JP2969846B2 - BiCMOS集積回路装置の製造方法 - Google Patents

BiCMOS集積回路装置の製造方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体基板にN型埋込層及びP型埋込層を設
けた後このN型埋込層及びP型埋込層の直上域に相補型
MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタを形成す
るBiCMOS集積回路装置の製造方法に関する。
[従来の技術] BiCMOS集積回路装置は、高周波特性が優れたバイポー
ラトランジスタと、低消費電力のCMOSトランジスタとが
夫々の特長を損なわないようにして同一半導体基板上に
形成されている。また、このBiCMOS集積回路装置を製造
する場合、その製造工期を短縮するために、バイポーラ
トランジスタ及びCMOSトランジスタを同一工程で形成し
ている。
第3図(a)乃至(c)は従来のBiCMOS集積回路装置
の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、第3図(a)に示すように、P型シリコン基板
1の表面にN型埋込層2a,2b及びP型埋込層3a,3b,3cを
交互に配置するようにして選択的に形成する。次に、全
面にN型エピタキシャル層4を成長させる。このとき、
各埋込層から不純物がN型エピタキシャル層4中に拡散
する。次に、N型エピタキシャル層4にボロン等のP型
不純物を選択的に注入することにより、P型埋込層3a乃
至3c上に夫々P型ウエル5a乃至5cを形成する。次に、全
面に酸化シリコン膜(図示せず)を形成した後に、この
酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜(図示せず)をパタ
ーン形成する。そして、前記窒化シリコン膜をマスクと
して全面にボロンイオン等のP型不純物を注入すること
により、P型ウエル5a乃至5cの表面にチャネルストッパ
領域8を選択的に形成する。次に、前記窒化シリコン膜
をパターニングした後、この窒化シリコン膜をマスクと
して選択酸化を行って全面にフィールド絶縁膜6を選択
的に形成することにより、素子領域を分離する。この場
合、N型埋込層2aの直上域のN型エピタキシャル層4aは
バイポーラトランジスタ形成予定領域となり、その表面
がフィールド絶縁膜6によりコレクタ形成予定領域及び
ベース・エミッタ形成予定領域に素子分離されている。
また、N型埋込層2bの直上域のN型エピタキシャル層4b
及びP型埋込層3cの直上域のP型ウエル5cは、夫々Pチ
ャネルMOSトランジスタ形成予定領域及びNチャネルMOS
トランジスタ形成予定領域となる。なお、マスクとして
使用した前記窒化膜及び前記酸化膜は除去する。
次に、第3図(b)に示すように、熱酸化により上述
の素子形成予定領域に膜厚が例えば約200乃至400Åの酸
化シリコン膜9を形成した後に、前記コレクタ形成予定
領域の酸化シリコン膜9、及び前記NチャネルMOSトラ
ンジスタ形成予定領域の一部(ソース・ドレイン引出領
域部分)の酸化シリコン膜9を選択的に除去する。次い
で、全面に第1の多結晶シリコン膜を被着した後、この
第1の多結晶シリコン膜に高濃度のリン原子を注入す
る。このとき、前記コレクタ形成予定領域のN型エピタ
キシャル層4aの表面にはリン拡散領域20が形成され、前
記ソース・ドレイン引出領域のP型ウエル5cの表面には
リン拡散領域21が形成される。その後、前記第1の多結
晶シリコン膜を選択的にエッチングすることにより、所
定の領域にコレクタ電極10a、ゲート電極10b,10c及びソ
ース・ドレイン引出配線10dをパターン形成する。
次に、第3図(c)に示すように、ヒ素イオン等のN
型不純物を選択的に注入することにより、P型ウエル5c
の表面にソース・ドレイン領域11を選択的に形成する。
このソース・ドレイン領域11はゲート電極10cに自己整
合的に形成され、リン拡散領域21に接続されている。次
に、ボロンイオン等のP型不純物を選択的に注入するこ
とにより、N型エピタキシャル層4aの表面にグラフトベ
ース領域13を選択的に形成すると共に、N型エピタキシ
