JP2971142B2 - 自動二輪車のリカバリ−タンク配置構造 - Google Patents

自動二輪車のリカバリ−タンク配置構造

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JP2971142B2
JP2971142B2 JP2413671A JP41367190A JP2971142B2 JP 2971142 B2 JP2971142 B2 JP 2971142B2 JP 2413671 A JP2413671 A JP 2413671A JP 41367190 A JP41367190 A JP 41367190A JP 2971142 B2 JP2971142 B2 JP 2971142B2
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radiator
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邦彦 三輪
鉄男 鈴木
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、V型2気筒液冷式2サ
イクルエンジンを搭載し、このエンジンの側方をカウリ
ングで覆った自動二輪車に適用されるリカバリ−タンク
配置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液冷式2サイクルエンジンを搭載した自
動二輪車においては、エンジン冷却液を冷やすラジエタ
を通常前輪とエンジンとの間に配設している。ここにエ
ンジン冷却液はエンジン温度の変化によって容積が変化
する。このためこの温度変化によるエンジン冷却液の容
積変化を吸収するリカバリ−タンクを設けている。すな
わちエンジン温度上昇時に冷却液の経路からあふれた冷
却液をこのリカバリ−タンクに導き、またエンジン温度
の降下により冷却液の経路内の冷却液が減った時にはこ
のリカバリ−タンクから冷却液を吸引するようにしたも
のである。
【0003】ここに2サイクルエンジンは太径の排気膨
張管を有するため、これをエンジンと共にカウリングで
覆った場合にはカウリング内でリカバリ−タンクと排気
膨張管が接近する。特に2つの気筒に挟まれたV型の空
間が前方を指向するようにエンジンを搭載し、各気筒の
排気膨張管を各気筒の下面からエンジン下方に導く場合
には、カウリング内の下部の空間は大部分がこの太い排
気膨張管で占められることになる。このためリカバリ−
タンクをラジエタから遠く配置せざるを得ないという問
題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明が解決し
ようとする課題は、2つの気筒の排気膨張管がカウリン
グ内で各気筒の下面からエンジンの下方を通る場合に、
排気膨張管と干渉することなくリカバリ−タンクの大容
量化が図れ、かつ冷却水のチュ−ブの配管も比較的短く
することである。
【0005】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、V型2気筒
液冷式2サイクルエンジンを、2つの気筒が挟むV型の
空間が前方を指向するように搭載し、上の気筒の前方に
エンジン冷却用ラジエタを配設し、前記エンジンの側方
と下方と前記ラジエタの前面下方とをカウリングで覆っ
た自動二輪車において、上の気筒の排気膨張管を上の気
筒の下面から下の気筒の左右方向の反偏位側を通しまた
下の気筒の排気膨張管を下の気筒の下面からそれぞれエ
ンジンのクランクケース下方に導いて後方へ延出させ、
前記ラジエタのリカバリ−タンクを下の気筒の左右方向
の偏位側を覆うカウリングの下部とこの下の気筒との間
に配設して前記エンジンに固定し、前記カウリングの前
部にはカウリング内に冷却風を取入れると共に前記リカ
バリータンクの液量を前方から目視可能にする窓を形成
たことを特徴とする自動二輪車のリカバリ−タンク配
置構造により達成される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例の側面図、図2はそ
の一部の拡大図、図3は同じく正面図、図4は図2にお
けるIV矢視図である。
【0007】車体フレーム10はステアリング・ヘッド
パイプ12から斜下後方へのびる左右一対のサイドメン
バ14、(一方のみ図示)を有する。16は前フォー
ク、18は前輪、20はハンドルバーである。22はリ
ヤアームであり、その後端に後輪24が保持されてい
る。このリヤアーム22は運転シート26の下方に位置
する1本のクッションユニット(図示せず)により弾性
的に支持されている。28は燃料タンクであり、前記サ
イドメンバ14に跨がるように配設されている。この燃
料タンク28の内底板は上方へ陥没し、ここに空間32
が下に向って開くように形成される。
【0008】34は2サイクル2気筒V型エンジンであ
る。このエンジン34は2つの気筒36a、36bに挟
まれるV型の谷が前方を指向するように搭載されてい
る。下の気筒36aは図3に示すように車体の右側へ偏
位し、その排気膨張管37aは気筒36aの下面からエ
ンジン34下方を通り右側のマフラ38aに導かれる。
上の気筒36aは車体の左側へ偏位し、その排気膨張管
37bは同様にこの気筒36bの下面から下の気筒36
aの反偏位側(左側)を通ってエンジン34の下方に導
かれ、左側のマフラ38bに連続する。
【0009】40はカウリングであり、サイドメンバー
14およびエンジン34の両側方から排気管36の前部
下方を覆っている。またこのカウリング40の前面は後
記するラジエタ72の下方を覆うと共に、この前面には
カウリング40内に冷却風を導く窓40a〜eが開口し
ている。
【0010】図1において、42は内側エアクリーナで
あり、車体フレームの幅の中央付近に位置する。すなわ
