JP2974953B2 - ディスクオルゴール - Google Patents

ディスクオルゴール

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JP2974953B2
JP2974953B2 JP7313105A JP31310595A JP2974953B2 JP 2974953 B2 JP2974953 B2 JP 2974953B2 JP 7313105 A JP7313105 A JP 7313105A JP 31310595 A JP31310595 A JP 31310595A JP 2974953 B2 JP2974953 B2 JP 2974953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意位置に演奏穴
を有するディスクをモータにより回転させるとともに、
該演奏穴に案内されて回転するスターホイールによりオ
ルゴール弁を弾いてメロディを奏でるディスクオルゴー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の曲目をオルゴール演奏す
るオルゴール装置は、音程に応じた複数の発音部分を備
えた発音体と、この発音体に対向配置されたドラム体
と、このドラム体を回転駆動する駆動部とから構成され
たものが知られている。すなわち、この発音体は、略長
板状の金属板を、音階数に応じた所定数の発音部分であ
るクシ歯状に形成され、これらクシ歯部分(オルゴール
弁)は、所定の長さ且つ厚さに形成され、このオルゴー
ル弁の先端が爪弾かれた場合には、分担するオルゴール
音が発生するようにしている。また、ドラム体は、少な
くとも発音体のより長い円筒状に形成され、発音体の発
音部位に対峙して回転可能に配設され、発音体の発音部
分に対応した外周には、曲目に合わせて間歇的な突起が
形成されている。そして、駆動部が、ドラム体を一定方
向に所定スピードに回転駆動することにより、所定のタ
イミングでドラム体の各突起が、発音体の各発音部位を
爪弾くことにより、曲目をオルゴール演奏している。
【0003】また、円盤状に形成されたディスクに、該
ディスクの内周から外周に向うトラック毎に、周方向に
間歇的な演奏穴を形成し、この演奏穴を用いて、オルゴ
ール演奏するディスクオルゴールが知られている。
【0004】すなわち、このようなディスクオルゴール
は、多数の演奏穴を備えた円板状のディスクを装着する
オルゴールであって、ディスクはオルゴール本体部のデ
ィスク駆動機構により回転駆動され、他方、オルゴール
本体部には、発音体のオルゴール弁を弾くスターホイー
ルを、スターホイール軸に回転可能に装着している。そ
して、ディスク駆動機構によりディスクを回転させる
と、ディスクの演奏穴が該演奏穴に対応するスターホイ
ールの爪を引っ掛けて該スターホイールを回転させ、こ
の回転するスターホイールに後続する他の爪でオルゴー
ル弁を弾いて、メロディを奏でる形式のオルゴールであ
る。
【0005】また、このディスクオルゴールは、スター
ホイールに対向する部位のディスクを、押えローラを備
えたディスク押えアームで両面から挾持して保持するこ
とにより、比較的に薄い厚さのディスクを用いることが
できるようにしている。従って、異なる曲目の演奏穴パ
ターンが形成されたディスクを、多数、廉価に制作する
ことができる。
【0006】更に、このようにディスク自体の取扱が容
易なので、オルゴールに着脱することも簡易に行え、短
時間にディスク交換できる。従って、予め異なる曲目の
ディスクを複数枚、用意しておき、これらのディスクか
ら任意の曲目を選択してディスク交換することにより、
オルゴール演奏する曲目変更を容易に行うことができ
る。このように、ディスクオルゴールは、ドラム固定型
の1曲専用のオルゴールに比べて、複数のディスクから
任意のディスクを選択して簡単に装着できるので、曲目
の変更が自由且つ容易に行える利点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクオ
ルゴールにおいては、ディスクの1回転により、ある曲
目のオルゴール演奏が終了すると、演奏を停止するよう
な停止機構が備えられている。
【0008】すなわち、例えば、ディスクの1回転に要
する時間は固定されているので、タイマーを用いて、演
奏を開始してからのモータ駆動時間をカウントし、所定
時間が経過した場合には、ディスクが1回転したとみな
し、ディスクの回転駆動を停止するように構成すること
ができる。
【0009】また、ディスクの適位箇所に単一の検出穴
を形成し、この検出穴の回転軌跡上の所定位置に、該検
出穴方向に突出するスイッチ杆を有するスイッチを設
け、ディスクが1回転し、該検出穴にスイッチ杆が陥入
すると、スイッチ動作するように構成してもよい。すな
わち、このスイッチ動作信号により、モータ駆動を停止
するような1回転検出スイッチを用いることも可能であ
る。
【0010】そして、このようにディスクが1回転して
停止すると、各スターホイールは前述したようにスター
ホイール軸に回転可能に装着されているので、必ずしも
全部のスターホイールが整列すると限らず、あるスター
ホイールは不揃いとなっている可能性が高い。そして、
このようなスターホイールが未整列な場合に、ディスク
を交換せずに、このまま演奏するときは問題を生じない
が、ディスクを交換するときには、新たに装着するディ
スクが、不揃いなスターホイールとの間で問題を生じる
ことがある。
【0011】すなわち、ディスクを装着する際には、デ
ィスクの演奏開始位置をスターホイールに合わせるの
で、一般的にはディスクの装着位置が決っており、ま
た、通常、スターホイールに対峙するディスクの部位に
は、演奏穴が設けられていない。そして、前述したよう
に、スターホイールは、ばらばらに位置することが多い
ので、いずれかのスターホイールの爪がディスクに対向
しているときは、その爪がディスクに当接することにな
る。また、このように爪がディスクに当接する事態は、
オルゴールの演奏を途中で止めてディスクを交換する場
合に顕著である。
【0012】このように、ディスクに対して半径方向に
位置する各スターホイールの各爪が、ディスクに当接す
るものとしないものが不均一に存在する場合は、スター
ホイールとディスク間の圧接状態に圧力差を生じて、当
接状態そのものがアンバランスとなる。とりわけ、ディ
スクが薄型の場合は、爪がディスクに当接するものとし
ないものとでは圧接状態が区々となり、場合によっては
ディスクが波打つような形となる。このような状態下に
あっては、ディスクを不要に損傷するおそれや、ディス
