JP2973809B2 - 山形鋼の製造方法 - Google Patents

山形鋼の製造方法

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JP2973809B2
JP2973809B2 JP34246793A JP34246793A JP2973809B2 JP 2973809 B2 JP2973809 B2 JP 2973809B2 JP 34246793 A JP34246793 A JP 34246793A JP 34246793 A JP34246793 A JP 34246793A JP 2973809 B2 JP2973809 B2 JP 2973809B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/09L-sections

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,肌荒れがなく,かつ大
形状の製品を容易に製造することができる山形鋼の製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】山形鋼は,建築物等における構造材料とし
て多用されている。一般に普通鋼など,成形容易な圧延
素材を用いて山形鋼を製造する場合には,圧延ロールを
用いて圧延成形されている。しかしながら,圧延素材と
して例えばSUS304等のオーステナイト系ステンレ
ス鋼を用いる場合には,その変形能が低いために,変形
抵抗が大きい。
【0003】そこで,従来は,所定の孔型を形成した複
数組の圧延ロールを用いて,粗圧延を行ない,その後所
望形状の山形鋼に製造している。即ち,この方法は,ま
ず図15A〜Gに示すごとく,ビレット等の圧延素材9
を用い,これを図15B〜Gに符号91〜96で示す断
面形状に,順次,熱間で圧延加工する。次いで,最終的
に,図15Hに示すごとく直角状の山形鋼90(図1
6)に成形する。即ち,図16に示すごとく,上記従来
法により得られた山形鋼90は,一辺部902と他辺部
903とからなる2つの辺部と,両辺部が互いに当接す
る頂角部901を有している。これらの成形は,通常2
0パス程度である。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来法に
は,次の問題がある。即ち,上記従来法で得られた山形
鋼90は,図16に示すごとく,両辺部902,903
の下方のコバ部905には,その内面,外面に肌荒れ9
9が発生している。
【0005】この肌荒れ99は,山形鋼90の長手方向
に線状に形成されている。肌荒れ99の発生原因は,上
記図15に示すごとく,多数の圧延ロールで,順次山形
鋼に成形していく過程において,各工程における圧延ロ
ールの周速が,頂角部901とコバ部905において,
大きく異なることによる。即ち,上記周速は頂角部90
1の成形部分では小さく,コバ部905の成形部分では
大きい。そのため,周速差が異なる成形を,上記のごと
く20パスも行なう毎に肌荒れが発生し,これによって
上記コバ部905に多数の肌荒れが発生する。
【0006】そして,上記周速は,山形鋼の形状に近づ
くにつれて一層大きくなり,後方の工程では肌荒れの発
生が特に多くなる。また,上記肌荒れは,小形状の山形
鋼の場合には,比較的少ない。しかし,例えば1つの辺
部が100mmの大形状の山形鋼の場合には,上記周速
差が一層大きくなるため,肌荒れは非常に大きく発生す
る。
【0007】また,大形状の山形鋼の場合には,上記図
15に示した圧延成形において,圧延素材を急激に変形
できないため,多くの圧延ロール(例えば25パス)が
必要となり,設備が大形化する。本発明は上記従来の問
題点に鑑み,肌荒れの発生がなく,大形状の山形鋼を容
易に製造することができる,山形鋼の製造方法を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,圧延素材を圧延成形し
て,一辺部と他辺部の2つの辺部からなると共に,両辺
部が互いに当接する外側に頂角部を有する山形鋼を製造
する方法であって,上記圧延素材を熱間圧延加工によ
り,上記頂角部を有する平山状の中間材に加工する中間
工程と,上記中間材における長手方向の先端部を山形状
