記シフトレジスタ106の各フリップ
フロップFF0〜FFnのうち、最先端(1番目)のフ
リップフロップFF0のセツト入力端子(バーS)に第
2の母線108が接属される。その他のフリップフロッ
プFF1〜FFnのリセット入力端子(バーR)に第2
の母線108が接続される。そして、第2の母線108
は、セクターアドレス(Xアドレス)のアドレス遷移時
にSATD信号としてのLOWパルスを出力するパルス
装置(バーSATD)に接続される。その他の構成は第
6の実施例と同様である。なお、図36はクロック信号
(ck)、セクターアドレス(sa)および選択される
ビット線(ps)とパルス装置(バーSATD)からの
パルス(SATD)との関係を示す図である。このよう
に、セクターアドレスの遷移時にパルス装置(バーSA
TD)にてLOWパルスを発生させ、この信号でシフト
レジスタ106の最先端(1番目)のフリップフロップ
FF0をセットし、それ以外のフリップフロップFF1
〜FFnをリセットする。以後の動作は第6の実施例と
同様である。本実施例によっても、第6の実施例と同様
の効果を得ることができる。
第7の実施例のシーケンシャルアクセスマスクROM
(半導体記憶装置)では、シフトレジスタ106の内の
隣合うフリップフロップの受け渡しはクロック信号の入
力を待って行っていたので、仮にランダムアクセスマス
クROMに第6の実施例および第7の実施例の技術を適
用しようとすると、大容量メモリの場合にシフトレジス
タ106のフリップフロップの数が多いと、全てのビッ
トを選択し終えるまでにクロック時間(通常約1μs)
×フリップフロップ数だけ時間がかかり、処理スピード
の向上に限界がある。そこで、本発明の第8の実施例で
は、図37の如く、シフトレジスタ106に高速クロッ
ク発生回路111を接続し、シフトレジスタ106のデ
ータの遷移速度を速めるものである。なお、図37中の
ctはカウンタ、ANDはAND回路である。
アドレスをバーSATD信号に同期してカウンタに入力
する。高速クロック発生回路111では、外部からのク
ロックに関係なく、シフトレジスタ106が動作するの
に十分でかつ可及的に高速のクロックを発生させる。具
体的には、高速クロック発生回路111の高速クロック
時間としては、約10ns程度に設定しておく。このク
ロックで、カウンタをデクリメントし0になるまでの
間、シフトレジスタ106を動作させる。この速度は、
このマスクROMのアクセス時間に対して十分短いた
め、アクセス時間には影響を与えない。本発明を用いる
ことによりXアドレスデコーダの面積が減少し低価格化
できる。なお、アドレスデコーダ内部の構成は第6の実
施例または第7の実施例と同様であり、さらにアドレス
デコーダ内部の動作、例えば本実施例のシフトレジスタ
106の具体的なデータ伝搬動作は、第6の実施例およ
び第7の実施例で説明したのと同様の手順で行う。
例および第7の実施例の1μsに比べて約1/1000
に短縮しているので、シフトレジスタ106のデータ遷
移速度を飛躍的に速めることができ、したがってランダ
ムアクセスマスクROMでも処理速度を低下させずに、
かつ第6の実施例および第7の実施例と同様の効果を奏
し得る。特に、セクターアドレスを指定するXアドレス
デコーダがランダムアクセス方式を採る場合、Xアドレ
スデコーダとYアドレスデコーダを同様の構成にすれば
両者の処理速度はバランスを欠くものとなるが、Yアド
レスデコーダについて第6の実施例または第7の実施例
と同様の構成にし、Xアドレスデコーダについて本実施
例のようにカウンタと高速クロック信号を用いれば、X
アドレスデコーダをYアドレスデコーダと同程度の処理
速度で処理できる。また、シーケンシャルアクセスマス
クROMに適用する場合は、全体的な処理速度を大幅に
速めることができる。
半導体記憶装置は、シーケンシャルアクセスメモリのう
ち高速FIFO(First In First Ou
t Memory)に適用したものである。図38は本
実施例の半導体記憶装置を示す平面図である。本実施例
の半導体記憶装置は、第6の実施例と同様、複数個のメ
モリセルが縦横に配列されたメモリセルアレイ101
と、該メモリセルアレイ101内の複数個の前記メモリ
セルが接続され一方向に並設される複数の接続線102
と、該複数の接続線102を選定するためのアドレスデ
コーダ104とを備え、該メモリセルアレイ101、接
続線102およびアドレスデコーダ104の各構成も第
6の実施例と同様であるが、本実施例のFIFOでは、
Xアドレスデコーダ(第1のアドレスデコーダ)および
Yアドレスデコーダ(第2のアドレスデコーダ)の両方
にREAD用アドレスデコーダ113,114およびW
RITE用アドレスデコーダ115,116が夫々必要
であり、そのいずれにも第6の実施例と同様の構成を採
用している。ただし、READ用Yアドレスデコーダ1
14のシフトレジスタ106の最後端(最終)のフリッ
プフロップFFnのデータ出力端子(Q)とREAD用
Xアドレスデコーダ113のシフトレジスタ106の最
先端(1番目)のフリップフロップFF0のデータ入力
端子(D)とは互いに直列に接続されている。同様に、
WRITE用Yアドレスデコーダ116のシフトレジス
タ106の最後端(最終)のフリップフロップFFnの
データ出力端子(Q)とWRITE用Xアドレスデコー
ダ115のシフトレジスタ106の最先端(1番目)の
フリップフロップFF0のデータ入力端子(D)とは互
いに直列に接続されている。なお、各Yアドレスデコー
ダ114,116においてシフトレジスタ106の最後
端(最終)のフリップフロップFFnのデータ出力端子
(Q)と最先端(1番目)のフリップフロップFF0の
データ入力端子(D)とは互いに直列に接続されてい
る。そして、各Yアドレスデコーダ114,116のシ
フトレジスタ106内でパルスを順番に遷移させる際、
シフトレジスタ106の最後端のフリップフロップFF
nからの出力を最先端のフリップフロップFF0に入力
すると同時に、対応するXアドレスデコーダ113,1
15のシフトレジスタ106にクロックと同時に入力す
る。各Xアドレスデコーダ113,115のシフトレジ
スタ106の最後端のフリップフロップFFnの出力は
同じシフトレジスタ106の最先端のフリップフロップ
FF0に入力する。これらの動作は、READ側および
WRITE側のいずれについても同様である。これによ
り、READおよびWRITEのそれぞれのパルスで全
メモリセルを順番にアクセスできる。FIFOではフル
フラグやエンプティフラグが必要だが、これは従来通り
のカウンタ(READおよびWRITEのポインタ)を
比較して発生させる。本発明を用いることにより接続線
(ワード線およびビット線)102の選択が高速にな
り、高速FIFOが実現できる。さらに低消費電流化、
低価格化も同時に実現できる。
至第5の実施例のような多値ROMのメモリセルを例え
ば図53に示した第4の従来例に類似した構成のものに
適用する場合を考える。まず、(1)主ビット線201
から、(2)メモリセルトランジスタm10、(3)ノ
ードn7、(4)メモリセルトランジスタm5、(5)
ノードn6、(6)メモリセルトランジスタm9を経
て、(7)仮想GND線202に電流が流れ込む、とい
った電流経路は、メモリセルトランジスタm4,m6が
“OFF”トランジスタの場合のみ実現できるのであっ
て、メモリセルトランジスタm4,m6が“ON”トラ
ンジスタの場合には、電流径路として、まず前述の
(1)の主ビット線201から、メモリセルトランジス
タm11、ノードn8、メモリセルトランジスタm6、
ノードn7の順に流れる経路と、前述の(5)のノード