クの回転駆動がスムーズに行われなくなる不都合が生じ
まう。
【0013】そこで、従来は、演奏終了時や演奏途中に
ディスクを交換する場合には、ディスクを外した後に、
指等でスターホイールの爪を回転操作し、各爪をオルゴ
ール弁に当接するように揃えて整列し、新たなディスク
を装着しているのが実情である。
【0014】ところが、指等でスターホイールの爪を整
列させようとすると、スターホイールの各爪間の間隔が
狭いので、スターホイールの爪を整列しているときに、
整列している他のスターホイールの爪に接触して、その
整列を乱してしまうことがよくある。特に、急いでいる
ときには、かえってスターホイールの爪の整列に時間が
掛るものであった。
【0015】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、スターホイールの爪を自動的に、更には使用者が希
望したときに整列動作する装置を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項の発明
は、任意位置に演奏穴を有するディスクをモータにより
回転させるとともに、該演奏穴に案内されて回転するス
ターホイールによりオルゴール弁を弾いてメロディを奏
でるディスクオルゴールにおいて、前記モータを正逆回
転させる制御回路と、前記ディスクによる演奏を終了す
る信号を送出する手段と、を備え、前記制御回路は、電
源投入時並びに前記ディスクによる演奏を終了する信号
検出時のそれぞれにおいて前記モータを所定時間逆回転
させる構成のディスクオルゴールである。
【0017】
【0018】
【0019】従って、使用者が例えば演奏途中でディス
クを交換する場合に、各爪の整列を希望して外部スイッ
チを操作したときや、演奏の終了時に、ディスクを交換
する場合に、例えばディスクの1回転を検出するスイッ
チのオンオフ信号によって、又は、演奏開始時にディス
クを新たに装着する場合は通常、電池等を装着して電源
を投入するのでその際に、モータが逆転するので、指等
でスターホイールの爪を回転操作しなくても、各爪をオ
ルゴール弁に当接するように揃えて整列させることがで
きる。
【0020】尚、ここで、ディスクによる演奏を終了す
る信号とは、オルゴール演奏を終了させる自動制御的、
内部的な信号以外に、強制的、外部からの終了信号を含
めるものとする。例えば、時計に本ディスクオルゴール
を用いた場合には、任意の鳴り止めスイッチ操作による
スイッチ信号によって、本ディスクオルゴールのオルゴ
ール演奏を強制的に停止できるものとする。
【0021】本願第請求項の発明は、任意位置に演奏
穴を有するディスクをモータにより回転させるととも
に、該演奏穴に案内されて回転するスターホイールによ
りオルゴール弁を弾いてメロディを奏でるディスクオル
ゴールにおいて、トリガ信号を出力するスタートパルス
回路と、前記モータを所定時間逆回転させるパルスを出
力するストップパルス回路と、前記トリガ信号により前
記ストップパルス回路からのパルス信号が発生するまで
正回転し、該パルス信号により前記モータを所定時間逆
回転させる方向指示回路と、を設けた構成のディスクオ
ルゴールである。
【0022】本願第請求項の発明によれば、例えば動
作を指示するスイッチ回路からの信号を受けてスタート
パルス回路はトリガ信号を出力し、これによりモータが
前記ストップパルス回路からのパルス信号が発生するま
で正回転する。また、前記方向指示回路により、前記ス
トップパルス回路からのパルス信号で前記モータを所定
時間逆回転させるので、つまり、モータが逆転するの
で、指等でスターホイールの爪を回転操作しなくても、
各爪をオルゴール弁に当接するように揃えて整列させる
ことができる。
【0023】本願第請求項の発明は、前記第請求項
の発明において、前記トリガ信号は所定時間出力される
ものとし、前記ディスクの所定位置又はディスクが装着
されていないときに、検出信号を出力するストップスイ
ッチを設け、更に、前記トリガ信号の停止時に前記検出
信号が発生しているときには、前記パルスを出力するス
トップパルス回路とした構成のディスクオルゴールであ
る。
【0024】従って、前記トリガ信号が所定時間出力さ
れるものであると、当該所定時間の期間中は、ディスク
を通常の正回転駆動する動作が行なわれるので、この動
作により前記ストップスイッチの検出信号が変化するか
しないかによって、ディスクがディスクオルゴールに装
着されているのか、未装着なのかを判別できる。そし
て、このストップスイッチの検出信号によるディスクの
装着状態判別に基づいて、爾後のディスク回転制御を適
切に行なうことができる。
【0025】すなわち、トリガ信号によってディスクの
正回転動作が行なわれる。しかし、このトリガ信号は所
定時間幅のパルス信号とされているので、このパルス信
号の出力停止(立ち下がり)に応じて、ストップスイッ
チの状態がオフ(ディスクが所定位置、或いはディスク
が装着されていない)、オン(ディスクが装着されてお
り、ディスクが正回転動作により所定位置から移動し
た)により、ディスクの有無を判別できる。そして、オ
フ状態の時には、次に、逆転動作させた(整列動作)後
に停止させ、オン状態の時(通常時)には、正回転(オ
ルゴール演奏)を継続させるものである。
【0026】本願第請求項の発明は、前記第2又は第
請求項の発明において、前記ストップパルス回路は、
所定位置を検出した信号の発生から所定時間の遅延後に
前記パルスを出力する構成のディスクオルゴールであ
る。
【0027】このように構成した場合には、ディスクの
所定位置、例えば1回転終了位置を検出した後、所定時
間の遅延後に前記パルスを出力している、すなわち、逆
回転する分だけオーバーラン駆動してから逆転駆動する
ので、ディスクが最終的に停止した時には、確実にディ
スクが1回転終了位置を占めることになると共に、スト
ップスイッチを所定の検出位置に位置させることができ
る。
【0028】このように本発明によれば、ディスクの所
定位置を検出したとき等のディスクによる演奏が終了し
たことを検出したとき、電源投入時、モニタースイッチ
等の外部スイッチ操作時、更には時計と連動させた場合
に正時信号発生時等において、スターホイール軸を前記
スターホイールの回転方向とは反対の方向に回転付勢す
るので、スターホイールは、スターホイール軸の回転に
伴って回転する。そして、スターホイールは通常スリッ
プ可能に設けられているので、スターホイール軸に追従
回転して、爪がオルゴール弁に当接するとその位置で停
止して爾後スリップする。このようにして、すべてのス
ターホイールは、その爪がオルゴール弁に当接する位置