に成形して,山形状先端部を有する予備成形部材に加工
する先端成形工程と,上ロールと下ロールとからなる二
方向圧延成形ロール装置を用いて,上記上ロールと下ロ
ールとの間に上記予備成形部材における上記山形状先端
部を挿入して該予備成形部材を1回のみ加工する1パス
法により,圧延成形する最終加工工程とよりなることを
特徴とする山形鋼の製造方法にある。
【0009】本発明において最も注目すべき点は,圧延
素材を上記頂角部を有する平山状の中間材に成形する中
間工程と,中間材の長手方向の先端部のみを山形状に加
工して山形状先端部を有する上記予備成形部材に加工す
る先端成形工程と,該予備成形部材を二方向圧延成形ロ
ール装置を用いて1回のみ加工する1パス法により山形
鋼を成形する最終加工工程とよりなることである。
【0010】まず,上記中間材においては,圧延素材を
熱間圧延加工により平山状の中間材に加工する。この中
間材は,得ようとする山形鋼の頂角部と略同形状の頂角
部を有している。例えば,山形鋼の頂角部が,直角(9
0度)又は120度であれば,中間材の頂角部も同様に
約直角又は約120度である。即ち,中間材において
は,まず上記頂角部を形成しておくと共に,該頂角部か
ら左右へ伸びる一辺部及び他辺部の2つの辺部を平山状
に成形しておく。
【0011】この平山状の形状としては,頂角部と該頂
角部から左右へ同一平面状に伸びる一辺部及び他辺部か
らなるもの,或いは頂角部から左右へ直線状或いは曲線
状に鈍角山形状に伸びる一辺部及び他辺部からなるもの
などがある。
【0012】即ち,上記中間材としては,得ようとする
山形鋼と同形状の頂角部と,該頂角部から両側へ伸び一
辺部と他辺部とを有し,また一辺部と他辺部とは同一平
面状にあり,かつ上記頂角部の反対側には凹部を有する
ものがある(図3)。この場合には,頂角部と両辺部と
の間の,成形ロールの周速差が極く少ないため,肌荒れ
の発生がない。また,上記凹部を有するので山形鋼への
成形が容易である。
【0013】また,他の中間材としては,得ようとする
山形鋼と同形状の頂角部と,該頂角部から両側へ伸びる
一辺部と他辺部とを有し,該一辺部と他辺部とは鈍角山
形状に向かい合っているものもある(図13,図1
4)。この場合には,両辺部が鈍角を形成しているの
で,最終加工工程の加工が容易である。
【0014】また,上記予備成形部材における先端部
は,図5に示すごとく,上記中間部材における長手方向
の先端部である。そして,先端成形工程においては,同
図に示すごとく,先端部のみをプレス加工等により山形
状先端部に加工する。この山形状先端部の形状は,得よ
うとする山形鋼と同形状を有することが好ましい。この
場合には,最終加工工程における,当初の加工が一層容
易である。上記最終加工工程は,冷間加工又は温間加工
により行なうことが好ましい。この場合には,省熱エネ
ルギーを図ることができる。上記冷間加工とは,熱を加
えることなく加工することをいう。温間加工は,300
〜700℃における加工をいう。
【0015】また,最終加工工程は,800℃〜120
0℃の熱間加工により行なうこともできる。この場合に
は,中間工程において熱間圧延加工され,高温状態にあ
る中間材を,連続して成形する。そのため,予備成形部
材における加工及び最終加工工程の加工が容易であり,
省熱エネルギーを図ることもできる。
【0016】また,上記最終加工工程において,山形鋼
の厚みは,中間材の厚みよりも1.0〜3.0%減少さ
せることが好ましい。1.0%未満の場合には,最終加
工工程において圧延成形が充分でなく,辺が波状になり
やすい。一方,3.0%を越えると圧延度合が多すぎ,
長手方向に曲がりを生じるおそれがある。
【0017】上記圧延素材は,塑性変形可能な金属,例
えばステンレス鋼,耐熱鋼,構造用鋼,普通鋼などの金
属材料を用いる。特にステンレス鋼,耐熱鋼の場合は変
形能が低いので,本発明の効果が一層発揮される。本発
明において得られる山形鋼としては,一辺部と他辺部と
が直角状に当接しているものがある。
【0018】また,上記山形鋼は一辺部と他辺部とが鈍
角状に当接しているものがある。また,本発明の製造方
法は,二等辺山形鋼,不等辺山形鋼のいずれの製造にも
適用できる。また,本発明の製造方法は,一辺部と他辺