n6から、メモリセルトランジスタm4、ノードn5、
メモリセルトランジスタm8、仮想GND線202の順
に流れる経路が付加される。
m1とメモリセルトランジスタm5を比較すると、メモ
リセルトランジスタm1については主ビット線201か
らメモリセルトランジスタm1に達するまでのローカル
ビット線203が短く、したがって、抵抗値が数百Ω程
度と低いのに対し、メモリセルトランジスタm5につい
ては主ビット線201からのローカルビット線203が
最長で抵抗値が数KΩ〜数十KΩ)と高くなる。
選択するメモリセルトランジスタの場所によって、ロー
カルビット線203の長さが大きく異なる場合等では、
例えば第1の実施例乃至第5の実施例のようにメモリセ
ルを多値化した場合、見かけ上のON電流値が大きく変
化し、誤動作が発生するおそれがある。
種類を判断するための基準値を設定するリファレンス回
路をメモリセルアレイとは独立にミニアレイで構成する
と、プロセスバラツキに起因してメモリセルのON電流
値とリファレンス用トランジスタのON電流値がばらつ
いてしまい、誤動作の原因となるし、前述のように選択
するメモリセルトランジスタの位置によって、ローカル
ビット線203の抵抗値が大きく異なり、見かけ上、O
N電流値に大きな差が出てくる。そして、図54の構成
ではこの差を吸収することは不可能である。
49の如く、複数のリファレンス用トランジスタmr
2,mr3(リファレンス素子)をメモリセルトランジ
スタアレイ210内に採り込んで各メモリセルトランジ
スタm12,m13とほぼ同条件とすることにより、上
述のON電流値のばらつきを吸収している。図49中の
m16,m17はブロック選択トランジスタ、m12,
m13はメモリセルトランジスタ、211は主ビット
線、SAはメモリセルトランジスタm12,m13およ
びリファレンス用トランジスタmr2,mr3の電流値
を比較する比較回路としての差動型センスアンプであ
る。
ック回路を図50に示す。本実施例の半導体記憶装置の
メモリセルアレイ210内には、図30に示した第5の
実施例と同様の三種のメモリセルトランジスタが含まれ
る三値ROMである。図50中のBWLはブロック選択
ワード線、m10,m11,m16,m17はブロック
選択トランジスタ、n0,n1,n2は前記メモリセル
トランジスタm12,m13のソース・ドレインに接続
されるノード、SWL0〜SWLnは前記メモリセルト
ランジスタm12,m13にゲート入力するメモリセル
トランジスタ選択用スイッチングワード線、m14a,
m14b,m15はメモリセルトランジスタm12,m
13のうちいずれのトランジスタを選択するかを決定す
るトランジスタ、n3,n4は前記トランジスタm15
のソース・ドレインに接続されるノード、RWL,LW
Lは前記トランジスタm14a,m14b,m15にゲ
ート入力されるワード線、211はアルミニウム製等の
主ビット線、212はアルミニウム製等の仮想GND
線、213はローカルビット線である。また、図50中
のゲートが太線で描かれたトランジスタはOFFトラン
ジスタ、ゲートが細線で描かれたトランジスタはONト
ランジスタである。
3は、前述の通り三種のメモリセルトランジスタが含ま
れる。このため、各メモリセルトランジスタm12,m
13がいずれの種類かを判断するための基準値となるリ
ファレンス用トランジスタとして、図51に示すような
リファレンス回路が必要となる。そして、図51の如
く、リファレンス用トランジスタmr2,mr3は、前
記メモリセルアレイ210内の各メモリセルトランジス
タ選択用スイッチングワード線SWL0〜SWLn毎に
配置される。ここで、図51は、図50に示したメモリ
セルアレイMAの側方に配された領域を示す図であり、
図51および図50の中で示された各配線BWL、RW
L、LWL、SWL0〜SWLnは同一のものである。
なお、図51中のゲートが太線で描かれたトランジスタ
はOFFトランジスタ、ゲートが細線で描かれたトラン
ジスタはONトランジスタである。また、図51に示す
リファレンス回路において、リファレンス用トランジス
タmr2,mr3の夫々隣に位置するトランジスタmr
4,mr5は、図51中ではONトランジスタとされて
いるが、OFFトランジスタとして横からの電流の流れ
込みを防止しておくのが一般的である。また、図51中
のm10a,m11a,m16a,m17aはリファレ
ンス用トランジスタmr2,mr3を選択するためのリ
ファレンス選択トランジスタ、211aはアルミニウム
製等の主ビット線、212aはアルミニウム製等の仮想
GND線、213aはローカルビット線である。そし
て、RWLおよびLWLにゲート接続された全てのトラ
ンジスタはOFFトランジスタとされている。これによ
り、後述のように、個々のリファレンス用トランジスタ
mr2,mr3当たりのリファレンス用電流経路は単一
とされ、個々のメモリセルトランジスタm12,m13
当たりのメモリセル用電流経路の個数(二個)より少な
く設定される。リファレンス時には、主ビット線211
aが差動型センスアンプSAのリファレンス入力とな
る。なお、本実施例では三値ROMであるため、かかる
三値を区別するために基準値を二値必要としているが、
一般に多値ROMの場合、“OFF”トランジスタを除
いたメモリセルトランジスタの種類分だけリファレンス
用トランジスタを必要とする。例えば、四値の場合は三
個のリファレンス用トランジスタを必要とし、五値の場
合は四個のリファレンス用トランジスタを必要とする。
したがって、これらの個数のリファレンス用トランジス
タ分だけデータ記憶用として用いる代わりにをそれぞれ
の種類のリファレンス用のトランジスタに置き換えて用
いればよい。具体的には、三値(0,1,OFF)のと
れるROMの場合、図51のmr2,mr3がともに
“0”トランジスタと、mr2,mr3がともに“1”
トランジスタの2種のリファレンス回路を構成すれば良
い。4値の場合も同様に、3種のリファレンス回路が構
成される。
して、図50中のm13を選択する場合について説明す
る。本実施例の動作時には、図49に示した差動型セン
スアンプSAにてメモリセルトランジスタm13の値を
読み込み、次いで当該メモリセルトランジスタm13と
同一のワード線SWL0〜SWLnに接続されたリファ
レンス用トランジスタmr2,mr3の値を読み込む。
なお、リファレンス用トランジスタmr2,mr3の値
を先に読み込んで、メモリセルトランジスタm13の値
を後から読み込んでもよい。いずれの場合にも、メモリ
セルトランジスタm13のBWLを“H”,RWLを
“L”,LWLを“H”,SWL0を“H”,他のSW
Lを“L”の設定する。このときの主ビット線211か
ら仮想GND線212までの電流径路を考える。まず、
主ビット線211からメモリセルトランジスタm13ま
での径路としては、メモリセルトランジスタm11→ノ
ードn2という経路と、ブロック選択トランジスタm1
7→ノードn2という経路の二経路となり、メモリセル
トランジスタm13から仮想GND線212までの径路
はノードn1→メモリセルトランジスタm15a→ノー
ドn3→ブロック選択トランジスタm10という経路
と、ノードn1→メモリセルトランジスタm15b→ノ
ードn4→ブロック選択トランジスタm16という経路
の二径路となる。
考えた場合、図53の従来例では、1本当たりのローカ
ルビット線213の抵抗値をRとすると、電流経路の抵
抗の最大値はほぼ2Rとなるのに対し、図50に示した
本実施例の場合、二経路が二本生じることからその抵抗
の最大値はほぼ1/2Rとなり、ローカルビット線21
3の抵抗値の影響は従来例と比して、1/4になってい
