JP2969797B2 - トランスポンダ - Google Patents

トランスポンダ

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JP2969797B2
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達広 松浦
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランスポンダに関し、特に遠距離用または
耐高雑音用トランスポンダに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のトランスポンダは第3図に示すように
トランスポンダ作動信号S1を受信する送受波器1と、受
信した信号を増幅する前置増幅回路2と、受信信号S2を
入力する中心周波数f1の帯域ろ波器6′と、帯域ろ波器
6′の出力信号S5′の包絡線を検出する包絡線検波回路
7と、包絡線検波出力信号S6′から送信駆動信号S7を生
成する波形整形回路8と、送受波器1からトランスポン
ダ応答信号S8を送信する送信信号発生回路9で構成され
ている。
前置増幅回路2に増幅されたトランスポンダ作動信号
S2は第4図(a)の周波数特性を有し、帯域幅Bw,中心
周波数f0の帯域ろ波器6′を通過することにより、第4
図(b)の周波数特性となる。帯域ろ波器出力信号S5′
の包絡線を検波すると、第4図(c)の振幅特性の信号
S6′となり、この波形を整形して送信信号発生回路9を
駆動させる第4図(d)の送信駆動信号S7を生成し、ト
ランスポンダ応答信号S8を海中に送信する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このようなトランスポンダにおいては、周
波数f0の包絡線を第4図(c)の通りに検波するために
は、帯域ろ波器出力信号S5′の信号対雑音比(S/N比)
が回路固有のS/N設定値以上である必要があり、トラン
スポンダの応答距離を長くするためには信号f0のレベル
低下分に見合う雑音レベルの低減が必要となる。雑音レ
ベルは(1)式で表され、雑音レベルを低減させるため
には帯域ろ波器6′の帯域幅Bwを狭くする必要がある。
NL=NSL+10log B …(1) NL:雑音レベル(dB) NSL:周波数f0におけるノイズスペクトルレベル(dB
re 1μbar) Bw:帯域ろ波器通過帯域幅(H8) このため、従来のトランスポンダでは、雑音レベルを
低減するためには、帯域ろ波器6′に非常に狭い帯域の
ものを使用しなければならない。
ところが、帯域幅を狭くするほど帯域ろ波器自体の大
きさが大きくなり、自己放射雑音の大きな水中航走体に
設置するトランスポンダや遠距離用の海底設置型トラン
スポンダ等のように、小型で遠距離用および耐高雑音用
のトランスポンダを実現することが困難になるという問
題がある。
本発明の目的は、狭い帯域幅の帯域ろ波器を用いるこ
となく雑音レベルの低減を可能にし、小型でかつ耐高雑
音用のトランスポンダを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のトランスポンダは、トランスポンダ作動信号
を帯域ろ波する帯域ろ波器の前段に、トランスポンダ作
動信号の周波数を逓倍する周波数逓倍回路を配設してい
る。
また、周波数逓倍した信号を周波数変換する発振器お
よび混合器を備え、周波数変換された信号の中心周波数
をトランスポンダ作動信号の中心周波数に一致させるこ
とが好ましい。
〔作用〕
本発明によれば、信号の周波数を逓倍したことによ
り、帯域幅Bwの帯域ろ波器を見掛け上Bw/周波数逓倍比
の帯域幅の帯域ろ波器とすることができ、帯域ろ波器を
大きくすることなく入力雑音レベルが低減できる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。同図
において、1はトランスポンダ作動信号S1を受信する送
受波器、2は受信した信号を増幅する前置増幅回路、3
は周波数を所要倍数、ここでは100倍に逓倍する周波数
逓倍回路、4は発振回路、5は前記周波数逓倍回路3と
発振回路4の各出力を混合する混合回路である。また、
6は中心周波数100f0−f1(Hz),帯域幅Bwの帯域ろ波
器、7は帯域ろ波器6の出力信号の包絡線を検出する包
絡線検波回路、9は包絡線検波回路の出力信号から送信
