JP2971931B2 - 画像検索方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディス
ク等の記録媒体に記録された画像を検索する画像検索方
法に関する。

〔従来の技術〕

光磁気ディスクはその容量が比較的大きいので、そこ
に画像（静止画像）を記録すると、相当数のコマ数を記
録することができる。このコマ数が多くなると、その光
磁気ディスクにどのような静止画像が記録されているの
かを１コマずつ検索すると、相当の時間を要することに
なる。そこで、通常の大きさの標準画像を記録すると
き、それを所定の割合で縮小した縮小画像を生成し、標
準画像とともに記録することが提案されている。

このように、予め縮小画像を形成し、光磁気ディスク
上に記録しておけば、これを再生して複数（例えば９）
コマの縮小画像を１画面上に同時に表示することができ
る。このように１つの画面で９コマを同時に見ることが
できるようにしておけば、その表示内容を順次変更する
ことにより、多数のコマの中から、所望のコマを効率的
に検索することが可能となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

第12図は、このようにして光磁気ディスク上に記録さ
れた縮小画像の様子を模式的に表わしている。すなわ
ち、光磁気ディスク上には、標準画像を記録する領域
（トラック）以外に、縮小画像を記録する領域（トラッ
ク）が設けられており、この例の場合、番号１乃至13で
示す縮小画像記録領域のうち、領域１乃至３、７乃至13
に、対応する画像番号の縮小画像が記録されており、領
域４乃至６には縮小画像が記録されていない。

従来、例えば検索モードにおいて、このような縮小画
像を表示する場合、各領域のデータを第13図のフローチ
ャートに示すように再生、表示するようにしていた。

すなわち、最初に画像表示位置が初期設定される（ス
テップ13−１）。例えば、第14図に示すように、表示画
面の表示領域乃至のうち、が設定される。次に、
最初の画像番号の縮小画像データが再生され、設定され
た表示位置に表示される（13−２）。さらに、表示位置
が例えばからに更新されるとともに（13−３）、再
生される画像の画像番号が次の番号に更新される（13−
４）。以上の動作が検索の終了が指令されるまで繰り返
される（13−５）。

その結果、未記録領域（領域４乃至６）が存在する
と、第14図に示すように、表示画面の表示領域乃至
のうち、縮小画像の未記録領域からの映像信号を表示す
る領域乃至が、画像を何も表示してしない領域（図
中空白部分で示す領域）となる。従って、画面が見難く
なるとともに、効率的な検索ができなくなる問題点があ
った。

本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、画
面を見易くし、効率的な検索を可能にするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の画像検索手段は、通常の大きさの標準画像
と、標準画像を所定の割合で縮小した縮小画像とが記録
された記録媒体から画像を検索する画像検索方法におい
て、記録媒体に縮小画像の記録の有無に関する管理情報
を記録する工程と、検索時、記録媒体より管理情報を再
生し、読取る工程と、管理情報の読取結果に対応して、
記録媒体の縮小画像が実際に記録されている領域だけか
ら複数の縮小画像を順次再生し、表示する工程とを備え
る。

〔作用〕

上記構成の画像検索方法においては、記録媒体に縮小
画像の記録の有無を示す管理情報が記録される。そし
て、記録媒体の所定の領域に縮小画像が記録されていな
い場合、その領域からのデータの再生は行なわれず、実
際に縮小画像が記録されている領域からだけデータが再
生される。従って、画面が見難くなることが防止され、
かつ、効率的な再生が可能となる。

〔実施例〕

第２図は本発明の画像検索方法が適用されたディスク
記録再生装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

入力された映像信号はA/D変換器１により、例えば１
画素当たり８ビットのディジタルデータにA/D変換され
た後、データバスを介してフレームメモリ２と縮小画像
メモリ５に供給され、記憶される。フレームメモリ２よ
り読み出されたデータはデータバスを介してD/A変換器
３に供給され、D/A変換器３の出力が図示せぬCRT等のモ
ニタに出力されている。

