JP2003223095A - 携帯機器及びプログラム - Google Patents

携帯機器及びプログラム

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JP2003223095A
JP2003223095A JP2002019871A JP2002019871A JP2003223095A JP 2003223095 A JP2003223095 A JP 2003223095A JP 2002019871 A JP2002019871 A JP 2002019871A JP 2002019871 A JP2002019871 A JP 2002019871A JP 2003223095 A JP2003223095 A JP 2003223095A
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Japan
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sensor
azimuth
mobile device
display
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JP2002019871A
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English (en)
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Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
Akira Momose
明 百瀬
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を3次元表示する際の操作性を向上させ
た携帯機器及びプログラムを提供する。 【解決手段】 現在位置を検出するGPS演算回路部3
2と、傾き角を検出する傾きセンサ36と、地磁気の方
位を検出する方位センサ38と、表示部14と、GPS
演算回路部32の出力に基づいて表示部14に現在位置
及び現在位置を含む地図画像を表示させるとともに、地
図画像の方位を方位センサ38の出力に基づいて調整
し、且つ、傾きセンサ36の出力に応じて表示部14に
表示させる地図画像を2次元表示から3次元表示に切り
替えるCPU30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯機器及びプログ
ラムに関し、特に地図等の画像の3次元表示に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーナビゲーション装置や携帯型
(手持ち型)ナビゲーション装置には、その画像表示を
3次元表示する方法として次のようなものがある。2
次元表示と3次元表示とを切り替えるための切り替えボ
タンを装備しておいて、3次元表示をする場合には切り
替えボタンを操作して或る固定の角度から見た状態での
表示をする。表示画像のズーム(拡大・縮小)動作の
中で或る特定の倍率以下になると、自動的に3次元表示
(固定の角度)に切り替わる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
装置においては、上述のように、3次元表示をする場合
には切り替えボタンを操作して或る固定の角度から見た
状態での表示をしたり、或いは表示画像のズーム(拡大
・縮小)動作の中で或る倍率以下になると3次元表示を
するという処理を行っており、このため、瞬時に思うよ
うに画面が切り替えられない、初めて使う人にとって分
かりにくい、という問題点がある。特に、使用者が持ち
歩く携帯機器の場合には操作しにくいという問題点があ
った。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、画像を3次元表示する際の操
作性を向上させた携帯機器及びプログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係る携帯機器は、傾き角を検出する傾きセンサと、
表示手段と、前記傾きセンサの出力に対応した俯角の画
像を生成して前記表示手段に表示させる演算手段とを備
えたものである。本発明においては、携帯機器の把持角
度を変えると、前記傾きセンサの出力もそれに応じて変
化し、その出力に対応した俯角の画像を生成して表示手
段に表示させるようにしたので、画像を3次元表示する
際の操作性が向上する。
【0006】(2)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)の携帯機器において、前記演算手段は、
前記傾きセンサの出力に応じて、表示手段に表示させる
画像を2次元表示から3次元表示に切り替える。本発明
においては、携帯機器の把持角度を変えるだけ、表示手
段の画像が2次元表示から3次元表示に切り替わる。
【0007】(3)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)又は(2)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力に応じて、表示手段に
表示させる3次元の画像の俯角を変更する。本発明にお
いては、携帯機器の把持角度を変えるだけ、表示手段に
表示されている3次元の画像の俯角が変わり、携帯機器
の把持角度に対応した立体角の3次元画像が得られる。
【0008】(4)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)乃至(3)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾き角を複数に区分し、各区分に対応し
た俯角を予め設定しておいて、前記傾きセンサの出力に
基づいて該当する区分を選択し、選択された区分の俯角
に基づいた画像を前記表示手段に表示させる。