部の厚さが同じものあるいは異なるいずれの製造にも適
用できる。
【0019】
【作用及び効果】本発明においては,圧延素材を上記中
間工程,先端成形工程,最終加工工程の順に成形し,山
形鋼を製造する。そして,まず上記中間工程において
は,頂角部を有する平山状の中間材を熱間圧延加工によ
り成形する。そのため,中間工程における加工形状は,
平山状までであり,頂角部と両辺部とを成形する成形ロ
ールの周速差は,従来例の場合に比較して非常に少な
い。それ故,大きい形状の場合でも肌荒れの発生が殆ど
ない。
【0020】また,上記中間材は,最終加工工程の二方
向圧延成形ロール装置に送入する前に,先端成形工程に
おいてその長手方向の先端部を山形状に成形しておく。
そのため,中間材を,二方向圧延成形ロール装置の成形
空間部に容易に挿入することができ,最終加工工程の圧
延成形が容易となる。
【0021】また,最終加工工程においては,上ロール
により中間材の頂角部及び両辺部の上面を,下ロールに
より中間材の両辺部の下面を押圧して圧延成形する。こ
こでは,両辺部が所望する山形鋼の形状に圧延成形され
ると共に,圧延によって両辺部の厚みが若干減少させら
れる。そして,最終加工工程では,二方向圧延成形ロー
ル装置により1回のみ加工する1パス法を用いて圧延成
形している。そのため,山形鋼のコバ部に肌荒れを生ず
ることがない。したがって,本発明によれば,肌荒れの
発生がなく,大形状の山形鋼を容易に製造することがで
きる,山形鋼の製造方法を提供することができる。
【0022】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる山形鋼の製造方法につき,図1
〜図10を用いて説明する。本例において製造しようと
する山形鋼は,図8に示すごとく,一辺部102及び他
辺部103の2つの辺部からなると共に,両辺部が互い
に当接する直角状の頂角部101を有する,直角状の山
形鋼10である。
【0023】上記山形鋼10を製造するに当たっては,
図1,図2に示すごとく,圧延素材を中間材1に加工す
る中間工程と,図5に示すごとく,中間材1の長手方向
先端部17を山形状に成形して,山形状先端部を有す
予備成形部材170に加工する先端成形工程と,図
6,図7に示すごとく,予備成形部材17を1パス法に
より,二方向圧延成形ロール装置3を用いて山形鋼に圧
延成形する最終加工工程とを行なう。以下これを説明す
る。
【0024】まず,中間工程においては,図3,図4に
示すごとく,中央部に頂角部11を有し,左右に一辺部
12,他辺部13を有し,また頂角部11の反対側(下
面)に弧状凹部14を有する平山状の中間材1を熱間圧
延加工により成形する。上記一辺部12,他辺部13は
同じ大きさを有し,また同一平面状にある。上記熱間圧
延加工に当たっては,図1に示すごとく,上ロール21
1〜219及び下ロール221〜229の一対の圧延ロ
ール2を用いる。
【0025】例えば,図2に示すごとく,中間工程の最
終,即ち中間材の最終形状に成形するための上ロール2
19は,中間材1の上面の頂角部11,及び両辺部1
2,13の上面を圧延成形する。一方,下ロール229
は,中間材1の下面の上記弧状凹部14及び両辺部1
2,13の下面を成形する。上記圧延素材は,断面が四
角形のビレットであり,これを上記上,下の圧延ロール
により,順次中間材1に成形いく。
【0026】次に,先端成形工程においては,図5に示
すごとく,中間材1の長手方向における先端部17を,
山形状に成形して山形状先端部を有する予備成形部材1
70に加工する。この加工は,プレス加工により行な
う。次に,最終加工工程においては,図6,図7に示す
ごとく,上ロール31と下ロール32とからなる二方向
圧延成形ロール装置3を用いる。そして,この装置3に
対して,上記予備成形部材170の山形状先端部を挿入
し,中間材1を順次,所望する山形鋼10に,1回のみ
加工する1パス法により圧延成形する。
【0027】図6,図7に示すごとく,上記上ロール3
1は,頂角部11の上面と,両辺部102,103の上
面を直角状に成形する加工面311を有する。また,下
ロール32は,頂角部11の下面と両辺部102,10
3の下面を直角状に成形する加工面321を有する。
【0028】これにより,図8,図9に示すごとく,両