る。これによって選択するメモリセルトランジスタの位
置による見かけ上のON電流値の範囲を小さく抑えるこ
とができる。
合と“OFF”の場合を考えた場合、簡単のために、ロ
ーカルビット線213の抵抗値を無視し、下半分(SW
Ln以下)を無視し、主ビット線211から、仮想GN
Dまでの抵抗値をトランジスタ1個の抵抗をRとして考
えると、図50の場合、m12が“OFF”なら、4
R、m12が“ON”なら、7/2Rとなり、比は、
1:1.14となる。同様に図53の場合、m10,m
12がともに“OFF”の場合、3R,“ON”の場
合、7/3Rとなり、比は1:1.29で、周囲のメモ
リセルトランジスタの状態による影響も本発明で改善さ
れている。
レンス用トランジスタmr2,mr3をメモリセルアレ
イ210の内部に配置しているので、例えば図50にお
いてm12トランジスタが選択された場合、リファレン
スとして同一のSWL0がゲートとなっているトランジ
スタ(図51の中のmr2,mr3)が選択される。電
流径路として、リファレンス回路ではmr3→mr2の
一径路に対して図50の中のm13を読む場合、m13
→m15a/m13→m15b/m13→m12/とい
う多(三)径路になるので、リファレンス用トランジス
タmr2,mr3の方が必ず、ON電流値が低くなるこ
とを保証しており、これは多値の場合も同様である。こ
のように、あるワード線に接続されたメモリセルトラン
ジスタと他のワード線に接続されたメモリセルトランジ
スタの間に、トランジスタに至るまでの電流経路(ロー
カルビット線213)に遠近の差が生じ、電流経路の抵
抗値の差、すなわちメモリセルに流れる電流値に差が生
じたとしても、各メモリセルと同一のワード線にリファ
レンス用トランジスタが接続されているので、データを
読み出すビット線が接続されるセンス回路部分と、リフ
ァレンスのビット線が接続される回路を全く同一のもの
を用いることで、読み出すトランジスタがリファレンス
用トランジスタと同一であれば、必ずリファレンスのO
N電流値が低いことを保証できる。また、一のメモリセ
ル当たりのメモリセル用電流経路の個数を、一のリファ
レンス素子当たりのリファレンス用電流経路の個数より
大としているので、各メモリセルトランジスタに至る電
圧降下をリファレンス用トランジスタに至る電圧降下よ
り低く抑えることができる。したがって、各メモリセル
トランジスタの端子電位を可及的に高く維持でき、隣合
うメモリセルトランジスタ等からの他の電流経路からの
漏れ電流を低減でき、電気的特性の精度を保ち得る。こ
れらのことから、メモリセルトランジスタm12,m1
3のしきい値がリファレンス用トランジスタmr2,m
r3の基準値に対して誤差が生じるのを防止できる。し
たがって、精度良い電気的特性を有する多値ROMを商
品化することが可能となる。これによって、同程度の微
細プロセスを用いた場合、従来のROMを比較して、3
値ROMの場合、チップ面積を約25%〜30%縮小で
き、4値の場合、約40%程度の縮小が可能になる。
する。図53に示した第4の従来例において、メモリセ
ルm5のデータを読みだす場合、主ビット線201から
仮想GND線202までの経路は、m6およびm4トラ
ンジスタがOFFの場合、m10→n7→m5→n6→
m9の1経路である。したがって、ブロック選択トラン
ジスタm10からメモリセルトランジスタm5までのロ
ーカルビット線203の抵抗値をRとすると、最大2R
の抵抗値が付加される。この抵抗値が、メモリの高速動
作の障害となるため、一般に図52のようにメモリセル
アレイをブロック分割している。第4の従来例の場合、
高速動作のためには、この縦方向のブロック分割数を多
くする必要がある。しかしそうすると、ブロック選択の
ためのトランジスタm8〜m12およびm13〜m17
のメモリセルアレイ面積全体に占める割合が大きくな
り、チップサイズも大きくなってしまう。
おいて、メモリセルトランジスタm13のデータを読み
だす場合、主ビット線211からm13までの経路は、
m11→n2とm17→n2の2経路となり、また、m
13から仮想GND線212までの経路は、m12トラ
ンジスタがOFFの場合でも、n1→m15a→n3→
m10とn1→m15b→n4→m16の2経路とな
る。この場合、前記同様ローカルビット線213の抵抗
をRとすると、最大でもR/2の抵抗値が付加されるの
みであり、従来例と比較して、ブロック分割数を1/4
にしても、同程度の高速化が実現できるため。本実施例
の場合、第4の従来例に比べて、メモリセル以外のトラ
ンジスタが1ブロックあたり占める割合が約3倍大きく
なるが、メモリセルアレイ面積全体に占める割合は第4
の従来例よりも小さくできる。したがってチップサイズ
を小さくすることが可能となり、大容量ROMを高い歩
留で安価に製造できる。
図55および図56に示す。図55および図56中の2
20は第1のブロック選択ワード線、221は第2のブ
ロック選択ワード線、SWL0〜SWLnはセクション
選択ワード線、226は第1のメモリセル用主ビット
線、227は第2のメモリセル用主ビット線、228は
第3のメモリセル用ビット線、230は第1のメモリセ
ル用仮想GND線、231は第2のメモリセル用仮想G
ND線、232は第3のメモリセル用仮想GND線、2
29はメモリセル用ローカルビット線、m20はメモリ
セル、m21およびm22は第1のブロック選択ワード
線221がゲート入力されるブロック選択トランジス
タ、Toff1はオフトランジスタである。また、図5
7および図58は本実施例のリファレンス回路を示すも
のであって、mr20はリファレンス用トランジスタ、
m31およびm32は図55中のm21およびm22と
同様に前記第1のブロック選択ワード線221がゲート
入力されるブロック選択トランジスタ、236は第1の
リファレンス用主ビット線、237は第2のリファレン
ス用主ビット線、238は第3のリファレンス用ビット
線、239はリファレンス用ローカルビット線、240
は第1のリファレンス用仮想GND線、241は第2の
リファレンス用仮想GND線、242は第3のリファレ
ンス用仮想GND線、Toff2はオフトランジスタで
ある。
メモリセル用主ビット線227から前記ローカルビット
線229を通じてメモリセルm20まで電流を供給する
メモリセル用電流経路が形成され、また、リファレンス
用主ビット線237から前記ローカルビット線239を
通じてリファレンス用トランジスタmr20まで電流を
供給するメモリセル用電流経路が形成されている。そし
て、一のメモリセルm20に接続されるメモリセル用電
流経路、および一のリファレンス用トランジスタmr2
0に接続されるリファレンス用電流経路は、いずれも単
一経路とされ、また互いに同一形状に形成されている。
各メモリセル用電流経路および前記各リファレンス用電
流経路には互いに同数のブロック選択トランジスタが接
続される。なお、本実施例では各メモリセルm20およ
び各リファレンス用トランジスタmr20について電流
経路を単一に設けていたが、各電流経路の形状および個
数が互いに等しく設定され、かつ各電流経路当たりのブ
ロック選択トランジスタm21,m22,m31,m3
2の個数が互いに同数に設定されれば、各メモリセルm
20および各リファレンス用トランジスタmr20につ
いて電流経路を複数個設けても良い。
メモリセルm20のデータ読み出しを考えると、第2の
メモリセル用主ビット線227をセンス回路に接続し、
第2のメモリセル用仮想GND線232をGNDに接続
する。また、一方のブロック選択ワード線221を
“H”,n番目のセクションワード線SWLnを“H”