【0009】(5)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)乃至(4)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力が大きくなるに従っ
て、表示手段に表示させる画像の俯角を小さくする。
【0010】(6)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、現在位置を検出する位置検出手段と、傾き角を検出
する傾きセンサと、方位を検出する方位センサと、表示
手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置を
含み、且つ、前記傾きセンサの出力に対応した俯角の地
図の画像であって、方位が前記方位センサの出力に基づ
いて調整された地図の画像を生成して前記表示手段に表
示させる演算手段とを備えたものである。本発明におい
ては、携帯機器の把持角度を変えると、傾きセンサの出
力もそれに応じて変化し、表示手段に表示させる画像の
俯角が変更されるので、画像を3次元表示する際の操作
性が向上する。また、位置検出手段の出力に基づいて表
示手段に現在位置及び現在位置を含む地図の画像を表示
させるとともに、地図の画像の方位を前記方位センサの
出力に基づいて調整するようにしたので、表示部に表示
される地図の画像が見易いものとなっている。
【0011】(7)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)の携帯機器において、前記演算手段は、
前記傾きセンサの出力に対応して、表示手段に表示させ
る画像を2次元表示から3次元表示に切り替える。
【0012】(8)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)又は(7)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力に対応して、表示手段
に表示させる3次元の地図の画像の俯角を変更する。
【0013】(9)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)乃至(8)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾き角を複数に区分し、各区分に対応し
た俯角を予め設定しておいて、前記傾きセンサの出力に
基づいて該当する区分を選択し、選択された区分の俯角
に基づいた画像を前記表示手段に表示させる。
【0014】(10)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)乃至(9)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力が大きくなるに従って
表示手段に表示させる画像の俯角を小さくする。
【0015】(11)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)乃至(10)の携帯機器において、前記方
位センサを異なった取付け角度で複数個設け、前記演算
手段は、前記傾きセンサの出力に基づいて利用する前記
方位センサを選択する。
【0016】(12)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(11)の携帯機器において、前記演算手段は、
前記傾きセンサの出力が隣接する前記方位センサの取付
け角度の所定の中間の領域にあるとき、前記隣接する前
記方位センサの出力の平均値を方位値とする。
【0017】(13)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(6)乃至(12)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力に基づいて前記方位セ
ンサの出力を補正する。
【0018】(14)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(13)の携帯機器において 前記傾きセンサの
出力と前記方位センサの補正値との関係を特定した補正
テーブルを記憶する記憶手段を備え、前記演算手段は、
前記傾きセンサの出力に基づいて前記補正テーブルの補
正値を読み出して、その補正値に基づいて前記方位セン
サの出力を補正する。
【0019】(15)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(13)の携帯機器において、前記傾きセンサの
出力と前記方位センサの補正値との関係を特定した関数
式を記憶する記憶手段を備え、前記演算手段は、前記傾
きセンサの出力を前記関数式に適用して補正値を算出
し、その補正値に基づいて前記方位センサの出力を補正
する。
【0020】(16)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)乃至(15)の携帯機器において、前記演
算手段は、前記傾きセンサの出力が所定の範囲から外れ
たときには、前記表示手段に警告を表示させる。
【0021】(17)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(1)乃至(16)の携帯機器において、音声出
力手段を備え、前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
が所定の範囲から外れたときには、前記音声出力手段に
警告音を発生させる。
【0022】(18)本発明の他の態様に係るプログラム
は、上記(1)乃至(17)の何れかに記載の携帯機器の
演算手段の処理を中央処理装置に行わせるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態1.図2は本発明の実施
形態1に係る携帯機器の斜視図である。図2の斜視図に
おいて、携帯機器10は携帯用の小型機器から構成され