メモリコントローラ４は、A/D変換器１より入力され
るクロックに同期して、フレームメモリ２と縮小画像メ
モリ５の書き込みと読み出しを制御する。バス切替スイ
ッチ６はCPU9に制御され、CPU9側のデータバスを、フレ
ームメモリ２と縮小画像メモリ５の入力側のデータバス
または出力側のデータバスに切り替えて接続する。

光磁気ディスク等の記録媒体を内蔵するドライブ装置
７はSCSIバスを介してSCSIコントローラ８と接続されて
いる。SCSIコントローラ８はCPU側のデータバスを介し
てバス切替スイッチ６、メモリコントローラ４、CPU9、
CPU9のプログラムを記憶するROMよりなるプログラムメ
モリ10およびRAMよりなるプログラムメモリ11に接続さ
れている。操作部16より所定の指令が入力されると、CP
U9はプログラムメモリ10,11に記憶されているプログラ
ムに従って、各部を制御する。

CPU9を介さずに行なわれるDMA（Direct Memory Acces
s）転送を制御するDMAコントローラ12はメモリコントロ
ーラ４に対し、フレームメモリ12または縮小画像メモリ
５を読み出すときクロック信号MRCを、書き込むときク
ロック信号MWCを、それぞれ供給する。また、DMAコント
ローラ12は、ドライブ装置７のディスクにデータを記録
するときIOW信号を、また、再生するときIOR信号を、そ
れぞれSCSIコントローラ８に出力する。さらに、SCSIコ
ントローラ８よりDMA転送の要求信号DMAREQが入力され
た場合、DMA転送が可能になったときアクノリッジ信号D
MAACKを中断回路13を介してSCSIコントローラ８に供給
する。

なお、DMAコントローラ12はCPU9に内蔵させることも
できる。また、この中断回路13は、要求信号DMAREQの信
号路中に配置することもできる。

中断回路13はアクノリッジ信号DMAACKを縮小画像の１
ライン分カウントする縮小画像１ラインカウンタ15と、
この縮小画像１ラインカウンタ15の出力によりオン、オ
フされるスイッチ14とにより構成されている。

次に、第２図の実施例の動作を説明する。

モニタモード時、CPU9はメモリコントローラ４を制御
し、A/D変換器１によりA/D変換されたデータをフレーム
メモリ２に書き込ませるとともに、書き込まれたデータ
を読み出させ、D/A変換３に供給してD/A変換させる。こ
れにより入力された映像信号に対応する画像がモニタに
そのまま表示される。

また、メモリコントローラ４はフレームメモリ２に入
力されるデータと同一のデータを所定の割合で間引き、
表示中の標準画像の縮小画像を縮小画像メモリ５に記憶
させる。

この間引処理は、例えば標準画像の1/9の大きさの縮
小画像を生成する場合、３ラインに１ラインを選択する
とともに、選択した各ラインから、３画素に１画素のデ
ータを抽出することにより行なわれる。

次に、第３図のタイミングチャートを参照して、記録
モード時の動作について説明する。

記録が指令されたとき、CPU9はメモリコントローラ４
を制御し、フレームメモリ２と縮小画像メモリ５への新
たなデータの書き込みを禁止させる（第３図（ａ））。
そして、データ転送する最初のアドレス（いまの場合、
第４図に示す240×768画素のフレームメモリ２の左上の
アドレス０）がセットされる。また、CPU9はDMAコント
ローラ12とSCSIコントローラ８を制御し、記録の準備を
行なわせる。このとき、SCSIコントローラ８はSCSIバス
を介してSCSIコマンド（第３図（ｂ））をドライブ装置
７に出力し、記録準備を実行させる。そして、バス切替
スイッチ６が切り替えられ、フレームメモリ２と縮小画
像メモリ５の出力側のデータバスがCPU9側のデータバス
と接続される（第３図（ｃ））。その後、DMAコントロ
ーラ12はDMA転送を開始させる。これにより、第４図の
フレームメモリ２のアドレス０から184319（＝240×768
−１）までの１フレーム分のデータが順次読み出され、
バス切替スイッチ６を介してSCSIコントローラ８に、さ
らにSCSIコントローラ８からドライブ装置７に供給さ
れ、ディスクに記録される。