ち前記燃料タンク28の内底板30の空間32に収容さ
れている。また44は外側エアクリーナであり車体フレ
ーム10の右側面、すなわち右側のカウリング40内面
に近接して収容されている。
【0011】内側エアクリーナ42の空気取入口52は
ケースの上面から空間32内の後方を指向している。従
ってこの空気取入口52から入った空気は、エレメント
を通り、さらにダクト54、気化器56を通り上の気筒
36bの後方に開口する吸気口に導かれる。
【0012】外側エアクリーナ44は、カウリング40
の内面に沿って前後に長く形成され、その左右割りのケ
ース内にはケース割り面間に保持されたエレメントを挟
んで両側に空気室が画成される。右空気室は、左空気室
を貫通するパイプと、右側のサイドメンバー14の車体
内側をほぼ垂直に通るダクト66とによって前記燃料タ
ンク28の空間32内に連通される。なおダクト66の
上部は、内側エアクリーナ42のケースの右縁に形成し
た切欠部を通って内底板30の下面に臨み、ここに空気
取入口70が開口する。外側エアクリーナ44の右空気
室はダクト、気化器71を介して、下の気筒36aの上
方に開口する吸気口に連通している。
【0013】72はラジエタでありエンジン34の上の
気筒36bの前方に配設されている。このラジエタ72
には両気筒36a,36bからエンジン冷却液が流入す
る。そしてこのラジエタ72で冷却された冷却液はエン
ジン34に設けた液循環ポンプ(図示せず)に送られ、
ここから各気筒36に送出される。
【0014】74はエンジン冷却液を収容するリカバリ
−タンクである。このリカバリ−タンク74は、下の気
筒36aとその右側、すなわちこの気筒36aの偏位方
向側(右側)を覆うカウリング40の下部との間に配設
されている。このタンク74はその後部がブラケット7
6によってエンジン34のクランクケ−スに固定され
(図2)、その前上部が下の気筒36aのシリンダにブ
ラケット78を介して固定されている(図4参照)。こ
のタンク74の底にはチュ−ブ79が接続され、このチ
ュ−ブ79の他端はラジエタ72の上部に接続されてい
る。
【0015】従ってエンジン温度の上昇により冷却液が
膨張してその系路からあふれた冷却液は、チュ−ブ79
を通ってリカバリ−タンク74に導かれる。またエンジ
ン温度の降下により冷却液が収縮してその系路が負圧に
なると、このリカバリ−タンク74から冷却液がラジエ
タ72に吸入される。
【0016】なおこのリカバリ−タンク74内の液量
は、リカバリ−タンク74の前方においてカウリング4
0に開口する窓40a,40b(図3)を介して外から
目視可能となっている。なお進行方向に向って右側には
上下2つの窓40a,40bが、左側には3つの窓40
c,40d,40eが設けられ、各排気管37a,37
bに冷却風が当たり易くしている。また右側の窓が2つ
なのは、気化器71に直接走行風が当たるのを防ぐため
である。
【0017】図1、2において、80はカウリング40
の左内面に設けたダクトである。このダクト80の前端
は前輪18の左側上方から前方を指向して開口し、その
後端は燃料タンク28の空間32内に開口する。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、上の気筒の排気
膨張管をその下面から下の気筒の反偏位側を通してクラ
ンクケース下方へ導き、下の気筒の排気膨張管をその下
面からクランクケース下方に導く一方、下の気筒の偏位
方向側に近いカウリングとこの下の気筒との間にリカバ
リ−タンクを収容してこのリカバリータンクをエンジン
に固定したものであるから、各気筒の排気膨張管とこの
リカバリ−タンクとが干渉せず、そのタンク容量を大き
く確保できる。またリカバリ−タンクは上の気筒の前方
に配設したラジエタにも近いので両者をつなぐ配管を比
較的短くすることができる。さらにカウリングの前面に
設けた冷却風取入用の窓から、このリカバリータンクの
液量を目視できるようにしたから、カウリングを取外す
ことなくリカバリータンクの液量を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】その要部を拡大した側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく後面図である。
【符号の説明】
34 エンジン 36a 下の気筒36b 上の気筒 37 排気膨張管 40 カウリング40a〜e 窓 72 ラジエタ 74 リカバリ−タンク 79 チュ−ブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 39/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型2気筒液冷式2サイクルエンジン
    を、2つの気筒が挟むV型の空間が前方を指向するよう
    に搭載し、上の気筒の前方にエンジン冷却用ラジエタを
    配設し、前記エンジンの側方と下方と前記ラジエタの前
    面下方とをカウリングで覆った自動二輪車において、
    の気筒の排気膨張管を上の気筒の下面から下の気筒の左
    右方向の反偏位側を通しまた下の気筒の排気膨張管を下
    の気筒の下面からそれぞれエンジンのクランクケース下
    方に導いて後方へ延出させ、前記ラジエタのリカバリ−
    タンクを下の気筒の左右方向の偏位側を覆うカウリング
    の下部とこの下の気筒との間に配設して前記エンジンに
    固定し、前記カウリングの前部にはカウリング内に冷却
    風を取入れると共に前記リカバリータンクの液量を前方
    から目視可能にする窓を形成したことを特徴とする自動
    二輪車のリカバリ−タンク配置構造。
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