ており、本体12の前面に表示部14を備えている。表
示部14は大きさ数インチ程度の液晶パネルから形成さ
れている。本体12の側部には電源ボタン16が設けら
れており、この電源ボタン16を操作することにより、
携帯機器10がオン、オフ制御される。また、電源ボタ
ン16の下方には、PC(パソコン)との間でデータの
授受を行う際に用いられる接続コネクタ18が設けられ
ている。この接続コネクタ18にケーブル(図示せず)
を介してPCと接続することにより、携帯機器10とP
Cとの間でデータの授受を行うことができる。また、本
体12の前面上部及び側部には各種の操作ボタン20a
〜20dが設けられており、操作ボタン20a〜20d
の操作に対応した処理がそれぞれ行われる。
【0024】図1は図2の携帯機器10の回路構成を示
したブロック図である。携帯機器10はCPU30を備
えており、このCPU30には、GPS回路部32、キ
ースイッチ34(電源ボタン16、操作ボタン20a乃
至20d等)、表示部(ディスプレイ)14、傾きセン
サ36、方位センサ38、メモリ40、スピーカ42及
び接続コネクタ18がそれぞれ接続されている。また、
携帯機器10の本体12には電池44が内蔵されてお
り、電池44は上記のCPU30、GPS回路部32等
の駆動電源して用いられる。GPS回路部32にはGP
Sアンテナ46が接続されており、このGPSアンテナ
46は本体12に内蔵されている。また、スピーカ42
は本体12の背面側に配置されている。傾きセンサ36
は携帯機器10の傾き角度(傾斜角)θを検出するもの
であり、方位センサ38は地磁気の方位を求めるもので
ある。
【0025】携帯機器10のGPS回路部32は、GP
Sアンテナ46を介して人工衛星(GPS衛星)から供
給される信号を受信して、その受信信号を演算して現在
位置(経度、緯度)を割り出すグローバルポジショニン
グシステム(GPS)のための回路を内蔵しており、現
在位置を検出するとCPU30に供給する。なお、この
GPSは、全地球上を覆域とする衛星を利用した測位シ
ステムであり、地表からの軌道高度20183km の軌道上を
周回する衛星群を各頂点とする面を角錐の底とし、これ
らの衛星からの信号を受信測距する稜線が作る角錐の頂
点を受信装置の現在位置として得るシステムである。こ
のシステムのGPS衛星は地球に対する6個の周回軌道
に各4個、合計24個が周回している。
【0026】また、方位センサ38は、例えば2つの磁
気センサを互いに直角となる方向に配置し、その各磁気
センサにより磁界の大きさを検出し、その両方向の磁界
検出値から地磁気の方位を求めるものであり、その方位
情報をCPU30に供給する。傾きセンサ36の構成は
傾きによる機械的な梁の変形を電気信号に変え数値化す
るという構成となっており、携帯機器10の傾き角度
(傾斜角)を検出すると、その傾き角情報をCPU30
に供給する。
【0027】また、メモリ40には、CPU30の動作
を規定するためのプログラムや地図データが格納されて
いる。この地図データには、後述のように、2次元表示
のための地図データと、3次元表示のための地図データ
とが含まれている。2次元表示のための地図データは、
縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅の
地域に区切られた図葉(地図片)として管理されてお
り、そして、各図葉は、例えば(a)道路、河川、公園
等を表示するための背景レイヤ、(b)市町村名、道路
名、記号等を表示するための文字・記号レイヤ、(c)
道路レイヤから構成されている。道路レイヤには、道路
位置を特定するためのリンク情報等が含まれており、道
路は緯度及び経度の座標で表現された頂点(ノード)の
集合で示され、2以上のノードを連結した部分がリンク
と呼ばれる。また、この道路レイヤには、例えば交差点
情報、交差点間距離等の情報が含まれる。表示部14に
表示される2次元の地図画像は、複数の図葉(地図片)
の各レイヤを合成して形成された信号に基づいて描画さ
れる。
【0028】また、3次元表示のための地図データは、
2次元表示のための地図データと同様な構成からなって
いるが、それに加えて3次元表示のためのパラメータが
設定されている。このパラメータは俯角(立体角)に対
応して異なった値になる。3次元表示する際には、背景
レイヤ(道路、河川、公園等)を所定の角度(俯角)か
ら見た状態に変形させて、その上に記号レイヤを表示す
るという手法をとっており、その場合の変形のさせ方は
一般的なパース図を書くときと同じ要領であり、遠くな
るほど小さくするというパラメータを与えて変形する。
記号等についても同様に表示点のデータを変形させた上
で、表示すべき記号等をその上に合成する。このため、
本実施形態1においては、CPU30は方位センサ38
からの方位情報を入力すると、その方位情報に基づいて
該当するパラメータを選択して(又は演算して)3次元
の地図画像を描画する。
【0029】図3(A)(B)は図1の携帯機器10の
動作の概要を概念的に示した説明図である。図3(A)
は携帯機器10の傾き角度θが小さいときの表示部14
の表示状態を示した図であり、表示部14の表示は2次
元表示(平面表示)になる。図4(B)は携帯機器10
の傾き角度θが大きいときの表示部14の表示状態を示
した図であり、表示部14の表示は3次元表示(立体表
示)になる。
【0030】図4は図1の携帯機器10の動作の詳細を
示したフローチャートである。 (S11)CPU30は、方位センサ38からの方位情
報を取得する。 (S12)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度情報を取得する。
【0031】(S13)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θが、θ>25度であるかどうかを判断
する。 (S14)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θがθ>25度でないとき(傾き角度θが25度以