辺部102と103とによって形成される角度αが直角
状の,山形鋼10を製造する。なお,上記製造法におい
ては,図10に示すごとく,両辺部182,183が角
度βを有する鈍角状の山形鋼18を製造することもでき
る。この場合には,中間工程において,鈍角βの頂角部
181を有する中間材を熱間圧延加工しておく。
【0029】本例においては,中間工程において,平山
状の中間材を熱間圧延加工している。そのため,熱間圧
延加工は平山状の形状まで行なえば良い。それ故,成形
ロールにおける周速差は,従来例に比較して非常に少な
い。従って,肌荒れの発生が殆どない。また,最終加工
工程に先立って中間材1の先端部17を山形状に成形し
ておくので,最終加工工程の二方向圧延成形ロール装置
3に対して,中間材4を容易に挿入できる。また,その
ため,成形当初の加工を円滑に行なうことができる。
【0030】また,最終加工工程においては,二方向圧
延成形ロール装置3を用いて,その上ロールと下ロール
とによって,中間材の頂角部及び両辺部を押圧して,1
パス法により所望形状の山形鋼に圧延成形している。ま
た,この圧延成形の際には,両辺部の厚みを若干減少さ
せている。それ故,山形鋼10のコバ部に肌荒れを生ず
ることがない。したがって,本例によれば,肌荒れの発
生がなく,大形状の山形鋼を容易に製造することができ
る。
【0031】実施例2 本例は,図11及び図12に示すごとく,不等辺の直角
状山形鋼(図12)を製造する方法を示す。本例におい
ては,中間工程において,図11に示すごとく,頂角部
41と一辺部42と他辺部43とよりなる中間材4を熱
間圧延加工により成形する。上記頂角部41の下面には
弧状凹部410を有する。また,一辺部42に比較し
て,他辺部43の長さは短い。
【0032】その他は,実施例1と同様にして,中間工
程,先端成形工程及び最終加工工程を行ない,図12に
示す不等辺直角山形鋼40を製造する。本例において
も,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0033】実施例3 本例は,図13,図14に示すごとく,実施例1とは異
なる形状の中間材16,又は45を用いた山形鋼の製造
方法を示すものである。図13に示す中間材16は,頂
角部161と一辺部162,他辺部163からなる。頂
角部161は直角状である。一辺部162,他辺部16
3は,頂角部161から,互いに鈍角状をなして,左右
に伸びている。また,両辺部162,163は,若干曲
線状をなしており,また互いに等しい長さである。
【0034】一方,図14に示す中間材45は,頂角部
451と,曲線状の一辺部452と他辺部453とから
なる。頂角部451は,直角状をなしており,両辺部4
52,453は鈍角状をなしている。他辺部453は,
一辺部452よりも短い。その他は,実施例1と同様で
ある。本例において,中間材16を用いた場合には,等
辺山形鋼(図8)が,中間材45を用いた場合は不等辺
山形鋼(図12)が得られる。本例においても,実施例
1と同様の効果を得ることができる。
【0035】実施例4 本例においては,実施例1に示した山形鋼の製造方法の
具体例を示す。本例において,圧延素材は,ステンレス
鋼のSUS304を用いた。この圧延素材は,断面が1
60mm×160mmのビレットである。この圧延素材
は,圧延ロールを用いて,10パスの熱間圧延加工を行
ない,図3,図4に示す中間材1を成形した。
【0036】図4に示すごとく,該中間材1における両
辺部12,13の各長さLは150mm,厚みHは1
5.2mm,頂角部11の高さTは30mm,頂角部の
長さKは40mmであった。上記中間工程における熱間
圧延加工は,約900℃で行なった。次に,先端成形工
程においては,プレス機により,先端部を略直角状に成
形し,予備成形部材を作製した。
【0037】次に,二方向圧延成形ロール装置において
は,上ロール及び下ロールを回転数5.0rpmで回転
させ,冷間加工により中間材を圧延成形した。これによ
り,両辺部12,13の各厚みが15mmで,頂角部1
1の頂点から辺部12,13の各端面までの長さが15
0mmの直角状の山形鋼を得た。該山形鋼のコバ部に
は,殆ど肌荒れが見られなかった。また,上記より辺部
の厚みは,中間材の場合(100%)に比較して,1.
