JP2973019B2 - 複数方位表示型方向探知装置 - Google Patents

複数方位表示型方向探知装置

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JP2973019B2
JP2973019B2 JP2205435A JP20543590A JP2973019B2 JP 2973019 B2 JP2973019 B2 JP 2973019B2 JP 2205435 A JP2205435 A JP 2205435A JP 20543590 A JP20543590 A JP 20543590A JP 2973019 B2 JP2973019 B2 JP 2973019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は複数の電波の到来方向を同一表示画面上に
表示する方向探知装置に関するものである。
〔従来の技術〕
方向探知装置としては、1つの指向性アンテナを回転
して得られる受信信号の振幅変化にもとづいて方向成分
をもつ探知信号を得るようにした位相差振幅変化検出型
のアンテナ回転方式による方向探知装置や直交座標上に
配置した各指向性アンテナ対からの位相差出力を、順次
に、時分割的に切換接続して得られる信号の振幅変化に
もとづいて方向成分をもつ探知信号を得るようにした位
相差振幅変化検出型の1チャンネル切換方式による方向
探知装置、さらには、直交座標上または円周上に配置し
た複数の無指向性アンテナを交叉状に切換または円周上
に沿って循環的に切換接続して得られる信号中の切換時
点に生じた位相変移量の変化にもとづいて方向成分をも
つ探知信号を得るようにした位相変移検出型の1チャン
ネル切換方式、いわゆる切換ドップラー方式による方向
探知装置などが周知である。
また、方向探知装置を主体とした電波監視装置におい
て、複数の電波の発射地点の方向を複数の電波監視所か
ら方向探知し、各地点からの測定線を大型記録表示面に
作画して、各発射地点を把握するようにした装置も周知
である。
さらに、方向探知装置と航跡表示装置とを組み合わ
せ、自船の移動航跡線上に、他船や陸上連絡局の電波を
探知した各方向線を探知地点ごとに表示するとともに電
波の周波数などを表示して、他船や陸上連絡局の存在状
況を把握し得るようにした装置が特開昭60−80711号な
どにより開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の装置のうち、特開昭60−80711号による装置に
よれば、自船上において僚船などとの連携作業を行う上
で、海上における運行環境が把握でき、便利であるが、
装置構成が、2つの装置を組み合わせて使用するため、
複雑高価なものとならざるを得ないという不都合があ
る。
このため、方向探知装置の表示画面上のみで、複数の
電波に対する到来方向やその他の事情を同時に監視でき
るようにした簡単安価な構成によるものの提供が望まれ
ているという課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記のような 複数の電波の到来方向を検出して得られた各方位値と
記電波の周波数値などとを含む情報をメモリに記憶し、
メモリの記憶内容を読み出して、同一の表示画面に同時
に表示するようにした方向探知装置において、 1つの方向探知機能により複数の電波を所定の順序で
検出して各方位値を得る所定順序探知手段と、 ラスター走査による表示画面に1つの方向ダイアル画
像を表示し、方向ダイアル画像内に各方位値にもとづく
複数の指針状画像を表示するとともに、方向ダイアル画
像外に複数の指針状画像に対応する各周波数値のディジ
タル値を文字画像で表示する表示手段と、 各指針状画像と対応する文字画像ごとに異なる各識別
要素を付して表示する識別要素表示手段と を設けるなどにより上記の課題を解決し得るようにし
たものである。
〔実施例〕
以下、実施例を図面により説明する。
第1図において、直交ループアンテナ1・垂直アンテ
ナ2・前置増幅回路3・切換タイマ4・切換合成回路5
・受信回路6・座標対応選択切換回路7・座標値検出回
路8で構成される部分は、主として、電波の到来方向を
探知するための方向探知機能部分であり、従来の1チャ