ャル層4bの表面にソース・ドレイン領域12を選択的に形
成する。このソース・ドレイン領域12はゲート電極10b
に自己整合的に形成される。次に、低濃度のボロンイオ
ン等のP型不純物を注入することにより、N型エピタキ
シャル層4aの表面にグラフトベース領域13に接続される
真性ベース領域14を形成する。次に、全面に層間絶縁膜
15を被着した後に、真性ベース領域14上の層間絶縁膜15
に開口部を選択的に形成する。次いで、全面に第2の多
結晶シリコン膜を被着した後、この第2の多結晶シリコ
ン膜に高濃度のN型不純物を注入することにより、前記
開口部内の真性ベース領域14の表面にエミッタ領域17を
形成する。その後、前記第2の多結晶シリコン膜を選択
的にエッチングすることにより、エミッタ領域17上にエ
ミッタ電極18を形成する。次に、全面に層間絶縁膜23を
被着した後、この層間絶縁膜23に開口部を選択的に形成
する。その後、全面にアルミニウム等からなる低導電率
の金属膜を被着し、この金属膜を選択的にエッチングす
ることにより、前記開口部を介してソース・ドレイン領
域11,12、グラフトベース領域13及びコレクタ電極10aに
接続される電極19を形成する。
このようにして、バイポーラトランジスタ及びCMOSト
ランジスタを同一工程で形成することにより、BiCMOS集
積回路装置の製造工期を短縮している。
また、コレクタ電極10a、ゲート電極10b,10c及びソー
ス・ドレイン引出配線10cとなる第1の多結晶シリコン
膜に高濃度のリン原子等を注入することにより、以下に
示すような目的が達成されている。
ゲート電極10b,10cの配線抵抗を低減する。
リン拡散領域21を形成してNチャネルMOSトランジス
タのソース・ドレイン領域11とソース・ドレイン引出配
線10cとの間の接続抵抗を低減する。
リン拡散領域20を形成してバイポーラトランジスタの
コレクタ抵抗を低減する。
特に、バイポーラトランジスタのコレクタ領域におい
ては、第1の多結晶シリコン膜に注入するリン原子等の
不純物濃度を高めることによりリン拡散領域20を深く形
成して、N型埋込層2aとリン拡散領域20とを相互に接続
することが好ましい。この場合、バイポーラトランジス
タのコレクタ抵抗を著しく低減することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来のBiCMOS集積回路装置の
製造方法においては、バイポーラトランジスタ及びCMOS
トランジスタを同一工程で形成するため、リン拡散領域
20を深く形成すると、リン拡散領域21も深く形成され、
リン拡散領域21とP型埋込層3cとが相互に接続してしま
う。そうすると、NチャネルMOSトランジスタのソース
・ドレイン領域11とP型シリコン基板1との間の耐圧が
低下し、BiCMOS集積回路装置の製造歩留りが低下すると
いう問題点がある。
一方、リン拡散領域21を浅く形成すると、リン拡散領
域20も浅く形成され、N型埋込層2aとリン拡散領域20と
が相互に接続されない。そうすると、コレクタ抵抗が増
大するため、バイポーラトランジスタの動作速度が低下
し、BiCMOS集積回路装置としての利点が損なわれるとい
う問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、MOSトランジスタの耐圧の低下を防止することがで
きると共に、バイポーラトランジスタの動作速度を高め
ることができるBiCMOS集積回路装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るBiCMOS集積回路装置の製造方法は、第1
のマスク材をマスクとして第1導電型の半導体基板の表
面に第2導電型不純物を注入することにより前記半導体
基板の表面のバイポーラトランジスタ形成予定領域に第
1の埋込層を選択的に形成する工程と、第2のマスク材
をマスクとして前記半導体基板の表面に第1導電型不純
物を注入することにより前記半導体基板の表面のMOSト
ランジスタ形成予定領域に第2の埋込層を選択的に形成
する工程と、全面にエピタキシャル層を成長させる工程
とを有するBiCMOS集積回路装置の製造方法において、前
