JP2973210B2 - 車両用リターディング装置 - Google Patents
車両用リターディング装置Info
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- JP2973210B2 JP2973210B2 JP1306609A JP30660989A JP2973210B2 JP 2973210 B2 JP2973210 B2 JP 2973210B2 JP 1306609 A JP1306609 A JP 1306609A JP 30660989 A JP30660989 A JP 30660989A JP 2973210 B2 JP2973210 B2 JP 2973210B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) エンジンや動力伝達系に取り付られたリターダによ
り,車輪側からの逆駆動力を吸収して車両の制動作用を
行わせるリターディング制御装置に関する。
り,車輪側からの逆駆動力を吸収して車両の制動作用を
行わせるリターディング制御装置に関する。
(従来の技術) 第5図は,従来の排気ブレーキによるリターディング
制御装置のリターダ制御回路を示しており,トヨタ新車
解説書,トヨエース(1985−8),ダイナ(1980−9)
に記載されている。図中,Aはエキゾーストブレーキコン
ピュータ,Bはフューエルコントロールリレー,Cはフュー
エルコントロールモータであり,また31はスタータモー
タ,32はイグニッションスイッチ,33はニュートラルスイ
ッチ,34はサブスタータスイッチ,35はメインスイッチ,3
6はアクセルスイッチ,37はクラッチスイッチ,38はエキ
ゾーストブレーキインジケータランプ,39はオイルラン
プ,40はオイルプレッシャスイッチ,41はエシゾーストブ
レーキソレノイド,42はスピードセンサ,43は低速キャン
セル回路であり,またフューエルコントロールモータC
のうち,Xが燃料増の位置,Yがドライブの位置,Zが停止位
置を示している。
制御装置のリターダ制御回路を示しており,トヨタ新車
解説書,トヨエース(1985−8),ダイナ(1980−9)
に記載されている。図中,Aはエキゾーストブレーキコン
ピュータ,Bはフューエルコントロールリレー,Cはフュー
エルコントロールモータであり,また31はスタータモー
タ,32はイグニッションスイッチ,33はニュートラルスイ
ッチ,34はサブスタータスイッチ,35はメインスイッチ,3
6はアクセルスイッチ,37はクラッチスイッチ,38はエキ
ゾーストブレーキインジケータランプ,39はオイルラン
プ,40はオイルプレッシャスイッチ,41はエシゾーストブ
レーキソレノイド,42はスピードセンサ,43は低速キャン
セル回路であり,またフューエルコントロールモータC
のうち,Xが燃料増の位置,Yがドライブの位置,Zが停止位
置を示している。
そしてリターダ制御は,図示しない排気ブレーキ弁を
開閉制御することによって行われる。このリターダの作
動条件は下記の通りである。すなわち, (1)アクセルペダルから足が離れる, (2)クラッチペダルから足が離れる, (3)車速が15km/h以上になる, (4)ニュートラルスイッチ33がオフになる, (5)メインスイッチ35がオンする, の全ての条件が満されたとき排気ブレーキ弁が閉じら
れ,エンジンのポンプ作用により車両に制動力が働く。
開閉制御することによって行われる。このリターダの作
動条件は下記の通りである。すなわち, (1)アクセルペダルから足が離れる, (2)クラッチペダルから足が離れる, (3)車速が15km/h以上になる, (4)ニュートラルスイッチ33がオフになる, (5)メインスイッチ35がオンする, の全ての条件が満されたとき排気ブレーキ弁が閉じら
れ,エンジンのポンプ作用により車両に制動力が働く。
また,リターダの解除条件は, (6)車速が10km/h以下になった時, (7)上記作動条件の(1),(2),(4),(5)
の何れかが満されなくなったとき, の何れかの時である。
の何れかが満されなくなったとき, の何れかの時である。
(発明が解決しようとする課題) しかし,上記のような従来の車両用リターディング装
置は,前述のリターダ作用条件(1)〜(5)が満足さ
れると自動的に作動してしまうので,運転者が予期しな
いときに排気ブレーキが作動したりして運転者の意思を
十分に反映しておらず,十分なものとは言えなかった。
そして,このような不意の排気ブレーキの作動を防止す
るためには,運転者が手動切替スイッチ等の操作をしな
ければならなかったため,運転上操作が煩雑であった。