下)には、方位センサ38からの方位情報を傾きセンサ
36からの傾き角度θに基づいて補正する。方位センサ
38からの方位情報は、方位センサ38が傾くとその精
度が低下するので、傾きセンサ36からの傾き角度θに
基づいて補正する。この方位情報の補正方法について後
述の実施形態3において詳細に説明する。
【0032】(S15)CPU30は、補正後の方位情
報とGPS回路部32からの現在位置情報に基づいて、
メモリ40に格納されている地図データを画像処理して
2次元の地図画像を描画して表示部14に表示させる。
【0033】なお、この画像処理においては、例えば、
現在、携帯機器の所持者が或る地点に所在し、北東(方
位角45度)の方向を向いているとする。GPS回路部
32からの位置信号によってメモリ40の地図データの
内、2次元表示のための地図データから該当する経度と
緯度の地図データが呼び出される。即ち、現在位置を中
心に表示部14の表示画面の大きさに合った範囲の地図
データが選択される。このとき、選択された地図データ
は、方位センサ38からの方位情報によって得られた方
位角分(この例では45度)だけ時計方向に回転した範
囲の地図データとなっている。表示部14に表示すると
きには、選択された地図データを方位角分だけ反時計方
向に回転処理して修正表示する。その結果、表示部14
に表示される地図データ(地図画像)は、方位センサ3
8の向いている方向(進行方向)を常に表示部14の上
辺方向にした地図画像となる。使用者の移動によって携
帯機器10の方角が変更すると(又は使用者が携帯機器
10の向きを変えると)、CPU30はその都度上記と
同様な処理を行って、常時進行方向(又は携帯機器10
の所定の向き)が表示部14の画面の上辺方向に向いた
地図データを表示する。これらの一連の処理は、高速に
かつリアルタイムで行われる。
【0034】また、CPU30は、表示部14に表示さ
れる地図データに含まれる文字や記号を、地図データが
方位角に基づいて回転処理されたときに、回転処理させ
ることなく表示部14の表示画面の上辺方向に対して元
の位置関係に維持し、文字等の情報が視認し易くなるよ
うにする。このようにして、表示部14の表示画面には
2次元の地図及び現在位置(移動方向を含む)が表示さ
れる。
【0035】(S16)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θがθ>25度であるときには、次に、
傾き角度θが、θ<40度であるかどうかを判断する。
【0036】(S17)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θが、θ<40度でないとき(傾き角度
θが40度以上)には、メモリ40に格納されている地
図データの内、2次元表示のための地図データを画像処
理して2次元の地図を描画して表示部14に表示させる
とともに、精度劣化の警告処理をして表示部14に表示
させる。また、スピーカ42から例えばビープ音を発生
して警告するようにしてもよい。その場合には上記の表
示部14の警告に加えて又は単独で行うようにしてもよ
い。
【0037】図5は表示部14による警告の処理を概念
的に示した説明図である。アイコン14aは北方位を示
す矢印であり、携帯機器の向きを変えると常に北方向を
さすように変化する。傾き角度θが40度以上の場合に
は示している方位の精度が劣化していることを使用者に
知らせるために、表示部14のアイコン14aを点滅表
示させたり、スピーカ42から例えばビープ音を発生し
て警告する。また、傾き角度θが50度以上になった場
合には方位の精度が信頼できないレベルになっているた
め進行方向を画面上部にするヘディングアップ機能を停
止し、アイコンを「×」にしたり、文字表示やビープ音
により警告する。また、傾き角度θが例えば75度以上
になった場合には、図に示されるようにGPSの受信性
能の低下を示す警告を発する。これらの警告により、使
用者に対して十分な性能を発揮させるための操作を促す
ことができる。
【0038】(S18)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θがθ<40度のときには、方位センサ
38からの方位情報を傾きセンサ36からの傾き角度θ
に基づいて補正する。なお、この方位情報の補正方法に
ついても後述の実施形態3において説明する。 (S19)CPU30は、補正後の方位情報、傾き角度
θ及びGPS回路部32からの現在位置情報に基づい
て、メモリ40に格納されている地図データを画像処理
して3次元の地図を描画して表示部14に表示させる。
このときの画像処理は2次元表示の場合と基本的に同じ
であるが、傾き角度θに応じた3次元の地図画像(立体
画像)を描画する。例えば 25度以上、30度未満の傾き角度:3次元地図(俯角
65度) 30度以上、35度未満の傾き角度:3次元地図(俯角
60度) 35度以上、40度未満の傾き角度:3次元地図(俯角
55度) という具合に、表示部14の表示画面の傾き角度と物体
の立体化される角度(俯角)とを対応したものにしてお
り、傾き角度が大きくなるに従って俯角を小さくしてい
る。 (S20)CPU30は、上記にて画像処理された地図
画像(3次元)を表示部14に表示させる。
【0039】図6(A)〜(C)は図4のフローチャー
トにおける傾き角度θと表示部14の表示状態を示した
説明図である。図6(A)は携帯機器10が水平に置か
れた状態であり、表示部14には地図画像が2次元表示
される(俯角90度)。図6(B)は携帯機器10が傾
斜され、傾き角度θが25度以上、30度未満のときの
状態であり、表示部14には地図画像が3次元表示され
る(例えば俯角65度)。図6(C)は携帯機器10が
更に傾斜され、傾き角度θが35度以上、40度未満の
ときの状態であり、表示部14には地図画像が3次元表
示される(例えば俯角55度)。なお、俯角は図6
(B)においてθfで示される角であり、立体物を見下