とし、他のワード線220,SWL0…を“L”とす
る。ここで、第2のメモリセル用主ビット線227から
第2のメモリセル用仮想GND線232までの電流径路
は主ビット線227→m21→n10→m20→n11
→m22→第2のメモリセル用仮想GND線232の単
一径路に限定される。
タmr20のリファレンスデータ読み出しを考えると、
第2のリファレンス用主ビット線237をセンス回路に
接続し、第2のリファレンス用仮想GND線242をG
NDに接続する。また、一方のブロック選択ワード線2
21を“H”,n番目のセクションワード線SWLnを
“H”とし、他のワード線220,SWL0…を“L”
とする。ここで、第2のリファレンス用主ビット線23
7から第2のリファレンス用仮想GND線242までの
電流径路は主ビット線237→m31→n20→mr2
0→n21→m32→第2のリファレンス用仮想GND
線242の単一径路に限定される。
経路と、リファレンス用トランジスタmr20に至る電
流経路とを、互いに同一個数かつ同一形状に形成し、し
かも経過するブロック選択トランジスタの個数も一致し
ているので、メモリセル用電流経路とリファレンス用電
流経路の夫々に生じる抵抗値はほぼ完全に等しくなる。
したがって、これらの電流値を比較する際の精度を飛躍
的に高めることができる。
リセル用主ビット線227および第2のリファレンス用
主ビット線237をセンス回路に接続し、第2のメモリ
セル用仮想GND線232および第2のリファレンス用
仮想GND線242をGNDに接続する場合、他の主ビ
ット線226,228,236,238にプリチャージ
がかかることがある。この場合、例えばブロック選択ワ
ード線221およびn番目のセクションワード線SWL
nを“H”にすると、ブロック選択ワード線221およ
びn番目のセクションワード線SWLnからゲート入力
されたトランジスタは全てオンし、かかるトランジスタ
を経てプリチャージによる電流がn10,n20に流れ
込むことがある。したしながら、これらの漏れ電流の経
路においても、メモリセルm20に至る漏れ電流経路
と、リファレンス用トランジスタmr20に至る漏れ電
流経路とは、互いに同一個数かつ同一形状に形成され、
しかも経過するブロック選択トランジスタの個数も一致
し、故にメモリセル用電流経路とリファレンス用電流経
路の夫々に生じる抵抗値はほぼ完全に等しくなる。した
がって、センス回路からの電流と、プリチャージによる
電流の合計を考えても、リファレンスする際の精度を飛
躍的に高めることができる。
する。まず、図53に示した第4の従来例のメモリセル
アレイ構成において、実際に主ビット線と仮想GND線
を選択して主ビット線をセンス回路に仮想GND線をG
NDに接続する場合、例えば、主ビット線201をセン
ス回路に、仮想GND線202をGNDに接続する。こ
こで、仮想GND線202に対して、図には示されてい
ない図中左方向からの電流の流れ込みを防止するため
に、一般には、仮想GND線202の左隣の仮想GND
線(図示せず)をGNDに接続して、これにつながるロ
ーカルビット線をGNDに接続する。つまり、隣り合う
仮想GND線と、その仮想GND線ににブロック選択ト
ランジスタを介して接続されるローカルビット線をGN
Dに接続して、データの読み出しを行なうのが一般的で
ある。したがって、第4の従来例の主ビット線/仮想G
ND線の選択回路250は図59のように構成されるの
が一般的である。図59中のDL0は選択回路250中
の1つのセンス回路に接続されるデータ線、DL1が選
択回路250中の他の1つのセンス回路に接続されるデ
ータ線、B0〜B6は主ビット線選択トランジスタのゲ
ート電極、G0〜G7は仮想GND線選択トランジスタ
のゲート電極を夫々示す。図59中の各ゲート電極B0
〜B6,G0〜G7の入力信号の設定(HまたはL)を
図60に示す。なお、図59および図60中のS0〜S
7は動作対象のブロック番号を示している。
メモリセルアレイ構成の場合、1本の仮想GND線に、
ブロック選択トランジスタを介して2本のローカルビッ
ト線が接続される構成なので、第4の従来例のように、
2本の仮想GND線を選択する必要がない。したがっ
て、本実施例の場合の主ビット線/仮想GND線選択回
路250は、図61に示すような構成となる。また、図
61に記載した主ビット線選択トランジスタのゲート電
極B0〜B6および仮想GND線選択トランジスタのゲ
ート電極G0〜G7の入力信号の設定は図62のように
なる。なお、図61および図62中のS0〜S7は動作
対象のブロック番号を示している。
うに、第4の従来例では、2本の仮想GND線とその両
隣の主ビット線を選択し、2本の仮想GND線に挟まれ
た主ビット線、および他の主ビット線、仮想GND線を
非選択にする必要があったのに対し、本実施例では、1
本の仮想GND線とその両隣の主ビット線を選択し、他
の主ビット線、仮想GND線を非選択にすればよく、こ
の主ビット線/仮想GND線のデコード方法が図60に
示した第4の従来例と比べて単純であるため、デコード
回路の素子数を減らすことができる。したがって、チッ
プサイズを小さくすることが可能となり、大容量ROM
を高歩留めで安価に製造できる。
セルアレイの主ビット線は、センス回路のセンスレベル
に近い電圧レベルにあらかじめ設定しておくのが一般的
である。ここで第4の従来例の場合、前述のように、G
NDに接続される仮想GND線が、1本の主ビット線を
挟んだ構成となるので、この仮想GND線に、ブロック
選択トランジスタとメモリセルトランジスタを介して前
記主ビット線から電流が流れる場合が発生する。したが
って、読み出しを行なうメモリセルトランジスタがON
トランジスタの場合、センス回路に接続された2本の主
ビット線と、前記仮想GND線に挟まれた主ビット線の
3本の主ビット線から、ブロック選択トランジスタを介
して仮想GND線に接続された2本のローカルビット線
を介して2本の仮想GND線に電流が流れ込む。
来例のようなセンス回路に接続されていない主ビット線
からの電流経路が発生しないので、読み出しを行なうメ
モリセルトランジスタがONトランジスタの場合、セン
ス回路に接続された2本の主ビット線から、ブロック選
択トランジスタを介して仮想GND線に接続された2本
のローカルビット線を介して1本の仮想GND線に電流
が流れ込むことになる。このように、本実施例では、主
ビット線から仮想GND線への電流の流れ込み経路が第
4の従来例と比較して少ないので、仮想GND線が、G
NDの電位に達するまでの時間が従来より短縮され、高
速動作が可能となる。
が、従来2本であったのに対して、本実施例では、1本
となっているが、仮想GND線は、通常アルミ等の抵抗
値の十分低い材質で構成しているので、仮想GNDに接
続されるローカルビット線が同数であれば、動作時間に
は影響しない。
をNOR型フラットセル方式で構成していたが、図39
のようなNAND型方式のものであってもよい。なお、
図39中の符号において第3の実施例と同様の機能を奏
する者については同一符号を付している。
デコーダ内部の構成を第6の実施例と同様にしていた
が、第7の実施例と同様に構成してもよく、さらに第8
の実施例と同様に構成しても良い。
項3に係る半導体記憶装置によると、一部のワード線の
側部にサイドウォールを選択的に形成するだけで活性領
域幅を設定でき、これにより、第1類のメモリセルと第
2類のメモリセルの両チャネル抵抗値を互いに異なるよ
う設定できるので、容易な方法でチャネル抵抗値を正確
に設定できるという効果がある。
セルと第2類のメモリセルの両チャネル抵抗値を互いに
異なるよう設定するに当たって、両活性領域の長さを互