ンネル切換方式による方向探知機能を構成している。
具体的には、直交ループアンテナ1からは8字指向特
性の直交分解出力が得られ、また、垂直アンテナ2から
は無指向出力が得られ、これらの出力を個々に非同調で
高周波増幅した後、直交分解側の出力を切換タイマ4か
らの低周波の矩形波パルスにより切換合成回路5で順次
に切換えて取り出すと同時に、垂直アンテナ側の出力を
同位相に移相して取り出して合成することにより、カー
ジオイド型指向特性の直交分解した方向成分出力を得
る。
この方向成分出力は、船首方向または北方向を基準方
向として、水平面内におけるX・Y軸方向の直交座標成
分に分解した信号になり、例えば、Y→X→Y′→X′
のように順次に切り換えた直列状の時分割信号になり、
この直列状の信号を1つの受信回路6で増幅検波した
後、切換タイマ4からの矩形波パルスにより座標対応選
択切換回路7で直交ループアンテナ1の直交座標と同様
に仕分け、座標軸別の直流レベルにして取り出し、この
直流レベルをAD変換して得られたディジタル値の信号を
座標値出力として得るようにしたものであり、この座標
値出力を入出力ポート10を介して取込データメモリ12に
取り込み、CPU11によりベクトル合成値に直す演算を行
って極座標による方向値を算定し、後記のように、アナ
ログ像による方向指示とディジタル値の文字による画像
を表示する。
受信条件指定回路14は、受信回路6で増幅検波する受
信電波の周波数、つまり、方向探知する電波の周波数や
電波形式などにより、その受信に必要な条件、例えば、
局部発振周波数などを指定するための回路であり、各条
件は後記のキー入力20により入力されたデータ値にもと
づいて、CPU11により指令制御される。
受信制御回路9は、受信音の音量制御、増幅の感度制
御、クラリフィイア制御、スケルチ制御などの手動ツマ
ミにより制御する制御機能部分であり、このうち感度制
御については、制御レベルをAD変換して得られたディジ
タル値の信号を入出力ポート10を介して取込データメモ
リ12に取り込み、CPU11により、後記のように、感度値
をアナログ像により指示する画像を表示する。
強度検出回路15は、受信電波の信号強度を検出した信
号を得る回路であり、一般には、Sメータ出力と呼ばれ
ている出力レベル、例えば、受信回路6のAGC電圧レベ
ルなどをAD変換して得られたディジタル値の信号を入出
力ポート10を介して取込データメモリ12に取り込み、CP
U11により電波の信号強度をアナログ像により指示する
画像を表示する。
受信音回路6Aは、受信電波の通信内容を聴取するため
の回路で、スピーカまたはイヤホーンなどから音響を出
力する。
入力回路20は、キースイッチ群・回転パルサーなどで
あり、各設定データとなる入力を入出力ポートを介して
取込データメモリ12に与え、または、CPU11に直接与え
る入力回路であり、受信条件設定回路21は、受信回路6
の受信条件を予め設定し、CPU11により受信条件指定回
路14を指令制御するための入力を与え、方位演算22は、
方位値の算定、方位誤差の補正、真方位の算定などの仕
方を予め設定し、CPU11により方位関係の表示を行わせ
るための入力を与え、間隔順序設定回路23は、受信条件
設定回路21により制定した条件で受信する複数の電波に
対する受信順序や受信間隔を予め設定し、CPU11により
受信条件指定回路14への指令の切換順序や切換間隔を制
御するための入力を与え、固定解除設定回路24は、表示
状態を現状で固定し、または、その固定を解除する臨時
の制御をCPU11に行わせる入力を与え、メニュー数値設
定回路25は、各入力回路よりの設定入力状態において、
その設定内容を枝分的に分かり易く文字表示する画面、
つまり、メニュー表示画面の表示を行わせ、または、数
値・単位などのデータとして設定する入力を与える。
北方位検出回路26は、ジャイロコンパスによる北方位
または磁気ゲートによる磁北方位を検出したディジタル
値の信号を得て、真方位を算定するためのデータとし
て、入出力ポート10を介して取込データメモリ12に与え
る。
入出力ポート10は、各回路からの入力・出力などのや
り取りの仲介を行う回路であり、一種のレジスタ群であ
る。
CPU11は、いわゆるボード型のマイクロコンピュータ