以上の動作を、より微細に示すと、第５図のタイミン
グチャートのようになる。

すなわち、SCSIコントローラ８は記録の準備が完了し
たとき、DMA転送の要求信号DMAREQ（第５図（ｄ））をD
MAコントローラ12に出力する。DMAコントローラ12はDMA
転送の準備が完了したとき、アクノリッジ信号DMAACK
（第５図（ｃ））を中断回路13のスイッチ14を介してSC
SIコントローラ８に出力する。このとき中断回路13のス
イッチ14はオンしているので、アクノリッジ信号DMAACK
はSCSIコントローラ８にそのまま伝達される。さらにDM
Aコントローラ12はメモリコントローラ４にクロック信
号MRC（第５図（ｂ））を供給する。メモリコントロー
ラ４はクロック信号MRCが入力されると、フレームメモ
リ２に読み出すアドレスとタイミング信号を出力し、そ
のアドレスに書き込まれているデータをデータバスおよ
びバス切替スイッチ６を介してCPUデータバスに読み出
させる（第５図（ｅ））。データバス上にデータが読み
出された後、DMAコントローラ12は書込指令信号IOW（第
５図（ａ））をSCSIコントローラ８に出力する。SCSIコ
ントローラ８は、この書込指令信号IOWが入力されたと
き、CPU側のデータバス上のデータを取り込み、SCSIバ
スを介してドライブ装置７に供給し、ディスクに書き込
ませる。

このデータの取込みが完了すると、DMAコントローラ1
2はデータバスの管理をCPU9側に受け渡す。

以上の動作が１画素分のデータ毎に繰り返され、１フ
レーム分のデータがDMA転送される。

なお、メモリコントローラ４は、最初のアドレスが設
定されると、以後、クロック信号MRCをカウントして、
１ずつインクリメントするアドレスを自動的に生成す
る。

このように、フレームメモリ２上の１フレーム分の標
準画像データのディスクへの記録が完了すると、次に、
縮小画像メモリ５上の縮小画像データが同様にドライブ
装置７へDMA転送され、記録される。その動作は標準画
像の記録動作と同様である。

さらに、このときCPU9は、画像番号Ｎと、記録済みコ
ード（フラグFi）、フレーム記録コード等の装置側で使
用する制御用データと、タイトル、日付等のユーザ側で
使用するユーザ用データとで構成される管理データを生
成し、これをSCSIコントローラ８を介してドライブ装置
７に供給し、光磁気ディスクに記録させる。

以上の動作が新たな画像番号の画像を記録する毎に実
行される。

第６図は光磁気ディスク51の記録領域を説明する図で
ある。

同図に示すように、光磁気ディスク51の最内周に、管
理データを記録する管理データ記録領域52が、その外周
に、縮小画像を記録する縮小画像記録領域53が、そして
最外周に、標準画像を記録する標準画像記録領域54が、
それぞれ形成されている。これらの各領域は、スパイラ
ル状、または同心円状の複数のトラックにより形成され
ている。そして、各トラックは所定数のセクタに区分さ
れている。

第７図は、管理データ記録領域52に記録される管理デ
ータのフォーマットを表わしている。同図に示すよう
に、管理データの先頭にはＸビットの画像番号データ
が、その次にはＹビットの制御用データが、最後にはＺ
ビットのユーザ用データが、各々配置されている。これ
らの管理データが、各画像毎に用意される。

次に、第８図のタイミングチャートを参照して、ドラ
イブ装置７のディスクに記録されている標準画像を再
生、表示する場合の動作について、説明する。

メモリコントローラ４はCPU9より再生の指令が入力さ
れたとき、フレームメモリ２と縮小画像メモリ５のそれ
までの動作を中止させる。そして、DMAコントローラ12
とSCSIコントローラ８を制御し、再生の準備をさせる。
このときSCSIコントローラ８はSCSIバスを介してSCSIコ
マンドを出力し、ドライブ装置９に再生の準備を実行さ
せる。さらに、CPU9はバス切替スイッチ６を切り替え、
CPU側のデータバスをフレームメモリ２の入力側のデー
タバスに接続させる。