いに異ならせるだけでよいため、両メモリセルのチャネ
ル抵抗値を正確に設定でき、読み出し時の誤動作を防止
できる。特に本発明の請求項5、請求項6および請求項
7に係る半導体記憶装置では、一部のワード線の側部に
サイドウォールを選択的に形成するだけで活性領域長を
設定しているので、容易な方法でチャネル抵抗値を正確
に設定できるという効果がある。
ると、読み出し時に、外部のセンス回路でメモリセルを
流れる電流値を検出し、このときの活性領域のしきい値
およびチャネル抵抗値を判定する。そして、判定した活
性領域のしきい値およびチャネル抵抗値の組み合わせか
ら、対象となるメモリセルが第0類、第1類、第2類お
よび第3類のいずれのメモリセルであるかを判定する。
そうすると、メモリセルの記憶データを四値化でき、従
来例のような二値のメモリセルと同面積で従来例におけ
る二ビット分のデータ集積度を有せしめることができ、
面積効率をほぼ二倍に高めることができるという効果が
ある。
体記憶装置によると、読み出し時に、外部のセンス回路
でメモリセルを流れる電流値を検出し、このときの活性
領域のしきい値を判定する。そして、判定した活性領域
のしきい値から、対象となるメモリセルが第0類、第1
類、第2類および第3類のいずれのメモリセルであるか
を判定する。そうすると、メモリセルの記憶データを四
値化でき、従来例のような二値のメモリセルと同面積で
従来例における二ビット分のデータ集積度を有せしめる
ことができ、面積効率をほぼ二倍に高めることができ
る。
4および請求項16によると、記憶データが三値以上に
多値化されたメモリセルを容易に製造でき、データ集積
度が極めて高い半導体記憶装置を製造できるという効果
がある。
5および請求項17によると、記憶データが四値化され
たメモリセルを容易に製造でき、データ集積度が極めて
高い半導体記憶装置を製造できるという効果がある。
レンス素子のうち個々のリファレンス素子を各メモリセ
ルトランジスタと同一のワード線に接続しているので、
各メモリセルトランジスタについて、主ビット線からの
電流経路の距離がほぼ同一のリファレンス素子が存在す
ることになり、互いに対応するメモリセルトランジスタ
とリファレンス素子の電流値(または電圧値)を比較す
ることで、電流経路の距離差に基づく電気的特性のばら
つきを吸収できるという効果がある。
ル当たりのメモリセル用電流経路の個数を、一のリファ
レンス素子当たりのリファレンス用電流経路の個数より
大としているので、各メモリセルトランジスタに至る電
圧降下をリファレンス素子に至る電圧降下より低く抑え
ることができる。したがって、各メモリセルトランジス
タの端子電位を可及的に高く維持でき、隣合うメモリセ
ルトランジスタ等からの他の電流経路からの漏れ電流を
低減でき、電気的特性の精度を保ち得るという効果があ
る。
ル当たりのメモリセル用電流経路の個数を、一のリファ
レンス素子当たりのリファレンス用電流経路の個数に等
しく設定し、各メモリセル用電流経路および各リファレ
ンス用電流経路に互いに同数のブロック選択トランジス
タを接続しているので、メモリセルと、該メモリセルに
対応するリファレンス素子に電流を流す際、電流経路に
生じる抵抗値は常に同値となり、したがって、両素子に
流れる電流値の差を可及的に縮小できる。したがって、
各メモリセルの種類判断精度を可及的に向上できるとい
う効果がある。
平面図である。
る周辺回路を示すブロック図である。
リセルアレイを示す回路図である。
モリセルとオン電流値との関係を示す図である。
における出力データを示す図である。
回路を示す平面図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
す断面図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
す平面図である。
モリセルを示す回路図である。
す断面図である。
す図である。
メモリセルとオン電流値との関係を示す図である。
ける周辺回路を示すブロック図である。
部における出力データを示す図である。
略を示す回路図である。
略を示す回路図である。
部における波形を示す図である。
部の概略を示すブロック図である。
略を示す平面図である。
図である。
である。
である。
平面図である。
の概略を示す回路図である。
憶装置の各部における出力データを示す図である。
概略を示す回路ブロック図である。
メモリセルアレイを示す回路図である。
リファレンス素子近傍を示す回路図である。
図である。
図である。
回路ブロック図である。
メモリセルアレイを示す回路図である。
メモリセルアレイの配線形状を示すレイアウト構成図で
ある。
リファレンス素子近傍を示す回路図である。
リファレンス素子近傍の配線形状を示すレイアウト構成
図である。
および仮想GND線の選択回路を示す図である。
および仮想GND線の選択回路における各ゲート電極の
入力信号の設定を示す図である。
主ビット線および仮想GND線の選択回路を示す図であ
る。
主ビット線および仮想GND線の選択回路における各ゲ
ート電極の入力信号の設定を示す図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソー
スおよびドレインを有する複数個のメモリセルが配列さ
れた半導体記憶装置であって、 半導体基板と、 該半導体基板の上層部の一部に前記ソースおよび前記ド
レインを形成するための複数の平行な帯状のビット線
と、 前記半導体基板の上側で前記メモリセルごとに前記ゲー
トを形成するため前記ビット線に直交する方向に形成さ
れる複数の平行な帯状のワード線とを備え、 前記ワード線の直下で前記ソースおよび前記ドレインに
挟まれる領域に活性領域が形成され、 近接する前記ワード線の間の領域で異なるメモリセルの
活性領域同士を分離する分離帯が形成され、 複数の前記ワード線の幅は互いに同寸法に設定され、複数の前記ワード線のうち一部のワード線の幅方向片側
面にサイドウォールが形成され、 複数の前記ワード線のうち他の一部のワード線の幅方向
両側面にサイドウォールが形成され、 前記分離帯は、前記ワード線および前記サイドウォール
をマスクとしてアイソレーション注入されて形成され、 前記サイドウォールの有無によって一対の前記分離帯に
挟まれる活性領域の幅が設定される半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記メモリセルは、前記活性領域のしき
い値が他のメモリセルと異なって設定された第0類のメ
モリセル、前記活性領域に第1の抵抗値を有せしめられ
た第1類のメモリセル、および前記活性領域に第2の抵
抗値を有せしめられた第2類のメモリセルのうちのいず
れかに設定され、 前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、 前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の少なくとも片側に形成さ
れ、 前記第0類のメモリセル、前記第1類のメモリセル、お
よび前記第2類のメモリセルが全体として1組となって
メモリセルとして用いられ る、請求項1記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項3】 前記メモリセルは、前記活性領域のしき
い値が他のメモリセルと異なって設定された第0類のメ
モリセル、前記活性領域に第1の抵抗値を有せしめられ
た第1類のメモリセル、前記活性領域に第2の抵抗値を
有せしめられた第2類のメモリセル、および前記活性領
域に第3の抵抗値を有せしめられた第3類のメモリセル
