JP2972772B1 - 系間通信システム及び系間通信制御方法 - Google Patents

系間通信システム及び系間通信制御方法

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JP2972772B1
JP2972772B1 JP34931998A JP34931998A JP2972772B1 JP 2972772 B1 JP2972772 B1 JP 2972772B1 JP 34931998 A JP34931998 A JP 34931998A JP 34931998 A JP34931998 A JP 34931998A JP 2972772 B1 JP2972772 B1 JP 2972772B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、拡張記憶装置内のビジー判定回路
のビジーフラグセット状態を短縮しクラスタ間の系間通
信処理を高速に制御できる系間通信システム及び系間通
信制御方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 各クラスタの系間通信割り込み要因の受
付を行うとともに各クラスタ間の受付順位を制御するビ
ジー判定回路と、クラスタ毎に存在するクラスタ間の系
間通信データを格納する系間通信データバッファとを備
え、全クラスタに共有接続されてクラスタ間の系間通信
を実行するための拡張記憶装置と、各クラスタ毎に1対
1に設けられ、クラスタの動作状態を判定するシステム
動作判定フラグと、クラスタの各々と拡張記憶装置間で
生じる系間通信割り込み要因をFIFO方式でスタック
するスタックエントリを備えた複数のアダプタとを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系間通信技術に関
し、特に、多クラスタ間で拡張記憶装置(共有メモリ)
を使用してクラスタ間の系間通信を実行するシステム及
び系間通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オンライン・システムの普及に伴い、与
えられた処理をより早くより多く処理したいという要
求、すなわち、高応答性と高スループット性に対するニ
ーズがますます大きくなっている近年、単一のプロセッ
サによりこのニーズを満足することはもはや限界に達し
てきており、複数個のプロセッサにより並列に処理を実
行するシステムが、既に続々と登場している。並列処理
システムは、プロセッサ間の情報伝達方法の違いによ
り、マルチコンピュータシステムとマルチプロセッサシ
ステムに分類することができる。マルチコンピュータシ
ステムでは、伝達したい情報をプロセッサからプロセッ
サへネットワークを介して直接に通信する。これに対し
て、マルチプロセッサシステムでは、共有の記憶領域を
設け、この記憶領域を介して間接的に情報を伝達する。
後者は前者に比べて多くの情報を共有することができる
が、全てのプロセッサが共有記憶領域を実用的な時間内
でアクセスできなければならないという制約のため、プ
ロセッサの個数,プロセッサと共有記憶領域との距離な
どはある範囲内に限定される。
【0003】一方、マルチプロセッサシステムの進展に
対応して、マルチプロセッサを用いたプロセッサ間通信
技術に代表されるクラスタ間通信技術が急速に進展して
いる。多クラスタと拡張記憶装置EMUで構成されたシ
ステムにおいてクラスタ間で拡張記憶装置EMUを介し
て通信データをやりとりする系間通信方式の開発も盛ん
に進められている。このような従来技術としては、例え
ば、特開平5−143554号公報に記載のものがあ
る。すなわち、従来技術は複数個のプロセッサ、共有の
記憶領域、プロセッサ間あるいはプロセッサと共有記憶
領域との間を結ぶネットワークにより構成されるマルチ
プロセッサシステムであって、各プロセッサが他のプロ
セッサに対して処理要求を受け渡すための要求バッファ
をプロセッサ毎に設け、各プロセッサは自分の要求バッ
ファを監視して処理要求が存在する場合にのみ共有領域
をアクセスし、この処理の実行権を獲得して実行を開始
するマルチプロセッサシステム制御方式である。従来技
術は、プロセッサ毎に予め処理要求を受け渡すべきプロ
セッサ群を決めておき、各プロセッサは自分の処理の実
行中あるいは実行終了時に、所定のプロセッサ群の要求
バッファに対して処理要求を送信する。また、各プロセ
ッサは実行中あるいは実行すべき処理の内容に従って処
理要求を受け渡すべきプロセッサ群を決め、自分の処理
の実行中あるいは実行終了時に、所定のプロセッサ群の
要求バッファに対して処理要求を送信する。また、他の
プロセッサからの処理要求を受け取ったプロセッサは、
共有記憶領域をアクセスして予め定められた手順で処理
の実行権獲得処理を行い、その結果、実行権を獲得でき
た場合には処理の実行を開始し、他のプロセッサに実行
権を先に獲得された場合には要求バッファ内に記憶され
た処理の要求を削除して別の処理要求の発生を監視する
ことが記載されている。