置は,前述のリターダ作用条件(1)〜(5)が満足さ
れると自動的に作動してしまうので,運転者が予期しな
いときに排気ブレーキが作動したりして運転者の意思を
十分に反映しておらず,十分なものとは言えなかった。
そして,このような不意の排気ブレーキの作動を防止す
るためには,運転者が手動切替スイッチ等の操作をしな
ければならなかったため,運転上操作が煩雑であった。
この発明は,上記のような従来の車両用リターディン
グ装置の有していた欠点を解消するために為されたもの
である。さなわち,この発明は,運転者の意思と車両の
走行状態に応じて適宜リターディング装置の制御を行う
ことが出来,しかも運転者を煩わしいスイッチ操作等か
ら解放し,安全運転を可能にする車両用リターディング
装置を提供することを目的とする。
グ装置の有していた欠点を解消するために為されたもの
である。さなわち,この発明は,運転者の意思と車両の
走行状態に応じて適宜リターディング装置の制御を行う
ことが出来,しかも運転者を煩わしいスイッチ操作等か
ら解放し,安全運転を可能にする車両用リターディング
装置を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) この発明は、上記目的を達成するために、車輪側から
の逆駆動力を吸収して車両の制御作用を行わせる車両用
リターディング装置において、車両の駆動系に取り付け
られたリターダと、操作意志を反映する機関出力(例え
ばスロットル開度)を検出する機関出力検出手段と、こ
の機関出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力減
少速度(例えばスロットル戻し速度)を演算しこの機関
出力減少速度に対応したリターディング信号をリターダ
に出力する第1リターディング信号出力手段と、を有
し、前記第1リターディング信号出力手段が特性の異な
る複数のリターディング信号出力用演算器と、前記機関
出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力に対応し
て複数のリターディング信号出力用演算器を切り換える
第1切替手段と、を備え、さらに、前記第1リターディ
ング信号出力手段は、機関出力減少速度が大のときは大
きなリターダ作用が行われるように前記リターディング
信号を前記リターダに出力し、機関出力減少速度が小の
ときは小さなリターダ作用が行われるように前記リター
ディング信号を前記リターダに出力するよう構成された
ことを特徴とする車両用リターディング装置を提供す
る。
の逆駆動力を吸収して車両の制御作用を行わせる車両用
リターディング装置において、車両の駆動系に取り付け
られたリターダと、操作意志を反映する機関出力(例え
ばスロットル開度)を検出する機関出力検出手段と、こ
の機関出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力減
少速度(例えばスロットル戻し速度)を演算しこの機関
出力減少速度に対応したリターディング信号をリターダ
に出力する第1リターディング信号出力手段と、を有
し、前記第1リターディング信号出力手段が特性の異な
る複数のリターディング信号出力用演算器と、前記機関
出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力に対応し
て複数のリターディング信号出力用演算器を切り換える
第1切替手段と、を備え、さらに、前記第1リターディ
ング信号出力手段は、機関出力減少速度が大のときは大
きなリターダ作用が行われるように前記リターディング
信号を前記リターダに出力し、機関出力減少速度が小の
ときは小さなリターダ作用が行われるように前記リター
ディング信号を前記リターダに出力するよう構成された
ことを特徴とする車両用リターディング装置を提供す
る。
また、この発明は、ブレーキ作動検出手段と、このブ
レーキ作動検出手段からの検出信号に基づいてブレーキ
作動に対応するリターディング信号を前記リターダに出
力する第2リターディング信号出力手段と、このブレー
キ作動検出手段がブレーキの作動を検出したとき前記リ
ターダとの接続を前記第1リターディング信号出力手段
からこの第2リターディング信号出力手段に切り替える
切替手段と、を有することを特徴とする車両用リターデ
ィング装置を提供する。
レーキ作動検出手段からの検出信号に基づいてブレーキ
作動に対応するリターディング信号を前記リターダに出
力する第2リターディング信号出力手段と、このブレー
キ作動検出手段がブレーキの作動を検出したとき前記リ