ろしたときのその視線と水平線との角度である。
【0040】使用者が携帯機器10の表示部14の表示
画面を直視することを考えた場合には、図6(A)〜
(C)に示されるように、画面の角度と物体の立体化さ
れる角度が同じようになるため(同じ傾向になるた
め)、直感的で分かり易い。つまり画面の中にある立体
を見る窓を傾けているように感じられ、ユーザーインタ
ーフェースとして直感的であり、使い勝手がよいものと
なっている。
【0041】なお、傾きセンサ36からの出力は、使用
者が意図せずに動いたりぶれたりした時の角度を正確に
検出してしまい、敏感に画面に変化して使いにくくなる
場合があるが、この対応としては一般的なノイズリダク
ション手法として知られているように、ある時間間隔で
出力をサンプリングして平均化するなどの手段によっ
て、地図表示の動作を安定化させる。
【0042】以上のように、本実施形態1においては、
表示部14の表示画面の角度(本体の傾き角度)と物体
の立体化される角度とが対応したものになっているの
で、実空間と画面の中の仮想空間との関係(3次元的な
イメージ)が、直感的に分かり易くなっており、使用者
の操作性は向上している。また、携帯機器10には方位
センサ38を備えており、従来からカーナビゲーション
などでも実現されているように方位に応じて表示されて
いる向きを変える(一般的にヘディングアップと呼ばれ
る)機能を実現しており、使用者が地図を見ながら向き
を変えたり、角度を変えたりすることによって、実空間
と画面の中の仮想空間との関係がより直感的に分かり易
くなっている。更に、本実施形態1では3次元画像の切
り替えを3段階の切り替えているが、携帯機器10の処
理能力を向上させて4段階以上又は無段階にすることに
より、よりスムーズで直感的な画像表示が得られる。
【0043】また、本実施形態1においては方位センサ
38の出力を傾きセンサ36の出力に基づいて補正して
いるので、高精度な方位情報が得られる。
【0044】また、本実施形態1においては、携帯機器
10の傾き角度が所定の角度以上になると、上述のよう
に警告処理を行っており、使用者に十分な性能を発揮さ
せるための操作を促すことができ、また、不安定な動作
で不安を使用者に与えるという課題が解消されている。
即ち、カーナビゲーション装置のように設置された方位
センサが常にほぼ水平な状態に保持されていれば問題に
はならないが、携帯型ナビゲーション装置のように使用
者が手に持って自由に動かせる場合には常にほぼ水平な
状態に維持することは難しく、その上に、使用者には
「機器の傾きを変える(水平に保たない)と精度が低下
する」という意識がないため、機器の性能が発揮できな
いだけでなく、機器の性能自体に不安感をもつ結果を招
くことになるが、本実施形態1においては携帯機器10
の傾き角度が所定の角度以上になると、上述のように警
告処理を行うことにより、そのような課題が解消されて
いる。
【0045】実施形態2.図7は本発明の実施形態2に
係る携帯機器の断面図である。本実施形態2において
は、方位センサを2個設けている点が上述の実施形態1
と相違しており、方位センサの出力を補正する代わり
に、2個の方位センサを傾き角度に応じて使い分けるよ
うにしている。
【0046】図7の携帯機器10において、本体12を
構成する筐体51には透明カバー52が配置されてお
り、その透明カバー52の内側にはLCD53が配置さ
れている。また、筐体51には、電池44、主要回路基
板55、GPS回路部32が搭載された回路基板56等
が内蔵されている。主要回路基板55には傾きセンサ3
6及び方位センサ38の他に、接続コネクタ57が設置
されている。接続コネクタにはフレキシブルケーブル5
8の一方の端部が接続されており、フレキシブルケーブ
ル58の裏側には補強板59が設けられており、フレキ
シブルケーブル58には2個目の方位センサ39が取り
付けられており、その出力はフレキシブルケーブル58
を介して主要回路基板55に搭載されているCPU30
に出力される。なお、方位センサ39は主要回路基板5
5に対して、即ち方位センサ38に対して角度A(この
例では60度)だけ傾けた角度で補強板59に取り付け
られている。このように、本実施形態2においては2個
の方位センサ38,39が取付けられており、その取付
角度(傾斜角度)を異ならせている。
【0047】図8は図7の携帯機器10の動作の詳細を
示したフローチャートである。 (S21)CPU30は、方位センサ38,39からの
方位情報を取得する。なお、図8のフローチャートにお
いて、方位センサ38,39は方位センサA,Bと記載
されている。このことは後述の図9においても同様であ
る。 (S22)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度情報を取得する。
【0048】(S23)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θが、θ>20度であるかどうかを判断
する。 (S24)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θがθ>20度でないとき(傾き角度θが20度以
下)には、方位センサ38からの方位情報を採用する。
【0049】(S25)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θがθ>20度であるときには、次に、
傾き角度θが、θ<40度であるかどうかを判断する。 (S26)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θが、θ<40度でないとき(傾き角度θが40度以
上)には、方位センサ39からの方位情報を採用する。 (S27)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θが、θ<40度であるとき(傾き角度θが40度未
満)には、方位センサ38と40の平均値を求め、その