【0004】またこのような従来技術では、各プロセッ
サが他のプロセッサに対して処理要求を受け渡すための
記憶領域(これを要求バッファとよぶ)をプロセッサ毎
に設ける。そして、各プロセッサの処理要求送信手段
は、処理終了時に処理要求を受け渡すべきプロセッサ群
を決定し、プロセッサ群の要求バッファに対して処理要
求を送信する。また、各プロセッサの処理要求監視手段
は自分の要求バッファを監視し、他のプロセッサからの
処理要求が到着した場合にのみ共有領域をアクセスす
る。そして、この処理の実行権を獲得した後に実行を開
始することが記載されている。
【0005】これにより、マルチプロセッサシステムに
おいてプロセッサのアイドル状態時の共有記憶領域への
アクセス頻度を低減できる。このため、共有記憶領域の
アクセス競合に伴う、プロセッサの処理実行時のアクセ
ス待ち時間を短縮できる。その結果、システムのスルー
プットと応答性能が向上することが記載されている。
【0006】図8は、従来技術のシステム構成の概略を
示している。図8に示すようなクラスタC−1から発行
された系間通信処理では、アダプタA−1を介して信号
線1−aを経由して拡張記憶装置EMUへ系間通信割り
込み(送信側)を行い、データ線2−aを経由して各ク
ラスタ対応の通信データ格納バッファBF0へ格納す
る。アダプタA−1からの系間通信割り込み要因を受け
付けた拡張記憶装置EMU内ではビジー判定回路BCC
にビジーフラグをセットする。ビジーフラグをセットさ
れた拡張記憶装置EMUは、アダプタA−2(受信側の
クラスタ)に対して系間通信割り込み要求(受信側)を
行う。
【0007】アダプタA−2でシステム動作判定フラグ
D2がセットされているケースでは、系間通信割り込み
要求をアダプタA−2に対して送出し、アダプタA−2
においてシステム動作判定フラグがリセットされ、送信
側クラスタからの系間通信割り込み要因を受信したこと
で拡張記憶装置EMU内のビジー判定回路BCCのビジ
ーフラグがリセットされ、これにより、拡張記憶装置E
MU内のビジー判定回路BCCが他クラスタ間の系間通
信割り込み要因を受け付けることが可能となる。
【0008】一方、アダプタA−2(受信側)は送信側
クラスタからの系間通信割り込み要因を受信すると、拡
張記憶装置EMU内の送信側クラスタC−1対応の通信
データ格納バッファBF0から、通信データをデータ線
2−bを経由して読み出し、受信側クラスタC−2へ引
き渡す。送信側クラスタC−1の発行した系間通信通信
データの引き渡しを確認した受信側アダプタAー2は、
拡張記憶装置EMUに対して受信側クラスタC−2にお
ける通信データ受け取り成功に関する系間通信割り込み
要因(受信側クラスタからの)を拡張記憶装置EMUに
送信する。
【0009】拡張記憶装置EMU内では、送信側クラス
タC−1が生成した系間通信成功の系間通信割り込み要
求(受信側クラスタからの)を受信側アダプタA−2か
ら受け付け、ビジー判定回路BCCにビジーフラグをセ
ットする。
【0010】これ以降、受信側クラスタC−2は送信側
クラスタC−1からの系間通信割り込み要求及び通信デ
ータを受け取って、系間通信成功の系間通信割り込み要
因を拡張記憶装置EMUに対して発行した時点から、ク
ラスタC−2は送信側クラスタC−2、アダプタA−2
は送信側アダプタA−2、クラスタC1は受信側クラス
タC−1、アダプタA−1は受信側アダプタA−1とし
て機能する点に注意して以下の説明を行う。
【0011】ビジーフラグをセットした拡張記憶装置E
MUは、受信側アダプタA−1に対して信号線1−aを
経由して送信側クラスタC−2からの系間通信割り込み
要因を送出する。受信側アダプタA−1でシステム動作
判定フラグD1がセットされているケースでは、系間通
信割り込み要求をアダプタA−1に対して送出し、アダ
プタA−1においてシステム動作判定フラグD1がリセ
ットされ送信側クラスタからの系間通信割り込み要因を
受信したことで、拡張記憶装置EMU内のビジー判定回
路BCCのビジーフラグがリセットされる。これによ
り、拡張記憶装置EMU内のビジー判定回路BCCは、
他クラスタ間の系間通信割り込み要因を受け付けること
が可能となる。
【0012】次に受信側アダプタA−1は送信側クラス
タC−2からの系間通信割り込み要因を受け取ると、ク
ラスタC−1、クラスタC−2間の系間通信処理が成功
したことをクラスタC−1に対して報告を行い系間通信
処理を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、各クラスタC−1,…,C−nに付随したアダプ
タA−1,A−2…A−n内に系間通信割り込み要因を
スタックする(換言すれば、拡張記憶装置EMU内のビ
ジー判定回路BCCのセット信号をリセットする)スタ
ックエントリを有していないため、対系間通信のクラス
タC−1,C−2でアダプタA−1,A−2のシステム
動作判定フラグD1,D2がセットされているケースで
は、拡張記憶措置内のビジー判定回路BCCのビジーフ
ラグがセットされた状態が、系間通信のクラスタ上で系