SCSIコントローラ８は再生の準備が完了したとき、DM
Aコントローラ12にDMA転送の要求信号DMAREQ（第８図
（ｄ））を出力する。DMAコントローラ12はこの要求信
号DMAREQの入力を受けた場合、DMA転送の準備が完了し
たとき、アクノリッジ信号DMAACK（第８図（ｃ））をス
イッチ14を介してSCSIコントローラ８に出力する。DMA
コントローラ12は、このアクノリッジ信号DMAACKを出力
した後、さらに再生指令信号IOR（第８図（ａ））をSCS
Iコントローラ８に出力する。このときSCSIコントロー
ラ８はドライブ装置７にディスクから標準画像データを
再生させ、データバス上に出力させる（第８図
（ｅ））。このデータバス上への読出が完了したとき、
DMAコントローラ12はメモリコントローラ４にクロック
信号MWC（第８図（ｂ））を出力する。メモリコントロ
ーラ４はこのクロック信号MWCが入力されたとき、デー
タバス上の標準画像データをフレームメモリ２の所定の
アドレスに取り込ませる。

このようにして、１画素分のデータのフレームメモリ
２への書き込みが完了したとき、データバスの管理はDM
Aコントローラ12からCPU9へ一旦戻される（第８図
（ｅ））。

以上の動作が１フレーム分のデータについて行なわ
れ、１フレーム分の標準画像データがフレームメモリ２
に書き込まれる。さらに、CPU9はこの標準画像データを
フレームメモリ２から読み出させ、D/A変換器３を介し
てモニタに出力、表示させる。

次に、操作部16の所定のスイッチを操作して、検索モ
ードを設定したときの動作を、第１図のフレームチャー
トを参照して説明する。

尚、光磁気ディスク51には、前述した場合と同様に、
第12図に示すように、縮小画像が記録されているものと
する。すなわち、画像記録時、何等かの理由により画像
番号４乃至６の縮小画像は記録されていないものとす
る。

最初に、CPU9は変数ｉとＮにそれぞれ値１を初期設定
する（ステップ１−１）。ここで変数Ｎは読出す縮小画
像の画像番号（第12図）を表わし、変数ｉは画面上（24
0×768画素のフレームメモリ２上）の縮小画像の表示領
域（第４図における丸印内の番号）を表す。この実施例
の場合、画面の左上から右下方向に番号乃至で示す
80×256画素の９個の表示領域が設けられ、９個の縮小
画像を同表に表示できるようになっている。

次に、CPU9はドライブ装置７を制御し、光磁気ディス
ク51の管理データ記録領域52に記録されている管理デー
タを再生させる（ステップ１−２）。あるいはまた、こ
の管理データの読取は、ドライブ装置７に光磁気ディス
ク51が装着されたとき自動的に行なうようにし、以後、
画像とともに管理データを記録するとき、その管理デー
タをその都度、追加、記憶させるようにしてもよい。こ
のようにすれば、検索モード時の当初に管理データを読
取るステップを省略することができる。

次に、ステップ１−３で、CPU9は画像番号Ｎ（いまの
場合Ｎ＝１）の画像の縮小画像が記録されているか否か
を、制御用データ中のフラグFiから判定する。縮小画像
が記録されていると判定されたとき（Fi＝１のとき）、
ステップ１−４で、CPU9はドライブ装置７を制御し、画
像番号Ｎの縮小画像を光磁気ディスク51の縮小画像記録
領域53から再生させる。そして、DMAコントローラ12を
制御し、再生した縮小画像データをフレームメモリ２の
領域（第９図）にDMA転送させる。この動作の詳細に
ついては後述する。

次にステップ１−５と１−６で変数ｉとＮを１だけイ
ンクリメントし、ステップ１−７で検索中止の指令が出
されたか否かを判定し、中止が指令されなければステッ
プ１−２に戻る。