に揃えられることになる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1乃至図9に基づいて説明する。
【0030】図1及び図2は本発明に係るディスクオル
ゴールを示す外観斜視図、図3はディスクを外した状態
の外観斜視図である。
【0031】これらの図に示すように、本例のディスク
オルゴール1は、曲目に応じて形成された演奏穴4,4
を備えた円板状のディスク3を用いて、オルゴール演奏
する形式のオルゴール装置である。すなわち、このディ
スクオルゴール1は、ディスク3を水平に回転可能に支
持するオルゴール本体部2と、該ディスク3を回転駆動
するモータMを有するディスク駆動機構5と、この保持
されたディスク3の下面に対面配置され、スターホイー
ル12を回転可能に支持するスターホイール軸7と、こ
のスターホイール軸7に対向配置されたオルゴール弁本
体17とから構成されている。また、オルゴール弁本体
17は、音階数に応じた所定数のクシ歯を有する平板形
状に形成され、これらのクシ歯部分(オルゴール弁1
7)に対峙して、複数のスターホイール12が回転可能
に軸支されるとともに、これらのスターホイール12の
外周面には、等間隔を設けて爪部12a,12b,12
c,12dが突設されている。そして、オルゴール本体
部2に、任意に選択したディスク3を装着し、スタート
スイッチ(モニタースイッチともいう)をオン操作する
と、ディスク駆動機構5によりディスク3が回転駆動さ
れ、曲目の音階に応じたオルゴール弁17aが、所定の
タイミングで、スターホイール12の爪部12a,12
b,12c,12dにより爪弾かれ、オルゴール演奏さ
れる。すなわち、ディスク3の各演奏穴4が該演奏穴4
に対応するスターホイール12の爪部12a,12b,
12c,12dを引っ掛けて、該スターホイール12を
強制的に回転させ、この回転するスターホイール12の
後続する他の爪部12a,12b,12c,12dによ
り、最終的にオルゴール弁17aが弾かれ、オルゴール
音が発生する。
【0032】前記オルゴール本体部2は、更に図4に示
すように、モータMと、このモータMの回転駆動力を、
スターホイール軸7及び後述するディスク押接回転体6
4bに減速して伝達する歯車列6とが設けられている。
【0033】このモータMは、DCモータが用いられ、
後述するモータ駆動回路55に接続され、このモータ駆
動回路55から供給される正転及び逆転用駆動電流によ
り正回転及び逆回転動作が可能なようになっている。ま
た、このモータMは、後述するように、メインスイッチ
(又はモニタースイッチ25)のオン動作や、ディスク
3の装着により所定の動作が開始されるようになってい
る。
【0034】この歯車列6は、モータMの出力軸に固定
されたプラスチック製のウォームギア61に、このウォ
ームギア61と直交し、且つスターホイール軸7と平行
に軸支されたプラスチック製の軸62の一端に固定さ
れ、該ウォームギア61と噛合する第1歯車62aと、
軸62の他端に固定された第2歯車62bと、スターホ
イール装着用のスターホイール軸7のモータ側端部に固
定され前記第2歯車62bと噛合する第3歯車63a
と、第3歯車63aと同軸に固定された第4歯車63b
と、並びに、ディスク押えアーム8の長手方向に沿って
軸支された押えローラ軸15のモータ側端部に固定さ
れ、ディスク押えアーム8が閉位置の場合に、前記第4
歯車63bと噛合するディスク回転付勢用の歯車64a
とを備えて構成され、これらの歯車には、所定の減速比
が設定されている。
【0035】従って、この歯車列6において、モータM
が回転すると、その回転駆動力は、ホールギア61から
順に第1歯車62a、第1歯車62aと同行回転する第
2歯車62b、第2歯車62bと噛合する第3歯車63
a、第3歯車63aと同行回転する第4歯車63bに、
所定速度に減速されて伝達される。そして、この第4歯
車63bから、第4歯車63bをその先端に固着したス
ターホイール軸7が回転すると同時に、第4歯車63b
と噛合するディスク回転付勢用の歯車64aが回転す
る。
【0036】また、このスターホイール軸7を回転駆動
することにより、後に詳述するように、各スターホイー
ル12,12を常時、順方向に回転付勢し、それらの爪
部12a,12b,12c,12dが、係合位置に回転
移動したディスク3の演奏穴4に入りやすくしている。
また、歯車64aが回転することにより、歯車64aと
一体に形成されたディスク押接回転体64bが同行回転
する。
【0037】このスターホイール軸7は、オルゴール本
体部2のモータMとは反対側に螺着されたディスク装着
金具9と、モータM側のオルゴール本体部2に螺着され
た上向き略コ字形状の支持材10との間に回転可能に架
設され、図5に示すように、所定間隔を設けて固着され
たスターホイール仕切り部材11,11の間に、スター
ホイール12,12を回転自在に装着している。また、
スターホイール軸7には、前記第4歯車63bに隣接す
る箇所にディスク挟持用ローラ13を固着している。
尚、前記支持材10のコ字形壁間に、第1歯車62a及
び第2歯車62bを一体形成した軸62が架設される。
【0038】前記ディスク押えアーム8は、少なくとも
前記ディスク3の半径長さよりも長い略長板形状に形成
され、その基部81が、オルゴール本体部2のディスク
3外周側に位置して設けられた支持材14に揺動可能に
枢支され、先端部82には、前記ディスク装着金具9の
ディスク中心穴挿入用の突起91を呑み込んで係着する
挿入穴部82aが形成されている。更に、前記突起91
の先端には溝部91aが形成されており、そして、これ
に対応して、前記挿入穴部82aの近傍には、前記溝部
91aと係合するストッパー杆82bが回動付勢されて
設けられている。そして、ディスク3を突起91に装着
した後、ディスク押えアーム8を回動して、その挿入穴
部82aを突起91に嵌合すると、回動付勢されている
ストッパー杆82bが溝部91aと係合して、ディスク
押えアーム8、従って、ディスク3の装着固定化がなさ
れる。
【0039】更に、ディスク押えアーム8には、その長
手方向に押えローラ軸15が設けられており、この押え
ローラ軸15に、前述した歯車64a及びこれに一体形
成されたディスク押接回転体64bが、回転自在に装着
されている。また、押えローラ軸15には、複数のプラ
スチック製の筒体16aを装着している。この筒体16
aは円板状の押えローラ16bを一体形成しており、該
押えローラ16bによって、ディスク押えアーム8によ
るディスク押え時に、ディスク3をスターホイール側に
押接して保持する。
【0040】このように、本例のディスクオルゴール1
は、スターホイール12,12に対向する部位のディス