間通信以外の処理が終了するまで継続されてしまい、そ
の結果、他クラスタからの系間通信が待たされてしまう
という問題点があった。
【0014】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、各クラスタに付随
したアダプタ内に系間通信割り込み要因をスタックする
スタックエントリを設けることで、拡張記憶装置EMU
内のビジー判定回路BCCのビジーフラグセット状態を
短縮しクラスタ間の系間通信処理を高速に制御すること
ができる系間通信システム及び系間通信制御方法を提供
する点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、多クラスタ間での系間通信を実行する系間通
信システムであって、各クラスタの系間通信割り込み要
因の受付を行うとともに各クラスタ間の受付順位を制御
するビジー判定回路と、クラスタ毎に存在するクラスタ
間の系間通信データを格納する系間通信データバッファ
とを備え、全クラスタに共有接続されてクラスタ間の系
間通信を実行するための拡張記憶装置と、各クラスタ毎
に1対1に設けられ、クラスタの動作状態を判定するシ
ステム動作判定フラグと、クラスタの各々と拡張記憶装
置間で生じる系間通信割り込み要因をFIFO方式でス
タックするスタックエントリを備えた複数のアダプタと
を有することを特徴とする系間通信システムに存する。
また本発明の請求項2に記載の要旨は、前記ビジー判定
回路は、任意のクラスタから系間通信を受け付けている
間、ビジーフラグをセットして他クラスタからの系間通
信割り込みを受け付けないよう排他制御を行うように構
成されていることを特徴とする請求項1記載の系間通信
システムに存する。また本発明の請求項3に記載の要旨
は、前記システム動作判定フラグは、クラスタの動作状
態として転送命令の処理状態及び/または系間通信の受
信可能状態を含むことを特徴とする請求項1記載の系間
通信システムに存する。また本発明の請求項4に記載の
要旨は、前記拡張記憶装置は、他クラスタからの系間通
信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通信割り
込みを受け付け可能か否かの状態を示すビジーフラグを
備えたビジー判定フラグを有し、前記スタックエントリ
の各々は、他クラスタからの系間通信割り込みを受け付
ける際、自クラスタが系間通信割り込みを受け付けられ
ない状態において、前記拡張記憶装置の前記ビジー判定
フラグ内に存在する前記ビジーフラグをリセットすると
ともに、前記拡張記憶装置が他のクラスタから発行され
た系間通信割り込み要求を受け付けられるように、前記
系間通信割り込み要因をFIFO方式でスタックするよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の系
間通信システムに存する。また本発明の請求項5に記載
の要旨は、前記拡張記憶装置は、他クラスタからの系間
通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通信割
り込みを受け付けられない状態を示すシステム動作判定
フラグを有することを特徴とする請求項1記載の系間通
信システムに存する。また本発明の請求項6に記載の要
旨は、前記スタックエントリは、クラスタ間の送受信に
かかる前記系間通信割り込みの要因を、前記拡張記憶装
置で受け付けた順番で処理するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の系間通信システムに存す
る。また本発明の請求項7に記載の要旨は、多クラスタ
間での系間通信を実行する系間通信制御方法であって、
各クラスタの系間通信割り込み要因の受付を行うととも
に各クラスタ間の受付順位を制御するビジー判定工程
と、クラスタ毎に存在するクラスタ間の系間通信データ
を格納する系間通信データバッファ工程とを備え、クラ
スタ間の系間通信を実行するための拡張記憶工程と、ク
ラスタの動作状態を判定するシステム動作判定工程と、
クラスタの各々と拡張記憶工程間で生じる系間通信割り
込み要因をFIFO方式でスタックするスタックエント
リ工程を備えたスタック工程とを有することを特徴とす
る系間通信制御方法に存する。また本発明の請求項8に
記載の要旨は、前記ビジー判定工程は、任意のクラスタ
から系間通信を受け付けている間、ビジーフラグをセッ
トして他クラスタからの系間通信割り込みを受け付けな
いよう排他制御を行う工程を含むことを特徴とする請求
項7記載の系間通信制御方法に存する。また本発明の請
求項9に記載の要旨は、前記システム動作判定工程は、
クラスタの動作状態として転送命令の処理状態及び/ま
たは系間通信の受信可能状態を設定する工程を含むこと
を特徴とする請求項7記載の系間通信制御方法に存す
る。また本発明の請求項10に記載の要旨は、前記拡張
記憶工程は、他クラスタからの系間通信割り込みを受け
付ける際、自クラスタが系間通信割り込みを受け付け可
能か否かの状態をビジーフラグに記述するビジー判定フ