ターダとの接続を前記第1リターディング信号出力手段
からこの第2リターディング信号出力手段に切り替える
切替手段と、を有することを特徴とする車両用リターデ
ィング装置を提供する。
(作用) 上記本発明に係る車両用リターディング装置は,機関
出力検出手段からの機関出力検出信号に基づいて第1リ
ターディング信号出力手段がリターダにリターディング
信号を出力し,機関出力に対応した制動力を作動させ
る。
出力検出手段からの機関出力検出信号に基づいて第1リ
ターディング信号出力手段がリターダにリターディング
信号を出力し,機関出力に対応した制動力を作動させ
る。
そして車両用リターディング装置が複数のリターディ
ング信号出力用演算器とその切替手段を有しているとき
には,さらに一層機関出力に対応した適切なリターディ
ング制御が行われる。
ング信号出力用演算器とその切替手段を有しているとき
には,さらに一層機関出力に対応した適切なリターディ
ング制御が行われる。
またブレーキ作動検出手段を備えているときには,こ
の検出手段からの検出信号(例えばブレーキ圧)によっ
て第1リターディング信号出力手段からのリターディン
グ信号をカットするとともに,第2リターディング信号
出力手段がリターディング信号をリターダに出力し,ブ
レーキの作動状態に対応した適切なリターディング制御
が行われる。
の検出手段からの検出信号(例えばブレーキ圧)によっ
て第1リターディング信号出力手段からのリターディン
グ信号をカットするとともに,第2リターディング信号
出力手段がリターディング信号をリターダに出力し,ブ
レーキの作動状態に対応した適切なリターディング制御
が行われる。
(実施例) 以下,この発明を,図面に示す実施例に基づいてさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
第1図はエンジン排気ブレーキの制御系を示すもので
あり,1はエンジン,2は速度計,3は燃料噴射装置,4はシフ
トレバー,5はスロットルペダル,6はエキゾーストブレー
キソレノイド,7は排気ブレーキ,8は排気ブレーキ弁,9は
マフラ,10は排気管をそれぞれ示している。排気ブレー
キ7はマフラ9とエンジン1を結ぶ排気管10の途中に取
付けられている。各装置の作動状況は,電気信号に変換
されてCpuに入力されるようになっている。Cpuは,シフ
トレバー4が前進段で,スロットルペダル5の開度がゼ
ロの状態で,かつ車速15km/h以上の状態で,排気ブレー
キ7を作用させるとともに燃料をカットするように設定
されている。この場合,排気を絞る排気ブレーキ弁8は
ON−OFF制御されるようになっている。そして,排気管1
0内の圧力は,排気ブレーキ7の作動時には,第2図の
曲線Aで示される変化となる。また,排気ブレーキ7の
非作動時には,第2図の曲線Bで示される圧力変化をす
る。
あり,1はエンジン,2は速度計,3は燃料噴射装置,4はシフ
トレバー,5はスロットルペダル,6はエキゾーストブレー
キソレノイド,7は排気ブレーキ,8は排気ブレーキ弁,9は
マフラ,10は排気管をそれぞれ示している。排気ブレー
キ7はマフラ9とエンジン1を結ぶ排気管10の途中に取
付けられている。各装置の作動状況は,電気信号に変換
されてCpuに入力されるようになっている。Cpuは,シフ
トレバー4が前進段で,スロットルペダル5の開度がゼ
ロの状態で,かつ車速15km/h以上の状態で,排気ブレー
キ7を作用させるとともに燃料をカットするように設定
されている。この場合,排気を絞る排気ブレーキ弁8は
ON−OFF制御されるようになっている。そして,排気管1
0内の圧力は,排気ブレーキ7の作動時には,第2図の
曲線Aで示される変化となる。また,排気ブレーキ7の
非作動時には,第2図の曲線Bで示される圧力変化をす
る。
第3図は,エンジンの排気ブレーキ7をON−OFF制御
ではなく,スロットルペダル5の開度,およびその戻し
速度等に応じて排気ブレーキ弁8(第1図参照)の開度
を制御する回路を示している。
ではなく,スロットルペダル5の開度,およびその戻し
速度等に応じて排気ブレーキ弁8(第1図参照)の開度
を制御する回路を示している。
すなわち,第3図において,スロットル開度センサ11
からのスロットル開度信号をスロットルペダル速度演
算器12が判別して,スロットルペダル5の戻し速度信号
θ(スロットルペダルの速度)を排気ブレーキ弁制御演
算器13および14(リターディング信号出力用演算器)に
出力する。この排気ブレーキ弁制御演算器13,14は,各
々スロットルペダル5の戻し速度信号に対応した排気
ブレーキ弁8への開度指示信号αを出力する。