記第2のマスク材は前記第1の埋込層上におけるコレク
タ形成予定領域を含む所定領域を除く部分に開口部を有
することを特徴とする。
[作用] 本発明においては、第2のマスク材は第1の埋込層に
おけるコレクタ形成予定領域を含む所定領域を除く部分
に開口部を有している。このため、前記第2のマスク材
をマスクとして全面に第1導電型不純物を注入すると、
半導体基板の表面のMOSトランジスタ形成予定領域に第
2の埋込層が選択的に形成されると共に、前記所定領域
を除く部分の前記第1の埋込層に第1導電型不純物が注
入される。これにより、第2導電型不純物が第1導電型
不純物により相殺されるので、前記第1の埋込層は前記
所定領域を除く部分の第2導電型不純物の濃度が実質的
に低下する。このため、全面にエピタキシャル層を成長
させると、第1の埋込層の不純物は前記所定領域部分が
前記所定領域を除く部分に比して前記エピタキシャル層
中に大きく拡散する。
従って、本発明によれば、第1の埋込層はコレクタ形
成予定領域を含む所定領域部分だけが選択的にエピタキ
シャル層の表面に向けて大きく広がるので、後工程にお
いて前記エピタキシャル層の表面のコレクタ形成予定領
域に形成されるコレクタ拡散領域の深さを従来に比して
浅く形成しても、コレクタ抵抗を十分に低減することが
できる。これにより、バイポーラトランジスタの動作速
度を高めることができる。一方、BiCMOS集積回路装置の
製造工程において、前記コレクタ拡散領域と同時に形成
されるソース・ドレイン引出領域も比較的浅く形成する
ことができるので、MOSトランジスタの耐圧が低下する
ことを防止できる。これにより、BiCMOS集積回路装置の
製造歩留りを向上させることができる。
また、本発明においては、第1導電型不純物を注入す
る際のマスク材のパターンを従来とは異なるものにする
だけであるため、格別の工程を設ける必要がない。
なお、本発明においては、前記所定領域は真性ベース
形成予定領域を含むことが好ましい。この場合、第1の
埋込層はコレクタ形成予定領域及び真性ベース形成予定
領域を含む所定領域が選択的にエピタキシャル層の表面
に向けて大きく広がる。このため、前記エピタキシャル
層の表面に形成される第1導電型の真性ベース領域は、
前記第1の埋込層の第2導電型不純物の影響により従来
に比して浅く形成することができる。これにより、バイ
ポーラトランジスタの動作速度をより一層高めることが
できる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して
説明する。
第1図(a)乃至(c)は本発明の第1の実施例に係
るBiCMOS集積回路装置の製造方法を工程順に示す断面図
である。なお、第1図(a)乃至(c)において第3図
(a)乃至(c)と同一物には同一符号を付してその部
分の詳細な説明は省略する。
先ず、P型シリコン基板1上にフォトレジスト膜をパ
ターン形成した後、このフォトレジスト膜(第1のマス
ク材)をマスクとして高濃度のN型不純物をP型シリコ
ン基板1の表面に選択的にイオン注入する。そして、前
記フォトレジスト膜を除去した後、例えば1000乃至1200
℃の温度下でP型シリコン基板1を加熱することによ
り、前記N型不純物を活性化させてP型シリコン基板1
中に拡散させる。これにより、第1図(a)に示すよう
に、P型シリコン基板1の表面のバイポーラトランジス
タ形成予定領域及びPチャネルMOSトランジスタ形成予
定領域に、夫々不純物濃度が例えば1019乃至1020cm-3
あり、接合深さが例えば2乃至4μmであるN型埋込層
2a,2b(第1の埋込層)を選択的に形成する。次に、N
型埋込層2aにおけるコレクタ形成予定領域を除く部分の
直上域及びP型埋込層の形成予定領域に開口部を有する
フォトレジスト膜からなるマスク材24(第2のマスク
材)をP型シリコン基板1上にパターン形成する。次い
で、このマスク材24をマスクとして全面にボロン等のP
型不純物をイオン注入する。そして、マスク材24を除去
した後に、例えば900乃至1000℃の温度下でP型シリコ
ン基板1を熱処理することにより、前記P型不純物を活
性化させてP型シリコン基板1中に拡散させる。これに
より、第1図(b)に示すように、P型シリコン基板1
