JP2972415B2 - ブーストコンバータ - Google Patents

ブーストコンバータ

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JP2972415B2
JP2972415B2 JP3305362A JP30536291A JP2972415B2 JP 2972415 B2 JP2972415 B2 JP 2972415B2 JP 3305362 A JP3305362 A JP 3305362A JP 30536291 A JP30536291 A JP 30536291A JP 2972415 B2 JP2972415 B2 JP 2972415B2
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JP
Japan
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capacitor
transistor
voltage
coil
diode
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JP3305362A
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JPH05122926A (ja
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時宗 北島
直 浜村
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
Original Assignee
NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はブーストコンバータに関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来のブーストコンバータの例を図2に示
す。電源1の両端にコイル2とスイッチング素子である
トランジスタ5との直列回路が接続され、このコイル2
とダイオード8と更にコンデンサ10との直列回路が、
電源1の両端に接続されている。
【0003】そして、トランジスタ5の両端に抵抗3と
コンデンサ4と直列回路が接続され、ダイオード8の両
端に抵抗6とコンデンサ7の直列回路が接続されてい
る。コンデンサ10の両端電圧が出力として負荷11へ
印加される。
【0004】トランジスタ5は出力電圧が一定となる様
に、PWM制御回路9によって出力電圧に応じたスイッ
チング周波数でオンオフ制御される。すなわち、トラン
ジスタ5がオンのときに、電源1からコイル2へ磁気エ
ネルギを蓄積し、このエネルギをトランジスタ5がオフ
のときにダイオード8を介して出力コンデンサ10及び
負荷11へ供給するようになっている。
【0005】このとき、磁気エネルギは入力電源1に重
畳されて出力コンデンサ10へ供給されるために、入力
電圧よりも高い出力電圧を得ることができるのである。
この出力電圧は放出エネルギと負荷抵抗値とにより定ま
り、スイッチングトランジスタ5のオンオフ周波数を小
とすれば、放出エネルギも大となって出力電圧が上昇す
ることになる。
【0006】尚、抵抗3,6、コンデンサ4,7はスイ
ッチングトランジスタ5のターンオン,ターンオフ時に
おけるサージ電圧を抑圧するためサージアブゾーバとし
て動作する。
【0007】上述の従来回路はトランジスタ5の負荷が
誘導負荷であり、ターンオン及びターンオフ時に急激な
大電流をスイッチするため、トランジスタ5及びダイオ
ード8のスイッチング損失が大きいという欠点がある。
【0008】また、スイッチング動作時にコイル2の磁
気エネルギによって発生するサージ電圧及び出力ノイズ
を低減するために、抵抗、コンデンサからなるサージア
ブゾーバが必要である。特に、効率低下は高周波スイッ
チング時ほど顕著になるため、高周波化による小形化を
阻害する要因ともなっている。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、高周波化、高効率化、
低ノイズ化を図り、かつサージアブゾーバを不要として
小形化を図ったブーストコンバータを提供することであ
る。
【0010】
【発明の構成】本発明によるブーストコンバータは、電
源の両端に直列に接続された第1及び第2のスイッチン
グ素子と、前記第1のスイッチング素子の両端に直列に
接続された第1のダイオード、第1のコンデンサ及びコ
イルと、前記第1のコンデンサに並列に接続された第2
のダイオードと、前記第1のコンデンサ、前記コイル及
び前記第2のスイッチング素子からなる直列回路の両端
に直列に接続された第3のダイオード及び第2のコンデ
ンサと、前記第1及び第2のスイッチング素子を出力電
圧に応じた周波数で相補的にオンオフ制御する制御回路
とを有し、前記第2のコンデンサの両端電圧を前記出力
電圧として導出するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
り、図2と同等部分は同一符号にて示す。出力電圧に対
応する周波数でトランジスタ5,13を交互に相補的に
オンオフ制御する周波数制御回路9を有し、入力電源1
の両端にこれ等トランジスタ5,13の直列回路が接続
される。
【0013】トランジスタ13の両端にダイオード12
とコンデンサ14とコイル2とからなる直列回路が接続
され、コンデンサ14と並列にダイオード16が接続さ
れ、また入力電源1の両端にダイオード8,12とコン
デンサ10との直列回路が接続され、コンデンサ10の
両端電圧が出力となっている。
【0014】周波数制御回路9によってドライブされる
トランジスタ5,13のスイッチング周波数は出力電圧
に応じて変化し出力電圧を一定に保つ。また、出力コン
デンサ10は負荷11に連続した一定電圧を供給できる
様に十分大きい静電容量値を有する。
【0015】次に、本実施例の動作について図3のタイ
ムチャートを用いて説明する。トランジスタ5がオンし
トランジスタ13がオフしている期間をサイクルAと
し、トランジスタ5がオフしトランジスタ13がオンし
ている期間をサイクルBとし、サイクルAとサイクルB