ク3を、押えローラ16bを備えたディスク押えアーム
8で保持するので、比較的薄い厚さのディスクを用いる
ことができる。
【0041】また、ディスク3は、ディスク外周部が前
記ディスク挟持用ローラ13とディスク押接回転体64
bに挟まれることにより、これらディスク挟持用ローラ
13及びディスク押接回転体64bの回転に伴って回転
させられる。尚、ディスク押接回転体64bには、スリ
ップ防止用のゴムリング64cが装着されている前記ス
ターホイール12,12に対峙して、オルゴール弁本体
17が設置されている。このオルゴール弁本体17は、
各スターホイール12,12に対向した部位には、所定
数のオルゴール弁17a,17aが形成され、これらの
オルゴール弁17a,17aは、所定の厚さ及び長さに
形成され、弾かれると所定の音階/音程のオルゴール音
が発生できるようにしている。
【0042】また、各スターホイール12,12は、金
属材料を用いて、リング状に形成され、スターホイール
軸7に遊嵌されている。更に、このリング外周面の周方
向に沿って、90度間隔で各々4つの爪部12a,12
b,12c,12dが突設され、この爪部12a,12
b,12c,12dは、回転順方向に対しては、曲面
スロープ面に形成される一方、回転逆方向に対しては、
回転方向に直交する平面に形成されている。従って、各
スターホイール12,12が順方向に回転する場合に
は、ある爪部12a,12b,12c,12dが、対応
するオルゴール弁本体17のオルゴール弁17aに当接
して一旦停止し、順回転方向の先方に位置する爪部12
a,12b,12c,12dが、ディスク3の演奏穴4
に係合して回転するのに伴って、オルゴール弁17aを
爪弾くようにしている。他方、逆回転するする場合に
は、爪部12a,12b,12c,12dがオルゴール
弁17aに当接した後に、スターホイール12が、スタ
ーホイール軸7に対してスリップして、その位置に停止
するようになっている。
【0043】すなわち、図6に示すように、ディスク3
が順方向に回転駆動され(図6(1))、演奏穴4がス
ターホイール12の爪部12a,12b,12c,12
dのうち、例えば爪部12aと係合する(図6(2))
と、該爪部12aは演奏穴4により強制的に移動され、
スターホイール12が回転させられる。このとき、スタ
ーホイール12の爪部12aに隣接する爪部12bがオ
ルゴール弁17aと当接し(図6(3))、更に回転移
動してオルゴール弁17aを爪弾いて(図6(4))、
この結果、当該オルゴール弁17aの固有な音階のオル
ゴール音が発生する。
【0044】本例において、ディスク3を回転駆動させ
るディスク駆動機構5と、スターホイール軸7を回転駆
動させる軸駆動機構は、モータM及び歯車列6を使用す
る同一の駆動系によって設けられている。
【0045】更に、本例のディスクオルゴール1は、オ
ルゴール本体部2上のディスク装着金具9の近傍には、
ディスク3の内周側の所定位置に形成された停止用穴3
aに対応して、ディスク3の1回転、及びディスクの装
着・未装着状態を検出するストップスイッチ21が設け
られている。このストップスイッチ21は、図7に示す
ように、筺体21aの上部に、ピン状のスイッチ杆21
bを備え、このスイッチ杆21bは、基端を筺体21a
に回転可能に支持され、先端が上方に向くようにバネ等
により回動付勢されている。また、このスイッチ杆21
bには、接点端子が連動され、スイッチ杆21bが横方
向に倒立している場合には、接点端子が接続され、スト
ップスイッチ21がオン状態となる一方、上方に起立し
ている場合には、接点端子の接続が解除され、ストップ
スイッチ21がオフ状態となるように構成されている。
更に、このストップスイッチ21の出力端子は、後述す
るオルゴール制御回路部50に接続されている。
【0046】従って、通常にディスク3を装着して演奏
している場合には、ディスク3にストップスイッチ21
に対応する停止用の穴3aを設けているので、1曲目の
演奏を終了してディスク3が1回転動作し、該穴3aが
スイッチ杆21bの直上方位置に到達すると、ストップ
スイッチ21のスイッチ杆21bが上方に起立し、スト
ップスイッチ21からオフ状態の信号が、オルゴール制
御回路部50に出力される。そして、このオフ信号に基
づき、オルゴール制御回路部50は、後述するように、
ディスク3の回転を所定に継続するオーバーラン動作後
に、逆回転させてスターホイール12の爪部12a,1
2b,12c,12dを整列させる整列動作して、ディ
スク駆動機構5のモータMが停止するような動作制御を
実行する。
【0047】また、後述するモニタースイッチ25(オ
ルゴールの動作を開始させるスタートスイッチ)をオン
にすると、約2秒間回転付勢電流が流れてディスク3が
回転を始める。このとき図8(1)に示すように、スト
ップスイッチ21のスイッチ杆21bはディスク3の下
面に当接して、横方向に倒された状態となるので、スト
ップスイッチ21がオン状態となり、このオン信号によ
りディスク3の装着を確認したオルゴール制御回路部5
0が、所定期間である約2秒間の経過後にも、引続きモ
ータMに電流を供給する。尚、この場合、ディスク3が
装着されていないときには、スイッチ杆21bは上方に
位置してオフ状態なので、所定期間である約2秒間の経
過後に、モータMを逆回転させてスターホイールの整列
動作を行い、最後にモータMを停止する。
【0048】そして、ディスク3が1回転すると、図8
(2)に示すように、ディスク3の穴3aが、ストップ
スイッチ21の直上方位置に到達し、該ストップスイッ
チ21のスイッチ杆21bと係合して、該スイッチ杆2
1bが上方に起立し、ストップスイッチ21からオフ信
号が出力される。そして、このようにディスク3が正常
に1回転したことを表すオフ信号がオルゴール制御回路
部50に出力されると、後述する本例の一連の制御動作
(整列動作を含めた)の後に、最終的に前記ディスク駆
動機構5によるディスク3の回転を停止する。
【0049】すなわち、スターホイールの整列動作は、
モータMを所定秒(この例では、0.3秒)逆方向に回
転駆動することにより行なわれ、これにより所定秒だ
け、スターホイール軸7がスターホイール12の回転方
向とは反対の方向に回転すると共に、ディスク3が装着
されている場合には、ディスク3も、逆方向に回転駆動
される。そして、このようにスターホイール軸7が逆方
向に回転すると、この逆回転に伴って、各スターホイー
ル12,12は、これらのスターホイール12,12の
爪部12bがオルゴール弁17aに当接するまで逆回転
し、その当接位置で停止することになる。すなわち、各
スターホイール12,12は、スターホイール軸7に対