のうちのいずれかに設定され、 前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、 前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の片側のみに形成され、 前記第3類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の両側に形成される、請求
項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソー
スおよびドレインを有する複数個のメモリセルが配列さ
れた半導体記憶装置であって、 前記メモリセルは、前記活性領域のしきい値が他のメモ
リセルと異なって設定された第0類のメモリセル、前記
活性領域に第1の抵抗値を有せしめられた第1類のメモ
リセル、および前記活性領域に第2の抵抗値を有せしめ
られた第2類のメモリセルのうちのいずれかに設定さ
れ、 前記第0類のメモリセル、前記第1類のメモリセル、お
よび前記第2類のメモリセルが全体として1組となって
メモリセルとして用いられ、 前記第1類のメモリセルの活性領域長と前記第2類のメ
モリセルの活性領域長は互いに異なるよう設定される半
導体記憶装置。 - 【請求項5】 半導体基板と、 該半導体基板の上層部にメモリセルごとに形成されるソ
ースおよびドレインと、 前記メモリセルごとに前記ソースおよび前記ドレインに
挟まれる活性領域と、 少なくとも前記活性領域の上面に形成されるゲート絶縁
膜と、 該ゲート絶縁膜の上面で前記活性領域の直上領域にゲー
トを形成するための複数の平行な帯状のワード線とを備
え、 複数の前記ワード線の幅は互いに同寸法に設定され、複数の前記ワード線のうち一部のワード線の幅方向片側
面にサイドウォールが形成され、 複数の前記ワード線のうち他の一部のワード線の幅方向
両側面にサイドウォールが形成され、 前記サイドウォールの有無によって前記ソースおよび前
記ドレインに挟まれる前記活性領域の長さが設定される
半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記メモリセルは、前記活性領域のしき
い値が他のメモリセルと異なって設定された第0類のメ
モリセル、前記活性領域に第1の抵抗値を有せしめられ
た第1類のメモリセル、および前記活性領域に第2の抵
抗値を有せしめられた第2類のメモリセルのうちのいず
れかに設定され、 前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、 前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の少なくとも片側に形成さ
れ、 前記第0類のメモリセル、前記第1類のメモリセル、お
よび前記第2類のメモリセルが全体として1組となって
メモリセルとして用いられ る、請求項5記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項7】 前記メモリセルは、前記活性領域のしき
い値が他のメモリセルと異なって設定された第0類のメ
モリセル、前記活性領域に第1の抵抗値を有せしめられ
た第1類のメモリセル、前記活性領域に第2の抵抗値を
有せしめられた第2類のメモリセル、および前記活性領
域に第3の抵抗値を有せしめられた第3類のメモリセル
のうちのいずれかに設定され、 前記第1類のメモリセルに対応する前記ワード線の幅方
向側面は前記サイドウォールが省略され、 前記第2類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の片側のみに形成され、 前記第3類のメモリセルの前記サイドウォールは対応す
る前記ワード線の幅方向側面の両側に形成される、請求
項5記載の半導体記憶装置。 - 【請求項8】 半導体基板と、 該半導体基板の上層部にメモリセルごとに形成されるソ
ースおよびドレインと、 前記メモリセルごとに前記ソースおよび前記ドレインに
挟まれる活性領域と、 少なくとも前記活性領域の上面に形成されるゲート絶縁
膜と、 該ゲート絶縁膜の上面で前記活性領域の直上領域にゲー
トを形成するための複数の平行な帯状のワード線とを備
え、 前記メモリセルは、前記活性領域に第0のしきい値特性
を有せしめられた第0類のメモリセル、前記活性領域に
第1のしきい値特性を有せしめられた第1類のメモリセ
ル、前記活性領域に第2のしきい値特性を有せしめられ
た第2類のメモリセル、および前記活性領域に第3のし
きい値特性を有せしめられた第3類のメモリセルのうち
のいずれかに設定され、 近接する前記ワード線の間の領域で異なるメモリセルの
活性領域同士を分離する分離帯が形成され、 前記ワード線の幅方向側面の少なくとも片側にサイドウ
ォールが形成され、 前記分離帯は、ワード線および前記サイドウォールをマ
スクとしてアイソレーション注入されて形成され る半導
体記憶装置。 - 【請求項9】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソー
スおよびドレインを有する複数個のメモリセルが配列さ
れた半導体記憶装置であって、 半導体基板と、 該半導体基板の上層部の一部に前記ソースおよび前記ド
レインを形成するための複数の平行な帯状のビット線
と、 前記半導体基板の上側で前記メモリセルごとに前記ゲー
トを形成するため前記ビット線に直交する方向に形成さ
れる複数の平行な帯状のワード線とを備え、 前記ワード線の直下で前記ソースおよび前記ドレインに
挟まれる領域に活性領域が形成され、 前記メモリセルは、前記活性領域に第0のしきい値特性
を有せしめられた第0類のメモリセル、前記活性領域に
第1のしきい値特性を有せしめられた第1類のメモリセ
ル、前記活性領域に第2のしきい値特性を有せしめられ
た第2類のメモリセル、および前記活性領域に第3のし
きい値特性を有せしめられた第3類のメモリセルのうち
のいずれかに設定され、 近接する前記ワード線の間の領域で異なるメモリセルの
活性領域同士を分離する分離帯が形成され、 前記ワード線の幅方向側面の少なくとも片側にサイドウ
ォールが形成され、 前記分離帯は、ワード線および前記サイドウォールをマ
スクとしてアイソレーション注入されて形成され る半導
体記憶装置。 - 【請求項10】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域の特性の違
いにより少なくとも第0類乃至第2類の三種類のメモリ
セルを配列する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに前記ソー
スおよび前記ドレインを形成するための複数の平行な帯
状のビット線を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面に前記メモリセルごとに前記ゲ
ートを形成するための複数の平行な帯状のワード線を前
記ビット線に直交する方向に選択的に形成する工程と、 複数の前記ワード線のうち前記第2類のメモリセルのワ
ード線の幅方向側面の少なくとも片側に選択的にサイド
ウォールを形成する工程と、 前記ワード線および前記サイドウォールをマスクとして
前記半導体基板のセル分離領域にアイソレーション注入
を行う工程と、 複数の前記メモリセルのうち第0類のメモリセルのみの
半導体基板にプログラム注入して前記活性領域のしきい
値を他のメモリセルと異なる値に設定する工程とを備え
る半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項11】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域の特性の違