平均値を方位情報として採用する。 (S28)CPU30は、以上のようにして、処理(2
4)、(26)、(27)の何れかの処理に基づいて方
位情報を確定する。
【0050】(S29)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θが、θ>25度であるかどうかを判断
する。 (S30)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θがθ>25度でないとき(傾き角度θが25度以
下)には、上記の方位情報に応じて、メモリ40に格納
されている地図データを画像処理して2次元の地図画像
を描画して表示部14に表示させる。このときの処理は
上述の実施形態1の処理(S15)と同じである。
【0051】(S31)CPU30は、傾きセンサ36
からの傾き角度θ及び上記の方位情報に応じて地図デー
タを画像処理して3次元の地図画像を描画する。このと
きの処理は上述の実施形態1の処理(S19)と同じで
ある。 (S32)CPU30は、上記にて画像処理された地図
データを表示部14に表示させる。なお、本実施形態2
においては、図8のフローチャートにおいて図示を省略
したが、傾き角度θが−20未満になったり、或いは8
0度を超えると、図5のフローチャートの処理(S1
7)と同様に、警告を発生する処理を行うものとする。
【0052】以上のように、本実施形態2においては、
2個の方位センサ38,39を異なった角度に取付け
て、この方位センサ38,39の方位情報を傾きセンサ
36の傾き角に応じて使い分けるようにしたので、方位
情報の精度が所定の範囲内になり、計測精度が維持され
る。即ち、後述のように、方位センサ38の特性は傾き
角度θが20度位までは崩れ方が大きくないので、本実
施形態2においては、傾き角度θが−20度〜20度ま
では方位センサ38の出力、傾き角度θが20度を越え
て40度未満のときには方位センサ38と39の平均
値、傾き角度θが40度〜80度のときには方位センサ
39の出力を用いている。したがって、本実施形態2に
おいては、想定される使用角度(−20度〜80度)の
どのような状態においても正確な方位情報を得ることが
でき、地図画像の表示が高精度なものとなっている。
【0053】実施形態3.図9は本発明の実施形態3に
係る携帯機器10の動作の詳細を示したフローチャート
である。本実施形態3においては、上述の図8のフロー
チャートに対して方位情報の補正をする処理(S24
a)、(S25a)及び(S26a)が加えられてい
る。以下にこの方位情報の補正方法を詳細に説明する。
【0054】図10は傾き角と方位センサの特性との関
係を示した図である。一般に、方位センサの傾きに対す
る出力特性は傾きが大きくなるに従って崩れる傾向にあ
る。図10は方位センサの傾きを0度から大きくしてい
った場合に、各方位(東西南北32方位)を向いた際の
方位センサーからの出力(X,Y)をプロットして結ん
だものである。同図から分かるように、0度の場合はほ
ぼ真円の出力特性になっているが、傾きが大きくなるに
つれて特に北向きの際のX,Yが真円から崩れてくる。
方位センサの傾きがわからない状態においては、この
X,Yの出力だけを見ても機器が傾いて歪んだ情報なの
か、正確な情報なのかがわからないので補正しようがな
く、実際は北東(45度方向)を向いているのに機器が
傾いているため60度方向を示してしまったり、という
ことが起こり得る。そこで、上述のように、方位センサ
の出力を補正したり、或いは方位センサを2個設けるこ
とにより対応している。
【0055】図11は傾き角に対する補正テーブルの例
を示した図である。補正テーブルはX値のテーブル60
及びY値のテーブル61から構成されており、各傾き角
に対して各方位の補正値をX値及びY値についてそれぞ
れ予め求めておいてテーブル化しておいてメモリ40に
格納しておくものとする。
【0056】図12は方位の補正方法の処理を示したフ
ローチャートである。 (S41)CPU30は、方位センサ38,39からの
出力A(X),A(Y)を取り込む。 (S42)CPU30は、傾きセンサ36からの出力を
取り込む。 (S43)CPU30は、傾きセンサ36からの傾き角
度θに基づいて、補正テーブル60,61から補正値B
(X),補正値B(Y)を求める。 (S44)CPU30は、次の補正計算をする。 C(X)=A(X)−B(X) …(1) C(Y)=A(Y)−B(Y) …(2) (S45)CPU30は方位計算をする。 β=tan-1(C(Y)/C(X))
【0057】なお、方位センサ39については60度傾
けているので、上記の傾き角θに60度を加算すること
になる。また、補正テーブル60,61においては、傾
き角度及び方位情報は離散的な値が示されているので、
傾きセンサ36の出力及び方位センサ38,39の出力
がその離散的な値の間に位置する値を示したときには、
例えば直線補間をすることにより補正値B(X),B
(Y)を求める。
【0058】また、上記においては補正テーブル60,
61を設ける例について説明したが、例えば傾き角度と
方位の補正値との関係を関数式により近似して、傾きセ
ンサ36の出力をその関数式に適用して上記の補正値B
(X),B(Y)を求めるようにしてもよい。また、上
記の(1)及び(2)式を関数式により近似して、方位
情報の補正後の値C(X),C(Y)を求めるようにし
てもよい。
【0059】以上のように、本実施形態3においては、
2個の方位センサ38,39を異なった角度に取付け
て、この方位センサ38,39の方位情報を傾きセンサ
36の傾き角に応じて使い分けるのに加えて、2個の方
位センサ38,39の出力を傾き角度θに応じて補正す
るようにしたので、想定される使用角度(−20度〜8
0度)のどのような状態においてもより正確な方位情報
を得ることができ、操作性がより向上したものとなって
いる。
【0060】実施形態4.なお、上述の実施形態2,3
においては、方位センサを2個設けた例について説明し