このような動作が繰り返され、フレームメモリ２の領
域乃至に、例えば第12図の画像番号１乃至３の縮小
画像が順次転送される（第９図）。

次に、画像番号の変数Ｎと領域の変数ｉが値４に更新
されたときの動作について説明する。

第12図に示すように、画像番号４の縮小画像は記録さ
れていない（F₄＝０である）。従って、このとき、ステ
ップ１−３からステップ１−６に進み、画像信号Ｎが５
にインクリメントされた後、ステップ１−２に戻る。

画像番号５の縮小画像も記録されていないので、ステ
ップ１−６で、画像番号Ｎは６に設定される。画像番号
６の縮小画像も記録されていないので、ステップ１−６
で画像番号Ｎは７に更新される。

画像番号７の縮小画像は記録されているので、ステッ
プ１−３からステップ１−４に進み、画像番号７の縮小
画像が表示領域にDMA転送される。

以下、同様にして、番号乃至の表示領域に番号８
乃至12の縮小画像が順次DMA転送される。結局、フレー
ムメモリ２の各表示領域乃至には、第９図に示すよ
うに、実際に記録されている縮小画像のデータのみが書
き込まれる。

また、表示領域に番号12の縮小画像が転送された
後、表示領域は番号に戻る。従って、表示領域に番
号13の縮小画像が転送される（番号１の縮小画像が番号
13の縮小画像に書き換えられる）。以上の動作が検索中
止が指定されるまで繰り返される（ステップ１−７）。

検索モード時においても、フレームメモリ２に書込ま
れたデータがD/A変換器３に入力され、D/A変換された
後、モニタに出力、表示される。

すなわち、一度検索を指令すると、表示領域乃至
に、光磁気ディスク51の縮小画像記録領域53に記録され
ている縮小画像が順次書き込まれ、表示されるので、ユ
ーザはこの表示を見て、所望の画像を検索することがで
きる。所望の画像が検索されたとき、検索を中止し、そ
の画像番号を指定して、再生モードを設定すれば、その
画像番号の標準画像が表示される。

次に、縮小画像データの再生サブルーチン（第１図の
ステップ１−４）について、第10図のフローチャートと
第11図のタイミングチャートを参照して、さらに詳述す
る。

縮小画像の再生サブルーチンにおいては、CPU9はメモ
リコントローラ４を制御し、それまでの動作を中止させ
るとともに、縮小画像を転送するフレームメモリ２の最
初のアドレスを設定させる（ステップ10−1,10−２）。
このアドレスの初期値は、いまの場合、第４図のアドレ
ス０とされる。

次にバス切替スイッチ６が切り替えられ、CPU側のデ
ータバスがフレームメモリ２の入力側のデータバスに接
続される（10−３）。さらに、CPU9は中断回路13の縮小
画像１ラインカウンタ15を動作可能状態にする（10−
４）。また、CPU9はDMAコントローラ12とSCSIコントロ
ーラ８を制御し、縮小画像データの再生の準備をさせ
る。SCSIコントローラ８はSCSIバスを介してドライブ装
置７にSCSIコマンドを出力し、縮小画像データの再生を
指令する（10−５）。

上述したように、SCSIコントローラ８は転送の準備が
完了したとき、DMAコントローラ12に要求信号DMAREQ
（第11図（ａ））を出力する。DMAコントローラ12は転
送の準備ができたとき、アクノリッジ信号DMAACK（第11
図（ｂ））をスイッチ14を介してSCSIコントローラ８に
出力する。アクノリッジ信号DMAACK送出後、再生指令信
号IORが出力され、ディスクからの再生データがデータ
バスに読み出されると、クロック信号MWCが出力され、
データバス上のデータがステップ10−２で設定したフレ
ームメモリ２のアドレスに書き込まれる。

一方、縮小画像１ラインカウンタ15はアクノリッジ信
号DMAACKの例えば立ち上がりエッジの数をカウントす
る。この数は上述したように転送データ数に対応してい
るので、カウンタ15は転送データ数をカウントしている
ことになる。

また、上述したように、メモリコントローラ４は、ア
ドレスの初期値が設定されると、以下クロック信号IOR
（またはIOW）が入力される毎にアドレスを１ずつ自動
的にインクリメントする。これにより、第４図に示すよ
うに、フレームメモリ２の縮小画像表示領域の最初の
ラインの最初のアドレス０からそのラインの最後のアド
レス255に、縮小画像データの最初の１ライン分のデー
タがDMA転送される。