ラグ工程を有し、前記スタックエントリ工程は、他クラ
スタからの系間通信割り込みを受け付ける際、自クラス
タが系間通信割り込みを受け付けられない状態におい
て、前記ビジーフラグをリセットするとともに、前記拡
張記憶工程が他のクラスタから発行された系間通信割り
込み要求を受け付けられるように、前記系間通信割り込
み要因をFIFO方式でスタックする工程を含むことを
特徴とする請求項7記載の系間通信制御方法に存する。
また本発明の請求項11に記載の要旨は、前記拡張記憶
工程は、他クラスタからの系間通信割り込みを受け付け
る際、自クラスタが系間通信割り込みを受け付けられな
い状態を示すシステム動作判定工程を有することを特徴
とする請求項7記載の系間通信制御方法に存する。また
本発明の請求項12に記載の要旨は、前記スタックエン
トリ工程は、クラスタ間の送受信にかかる前記系間通信
割り込みの要因を、前記拡張記憶工程で受け付けた順番
で処理する工程を含むことを特徴とする請求項7記載の
系間通信制御方法に存する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。初めに、図面に基づき、本実
施形態の系間通信システム100の基本概念を説明す
る。本実施形態の系間通信システム100は、多クラス
タC−1,…,C−n間で拡張記憶装置EMU(共有メ
モリ)を使用した、クラスタ間の系間通信処理機能に加
えて、クラスタC−1,…,C−nの各々と拡張記憶装
置EMU間で生じる系間通信割り込み要因をFIFO方
式でスタックするスタックエントリE1,…,Enを設
けたことを特徴としている。
【0017】図1は、本実施形態の系間通信システム1
00及び系間通信制御方法で実現されるFIFO(フィ
フォ:First In First Out)方式の
系間通信割り込み要因のスタック機能(スタックエント
リ)を示す。系間通信システム100は、複数のクラス
タC−1,…,C−n、各クラスタ毎に設けられたアダ
プタA−1,…,A−n、全クラスタに共有接続されて
いる拡張記憶装置EMUを備えている。例えば、アダプ
タA−1,…はクラスタC−1に設けられ、拡張記憶装
置EMUに共有接続されている。アダプタA−nはクラ
スタC−nに設けられ、拡張記憶装置EMUに共有接続
されている。
【0018】次に、本実施形態の系間通信制御方法の基
本概念を説明する。本実施形態の系間通信制御方法は、
系間通信システム100が実行する工程であって、拡張
記憶工程、スタック工程を有する。
【0019】拡張記憶工程は、ビジー判定工程、スタッ
ク工程、ビジー判定フラグ工程を有する。また、他クラ
スタからの系間通信割り込みを受け付ける際、自クラス
タが系間通信割り込みを受け付けられない状態を示すシ
ステム動作判定工程を有する。
【0020】ビジー判定フラグ工程は、他クラスタから
の系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間
通信割り込みを受け付け可能か否かの状態をビジーフラ
グに記述する。
【0021】ビジー判定工程は、系間通信データバッフ
ァ工程を備え、クラスタ間の系間通信を実行する。また
ビジー判定工程は、任意のクラスタから系間通信を受け
付けている間、ビジーフラグをセットして他クラスタか
らの系間通信割り込みを受け付けないよう排他制御を行
う工程を含んでいる。
【0022】系間通信データバッファ工程は、各クラス
タの系間通信割り込み要因の受付を行うとともに各クラ
スタ間の受付順位を制御するクラスタ毎に存在するクラ
スタ間の系間通信データを格納する。
【0023】スタック工程は、クラスタの動作状態を判
定するシステム動作判定工程と、クラスタの各々と拡張
記憶工程間で生じる系間通信割り込み要因をFIFO方
式でスタックするスタックエントリ工程を備えている。
【0024】システム動作判定工程は、クラスタの動作
状態として転送命令の処理状態及び/または系間通信の
受信可能状態を設定する工程を含んでいる。
【0025】スタックエントリ工程は、他クラスタから
の系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間
通信割り込みを受け付けられない状態において、ビジー
フラグをリセットするとともに、拡張記憶工程が他のク
ラスタから発行された系間通信割り込み要求を受け付け
られるように、系間通信割り込み要因をFIFO方式で
スタックする工程を含んでいる。またスタックエントリ
工程は、クラスタ間の送受信にかかる系間通信割り込み
の要因を、拡張記憶工程で受け付けた順番で処理する工
程を含んでいる。
【0026】図2は、図1の系間通信システム100を
説明するための機能ブロック図である。拡張記憶装置E
MUは、ビジー判定回路BCC(図中Busy判定回路
と表記)、系間通信データバッファBF0,…,BFn
(図中通信データ格納バッファと表記)を備えている。
【0027】図2に示す系間通信データバッファBF
0,…,BFnの各々は、クラスタC−1に存在するク
ラスタ間の系間通信データを格納する。例えば、系間通