たが、方位センサは3個又はそれ以上設けてもよく、そ
の場合においても取付角度を異なったものにする。その
ように取付け個数を多くするにより、方位情報の精度を
向上させたり、或いは使用角度の範囲を広げることが可
能になる。
【0061】実施形態5.また、上述の実施形態1〜3
においては、位置検出手段として、GPS回路部32及
びGPSアンテナ46によりGPSシステムを利用する
例について説明したが、例えばD(Diffrential)−G
PSやPHSなどのセル方式携帯電話による位置検出手
段を用いてもよい。また、自動的な位置検出手段を持た
ずに、使用者が自ら地図の地点を選択するような、位置
指定手段でも良い。
【0062】実施形態6.また、上述の実施形態1〜3
においては現在位置を検出してその現在位置を中心にし
た地図データを2次元又は3次元に表示する例について
説明したが、それ以外の使用態様もある。例えば携帯機
器10の操作ボタン20a〜20d(図2)を適宜操作
して例えば出発地点及び目標地点を入力し、CPU30
がその情報に基づいて移動経路を算出する。この移動経
路の算出については、メモリ40から、出発地点から目
標地点までの地図データを読み出し、その読み出した地
図データを参照して、ダイクストラ法、横型探索法等の
シミュレーション計算を行い、例えば出発地点と目的地
点とを最短距離で結ぶ最適な走行予定ルートを求めて、
そのノード列と、先頭の出発地データ及び最後尾の目的
地データとを合わせた走行予定ルートのデータを生成す
ることより行う。そして、操作ボタン20a〜20d
(図2)を適宜操作して例えば移動経路に沿ってカーソ
ル(現在位置)を移動させながら、携帯機器10を適当
に傾けることにより、その傾き角度に応じて2次元又は
3次元の地図画像を表示させるようにしてもよい。な
お、この移動経路の算出については、外部のPCにより
行いその結果を携帯機器10に取り込むようにしてもよ
い。
【0063】実施形態7.また、上記の実施形態6にお
いては、走行予定ルートにおける地図データを表示する
例について説明したが、表示部14に所定の領域の地図
画像を表示させ、その地図画像を携帯機器10の傾き角
度に応じて2次元表示又は3次元表示させるようにして
もよい。
【0064】実施形態8.また、縮尺率が大きいときに
は3次元表示が実用的でないので(小さすぎるので)、
縮尺率がある程度小さくなった場合に上述の3次元表示
を行うようにしてもよい。この場合には、メモリ40に
は複数の縮尺率(1/5000、1/10000、1/
20000)の地図データを用意しておいて、操作ボタ
ン20a〜20d(図2)を操作して例えば最小の縮尺
率を選択したときに上述の3次元表示を行うようにす
る。
【0065】実施形態9.上述の実施形態1〜8は携帯
型ナビゲーション装置を前提とするものであるが、本発
明は、PHS、携帯情報端末等の各種の携帯機器にも同
様に適用することができる。例えば、携帯型のゲーム機
にも適用することができ、その場合にはその機器の傾き
角に応じた俯角の3次元表示が得られるので、ゲームに
臨場感をもたせることができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、傾き角を
検出する傾きセンサにより検出し、傾き角に応じて、表
示手段に表示させる画像の俯角を変更するようにしたの
で、画像を3次元表示する際の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る携帯機器の回路構成
を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る携帯機器の斜視図で
ある。
【図3】図1の携帯機器の動作の概要を概念的に示した
説明図である。
【図4】図1の携帯機器の動作の詳細を示したフローチ
ャートである。
【図5】図4のフローチャートにおける警告処理を概念
的に示した説明図である。
【図6】図1の携帯機器における傾き角度と表示部の表
示状態を示した説明図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る携帯機器の断面図で
ある。
【図8】図7の携帯機器の動作の詳細を示したフローチ
ャートである。
【図9】本発明の実施形態3に係る携帯機器の動作の詳
細を示したフローチャートである。
【図10】傾き角と方位センサの特性との関係を示した
図である。
【図11】傾き角に対する補正テーブルの例を示した図
である。
【図12】方位情報の補正方法の処理を示したフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 携帯機器 12 本体 14 表示部 14a アイコン 16 電源ボタン 18 接続コネクタ 20a〜20d 操作ボタン 32 GPS回路部 34 キースイッチ 36 傾きセンサ 38,39 方位センサ 40 メモリ 42 スピーカ 44 電池 46 アンテナ 51 筐体 52 透明カバー 53 LCD 55 主要回路基板 56 回路基板 57 接続コネクタ 58 フレキシブルケーブル 59 補強板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB22 HC11 HC23 HC31 2F029 AA02 AA07 AB07 AB13 AC03 AC09 AC13 AC16 5B050 BA07 BA17 CA07 EA13 EA28 FA02 5E501 AA23 AC15 AC33 BA03 CA04 CB03 CB20 FA14 FA27 FB03 5H180 AA01 AA21 BB05 CC12 FF05 FF13 FF22 FF23 FF33

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾き角を検出する傾きセンサと、 表示手段と、 前記傾きセンサの出力に対応した俯角の画像を生成して
    前記表示手段に表示させる演算手段とを備えたことを特