いにより第0類乃至第3類の四種類のメモリセルを配列
する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに前記ソー
スおよび前記ドレインを形成するための複数の平行な帯
状のビット線を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面に前記メモリセルごとに前記ゲ
ートを形成するための複数の平行な帯状のワード線を前
記ビット線に直交する方向に選択的に形成する工程と、 複数の前記ワード線のうち前記第3類のメモリセルのワ
ード線の幅方向側面の両側に選択的にサイドウォールを
形成し、かつ前記第2類のメモリセルのワード線の幅方
向側面の片側のみに選択的にサイドウォールを形成する
工程と、 前記ワード線および前記サイドウォールをマスクとして
前記半導体基板のセル分離領域にアイソレーション注入
を行う工程と、 複数の前記メモリセルのうち第0類のメモリセルのみの
半導体基板にプログラム注入して前記活性領域のしきい
値を他のメモリセルと異なる値に設定する工程とを備え
る半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項12】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域のしきい値
特性の違いにより少なくとも第0類乃至第2類の三種類
のメモリセルを配列する半導体記憶装置の製造方法であ
って、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに選択的に
前記ソースおよび前記ドレインを形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面で前記ソースおよび前記ドレイ
ンに挟まれる前記活性領域の直上領域にゲートを形成す
るための複数の平行な帯状のワード線を形成する工程
と、 前記ワード線をマスクとして前記半導体基板のセル分離
領域にアイソレーション注入を行う工程と、 少なくとも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログ
ラム注入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する
工程とを備え、 該しきい値特性を設定する工程は、 前記第2類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモ
リセルおよび前記第1類のメモリセルの前記各半導体基
板にプログラム注入する工程と、 前記第1類のメモリセルおよび前記第2類のメモリセル
をマスクして前記第0類のメモリセルの前記半導体基板
にさらにプログラム注入する工程とを備える半導体記憶
装置の製造方法。 - 【請求項13】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域のしきい値
特性の違いにより第0類乃至第3類の四種類のメモリセ
ルを配列する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 半導体基板の上層部の一部にメモリセルごとに選択的に
前記ソースおよび前記ドレインを形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面で前記ソースおよび前記ドレイ
ンに挟まれる前記活性領域の直上領域にゲートを形成す
るための複数の平行な帯状のワード線を形成する工程
と、 前記ワード線をマスクとして前記半導体基板のセル分離
領域にアイソレーション注入を行う工程と、 少なくとも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログ
ラム注入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する
工程とを備え、 該しきい値特性を設定する工程は、 前記第3類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモ
リセル、前記第1類のメモリセルおよび前記第2類のメ
モリセルのみの前記各半導体基板にプログラム注入する
工程と、 前記第2類のメモリセルおよび前記第3類のメモリセル
をマスクして前記第0類のメモリセルおよび前記第1類
のメモリセルのみの前記各半導体基板にさらにプログラ
ム注入する工程と、 前記第1類のメモリセル、前記第2類のメモリセルおよ
び前記第3類のメモリセルをマスクして前記第0類のメ
モリセルのみの前記半導体基板にさらにプログラム注入
する工程とを備える半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項14】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域の特性の違
いにより少なくとも第0類乃至第2類の三種類のメモリ
セルを配列する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲートを形
成するための複数の平行な帯状のワード線を形成する工
程と、 複数の前記ワード線のうち前記第2類のメモリセルのワ
ード線の幅方向側面の少なくとも片側に選択的にサイド
ウォールを形成する工程と、 前記ワード線および前記サイドウォールをマスクとして
前記半導体基板の上層部の一部に不純物拡散を行いメモ
リセルごとにソースおよびドレインを形成する工程と、 複数の前記メモリセルのうち第0類のメモリセルのみの
半導体基板にプログラム注入して前記活性領域のしきい
値を他のメモリセルと異なる値に設定する工程とを備え
る半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項15】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域の特性の違
いにより第0類乃至第3類の四種類のメモリセルを配列
する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲートを形
成するための複数の平行な帯状のワード線を形成する工
程と、 複数の前記ワード線のうち前記第3類のメモリセルのワ
ード線の幅方向側面の両側に選択的にサイドウォールを
形成し、かつ前記第2類のメモリセルのワード線の幅方
向側面の片側のみに選択的にサイドウォールを形成する
工程と、 前記ワード線および前記サイドウォールをマスクとして
前記半導体基板の上層部の一部に不純物拡散を行いメモ
リセルごとにソースおよびドレインを形成する工程と、 複数の前記メモリセルのうち第0類のメモリセルのみの
半導体基板にプログラム注入して前記活性領域のしきい
値を他のメモリセルと異なる値に設定する工程とを備え
る半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項16】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域のしきい値
特性の違いにより少なくとも第0類乃至第2類の三種類
のメモリセルを配列する半導体記憶装置の製造方法であ
って、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲートを形
成するための複数の平行な帯状のワード線を形成する工
程と、 前記ワード線をマスクとして前記半導体基板の上層部の
一部に不純物拡散を行いメモリセルごとにソースおよび