で装置内に内蔵されており、所要の演算処理と表示処理
とを行うもので、各処理手順は付属の処理メモリ11Aに
記憶させてあり、処理途中における作業用メモリとして
処理メモリ11Aと取込データメモリ12とを使用し、ま
た、表示のための作画処理結果の記憶には作画メモリ16
を使用する。
取込データメモリ12は、上記のように、CPU11により
演算処理と表示処理とを行わせるために必要なデータを
取り込んで記憶しておくとともに、CPU11における処理
途中における作業メモリを兼ねる。
作画要素メモリ13は表示回路17によって表示する目的
の表示画像を作画する際に必要な種々の図形的要素・文
字記号的要素を記憶させたメモリであり、CPU11の処理
により所要の記憶内容を読み出し、作画メモリ16の表示
回路17の表示走査に対応する所定記憶箇所に記憶する。
表示回路17は、テレビ画像表示回路と同様の回路であ
り、ラスター走査画面による表示器として、例えば、ブ
ラウン管表示画面または液晶表示盤画面をもち、作画メ
モリ16の記憶内容をラスターに合わせて繰返読出して表
示するとともに、付属の輝度制御回路17Aにより表示輝
度を調整して表示する。
次に、以上にように構成された装置のパネル面によ
り、制御操作と表示動作とを説明する。
第2図において、左上の表示画面部100は表示回路17
の表示画面部分、右上の設定操作部200は入力回路20の
入力操作部分である。
そして、表示画面部100はドットマトリクス型の液晶
表示盤で形成されており、設定操作部200は小さい四角
形状の各キー部分がメンブレーン型のタッチキースイッ
チであり、また、大きい二重円形部分がジョク・シャト
ルキー217で、左・右に所定量回転することにり各方向
の方向性のもつ1つの入力を与える外側のシャトルキー
217Aと、左回し右回しに回転することにより回転量に従
ったパルス数の入力を与える内側のジョクキー217Bとを
同軸上に組み合わせた回転型キースイッチである。
制御操作部300は電源用スイッチと受信音回路6Aの音
量調節とを組み合わせた電源/音量操作301、受信制御
回路9における感度調整操作302とクラリファイア調整
操作303とスケルチ調整操作304、輝度制御回路17Aの輝
度調整操作305の各操作ツマミ部分および受信音回路6A
のスピーカ部分306を含む部分である。
表示画面部100は、方向ダイアル画像101が中央部分に
配置され、方向ダイアル画像101は北方位目盛画像101A
と船首方位目盛画像101Bとの二重のダイアルで構成さ
れ、図の表示状態では、真方位表示状態なので、北方位
目盛画像101Aは北方向「N」を真上にして固定状態で表
示され、船首方位目盛画像101Bは船首方位0が船舶の船
首方向に従って回転させられながら表示されるもので、
図の状態では、船首が北から25゜方向の北方位値にある
場合を示しており、また、この北方位値は北方位検出回
路26からの検出値によって処理表示され、北方位値画像
101Gとしても表示される。
船首方位表示状態にあるときは、第12図のように、船
首方位目盛画像101Bが0゜方向「0」をを真上にして固
定状態で表示され、北方位目盛画像101Aの方が船首方位
0に北方位値になるように回転させられながら表示され
る。
船首線101Cは方向ダイアル画像101の中心点から船首
方位目盛画像101Bの0゜点に向けて引かれた直線画像で
あり、舟形画像101Dと一体に画かれている。
2つの方位針画像101E・101Fは、探知した各電波の到
来方向を表示する細長い菱形の時計指針状画像であり、
先端付近にいずれの電波に対応するものかを示す識別マ
ーク101EA・101FAとして◎と☆との画像を表示してあ
る。
方位指針画像101E・101Fと北方位値画像101Gとが重な
るときは、北方位値画像101Gを適宜の箇所に移動して表
示する。
次に、方向ダイアル画像101の外側に表示される画像
について説明する。
最上欄の項目表示画像部分の方位欄102・自動探索欄1
03・識別マーク欄104・探知間隔欄105・周波数欄106
は、各状態値を示す画像欄であり、項目文字欄と2段数
値欄とを主体にした画像が表示される。
方位欄の文字が「真方位」になっているときは真方位
測定状態、つまり、北方位を基準にした方向値を表示す
る動作状態にあることを示し、その下の方位値画像102A