からのスロットル開度信号をスロットルペダル速度演
算器12が判別して,スロットルペダル5の戻し速度信号
θ(スロットルペダルの速度)を排気ブレーキ弁制御演
算器13および14(リターディング信号出力用演算器)に
出力する。この排気ブレーキ弁制御演算器13,14は,各
々スロットルペダル5の戻し速度信号に対応した排気
ブレーキ弁8への開度指示信号αを出力する。
ここで,この2つの排気ブレーキ弁制御演算器13およ
び14は,戻し速度信号に対する変換率が異なってお
り,演算器13の方が大きくなるよう設定されている。
び14は,戻し速度信号に対する変換率が異なってお
り,演算器13の方が大きくなるよう設定されている。
また,比較器15にも前記スロットル開度センサ11から
のスロットル開度信号θが入力されて,スロットルペダ
ル5の開度が所定値以上になると信号を出力して,スイ
ッチ16をオンにスイッチ17をオフにそれぞれ切替える。
スロットルペダル5の開度が所定値未満のときには,ス
イッチ16はオフ,スイッチ17はオンの状態になってい
る。図面は,スロットルペダル5の開度θが所定値以下
でスイッチ16,17の切替えが行われていない状態を示
し,この状態では排気ブレーキ弁制御演算器14からの信
号が,後述するスイッチ20がオンしていることを条件と
して,排気ブレーキ弁8を開閉するアクチュエータ22に
入力され,このアクチュエータ22が排気ブレーキ弁8が
所定の開度となるように制御する。
のスロットル開度信号θが入力されて,スロットルペダ
ル5の開度が所定値以上になると信号を出力して,スイ
ッチ16をオンにスイッチ17をオフにそれぞれ切替える。
スロットルペダル5の開度が所定値未満のときには,ス
イッチ16はオフ,スイッチ17はオンの状態になってい
る。図面は,スロットルペダル5の開度θが所定値以下
でスイッチ16,17の切替えが行われていない状態を示
し,この状態では排気ブレーキ弁制御演算器14からの信
号が,後述するスイッチ20がオンしていることを条件と
して,排気ブレーキ弁8を開閉するアクチュエータ22に
入力され,このアクチュエータ22が排気ブレーキ弁8が
所定の開度となるように制御する。
スロットルペダル5の開度θが所定値以上になると,
スイッチ16,17が図面下方に切り替えられてスイッチ16
がオン,スイッチ17がオフされ,今度は排気ブレーキ弁
制御演算器13からの信号により排気ブレーキ弁8が操作
される。また,ブレーキ圧検出器18からの信号が排気ブ
レーキ弁制御演算器19に入力され,この演算器でブレー
キ圧に対応した排気ブレーキ弁8の開度指示信号αに変
換されて出力される。スイッチ20,21は,ブレーキ圧検
出器18からの信号のON−OFF(信号の有無)によって切
り替えられる。
スイッチ16,17が図面下方に切り替えられてスイッチ16
がオン,スイッチ17がオフされ,今度は排気ブレーキ弁
制御演算器13からの信号により排気ブレーキ弁8が操作
される。また,ブレーキ圧検出器18からの信号が排気ブ
レーキ弁制御演算器19に入力され,この演算器でブレー
キ圧に対応した排気ブレーキ弁8の開度指示信号αに変
換されて出力される。スイッチ20,21は,ブレーキ圧検
出器18からの信号のON−OFF(信号の有無)によって切
り替えられる。
車両のフットブレーキが踏み込まれると,スイッチ20
がオフ,スイッチ21がオンされて回路が切り替えられ,
排気ブレーキ弁制御演算器13または14からの開度指示信
号αが遮断され,代って排気ブレーキ弁制御演算器19か
らの開度指示信号αがアクチュエータ22に入力されて排
気ブレーキ弁8の弁開度が制御される。
がオフ,スイッチ21がオンされて回路が切り替えられ,
排気ブレーキ弁制御演算器13または14からの開度指示信
号αが遮断され,代って排気ブレーキ弁制御演算器19か
らの開度指示信号αがアクチュエータ22に入力されて排
気ブレーキ弁8の弁開度が制御される。
以上は,本発明にかかるリターディング装置を,排気
ブレーキをリターダとして用いた場合についての説明で
あるが,第4図に示すような自動変速機60内に組み込ま
れた流体式リターダ61を用いている場合であっても良
い。
ブレーキをリターダとして用いた場合についての説明で
あるが,第4図に示すような自動変速機60内に組み込ま
れた流体式リターダ61を用いている場合であっても良
い。
すなわち,第4図において,61は流体式リターダ,62リ
ターダ制御回路,63は変速制御回路,64は車速センサであ
り,第3図のリターディング装置からのリターディング
信号αがリターダ制御回路62に入力され,リターダ制御
回路62が流体式リターダ61への供給圧力または供給流量