とで一周期Tを形成しているものとする。
【0016】入力電圧をE、出力電圧をV0 とすると、
トランジスタ5のターンオン直前、すなわちサイクルB
の終りでは、後述する様にコンデンサ14の両端電圧0
vである。従って、サイクルAでトランジスタ5がオン
すると、コイル2とコンデンサ14との共振作用によ
り、図3(a)に示す様な共振電流i1 がコンデンサ1
4に流入する。この共振電流i1 によってコンデンサ1
4が充電されてコンデンサ14の両端電圧v14は同図
(b)の様になる。
【0017】今、コイル2のインダクタンスをL、コン
デンサ14の容量をCとすると、サイクルAの始点を基
準とした時刻tにおける共振電流i1 及びコンデンサ両
端電圧v14は、0<t<π(LC)1/2 の期間におい
て、 i1 =(C/L)1/2 Esin {t/(LC)1/2 }……(1) v14=E(1−cos {t/(LC)1/2 } ……(2) となる(図3(a),(b)参照)。
【0018】従って、コンデンサ14はt=π(LC)
1/2 ではV0 まで充電される。
【0019】π(LC)1/2 <t<τ/2の期間では、
ダイオード12が逆電圧となってオフ状態になり、トラ
ンジスタ13は未だオフであるから、コンデンサ14は
充電も放電もされる図3(b)に示す様に、t=π(L
C)1/2 におけるV0 をそのまま保持している。
【0020】次にサイクルBにおいて、トランジスタ5
がオフしトランジスタ13がオンすると、コンデンサ1
4に充電された電荷は、入力電圧1に重畳されてダイオ
ード8とコイル2とを介して出力コンデンサ10へ放電
される。この時、コイル2に流れる電流i2 は図3
(c)の様になる。
【0021】放電期間τC の後は放電中にコイル2に蓄
積された磁気エネルギがダイオード8,トランジスタ1
3,入力電源1を通してコンデンサ10へ供給され、こ
のリセット期間τR の後は無電流となる。
【0022】出力コンデンサ10は十分大きな静電容量
を有し一定の出力電圧V0 を負荷抵抗11に供給するも
のとすると、T/2≦t≦T/2+τCにおいては、 i2 =(C/L)1/2 (3E−V0)sin {(t−T/2)/(LC)1/2 } ……(3) v14=(V0 −E)+(3E−V0 )cos {(t−T/2)/(LC)1/2 } τC =(LC)1/2 cos -1{(E−V0 )/(3E−V0 )} となる。但し、E<V0 とする(図3(b),(c)参
照)。
【0023】そして、放電期間τC の終り、すなわちt
=T/2+τCにおいて、電流i2が最大値IM となる。
【0024】次に、リセット期間τR においては、 i2 =IM −(V0 −E)(t−T/2−τC )/L ……(5) τR =LIM /(V0 −E) ……(6) となる。すなわち、この期間において、i2 は(V0 −
E)/Lの傾きで減少し、τR 後に0となる。すなわち
コイル2の磁束がリセットされる。リセット後は次のサ
イクルAが開始されるまで回路動作は静止している。
尚、この時コンデンサ14の両端電圧は0Vである。
【0025】今、負荷抵抗11の抵抗値をRとすると、
出力電力はV0 2 /Rであり、一周期間の電力P0 Tは
コンデンサ14の静電エネルギC(2E)2 /2が放電
されたものである。従って、 P0 =V0 2 /R=C(2E)2 /2T ……(7) V0 =(2CRf)1/2 2E ……(8) となる。但し、f=1/Tとする。
【0026】すなわち、入力電圧E、負荷抵抗Rの変動
に対してスイッチング周波数fを調整することにより、
出力V0 を安定化することができる。制御回路9は出力
電圧V0 に応じてこの周波数fを制御し、出力電圧V0
を安定化する様動作するのである。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、サイ
クルA,Bの始点、終点ではコイルを流れる電流が0で
あるため、スイッチング動作によって発生するノイズ及
びスイッチング損失が極小となるという効果がある。従
って、スイッチング周波数を高周波化しても低損失、低
雑音で動作するため、高周波化による小形化が容易であ
る。また、ノイズ成分は基本周波数成分のみであり、高
周波成分が少なく原理的に低ノイズであり、トランジス
タ、ダイオードのサージアブゾーバは不要である等多く
の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来のブーストコンバータの回路図である。
【図3】本発明の実施例の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 電源 2 コイル 5,13 トランジスタ 8,12,16 ダイオード 9 制御回路 10,14 コンデンサ 11 負荷
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 3/155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の両端に直列に接続された第1及び
    第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素
    子の両端に直列に接続された第1のダイオード、第1の
    コンデンサ及びコイルと、前記第1のコンデンサに並列
    に接続された第2のダイオードと、前記第1のコンデン
    サ、前記コイル及び前記第2のスイッチング素子からな
    る直列回路の両端に直列に接続された第3のダイオード
    及び第2のコンデンサと、前記第1及び第2のスイッチ
    ング素子を出力電圧に応じた周波数で相補的にオンオフ
    制御する制御回路とを有し、前記第2のコンデンサの両
    端電圧を前記出力電圧として導出するようにしたことを
    特徴とするブーストコンバータ。
JP3305362A 1991-10-24 1991-10-24 ブーストコンバータ Expired - Lifetime JP2972415B2 (ja)

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