・102Bは各電波の到来方向、つまり、探知方向の値を示
している。
船首方位測定状態にあるときは、方位欄102は「真方
位」の文字に代えて「船首方位」の文字が表示される。
自動探索欄103の文字表示が「チャンネル」になって
いるときは、予め各所望の周波数を電波型式などの指定
事項とともにチャンネル番号を付してチャンネルリスト
に登録しておいたものをチャンネル番号の範囲を指定し
て順次に探索して受信しながら方向探知を行うようにし
たチャンネル・スキャン状態にあることを示し、その下
のチャンネル番号画像103A・103Bは現在探知表示されて
いる電波のチャンネル番号をしている。
また、予め探索を所望する周波数範囲をスイープ番号
を付してスイープ周波数登録しておいたものをスイープ
番号を指定して当該周波数範囲内を順増的に周波数変化
を行わせて電波が受信された点で所定時間だけ方向探知
を行うようにした周波数スイープ状態にあるときは、自
動探索欄103は「チャンネル」の文字に代えて「スイー
プ」の文字が表示され、スイープ番号と周波数範囲の数
値が表示される。
さらに、周波数を手動操作しながら測定する手動周波
数動作状態にあるときは、自動探索欄103には何も表示
されない。
(必要あれば、手動周波数の文字表示を行うようにす
る。) 識別マーク欄104は、識別マーク101EA・101FAにおけ
る◎と☆とが、方位欄102・自動探索欄103・識別マーク
欄104.探知間隔欄105・周波数欄106の下の上下2つの表
示欄のいずれに対応するかを図形的に表示するもので、
方位指針画像101E・101Fに付したものと同じ図形のマー
ク、つまり、◎と☆によって識別表示させる。
探知間隔欄105は、周波数欄106に表示されている2つ
の周波数の各電波に対して、探知頻度、つまり、方向探
知している時間長または方向探知のための方位演算回数
を間隔比率的に配分設定した状態を図形的に表示するも
ので、縦長の矩形図形内に引いた横方向の分割線の位置
によって、上側に表示された周波数の電波に対する探知
頻度と下側に表示された周波数の電波に対する探知頻度
との配分量を示すように表示している。
周波数欄106は、探知している電波の各周波数を示し
ている。
方向ダイアル画像101の左上にある方向状態欄107は、
装置が、方向探知動作状態、または、受信距離動測定作
状態・その他の動作状態のいずれにあるかを図形的な画
像によって表示する欄で、図の状態は方向探知動作状態
にあることを示しており、他の動作状態では、別の適宜
の図形を表示し、または、何らの図形も表示しない。
方向ダイアル画像101の左下にある受信強度欄108は、
強度検出回路15により検出した受信強度の検出量をアナ
ログ的に図形表示しているもので、この場合、各電波に
対して、一般のSメータと同一の出力を検出したものを
横長の矩形図形の長さを大小変化させて表現した伸縮画
像108A・108Bを、最上欄の項目表示画像部分の方位欄10
2・自動探索欄103・識別マーク欄104・探知間隔欄105・
周波数欄106における上・下のものと対応して上・下に
表示するとともに、これと平行に表示させた目盛線画像
108Cの目盛により読み取って、目測的に判断し得るよう
にしている。
方向ダイアル画像101の右下にある感度レベル欄109
は、受信回路6の感度状態をアナログ的に図形表示する
もので、この場合、受信制御回路9によって設定した受
信回路6の増幅感度、つまり、感度ツマミ302による感
度制御位置に相当する値を所定レベル値に換算して得た
値によって左右に移動する短線状図形のマーク画像109B
の位置を、この移動方向に配置した目盛線画像109Aによ
り読み取って、目視的に判断し得るようにしている。
次に、制定操作部200と制御操作部300の入力操作と動
作とについて説明する。
電源/音量ツマミ301は、一般の無線受信機と同様
に、スイッチ動作を操作すると装置全体の動作電源が入
り、ツマミの回転量によって受信制御回路の音量可変抵
抗器が操作され、受信音回路6Aのスピーカ306から放音
音響の大きさ、つまり、受信音の聴取音が変化させられ
る。
表示モードキー216を押すと、CPU11・処理メモリ11A
・作画要素メモリ13間の選択画面処理動作により、表示
画面部100には、第2図の画像表示に代わって、操作を