信データバッファBF0は、各クラスタ毎に存在するク
ラスタ間の系間通信データを格納する機能を有してい
る。
【0028】図2に示すビジー判定回路BCCは、各ク
ラスタC−1,…,C−nの系間通信割り込み要因の受
付を行い各クラスタ間の受付順位を制御する機能を有し
ている。換言すれば、あるクラスタから系間通信を受け
付けている間、ビジーフラグをセットして他クラスタか
らの系間通信割り込みを受け付けないよう排他制御を行
う。例えば、ビジー判定回路BCCは、クラスタC−1
の系間通信割り込み要因の受付を行い、各クラスタC−
1,…,C−n間の受付順位を制御する。換言すれば、
クラスタC−1から系間通信を受け付けている間、ビジ
ーフラグをセットして他クラスタC−2,…,C−nの
系間通信割り込みを受け付けないよう排他制御を行う。
【0029】図2に示すアダプタA−1,…,A−nの
各々は、システム動作判定フラグD1,…,Dn、スタ
ックエントリ(図中Stackエントリと表記)E1,
…,Enを備えている。例えば、アダプタA−1は、シ
ステム動作判定フラグD1、スタックエントリE1を備
え、アダプタA−nは、システム動作判定フラグDn、
スタックエントリEnを備えている。
【0030】システム動作判定フラグD1,…,Dnの
各々は、クラスタC−1,…,C−nの動作状態(すな
わち、転送命令が処理されている等、系間通信を受け付
けられる状態かどうか)を判定する機能を有している。
例えば、アダプタA−1におけるシステム動作判定フラ
グD1は、クラスタC−1,…,C−nの動作状態(例
えば、転送命令が処理されている等、系間通信を受け付
けられる状態かどうか)を判定する。アダプタA−2に
おけるシステム動作判定フラグD2は、クラスタC−
1,…,C−nの動作状態(すなわち、転送命令が処理
されている等、系間通信を受け付けられる状態かどう
か)を判定する。
【0031】スタックエントリE1,…,Enの各々
は、他クラスタからの系間通信割り込みを受け付ける
際、自クラスタが系間通信割り込みを受け付けられない
状態(すなわち、システム動作判定フラグがセットされ
ている)では、拡張記憶装置EMU内のビジー判定フラ
グ内に存在するビジーフラグをリセットして拡張記憶装
置EMU内で他のクラスタから発行された系間通信割り
込み要求を受け付けられるように系間通信割り込み要因
をFIFO方式でスタックする機能を有している。例え
ば、アダプタA−1におけるスタックエントリE1は、
他クラスタからの系間通信割り込みを受け付ける際、自
クラスタが系間通信割り込みを受け付けられない状態
(すなわち、システム動作判定フラグがセットされてい
る)では、拡張記憶装置EMU内のビジー判定フラグ内
に存在するビジーフラグをリセットして拡張記憶装置E
MU内で他のクラスタから発行された系間通信割り込み
要求を受け付けられるように系間通信割り込み要因をF
IFO方式でスタックする。またアダプタA−2におけ
るスタックエントリE2は、他クラスタからの系間通信
割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通信割り込
みを受け付けられない状態(すなわち、システム動作判
定フラグがセットされている状態)では、拡張記憶装置
EMU内のビジー判定フラグ内に存在するビジーフラグ
をリセットして拡張記憶装置EMU内で他のクラスタか
ら発行された系間通信割り込み要求を受け付けられるよ
うに系間通信割り込み要因をFIFO方式でスタックす
る。
【0032】このような構成の系間通信システム100
は、クラスタ間の系間通信の送受信割り込みの要因を拡
張記憶装置EMUで受け付けた順番で処理する機能を有
している。
【0033】このため、クラスタ間で系間通信処理が競
合した際、系間通信送信側のクラスタから発行された系
間通信割り込み要因を拡張記憶装置EMUが受け取る
と、拡張記憶装置EMUはビジーフラグ(busy f
lag)をセットする。拡張記憶装置EMUでは、この
とき受け取った送信側クラスタからの系間通信割り込み
要因を、受信側クラスタに刈り取らせる。これにより、
拡張記憶装置EMU内のビジーフラグをリセットして、
他のクラスタからの割り込み要因を受け付けることが可
能な状態、すなわち、割り込み要因受け付け可能状態に
復帰できる結果、他クラスタ間の系間通信処理全体の待
ち時間を短縮しシステム全体の性能を向上させる効果が
得られる。
【0034】同様の主旨で、受信側クラスタでシステム
動作判定フラグがセットされているときであっても、ス
タックエントリE1,…,Enに系間通信割り込み要因
を格納する。これにより、拡張記憶装置EMU内のビジ
ーフラグをリセットして、他のクラスタからの割り込み
要因を受け付けることが可能な状態、すなわち、割り込
み要因受け付け可能状態に復帰できる結果、他クラスタ
間の系間通信処理全体の待ち時間を短縮しシステム全体
の性能を向上させる効果が得られる。
【0035】次に、図面に基づき、系間通信システム1
00及び系間通信制御方法の実施形態を更に詳しく説明
する。