駆動信号を生成する波形整形回路、9は送受波器1から
トランスポンダ応答信号を送信する送信信号発生回路で
ある。
この構成のトランスポンダの動作を第2図(a)ない
し(f)の波形図とともに説明する。
周波数f0のトランスポンダ作動信号S1は送受波器1で
受信され前置増幅回路3で増幅されて第2図(a)の受
信信号S2とされる。この受信信号S2は周波数逓倍回路3
で100倍に逓倍され、第3図(b)の周波数特性とな
る。100倍逓倍御の受信信号S3は発振回路4で発生され
た周波数f1の信号と混合回路5と混合され、和と差の周
波数成分が生成されて第2図(c)の周波数特性の信号
S4とされる。この信号S4は帯域ろ波器6により、第2図
(d)の中心周波数100f0−f1(Hz),帯域幅Bwの帯域
ろ波器出力信号S5となる。
なお、混合回路5の周波数f1を適切に設定すること
で、この例では混合された差の周波数100f0−f1の周波
数を逓倍前のトランスポンダ作動信号S1の中心周波数f0
に一致させることができ、これにより帯域ろ波器6を従
来の帯域ろ波器6′と同一のものが使用できる。
この信号S5を包絡線検波回路7で検波して第2図
(e)の振幅特性の信号S6が得られ、これを波形整形回
路8で整形することで、第2図(f)の送信駆動信号S7
が得られる。その上で、この送信駆動信号S7で送信信号
発生回路9を駆動し、トランスポンダ応答信号S8を海中
に送信する。
したがって、この動作においては、受信信号を帯域ろ
波器6を通したときには、この受信信号は前段の周波数
逓倍回路3によって100倍に逓倍されているため、第4
図(b)と同じ帯域幅Bwでフィルタリングしても、見掛
け上は逓倍前の受信信号S2を帯域幅Bw/100でフィルタリ
ングしたことと同じとなる。これにより、前記(1)式
から求められる雑音レベルは−20dB(10 log(1/10
0))低減されたことになる。したがって、従来のトラ
ンスポンダと信号検出のためのS/N比が同じである場
合、本発明によるトランスポンダは耐雑音性能が20dB向
上、またはトランスポンダ作動信号が現時点から20dB低
下する距離までトランスポンダを遠ざけることができる
ことになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、トランスポンダ作動信
号を帯域ろ波する帯域ろ波器の前段に、トランスポンダ
作動信号の周波数を逓倍する周波数逓倍回路を配設して
いるので、帯域幅Bwの帯域ろ波器は見掛け上Bw/周波数
逓倍比の帯域幅の帯域ろ波器となり、帯域ろ波器を大き
くすることなく入力雑音レベルを低減できる効果を有す
る。この場合、周波数逓倍数を変えることにより、入力
雑音レベルの低減量を決めることができる。
また、信号を周波数変換してその中心周波数をトラン
スポンダ作動信号の中心周波数に一致させることで、従
来と同じ帯域ろ波器が使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトランスポンダの一実施例のブロック
図、第2図(a)ないし(f)は第1図の各部の信号の
波形図、第3図は従来のトランスポンダの一例のブロッ
ク図、第4図(a)ないし(d)は第3図の各部の信号
の波形図である。 1……送受波器、2……前置増幅回路、3……周波数逓
倍回路、4……発振回路、5……混合回路、6,6′……
帯域ろ波器、7……包絡線検波回路、8……波形整形回
路、9……送信信号発生回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスポンダ作動信号を帯域ろ波し、か
    つ包絡線検波および波形整形して送信駆動信号を生成
    し、この送信駆動信号に基づいてトランスポンダ応答信
    号を送信するようにしたトランスポンダにおいて、前記
    トランスポンダ作動信号の周波数を逓倍する周波数逓倍
    回路を前記帯域ろ波器の前段に配設したことを特徴とす
    るトランスポンダ。
  2. 【請求項2】前記周波数逓倍した信号を周波数変換する
    発振器および混合器を備え、周波数変換された信号の中
    心周波数をトランスポンダ作動信号の中心周波数に一致
    させてなる特許請求の範囲第1項記載のトランスポン
    ダ。
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