要する文章のみが表示された文字画面、つまり、第5図
・第6図で説明するメニュー表示画面に対応した表示モ
ード事項が含まれた表示画面、例えば、第5図のような
「メニュー1」の画面が表示される。
この表示画面は、方位表示の選択を「真方位表示」・
[船首方位表示」のうちのいずれかで行うか、また、探
知する電波を探索する動作を「手動周波数」・「チャン
ネル」・「スイープ」のうちのいずれで行うかなどが、
番号または■□などと対になって表示され、この番号の
数字をテンキー202・シャトルキー217A・ジョクキー217
Bなどで入力することによって指定選択でき、所望の指
定選択が表示された状態で、解除キー206などを押して
入力を与える設定操作(こうした選択指定による設定操
作を、以下、メニュー選択設定操作という)を行うと、
従前に、他の動作条件について設定してあれば、直ち
に、取込データメモリ12・CPU11・処理メモリ11Aによる
受信条件指定処理によって受信条件指定回路14に所定の
受信条件、つまり、受信周波数に対応する局部発振周波
数値、電波形式による受信所定定数などが設定され、受
信制御回路9・強度検出回路15・座標値検出回路8・北
方位検出回路26からの出力データが取込データメモリ12
に取り込まれて、第3図の主処理フローによる方位探知
動作処理が行われ、例えば、「真方位表示」・「チャン
ネル」探策を選択したとすれば、第2図の表示画面部10
0に示すような表示画像が表示される。
ここで、「手動周波数」を選択したときは、表示画面
部100の表示画像は第4図の表示画像のように、変形さ
せられ、最上欄の項目表示画像部分には方位欄102と周
波数欄106のみが表示され、項目文字と1段の数値表示
とを主体にした表示が行われ、方向ダイアル画像101中
の方位指針画像も1つの方位指針画像101Eのみで表示さ
れ、また、受信レベル欄108の伸縮画像も1つの伸縮画
像108Aのみが表示されるようになる。
そして、この「手動周波数」による表示状態では、シ
ャトルキー217Aによる粗い周波数調整とジョグキー217B
による細かい周波数調整とにより一般の受信機における
受信周波数の設定と同様に操作することができ、設定し
た周波数が周波数欄106に表示され、また、電波型式の
選択は、電波形式キー213を押して入力することによ
り、表示モードキー216を押した場合と同様に、電波型
式選択事項が含まれメニュー表示画面により「DSB」・
「SSB」・「CW」・「FM」など選択文字を表示させて、
メニュー選択設定操作を行い、目的の電波形式、例えば
「DSB」を設定すると、受信条件指定回路14には設定し
た電波形式の受信に必要な受信動作の指定、例えば、検
波動作回路の選択などが設定されるとともに、表示画面
部100は元の表示状態に戻り、周波数欄106の下側の電波
形式欄110に設定した電波形式の文字表示、この場合は
「DSB」が表示される。
一方、設定した受信条件により受信回路6が動作し、
かつ、主処理フローによる処理動作が行われて、方位値
画像102Aと方位指針画像101Eとが表示される。
上記の第3図または第4図の表示状態において、電波
の状態が悪く、方位指針画像101E・101Fおよび方位値画
像102A・102Bの指示値がふらつくときは、平均キー218
を押して入力を与えると第3図の方位演算フロー中の
「平均?」ステップによる処理が動作して、比較的安定
した平均方位にもとづく指示値か得られ、また、特定の
探知状態において、これらの指示を固定したいとき、つ
まり、その指示を入念に読み取りたいときなどには、固
定キー219を押して入力を与えると、第3図のフローに
おける「キー・タッチ固定?」ステップによる処理が動
作して、表示画面が現時点の状態で保持されとともに、
固定状態表示219A(例えば、LED表示ランプ)が点灯す
る。
これらの「平均?」ステップ・「キー・タッチ固定
?」ステップによる処理動作は、解除キー206を押して
入力を与えると、当該処理動作が解除される。
また、これらの動作以外の主処理フローの処理動作中
に、メニューキー201・記憶キー205・解除キー206・kHz
/入力キー204・その他の所定のキーが押されて入力が与
えられると、第3図の主処理フロー中の「所定タッチ