してスリップ可能に軸支されているので、スターホイー
ル軸7に追従回転すると共に、爪部12bがオルゴール
弁17aに当接すると、その位置で停止して爾後スリッ
プするようになっている。このようにして、全てのスタ
ーホイール12は、その爪部12bがオルゴール弁17
aに当接する位置に揃えられる。
【0050】尚、オルゴール制御回路部50において、
この整列動作させるモータ逆転信号を生成する際には、
ディスク3が所定の回転位置に到達したことを示すスト
ップスイッチ21のオフ信号の発生時点から、所定時
間、遅延させていることにより(ディスクをオーバーラ
ン駆動させた後に)、スイッチ杆21bとディスク3の
停止用孔3aとの衝突を緩和するとともに、ディスク3
の逆転動作後には、確実にスイッチ杆21bを停止用孔
3a内に位置させることができる。また、使用者が任意
に、外部スイッチであるストップスイッチ21を単にオ
ン・オフ操作した場合にも、制御回路部50は、所定時
間の逆転信号を生成する動作を行うようにしている。
【0051】図9は、このような本例のディスクオルゴ
ール1の動作を制御するオルゴール制御回路部50を示
すブロック図である。
【0052】このオルゴール制御回路部50は、動作を
開始させる起動スイッチ群回路51からの起動信号が入
力されるスタートパルス回路52と、このスタートパル
ス回路52の出力信号と、外部スイッチであるストップ
スイッチ21の動作信号とに応答して、逆転用のパルス
信号を出力するストップパルス回路53と、スタートパ
ルス回路52の出力と、ストップパルス回路53の出力
とに応答して、モータMの正回転或いは逆回転用の方向
指示信号を、モータ駆動回路55に出力する方向指示回
路54とから構成されている。
【0053】尚、この例では、ディスク3の回転開始、
すなわちオルゴール演奏を、前記モニタースイッチ25
によるものの外に、ディスクオルゴール1を組み込んだ
時計の正時接点スイッチ26のオン信号の送出によって
も行われるように構成している。この時計構成部は、水
晶発信回路等の発信回路から送出される信号が分周回路
で1Hzまで分周され、更に波形整形回路を経由して駆
動回路に送出され、これにより作動する計時用モータの
回転が時計輪列によって減速され、時、分の表示針によ
り時刻表示を行うものであり、そして、正時接点スイッ
チ26は、時計が正時(時計の分針が、文字板の12時
を指すとき)になると接点がオンとなるスイッチであ
る。また、正時接点スイッチ26のほかに、目覚し時計
に用いられる目安スイッチによりディスク3の回転開始
を行うようにしてもよい。この場合は、時計輪列の時針
車と目安歯車とで設定時刻に目安接点からスタート信号
を出力させ、これがオルゴール制御回路部50に供給さ
れて、モータMを作動させることになる。更に、これら
の場合には、通常の時計に用いられている鳴り止めスイ
ッチ27により、正時等に行われるオルゴール動作演奏
を停止させるようにしている。
【0054】すなわち、前記起動スイッチ群回路51
は、所定時刻に接続動作する正時接点スイッチ26と、
この正時接点スイッチ26に直列接続され、そのスイッ
チ操作により接続を解除する鳴り止めスイッチ27と、
これらの後段に直列接続された光検出素子28と、この
光検出素子28の後段に並列接続されたモニタースイッ
チ25とから構成され、時計構成部により所定時刻、又
は、使用者によるモニタースイッチ25の操作により、
ハイ・レベルのスタート信号が出力さるようになってい
る。
【0055】また、正時接点スイッチ26と出力端子と
の間には、受光量が乏しい場合にはロウ・レベルを維持
するように光検出素子28を配設しているので、周囲の
環境が暗い、未明時などには、光検出素子28の抵抗が
増大し、正時接点スイッチ26にによるスタート信号を
キャンセルするようにしている。従って、この正時接点
スイッチを用いて所定時にオルゴール演奏する目覚し動
作は、未明時などには、自動的に抑制されるので、本デ
ィスクオルゴールを時計に用いた場合の適合性を高める
ことができる。
【0056】前記スタートパルス回路52は、一端の入
力端子が、起動スイッチ群回路51に接続され、他端の
入力端子が、このスタートパルス回路52の出力端子に
接続されるとともに、ストップパルス回路53に接続さ
れた第1ノアゲート52aと、この第1ノアゲート52
aの後段に直列接続されたコンデンサ52bと、このコ
ンデンサ52bの後段に並列接続された抵抗52cと逆
流防止用のダイオード52dを介して接続された電源部
52eと、これらの後段に両入力端子が接続された第2
ノアゲート52fから構成されている。
【0057】前記ストップパルス回路53は、順次、第
1ノアゲート53a、第2ノアゲート53b、第1コン
デンサ53c、第1プルアップ抵抗53d、第3ノアゲ
ート53e、第2コンデンサ53f、第2プルアップ抵
抗53gを接続した構成とされている。すなわち、第1
ノアゲート53aは、その一端の入力端子が、ストップ
スイッチ21に接続され、他端の入力端子が、スタート
パルス回路52の出力端子と、スタートパルス回路52
の第1ノアゲート52aの入力端子と、方向指示回路5
4に設けられた第3ノアゲート54cの入力端子に接続
されている。また、第2ノアゲート53bは、その一端
の入力端子が、第1ノアゲート53aに接続され、他端
が第3ノアゲート53eの出力端子に接続されている。
更に、第1コンデンサは、第2ノアゲート53bの出力
端子に接続されている。また更に、第3ノアゲート53
eは、その両入力端子が、第1コンデンサ53cに接続
され、出力端子が、第2コンデンサ53fに接続される
とともに、第2ノアゲート53bの入力端子に接続され
ている。
【0058】前記方向指示回路54は、第1ノアゲート
54aと、第2ノアゲート54bと第3ノアゲート54
cと、トランジスタ54dとから構成されている。これ
らの第1ノアゲート54aと第2ノアゲート54bと
は、互いの出力を、一方の入力端子に入力するブリッジ
型に接続され、第1ノアゲート54aの他方の入力端子
は、スタートパルス回路52の出力端子(第2ノアゲー
ト52fの出力端子)に、第2ノアゲート54bの他方
の入力端子は、第3ノアゲート54cの出力端子に接続
されている。また、第1ノアゲート54aの出力端子
は、後述するモータ駆動回路55のトランジスタスイッ
チ55aのベース端子に接続され、第2ノアゲート54
bの出力端子は、同モータ駆動回路55のトランジスタ
スイッチ55bのベース端子に接続されている。更に、
第3ノアゲート54cは、その一端の入力端子が、スト
ップパルス回路53の出力端子(第2コンデンサ53