【0036】アダプタA−1は、自クラスタが系間通信
処理以外の動作中であることを示すシステム動作判定フ
ラグD1を有している。システム動作判定フラグD1が
セットされている状態では、拡張記憶装置EMUを介し
た他クラスタ(系間通信送信側クラスタ)からの系間通
信割り込み要因を処理できない。処理できない系間通信
割り込み要因(系間通信送信側系間通信割り込み要因)
は、スタックエントリE1に格納され、自クラスタがア
イドル状態(すなわち、システム動作判定フラグがリセ
ットされた状態)に遷移するまで保留される。
【0037】図3は、図2各アダプタ内に設けられた、
スタックエントリのデータ構造を示している。
【0038】スタックエントリE1,…,Enの各々
は、スタックエントリ番号0#,…,N#で構成され、
格納スタックカウンタと実行スタックカウンタを有す
る。格納スタックカウンタは、系間通信割り込み要因を
格納するスタックエントリ番号0#,…,N#を保持す
る機能を有している。実行スタックカウンタは、実行す
べき系間通信割り込み要因のスタックエントリ番号0
#,…,N#を保持する機能を有している。
【0039】FIFO方式でクラスタ間の系間通信割り
込み要因の制御を行う拡張記憶装置EMUは、各クラス
タC−1,…,C−nの各々に対応する通信データ格納
バッファBF0,…,BFnを有し、系間通信送信側か
らの通信データを格納し、系間通信受信側のクラスタで
系間通信割り込み要因(送信側からの)の処理が開始さ
れ、通信データがリードされるまで通信データを保持す
る機能を有している。例えば、拡張記憶装置EMUは、
クラスタC−1に対応する通信データ格納バッファBF
0、クラスタC−2に対応する通信データ格納バッファ
BF1、クラスタC−3に対応する通信データ格納バッ
ファBF2を有している。
【0040】拡張記憶装置EMUは、クラスタ間の系間
通信処理の排他制御を行うためにビジー判定回路BCC
を有し、送信側クラスタからの系間通信割り込み要因を
受け付けてビジーフラグをセットする機能を有してい
る。また、受信側クラスタに対する系間通信割り込み要
因の刈り取りが行われた時点でリセットされ、他クラス
タ間の送信側クラスタの系間通信割り込み要因を受け付
けられる状態となる。
【0041】以下、本実施形態の動作につき説明する。
図4は、本発明の系間通信制御方法を説明するための動
作フローチャートである。
【0042】例えば、図4に示す系間通信制御方法は、
図2に示されたクラスタC−1から発行(ステップS
1)が実行されると、アダプタA−1を介して信号線1
−aより拡張記憶装置EMUへ系間通信割り込み(送信
側)を行い(ステップS2)、データ線2−aより各ク
ラスタ対応の通信データ格納バッファBF0へ格納する
(ステップS3)。アダプタA−1からの系間通信割り
込み要因を受け付けた拡張記憶装置EMU内ではビジー
判定回路BCCにビジーフラグをセットする。ビジーフ
ラグをセットされた拡張記憶装置EMUからは、アダプ
タA−2(受信側のクラスタ)に対して受信側系間通信
割り込み要求を行う(ステップS4のN→ステップS5
→処理[2−a])。
【0043】図5は、図4の動作フローチャートにおけ
る処理[3−a]を説明するための動作フローチャート
である。アダプタA−2でシステム動作判定フラグD2
がセットされているケース(ステップS4のY→処理
[3−a])では、系間通信割り込み要因をアダプタA
−2内に本実施形態で設けられたスタックエントリE2
に格納し(ステップS20)、拡張記憶装置EMU内の
ビジー信号をリセットする(ステップS20→S21の
N→S22→処理[1−b])。
【0044】図6は、図4の動作フローチャートにおけ
る処理[2−a]を説明するための動作フローチャート
である。アダプタA−2でシステム動作判定フラグD2
がリセットされたら(ステップS4のN)、スタックエ
ントリE2に格納されている送信側クラスタからの系間
通信割り込み要因を取り出し(ステップS5→処理[2
−a])、アダプタA−2(受信側)は送信側クラスタ
からの系間通信割り込み要因を受信すると、拡張記憶装
置EMU内の送信側クラスタC−1対応の通信データ格
納バッファBF0から通信データを、データ線2−bに
より読み出し、受信側クラスタC−2へ引き渡す(ステ
ップS10)。送信側クラスタC−1が発行した系間通
信通信データの引き渡しを確認した受信側アダプタAー
2は、受信側クラスタC−2において通信データ受け取
りが成功したことを意味する、受信側クラスタからの系
間通信割り込み要因を拡張記憶装置EMUに与える。
【0045】拡張記憶装置EMU内では、送信側クラス
タC−1からの系間通信成功の受信側クラスタからの系
間通信割り込み要求を受信側アダプタA−2から受け付
けて、ビジー判定回路BCCにビジーフラグをセットす
る(ステップS11)。
【0046】受信側クラスタC−2は送信側クラスタC
−1からの系間通信割り込み要求、及び通信データを受
け取って、系間通信成功の系間通信割り込み要因を拡張
記憶装置EMUに対して発行した時点からクラスタC−