?」ステップの箇所で、所定のメニュー画面の表示処理
に切り換えられ、メニュー表示画面による選択または設
定による入力処理が終わった後、kHz/入力キー204が押
されて入力が与えられたとき、フローの最初のステップ
に戻される。
探知する電波の周波数などが、まだ、設定されていな
い場合や、それらを変更するための設定し直しする場合
には、「所定タッチ?」ステップを行わせるために、上
記の所定のキーを押して入力を与えると、第5図のよう
な「メニュー1」によるメニュー表示画面、または、第
6図のような「メニュー2」によるメニュー表示画面を
表示させて、メニュー選択設定操作を行い、さらに、必
要に応じて、第7図の「チャンネルリスト」のためのメ
ニュー表示画面、第8図の「スイープ周波数登録」のた
めのメニュー表示画面、または第9図の「誤差補正値登
録」のためのメニュー表示画面を表示させて、各必要設
定事項をメニュー選択設定操作することにより、これら
の設定データを取込データメモリ12に記憶させて、第3
図の主処理フローを設定に従って動作させることにり、
目的の表示画像を得ることができるように構成されてい
る。
メニュー表示画面・モード指定表示画面などの各メニ
ュー表示画面における操作と処理フローの動作について
は、当該図面中に記載されている事項により、容易に理
解し得ることなので、説明を省略する。
また、各メニュー表示画面に示されているように、周
波数値の入力は、ジョク・シャトルキー217のほかに、
テンキー202を使用して数値を入力し、MHzキー203・kHz
/入力キー204を使用して単位入力する。
なお、ジョク・シャトルキー217による周波数値の入
力は、固定キー219を押して入力を与えることにより、
ジョク・シャトルキー217からの入力が取り込まれない
ように操作して、不要時に、周波数値を変化させないよ
うにする。
〔変形実施〕
この発明は次ぎのように変形して実施することができ
る。
(1)表示画面100をカラー表示とし、各指針状画像101
E・101F、項目表示画像部分の方位欄102・自動探索欄10
3・探知間隔欄105・周波数欄106の下の各2段の表示色
を異なる色彩により表示して、識別欄104と各指針状画
像101E・101Fとに付した◎☆図形による各識別マーク10
1EA・101FAと104A・104Bとを無くしても、識別ができる
ように構成する。
この場合、受信強度欄108の伸縮画像108A・108Bにつ
いても、同様に色分けして表示する。
(2)各前記指針状画像101E・101Fの菱形図形内を、第
10図のように、受信強度欄108に表示する受信強度値の
データによって、塗り潰し度合を、例えば塗り潰し量、
または、濃淡により変化させることにより、指針状画像
を見るだけで、同時に、受信強度を目視判断し得るよう
に構成する。
(3)各前記指針状画像101E・101Fを、第11図のよう
に、それぞれ、半径線図形の画像101EB・101FBに変更
し、前記半径線ごとに異なる半径距離点に各マーク図形
101EC・101FCによって識別させるようにし、識別欄104
の識別マークも、これに合わせた図形104C・104Dにして
表示するように構成する。
また、この場合、必要に応じて、各マーク図形101EC
・101FCの大きさを、例えば、直径を、受信強度欄108に
表示する受信強度値のデータによって変化させることに
より、指針状画像を見るだけで、同時に、受信強度を目
視判断し得るようにする。
(4)各指針状画像101E・101Fの数、項目表示画像部分
の方位欄102・自動探索欄103・探知間隔欄105・周波数
欄106の下の格段の段数、識別色の数または識別図形の
数などを3つ以上の数に増加して、さらに多数の電波に
対して探知情報など識別表示し得るように構成する。
(5)方向探知機能部分を、他の形式、例えば、アンテ
ナの連続回転またはゴニオメタ回転などによる等価回転
変調により方位成分信号を得るとともに、その最小感度
点または最大感度点を基準点から係数するなどにより、
方位値をディジタル値で検出するものに変更し、方位演
算フロー中の座標値データ取込と合成ベクトル方位値算
定とのステップを方位値データ取込のステップに変更す
ることにより、同様の表示構成をもつ装置を得るように
構成する。
(6)受信回路6と同様の受信回路を1つ増設し、増設