3%減少していることが分かる。
【0038】実施例5 本例においては,二方向圧延成形ロール装置による最終
加工工程を,約950℃の熱間加工により行なった。こ
の熱間加工は,熱間圧延加工において成形された中間材
1を,熱間のまま先端成形工程に移し,更に続いて最終
加工工程へ移す,連続加工により行なった。その他は,
実施例4と同様である。本例においても,実施例4と同
様の効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,中間工程の説明図。
【図2】実施例1における,中間材成形用の成形ロール
の説明図。
【図3】実施例1における,中間材の斜視図。
【図4】実施例1における,中間材の寸法説明図。
【図5】実施例1における,予備成形部材の斜視図。
【図6】実施例1における,最終加工工程の斜視図。
【図7】実施例1における,二方向圧延成形ロール装置
の正面図。
【図8】実施例1における,山形鋼の斜視図。
【図9】実施例1における,山形鋼の説明図。
【図10】実施例1における,他の山形鋼の説明図。
【図11】実施例2における,中間材の斜視図。
【図12】実施例2における,不等辺山形鋼の正面図。
【図13】実施例3における,中間材の正面図。
【図14】実施例3における,他の中間材の正面図。
【図15】従来例の山形鋼の製造工程説明図。
【図16】従来例の山形鋼の問題点を示す説明図。
【符号の説明】
1...中間材, 10...山形鋼, 11,101...頂角部, 12,102...一辺部, 13,103...他辺部, 17...先端部, 19...圧延素材, 2...圧延ロール, 3...二方向圧延成形ロール装置, 40...不等辺山形鋼,

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延素材を圧延成形して,一辺部と他辺
    部の2つの辺部からなると共に,両辺部が互いに当接す
    る外側に頂角部を有する山形鋼を製造する方法であっ
    て, 上記圧延素材を熱間圧延加工により,上記頂角部を有す
    る平山状の中間材に加工する中間工程と, 上記中間材における長手方向の先端部を山形状に成形し
    て,山形状先端部を有する予備成形部材に加工する先端
    成形工程と, 上ロールと下ロールとからなる二方向圧延成形ロール装
    置を用いて,上記上ロールと下ロールとの間に上記予備
    成形部材における上記山形状先端部を挿入して該予備成
    形部材を1回のみ加工する1パス法により,圧延成形す
    る最終加工工程とよりなることを特徴とする山形鋼の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記中間材は,得よ
    うとする山形鋼と同形状の頂角部と,該頂角部から両側
    へ伸びる一辺部と他辺部とを有し,また一辺部と他辺部
    とは同一平面状にあり,かつ上記頂角部の反対側には凹
    部を有することを特徴とする山形鋼の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記中間材は,得よ
    うとする山形鋼と同形状の頂角部と,該頂角部から両側
    へ伸びる一辺部と他辺部とを有し,該一辺部と他辺部と
    は鈍角山形状に向かい合っていることを特徴とする山形
    鋼の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において,上記予備
    成形部材における先端部は,得ようとする山形鋼と略同
    形状を有することを特徴とする山形鋼の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3又は4において,上記最終
    加工工程は冷間加工又は温間加工により行なうことを特
    徴とする山形鋼の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3又は4において,上記最終
    加工工程は熱間加工により行なうことを特徴とする山形
    鋼の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5又は6において,上記最終
    加工工程において,山形鋼の厚みは,中間材の厚みより
    も1.0〜3.0%減少させることを特徴とする山形鋼
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6又は7において,上記山形
    鋼は一辺部と他辺部とが直角状に当接していることを特
    徴とする山形鋼の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6又は7において,上記山形
    鋼は一辺部と他辺部とが鈍角状に当接していることを特
    徴とする山形鋼の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8又は9において,上記山
    形鋼はその一辺部と他辺部とが同じ長さの等辺山形鋼で
    あることを特徴とする山形鋼の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8又は9において,上記山
    形鋼はその一辺部と他辺部とが異なる長さの不等辺山形
    鋼であることを特徴とする山形鋼の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9又は10において,上記
    山形鋼は両辺部が同じ厚さの等辺山形鋼であることを特
    徴とする山形鋼の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜9又は11において,上記
    山形鋼は両辺部が同じ厚さの不等辺山形鋼であることを
    特徴とする山形鋼の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜9又は10において,上記
    山形鋼は両辺部が異なる厚さの等辺山形鋼であることを
    特徴とする山形鋼の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜9又は11において,上記
    山形鋼は両辺部が異なる厚さの不等辺山形鋼であること
    を特徴とする山形鋼の製造方法。
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