2は送信側クラスタC−2、アダプタA−2は送信側ア
ダプタA−2、クラスタC1は受信側クラスタC−1、
アダプタA−1は受信側アダプタA−1として以下の説
明を行う。
【0047】ビジーフラグをセットした拡張記憶装置E
MUは、受信側アダプタA−1に対して信号線1−aよ
り送信側クラスタC−2からの系間通信割り込み要因を
送出する(ステップS12のN→S13→S14)。
【0048】図7は、図6の動作フローチャートにおけ
る処理[3−b]を説明するための動作フローチャート
である。受信側アダプタA−1でシステム動作判定フラ
グD1がセットされているケース(S12のY)では、
スタックエントリE1に送信側クラスタC−2からの系
間通信割り込み要因をセットする(ステップS31)。
この時点で、拡張記憶装置EMU内のビジー判定回路B
CCのビジーフラグはリセットされる。この時点で拡張
記憶装置EMU内のビジー判定回路BCCは他クラスタ
間の系間通信割り込み処理を受け付けられる状態とな
る。
【0049】次に、受信側アダプタA−1でシステム動
作判定フラグD1がリセットされると(ステップS32
のN)、スタックエントリE1より送信側クラスタから
の系間通信割り込み要因を取り出し(ステップS3
3)、クラスタC−1、クラスタC−2間の系間通信処
理が成功したことをクラスタC−1に対して通信を行い
系間通信処理を終了する(処理[2−b])。
【0050】以上本実施形態を要約すれば、C−1,
…,C−nの各々に付随したアダプタA−1,…,A−
nの各々に系間通信割り込み要因をスタックするスタッ
クエントリE1,…,E−nを各々設けることで、拡張
記憶装置EMU内のビジー判定回路BCCがビジーフラ
グセット状態になっている時間を短縮し、クラスタ間の
系間通信処理を高速に制御することができる。
【0051】なお、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。また各図に
おいて、同一構成要素には同一符号を付している。
【0052】
【発明の効果】本発明は、各クラスタに付随したアダプ
タ内に系間通信割り込み要因をスタックするスタックエ
ントリを設けることにより、拡張記憶装置内のビジー判
定回路のビジーフラグセット状態を短縮しクラスタ間の
系間通信処理を高速に制御できるようになるといった効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の系間通信システム及び系間通信制御方
法で実現されるFIFO方式の系間通信割り込み要因の
スタック機能(スタックエントリ)を説明するための機
能ブロック図である。
【図2】図1の系間通信システムを説明するための機能
ブロック図である。
【図3】図2各アダプタ内に設けられた、スタックエン
トリのデータ構造を示している。
【図4】本発明の系間通信制御方法を説明するための動
作フローチャートである。
【図5】図4の動作フローチャートにおける処理[3−
a]を説明するための動作フローチャートである。
【図6】図4の動作フローチャートにおける処理[2−
a]を説明するための動作フローチャートである。
【図7】図6の動作フローチャートにおける処理[3−
b]を説明するための動作フローチャートである。
【図8】従来技術のシステム構成の概略を示している。
【符号の説明】
100…系間通信システム 1−a,…,1−n…信号線 2−a,…,2−n…データ線 A−1,…,A−n…アダプタ BCC…ビジー判定回路 BF0,…,BFn…系間通信データバッファ C−1,…,C−n…クラスタ D1,…,D−n…システム動作判定フラグ E1,…,E−n…スタックエントリ EMU…拡張記憶装置(共有メモリ)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多クラスタ間での系間通信を実行する系
    間通信システムであって、 各クラスタの系間通信割り込み要因の受付を行うととも
    に各クラスタ間の受付順位を制御するビジー判定回路
    と、クラスタ毎に存在するクラスタ間の系間通信データ
    を格納する系間通信データバッファとを備え、全クラス
    タに共有接続されてクラスタ間の系間通信を実行するた
    めの拡張記憶装置と、 各クラスタ毎に1対1に設けられ、クラスタの動作状態
    を判定するシステム動作判定フラグと、クラスタの各々
    と拡張記憶装置間で生じる系間通信割り込み要因をFI
    FO方式でスタックするスタックエントリを備えた複数
    のアダプタとを有することを特徴とする系間通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ビジー判定回路は、任意のクラスタ
    から系間通信を受け付けている間、ビジーフラグをセッ
    トして他クラスタからの系間通信割り込みを受け付けな
    いよう排他制御を行うように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の系間通信システム。