を調整し,流体式リターダ61が車輪側からの逆駆動の運
動エネルギを熱エネルギに変換することによってリター
ディング制御を行うものである。なお,図中65はエンジ
ンである。
ターダ制御回路,63は変速制御回路,64は車速センサであ
り,第3図のリターディング装置からのリターディング
信号αがリターダ制御回路62に入力され,リターダ制御
回路62が流体式リターダ61への供給圧力または供給流量
を調整し,流体式リターダ61が車輪側からの逆駆動の運
動エネルギを熱エネルギに変換することによってリター
ディング制御を行うものである。なお,図中65はエンジ
ンである。
上記リターディング装置によれば,排気ブレーキ弁8
の弁開度がスロットル開度θおよびスロットルペダルの
戻し速度に対応して制御されることにより排気ブレー
キが作動され,しかもスロットル開度が所定値以上と以
下とで異なった特性により排気ブレーキ弁8が制御さ
れ,走行状態に対応した排気ブレーキの作動が行われ
る。またフットブレーキ作動時には,スロットル開度θ
によるリターディング制御が遮断され,プレーキ圧Brの
みによるリターディング制御が実行される。
の弁開度がスロットル開度θおよびスロットルペダルの
戻し速度に対応して制御されることにより排気ブレー
キが作動され,しかもスロットル開度が所定値以上と以
下とで異なった特性により排気ブレーキ弁8が制御さ
れ,走行状態に対応した排気ブレーキの作動が行われ
る。またフットブレーキ作動時には,スロットル開度θ
によるリターディング制御が遮断され,プレーキ圧Brの
みによるリターディング制御が実行される。
(発明の効果) 以上のようにこの発明によれば,スロットル開度また
はブレーキの作動状態に対応して適宜リターディング装
置を制御することが出来るので,走行状態に対応した最
適なリターディング制御を行うことが出来,かつ煩わし
いスイッチ操作から運転者を解放することによって安全
運転を可能にする。
はブレーキの作動状態に対応して適宜リターディング装
置を制御することが出来るので,走行状態に対応した最
適なリターディング制御を行うことが出来,かつ煩わし
いスイッチ操作から運転者を解放することによって安全
運転を可能にする。
第1図はエンジン排気ブレーキ制御系を示す制御系統
図,第2図はエンジンの回転数と排気管内の圧力の関係
を示す特性線図,第3図は本発明の排気ブレーキの制御
ブロック図,第4図は本発明の他の実施例を示す構成
図,第5図は従来例を示す電子回路図である。 7……排気ブレーキ、8……排気ブレーキ弁 11……スロットル開度検出器 12……スロットルペダル速度演算器 13,14……排気ブレーキ弁制御演算器 16,17,20,21……スイッチ 18……ブレーキ圧検出器 19……排気ブレーキ弁制御演算器 22……アクチュエータ 61……流体式リターダ、62……リターダ制御回路
図,第2図はエンジンの回転数と排気管内の圧力の関係
を示す特性線図,第3図は本発明の排気ブレーキの制御
ブロック図,第4図は本発明の他の実施例を示す構成
図,第5図は従来例を示す電子回路図である。 7……排気ブレーキ、8……排気ブレーキ弁 11……スロットル開度検出器 12……スロットルペダル速度演算器 13,14……排気ブレーキ弁制御演算器 16,17,20,21……スイッチ 18……ブレーキ圧検出器 19……排気ブレーキ弁制御演算器 22……アクチュエータ 61……流体式リターダ、62……リターダ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 9/04 F02D 13/04 B60T 10/00 F02D 29/02 F02D 43/00
Claims (2)
- 【請求項1】車輪側からの逆駆動力を吸収して車両の制
動作用を行わせる車両用リターディング装置において、
車両の駆動系に取り付けられたリターダと、操作意志を
反映する機関出力を検出する機関出力検出手段と、この
機関出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力減少
速度を演算しこの機関出力減少速度に対応したリターデ
ィング信号を前記リターダに出力する第1リターディン
グ信号出力手段と、を有し、 前記第1リターディング信号出力手段が特性の異なる複
数のリターディング信号出力用演算器と、前記機関出力
検出手段からの検出信号に基づき機関出力に対応して複
数のリターディング信号出力用演算器を切り換える第1
切替手段と、を備え、さらに、前記第1リターディング
信号出力手段は、機関出力減少速度が大のときは大きな
リターダ作用が行われるように前記リターディング信号