f)に接続され、他端の入力端子が、スタートパルス回
路52の出力端子(第2ノアゲート52f)と、スター
トパルス回路52の第1ノアゲート52aの入力端子
と、ストップパルス回路53の最前段に設けられた第1
ノアゲート53aの入力端子とに接続されている。また
更に、トランジスタ54dは、そのベース端子が、第3
ノアゲート54cの出力端子に接続され、そのコレクタ
端子が、後述するモータ駆動回路55のスイッチトラン
ジスタ55cのベース端子に接続され、そのエミッタ端
子がアース接続されている。そして、後述するように、
スタートパルス回路から出力されるトリガ信号と、スト
ップパルス回路から出力されるパルス信号との組合わせ
に基づいて、これらの素子54a,54b,54c,5
4dが協調動作して、後段のモータ駆動回路55に、正
逆転用のハイ・レベル動作信号を出力するようにしてい
る。
【0059】前記モータ駆動回路55は、ブリッジ型に
接続された4つのトランジスタスイッチ55a,55
b,55c,55dから構成されている。これらのトラ
ンジスタスイッチ55a,55b,55c,55dのベ
ース端子は、それぞれ、前述したように方向指示回路5
4の各素子54a,54b,54c,54dに接続さ
れ、その他の端子は、電源又はモータMに所定に接続さ
れている。すなわち、トランジスタスイッチ55a,5
5cのコレクタ端子は、それぞれ、電源に接続され、エ
ミッタ端子は、モータMの正転用及び逆転用端子に接続
されている。また、トランジスタスイッチ55d,55
bのコレクタ端子は、それぞれ、モータMの正転用及び
逆転用端子に接続され、エミッタ端子は、アース接続さ
れている。そして、スタートパルス回路から出力される
トリガ信号と、ストップパルス回路から出力されるパル
ス信号との組合わせに応じて、方向指示回路54から出
力される動作信号により、一組みのトランジスタスイッ
チが、スイッチオン動作して、モータMに正転用又は逆
転用の駆動電流を供給するようにしている。すなわち、
正回転する場合には、トランジスタスイッチ55a,5
5bがオン動作し、逆回転する場合には、トランジスタ
スイッチ55c,55dがオン動作する。
【0060】このモータが正回転する場合には、方向指
示回路54の第1ノアゲート54aに、スタートパルス
回路52から出力されたトリガ信号が入力され、この第
1ノアゲート54aの出力がロウ・レベルに保持され
る。このときに、第2ノアゲート54bの入力がロウ・
レベルなので、この第2ノアゲート54bの出力がハイ
・レベルとなる。従って、トランジスタスイッチ55
a,55bがオン動作して、モータMに正転用駆動電流
が供給され、モータMが正回転する。
【0061】また、モータが逆回転する場合には、第3
ノアゲート54cにロウ・レベルのパルス信号が入力さ
れ、この第3ノアゲート54cの出力がハイ・レベルの
パルス信号となる。このパルス信号が入力された第2ノ
アゲート54bの出力がロウ・レベルとなると共に、第
1ノアゲート54aの出力がハイ・レベルに切り換えら
れるので、上記正転用トランジスタスイッチ55a,5
5bがオフ状態となる。これと同時に、この第3ノアゲ
ート54cから出力されたハイ・レベルのパルス信号が
トランジスタスイッチ55d,トランジスタ54dに入
力され、オン動作し、トランジスタ54dの後段に接続
されたトランジスタスイッチ55dもオン動作する。従
って、これらのトランジスタスイッチ55c,55dを
介して、パルスのロウ・レベル期間の間は、モータMに
逆転用駆動電流が供給され、モータMが逆回転する。そ
して、第3ノアゲート54cに入力されているパルスの
立ち下がりに伴い、これらのトランジスタ54d,55
d,55cがオフされ、モータMの逆転動作が停止す
る。
【0062】次に、このようなオルゴール制御回路部5
0によるディスクオルゴール1の動作制御を説明する。
【0063】まず、ディスク3が装着され所定の回転位
置に有る場合、又は、ディスク3が未装着(ストップス
イッチ21がオフ状態)で、且つ、スイッチ群回路50
からの出力がロウ・レベル(各スイッチがオフ状態)
で、電源が投入された場合には、所定時間遅延させてモ
ータMを逆回転させる逆転動作を所定時間、行うように
している。
【0064】すなわち、スタートパルス回路52が有す
る第1ノアゲート52aの両入力端子がロウ・レベルと
なるので、この第1ノアゲート52aの出力は、ハイ・
レベルとなり、コンデンサ52bは充電されない。ま
た、第2ノアゲート52fの両入力端子がハイレベルと
なるので、この第2ノアゲート2の出力は、ロウ・レベ
ルとなる。従って、ストップパルス回路53の第1ノア
ゲート53aの両入力端子が、ロウ・レベルとなるの
で、この第1ノアゲート53aの出力は、ハイ・レベル
となる。このハイ・レベル信号が入力された第2ノアゲ
ート53bの出力は、ロウ・レベルとなり、第1コンデ
ンサ53cが充電される。そして、この第1コンデンサ
53cの容量に応じた所定時間後に、この第1コンデン
サ53cから、第3ノアゲート53eにハイ・レベル信
号が出力される。これにより、第3ノアゲート53e
は、ハイ・レベル出力状態から所定時間、遅延した後に
ロウ・レベル状態となる。従って、このように第3ノア
ゲート54cの一方の入力端子には、スタートパルス回
路52の第2ノアゲート52fのロウ・レベル信号が入
力されているので、この第3ノアゲート54cの出力
は、第3ノアゲート54cの他方の端子に接続されてい
るスタートパルス回路52の第3ノアゲート53eの出
力信号によって、決定される。すなわち、この第3ノア
ゲート54cの出力は、ロウ・レベルから、所定時間遅
延してハイ・レベルとなり、第2コンデンサ53fが充
電されるとロウ・レベルに復帰するので、所定のパルス
を出力することになる。
【0065】従って、このようにしてモータ駆動回路5
5は、電源投入から所定時間、経過した後のパルス発生
時に、モータを逆回転させる逆転動作を所定時間、行う
ことになる。
【0066】また、ディスク3が装着され、このディス
ク3の回転位置が所定の位置ではなく(ストップスイッ
チ21がオン状態)、且つ、スイッチ群回路50からの
出力がロウ・レベル(各スイッチがオフ状態)で、電源
が投入された場合には、即座にモータMを逆回転動作さ
せるようにしている。
【0067】すなわち、ストップパルス回路53の第1
ノアゲート53aには、ストップスイッチ21がオン状
態なので、ハイ・レベル信号が入力され、この第1ノア
ゲート53aの出力は、ロウ・レベルとなる。そして、
第2ノアゲート53bの出力は、ハイ・レベルとなる。
従って、逆転用の第2コンデンサ53fが充電されて、