縮小画像の１ライン分のデータが転送されたとき、縮
小画像１ラインカウンタ15はＨレベルの出力（第11図
（ｃ））を発し、スイッチ14をオフさせる。これによ
り、以後、アクノリッジ信号DMAACKがSCSIコントローラ
８に伝達されなくなる（第11図（ｂ））。これにより、
SCSIコントローラ８は以後、要求信号DMAREQを出力しな
くなる（第11図（ａ））。

CPU9は縮小画像１ラインカウンタ15の出力をモニタ
し、その出力がＨにならなければ、データ転送が終了す
るまで転送動作を継続する（10−6,10−９）。縮小画像
１ラインカウンタ15の出力がＨになったとき、フレーム
メモリ２の次のラインアドレスを設定させる（10−6,10
−７）。いまの場合、このアドレスは768とされる。標
準画像の１ライン分のデータ数をｎ（実施例の場合ｎ＝
768）とするとき、初期値にｎを加算した値が次のライ
ンの最初のアドレスとなる。

このように次のラインの最初のアドレスが設定された
とき、CPU9は縮小画像１ラインカウンタ15に制御信号
（第11図（ｄ））を出力し、それをリセットして、再び
カウント動作を再開させる（10−８）。

以上の動作が縮小画像の全てのデータ（80×256のデ
ータ）の転送終了を示す信号がSCSIコントローラ８から
入力されるまで繰り返される（10−９）。

縮小画像データのフレームメモリ２への転送は、CPU9
を用いプログラム転送することも可能であるが、上述し
たように、DMA転送した方が、転送時間を短くすること
ができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明の画像検索方法によれば、縮小画
像の記録の有無を示す情報を記録媒体に記録するように
したので、実際に記録されている縮小画像のデータのみ
をフレームメモリに書込み、表示させることができる。
その結果、画面が見易くなるばかりでなく、無駄な画像
が表示されることがなくなるので、検索を短時間で、効
率的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像検索方法の一実施例の処理ステッ
プを示すフローチャート、 第２図は第１図のフローチャートを実行するディスク記
録再生装置の一実施例の構成を示すブロック図、 第３図、第５図および第８図は第２図の実施例における
動作を説明するタイミングチャート、 第４図は第２図の実施例におけるフレームメモリの表示
領域の説明図、 第６図は光磁気ディスクの記録領域を説明する図、 第７図は管理データのフォーマットを説明する図、 第９図は第１図のフローチャートに従ってフレームメモ
リの各表示領域に縮小画像が記録された状態を示す図、 第10図は第１図の縮小画像データ再生のサブルーチンの
処理ステップを示すフローチャート、 第11図は第10図の実施例の動作を説明するタイミングチ
ャート、 第12図は記録媒体に縮小画像を記録した状態を説明する
図、 第13図は従来の画像検索方法の一例の処理ステップを示
すフローチャート、 第14図は従来の方法によりフレームメモリの各表示領域
に縮小画像を記録した状態を説明する図である。 １……A/D変換器 ２……フレームメモリ ３……D/A変換器 ４……メモリコントローラ ５……縮小画像メモリ ６……バス切替スイッチ ７……ドライブ装置 ８……SCSIコントローラ ９……CPU 12……DMAコントローラ 13……中断回路 15……縮小画像１ラインカウンタ

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通常の大きさの標準画像と、前記標準画像
   を所定の割合で縮小した縮小画像とが記録された記録媒
   体から前記画像を検索する画像検索方法において、 前記記録媒体に前記縮小画像の記録の有無に関する管理
   情報を記録する工程と、 検索時、前記記録媒体より前記管理情報を再生し、読取
   る工程と、 前記管理情報の読取結果に対応して、前記記録媒体の前
   記縮小画像が実際に記録されている領域だけから複数の
   前記縮小画像を順次再生し、表示する工程とを備える画
   像検索方法。