の表面に不純物濃度が例えば5×1017乃至5×1018cm-3
であり、接合深さが例えば0.5乃至1.5μmであるP型埋
込層3a,3b,3cを選択的に形成する。また、N型埋込層2a
はその前記コレクタ形成予定領域を除く部分にP型不純
物が注入されているため、N型不純物がP型不純物によ
り相殺されることにより、この部分のN型不純物の濃度
は実質的に例えば5×1018乃至5×1019cm-3に低下して
いる。
次に、第1図(b)に示すように、前述の熱処理工程
において形成される熱酸化膜を除去してP型シリコン基
板1の表面を露出させた後、例えば1050乃至1250℃の温
度下で全面にN型エピタキシャル層4を成長させる。こ
のとき、約1050℃を超える高温でN型エピタキシャル層
4を成長させるため、各埋込層に注入された不純物がN
型エピタキシャル層4中に拡散する。この場合、N型埋
込層2aは前記コレクタ形成予定領域部分がその外の部分
に比して不純物濃度が高いため、前記コレクタ形成予定
領域部分がその外の部分に比してN型エピタキシャル層
4中に大きく広がる。
その後、第1図(c)に示すように、第3図(a)乃
至(c)に示す従来と同様の工程により、BiCMOS集積回
路装置を製造することができる。この場合に、本実施例
においては、リン拡散領域20、21を浅く形成しても、コ
レクタ電極10aに接続されたリン拡散領域20がN型埋込
層2aに確実に接続されている。
本実施例によれば、コレクタ領域に形成するリン拡散
領域20を比較的浅く形成しても、N型埋込層2aとリン拡
散領域20とが相互に接続されるため、コレクタ抵抗を十
分に低減することができ、バイポーラトランジスタの動
作速度を十分に高めることができる。一方、これに伴っ
て、ソース・ドレイン引出領域に形成するリン拡散領域
21も比較的浅く形成することができるので、P型埋込層
3cとリン拡散領域21とが相互に接続されることはなく、
NチャネルMOSトランジスタの耐圧が低下することを防
止できる。従って、BiCMOS集積回路装置の製造歩留りを
向上させることができる。
また、本実施例においては、マスク材24のパターンを
従来とは異なるものにするだけで、格別の工程を設ける
ことなく、上述の如く優れた効果を得ることができる。
第2図(a)乃至(c)は本発明の第2の実施例に係
るBiCMOS集積回路装置の製造方法を工程順に示す断面図
である。なお、第2図(a)乃至(c)において第1図
(a)乃至(c)及び第3図(a)乃至(c)と同一物
には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略す
る。
先ず、第2図(a)に示すように、P型シリコン基板
1の表面にN型埋込層2a,2bを選択的に形成した後に、
気相成長法によりP型シリコン基板1上に酸化膜を形成
する。次いで、前記酸化膜を選択的に除去することによ
り、コレクタ形成予定領域及び真性ベース形成予定領域
を除く部分のN型埋込層2aの直上域、N型埋込層2bの直
上域並びにP型埋込層の形成予定領域に開口部を有する
マスク材25をパターン形成する。なお、このマスク材25
は全面に前記酸化膜が若干残存している。次に、マスク
材25をマスクとして全面にP型不純物を添加することに
より、P型シリコン基板1の表面にP型埋込層3a,3b,3c
を選択的に形成する。また、N型埋込層2aのグラフトベ
ース形成予定領域部分及びN型埋込層2aにはP型不純物
が注入され、N型不純物がP型不純物により相殺される
ので、これらの部分のN型不純物の濃度は実質的に低下
する。
次に、第2図(b)に示すように、P型シリコン基板
1の表面を露出させた後、全面にN型エピタキシャル層
4を成長させる。このとき、各埋込層に注入された不純
物がN型エピタキシャル層4中に拡散する。この場合、
N型埋込層2aは前記コレクタ形成予定領域部分及び前記
真性ベース形成予定領域部分が前記グラフトベース形成
予定領域部分に比して不純物濃度が高いため、N型エピ
タシャル層4中に大きく広がる。また、N型埋込層2bは
N型不純物の濃度が低減されているため、第1の実施例
に比してN型エピタキシャル層4への広がりが小さくな
る。