この充電中には、第3ノアゲート54cがハイ・レベル
信号の出力状態となるので、逆転パルスが即座に出力さ
れることになる。
【0068】更に、使用者のモニタースイッチ25によ
る、及び、正時の正時接点スイッチ26を含めたスイッ
チ入力が行われた場合には、ディスク3を回転動作さ
せ、ディスク3が一回転を終了した後に回転を維持する
オーバーラン動作と、このオーバラン動作に連続して逆
回転動作することになる。
【0069】すなわち、スイッチ入力が生じると、スタ
ートパルス回路52の第1ノアゲート52aの出力が、
ロウ・レベルとなり、コンデンサ52bが充電される。
従って、この充電中(コンデンサの容量により約2秒
間)には、第2ノアゲート52fの出力は、ハイ・レベ
ルとなり、正回転パルス信号が出力されることになる。
【0070】この際には、ディスク3が所定の回転位置
に有るので、ストップパルス回路53の第1ノアゲート
53aの出力は、ハイ・レベルからロウ・レベルとな
る。そして、このロウ・レベル信号が入力された第2ノ
アゲート53bの出力は、ハイ・レベルとなるので、第
1コンデンサ53cが放電される。また、この2秒間の
正転パルスの出力によって、ディスク3が正回転駆動さ
れ、ストップスイッチ21が、所定位置から外れ、オン
状態となる。従って、第1ノアゲート53aの出力は、
スタートパルス信号の出力後にも、ロウ・レベルを維持
することになる。更に、ディスク3が所定の回転位置に
到達して、ストップスイッチ21がオフ状態となった場
合には、第1ノアゲート53aの出力は、ハイ・レベル
状態となる。このように前述したように、第2ノアゲー
ト53bの出力が、ロウ・レベルとなった場合には、第
1コンデンサ53cは充電を開始し、第3ノアゲート5
3eの出力は、ロウ・レベルからハイ・レベルになり、
このハイ状態は、所定期間の維持され、その後にロウ状
態となる。また、この期間中に第2コンデンサが放電さ
れる。そして、第3ノアゲート53eがロウ・レベルに
なると、第2コンデンサが充電を開始し、この充電中に
は、第3ノアゲート54cから、ハイ・レベルのパルス
信号が出力されることになる。従って、モータ駆動回路
55は、ディスク停止位置から所定時間の回転動作を維
持するオーバーラン動作後には、ストップパルス信号が
所定時間、入力されるので、逆回転動作することにな
る。
【0071】このように、トリガ回路がスイッチ回路か
らの信号を受けて、所定時間幅のパルス信号を出力する
ことにより、ストップパルス回路53は、この所定時間
内にストップスイッチ21が、ディスク3の停止用穴3
aから外れたか否かにより、ディスク3が装着されてい
るか否かを検出して、この正回転の継続或いは逆回転を
行っている。すなわち、この所定時間の経過後にもスト
ップスイッチ21がオフ状態であるときには、ディスク
3が装着されていないものとして、ストップパルス回路
53から逆転用のパルス信号を出力する一方、所定位置
から外れた(ディスクが装着されており、ストップスイ
ッチ21がオン状態となった)ときには、所定時間経過
後のディスク3が1回転した所定位置になった信号を受
けて、逆転動作を行うパルス信号を出力している。従っ
て、ディスク3が未装着なときには、スタートパルス
(2秒間持続する)の出力後に、ストップパルス回路5
3の第1ノアゲート53aがハイ・レベルとなり、前記
と同様に、オーバーラン動作後には、逆転パルス信号が
モータ駆動回路55に出力されるので、モータ駆動回路
55が逆回転動作して、スターホイール12の爪部12
a,12b,12c,12dが整列されて、停止するこ
とになる。また、このストップパルス回路53は、所定
時間遅延して、該パルス信号を出力しているので、スト
ップスイッチ21は、逆転動作されても、確実に検出位
置を保持することができる。
【0072】尚、ディスク3の未装着な場合に、ストッ
プスイッチ21を単にオン・オフ操作することにより、
スターホイール12を自動的に整列させることができ
る。すなわち、ストップパルス回路53の第1ノアゲー
ト53aの出力は、ハイ・レベル状態から、一旦、ロウ
・レベルとなった後に、ハイ・レベルに戻ることになる
ので、逆転パルスが出力されることになる。従って、デ
ィスク3の未装着な場合には、スターホイール12の爪
部12a,12b,12c,12dを手動により、いち
いち整列させなくても、ストップスイッチ21を操作す
ると、ディスク3の装着状態を確認するモータMの正回
転動作によって、ディスク未装着状態を確認した後に自
動的にモータMが逆回転動作して、スターホイール12
の爪を自動的に整列させることができる。
【0073】以上説明したように本例によれば、曲目パ
ターン位置に演奏穴を有するディスクをモータ駆動機構
により回転駆動し、該演奏穴に案内されて回転する爪部
を有するスターホイールによってオルゴール弁を弾いて
メロディを奏でるディスクオルゴールにおいて、該ディ
スクの任意箇所に検出孔を設けるとともに、この検出孔
に対応してストップスイッチを設け、該ディスクが所定
の回転位置に到達したことを、該検出孔がストップスイ
ッチをスイッチ動作させることにより検出し、モータ駆
動機構を、所定時間、逆転動作させて、スターホイール
の爪部をオルゴール弁に沿った列に整列動作させている
ことにより、常に、自動的な整列動作が可能となり、爪
部の不整列に起因する種々の不都合が生じることを防止
できるとともに、容易な取扱いが可能となる。すなわ
ち、スタートパルス回路からのトリガ信号発生から、所
定位置の検出まで、正回転させた後に逆回転させるよう
にしたので、正常なメロディの開始位置から演奏を開始
することができるとともに、演奏終了時には、必ずスタ
ーホイールの爪が整列することになる。
【0074】また、スタートパルス回路からは、所定時
間幅のパルスを出力しているので、この所定時間が経過
した後のストップスイッチから動作状態信号により、デ
ィスクが装着されているか否かの判断が可能となる。従
って、ディスク未装着な場合には、ディスクを所定時間
だけ逆回転させて停止させる整列動作のみ行い、ディス
クが装着されている場合には、ディスクの正回転を維持
させて演奏動作させることが可能となる。
【0075】更に、通常のオルゴール演奏動作中に、逆
回転動作を行う時には、まず、ディスクが所定回転位置
に到達したことを検出し、次に、所定時間、このディス
クの回転を維持させるオーバーラン動作させてから、逆
回転しているので、ストップスイッチのスイッチ杆とデ
ィスクの停止穴とのコジリを防止でき、ディスク停止時
には、ディスクを所定位置に停止でき、確実にストップ
スイッチをディスクの停止穴内に位置させることができ
る。