    徴とする携帯機器。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    に対応して、前記表示手段に表示させる画像を2次元表
    示から3次元表示に切り替えることを特徴とする請求項
    1記載の携帯機器。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    に対応して、表示手段に表示させる3次元の画像の俯角
    を変更することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯
    機器。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記傾き角度を複数に
    区分し、各区分に対応した画像の俯角を予め設定してお
    いて、前記傾きセンサの出力に基づいて該当する区分を
    選択し、選択された区分の俯角に基づいた画像を前記表
    示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の携帯機器。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    が大きくなるに従って、前記俯角を小さくすることを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の携帯機器。
  6. 【請求項6】 現在位置を検出する位置検出手段と、 傾き角を検出する傾きセンサと、 方位を検出する方位センサと、 表示手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置を含み、且
    つ、前記傾きセンサの出力に対応した俯角の地図の画像
    であって、方位が前記方位センサの出力に基づいて調整
    された地図の画像を生成して前記表示手段に表示させる
    演算手段と、を備えたことを特徴とする携帯機器。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    に対応して、表示手段に表示させる画像を2次元表示か
    ら3次元表示に切り替えることを特徴とする請求項6記
    載の携帯機器。
  8. 【請求項8】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    に対応して、表示手段に表示させる3次元の地図の画像
    の俯角を変更することを特徴とする請求項6又は7記載
    の携帯機器。
  9. 【請求項9】 前記演算手段は、前記傾き角を複数に区
    分し、各区分に対応した俯角を予め設定しておいて、前
    記傾きセンサの出力に基づいて該当する区分を選択し、
    選択された区分の俯角に基づいた画像を生成して前記表
    示手段に表示させることを特徴とする請求項6乃至8の
    何れかに記載の携帯機器。
  10. 【請求項10】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出
    力が大きくなるに従って、表示手段に表示させる画像の
    俯角を小さくすることを特徴とする請求項6乃至9の何
    れかに記載の携帯機器。
  11. 【請求項11】 前記方位センサを異なった取付け角度
    で複数個設け、前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    に基づいて利用する前記方位センサを選択することを特
    徴とする請求項6乃至10の何れかに記載の携帯機器。
  12. 【請求項12】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出
    力が隣接する前記方位センサの取付け角度の所定の中間
    の領域にあるとき、前記隣接する前記方位センサの出力
    の平均値を方位値とすることを特徴とする請求項11記
    載の携帯機器。
  13. 【請求項13】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出
    力に基づいて前記方位センサの出力を補正することを特
    徴とする請求項6乃至12の何れかに記載の携帯機器。
  14. 【請求項14】 前記傾きセンサの出力と前記方位セン
    サの補正値との関係を特定した補正テーブルを記憶する
    記憶手段を備え、前記演算手段は、前記傾きセンサの出
    力に基づいて前記補正テーブルの補正値を読み出して、
    その補正値に基づいて前記方位センサの出力を補正する
    ことを特徴とする請求項13記載の携帯機器。
  15. 【請求項15】 前記傾きセンサの出力と前記方位セン
    サの補正値との関係を特定した前記関数式を記憶する記
    憶手段を備え、前記演算手段は、前記傾きセンサの出力
    を関数式に適用して補正値を算出し、その補正値に基づ
    いて前記方位センサの出力を補正することを特徴とする
    請求項13記載の携帯機器。
  16. 【請求項16】 前記演算手段は、前記傾きセンサの出
    力が所定の範囲から外れたときには、前記表示手段に警
    告を表示させることを特徴とする請求項1乃至15の何
    れかに記載の携帯機器。
  17. 【請求項17】 音声出力手段を備え、前記演算手段
    は、前記傾きセンサの出力が所定の範囲から外れたとき
    には、前記音声出力手段に警告音を発生させるとを特徴
    とする請求項1乃至16の何れかに記載の携帯機器。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17の何れかに記載の携
    帯機器の演算手段の処理を中央処理装置に行わせること
    を特徴とするプログラム。
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