その後、第2図(c)に示すように、第1の実施例と
同様にして、BiCMOS集積回路装置を製造することができ
る。
本実施例によれば、第1の実施例と同様にして、リン
拡散領域20,21を比較的浅く形成しても、N型埋込層2
とリン拡散領域20とが相互に接続されるため、バイポー
ラトランジスタの動作速度を十分に高めることができる
と共に、NチャネルMOSトランジスタの耐圧が低下する
ことを防止できる。
更に、本実施例においては、N型埋込層2aは真性ベー
ス領域14の直下域においてもN型エピタキシャル層4aの
表面に向けて大きく広がっている。このため、N型エピ
タキシャル層4aの表面濃度が高まるので、P型の真性ベ
ース領域14は従来に比して浅く形成することができる。
これにより、バイポーラトランジスタの動作速度をより
一層高めることができるという効果も奏する。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、第1導電型の第
2の埋込層を形成する際に第2導電型の第1の埋込層の
所定部分に第1導電型不純物を添加するから、前記第1
の埋込層はコレクタ形成予定領域を含む所定領域部分が
その外の部分に比してエピタキシャル層中に大きく広が
る。このため、後工程において前記エピタキシャル層の
表面に形成するコレクタ拡散領域の深さを従来に比して
浅くしても、コレクタ抵抗を十分に低減することがで
き、バイポーラトランジスタの動作速度を高めることが
できる。一方、前記コレクタ拡散領域と同時に形成すソ
ース・ドレイン引出領域も比較的浅くすることができる
ので、MOSトランジスタの耐圧が低下することを防止で
きる。これにより、BiCMOS集積回路装置の製造歩留りを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(c)は本発明の第1の実施例に係る
BiCMOS集積回路装置の製造方法を工程順に示す断面図、
第2図(a)乃至(c)は本発明の第2の実施例に係る
BiCMOS集積回路装置の製造方法を工程順に示す断面図、
第3図(a)乃至(c)は従来のBiCMOS集積回路装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。 1;P型シリコン基板、2a,2b;N型埋込層、3a,3b,3c;P型埋
込層、4,4a,4b;N型エピタキシャル層、5;P型ウエル、6;
フィールド絶縁膜、8;チャネルストッパ領域、9;酸化シ
リコン膜、10a;コレクタ電極、10b,10c;ゲート電極、10
d;ソース・ドレイン引出配線、11,12;ソース・ドレイン
領域、13;グラフトベース領域、14;真性ベース領域、1
5,23;層間絶縁膜、17;エミッタ領域、18;エミッタ電
極、19;電極、20,21;リン拡散領域、24,25;マスク材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のマスク材をマスクとして第1導電型
    の半導体基板の表面に第2導電型不純物を注入すること
    により前記半導体基板の表面のバイポーラトランジスタ
    形成予定領域に第1の埋込層を選択的に形成する工程
    と、第2のマスク材をマスクとして前記半導体基板の表
    面に第1導電型不純物を注入することにより前記半導体
    基板の表面のMOSトランジスタ形成予定領域に第2の埋
    込層を選択的に形成する工程と、全面にエピタキシャル
    層を成長させる工程とを有するBiCMOS集積回路装置の製
    造方法において、前記第2のマスク材は前記第1の埋込
    層上におけるコレクタ形成予定領域を含む所定領域を除
    く部分に開口部を有することを特徴とするBiCMOS集積回
    路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記所定領域は真性ベース形成予定領域を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のBiCMOS集積回路
    装置の製造方法。
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