【0076】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
るので、前記制御回路によりモータが所定時間逆回転
し、スターホイール軸を前記スターホイールの回転方向
とは反対の方向に回転付勢するので、スターホイール
は、スターホイール軸の回転に伴って回転する。そし
て、スターホイールは通常スリップ可能に設けられてい
るので、スターホイール軸に追従回転して、爪がオルゴ
ール弁に当接するとその位置で停止して爾後スリップす
る。このようにして、すべてのスターホイールは、その
爪がオルゴール弁に当接する位置に揃えられるものであ
る。
【0077】尚、スタートパルス回路からのトリガ信号
発生から、所定位置の検出まで、正回転させた後に逆回
転させるようにしたので、正常なメロディの開始位置か
ら演奏を開始することができるとともに、演奏終了時に
は、必ずスターホイールの爪が整列することになる。ま
た、スタートパルス回路からは、所定時間幅のパルスを
出力しているので、この所定時間が経過した後のストッ
プスイッチから動作状態信号により、ディスクが装着さ
れているか否かの判断が可能となる。更に、逆回転動作
を行う時には、まず、ディスクが所定回転位置に到達し
たことを検出し、次に、所定時間、このディスクの回転
を維持させるオーバーランしてから、逆回転しているの
で、例えば前記具体例で示したスイッチ杆を用いた場合
は該スイッチ杆とディスクの停止穴とのコジリを防止で
き、ディスク停止時には、確実にディスクを所定の検出
位置に位置させることができる。
【0078】このように、本発明によれば、指等でスタ
ーホイールの爪を整列するまでもなく、スターホイール
の爪を自動的に、更には使用者が希望したときに整列動
作することの可能なディスクオルゴールを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクオルゴールを示す外観斜
視図である。
【図2】本発明に係るディスクオルゴールを示す外観斜
視図である。
【図3】本発明に係るディスクオルゴールを示し、ディ
スクを外した状態の外観斜視図である。
【図4】ディスクオルゴールに用いる歯車列を示す斜視
図である。
【図5】スターホイールを装着したスターホイール軸ま
わりを示す一部破断の斜視図である。
【図6】スターホイールとディスク及びオルゴール弁と
の係合状態を示す図である。
【図7】1回転検出スイッチを示す図である。
【図8】1回転検出スイッチとディスクとの係合状態を
示す図である。
【図9】本発明に係るディスクオルゴールの駆動制御ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ディスクオルゴール 2 オルゴール本体部 3 ディスク 3a 停止用穴 4 演奏穴 5 ディスク駆動機構 6 歯車列 7 スターホイール軸 8 ディスク押えアーム 9 ディスク装着金具 10 支持材 11 スターホイール仕切り部材 12 スターホイール 12a 爪部 12b 爪部 12c 爪部 12d 爪部 13 ディスク挟持用ローラ 14 支持材 15 押えローラ軸 16a 筒体 16b 押えローラ 17 オルゴール弁本体 17a オルゴール弁 21 ストップスイッチ 21a 筺体 21b スイッチ杆 25 モニタースイッチ 26 正時接点スイッチ 27 鳴り止めスイッチ 28 光検出素子 50 オルゴール制御回路部 51 起動スイッチ群回路 52 スタートパルス回路 52a 第1ノアゲート 52b コンデンサ 52c 抵抗 52d ダイオード 52e 電源部 52f 第2ノアゲート 53 ストップパルス回路 53a 第1ノアゲート 53b 第2ノアゲート 53c 第1コンデンサ 53d 第1プルアップ抵抗 53e 第3ノアゲート 53f 第2コンデンサ 53g 第1プルアップ抵抗 54 方向指示回路 54a 第1ノアゲート 54b 第2ノアゲート 54c 第3ノアゲート 54d トランジスタ 55 モータ駆動回路 55a 正転用トランジスタスイッチ 55b 正転用トランジスタスイッチ 55c 逆転用トランジスタスイッチ 55d 逆転用トランジスタスイッチ 61 ウォームギア 62 軸 62a 第1歯車 62b 第2歯車 63a 第3歯車 63b 第4歯車 64a 歯車 64b ディスク押接回転体 81 基部 82 先端部 82a 挿入穴部 91 突起 91a 溝部 M モータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意位置に演奏穴を有するディスクをモ
    ータにより回転させるとともに、該演奏穴に案内されて
    回転するスターホイールによりオルゴール弁を弾いてメ
    ロディを奏でるディスクオルゴールにおいて、前記モータを正逆回転させる制御回路と、前記ディスク
    による演奏を終了する信号を送出する手段と、を備え、 前記制御回路は、電源投入時並びに前記ディスクによる
    演奏を終了する信号検出時のそれぞれにおいて前記モー
    タを所定時間逆回転させるものであること を特徴とする
    ディスクオルゴール。
  2. 【請求項2】 任意位置に演奏穴を有するディスクをモ
    ータにより回転させるとともに、該演奏穴に案内されて
    回転するスターホイールによりオルゴール弁を弾いてメ
    ロディを奏でるディスクオルゴールにおいて、 トリガ信号を出力するスタートパルス回路と、前記モー
    タを所定時間逆回転させるパルスを出力するストップパ
    ルス回路と、前記トリガ信号により前記ストップパルス
    回路からのパルス信号が発生するまで正回転し、該パル
    ス信号により前記モータを所定時間逆回転させる方向指
    示回路と、を設けたことを特徴とする ディスクオルゴー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記トリガ信号は所定時間出力されるも
    のとし、前記ディスクの所定位置又はディスクが装着さ
    れていないときに、検出信号を出力するストップスイッ
    チを設け、更に、前記トリガ信号の停止時に前記検出信
    号が発生しているときには、前記パルスを出力するスト
    ップパルス回路としたことを特徴とする請求項2記載の
    ディスクオルゴール。
  4. 【請求項4】 前記ストップパルス回路は、所定位置を
    検出した信号の発生から所定時間の遅延後に前記パルス
    を出力することを特徴とする請求項2又は3記載のディ
    スクオルゴール。
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