  3. 【請求項3】 前記システム動作判定フラグは、クラス
    タの動作状態として転送命令の処理状態及び/または系
    間通信の受信可能状態を含むことを特徴とする請求項1
    記載の系間通信システム。
  4. 【請求項4】 前記拡張記憶装置は、他クラスタからの
    系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通
    信割り込みを受け付け可能か否かの状態を示すビジーフ
    ラグを備えたビジー判定フラグを有し、 前記スタックエントリの各々は、他クラスタからの系間
    通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通信割
    り込みを受け付けられない状態において、前記拡張記憶
    装置の前記ビジー判定フラグ内に存在する前記ビジーフ
    ラグをリセットするとともに、前記拡張記憶装置が他の
    クラスタから発行された系間通信割り込み要求を受け付
    けられるように、前記系間通信割り込み要因をFIFO
    方式でスタックするように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の系間通信システム。
  5. 【請求項5】 前記拡張記憶装置は、他クラスタからの
    系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通
    信割り込みを受け付けられない状態を示すシステム動作
    判定フラグを有することを特徴とする請求項1記載の系
    間通信システム。
  6. 【請求項6】 前記スタックエントリは、クラスタ間の
    送受信にかかる前記系間通信割り込みの要因を、前記拡
    張記憶装置で受け付けた順番で処理するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の系間通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 多クラスタ間での系間通信を実行する系
    間通信制御方法であって、 各クラスタの系間通信割り込み要因の受付を行うととも
    に各クラスタ間の受付順位を制御するビジー判定工程
    と、クラスタ毎に存在するクラスタ間の系間通信データ
    を格納する系間通信データバッファ工程とを備え、クラ
    スタ間の系間通信を実行するための拡張記憶工程と、 クラスタの動作状態を判定するシステム動作判定工程
    と、クラスタの各々と拡張記憶工程間で生じる系間通信
    割り込み要因をFIFO方式でスタックするスタックエ
    ントリ工程を備えたスタック工程とを有することを特徴
    とする系間通信制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ビジー判定工程は、任意のクラスタ
    から系間通信を受け付けている間、ビジーフラグをセッ
    トして他クラスタからの系間通信割り込みを受け付けな
    いよう排他制御を行う工程を含むことを特徴とする請求
    項7記載の系間通信制御方法。
  9. 【請求項9】 前記システム動作判定工程は、クラスタ
    の動作状態として転送命令の処理状態及び/または系間
    通信の受信可能状態を設定する工程を含むことを特徴と
    する請求項7記載の系間通信制御方法。
  10. 【請求項10】 前記拡張記憶工程は、他クラスタから
    の系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間
    通信割り込みを受け付け可能か否かの状態をビジーフラ
    グに記述するビジー判定フラグ工程を有し、 前記スタックエントリ工程は、他クラスタからの系間通
    信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間通信割り
    込みを受け付けられない状態において、前記ビジーフラ
    グをリセットするとともに、前記拡張記憶工程が他のク
    ラスタから発行された系間通信割り込み要求を受け付け
    られるように、前記系間通信割り込み要因をFIFO方
    式でスタックする工程を含むことを特徴とする請求項7
    記載の系間通信制御方法。
  11. 【請求項11】 前記拡張記憶工程は、他クラスタから
    の系間通信割り込みを受け付ける際、自クラスタが系間
    通信割り込みを受け付けられない状態を示すシステム動
    作判定工程を有することを特徴とする請求項7記載の系
    間通信制御方法。
  12. 【請求項12】 前記スタックエントリ工程は、クラス
    タ間の送受信にかかる前記系間通信割り込みの要因を、
    前記拡張記憶工程で受け付けた順番で処理する工程を含
    むことを特徴とする請求項7記載の系間通信制御方法。
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