を前記リターダに出力し、機関出力減少速度が小のとき
は小さなリターダ作用が行われるように前記リターディ
ング信号を前記リターダに出力するよう構成されたこと
を特徴とする車両用リターディング装置。 - 【請求項2】車輪側からの逆駆動力を吸収して車両の制
動作用を行わせる車両用リターディング装置において、
車両の駆動系に取り付けられたリターダと、操作意志を
反映する機関出力を検出する機関出力検出手段と、この
機関出力検出手段からの検出信号に基づき機関出力減少
速度を演算しこの機関出力減少速度に対応したリターデ
ィング信号を前記リターダに出力する第1リターディン
グ信号出力手段と、を有し、 前記第1リターディング信号出力手段は、機関出力減少
速度が大のときは大きなリターダ作用が行われるように
前記リターディング信号を前記リターダに出力し、機関
出力減少速度が小のときは小さなリターダ作用が行われ
るように前記リターディング信号を前記リターダに出力
するよう構成され、 さらに、ブレーキ作動検出手段と、このブレーキ作動検
出手段からの検出信号に基づいてブレーキ作動に対応す
るリターディング信号を前記リターダに出力する第2リ
ターディング信号出力手段と、このブレーキ作動検出手
段がブレーキの作動を検出したとき前記リターダとの接
続を前記第1リターディング信号出力手段からこの第2
リターディング信号出力手段に切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする車両用リターディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1306609A JP2973210B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 車両用リターディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1306609A JP2973210B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 車両用リターディング装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01080559 Division | 1989-03-30 | 1989-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02258462A JPH02258462A (ja) | 1990-10-19 |
JP2973210B2 true JP2973210B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17959138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1306609A Expired - Lifetime JP2973210B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 車両用リターディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2973210B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3471149B2 (ja) * | 1995-10-11 | 2003-11-25 | ジヤトコ株式会社 | 補助ブレーキ装置 |
US6152853A (en) * | 1999-04-07 | 2000-11-28 | Banks, Iii; Gale C. | Vehicle exhaust brake and control system |
JP5743134B2 (ja) * | 2010-11-26 | 2015-07-01 | Udトラックス株式会社 | 車両の補助制動装置 |
CN106677914B (zh) * | 2017-01-18 | 2023-10-31 | 解靖峰 | 一种可自动调节的汽车制动器 |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP1306609A patent/JP2973210B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02258462A (ja) | 1990-10-19 |
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