した受信回路をも受信条件指定回路14と受信制御9とに
よって受信条件の指定と制御を行うとともに、垂直アン
テナの出力のみを与えて増幅検波した出力に強度検出回
路15と受信音回路6Aとを設けて、当該回路の出力に切換
合成回路5による切換動作の影響が現れないように構成
する。
〔発明の効果〕
この発明によれば、上記のように、1つの方向探知機
能によって複数の電波を順次に方向探知して得た各方位
値と各電波の周波数値などの付随情報とをメモリに記憶
した後、記憶内容を読み出して、1つの方向ダイアル画
像内に各方位値にもとづく各指針状画像を表示し、この
方向ダイアル画像外に、各指針状画像に表示されている
電波の各周波数値のディジタル値の文字画像を表示する
とともに、各指針状画像と各文字画像とを対応させる識
別表示を設けて表示する構成を設けてあるため、1つの
表示画像上で同時に複数の電波の到来状況などの情報を
把握できるほか、表示画面が1つで済むなどにより構成
を軽便安価にして提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、第1図はブロック構成図、第2図
・第4図はパネル部の正面図、第3図は処理フロー図、
第5図〜第9図は各処理表示画面図、第10図〜第12図は
各方位表示画面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−9686(JP,A) 特開 昭64−84169(JP,A) 特開 平3−29876(JP,A) 実開 平2−45478(JP,U) 実開 平1−180679(JP,U) 実開 平1−151268(JP,U) 実開 昭63−38083(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 3/00 - 3/74

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電波の到来方向を検出して得られた
    各方位値と各前記電波の周波数値などを含む情報をメモ
    リに記憶し、前記メモリの記憶内容を読み出して、同一
    の表示画面に同時に表示するようにした方向探知装置
    (以下、装置という)において、 a.1つの方向探知機能により前記複数の電波を所定の順
    序で検出して前記各方位値を得る所定順序探知手段と b.ラスター走査による前記表示画面に1つの方向ダイア
    ル画像を表示し、前記方向ダイアル画像内に前記各方位
    値にもとづく複数の指針状画像を表示するとともに、前
    記方向ダイアル画像外に前記複数の指針状画像に対応す
    る各前記周波数値のディジタル値を文字画像で表示する
    表示手段と、 c.各前記指針状画像と対応する前記文字画像ごとに異な
    る各識別要素を付して表示する識別要素表示手段と、 を具備することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項の装置であって、前記表示画
    面をカラー表示とし、前記識別要素を異なる色彩により
    表示するもの。
  3. 【請求項3】請求項第1項の装置であって、前記識別要
    素を異なる図形のマークにより表示するもの。
  4. 【請求項4】請求項第1項の装置であって、 a.各前記指針状画像を細長い菱形部分をもつ図形の画像
    で形成する菱形指針画像形成手段と、 b.各前記指針状画像に対応する電波の各受信強度値にも
    とづいて前記菱形部分の塗り潰し度合を変化させて表示
    する塗潰図形強度表示手段と を具備するもの
  5. 【請求項5】請求項第1項の装置であって、 a.各前記指針状画像を半径線図形の画像で形成する半径
    線指針画像形成手段と、 b.前記識別要素を前記半径線ごとに異なる半径距離点に
    設けたマーク図形により表示する前記識別要素表示手段
    と を具備するもの
  6. 【請求項6】請求項第5項の装置であって、前記マーク
    図形の大きさを、各前記マーク図形に対応する電波の各
    前記受信強度値にもとづいて大小変化させるもの。
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