ドレインを形成する工程と、 少なくとも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログ
ラム注入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する
工程とを備え、 該しきい値特性を設定する工程は、 前記第2類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモ
リセルおよび前記第1類のメモリセルの前記各半導体基
板にプログラム注入する工程と、 前記第1類のメモリセルおよび前記第2類のメモリセル
をマスクして前記第0類のメモリセルの前記半導体基板
にさらにプログラム注入する工程とを備える半導体記憶
装置の製造方法。 - 【請求項17】 ゲート、ゲート絶縁膜、活性領域、ソ
ースおよびドレインを有しかつ前記活性領域のしきい値
特性の違いにより第0類乃至第3類の四種類のメモリセ
ルを配列する半導体記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の上面の少なくとも一部に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面にメモリセルごとにゲートを形
成するための複数の平行な帯状のワード線を形成する工
程と、 前記ワード線をマスクとして前記半導体基板の上層部の
一部に不純物拡散を行いメモリセルごとにソースおよび
ドレインを形成する工程と、 少なくとも一部のメモリセルの前記半導体基板にプログ
ラム注入して前記各活性領域のしきい値特性を設定する
工程とを備え、 該しきい値特性を設定する工程は、 前記第3類のメモリセルをマスクして前記第0類のメモ
リセル、前記第1類のメモリセルおよび前記第2類のメ
モリセルのみの前記各半導体基板にプログラム注入する
工程と、 前記第2類のメモリセルおよび前記第3類のメモリセル
をマスクして前記第0類のメモリセルおよび前記第1類
のメモリセルのみの前記各半導体基板にさらにプログラ
ム注入する工程と、 前記第1類のメモリセル、前記第2類のメモリセルおよ
び前記第3類のメモリセルをマスクして前記第0類のメ
モリセルのみの前記半導体基板にさらにプログラム注入
する工程とを備える半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項18】 前記各メモリセルに接続される前記ワ
ード線ごとに設けられ前記各メモリセルの種類を判断す
るための基準値を設定するリファレンス素子と、 該リファレンス素子および前記各メモリセルの電流また
は電圧を比較する比較回路とをさらに備える、請求項
1、請求項5、請求項8または請求項9記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項19】 前記ビット線に電流を供給する主ビッ
ト線が設けられ、 該主ビット線から前記ビット線を通じて各メモリセルま
で電流を供給する複数のメモリセル用電流経路が形成さ
れ、 前記ワード線ごとに設けられた複数個の前記リファレン
ス素子に接続されるリファレンス用ビット線が形成さ
れ、 前記主ビット線から前記リファレンス用ビット線を通じ
て各メモリセルまで電流を供給するリファレンス用電流
経路が形成され、 一の前記メモリセル当たりの前記メモリセル用電流経路
の個数は、一の前記リファレンス素子当たりの前記リフ
ァレンス用電流経路の個数より大とされる、請求項18
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項20】 前記ビット線に電流を供給する主ビッ
ト線が設けられ、 該主ビット線から前記ビット線を通じて各メモリセルま
で電流を供給するメモリセル用電流経路が形成され、 前記ワード線ごとに設けられた複数個の前記リファレン
ス素子に接続されるリファレンス用ビット線が形成さ
れ、 前記主ビット線から前記リファレンス用ビット線を通じ
て各メモリセルまで電流を供給するリファレンス用電流
経路が形成され、 一の前記メモリセル当たりの前記メモリセル用電流経路
と、一の前記リファレンス素子当たりの前記リファレン
ス用電流経路とは、互いに同一個数かつ同一形状に形成
され、 前記メモリセル用各電流経路には前記メモリセルのいず
れかのブロックを選択するメモリセル用ブロック選択ト
ランジスタが接続され、 前記各リファレンス用電流経路には前記リファレンス素
子のいずれかのブロックを選択するリファレンス用ブロ
ック選択トランジスタが接続され、 前記各電流経路当たりのブロック選択トランジスタの個
数は互いに同数に設定される、請求項18記載の半導体
記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16227694A JP2975532B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-07-14 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-16637 | 1994-02-10 | ||
JP1663794 | 1994-02-10 | ||
JP16227694A JP2975532B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-07-14 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28163298A Division JP3486350B2 (ja) | 1994-02-10 | 1998-10-02 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07273299A JPH07273299A (ja) | 1995-10-20 |
JP2975532B2 true JP2975532B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=26353019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16227694A Expired - Lifetime JP2975532B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-07-14 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2975532B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09107076A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-22 | Nec Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP5339541B2 (ja) * | 2007-05-25 | 2013-11-13 | マーベル ワールド トレード リミテッド | ビット線デコーダ及び集積回路 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16227694A patent/JP2975532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07273299A (ja) | 1995-10-20 |
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